1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 17:32:08 ID:rO/LSlpA
客「えっ」

探偵「あ、お客さん?どうもどうも。」

助手「マリ◯カート中だったんで」

客「はぁ……」

探偵「まあまあ座って」 


2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 17:38:41 ID:rO/LSlpA
探偵「えー、ようそこ」

助手「ようこそですよ。すいませんいつもこんなんで」

探偵「ああ……そうだったような……」

客「いつもそんなんだったら困らないですか」

探偵「で、なにか?」

客「ああ、そうですね;…」 

3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 17:40:49 ID:rO/LSlpA
客「あのー……弟が……」

探偵「ほうほう」

客「……拉致られまして……」

助手「あー……あ?」

客「やっぱりそうなりますよね……」

探偵「……えー……っと、拉致された、と」

客「はい」

助手「誰にされたんですか」 

4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 17:43:37 ID:rO/LSlpA
客「暴力団に……」

探偵「……ぼうりょくだん?」

助手「どこのバンドっすか」

客「いや氣志團とかそんなんじゃなくて……」

探偵「え?ガチの暴力団?」

客「……」コク

探偵「警察行けよ」

客「もう警察はたくさんです!」

助手「前科でもあるんすか!」 

6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 17:46:31 ID:rO/LSlpA
探偵「いやいやいやいやいや無理だもんだって暴力団だよ?」ヒソヒソ

助手「どうします?」ヒソヒソ

探偵「最近お金なかったし……」ヒソヒソ

助手「軍服待ちます?」ヒソヒソ

探偵「よし」

探偵「ところで牛の胃袋って何個あると思います?」

客「へ?」 

7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 17:47:47 ID:rO/LSlpA
探偵「あれ四個あるらしいっすよ。驚きですね」

客「はぁ……」

助手「そろそろ……」

カ゛チャ

探偵「きたか!」 

8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 17:50:23 ID:rO/LSlpA
「すいませーん」トントン

探偵「はいってまーす……ってあんたかよ」

女「悪かったな。軍服さんいないの?」

助手「サバゲー中だね」

女「……ん?仕事中?珍しいね」

客「あ、あの……誰ですか?」

探偵「15人目のお客さん。ストーカー事件解決した。」

女「仕事したのパジャマと軍服さんだけだろ。」

探偵「へいへい」 

10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 18:01:56 ID:f1jqFjnk
支援
今回はちょっとでいいから探偵と助手にも見せ場を… 

11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 21:24:36 ID:rO/LSlpA
探偵「あ、そうだ助けてくださいよ。ぼーりょくだんに弟拉致られたらしいんすよ」

女「警察は?」

助手「もういやなんだって」

カ゛チャ

軍服「失礼します」

女「この人だけまともだから」

客「はぁ…」 

12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 21:26:48 ID:rO/LSlpA
軍服「おや女さん。お客さんですか?」

客「はい」

軍服「何分前に来ました?」

客「5分くらいですかね……」

軍服「申し訳ございません。バカなコントでもやっていたのでしょう」

客「な、なんでわかるんですか……」

女「だいたいいつもそうだから」

客「なるほど……」 

13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 21:30:30 ID:rO/LSlpA
探偵「この人の依頼が、暴力団に拉致られた弟救ってほしいんだって。
   冗談じゃないよね。どこのSSも主役が強いと思ったら大間違いなんだよ。」

助手「全くですよ」

女「お前らマジでクズだよな」

客「す、すいません……他当たります…」

軍服「まあまあ、ここに来たのも何かの縁。ここに頼みませんか」

客「でも……」

女「この人と、あと子供がいるから任せておきなさい」

客「あ、ありがとうございます!」

探偵「マジかよー」 

14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 21:34:12 ID:rO/LSlpA
客「って、こ、子供?いませんよ?」

女「おい、パジャマは?」

助手「なんか知り合いと麻雀するって二等兵連れていきましたよ」

客「二等兵?」

女「元私の同僚。なぜか突然辞表出してここで働いてるの」

探偵「あ、やべ。そろそろてーきゅう始まるじゃん」

助手「先生!すいません!先週のやつミスって録画できてませんでした!」

探偵「マジかー……あ、始まった」

客「………」

軍服「すいません、いつものことで」 

15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 21:38:00 ID:rO/LSlpA
軍服「おおかたどこへ行ったかは見当がついてます。会わせましょうか」

女「いやいや、初対面で自己紹介なんかさせたらダメでしょ。あの無口に」

客「あ、あの、会ってみたいんですけど……」

軍服「……まともに話が出来なくても、それは決してあなたのせいではありません。これだけ言っておきます」

客「え?あ…はい」

女「私も行くわ。パジャマが遊びに行くなんて中々無いし。どこか知っておきたいし」

探偵「なんだ、働く気満々じゃないですか」

女「働くか!ボケ!」 

16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 21:41:48 ID:rO/LSlpA
警察署

二等兵「リーチです」
警官「マジか」
警官2「追いかけてきたな」

軍服「どーもー」

警官「やぁ、久しぶりー。また違法改造してないだろーなー?」

軍服「いえ、もう懲りました。」

警官2「だと助かるね!」ケタケタ

客「あ、あの、パジャマさんっていうのは……?」

女「あの、東側に座ってる奴。ほら」

パジャマ「…………」 

17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 21:44:54 ID:rO/LSlpA
軍服「パジャマ殿。依頼が来ましたんで、依頼主連れてきました」

パジャマ「……………」シ゛ロ

客「!?」ヒ゛クッ

女「ほら、ビビらないビビらない」

客「は、はい……」

警官「はい」カチッ

パジャマ「それ。ロン」

警官「うわー!やられたわ!」

警官2「満貫かよ」

二等兵「8200点ですか」

客「あ、あの……」 

18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 21:49:29 ID:rO/LSlpA
パジャマ「………ぼく、パジャマ。よろしくね」スッ

客「ひっ!」

女「ほらほら、握手」

客「ど、どうも……」ト゛キト゛キ

パジャマ「………」

警官「ほら牌混ぜたぞー。二局目」

パジャマ「………」スッ

客「あ……」

二等兵「中尉、あと二局終わったら帰還いたします」ヒ゛シッ

軍服「了解」

女「ささ、帰ろうか」

客「は、はい……」 

19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 21:52:08 ID:rO/LSlpA
女「まさか警察署とはねー。びっくりだよ。」

軍服「我々も顔見知りが多いですから。」

女「でもなんか、警官さん達、軍服さんのことも知ってるみたいだけど……」

軍服「ああ、二等兵以外みんな前科があるもので」

女「へー………は?」

客「ど、どういうことですか?」

軍服「どういうこともなにも、そのままですよ」 

20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 21:58:41 ID:rO/LSlpA
女「え、誰が何を!?」

軍服「そうですね。探偵さんが傷害、助手さんは無銭飲食、パジャマさんはハッキング、
   自分はエアガン・ガスガンの違法改造です。」

女「助手とパジャマと軍服さんは納得できますけど……探偵のバカは?」

軍服「そうですね。依頼人が探偵業に依頼したのがバレて、依頼主がストーカーの奴に襲われたので、
   つい本気で殺し合いをしてしまい、ギリギリで傷害止まりです。下手すりゃあれ、殺人未遂ですよ」

女「ふーん……あいつも仕事してた時があったんだ……」

客「な、なんかかっこいいですね……」

女「そうか……?」 

21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 22:02:16 ID:rO/LSlpA
客「……あの、言いづらいんですけど」

軍服「なんでしょう」

客「家がですね。弟が拉致られたときに一緒に占拠されちゃったんで、帰れないんですよ。
  泊めてくれません?」

軍服「……探偵さんにかけあってみましょうか」

女「私もそろそろ帰るわー」

軍服「お疲れさまでした。お土産、ありがとうございます」

女「なんのなんのー。軍服さんとパジャマで食べてください」

軍服「はい。では」 

23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 23:18:32 ID:rO/LSlpA
探偵「あ?泊めてほしい?」

軍服「はい。占拠されたらしいので」

客「す、すいません…」

探偵「……まぁいいよ。二等兵と同じ部屋になるよ」

助手「いいんすか」

探偵「今更一人来たところでどうでもいいし」

軍服「良かったですね」

客「は、はい……」 

25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 23:21:50 ID:rO/LSlpA
客「わ、私はもう寝ますので……」

探偵「おやすみー」
助手「はいはいー」
二等兵「ごゆっくり」
パジャマ「……おやすみ」

軍服「自分も帰ります」

探偵「お疲れ」

助手「いい夢見ろよ」

探偵「さーて……」 

26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 23:27:15 ID:rO/LSlpA
探偵「アニメみっかー」

助手「録りためたやつ何見ます?」

探偵「あ、WOW◯Wでひぐらしの一期やっとった」

助手「ありますあります」

探偵「みよみよ」

軍服「……はぁ」 

27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 23:35:28 ID:rO/LSlpA
パジャマ「……」カタカタ

【麻雀全国大会ネット部門】

パジャマ「……………♪」カタカタカタ

パジャマ「良し……テンパi」

\ロン!/

パジャマ「………」イラ

パジャマ「………………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ 

28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 23:45:10 ID:rO/LSlpA
探偵「おい、これCMカットしてDVDにダビングしておこうぜ」

助手「そっすね。おーい、パジャマー」カ゛チャ

パジャマ「……………」カ゛カ゛カ゛カ゛

助手「せ、先生。キーボードがCOSMOを燃焼する勢いで打たれ続けて可哀想になってます!」

探偵「パジャマがここまで熱くなることと言ったら……麻雀か……ハッキングを阻止されたか……」

助手「先生!画面見たらパジャマが麻雀で勝ちまくってます!」

探偵「やっぱりか……」

助手「……見たことないっすよこんな目……」

パジャマ「…………何」

探偵「いやいや、なんでもない。頑張れよ」

パジャマ「………うん」カタカタカタカタ

探偵「助手、後だ」

助手「はいっす」 

29 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 23:47:22 ID:rO/LSlpA
隣の部屋

二等兵「……ん、なんか騒がしいな」

客「Zzz……」

二等兵「……やめておこう。起こしたら悪い」

二等兵「……Zzz」 

30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 23:51:33 ID:rO/LSlpA
パジャマ「くそぅ……くそぅ……」

探偵「どうだった?」

パジャマ「どうして……くっそう……あいつ……」

助手「先生、目が坐ってます」

探偵「よっぽどだな……そっとしてあげよ」

助手「そ、そうっすね……もう寝ますか……」

パジャマ「くっそう……………」フ゛ツフ゛ツ 

31 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/20(火) 23:57:17 ID:rO/LSlpA
軍服「Zzz……」
prrrrrr

軍服『ふぁいもしもし……』

パジャマ『…………天誅』

軍服『パジャマ殿……?今何時だと……』

パジャマ『いいから』

軍服『……はぁ』

パジャマ『話は明日。来て』フ゛ツッ

軍服「ふぁぁ……なんだろうか……Zzz」 

32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/21(水) 00:13:50 ID:m.JXPeNA

パジャマ「………決起の時、来たり」

軍服「何を言ってるんですか」

パジャマ「………この前、麻雀全国大会ネット部門があった」

軍服「ああ、やりましたね」

パジャマ「それ、準優勝だった」

軍服「そうだったんですか。おめでとうございます」

パジャマ「………初めての準優勝。ネット部門で4年連続で優勝だったのに」

パジャマ「………………悔しい」

パジャマ「勝つ。絶対」

軍服「しかし、負けは負けですよ?」

パジャマ「勝つったら、勝つ」 

33 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/21(水) 00:24:11 ID:m.JXPeNA
軍服「と、言いますと」

パジャマ「直接優勝した人の住所行って、勝負してもらう」

軍服「……また個別IDからハッキングですか。またパクられますよ」

パジャマ「それでも、構わない」

パジャマ「……勝つから」 

34 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/21(水) 00:54:42 ID:m.JXPeNA
軍服「しかし自分はサバゲーがあります。連れて行くなら二等兵にしてください。」

パジャマ「……そう」

軍服「では、行ってきます」

パジャマ「………むぅ」
_______________

探偵「おはよーおはよー」

助手「そこにいるの?」

二等兵「まむしーまむしー」

探偵「夢があるの!はい!」

客「なにやってるんですか」

探偵「朝の挨拶です。」

二等兵「完全にこれミルキィホームズのOPじゃないですか……」 

35 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/21(水) 00:56:30 ID:m.JXPeNA
パジャマ「…………」カ゛チャ

探偵「お、こんな早く。どうしたんだ?」

パジャマ「……………」スッ

助手「………なんかエライ気合いはいってますね」

探偵「まぁあいつのやることだ気にしない気にしない」

客「で、どうやって助けてくれるんですか?」

探偵「…………へ?」

助手「………え?」 

36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/21(水) 00:58:15 ID:m.JXPeNA
探偵「………まぁなんとかなるだろ」

助手「そうっすね」

客「え?」

探偵「なんでもかんでもいつのまにかなんとかなってたからなー」

助手「事件簿を振り返ってもそうですもんねー」

探偵「まぁ任せてください」

助手「うんうん」

客「はぁ……」 

38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/21(水) 23:09:32 ID:m.JXPeNA
探偵「メシ食おうぜメシ。パジャマ呼べ」

助手「うぃす」

パジャマ「…………」スッ

探偵「はいせーの」

探偵&助手&パジャマ&客「いただきまーす」

探偵「それで、いつまで居座る気ですか?」

客「えっ」 

39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/21(水) 23:18:47 ID:m.JXPeNA
客「いや……解決してくれるまで……」

探偵「えー」

助手「面倒な」

パジャマ「仕方ない」

客「仕事しますよね?一応聞きますけど」

探偵「あ?ああ、うん。たぶん」

助手「軍服あたりが解決してくれるでしょね」 

40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/21(水) 23:25:20 ID:m.JXPeNA
探偵「軍服は………サバゲー?」

パジャマ「……そう」

助手「当たり」

探偵「あ、聞いてなかったけどなんで弟が拉致られたの?」

客「あ、言ってなかったですね。あのー私のうち、結構借金あってですね。
  闇金とか、そっちの方に流れていっちゃったんです。そんで暴力団の人とかに色々されて挙げ句拉致られました」

探偵「………それ朝飯食ってる場合じゃないんじゃ……」

客「それもそうですね」 

41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/21(水) 23:28:55 ID:m.JXPeNA
客「助けてください」

探偵「つってもなー」

助手「手段が……ねぇ?」

二等兵「武闘派が軍服さんしかいないですしね」

パジャマ「……無理あるよね」

探偵「無理です」

客「でも、なんとかしてくれるんですよね?」

助手「うん。たぶん」

探偵「でも長く居座われるのも嫌だし早めにやるつもり」

客「じゃなきゃ困ります……」 

42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/21(水) 23:39:06 ID:m.JXPeNA
軍服「ただいま帰還いたしました」

探偵「あれー?どうしたのよまだ10時よ?」

軍服「小隊の集まりが悪かったもので」

助手「そう。残念だねー」

パジャマ「…………」クイクイ

軍服「はい?」
二等兵「?」 

43 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/21(水) 23:48:40 ID:m.JXPeNA
軍服「なんでしょう」

二等兵「同じく」

パジャマ「……お客さんがいつまでもここにいるのは困る」

軍服「それはそうでしょうな」

パジャマ「なんかボクの部屋勝手に漁るし」

二等兵「それは嫌ですね」

パジャマ「………ボク達だけで早めに解決する」

軍服「……はい」
二等兵「御意です」

パジャマ「……作戦を伝える」 

44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/21(水) 23:57:22 ID:m.JXPeNA
パジャマ「方法は二つある。
お客さんから住所を聞く→占拠してる奴から大元の場所を聞く→大元を制圧」

軍服「直接的ですね」

パジャマ「もう一つは
住所を聞く→大元の場所に行くまで張り込む→大元の場所を気づかれないよう制圧
っていうの」

二等兵「リスクはあまり無いように見えますけど、バレたらダメじゃないですか」

軍服「全部そうだろ」 

45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 00:00:53 ID:SIk1jYLY
パジャマ「……ボクとしては後者にしたい」

軍服「じゃ、それでいきましょう。」

二等兵「異議無しです」

パジャマ「……まず住所聞こうか」

軍服「そうしましょう」 

46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 00:06:40 ID:SIk1jYLY
軍服「えーっと、お客さん。占拠された家を教えてくれますか?」

探偵「行く気かよ。マジで?」

軍服「あなたたちはこれでも見ててください」

探偵「うぇーいメルルだー」

助手「見ましょう」

軍服「で、どこですか?」

客「ああ、はい。えっと……」


軍服「はい。ありがとうございます。では」カ゛タ 

47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 00:09:56 ID:SIk1jYLY
軍服「聞いてきました。」

パジャマ「………なるほど」カタカタカタ

パジャマ「…………あれ」ヒ゜タッ

二等兵「……どうかしましたか?」

パジャマ「………いや、なんでもない。間取りの設計図もあったから調べた」

軍服「流石ですね」

二等兵「どうやって……」 

48 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 00:14:05 ID:SIk1jYLY
パジャマ「………ここ、地下室がある。たぶんここ」

軍服「地下室ときましたか……」

二等兵「相当深入りしないといけませんね……」

パジャマ「さてどうする」

二等兵「やっぱ、人が少なくなったときとかに入るとか」

軍服「……張り込むか」 

49 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 00:22:21 ID:SIk1jYLY
軍服「自分は用がありますので、行ってきます。行くぞ」

二等兵「は、はい」

パジャマ「……はいこれ」

軍服「なんですか?」

パジャマ「カメラ。中継できる」

軍服「なるほど、昼は自分たち、夜はパジャマ殿が……」

二等兵「大変ですねぇ」

軍服「行ってきます!」

パジャマ「………」ハ゜タハ゜タ 

50 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 00:28:15 ID:SIk1jYLY

軍服「……ここか」

二等兵「なんかおぞましいですね」

軍服「お前はここで張り込んでろ。カメラ設置してくる」

二等兵「はい!」

軍服「うるせー。静かにしてろ」

二等兵「はい……」 

51 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 00:58:11 ID:SIk1jYLY
PM:8時

二等兵「ふぁぁ……」

軍服「目を瞑るな。見続けることが大事だ」

二等兵「す、すいません」

軍服「全く………」お、出て行くぞ」

二等兵「ほ、本当ですね!」

カ゛チャ
ソ゛ロソ゛ロ

「ラーメン食べたいなー」
「万豚記行くか」
「そうしよう」

軍服「……潜入だ」

二等兵「はい!」 

52 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 17:30:00 ID:SIk1jYLY
軍服「なかなかいいとこだな」

二等兵「人居ますかね……残ってたら聞き出すんですよね?」

軍服「ああ。そうだ。お前も探偵事務所で働いて二ヶ月経つ。エアガンの使い方は
覚えただろう」

二等兵「は、はい」

軍服「準備しておけ」 

53 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 17:34:43 ID:SIk1jYLY
軍服「こっちは二人だ。一緒に行動しなければお前もやられかねん」

二等兵「そ、そうですね……」

軍服「寝室とか居そうな場所を当たっていくぞ」

二等兵「はい!」

寝室

軍服「…………」カ゛チャ

軍服「……いない、か……」

二等兵「風呂場はどうでしょうか」

軍服「ああ、そうだな」 

54 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 17:37:39 ID:SIk1jYLY
二等兵「……いませんね」

軍服「もぬけの空のようだな」

カ゛チャ

手下「やっべー。財布忘れたわ」

手下2「お前そんなんだから同窓会呼ばれないんだよ」

手下3「ていうか気づいて無いだけじゃね」



軍服「……3人、か」

二等兵「どうしましょう…アワワワワ」カ゛クカ゛ク 

55 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 17:46:03 ID:SIk1jYLY
軍服「いいか、バラバラになったら一人づつバレないように殺るぞ」

二等兵「中尉、殺っちゃダメです」

軍服「トイレとかに行ったら声をあげさせないように、だからな。エアガンとガスガン入れとけ」カ゛チャン

二等兵「は、はい」カチャッ


手下「ちょっと、行く前にトイレ行っとくわ」

手下2「うぃーっす」

手下3「腹減ったよー」 

56 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 17:48:32 ID:SIk1jYLY
手下「ふぃー」シ゛ャー

軍服「………」クイ

二等兵「……ッ」ハ゜ン

手下「いっ………」ト゛サ

軍服「ナイス。改造しといて良かったが、なかなか良い射撃だった」

二等兵「あ、ありがとうございます」

軍服「寝室に運ぶぞ」

二等兵「は、はい」

手下「………」ク゛テ゛ン 

57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 17:51:51 ID:SIk1jYLY
手下2「あ、汗かいてんだった。風呂入っていい?」

手下3「ああ、そうだな。俺テレビ見てるわ。トイレなげーなあいつ」

手下2「下痢気味なんじゃない?」

手下3「そりゃ長いな」ヒ゜ッ

シ゛ャー

二等兵「……風呂みたいですね」

軍服「悪いけど後ろから撃たせてもらうか。消音機貸して。自分のは強力なやつだ」

二等兵「は、はいっ」

軍服「じゃ……行くか」

二等兵「……はい」 

58 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 17:58:03 ID:SIk1jYLY
軍服「………」
カ゛ラッ

手下2「ん?」

軍服「…………ふっ!」ハ゜スン

手下2「うぇっ…………」ハ゛スッ

二等兵「お、おお………!」

軍服「これぞ自分が一番可愛がっている武器、Dイーグル50AE-Mだ」

二等兵「……可哀想ですし、拭いてあげてから運びますか?」

軍服「………そうだな」フキフキ 

60 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 21:31:18 ID:SIk1jYLY
手下3「………遅いな」

手下3「おーい、のぼせてんじゃねーだろーなー?」カ゛ララ

手下3「………いないな?どこ?」

軍服「両手を上げろ」カチャッ
二等兵「同じく」スチャッ

手下3「だ、誰だテメェら。どっから…」

軍服「黙れ。お前ら暴力団の組員だろ?」

手下3「そ、そうだ」

二等兵「本拠地、教えてもらおうか」

手下3「な、なんだと!」 

61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 21:35:35 ID:SIk1jYLY
手下3「ふざけんなよ、誰が教えるか」

軍服「お前らの仲間その1その2は縛って屋根の上に置いてある(全裸)。
逆らったらお仲間が死ぬよ」

手下3「お、お前らどっかの回し者か?」

二等兵「………どうでしょうか」

軍服「違うね。いいから吐けよ。さっさと言わないとお前も熱湯ぶっかけるぞ」

手下3「ま、待ってくれ!教える!教えるから!」

二等兵「……よし。」シュルシュル

手下3「な、何を……」 

62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 21:40:51 ID:SIk1jYLY
軍服「何って……縛ってんだけど。全身縛られるよりゃいいだろ」

二等兵「もちろん嘘とか言ったら……ねぇ?」ニヤ

軍服「ああ。」ニヤ

手下3「な、なにすんだよ」

軍服「丁度知り合いに警察もいるし、『全裸でローション体に塗りたくって道路滑ってた』
って言って突き出すか」

手下3「う、うわああああああ!」

二等兵「いいからさっさと言ってくださいよぉ」カチャッ

手下3「わ、わかった!言う!言うよ!」

軍服「……よろしい。言え」カチャ 

63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 21:44:19 ID:SIk1jYLY
軍服『ああ、パジャマ殿。住所が割れました』

パジャマ『……そう。』

軍服『捕虜はどうしましょう』

パジャマ『警官達に連絡しておく。最寄りの交番に置いといて』

軍服『御意』

二等兵「どうでした?」

軍服「最寄りの交番行って突き出すぞ」

手下123「そんな!」

軍服「安心しろ。普通に突き出す」

二等兵「突き出すんじゃないですか」 

64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 21:49:22 ID:SIk1jYLY
警官「ご強力、感謝します」

軍服「いえいえ」

二等兵(なぜ普通に笑顔でいられるのか……この人怖い)

軍服「さて、さっさと事務所に帰って報告しよう」

二等兵「……それもそうですね。行きましょう」

軍服「まぁ、おかげでさらに改造した愛機の威力も試し撃ち出来た。良かった」

二等兵(試し撃ちを人体でやろうと考えるとは……やっぱり怖い) 

65 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 21:52:32 ID:SIk1jYLY
探偵「あ、おかえり~。まどマギのDVD見てたんだけど3巻どっかに無い?」

軍服「申し訳ございません。友人に貸しました」

探偵「マジかよーおい」

助手「さやかの魔女化シーン無いとかどうなんすか」

軍服「どうせ10話でもう一回なりますしいいじゃないですか」

探偵「お前バカあの名シーンが見れないんだぞ?はぁ」

軍服「すいません」

客(ゆるいなぁ……) 

66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 21:56:11 ID:SIk1jYLY
軍服「パジャマ殿、住所が割れました」

パジャマ「……言って」

軍服「ええっとー……ここから駅で行って……」

パジャマ「……そう。」

軍服「心当たりが?」

パジャマ「………ビンゴ」カタカタ

二等兵「な、何がですか?」

パジャマ「…………うふふ」 

67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 21:58:58 ID:SIk1jYLY
パジャマ「……それで、いつ突撃するの」

軍服「……そうですね。明日はサバゲーも休みます。夕方頃行きますか。お客さんに不安感持たれないために」

パジャマ「……そう。」

パジャマ「それ、ボクも行くから」

軍服「!?なぜ?」

パジャマ「………勝つったら、勝つ」

二等兵「……へ?」 

68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 22:01:33 ID:SIk1jYLY
軍服「……なるほど」

二等兵「……え!?何がですか!?」

軍服「まぁ明日話してもいいでしょう」

パジャマ「……そうだね。今日は帰ったらいい」

軍服「そうですね。自分はこれで失礼します」カ゛チャ

探偵「お疲れー」

助手「お疲れでーす」 

69 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 22:03:56 ID:SIk1jYLY
助手「!先生!今日の金曜ロードショーがエヴァです!」

探偵「予約は!」

助手「してません!」

探偵「今からでも間に合う!録画予約しとけ!」

助手「はい!」

客「え、えっと、もう寝てていいですか……」

パジャマ「……そうしたらいい」スッ

客「ひっ!そ、そうします!では!」カ゛チャ

パジャマ「………」 

70 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/22(木) 22:09:08 ID:SIk1jYLY
探偵「いやー良かったな……」

助手「映画も見ておきたいですね」

探偵「見に行くか」

助手「そうしましょう」

パジャマ「Zzz……」

探偵「おっと、もう寝るか」

助手「そうすね!明日は何して遊びますか!」

探偵「久しぶりに警察署行って麻雀しようぜ」

助手「打つの久しぶりっすから、先に雀荘行ってから警察署行きますか!」

探偵「そうだな!」

助手「寝ましょう!」

探偵「そうだな!」

助手「でも全然元気っす!」

探偵「俺も!」 


72 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 00:52:02 ID:Cn1Z986M
夕方

軍服「……パジャマ殿、そろそろ」

パジャマ「そうだね」

二等兵「ええ」

軍服「探偵さん、自分達は映画見に行ってきます」

パジャマ「うん」

探偵「行ってらっしゃーい」

助手「はーい」 

73 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 01:03:12 ID:Cn1Z986M
パジャマ「…………」

二等兵「……なんで麻雀セット持ってんですか?」

軍服「勝つったら、勝つんですよ」

パジャマ「……そう」

軍服「……そろそろ着きますよ」

二等兵「は、はい!」 

74 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 01:06:27 ID:Cn1Z986M
二等兵「………」

軍服「着きましたよ」

パジャマ「うん」

二等兵「どうみてもこれ……ぼ、暴力団の事務所……」

軍服「そうですけど?」

パジャマ「突撃するよ」

二等兵「だ、大丈夫ですかね……」 

75 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 01:19:20 ID:Cn1Z986M
軍服「失礼しまーす」カ゛チャ

パジャマ「勝負しにきましたー」

組員「ああ?」

組長「……誰だてめぇら」

軍服「客さんの弟拉致ってますよね?返してください」

組長「そりゃあならねぇ。誰だか知らんけど担保として預かってんだ。返すわけにはいかねぇ」

パジャマ「……組長さん、来て」

組長「……なんだガキ。」

パジャマ「……麻雀勝負してよ。」

組長「……!お前、まさか……」

パジャマ「……知ってるよ」 

76 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 01:31:56 ID:Cn1Z986M
パジャマ「だから、麻雀勝負してよ」

組長「………何が望みだ」

パジャマ「………借金のチャラと、弟」

組長「こっちが勝ったら、どうする。ただじゃすまさんぞ」

パジャマ「……そしたら、コンクリ詰めでもなんでもすればいい」

組長「……よっしゃ。わかったわ。交渉成立だ」

パジャマ「………勝つったら、勝つ」 

77 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 01:35:28 ID:Cn1Z986M
組長「おい、麻雀やるぞ。誰か来い」

組員「へ、へい!」

組長「2対2でいいんだな?」

パジャマ「うん」

組長「そうだったらそっちも一人選べや」

パジャマ「……」スッ

二等兵「……へ?俺ですか?」

パジャマ「…………」コクコク 

78 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 01:39:33 ID:Cn1Z986M
軍服(一体どんな交渉を……)

パジャマ「………ボクの次に、強い。入る」

二等兵「……わかりました」

組長「おう。決まったかいな」

パジャマ「……相手にとって、不足無し」

組長「じゃ、はじめようか」 

79 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 01:47:42 ID:Cn1Z986M
組長「親は……ガキか」

パジャマ「………」

組長「さて、始めだ」
シ゜ャッ
___________________________
二等兵「それ、チーです」
__________________________
パジャマ「………流局。ボクだけテンパイ。+3000点」
___________________________
組長「ロンだ、ガキ。満貫で8200点」

パジャマ「…………」
___________________________

二等兵「ツモです。一発、平和で2100点」

組員「チッ」
___________________________ 

80 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 01:51:51 ID:Cn1Z986M
組長「……最終局だ。俺が38,000点」

パジャマ「ボクが32,000点」

二等兵「俺が2,700点」

組員「俺は700点」

組長「僅差……ってやつか。まぁいい。一局だけだ。勝ったら……わかってんだろうな」

パジャマ「もちろん」ニヤ

カラン、コロコロコロ……

組長「親は……ガキか」 

81 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 02:00:30 ID:Cn1Z986M
パジャマ「……………」ハ゜チ

組員「ポン」カチカチ

組長(………テンパイだ。これでドラ3かドラ6が出れば、俺の勝ちだ)

組長「リーチ!」

パジャマ「ロン」

組長「えっ……」 

82 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 02:11:22 ID:Cn1Z986M
組長(頼む頼む……点数が低めで……)

パジャマ「字一色四暗刻で、大四喜。九万六千点」

パジャマ「………リーチがなんですって、組長さん」

組長「…………!!」

パジャマ「……………じゃ、ボク達は勝ちましたよ。麻雀全国大会ネット部門優勝の、
『くみちょー♪♪♪』さん」ニタニタ

組長「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」 

83 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 02:16:35 ID:Cn1Z986M
組長「うあ……ああ……」カ゛ク

組員「組長!」
組員2「大丈夫ですか組長!」

パジャマ「……弟、どこ?」

組長「……………」フ゜ルフ゜ル

軍服「あの部屋か」

二等兵「あ、はい!」

カ゛チャ

弟「ぐっ……誰、あんた……」

軍服「助けにきました」 

84 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 02:20:55 ID:Cn1Z986M
弟「本当か……ありがとう……」

軍服「仕事を完遂したまでです。行きましょう」

組員「待てやコラァ!」

軍服「………なにか」

組員「お前なぁ……組長が腰抜けてもうて、タダで返せるわけないやろがい」

軍服「……だったらなんです?」

組員「わからんか?」

組員2「こっから」

組員3「生きて帰せねぇって言ってんだよ」

軍服「……丁度いい。接近戦は久しぶりですからね。二度とそんな口を叩けないようにしましょう」コ゛キ


カ゛ッシャーン 

85 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 02:24:01 ID:Cn1Z986M
組員「覚えてろよコラァ!次はねぇぞこの野郎!」

組員2「夜道歩くときはせいぜい気をつけろよ!」タ゛タ゛タ゛

軍服「はぁ……やはり少し鈍りましたね」コキコキ

二等兵「……子供が遊ぶような顔で拳をふるうとは……怖い……」

パジャマ「……もうここに用は無い。帰ろ」

軍服「ええ。……あ、そうでした。弟さん。何事も無かったかのように家に戻っててください」

弟「え?な、なぜ……」

軍服「そっちの方が色々しと楽なので」

弟「? わ、わかりました……」 

86 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 02:27:30 ID:Cn1Z986M
軍服「じゃ、帰りますか」

パジャマ「……うん」

二等兵「はい!」
__________

探偵「………」ヒ゜クッ

助手「どうしたっすか?」

探偵「警察署行くの忘れてたね」

助手「ああ。結局雀荘行って時間潰しちゃいましたね」

探偵「まぁいいか」

客「本当ゆるいなぁ……」 

87 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 02:30:56 ID:Cn1Z986M
軍服「ただいま帰還いたしました」

探偵「おーおかえりー」

パジャマ「疲れた……ねる」Zzz

二等兵「疲れたー……怖かった……」

軍服「……あ、そうだ。お客さんの住所行ったら普通に弟さん帰ってきてましたよ?
帰ってあげた方がいいんじゃないですか」

客「ほ、ホントですか!?ありがとうございます!」タ゛タ゛タ゛ ハ゛ターン

探偵「ふー。ようやく帰ったな。あ、やべ。ギャラ振り込む口座番号教えてない」

助手「後で聞けばいいっすよ」

探偵「それもそうだねー。フヒッ、フヒヒ」 

88 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/11/23(金) 02:33:56 ID:Cn1Z986M
後日

客「……ギャラは振り込んだけど、やっぱりお礼に行かなくちゃ!行ってきます!」

弟「行ってらっしゃい」

___________

客「…………」ト゛キト゛キ

女「あれ?お客さん?」

客「あ、女さん……」

女「……どうやら、解決したたみたいね。ほら、ノックしないと」

客「は、はい!」

客「すいませーん」トントン



探偵「はいってまーす」

END