咲「幻想水滸伝?」 前編

343: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 02:04:23.58 ID:b35JJrGU0
ーーー本拠地 広間

久「咲、兵たちも疲れているわ。今日は休みなさい」

セーラ「くそっ、なんなんやあれは! こっちの攻撃が全く歯ぁ立たへんやん!!」

竜華「竜巻騎馬兵……」

久「咲、ベッドの用意は整えておいたわよ」

久「…それとも寂しいのなら添い寝しましょうか?」ウインク

咲「あはは…もう、部長ったら…大丈夫ですよ」クスッ



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344: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 02:05:09.64 ID:b35JJrGU0

ーーー深夜 咲の部屋

咲「くー…くー…」


パアアアアア…


小蒔「さき…咲…、起きなさい、咲……」


咲「ん…小蒔さま……?」ムクリ

小蒔「咲…あなたは迷っていますね。 和の死、姉との戦い……。それでも、あなたは進まねばならない」

咲「それは、そうかもしれませんが…」


小蒔「そろそろ、あなたに、私と、お姉様……郁乃のことを話す時が来たようですね」

345: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 02:08:24.67 ID:b35JJrGU0
小蒔「わが姉、郁乃と私は『絶一門の一族』の生き残りです。咲、あなたの右手。衣にもらった、その紋章牌を見なさい」

咲「…」

小蒔「その紋章牌『一筒の紋章牌』は34の真の紋章牌の一つです」


小蒔「この世界には多くの紋章牌があります。しかし、それらは全て34の真の紋章牌から生み出されたものです」

小蒔「それゆえ、34の真の紋章牌は恐ろしいほどの力を秘めています。 あなたの持っている『一筒の紋章牌』も、まだその本当の力を見せていません」

小蒔「そしてわが姉 郁乃も34の真の紋章牌の一つ、『絶一門の紋章牌』を持っています」

小蒔「『絶一門の紋章牌』もまた、大いなる力を秘めていますが、彼女は より大きなものを求めています。ですから、姉はあなたを狙うのです」

小蒔「姉が真の紋章牌を手に入れ、それを復讐のために使えば、この世界に災いをもたらすでしょう」

小蒔「真の紋章牌の力は、人間が使うには大きすぎるものなのです。あなたなら、姉を止められます」

咲「…小蒔さま……」

小蒔「そろそろ、時間のようです。 お願いです。 決して負けない心を…」


パアアア……


咲「…」グッ…

346: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 02:19:48.18 ID:b35JJrGU0

◎翌朝◎

ーーー広間

咲「おはようございます、どうしたんですか皆さん?」


久「咲、私はあの娘に……怜に助けられたようだわ」

咲「?」

恭子「咲、喜んでや。竜華が…」

セーラ「おう、お前が寝とる間に名案が生まれたで」

竜華「なぁ聞いてや、リーダー! ええ事を思い付いたんや!」

咲「?」

セーラ「ええからはよ話せや!」

竜華「火力牌や、覚えとるやろ 火力牌!」

セーラ「ああ、前にオレ達が設計図を運んだあれか」

竜華「せや。あれがあったら、竜巻騎馬兵を打ち破れるはずや。 何たって怜の、残してくれた形見でもあるからな………」

恭子「どうでしょうか。旧解放軍のアジトが急襲された時、各地のアジトも一緒に潰されたみたいやし…秘密工場が今でも残っとるかどうか…」

久「しかし、今はそれにかけるしかないみたいよ」


竜華「せやけど、秘密工場のある北方へ行くんは……」

セーラ「とりあえずは、秘密工場のあった北へ行くしかあらへん。もちろん船でやけど……」

咲「船か…」

347: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 02:20:37.18 ID:b35JJrGU0

ーーー船着き場

藍子「あら咲ちゃん」

もこ「」ブツブツブツ

咲「藍子さんにもこちゃん、何やってるんですか?」

藍子「この船、もこちゃんと一緒に作った改良版高速船だよ。さっそく乗ってみる?」

純「なんだぁ?面白そうなことやってんじゃねぇか!船と行ったらオレだろ。なぁ咲?」

咲「えっと…」

誠子「やれやれこうなったアニキは止めても無駄だよ咲ちゃん」

純「だからオレは…ってまぁいいか」

純「秘密工場まで船で行きたいんだろ?ちょうど良かったじゃねぇか。行こうぜ」ルンルン

藍子「その方がいいよ。この船はちょっと扱いが難しいから…男の人じゃないと」

純「オイ」

348: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 02:24:03.86 ID:b35JJrGU0
ロリ船 改はとんでもないスピードでぶっ飛ばしてくれました。

ロリ船改「きゃるーーん☆」ズドドドドドド



ーーー秘密工場

上田良子「こんな所をうろつきやがって、怪しい奴め。ことと次第によっちゃタダじゃ済まねぇぞ!」カベドン!

上柿恵「あわわわ、アタシはなんて不幸なんでしょ。山を追い出されたと思ったら、こんなところで紅丸女につかまって…」

上田良子「何だって、誰が紅丸だって!?」カベドン!

恵「ひぃっ!いや、それは…」

棟居「私もヤキが回ったよ。こんな紅丸にやられちまうとはな」ボロッ

良子「そんな減らず口ばっかり叩いてどうなるか分かってんだろうな」ギロッ

恵「ちょ、ちょっと待ってください。アタシは一回しか紅丸って言ってないですよ」アワワワ

棟居「それを言うなら私だって、紅丸って言ったのは一回だ」

恵「あ、でも棟居の大将は、これで紅丸って言ったのは2回目ですよ」


良子「」プルプル

良子「あんたらぁぁぁぁぁあ!!人のことを紅丸、紅丸ってぇ…許さん!!」

純「なんだぁ一体?」

咲「あっ、上柿さんと棟居さん」

349: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 02:26:02.95 ID:b35JJrGU0
棟居「あんたは…」

恵「あんたは、確か怜さまと一緒にいた…」

純「なんだよ咲、知り合いか?」

咲「一応…」

恵「ぎっひ、そうですよ。怜さまとこちらのお嬢さんをアタシの宿にお泊めしたことが…」

良子「あんたらさっきから、怜、怜ってもしかして、園城寺怜さまのことかい? あんたら何者だい?」

咲「私は解放軍のリーダー、宮永咲です」

良子「解放軍のリーダー!? こりゃ大変だ、美幸のアネキに知らせなきゃ。 あんたら、秘密工場に用があって来たんだろ? ついてきな」タタタタ


恵「咲さま、哀れなアタシを助けてくださいよぉ。 帝国の奴らにちょっとお茶を振る舞っただけなのに、アタシの宿屋をメチャクチャにしやがって。 咲さま、アタシも解放軍に入れてください」

棟居「全く面目が立たない。帝国軍が山賊狩りをはじめやがって、私達は山を追われたってわけさ」

棟居「聞けば、解放軍が旗揚げをしたっていうじゃないか。こうなりゃ私もと思って来たんだが、こんなところで解放軍のリーダーに会えるとはラッキーだよ。 咲さま、私も加えて下さい」

咲「こちらこそ、お願いします」ペッコリン


棟居「ありがたい。じゃあ私達は先に山を降りてます。咲さまも気をつけて」スタスタスタ

恵「ぎっひ」

350: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 02:27:08.48 ID:b35JJrGU0

ーーー秘密工場 内部

良子「遅いよ。美幸のアネキなら奥にいるぜ」

美幸「アーリーモーニングー。あなたが解放軍の新リーダーだね。本部のアジトが襲われたって聞いてしんぱいしてたんだよもー。 それで怜はどうしてるの?」

咲「怜さんは、もう……」

美幸「そう…いい子だったのにもー…」

美幸「じゃあ、あの火力牌の設計図は形見になっちゃったねもー…」

純「火力牌! 火力牌はあるってのかい?」

美幸「もちろん揃っているよ。これは私の作った中でも傑作に入るよもー。 けど、船はどうするの? 船がなければ運べないよもー」

純「船かぁ…それならオレなね心当たりがある」

咲「ほんとうですか?」

純「ああ。チーホウの町に、昔からの馴染みの野依理沙ってのがいる。ヤツならなんとか出来るかもしれねえ」

美幸「じゃあ私は、準備が整いしだい、後を追ってチーホウの町に向かうね」

351: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 02:27:59.15 ID:b35JJrGU0


モモ「」ユラァ…

咲「ひゃ、だ、誰?」ビクッ


モモ「私はモモという者っす。私にとっては帝国軍も解放軍もありません。ただ、私の存在を認めて求めてくれる方の仕事をこなすだけっす」


咲「私は 君が欲しい!!」


モモ「」



モモ「ふふっ…おもしろい人っすね」

モモ「こんな、私でよければ!!」


純「さぁチーホウに行こうぜ。途中で仲間も集めねぇとな」

352: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 02:30:27.93 ID:b35JJrGU0

◎仲間集め◎

ーーー湖族の砦

城菜「こんにちはだし」

緋菜「あたしたちがこの界わいを仕切っているんだし」

純「よぉ菜沙さんよぉ。おめぇさんもこんな所でくすぶってないで力を貸せよ」

菜沙「くすぶる?この菜沙ちゃんがか?上等だし!この菜沙ちゃんの腕がにぶってるかどうか勝負するし!」

咲「えっ、し、勝負って」アセアセ

緋菜「このドンジャラで勝負するし」ジャラ

城菜「このまえ買ってもらった[たぬき]ドンジャラDXだし」

咲「あ、それなら」ホッ

菜沙「よし!緋菜、城菜。手を抜くんじゃないし!」


ーー闘ジャラシーンはキンクリですーー

ドンジャラ! ミラクルセットデス


菜沙「負けたし」

緋菜「ミラクルセットなんて初めて見たし」(※バックの色が全て同じ役のことです)

城菜「ビックリセットじゃ点数負けてるし」(※配られた時点でドンジャラしている天和のようなものです)


菜沙「分かったし。いけすかない帝国のやつらに一泡ふかせてやるし。緋菜と城菜はどうするんだ?」


緋菜「菜沙が行くなら当然だし!」

城菜「当たり前だし」

純「恩にきるぜ」

353: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 02:33:28.31 ID:b35JJrGU0
◎仲間集め◎

ーーーカレッカ

咲「ここは…」

純「すいぶんと荒れてるな。 もう町としては機能してねぇみたいだが」

浩子「『カレッカの虐殺』って知っとるか? ここは昔、戦争で帝国軍に利用されて滅びた町なんや」

咲「あなたは?」

浩子「私は浩子、や。あんたは解放軍のリーダー咲やろ?知っとるよ」

浩子「油断したらアカンで。戦争は強い方が勝つ。それ以外はあらへんのや。 仲間を集めることやで」

咲「……」コクン





尭深「」ザクッ ザクッ

咲「あそこにも人が…」

純「おいあんた、何してんだ? 」

尭深「畑を…作っています…」ザクッザクッ

純「畑っつってもな…。こんな人もいねぇ荒れた土地で何が出来るんだよ…」

尭深「あなたは…そう。解放軍のリーダーさん。 …私は…あなたたち軍隊の荒らした戦場に種をまいているんです」

咲「その戦場を…無くすために、いま戦っています。あなたの力も…貸してください」



尭深「…」ザクッ

尭深「あなたは、戦いの後に 何を残すつもりですか」

尭深「…………………あなたは、信用できそう。そういう目をしています」

尭深「地に蒔いた種が木々になり、実る頃。この国はどうなっているでしょうか」

尭深「収穫の時(ハーベストタイム)まで…私も力になりましょう」ニコ

354: 霜崎絃ちゃんのキャラ全く把握出来てねぇ! 2014/04/13(日) 02:38:04.91 ID:b35JJrGU0
ーーーチーホウの町

真佑子「私は多治比真佑子。職業は自由人ってとこかな。簡単に言えば遊び人かな? どう、一局遊んでいかない?私に勝ったら仲間になるよ」ジャラ

◎ダブリー1発ツモしました

真佑子「」(←阿知賀編コミックス6巻60P 1コマ目の顔)

真佑子「ヤクソクドオリ、ナカマニナリマス」カタカタ





絃「そこのあなた」

咲「はい?」

絃「あぁ…あなた……あなたから感じる『音』…。あなたの紋章牌から『音』聞こえるわ…私を呼んでる…」

咲「えーと…仲間になってくれるってことかな…?」

絃「ええ…これで、私の力が…目覚めます…。私も…解放軍に参加させてもらいます…この小さな力を…みなのために…使いたいのです…」

咲「よ、よろしく…(憩さんに報告しておこうかな…?)」


363: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 22:43:49.61 ID:O8KwIbST0

未春「」ゴシゴシ

咲「こんにちは。私は解放軍リーダー、咲です。あなたは何しているんですか?」

未春「吉留です、吉留未春。洗濯をしているんですよ」ゴシゴシ

咲「あなたも解放軍に入っていただけないでしょうか?」

未春「(胸のない人が増えた!)良かった…」

未春「いいですね。洗濯のしがいもありそうですしね」

364: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 22:44:21.70 ID:O8KwIbST0

ーーー理沙の屋敷

咲「こ、こんにちはー」 

理沙「だれ!?」プンスコ 

純「よぉ、ずいぶんと他人行儀じゃねぇか。のよりんよぉ」 

理沙「あ、純!何しに来たの!」

365: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 22:46:02.58 ID:O8KwIbST0

ーーー理沙の屋敷 調理場

純「船は何とかなったが、腹へったなぁ」

純「お、シチューがあるじゃねえか」パカッ

咲「か、勝手に食べたら…」

純「かまわねぇよ。理沙とオレの仲だ。…ウマイ!」テーレッテレー


閑無「だれだおめー。私の作ったシチューを勝手に食べやがったな」

咲「あなたは?」

閑無「私は石飛閑無。この屋敷の料理人さ。べっ、別に慕に料理を教えてもらったからって、瑞原に美味いって誉められたからって浮かれて料理人やってるわけじゃねーし!」


咲「慕って白築慕さんですか? 慕さんもはやりさんも解放軍に入って下さっていますよ」

閑無「」

閑無「べっ…、別にあいつらなんかどーでもいいし!」

閑無「お前ら解放軍なんだってな!お前らみたいな足りねーのには、こういうランダムな戦争の方がチャンスあるもんな!!」

閑無「し、仕方ねーから私も参加してやるし!私は基本無敵だから大船に乗ったつもりでいろよ!」

閑無「帝国とか基本無敵だから倒おしてやるし!」

咲「は、はぁ…」

366: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 22:46:39.94 ID:O8KwIbST0

ーーー船着き場

上田良子「えっほえっほ」


火力牌→船

美幸「これで全部だよもー」

良子「アネキは人使いが荒いよ。儚げな美少女の私にこんな重いものを持たせやがって」

美幸「ゴメンねー。でも紅丸ちゃんにしかこんなこと頼めないよもー」

良子「いま何つった」

咲「ありがとうございます。紅丸さん!」ペッコリン

良子「」



理沙「純…この人たち…」

367: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 23:45:33.07 ID:O8KwIbST0

純「ああ、解放軍さ」

理沙「意外!」プンスコ!

純「なぁに、しゃれだよ」


純「よし、そろそろいいな。咲、出発しようぜ」

咲「そうですね」

咲「理沙さんも、ありがとうございます」

理沙「別に!//」プンスコ!

良子「しょうがないから、私もついてってやんよ!」


一同、船へ乗り込み本拠地へ

369: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/14(月) 01:13:20.69 ID:lOEVhH5t0

ーーー本拠地 船着き場

純「疲れたな。オレは少し休ませてもらうぜ」

ーーー広間

藍子「火力牌の準備はバッチリだよー!」

もこ「(^^)b」ブツブツブツ


まこ「ついに照さまに……」

久「咲。火力牌があれば、帝国の竜巻騎馬兵を打ち破れるはずよ。 どうか出陣の合図をお願い」



咲「…よし。全軍に出陣の合図をお願いします!」

久「分かったわ」コクン

久「全軍に伝えて。この一戦には、解放軍の命運がかかっているわ。各自 奮起せよ!」

370: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/14(月) 01:14:24.99 ID:lOEVhH5t0


◎戦争◎

ーーーーー照との戦いーーーーー

照「何度やっても同じだ。無駄な血を流すな」ギュルルルルッ!!!

純「へっ、こっちにゃ秘密兵器があるんだぜ!」




久「命令をどうぞ」

咲→『その他 軍師』

久「さてさて…笑壺の会になるかしら」ペロッ

アーーレーー…
ラメェエ!!

久「前から思ってたんだけど、戦場で裸になるのってもやもやするわね」

まこ「何バカなことゆっとるんじゃ」

美穂子「」イソイソ

まこ「脱がんでええ」



咲→『突撃』

竜華「怜…みててや!」ココニ トキヲ…カンジルッ!

ドグシャアアアア!!


洋榎「なんやと!?」

照「怯むな!行けっ!!」ギュルッ!

『照の竜巻騎馬兵』

ギュルルルルッ!!! ウオーーー!!

優希「迎え撃つじぇっ!」カリョク バクアゲッ!!


ドギャーーーーーン!!
8000オールダジェ!!

照「なにっ!?」ギュル…


優希「速攻の火力なら私の敵はないじょ!

優希「まずは一本だじぇ!」タコスパワー



咲→『その他 二本場』

優希「だめ押しのダブルリーチだじぇ!!」ドッ!

バゴーーーーーン!!
16000オールダジェェ!!


※全員火力牌のおかげで戦闘雀力が爆上げしているので余裕でしたマル

久「おめでとう。我が軍の勝利よ!」

大 勝 利 ドドン!

照「なん・・・だと・・・」
 

372:  2014/04/14(月) 01:18:23.96 ID:lOEVhH5t0

セーラ「ははは!火力牌の ちからって すげー! 竜巻騎馬兵をぶっ倒しやがったで!」


照「……」

洋榎「くっそぉ…」ワナワナ

絹恵「お姉ちゃん…」


久「宮永照将軍。あなたの軍勢は打ち破られたわ。ここは潔く降伏してちょうだい」

洋榎「なんやと!?ウチらは最後の一人になっても降伏なんかせぇへんで!!」ズイッ

絹恵「せや。この命、お姉ちゃんと、照さまのため、いつでも捧げたる」



照「洋榎、絹恵。下がってて」

洋榎「何する気ぃやねん、照!」


照「洋榎……下がっていて」スッ

咲「…」



照「皇帝陛下 健夜様に弓引く逆賊、天下の大罪人、宮永咲よ」


照「この宮永照が、皇帝陛下に代わり成敗する。受けてもらいたい」

咲「……!」

373: とりあえず、ここまでっす 2014/04/14(月) 01:22:53.42 ID:lOEVhH5t0

セーラ「咲!」

久「咲、バカなマネしないで。 セーラ!その女の首をはねるのよ!」

咲「お姉ちゃんと戦うのは…」

照「解放軍のリーダーともあろう者が戦いに私情をはさむのか、笑わせるな!!」

咲「……!」

咲「(…そうだよね)」




咲「その勝負、受けましょう」ゴッッ!!


378: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/14(月) 17:55:20.01 ID:lOEVhH5t0

ーーーーー 一騎打ち ーーーーー

照「こんな日が来るとは思わなかったよ…」

咲「…」

照「しかし、私は帝国のため、そしてお前は解放軍のため……」


照「いくぞ、妹よ」

咲→『攻撃』 照→『攻撃』

照「姉より優れた妹など…存在しない!!」コークスクリューツモ!!

咲「私だって…もうあの頃のわたしじゃない!!」カンッ!

ガキャーーーーーン!!!

咲「うっ…」

照「貧弱!貧弱ゥ!」

咲「(や、やっぱりお姉ちゃんは強い…!)」

咲「(だけど…!)」



咲→『攻撃』 照→『防御』

咲「やぁああ!!」

ガキン!

照「どうしたの?解放軍のリーダーとやらがその程度なんて笑わせる!」

咲「くぅう…!」


379: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/14(月) 17:56:02.38 ID:lOEVhH5t0

久「まずいわね…。さすが帝国大将、咲が圧されてるわ」

竜華「セーラ、こんなんアカンよ!なんで…」

セーラ「…」

まこ「くっ…」

優希「咲ちゃん…!」

竜華「なんで、姉妹で殺し合わんとアカンの…こんなん…止めんと…!」

久「駄目よ」

久「彼女達は今、姉妹としてではない」

久「(それに…)」


照「どうした!こんなものか!?」ギュルルッ!!!

咲「まだまだだよ!!」ゴッタオス!


久「(二人とも、何だか楽しそうじゃない)」

380: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/14(月) 17:58:33.51 ID:lOEVhH5t0
※注意※

照咲戦闘シーンはセリフのみで進めるには技量不足のため、地の文が入ります。嫌いな方は飛ばして下さいなのです。

なんもかんも技術ないのが悪い

381: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/14(月) 17:59:29.74 ID:lOEVhH5t0

咲→『防御』 照→『攻撃』

咲「(一度体制を整えないと…)」

照「休んでる暇はないぞ!」ギュルル!!

ドーーーーン!!

咲「きゃああああああ!!」ドサッ

照「…………ッ」

咲「う…」ヨロッ

照「これで…終わりだッ!!!」ギュルッ

382: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/14(月) 18:00:07.94 ID:lOEVhH5t0



ーーーーー照が今まさに全身全霊を込めた止めの一撃を放とうとした直後、異変が生じた
咲「…………!」


ーーーーー照の手が、ほんの一瞬揺らいだ

咲「…!」

ーーーーーそれはこの場にいた誰もが気付くことのない程に刹那の一瞬だった…

照「……………ッ」

ーーーーーただ一人、咲を除いて

咲「うぁぁぁぁあああ!!!」


ーーーーーそれは愛する妹を終わらせることに躊躇った照の、姉として消し去ることの出来なかった最後の愛だったのかもしれない

咲は考えることをやめ、捨て身の一撃を放った


ドッ……!



照「…………」







…ドサッ

383: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/14(月) 18:03:46.03 ID:lOEVhH5t0
照「…」



咲「はぁ…はぁ…」


照「強くなったね…さき…」

咲「お姉ちゃん!」

まこ「照さま!」ダッ

洋榎「照っ!!」ダッ

384: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/14(月) 18:05:30.60 ID:lOEVhH5t0

照「さき…宮永咲……私の妹…強くなったね……」

照「私は、私の…信じるもののために生きた。そして……悔いは無い…」

咲「おねぇちゃん…」ギュッ…

照「お前も……おまえの信じたもののため…生きると良い…。 私は…お前の選択を…祝福するよ…」

まこ「照さま!しっかりしてくれえ!」

洋榎「照っ!!死んだらあかん!あんたが死んだら…帝国はどうなんねん…!!」

照「洋榎、絹恵…頼みが…ある…」

385: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/14(月) 18:06:22.81 ID:lOEVhH5t0


絹恵「なん…ですか、照さま」

照「私は…皇帝陛下…ただ一人のために戦った…それは…私の意地でもある…」

照「けれど…お前たちまで…それに付き合う必要は、ない…。 時代の流れは…もう、止めることは出来ない」

386: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/14(月) 18:07:04.38 ID:lOEVhH5t0

洋榎「…」グッ…

絹恵「…」グスッ

照「洋榎…絹恵……お前たちは…解放軍に……私の妹に…力をかしてあげてほしい…。 それが…お前たちのためにも…なるはずだから……」

洋榎「照!」


照「さき…私の大切ないもうと…私は…幸せだよ……」

照「姉にとって、妹が…自分を越える瞬間を…見ることが……できるのは…最高の…しあわせ……」

照「がんばる…んだよ……愛する…いもうと…さき………」



照「」

387: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/14(月) 18:07:46.62 ID:lOEVhH5t0




咲「…………!!」

まこ「照さまーーー!!」



キィン…


咲「…!」


パァァァァァ…!


まこ「今の光は……咲の右手の中に…」



久「…全軍引き上げよ。合図を出して」


388: 地の文注意! 2014/04/14(月) 18:10:46.10 ID:lOEVhH5t0


見事 勝利の凱旋をした解放軍だったが、全ての者がその喜びを外に出すことはなかった。
まるで敗戦したかのような雰囲気を誰もがかもしだしていたが、一番最初に笑顔を見せたのは、他でもない咲だった。
涙を流すことのないその姿は姉を失った少女ではなく、解放軍のリーダーの背中だったと、後に誰もが語っていた。



その夜、咲の提案にて勝利の宴が開かれた。

その席でも笑顔を見せていた咲だったが、早々に宴会場を抜け出し、自室で一人になった瞬間に、泣いた。


いまだけは全てを忘れるように、そしてずっと忘れないために………



ーーー翌朝、広間に現れた咲は全てを吹っ切った、儚げで美しいまるで一輪の花が咲いたような笑顔だったが、腫らした目を隠しきれていなかった事をその場にいた者皆が気づいていた。
しかし気付かないフリでやり過ごしたという

395: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:29:30.61 ID:F4CKk+vm0

ーーー広間


セーラ「ここんところ連戦連勝やからな!次もバッチリや、まかせとけ!」

竜華「サンマーの城塞、その先にはウチの生まれた雀戦士の村があるわ」

恭子「サンマーの城塞には、現在4000程の兵力が残っとると情報がありますが……」

智葉「………………」

久「咲。哩が話があるって…」

哩「咲どの。解放軍はすでに、南方・小走やえ、西方・メガン・ダヴァンの領土ば解放し勢力ば日ましに大きくしておるとばい。 また、帝国内の各地で反乱の火の手が上がり、帝国軍はそれに掛かりきりばい」

久「これは先日の、宮永照の軍が破れた事が伝わったためだと思われるわ」

哩「帝国は反乱ば鎮めるため、地方の帝国軍ば集結させておる。 そのため守備の手薄になっとる地方がいくつかあると」


哩「そこで、私達は帝国のスキばついて、各地の反乱勢力ば一つにまとめるのが得策かと思われますばい」

久「私も哩の意見に賛成よ」

霞「私の集めた情報では、サンマー地方から帝国兵が引き上げることがあったりなかったりだとか…」

恭子「サンマー地方への入り口、サンマーの城塞の守りは堅くありません」

智葉「……………私も賛成だ」

セーラ「よっしゃ、いっちょやったろうや。なぁ咲!」

咲「うん。サンマーの城塞を…攻める!」ゴッ

久「分かったわ。急いで進軍の準備を」

396: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:32:39.04 ID:F4CKk+vm0


ーーーサンマーの城塞



シーーーーーン…



セーラ「なんや? まったく答えがあらへんやん」

優希「これはきっと罠だじぇ!」モグモグ

久「分からないわ。 霞、中を調べて来てもらえないかしら」

霞「分かりました、行って参りますわ」シュタッ

優希「あのおもちでなんという身のこなし…!」

未春「ある意味では…敵です…っ!」グヌヌ

397: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:36:49.62 ID:F4CKk+vm0



シュタッ


霞「咲様。中はもぬけの殻です。帝国兵の姿は見当たらなかったわ」

咲「えっ。 どうしてだろう?」

セーラ「どういうこっちゃ? 調べてみようや」

398: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:37:49.76 ID:F4CKk+vm0

ーーー城塞内

セーラ「なんやこりゃあ?」

優希「墓が荒らされてるじょー」


久「これは…ただ事ではないわね。 奥へ攻めこむ前に、詳しく調べる必要があるわ」

咲「そうですね」コクッ

まこ「咲、わしも連れてってくれんかのう」

咲「まこさん」

まこ「和、照さまの死…あまりにも多くのことがありすぎた。 今は全てを忘れて戦いの中にいたいんじゃ。 それに、わしも優希に負けておられんからのう」

咲「はい、一緒に来てください」

セーラ「こいつはミステリーやな。おもしろくなりそうやで」

初美「私も行きますよー。 悪霊ならおまかせですよー」

胡桃「しょーがないから私も行ってあげるよ。それ以上はだけないように見張ってなくちゃ!」

セーラ「とりあえずこの近くの雀戦士の村っちゅーことで何があったか聞いてみよか」

久「じゃあ、私は一度軍をリツベ城へ戻すわ。どうか気をつけてね」

399: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:39:48.85 ID:F4CKk+vm0



那岐「……」



咲「ん?」

セーラ「誰かおるな」

初美「お墓の前で無言で佇んでますよー」

胡桃「ちょっときもちわるい…!」

咲「あの…どうかされたんですか?」

那岐「私の仕事は罪人の首をこの刀で斬ることさ。しかしな、最近はこの通り、商売上がったりなんだよ」

咲「あ、あのもしよかったら…仲間になってはもらえませんか?」オズオズ

那岐「首切り以外は何も出来ない。それしか知らないからね。 それでもいいか?」

咲「(う)それでもいいです」

那岐「君はおもしろい人だね。 いいよ、ついてってあげよう。 私も日の当たる場所へ出てみたいしね」

咲「(なるべくそうならないようにしよう…)」

400: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:40:36.13 ID:F4CKk+vm0

ーーー雀戦士の村


爽「やめとけよユキ。行かない方がいいって」グイグイ

由暉子「離してください、爽先輩。 私はもう行くって決めたんです」

爽「ダーメだって。食われちゃうぞ。皆そう言ってんだからさ」

由暉子「じゃあ先輩が守ってくれるんですか? まだ自分の気持ちを自覚出来ずに剣に名前を付けられないあなたが、どうですか?先輩」

爽「う…そ、そ、それはなぁ。まぁ何とかするって」ハハ

由暉子「…先輩はいつもそうですね。それに血を吸われるなんて、ただの噂ですよ迷信ですよSOAですよ」

爽「んー…そっかなぁ」

401: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:43:00.21 ID:F4CKk+vm0


ヤイノヤイノ


咲「何だかもめてますね」

胡桃「うるさいそこ!って注意してこようか?」


リチャードソン「由暉子! あれほど家を出るなって言ったのに、心配かけて。 いつ藤田が来るか分からんのに!」


セーラ「なに!? 藤田やって!!」

咲「セーラさん?」





※リチャードソンは「シノハユ」に登場する白築耕介 氏(慕の叔父)のことです
50?60代くらいのナイスミドル姿を想像して下さい。

402: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:44:02.22 ID:F4CKk+vm0

セーラ「おい!オッサン! いま藤田って言うたか!」ズイッ

リチャードソン「な、なんだお前らは」

セーラ「うるせぇ!聞いとるんはこっちや!答えろ!!」

まこ「どうしたんじゃセーラ? あんまり興奮すんな」


爽「もしかして、あんたら解放軍の…」

咲「えっと…」

爽「そうだよ、私は見たぞ。ダヴァンの城を解放軍が攻めるとこを。 この裸みたいなチビッ子も見たことあるなぁ」シゲシゲ

初美「裸じゃありませんよー服着てるじゃありませんかー」ヒラヒラ

胡桃「限りなく裸一貫に近いからそれ!」ビシッ

由暉子「そんなにシゲシゲ眺めたら失礼ですよ」ミミヒッパリ

爽「いだだだだ」グイグイ


リチャードソン「そうですか、解放軍の方々…するとあなたが咲殿ですね」

咲「はい」

リチャードソン「噂は聞いていますよ。 私の家に来てもらえませんか? 藤田の話もそこでしましょう」グイッ

由暉子「あっ、お父さん…」

爽「ほっ。助かった…」

403: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:45:42.31 ID:F4CKk+vm0

ーーー村長の家


爽「いいねいいね。解放軍の皆さんにあいつをやっつけてもらおう! 打倒 藤田!!」

由暉子「はぁ、先輩は本当にダメですよね。 ねぇあなた。 先輩の代わりに私を守ってくれますか?」

咲「えっ、えっとぉ…」ワタワタ


リチャードソン「3ヶ月ほど前のことです。この地方を治める新しい将軍として、藤田という女がやってきました」

リチャードソン「奴は恐ろしい魔法をかけ、帝国兵をゾンビやスケルトンに変えてしまったのです」

まこ「なるほど。そいでサンマーの砦にあんなに墓が…」

リチャードソン「そして奴はゾンビ達をつかい、近くの村を脅し始めたのです。 その要求というのが……」

爽「ロリ幼女を城に差し出せ、だってさ」

由暉子「私が…その生け贄として藤田に要求されているんです」

セーラ「ヤツのやりそうなことや」

咲「でも…幼女というよりは」チラ

由暉子「?」ボイーーーン

爽「だよなぁ。 そっちの二人の方がよっぽど幼女なのになぁ」

胡桃「うるさいそこ!」

初美「私はそんな年齢じゃないですよー」

爽「そういやなんか藤田は、新ジャンル開拓中とかどうのこうの言ってて、ユキを見た瞬間に…」




藤田『ロリ●● キタ━━☆゚・*:。.:(゚∀゚)゚・*:..:☆━━━!!』




爽「…とか鼻血出しながら叫んでたなぁ」

咲「へぇー…」ヒキッ

まこ「じゃと。よかったのぉお前さんら」

胡桃「なんか複雑!」

初美「ま、まぁまぁ、襲われないのはいいことではありませんかー」

爽「いや、普通のペッタンコ幼女も随時受付中らしいよ」

胡桃・初美「」

404: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:46:29.43 ID:F4CKk+vm0

リチャードソン「他の村は要求をのんで幼女からロリババァにいたるまでを差し出しましたが、この村は違います。この村は雀戦士の村。そもそもこの村は…」

爽「げっ」

由暉子「私は知りませんよ…」


リチャードソン「…聖雀戦士ハユシノが最後の戦いの後、この村を開き、代々、クリフトの末裔である我ら雀戦士の村の一族によって守られて来た村なのです。もちろん、ただ平穏無事に過ごして来られたわけではありません。当然のことながら、この村にも危機と言えることもありましたし、自ら一族を率いて戦いに出た村長もおりました。その中でも、取り分け大きな手柄を立てた村長が5人おりまして………」ペラペラペラ

咲「」


405: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:47:21.91 ID:F4CKk+vm0


ーーー夕方

リチャードソン「……これにより、先代よりこの私が、雀戦士の村長の役目を引き渡されたわけなのです」

セーラ「え…エラい目におうたわ…」

咲「」

胡桃「(うるさい!って何回も言いそうになっちゃった)」

まこ「もう日ぃが暮れてしもた。よぅもあれだけ喋れるのぉ…」

初美「疲れましたよー…」

セーラ「オッサン、話はもう終わりやろな」

リチャードソン「なに、もっと聞きたいのか? それならもっといい話が…」

セーラ「わわわ、ええ!もう結構や! オレは休ませてもらうで!」ワタワタ

リチャードソン「それなら部屋を用意してある。ゆっくり休んでくれ。続きの話は明日にでも…」

406: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:48:46.80 ID:F4CKk+vm0


ーーー夜


咲「(ちょっとおトイレ…)」

リチャードソン「ん?どうされました。眠れないのでしたら私と話でも…」

咲「お、おトイレに行くだけなんでっ!」ピュー



由暉子「……」ジー

咲「あ」

由暉子「あそこで先輩と話しているの…確かあの人、まこさんでしたよね」ジー

咲「あの…なに見てるんですか?」

由暉子「い、いえなにも。私は別に気になってなんかいませんよ?ただちょっと通りかかっただけですからそれじゃあおやすみなさい」スタスタスタスタ

咲「?」

407: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:50:45.45 ID:F4CKk+vm0


まこ「話ってなんじゃ?今日はもうこれ以上聞きたくない気分なんじゃがのお」

爽「ごめんねまこさん」ナハハ

爽「………なぁまこさんよ」

まこ「なんじゃ?」

爽「まこさんは普通の人なのに、どうして戦ってるんだ? この雀戦士の村じゃ普通の人が戦うなんてことしないのに」

まこ「どうして…か……。別に普通の人が戦うんにオカルトもデジタルもない。 特別な理由はいらんよ」

まこ「あんたらとおんなじじゃあ。 守りたいもんが、ある。 爽、あんたにも守りたいものがあるんじゃろ」

爽「え、まぁ、うん。 でも私は強くないからなー 。 いっつもユキに怒られてるし」ハハ

まこ「そうじゃな。弱いやつが無理するこたぁない。死んでしもたらどうにもならんからのぉ」

爽「…………でも…」

まこ「爽。自分が弱いと思うとる内は強くはなれんよ」

爽「そうだよな。ありがとなーまこ」

まこ「ああ、おやすみ」


爽「おっと、ゴメンよ」トン

咲「あっ、いえ」

爽「………! 咲。おやすみー」タタタ

咲「…あ、おトイレおトイレ」イソイソ

408: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:51:59.68 ID:F4CKk+vm0



カチャリ

まこ「ぐーぐー…」

初美「んー…ボゼ仮面…ですよー…」

胡桃「じゅーでん…じゅーでん…」

咲「…」


ーーー窓辺

咲「…」


セーラ「咲か。眠れへんねん。やっと、やつの…藤田の尻尾を掴んだんやからな」


セーラ「ヤツは、藤田は人間やない。紋章牌を使て吸血鬼になった女や。 ヤツのせいでオレの生まれた村は全滅したんや」


セーラ「オレが村に戻った時に見たモンは、ヤツの魔法でゾンビにされた家族が、お互いに食い合っとる姿やった」

咲「……!」


セーラ「それからや、オレの旅が始まったんは。…それも、ここで終わるんかもな。 ここで……、この手でヤツを……」グッ



セーラ「咲、お前はもう寝え。 オレか? オレはもう少し、この月を見とるよ」


咲「うん…おやすみなさい」

セーラ「おやすみ、咲」


409: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 11:52:38.03 ID:F4CKk+vm0

ーーー翌朝

まこ「おはよう咲。どうじゃ、昨日の疲れは取れたか?」


ヤイノヤイノ

初美「なんだか外が騒々しいですねー?」

胡桃「注意しに行かなきゃ!」

セーラ「…まさか!」



413: 続きっす 2014/04/15(火) 18:44:36.32 ID:F4CKk+vm0

藤田「おはよう諸君」

リチャードソン「何をしにきた!藤田!!」

藤田「もちろん娘を迎えに来たのさ。それくらい分かるだろ娘のことなんだから」ハァハァ

リチャードソン「由暉子は渡さんぞ!」

爽「そうだそーだ。それに吸血鬼が昼間に起きてるなんて変テコだぞー」

藤田「変テコ? そう言われてもな。私は紋章牌を使って吸血鬼となった、由緒正しき吸血鬼なんだからな」

藤田「このぐらいの日の光なんざ何てことないさ。ただ、昼間は眠くて仕方ないんだけどな」

リチャードソン「とっとと帰れ!雀戦士の村の力、見せてやる!」

ソウダソウダ!
ウオオオーーー!


藤田「そぉい!!」

ズガーーーーーン!!!



リチャードソンと愉快な村人たち「」チーン



藤田「まくった。まぁこんなもんだろ。人間の力なんて」(-.-)y-~ タバコプカー

415: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:45:29.80 ID:F4CKk+vm0

セーラ「藤田!貴様!!やっと追い付いたで!覚悟せぇや!!」ダッ!

まこ「セーラ!」


藤田「やれやれ…」


ズゴーーーーーン!!!



セーラ「ぅ…ぐ……」

咲「つ、つよい…」


藤田「ふふ、私も有名になったものだ。インカレ、実業団と苦労した甲斐があった…」ボソボソ

藤田「さぁ、気が済んだだろ。彼女を渡せ。私の記念すべき70番目の花嫁はロリ●●だ」ハァハァ

由暉子「う…」ヒキ

爽「まぁ待て待て待て。ユキは渡さないって」

藤田「どけ。それとも死にたいのか?」

爽「それは困る!」キリッ

藤田「ハァ…仕方ないな…」

416: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:46:07.04 ID:F4CKk+vm0

由暉子「待って。どいて下さい先輩」

爽「何言ってんだよユキ。私がお前を…」

由暉子「ありがとうございます、先輩。 でも、そんなことをして死んでしまったら……」

由暉子「そこをどいて下さい 爽先輩」


417: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:46:39.01 ID:F4CKk+vm0

藤田「いい心掛けだな。素直な子は好きだよ」ハァハァ

胡桃「素直な子が好きなんじゃなくて…」←念のため隠れてる

初美「幼女好きの変態ですよー…」←念のため隠れてる


由暉子「私が行けば、村の皆を傷つけたりしない約束ですよね」

藤田「もちろん。私は約束は守る」ハァハァ


爽「由暉子…! 絶対に絶対に、お前を助けるから」

由暉子「はい。待ってます 先輩」ニコ

418: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:47:14.68 ID:F4CKk+vm0

藤田「さて行きますか。私の可愛い花嫁よ」ハァハァハァハァ

胡桃「(きもちわるい…!!)」ゾワー

初美「(あれはちょっと、祓えそうにないですねー)」ブルブル

咲「」


419: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:48:45.82 ID:F4CKk+vm0

ーーー村長の家


咲「ん……」パチ

セーラ「気いついたか咲。 ヤツを目の前にして何も出来へんとはな…」

咲「……」

セーラ「あいつを倒すには、やっぱり特別な武器が必要なんや。 特に紋章牌の力で吸血鬼になったヤツには、普通の武器は歯が立たへん」

まこ「村長に聞いてみるか」



リチャードソン「吸血鬼を倒せる特別な武器ですか…さて、そういう話は……」

リチャードソン「…いや、待てよ。そうだ、あそこなら…何か……」

セーラ「心当たりがあんのか!」

リチャードソン「ああ、この村の西に3コロンという寺があります。 そもそも、この3コロン寺というのは、古くは一人の僧…」ペラ

セーラ「だーーーーーー! 分かった分かった!必要なとこだけ言え! 必要な!」

咲「お寺…ですか…」

リチャードソン「おお、そうでした。 その3コロン寺には、門外不出の秘密があるとか…」

セーラ「なんや。頼りない話やな」

まこ「しかし、他に手がかりがないしの。 行ってみるしかなさそうじゃ」

咲「そうですね」



ーーーーー 一同、3コロン寺へ



初美「私たちは念のためお留守番ですよー」フリフリ

胡桃「あのきもちわるい人に見付からないようにしてよう!」

420: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:50:28.16 ID:F4CKk+vm0

ーーー3コロン寺

美子「お待ちしておったんやけん。雀星主どの」

咲「じゃん…?」

セーラ「雀星主? なんやそれ。咲のこと知ってるんか?」

美子「もちろんたい。咲どのは、我ら天地ん108雀星ば導くお方やから」

セーラ「108星?まこ、アカンでこの尼さん。ボケとるわ」

美子「セーラ。あんたは天孤雀星ん元、まこ。あんたは天満雀星ん元、あんた方はみな108星ん元に生まれとる」


美子「そいで、うちも含め108雀星が再び、天魁雀星 咲殿んもとに集まる。これもまた天命っちお知りくれんね」

咲「てん…」

セーラ「おい鶏ヘッドの尼さん。与太話はそんくらいにして、こっちの話聞いてくれ」

美子「知っちおるけん。吸血鬼 藤田靖子ば倒す為にここに来よった。そーやね」

咲「じゃ、じゃあ藤田を倒す方法があるんですね!?」

美子「ええ、ご案内しようや。こっちへどうぞ」

421: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:51:28.27 ID:F4CKk+vm0

ーーー祠の前

まこ「なんじゃ、このほこらは?」

美子「これは過去ん洞窟たい。 こん奥にな、あなた達に必要なもんがあるとよ」

セーラ「なんやねん、もったいぶって。来るんが分かっとったら出しといてくれたらええのに」

美子「咲殿。こん奥にな、多くんものが待っております。そいらをあなたは受け入れなければならんとです」

咲「多くの…? 受け入れる?」


美子「では、お入りくれんね。お気ばつけて」スッ


キィィィン…!


祠「オープン」


美子「くれぐれも…お気ばつけて」

422: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:52:05.80 ID:F4CKk+vm0



ーーー祠内 洞窟

大沼「」ユラ…

咲「ひゃっ!?」

セーラ「誰や?」

大沼「あー…見付かったか…。 ここなら誰にも見付からないと思ったんだがなぁ…」

咲「あの…仲間に…」

大沼「わしを仲間に? そうだな、もう少し城が大きくなったら考えよう」フフ


423: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:52:56.60 ID:F4CKk+vm0

ーーー洞窟内 最奥


剣「」フヨフヨ


咲「剣が…浮いてる」

セーラ「あの尼さんが言ってたのはこいつのことだな」

まこ「おい、むやみに近寄るな」

セーラ「なーに、大丈夫やって」


星辰剣(ロリコンバスター)「私の眠りを覚ます者、その呪いを受けるがいいわ…」カッ!


セーラ「え?」

ゴゴゴゴゴゴゴ


ドギャシャーーーーーーーン!!!



ウワァァァアアアアーーーー…
ドッカヘトバサレルデーーーーー…







424: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:53:50.40 ID:F4CKk+vm0

ーーー謎の村


ドサドサドサ!

咲「わぁあ!」

セーラ「いててて…なんやここは?」

まこ「さあのう。洞窟から放り出されたみたいじゃのう。うかつな誰かさんのせいで」ジト

セーラ「ま、まぁ生きてたんやからええやないか」タハハ



バタン!

タタタタタタ!

セーラ「家から誰か出てきたで」

衣「」タタタ!

まこ「…!あの子は」

咲「!」


衣「む!」

咲「あ…」


425: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:55:00.09 ID:F4CKk+vm0

衣「ねぇねぇ。おねえちゃんたちが、たからものを とりにきた人なの?」

咲「ち、ちがうよ」

衣「そっか。やっぱりちがうんだね! よかった。 おじいちゃんがこわいかおしてるから、ころも しんぱいになったんだよ」ピョコピョコ



「衣!こっちに来なさい!」


衣「はーーーい」タタタ





まこ「咲…今のコマいの、たしか衣と…」


咲「…衣ちゃん…だったよね」

セーラ「なんや知らへんけど、行ってみようや」


ーーー村の村長家 前

衣「え?なぁに?ころものかおに なにかついてる?」

村長「お前らが、あの女からの使者か?」

セーラ「あの女? 使者? どういうことやねん」

村長「では、あの女とは関係ないと言うんだな」

セーラ「せやからあの女ってなんやねん!」

村長「関係がないのなら早くここを立ち去るんだ。来るんだ衣」

衣「まってよおじいちゃん。あのひとたちのはなしをききたいよ」

村長「来るんだ!」グイッ

バタン!

426: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:55:48.12 ID:F4CKk+vm0

咲「どうしよう」

セーラ「とりあえずここがドコなんか聞かなアカンよな」

まこ「そうじゃのう。今の老人の家をもう一回 訪ねてみるかの」


まこ「衣…と呼ばれとったあの子供のことも気になるしのう」

咲「うん」

427: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:56:26.35 ID:F4CKk+vm0

ーーー村長の家

村長「なんだ、まだ出て行ってなかったのか。ヨソ者に用はない」

まこ「あんたは何をそがぁに怯えとるんじゃ? あんたが言ってた『あの女』に関係あるんかいの?」








郁乃「あらあらぁ。人のことを『あの女』呼ばわりやなんてひどいやぁーん」

428: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:57:58.61 ID:F4CKk+vm0

村長「い…郁乃……なぜこんな所に…」


藤田「」ニヤニヤ


セーラ「藤田!!お前、こんなとこにまで現れて!! ……ところでまこ、こんなとこって、ここはどこなんや?」

まこ「……………知るか」

咲「赤阪郁乃…!」


村長「郁乃、何の用だ」

郁乃「いやぁん村長さん。あんたが素直に紋章牌を渡さんからわざわざ出向いてあげたんやないの。感謝してやぁ」フララー

郁乃「ほな、早いとこ『一筒の紋章牌』を渡してや」

村長「そんなもんは知らん!」

郁乃「隠したかて無駄やで。ここが、隠された紋章牌の村ってのはぁ分かってるんやから」

セーラ「オイまこ、ここは隠された紋章牌の村らしいで。覚えとかな」メモメモ

まこ「隠された紋章牌の村……衣と言う名前の子供…」



ドォーーーーーーン!!

咲「!?」

セーラ「火が!!」

429: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:58:43.27 ID:F4CKk+vm0

郁乃「村長。いまの見たやろ? あんたが分からず屋言うてる間にアレクちゃんが退屈したみたいやわ」

村長「きさま…!!」

郁乃「さぁ、はよぉ紋章牌くれんと順番に村を焼き払ったるでぇー」フララー

村長「お、おのれ…! そんなにこの呪われた力が見たいのか…」スッ

ゴオオッ!

村長「呪いの紋章牌『一筒牌』よ、その力を示し、我が敵を打ち倒せ…!!」


カッ!!





郁乃「!!?」




郁乃「あれ…おらへん」?




430: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:00:29.79 ID:F4CKk+vm0

ーーー村長の家 掛け軸裏の秘密の一室


村長「旅の方よ。こんなことに巻き込んでしまってすまない」

セーラ「ホンマやで」

咲「いえ…」


村長「衣よ。こっちに来なさい」

衣「? なぁにおじいちゃん」トテテ


村長「右手を出すんだ。 そうだ。いいかい衣じっとしてるんだよ」

衣「?」

村長「汝、『一筒』、生と死と…孤独を司る紋章牌よ。 我より出て、この者にその力を与えよ」





キィィィン…

シュウウウウウ…!!




431: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:01:32.45 ID:F4CKk+vm0


衣「お、おじいちゃん。これなぁに?」


村長「衣…許しておくれ。 お前に、辛い運命を背負わせてしまうことになる。 しかしこの紋章牌は使われてはいけないのだ」

咲「…」

村長「旅の方よ。この奥に村の外へ通じる秘密の抜け道がある。 この子を、衣を連れて逃げてください。 私は、郁乃達の目を引き付ける為にオトリになります」

セーラ「なんやて!?そんなこと…」

まこ「セーラ。 …行こう衣」

衣「う、うん…。おじいちゃんは後から来るんだよね?」

咲「うん、そうだよ。だから今は急ごうね」

432: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:02:24.95 ID:F4CKk+vm0


衣「お、おじいちゃん。これなぁに?」


村長「衣…許しておくれ。 お前に、辛い運命を背負わせてしまうことになる。 しかしこの紋章牌は使われてはいけないのだ」

咲「…」

村長「旅の方よ。この奥に村の外へ通じる秘密の抜け道がある。 この子を、衣を連れて逃げてください。 私は、郁乃達の目を引き付ける為にオトリになります」

セーラ「なんやて!?そんなこと…」

まこ「セーラ。 …行こう衣」

衣「う、うん…。おじいちゃんは後から来るんだよね?」

咲「うん、そうだよ。だから今は急ごうね」

433: アレクさんは臨海女子の監督さんです 2014/04/15(火) 19:05:23.71 ID:F4CKk+vm0

ザッザッザッザッ!

衣「はぁ…はぁ…」

咲「頑張ってね。もうすぐだから」



ザッ!

アレクサンドラ「…フン」

咲「!」ゾクッ!!

アレク「郁乃様も心配性だな。こんな村など、回りくどいことをせず一気に潰してしまえばいいのに。言われたとおり見張っていれば、やってくるのは子供と腰抜けだけではないか」


セーラ「なんやとーーー!!」

まこ「迂闊に近寄るなセーラ!こいつ…強いぞ!」

セーラ「ああ、分かっとる。こいつ人間やない。怖さがここまで届いてくるわ」ブル

衣「うぅ…」カタカタ

咲「…」キッ

アレク「ほお、私の強さが分かるか。この私相手に気持ちだけは引いてなさげ。ほしいわちょっと

アレク「……だが残念だけど大人しく私の剣の餌食になりなさい。痛くないように切り刻んであげるから」

まこ「く、くそう…」


434: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:06:15.15 ID:F4CKk+vm0


シュン!

藤田「おいアレクサンドラ。郁乃様がお呼びだ。あのジジイ、森に逃げ込んだらしい」

セーラ「藤田!!」

藤田「またお前か。今は忙しいんだ。お前の相手はいずれしてやるさ」



シュイン!


セーラ「あ!この野郎…」

咲「はぁ……」

435: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:10:40.79 ID:F4CKk+vm0

ーーー村長の家 前

まこ「助かった……みたいじゃのう」

セーラ「ああ、村の方もだいたい火も治まったようやな。村人がどうなったかは分からへんけど」

衣「おじいちゃんはどうなったの?」

まこ「衣ちゃん。あんたはこれから一人で生きてゆかなくてはいかん。 分かるか?」

衣「…?」キョトン

まこ「咲。やっぱりこの子はあの衣みたいじゃ。ここは、多分過去の世界なんじゃろう…」

咲「…うん」

セーラ「過去?あの星辰剣(ロリコンバスター)とかいう奴の呪いで飛ばされたって言うんか」

まこ「ああ、多分。 今のは、衣の言っていた300年前の事件……そして、この子は、衣は今から、300年の間一人で、旅を続けんといかん…」


まこ「とにかく、わしらは何とか戻る方法を見つけんと」

セーラ「そうかもな」

パァァ…

咲「!?」

セーラ「おい咲。あの光はなんや? あそこはオレ達が最初に出て来た所やないんか?」

まこ「そうじゃの、あそこに戻ってみよう」

436: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:12:15.16 ID:F4CKk+vm0

ーーー 一同、祠の前へ

セーラ「ここに入れば、元の世界に戻れるかもな」

まこ「たしかに、そうかもしれんの。あんたにしちゃまともな考え方じゃ」

セーラ「ちぇっ。咲、その衣とかいうガキはどうするんや?」

衣「ころもはこどもじゃない!」


咲「つれて行こう」

まこ「しかし、この子を連れて行っていいもんかどうか…」

セーラ「はやく行こうや咲。いつこの光が消えるか分からへんから」


咲「そうだね行こう、衣ちゃん…!」ギュッ

衣「うん」


ーーー 一同、祠の光の中へ

437: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:13:07.49 ID:F4CKk+vm0


ーーー洞窟内

パァァァァァ



セーラ「おお、ラッキー。 戻れたみたいや」

咲「あ、あれ?」キョロキョロ

セーラ「あのガキがおらんな?」

まこ「過去は変えられんいうことじゃったんか…」

咲「せっかく…また会えたと思ったのに」

まこ「これから衣は…たった一人で300年間たった一人で…」


咲「……」

438: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:14:19.28 ID:F4CKk+vm0

星辰剣(ロリコンバスター)「」フヨフヨ


セーラ「うおっ、またコイツや。みんな近づくなよ、またあんなことはゴメンやで」

まこ「元はと言えばあんたのせいじゃろ」


星辰剣(ロリコンバスター)「」クルクルクル

咲「わっ、回りだしたよ」ワタワタ



星辰剣(ロリコンバスター)「セーラよ……」


セーラ「!? うわわっ!オ、オレは何にもしてへんで」

星辰剣(ロリコンバスター)「セーラ…お前には目的があったんじゃないの?」

セーラ「!」


セーラ「せや。藤田の野郎をぶっ殺 す」

星辰剣(ロリコンバスター)「私も眠るのに飽きたところだし。 仕方ないから付き合ってあげる! 私を抜きなさい」

セーラ「なんやコイツ? 横柄でツンデレ?なやっちゃな…」

星辰剣(ロリコンバスター)「嫌ならいいけど。 その代わりあのロリコンは倒せないけど」

セーラ「おお、分かったわ」タジ

星辰剣(ロリコンバスター)「分 か っ た わ ?」ジトッ

セーラ「いえ、分かりました」キリッ


グッ…


星辰剣(ロリコンバスター)「さぁ行こうか私の舎弟」


セーラ「(なんで剣に舎弟呼ばわりされなアカンねん…)」

咲「はは…」


439: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:15:46.31 ID:F4CKk+vm0

◎仲間集め◎

ーーー祠前

巴「あ、こんにちは」ザクザク

咲「こんにちは。何をされているんですか?」

巴「私は、ここで庭いじりをさせてもらっています。名を狩宿巴と申します」ザクザク

咲「あなたも…解放軍に入ってもらえませんか?」

巴「私を? んー……。 そうですね。平和になった世界が荒れ地ばかりじゃ悲しいですものね。 私もこの世界に花を咲かせるお手伝いをしましょう」ニコ



ーーー寺内

智紀「おかしい…ない…」ゴソゴソ

咲「あのー…何か探してるんですか?」

智紀「秘蔵の…同人誌……この辺りに隠してあったんだけど…」

咲「(もしかしてさっき洞窟で拾った…)もしかして…これですか?」つ ガチBL本


智紀「…それ」

咲「(詳しくは触れないでおこう…)」

智紀「ありがとう。お礼に仲間になる。本の管理はまかせて…」

咲「(普通の本なのかな…?)」

智紀「これあげる」つ ロリコン同人誌

咲「」

セーラ「お…おおきに…?」

智紀「ナンテコトナイッテ」





文堂「私は文堂星夏と申します。訳あってここに厄介になっています。あなたは?」

咲「私は解放軍の宮永咲です」ペッコリン

文堂「そう、咲さんですか。あなたの顔、拝見したいですね。 その声、魔王めいたものを感じます」

セーラ「目細いから見えてへんのか」

咲「細いですもんね」

まこ「目細いもんな」

文堂「お前ら人間じゃねぇ!!」ガビーン


440: ※元ネタは「マリオRPG ドゥカティ・ブルース 」でググってね 2014/04/15(火) 19:16:54.36 ID:F4CKk+vm0

ーーー雀戦士の村


村人A「♪みーーんなで やるダ」

村人B「♪どーーんどん やるダ」

村人C「♪そーーれが オレたち」

村人D「♪じゃーーんせんし うまれ」

村人E「♪どーーんな やつでも」

村人F「♪ひーーと ひねり」

村人G「♪しーーっかり やるから」

村人H「♪どーーなるな カアちゃん」



咲「ドゥカティ・ブルース…」


441: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:17:55.51 ID:F4CKk+vm0

リチャードソン「おお 咲どの。戻られましたか。 それで、藤田を倒す方法は見つかりました?」

セーラ「任せとけ。コイツを見てみろや。 オイ挨拶せぇや」

星辰剣(ロリコンバスター)「なんで私が人間に挨拶?そっちがしなよ」

リチャードソン「喋る剣? コイツが吸血鬼に…」

星辰剣(ロリコンバスター)「もちろん。あんなロリコンごとき私の敵ではない」フンス

セーラ「て、言うてる」

まこ「自信過剰なとこはそっくりじゃなあの二人」

咲「あはは…」


リチャードソン「それは心強い。これから我々は藤田の城へ行く所だ」

リチャードソン「奴め…こんなものを送りつけて来おった…」スッ

咲「これは…?」

セーラ「結婚式? 招待状か。 誰のや?」

爽「ユキのだよ。あのロリコンやろー、早くしないと血ぃ吸われるかもなぁ…」



村人「村長、準備が出来ました」

リチャードソン「よし、行くぞ。 咲どの、我々は一足先に行きます」

咲「お気をつけて」


ザッザッザッザッ…


爽「…………」

442: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:19:03.03 ID:F4CKk+vm0

ーーー藤田の城


セーラ「ここが藤田の城か」


リチャードソン「来ましたな咲どの。 行くぞ皆!雀戦士の力を見せろ!」

オーーーーー!
ヤッテヤルデス!



藤田「おいおい。人の結婚式に武器なんか振り回して物騒な奴らだな」シュイーーン

リチャードソン「何を言う、由暉子を…娘を返せ!!」

藤田「そうはいかん。やっと見つけたロリ●●なんだからな」ハァハァ


藤田「あの夕日だ。あの夕日が沈んだ時が私たち二人の結婚式の始まりだ 」ニヤニヤ

咲「夕日…」

藤田「咲、お前は解放軍のリーダーだろ。お前を今宵の主客として招待してやろう。 夕日が落ちるまでに城の最上階へ来なければ、由暉子は永遠に私のものだ」ハァハァ

咲「むむ…」

443: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:20:00.86 ID:F4CKk+vm0

藤田「そうそう、この城の扉は招待された者しか通れないようになってるからな」


ーーーロリキャラの描かれた扉


セーラ「なんやあの扉…」

まこ「痛ドアか」

リチャードソン「おのれぇ!バカにするな!行くぞ皆!!」ダッ!

まこ「ま、待てぇ!」



バチコーーーーン!!!



リチャードソン&村人達「ぬわーーーーーーー!!」ドーーーン!


咲「だっ、大丈夫ですか?」

セーラ「どうやら、あいつの言うたことはホンマみたいやな」

まこ「咲、これは罠じゃ。 解放軍のリーダーと知って、それで……」

咲「みたいだね」

セーラ「せやけど、オレ達が行くしかないみたいや」


リチャードソン「うぐぐ…咲どの、お願いします。娘を、由暉子を、あの薄汚いロリコン吸血鬼から取り返してください、お願いします」ペッコリン

咲「分かりました」




爽「待ってくれー」タタタ

444: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:20:45.75 ID:F4CKk+vm0

咲「爽さん」

爽「咲。私も…私も連れて行ってくれないか」

リチャードソン「無理言うな爽。それに、お前はまだ雀戦士として認められとらん」

リチャードソン「雀戦士として認められてない者、剣に名前を持たぬ者は戦いには出られない。 それが村の掟だ」

爽「私はまだ…一人前じゃないし、強くもない。 でも、それでもこの手でユキを助けたい」

爽「ユキに約束したんだ。 だから、ユキとの約束だけは……頼むよ咲」ペコ

咲「けど…」

まこ「咲、わしからも頼む。爽を連れて行ってやってくれんか。 わしが爽を助けるからの」

爽「まこ…」


咲「…分かりました。行きましょう」

爽「! ありがとう」パァァ

445: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:28:15.19 ID:F4CKk+vm0

リチャードソン「爽。ここへ来るんだ」

爽「はい」

リチャードソン「その言葉が聞きたかった」キリ

まこ「(BJ…)」

リチャードソン「雀戦士の村の爽。 お前を雀戦士と認め、ここに剣に名を持つ資格を与える。 そして、新しき雀戦士が生まれたことが皆の喜びとならんことを…」

リチャードソン「さぁ爽。お前もこれで雀戦士として認められたことになる。 お前の勇気、それこそ雀戦士に相応しい。 …由暉子を頼む」

爽「あ、ありがとうございます」

リチャードソン「自分の剣に名前を付けるがよい。 考えてあるか?」

爽「はい。剣の名前だけは、前から、もう何年も前から決めていました」

まこ「行くぞ爽。由暉子が待ってるんじゃろ」

爽「おう!」




リチャードソン「咲どの、由暉子を…我が娘をお願いします」

咲「はい!」


446: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:29:32.24 ID:F4CKk+vm0


ーーー藤田の城 内部

まこ「薄気味悪いのぉ」

咲「うぅ…」

ゾンビ「かゆ…うま…」ヌッ

咲「ひぃ!」

セーラ「出やがったな!」

ゾンビ「ぷるぷる…ボク 悪いゾンビじゃないよ! いいこと教えてあげるからいじめないで!」

セーラ「いいことってなんや?」

ゾンビ「えぇっとぉ…クラスの皆にはナイショダヨッ?」

ゾンビ「『森の中でも、夜だけでなく、仕事の時も、我らが女王を称えよ』…と、藤田さまはいつもボク達に言うんだよ」

まこ「なんかの暗号か?」

ゾンビ「いじめる?」ウルウル

爽「シマリス君みたいだなー」

咲「い、いじめないよ…じゃあ…」ソソクサ


447: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:31:08.16 ID:F4CKk+vm0


ーーー三階

咲「絵が飾ってあるね」

セーラ「えーっとなになに…
『幼女達の森』
『昼下がりのおひるね幼女』
『のら仕事の幼女』
……………」

咲「…………」

まこ「ぜんぶ有名絵師の作品じゃな…」ジロジロ

爽「こっから行き止まりだなぁ」ジロジロ



ロリ声「おーぷん☆」

グゴゴゴゴ…



咲「壁が!」

まこ「隠し扉か」

爽「さっきのゾンビが言ってた暗号ってこれか」

セーラ「たまたま眺めた順番が合ってたみたいやな」

咲「ここから最上階へ行けるみたいですね」


448: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 19:33:17.38 ID:F4CKk+vm0

ーーー最上階

藤田「ハートに♪若葉色のダーイアリー♪」プァプァーーン



パイプオルガンを演奏しながら「アイドル天使ようこそようこ」の主題歌を唄う藤田!


由暉子(ウェディングドレス姿)「…………(いくつなんでしょうこの人…)」





バターーーーーン!!



453: 続きですよー 2014/04/17(木) 01:03:22.85 ID:Zl1JAdmz0

セーラ「藤田ぁ!」

藤田「おやおや、遅かったな。待ちくたびれたよ」

爽「ユキ!いま助けるぞ」

由暉子「先輩…来てくれたんですね。嬉しいです」

藤田「ちょっと待てよ。それじゃ私が負けるみたいじゃないか」

セーラ「その通りやで藤田、お前はここで負けるんや! 」

藤田「やれやれ。この【まくりの女王】に勝てるとでも思ってるのか」

セーラ「その減らず口…二度と叩けんようにしたる。 いくで星辰剣!」

星辰剣(ロリコンバスター) 「こんなロリコンの一匹や二匹、私の敵じゃないし!」フンス


454: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/17(木) 01:05:08.03 ID:Zl1JAdmz0

爽「我が剣・ユキコにかけて」スッ

爽「お前を倒してやる! 打倒 藤田!!」

カッ!

由暉子「先輩!」

藤田「これは勇ましいことで」ヘッ

藤田「咲、あなたの右手の紋章牌、郁乃様に献上させてもらおう」

咲「させないよ!」ゴッ

セーラ「いくで!!」

455: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/17(木) 01:07:11.05 ID:Zl1JAdmz0

藤田「ふん、生意気な人間め。行け、ゾンビ共!」

ゾンビ達「wらうww」

ゾンビ達「うぇうぇうぇうぇw」

咲「カン」ゴッ!



ドゴーーーーーン!!



ゾンビ「うはwまじでwww」バシューーン



咲「もいっこ、カン!」


ゾンビ「うwざー」バシューーン


456: 戦闘シーンは適当です 2014/04/17(木) 01:08:00.85 ID:Zl1JAdmz0

藤田「何!?」

咲「ゾンビ達は倒しました!お願いします!」

爽「うおおおおお!!」



爽「」つ 『ともきーにもらったロリコン同人誌』


藤田「!これは!!」


藤田「……<●><●>」(ガン読み中)

まこ「今じゃ!」

セーラ「おらぁ!」

ズバンッ!!

藤田「ぐわぁあ!?」ズザザーーー

セーラ「おお、効いとるで!」

星辰剣(ロリコンバスター)「当然」ドヤァ

藤田「な、なぜ…!」




まこ「そして」

まこ「キ ン グ ク リ ム ゾ ン」


ドドドドドド



藤田「」


457: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/17(木) 01:09:40.68 ID:Zl1JAdmz0
藤田「ゴバァ!!」(吐血)

藤田「ぐ…な、何が起きた…なぜお前達の攻撃が…」ガクッ

星辰剣(ロリコンバスター)「私は夜雀みすちーの生まれ変わり。ただのロリコンであるお前が、私に叶うわけないんだから!」

藤田「おのれぇ…私は500年もの間 生きたんだぞ…! それをこんなところで終わらせて…!!」グヌヌ

セーラ「それで500年の間、悪さしてきたんやろ。 今こそオレの旅も終わるわ」

セーラ「家族と、仲間を殺したお前に、復讐する旅やった」

セーラ「そいつも今日で終わりや。 覚悟せえや!」





※夜雀みすちーと麻雀は全く接点はありません。字の感じだけそれっぽいものをお借りしました。


458: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/17(木) 01:11:07.80 ID:Zl1JAdmz0

ロリコンストラーーーーッシュ!!!
アバンセンセーーーー!

藤田「ウボァーーーーーーーー!!!」

バシューーーーン……



咲「やった!」ワァ!


セーラ「」ハァ…ハァ

セーラ「やったで…」





459: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/17(木) 01:13:23.40 ID:Zl1JAdmz0


由暉子「先輩!」ダッ

爽「由暉子!」ダダッ


由暉子「ありがとうございます。 助けに来てくれるって…信じてました。 嬉しかったです」ヒシッ

爽「え、え、いや、あはは…私は何にもしてないし…藤田はセーラが…倒しちゃったし」ナハハ

由暉子「…あなたって人は。 いいんですよ、こういう時は。 それに私にとってあなたはイイスス・ハリストスです」クス

爽「私は死んでも生き返らないぞー」ハハ

由暉子「ところで、その剣の名前…」

爽「あ、いやコレは、ゴメン…勝手にお前の名前を……」

由暉子「本当ですよ。人の名前を勝手に使って…」

爽「ゴメン…」

由暉子「なんで謝るんです」

爽「へ?」



まこ「バッチリ尻に敷かれとるのう…こりゃこの先大変じゃぞ」ニヨニヨ

咲「そうですね」ニヨニヨ



460: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/17(木) 01:14:13.87 ID:Zl1JAdmz0



ーーー城の入り口

リチャードソン「由暉子!無事だったか」

由暉子「もちろんです。先輩が助けに来てくれたんですから」

リチャードソン「咲様。ありがとうございます。われら雀戦士の村の一同は、解放軍に、あなたに、従いましょう」

リチャードソン「我々の力が必要な時はいつでも、お呼びください」

咲「こちらこそ、感謝します」ペッコリン

まこ「藤田も倒した。雀戦士の村の人達も仲間になってくれた。 そろそろリツベ城へ戻ってもええと思うんじゃがのう、咲」

咲「そうだね。部長に報告しないと」


セーラ「咲」



セーラ「いや、咲様」

461: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/17(木) 01:15:10.01 ID:Zl1JAdmz0

咲「ど、どうしたの?いきなり…」

セーラ「オレは長い間、藤田を追って旅を続け、そしてついに復讐を遂げました」

セーラ「それを、今は無き故郷に報告に行こうと思っています。 必ず、また解放軍に戻ってきます」

セーラ「…ですから、今はしばらく解放軍を離れることをお許し下さい」

咲「えっ、えっと」

セーラ「頼む。どうしても、一度だけ死んだ家族の墓に報告に行きたいんや」ペコリ



咲「……分かったよ。 早く戻ってね?」

まこ「セーラ。お前がおらんのは、解放軍にとって大きな痛手になるのお」

セーラ「ああ、分かっとるよ。オレがおらな解放軍も締まらへんからな」ヘヘッ

由暉子「大丈夫ですよ。そこのソフィアみたいな方の代わりに、私が解放軍で戦って差し上げますよ」

セーラ「誰が両性具有や!」

爽「ええっ!? 待てよユキー」

由暉子「だめですよ先輩。もう決めたんですから。それに、先輩も一緒に来るんですよ?」キョトン

爽「え、私も」キョトン

由暉子「当然でしょう? あなたが守ってくれなかったら、誰が私を守るんですか?」キョトン
爽「えっと…」

リチャードソン「行くがいい、爽。お前は雀戦士の儀式は済ませたが、成人のための試練を受けていない。 それに引き留めても わが娘は飛び出していってしまうだろう。 ……由暉子を守ってくれるか爽?」ギロリ

爽「は、はい!(親バカ…)」ビシ!





セーラ「先に行くで、咲。すぐに戻る」

咲「うん」

セーラ「それまで元気でおるんやで」ナデナデ

462: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/17(木) 01:17:56.46 ID:Zl1JAdmz0
ーーー雀戦士の村

胡桃「た、たすけてーーー!」

初美「ロリコンがまだいたですよーーー!」

咲「なんですって!?」


一太「ハァハァハァお嬢ちゃん達かわいいねぇ。大丈夫僕は吸血鬼なんかじゃないよぉただの飾り窓職人さ」ハァハァ

一太「そうだ、僕と仕事場においでよ。お菓子もあるし可愛い窓作ってあげるよぉ」ハァハァ

咲「」

まこ「」

爽「しょーがねぇなあ」

爽「」つ 『ともきーにもらったロリコン同人誌』


一太「!?」


一太「そそそそそ、そ れ は! ! !」


463: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/17(木) 01:19:53.57 ID:Zl1JAdmz0


一太「即日完売、委託なし、転売ヤーのせいでヤフオクで1万超えの幻の同人誌!」

一太「ついに私の長年の夢が今、 ここにジツゲンした。今のこの気持ちを何か例えるならば、それはあたかも当たらないと 思っていた宝クジで1等が当たったような、 いや、ちがうな。そんなありふれたものではなくて、もっとコウショウな喜びである事は当然だけど、ああ悲しいかな、私のとぼしいボキャブラリーではこの感動を言い表わす事 はできないのではないかという事実に今気付いた次第であったりするのは事実なのだが、私は何を言っているのか自分でもわからなくなってきてしまって、もう、このあふれ出すパトスを押し止どめる事はなんぴとたりとも出来ないであろうことはもはや事実と限りなく確信に近かったりするのだよ、これが。 この同人誌を手に入れたときにはよもや、この興奮に見合うだけの同人誌があろうとは、なかなか信じきれなかったのだが今こうして自分の目でこの同人誌を見るにつけ、ああ何と幼女とは素晴らしいものなのだろうかと 
思いを新たにするこの私はロリコンでよかった。 


つまり、とってもうれしい。 

そういうこと」  






咲「」

まこ「」

由暉子「」

爽「あちゃー」


一太「解放軍には他にも素敵なお仲間がいるんですよね!? 入りますよ!!!これ緊急案件でOKですよね!?」


咲「」


まこ「まぁ…仲間が増えてよかったんじゃないかのう…」

咲「そうですね…。帰り道に仲間集めして帰ろう…」


※【再度すみませんが、『マリオRPG プランターおじさん』でググるとよく分かります】


471: 続きです 2014/04/18(金) 14:13:53.71 ID:sHIEnrAU0
◎各地 仲間集め◎


ーーー雀戦士の村

鍛冶屋『さとうじゃなくてよりふじ』

澄子「はい、お仕事ですか?」

咲「いえ、解放軍に入っていただけませんか?」

澄子「解放軍…確か私の先輩と後輩がいるって聞きましたよ。 彼女たちは元気ですか?」

咲「はい、とっても!けれど、あなたに会いたがっていました」

澄子「そうですか。ならば私も行かなければいけませんね。 よろしくお願いしまーす」




ネリー「あ、お姉さん!また会ったね!」

咲「ネリーちゃん!」

ネリー「ねぇねぇ、いいお仕事ない? ネリーはお金がいるんだ!なんでもするよ」グゥー

ネリー「あ…///」

咲「……うちに…解放軍においで…」ポロポロ

ネリー「かいほー軍? お金稼げる?お腹いっぱい食べられるなら頑張るよ!」ピョンピョン

ネリー「なんで泣いてるの?」

咲「(絶対勝たなきゃ…こんな子供を増やしちゃいけない…!)」




ーーー3コロン寺

祠・洞窟内

大沼「あー…また来たのか。………ふむ」


大沼「分かった。この老体でも何か役立てるのなら。 かつて『火薬(ガンパウダー)』と呼ばれたこの名も、まだ湿気るのはいささか早いだろう」

咲「お願いします」ペッコリン



ーーーカンツの城塞

数絵「私は南浦数絵。今は狩人をしているけど、その内成り上がるつもりです」

咲「解放軍に入っていただけませんか?」

数絵「仲間に? 仲間なんて…必要ありません。仲間なんて足を引っ張るだけの存在」

咲「…そうですか」シュン

数絵「う…」ズキ

咲「あの、南浦さんって南浦聡さんとご関係が?」

数絵「! お祖父様を知っているんですか!?」

咲「は、はい。聡さんは解放軍でお風呂を作って下さいましたよ」

数絵「お祖父様が…」

数絵「わ、分かった。解放軍に入りましょう」

咲「本当ですか!?」ワッ

数絵「お、お祖父様が参加しているなら必ず成り上がれると思っただけです! そ、それだけですからね!」

数絵「(それに…ちょっと楽しそうって思ったし…)」←寂しがり屋


472: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 14:14:30.85 ID:sHIEnrAU0

ーーーレジェンドの村

ハオ「……お前、解放軍のリーダーだな…」

咲「あなたは?」

ハオ「私は?慧宇(ハオホェイユー)。ヨシノの民だったものだ」

ハオ「そっちに穏乃と憧がいると聞いた。 なぜ奴らはお前たち都会の人間などに手を貸す?」

咲「…私には難しいことは分かりません。 けど、田舎も、都会も、そんなことは関係ないと思うよ。 この大地に生まれた者に変わりはない。だから、復讐の為でなく、皆の為に…仲間の為に……」

咲「って、前に穏乃ちゃんが言ってたんです」エヘヘ

ハオ「穏乃が……。 昔はただ野山を駆け回って猿に間違えられるほどだったのに、立派になったものだ…」

ハオ「…分かった。私も力となろう。この大地に生きる、全ての仲間の為に」



ーーーテンホウの町

睦月「私は津山睦月。武者修行をしている。ただし、私は強い奴しか認めない。お前は強いか?」


咲「こんなものでしょうか」ゴッタオス!!


睦月「」

睦月「む、いきなりセオリー外…。 分かった、修行にもなるし、力を貸そう」

咲「わぁ、ありがとうございます」パアア

睦月「う、うむ。よろしく」



ーーークロゴの城塞

玉子「我が名は宇津木玉子! さすらいの行商人である! 何、貴様 解放軍なのか!配下にほしいのである!」

咲「えっと…」

玉子「決まりだ!さっそくリツベ城とやらに向かおう。王である私にこそ城はふさわしい!」

咲「……」


473: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 14:17:00.65 ID:sHIEnrAU0

ーーー本拠地 広間

恭子「咲、無事に戻ったか。軍を使わんとサンマー地方を解放出来たんは非常に大きかったで」

咲「えへへ」

久「霞の情報では、北方の首尾を引き継いだ弘世菫が軍勢を整えているようね」

恭子「帝国軍の兵力は、弘世菫がほぼ8000、水上砦ダブルリーチに6000、帝国本土に兵力10000ほどや」

哩「いまの兵力では弘世菫の軍勢ば相手にするので、精一杯やな。ここは、各地の反乱勢力ばひとつに集めなければ太刀打ちしいえんじゃろもんうばい」

智葉「西方にある竜玄騎士団領の騎士団長、松実玄とは旧知の仲だ。 竜玄騎士団を仲間につけるつもりなら同行するが…」

恭子「竜玄騎士団は、帝国の下に入らず、これまで中立を保ってきました。 彼女らを味方に出来たら、一気に情勢を挽回出来ますね」


恭子「ただ、竜騎士たち…、特に騎士団長の玄は少々クセのある方です。彼女らを味方にするには、咲自ら出向く必要があるかと…」

竜華「咲、行くんならウチも一緒に行くで!」

智葉「そうだな、その方がいい」コクン

咲「分かりました。竜騎士の方々に会ってみましょう」

恭子「騎士団領は、今はアンパイの町の北西になりますわ」


哩「咲、私らの精力…いや勢力は、日増しに大きくなっとるぞ」

久「よろしくお願いね、咲」パチッ

咲「はい!」

竜華「行くでー!」

智葉「ああ」


474: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 14:18:12.31 ID:sHIEnrAU0

ーーー竜洞

智葉「この竜洞を通ると騎士団領に入る」


門番「そう。これより先は皇帝陛下より許された竜玄騎士団の領地なり。 いかなる者であろうと入ること、まかりならん」

智葉「私は、元帝国軍百人隊長、辻垣内智葉。 竜玄騎士団 松実玄 殿に取り次ぎをお願いしたい」

門番「たとえ皇帝陛下であろうと、入れるなと言うのが騎士団長よりの命令だ」

竜華「ありゃ…皇帝陛下でもアカンってのはエライ手厳しいなぁ」

咲「そんなぁ」

門番「とにかく、帰るんだ」

竜華「どう思う? 咲。ウチは何かあったんやと思うんやけど…」

咲「そうだね。話を取り次いでくれたっていいのにそれさえもダメなんて…」

智葉「少し情報を集めてみよう。 ここから一番近いのは南東のアンパイの町だ」




475: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:12:23.22 ID:sHIEnrAU0

ーーーアンパイの町

ヤイノヤイノ!

竜華「なんか揉めとるみたいやな」



主人「このインチキ食い逃げ女め!」

明華「ノン、ノン、ノン。それは違いますよ。これだから庶民は困りますね」

明華「私は、しばらく借りにしておいてあげると言ってるのです。 この私、帝国貴族 雀明華に貸しを作ることが出来るんです。 もう少し喜んだらいかがですか?」

主人「まだそんな口をきくか? 貴族様ならメシ代くらい払えるだろ!」

明華「ああ、それを言われると心苦しくなります。 私も持ち合わせがあればいくらでも払って差し上げるのですが、あいにく、先ほど恵まれない子供に全てあげてしまったところなんで…」ヨヨヨ

咲「いい人だね」ホロリ

主人「やっぱり貴族なんてのは口からでまかせだな!」

竜華「ちょ、ちょっと待ちいや」

主人「うるせぇなぁ……あっ、これは解放軍のリーダー咲様じゃないですか」

明華「咲?これは宮永照殿の妹君、咲殿では?」

咲「そうですけど…」

明華「私はこの帝国内を遊学中の帝国貴族、雀明華(チェーミョンファ
)であります。 以後お見知りおきを…」ペコリ

咲「これはご丁寧にどうも」ペッコリン

明華「いえいえ、お互い高貴な出身、仲良くしようじゃありませんか。 …つきましては咲殿。」

咲「はい?」

明華「少しばかり金子を貸していただきたいのです。 この男は私を疑っているようで…」カサヒロゲー

明華「私はこれから竜玄騎士団の玄を訪ねようと思っているのです。 そういうわけで急いでいるので、これにて失礼させてもらいますね」ファッサー ←傘を広げ足早に去る

主人「あっ」

竜華「なんやぁ? あいつ確か竜玄騎士団の所へ行くって言うてたな」


主人「あのー…ところでどなたがメシ代を払っていただけるのですか?」

竜華「えっ」

智葉「…………私が払おう」




主人「まいどありー」


咲「すみません」

智葉「構わないさ。 しかしあいつ、竜玄騎士団の所へ行くと言っていたな」

竜華「ウチらも行ってみよか」

476: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:13:39.62 ID:sHIEnrAU0

ーーー竜洞

門番「しつこい人ですね。ダメなものはダメです」

明華「おお、なんてことを言うのです。 私はあなたのことを思って言っているのですよ」

明華「この明華は玄の特別な友人なのです。それを追い返したとなれば、ただでは済みませんよ? あなた新人ですね。 今なら許して差し上げますよ」

門番「私はここを任されてからすでに5年が経っています」

明華「ああ、そうでしたね。この前ここを訪れたのは5年と1ヶ月前でした」フフン

門番「いい加減にしないと許さないぞ! この嘘つきめ!」

竜華「はは、またやっとるわ」

477: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:23:14.40 ID:sHIEnrAU0



明華「ん?」

明華「これはこれは、心の友 咲どのじゃないですか」

咲「あ、どうも」

明華「あなたも騎士団に用がおありで? それなら無駄のようですよ。この石頭の門番ではラチがあきません」

咲「けど、私達は玄さんに会わないと…」

智葉「そうだな」

明華「おや、どこかで見たと思えば、帝国百人隊長の中でもその名を轟かせていたサトハじゃないですか。 あなたまで解放軍に………」

智葉「……」

明華「咲どの、心の友よ。いいことを教えてあげます、着いてきてください」ファッサー

咲「?」

478: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:24:18.35 ID:sHIEnrAU0


ーーー入り口より少し離れた所にある竜の石像の前


咲「ここがどうしたんですか?」

明華「フフ、懐かしいですね。私は小さい頃よくこの騎士団領に遊びに来ていたのです。 だから、ここの事はよく知っております」

咲「はあ」

明華「咲どの、ここを見てください。この岩の裏から中に入れるようになっています。子供の頃はよくここで遊んだものです」

竜華「ここから騎士団領の中へ?」

明華「正解です。あなた、庶民の割には頭がよろしいですね」

竜華「」

咲「それを知ってるなら、なぜあなたはここから中に入らないんです?」

明華「フフ、私のような貴族はこそこそしたことはしないのです」ファッサー

竜華「ええ加減にせえ」

明華「おおお、咲、心の友。貴女は信じてくれますよね」

咲「は、はぁ…」

明華「ああ、よかった。 貴女にまで疑われたら私はどうしようかと思いました。 でも、気を付けて下さい。 中はけっこう危ないですから」

智葉「危険は承知だ。行こう」

咲「ありがとうございます」ペッコリン

明華「いえいえ、心の友ではありませんか」ファッサー



ーーー 一同、洞窟の中へ

479: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:25:22.54 ID:sHIEnrAU0



ーーー 洞窟

ザッザッザッ…

咲「薄暗いですね」

智葉「とりあえず奥まで行ってみよう」



ザッザッザッ…

…ヴー…ヴゥー…




竜華「おっ、開けたとこに出たな。ここどこやろ?」

咲「何か聞こえる…」

智葉「…し……と…」

竜華「え?何のこと?」


智葉「………足元だ」

咲「足元って、わっ、わわっ」





ウワーーーーーーーーー…!!!


ドシャーーーーーーーン!!





480: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:33:57.28 ID:sHIEnrAU0



宥「!?」





竜華「いたたたた…」

咲「崖があったなんて…あたた…」

智葉「………!」プルプル←痛み必死にこらえ中



宥「そこで何をしているんです!?」

竜たち「zzzzzzzz………」




竜華「げ」

宥「まさか、泥棒さんですか!?」ブルブル

咲「えっと、私達は…」





豊音「咲ちゃん!!」

481: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:34:48.38 ID:sHIEnrAU0


タタタタタ!!

豊音「咲ちゃんでしょ! 覚えてないの? 私だよ、豊音だよーー! みんなを巫女の島まで乗っけてあげた豊音だよ! また会えてちょーうれしいよーーー!!」ギュムーー

咲「く、苦し…」ムギュギュ

宥「咲? するとあなたが解放軍のリーダー…」


竜華「なぁ、この竜たちはなんでみんな寝てるん? 竜ってんは怜より寝ぼすけなんやな」

咲「ほんとだ、みんな眠ってるね」キョロキョロ


豊音「あ………」

宥「解放軍の方々が、この騎士団領に何のご用ですか?」ブルブル

竜華「スルー!?」ガビン

智葉「私は元帝国軍百人隊長 辻垣内智葉です。 騎士団長玄どのにお会いしたい」

宥「……………」

豊音「宥さん…」

宥「分かりました。この様子を見られた以上、玄ちゃんに報告しなければなりませんから」

智葉「すまないな。 あー…」

宥「宥です。竜玄騎士団、副団長 松実宥です。 そして玄の姉です」

智葉「あなたが玄の。失礼した、彼女に姉がいたとはな」

宥「私は戦闘よりもここで竜の育成が主なので」

宥「この洞を抜けると騎士団の館はすぐに見えます。 私は先に行き、妹に報告をします。 行くよ豊音ちゃん」スッ

豊音「あ、うん……」

咲「………?」

482: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:35:35.73 ID:sHIEnrAU0


ーーー竜騎士の砦『松実館』


竜騎士(ちょっと●●)「解放軍の咲様ですね、どうぞお通り下さい」

咲「どうも」

竜騎士(ちょっと●●)「…それにしても、豊音はどうしたんだろう…あの見張りの日から元気がないけど…」

咲「?」


竜騎士(●●)「私達の主、玄様の腕には真の紋章牌の一つ『ドラ爆の紋章牌』が……。 そのせいで、玄様は決して歳をとることがない美少女の姿のまま。 それが、あの方の呪いなのです」

竜華「(うらやましい呪いやけどなぁ…)」

竜騎士(●●)「玄様は二階の団長室でお待ちです、どうぞ」


483: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:38:15.79 ID:sHIEnrAU0

ーーー二階 団長室

宥「玄ちゃん、この人たちがさっきの話の方々だよ」


玄「智葉ちゃん! お久しぶりです!相変わらず控えめで、でしゃばっていない素敵なおもちですね!」

智葉「…ああ…」

玄「心配してたんだよ。 あのカレッカの事件のあと、まったくの行方知れずだったんだから」

智葉「すまない、色々あってな。 玄、こちらが解放軍を率いる咲だ」

咲「初めまして、解放軍を任されている宮永咲です」ペッコリン

玄「あなたが咲どの… 私が竜玄騎士団、騎士団長松実…」ハッ

竜華「へ?」ボイーン

玄「ふおおおおおお!」ウホホーイ

竜華「う、ウチが何か…?」

玄「お若いのにうちのお姉ちゃんと同じか、いやそれ以上のおもちをお持ちで!!!」ワキワキワキ

咲「え、えぇ!?」

玄「ぜ、ぜ、ぜひ一度確認を、確認をば!!!」ワキワキワキワキワキワキ!!

竜華「ひぇええ!!?」


宥「玄ちゃん、めっ!」

玄「きゅ!? ご、ごめんなさい…」シュン

竜華「あはは…」

咲「ええっとお…」

智葉「…話を戻していいか」

玄「ごめんね…」シュン

咲「いえ、」アハハ…

玄「改めまして、竜玄騎士団、騎士団長 松実玄です。あなたのお噂は聞いていますよ、以後お見知りください!!」ドヤッ

咲「こちらこそ」


484: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:39:35.09 ID:sHIEnrAU0

智葉「今日は大事な話があって来た」

玄「大事な話…とは?」

咲「解放軍に、力を貸してほしいんです」


玄「解放軍に……。 確かに今の皇帝、いえ、帝国に対し、私たち竜騎士達の不満も高まっているのですが………」シュン

竜華「何か困ったことでもあるん? 竜たちが全部眠っていたことに関係でも?」

玄「あれを見てしまったのですね。 それを知られないために、誰も入れないようにしていたのですが…」

宥「…実は数ヵ月前から、突然 竜たちが眠り込んだまま目を覚まさなくなったのです。 色々手を尽くしたのですがどうにもならなくて…」アッタカクナイ

智葉「眠ったまま…」

玄「今の竜玄騎士団は何の力も持っていません。 多くのお医者さんにも診てもらったけれど、誰も治すことは不可能でした…」

宥「神医と呼ばれていた荒川憩様にも使いを頼みましたが、行方知れずで…」

竜華「ほな、憩ちゃんなら竜たちを治せるん?」

宥「ええ、当代きっての名医ですから、多分…」


智葉「ならば話は早い。 戻って憩を連れて来よう」

咲「そうですね、一度戻りましょう」



485: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:40:18.73 ID:sHIEnrAU0


ーーー本拠地 医局

憩「ふんふむ、竜ちゃん達が。 ウチで間に合うか分かりませんけど行ってみましょかぁ」

咲「お願いします」

智葉「頼む」

竜華「成香ちゃん頼むわ」


成香「はい!…そぉい!」テレポートッ!

ーーーシュン!!




486: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:48:06.80 ID:sHIEnrAU0


ーーー竜騎士の砦 『松実館』

ゆみ「ん?」シノビー

ーーーシュン!!

咲「わぁっ!」

ゆみ「うわぁ!」

ドサドサドサ!

竜華「いたた…またかいな」サスサス

ゆみ「な、なんだ、君達は!?」

憩「えろぅすいません」

咲「わぁ、ごめんなさい!」

ゆみ「…とりあえずどいてくれないか?」




智葉「…すまないな」

ゆみ「い、いや…」

咲「あなたも竜騎士の方ですか?」

ゆみ「見つかってしまっては仕方ないな。私は忍の道に生きる者、名は加治木ゆみ と申す。侵入者を見張るようにここに雇われているんだよ」

ゆみ「気配を完全に消していたのだが、まさか上から落ちてこられるとは…私もまだまだのようだ」フッ

竜華「成香ちゃんのテレポートはどこに飛ぶか分からへんからなぁ」

ゆみ「君は解放軍のリーダーだね。ただ者ではない眼力を感じる…」ジッ

咲「うう…//」

ゆみ「帝国の噂も聞いている。私も解放軍に加えてもらえないだろうか? 少々おいたが過ぎる帝国に、反乱される恐怖という餌を与えておくのも悪くない」

咲「お願いします、すごく心強いです!」

ゆみ「そうか、感謝する。 では先に失礼させていただくよ」シュタッ!

487: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:53:34.67 ID:sHIEnrAU0

漫「なんやぁ今の音? …って、ああ!お前は」

智葉「上重…」

漫「あんたはあの時の百人隊長、辻垣内とか言うたな。どないしたんや?」

智葉「………」

漫「あの時、ウチの主を討った小鍛治健夜の下にいたアンタが、今度は小鍛治を討つ側に回るっちゅうんか? 簡単なもんやな」

智葉「…あの時の私は、健夜様を信じた」

漫「ほな今はなんで解放軍におる。 心変わりかいな?」

智葉「私は変わっていない…………変わったのは…………漫……お前に頼みがある」

漫「はっ、敵やったウチに頼みかい?」

智葉「私達、解放軍の力はいまだ帝国軍に遠く及ばない。少しでも戦力がほしい」

智葉「前皇帝の下にあって、ただ一人、『消えない炎』の二つ名を得ていたお前がいれば、大きな力になる。…頼む 」アタマサゲ

漫「は、…アンタが頭なんか下げるとはな」

漫「……ウチにとっては、主は前皇帝様、ただ一人」

漫「…せやけど、前皇帝様を討った小鍛治を討てるんやったら、爆発見せたるんも悪ないわ。 よろしゅう頼むで、咲」

咲「ありがとうございます!」

488: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:55:51.15 ID:sHIEnrAU0


ーーー騎士団長室

宥「あ、あなたが荒川憩様! あなたが解放軍に入っていたとは…」

玄「竜たちをお願いします!」ペッコリン

憩「はいはぁーい、まっかせてー」ニコリ





ーーー竜洞

竜たち「zzzzzzzz」グースカピー



憩「ふんふむ…んー…」

宥「どうですか?憩様」

憩「いやですよぅ、様やなんて。憩ちゃんって読んで下さいよ。 …これは病やなくて毒やねぇ。眠りの毒を飲まされとるみたいやわ」

玄「病気じゃないんですか?」

憩「そうですよぉ。誰かが竜ちゃん達に毒を飲ませたんやわ」

豊音「やっぱり、誰かがこの騎士団領に忍び込んだんだね…」

咲「それで、治す方法はあるんですか?」

憩「解毒剤は作れますけど材料がいりますわぁ。 材料は、撈月草、国士竜蘭、そしてもう一つは…」

竜竜「もう一つは?」

憩「いえ、まずその二つを集めましょか。 咲ちゃん、撈月草はのシーパイ(洗牌)の谷に生えてるはずですぅ」

宥「シーパイの谷……玄ちゃん、今この竜洞で目を覚ましてるのは、豊音ちゃんのと、私のストーブだけよ。の谷まで私のストーブで咲ちゃん、達を案内するね」

咲「す、ストーブ?」

智葉「竜の名前だろう」

玄「お願いするね、お姉ちゃん」

宥「咲ちゃん、私のストーブは温室の温かい所にいるはずだよ」

咲「分かりました、お願いします」



豊音「やっぱり…あの時……」





489: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:56:28.86 ID:sHIEnrAU0



ーーー温室

ストーブ「ポカポカ」

咲「この子かな?」

竜華「名前の通り真っ赤っかやなぁ」

宥「咲ちゃん、この私のストーブで、シーパイの谷まで行きましょう」モコモコ

竜華「わっ! どないしたん、そんな着込んで…」

宥「空を飛ぶとすごく寒いので…」ブルブル

智葉「(着ぶくれと言うレベルじゃないぞ…)」

宥「ストーブちゃん、シーパイの谷までお願いね」ナデナデ


ストーブ「アッタカーーイ」ガオー



ビューーーーーン

490: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:57:31.04 ID:sHIEnrAU0


ーーーシーパイ(洗牌)の谷

ストーブ「…アッタカーーイ…」バサバサ

宥「…ここがシーパイの谷間です…」ガタガタガタ

竜華「大丈夫なん?」

宥「わたし、寒がりだから…」ブルブル


咲「ありがとう、ストーブちゃん」ヨシヨシ

ストーブ「///」ハズカシーイ


竜華「それらしい草は見当たらへんな…奥の方まで行ってみよか」


491: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 18:59:35.70 ID:sHIEnrAU0

ザッザッザッザッ…

智葉「山小屋があるな」

竜華「あそこで聞いてみよか」





ーーー鍛冶屋『でーちゃん』

友香「んー?あんた達だれ? 何の用でー?」

咲「解放軍の宮永咲と言います。 この谷に撈月草があると聞いて…」

友香「解放軍? じゃあ私の仲間もいるね。この前のエアメールに書いてたから知ってるんでー」
(※元 帰国子女なので、手紙はすべてエアメール扱いです)

咲「ひょっとして『鍛冶屋・けんたに』の方ですか? 皆さん一緒に戦ってくれていますよ?」

友香「ほんと!? そーとなったら私も参加するんでー!いっちょ4649!」



ーーー森垣友香が仲間になった

友香「あ、撈月草ならこの谷の一番奥に群生してるんでー」



492: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 19:01:19.47 ID:sHIEnrAU0



ーーーシーパイの谷 最奥


撈月草「」キラキラ

竜華「撈月草ってこれのことやろか?」

宥「そうですね。 海に映った月のように、おぼろ気で美しいって図鑑に書いてたのを見たことがあります」






郁乃「そうやで、それが撈月草。気付け薬の材料やでぇ」


竜華「誰や!? 出てき!」バッ


郁乃「よぉここまで来たわ。せやけど撈月草を持って帰らせへんよぉ」フララー

咲「郁乃!」

竜華「誰か知らへんけど、こっちは苦労してここまで来たんや! これは貰ってくで!」

郁乃「あらあら、元気なお姉ちゃんやねぇ。せやけど私は咲ちゃんと話してるんや。 静かにしといてな」

咲「あなたと話すことなんかありません」

郁乃「いやぁん、いけず言わんといてぇや。そろそろ解放軍ごっこも飽きたやろ? あんたのその右手の紋章牌、ちょうだいよ」

咲「何を…!」キッ

郁乃「あぁん!そんな怖い顔せんといてよ。 力付くて取ったりなんかせぇへんよ。 せやねぇ、もっとスイートな方法やで」









郁乃「出といで、衣ちゃん」

499: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/19(土) 23:25:10.32 ID:/N5m2aPP0

咲「…!!!」



衣「…久方ぶりだな、咲。 衣を置いてゆくなど酷かったではないか」

咲「衣ちゃん…」


衣「まぁよい。私達の仲だ、許してやろう。…さぁ、お前に『預けた』紋章牌を返してくれないか」

咲「預けた……?けど、あの時…」

衣「衣はその紋章牌の力で300年もの間、老いることなく生き延びることが可能だった。だから、それがないと……だから返してくれ」

咲「………分かった……」スゥ


咲の右手「」ゴゴゴゴゴ…!

竜華「紋章牌が…!!」

咲「……!!?」





カッッ!!!!!!








500: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/19(土) 23:26:01.46 ID:/N5m2aPP0


ーーー闇の空間


咲「ここは……?」

衣「……さき…咲………衣の声が聞こえるか?」

咲「衣ちゃん!」

衣「すまない、再会を懐かしむ時間がないんだ」

衣「紋章牌と…それを持っていた者。 つまり衣と『一筒』の間には不思議な聯絡が残っていたようだ。 それを介してお前に話しかけている」

咲「衣ちゃん…」

衣「衣の体は郁乃の『監督の紋章牌』によって、既に衣のものではない。 そしてこの紋章牌の力はやがて、衣の心も………」

咲「っ、そんな」

衣「咲、一生のお願いだ」


衣「これから、衣がすることを…赦してほしい」


咲「え」
シュウウン!!



501: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/19(土) 23:27:22.09 ID:/N5m2aPP0

智葉「…!?」

郁乃「い、今のは……? 衣ちゃん、早く一筒牌を奪うんや!!」

衣「咲、紋章牌を返してくれ…断るなら、力づくでも…」

咲「分かった」スッ

竜華「咲!?」


郁乃「物分かりがええこは好きやでぇ。さぁ衣ちゃん、取り返してぇな」


咲「………」

衣「………」

衣「一筒牌よ。私はお前と300年もの間、時を同じくした。 お前のことはよく知っている。その呪いの意味も、その悪しき意志も」

衣「お前はあの日…衣が故郷を失った日だ。あの日、衣の知る者全ての魂を盗みとった。300年の長き旅の間、多くの国で戦乱を起こし、多くの魂を掠めた」


衣「そして…! 怜という者の魂も! 照の魂も! 和の魂も! 全てお前が盗んだ!! お前はその主の最も近しい者の魂を盗み、力を増大させる!!」

郁乃「衣! 何しとんねん!早く紋章牌を…」

衣「一筒牌が近くに在ることが、衣に力を貸してくれた。 ほんの少し、体を自由にする力を…!」ニヤリ



衣「さぁ、一筒牌よ! かつての主人として命じる!」

咲「! だめ…」



衣「今度は衣の魂を 盗みとれ!!!」



ゴッ!!!!



502: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/19(土) 23:28:30.24 ID:/N5m2aPP0


衣「う…ぐ…」ドサッ



咲「衣ちゃん!!!」






キィィィ…

ーー 一筒牌の力が上がった。……そして…



503: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/19(土) 23:29:35.06 ID:/N5m2aPP0

衣「はぁ……はぁ……そうだ…それでいい……自分の…自由にならぬ命なら……衣は…そんなもの、いら…ない………」

咲「衣ちゃん!…衣ちゃ…ん!!」ポロポロ


衣「300年もの…あいだ、お前が…引き延ばしてきた…いのち…返すぞ……いーぴん…らおゆえ…よ……」


郁乃「くっ…!」

一筒牌「」ゴゴゴゴゴゴゴ…!

郁乃「(なんて禍々しいオーラ放っとるんや…! いま手ぇ出したら…)」ギリッ


郁乃「忌々しい…。いつかその紋章牌、私のモンにしたるからな!」

シュン!

竜華「消えた…」

宥「あの小さい子が…!」タッ

504: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/19(土) 23:30:28.98 ID:/N5m2aPP0

衣「」ゼェ……ゼェ…

咲「衣ちゃん…!」ボロボロ

衣「泣くな…さき……ころもが…選んだ…ことだ…」

咲「……」ギュ

衣「こんどこそ…ほんとうに…おわかれ…だね…」


衣「…げんきでな……さき…」



衣「ころもの…ぶんも……いきて………」





衣「」



シュウウウウ…

智葉「身体が…」

竜華「消えてく…」




505: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/19(土) 23:31:10.95 ID:/N5m2aPP0

宥「これが撈月草ね……」


咲「……」

宥「…急いで帰りましょう…ここは、寒すぎる…」

竜華「そうやな、竜たちを…」

宥「いえ…」

咲「………」

宥「(この子を…温かい所に……)」





506: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/19(土) 23:32:16.57 ID:/N5m2aPP0

ーーー竜騎士の砦 『松実館』


憩「咲ちゃん、無事に戻ったみたいやねぇ」

玄「おかえり、お姉ちゃん」

宥「…ただいま」

玄「どうしたの?」

宥「なんでもないよ。これが撈月草だよ」

咲「次は国士竜蘭ですね。 もう地の果てだってどこだって行っちゃいますよ」アハハ

宥「(この子…)」

宥「(強い子なんだね…これが、解放軍のリーダー…)」

憩「それがなぁ…」

竜華「どうしたん?」

玄「豊音ちゃんが一人で、帝国のキヨスミンスターへ行っちゃったんだよ」

憩「国士竜蘭はキヨスミンスターの空中庭園にしかないんや。 ウチが口を滑らせてしもうたばっかりに…」




507: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/19(土) 23:34:10.49 ID:/N5m2aPP0

ーーーキヨスミンスター 王宮空中庭園


ハッシャク「ファー…ブルスコ…」バサッバサッ

豊音「よーし、ここで待っててね! すぐ戻るからね」ナデナデ

ハッシャク「ファー…」


テクテク…


豊音「うーん…これ以上行くと誰かに見つかっちゃいそうでちょー怖いよー」キョロキョロ

豊音「ええっと、たくさんあるなぁ。どれが国士竜蘭なんだろう? これが憩ちゃんが言ってたのと一番似てるけど…」



健夜「そうだよ。それが国士竜蘭」

508: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/19(土) 23:35:52.41 ID:/N5m2aPP0

豊音「だ、だれ!?」ビクッ

健夜「あなたこそ誰かな? ここが皇帝の庭って知らないわけじゃないよね」

豊音「あ、あなたは、こっ、皇帝陛下! さ、サイン…じゃなくて!」アワワワ

健夜「眠れなかったから風に当たりにきてみたら、花泥棒さんに会うなんてね。 その格好は竜騎士かな?」

豊音「は、は、はい! 私は竜玄騎士団、姉帯豊音ですっ!」ビシ

健夜「大きいけど見習いさんなんだね。それで、ここに何の用かな?」

豊音「ここっ…国士竜蘭を取りに来ました。お、おねがいです、見逃してくださいぃ」ドゲザ

健夜「わっ、ちょ、ちょっと」

豊音「国士竜蘭が必要なんです! みんなの竜を助けるために…」

健夜「竜……。そっか、また郁乃ちゃんだね…、ねぇ頭を上げて?」

豊音「へ?」

健夜「私の気持ちが…まだ優しい内に、ここを早く出た方がいいよ」

豊音「みっ、見逃してくれるんですか!?」

健夜「そうだよ。…だから早く…」

豊音「わわっ、しし失礼しますっ!」

タタタタタ…


健夜「…………」


509: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/19(土) 23:37:44.22 ID:/N5m2aPP0

ハッシャク「ファー…」

豊音「ふー…あ、あれは本当に皇帝陛下だったのかな? でもすごい迫力だったよー。 サイン頼めばよかったかなぁ」

豊音「噂とは雰囲気も違ったし、ちょー優しかったなぁ。 …ま、いいや。国士竜蘭も手に入ったし急いで帰ろうハッシャク!」

ハッシャク「モルスァ」バサッ




郁乃「あらぁ何してはるん?」フララー

514: 続きっす 2014/04/20(日) 22:50:08.91 ID:Z634zfze0
豊音「だ、だれ!? 国士竜蘭ならもうもらったからね! さよならだよー」

ハッシャク「モルスァ!!」バッ!


郁乃「あらあら、そない急がんでもええやん」スゥッ

パリパリパリ…

豊音「!?」



ズドーーーーーーン!!!



豊音「きゃぁぁぁぁぁぁあああ!!!」

ハッシャク「グォォォォォォオオ……!!」





515: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/20(日) 22:51:52.92 ID:Z634zfze0


ーーー竜騎士の砦


……ね
………よね……


豊音「うう…」

宥「豊音ちゃん、しっかりして、豊音ちゃん、目を覚まして」

豊音「こくし…竜…らん…持って帰ら…ない…と……」ウーン

憩「どうやら気い付いたみたいやねぇ」


豊音「はっ! あれれれ??? ここは…? 国士竜蘭は!?」

宥「大丈夫だよ。森の中で倒れているのを見つけた時も、その手にしっかりと国士竜蘭を握りしめていたよ」クス

豊音「じゃあ…みんなの竜は?」

憩「ええ、材料がちゃあんと3つ揃ったさかいすぐに薬を作って飲ませときましたよぉ。 もうじき目を覚ましますぅ」

豊音「よかったぁ…ちょーうれしいよぉ」ウルウル


豊音「ねぇ憩ちゃん、3つ目の材料って何だったのかなぁ?」




憩「! それはぁ…」

豊音「? どーしたの?」

516: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/21(月) 00:29:11.55 ID:t/E3869M0

玄「…私が話すよ」

豊音「玄ちゃん団長?」



玄「豊音ちゃん、3つ目の材料は【竜の心臓】なの? そして、その心臓は……」

豊音「!……まさか………ハッシャクは…」

宥「私達が見つけた時には、もう……」

豊音「そんな……そんなぁ……ハッシャク……ううぅ…」


玄「…恨むなら、私を恨んでほしい。 けれど、それしか……」


豊音「うわぁぁぁぁぁあああん…!!!」




517: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/21(月) 00:29:53.83 ID:t/E3869M0
ーーー 一階

咲「そう…そんなことが…」

智葉「ああ。しかし彼女のおかげで玄達全ての竜は目を覚ました。 解放軍と竜玄騎士団との盟約を結ぶために、玄の部屋に行こう」

竜華「そうやな。 まだ仲間になってくれるて決まったわけやないし…」


ーーー二階 団長室

宥「咲様、これで竜達も…」

玄「咲どの、竜たちの事、竜玄騎士団を代表してお礼を言います」ペコリ

智葉「それじゃあ、玄」

玄「うん、また智葉ちゃんと一緒に戦うことになりそうだね。 …ただ、今度は相手は違う」

玄「咲どの、竜玄騎士団はあなたについていきます。帝国を倒すために」キリッ

咲「ありがとうございます。共に頑張りましょう」ペッコリン

竜華「これでやっとリツベ城に帰られるなぁ」


玄「…智葉ちゃん、実はお願いがあるの」

智葉「………なんだ?」

518: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/21(月) 00:30:34.86 ID:t/E3869M0

玄「豊音ちゃん」


豊音「……」オズオズ

玄「豊音ちゃん…」

豊音「はい。分かってるよ」

玄「…竜を失った竜騎士は、ここを出なくちゃいけない…。 ハッシャクを失った豊音ちゃんは、ここにはいられないの。ごめんね…」

豊音「掟だもんねー…、ハッシャクはあの時に私をかばって……」

宥「豊音ちゃん、自分を責めないでね…」

豊音「いいんだよー。 私はハッシャクがかばってくれたと思いたいんだぁ…」

玄「智葉ちゃん、豊音ちゃんを引き取ってくれないかな? 智葉ちゃんなら安心して任せられるので…」


智葉「…………分かったよ」

豊音「わぁ、うれしいよー。よろしくねー」パア

玄「咲どの、戦の時はいつでも呼んでね、いつでも駆けつけるから!」


咲「はい」

519: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/21(月) 00:31:22.19 ID:t/E3869M0

玄「豊音ちゃん、元気でいるんだよ。 いつかここに戻れる日がきっと来るからね」

豊音「はいっ!」

竜華「元気だしてや。解放軍には仲間もいっぱいおるからぼっちやないで」

豊音「うん!ちょー楽しみだよー」

玄「豊音ちゃんをお願いします」




宥「お城までお送りしますね」ガタガタ

咲「ありがとうございます(また厚着するのかな?)」




520: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/21(月) 00:32:10.81 ID:t/E3869M0

ーーー中庭

竜騎士(なかなかの●●)「豊音、元気でね。竜騎士じゃなくなっても友達だよ!」

豊音「ありがとう! 解放軍でも頑張るからねー」



宥(厚着)「…では、参りましょうか」ブルブル


ストーブ「アッタカーーーイ!!」ギャオオーン



521: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/21(月) 00:32:54.42 ID:t/E3869M0


ーーー本拠地 入り口

舞「けけけっ間違いないって。あいつはスパイだ。あの常識はずれな格好を見ただろ?」

霞「まだ決めつけるのは早いんじゃないかしら」

舞「お前は栄養が頭にいかずに全部胸にいっちゃったのか? この●●●●お化けめ」

霞「あらあらウフフ…」ゴゴゴゴゴ

舞「」


咲「どうしたんですか?」

522: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/21(月) 00:39:36.99 ID:t/E3869M0
舞「(た、助かった!)お、戻ったか」

霞「あらあら咲ちゃん、おかえりなさい」

咲「ただいまです。なにを揉めていたんですか?」

霞「あぁ、ちょっとね…」

竜華「? とにかく久んとこ行ってみよか」

霞「その方がいいわ。…あなたはこちらでお話しましょうか」ニコリ

舞「」

523: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/21(月) 00:40:19.16 ID:t/E3869M0

ーーー広間

久「おかえりみんな。それで、竜玄騎士団とは……」

智葉「…………………ああ」

久「…………盟約は結べたのね?」

咲「えっと、大丈夫です。協力してくれると約束してもらいました」

久「そ、そう。よかったわ…」

智葉「………」

竜華「ところでさっきから黙りこんでるちじ、…セクシーな服の子は誰なん?」

一「………………………」グッ

久「ああ、この子ね。霞と舞が城の周囲を伺っていたところを捕らえてきてくれたんだけど、この通り何も話してくれなくてね。 咲が戻ってからどうするか決めようと…」

一「咲!?」ガタッ

咲「わわっ」

524: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/21(月) 00:41:04.01 ID:t/E3869M0
一「あなたが解放軍のリーダー咲様!?間違いないね!?」

咲「ははは、はい!(お尻が見えてる…すごい格好だよぉ)」

竜華「(これがNAGANOスタイル…!)」

一「よかったぁ。これでボクも透華のいいつけを守れるよ。 咲様本人に伝えるまでは誰とも話すなって言いつけられてたからさ。ずっと黙ってたんだよ」ホッ

咲「はぁ」

一「ボクは透華付きのメイドの国広一だよ」

咲「よ、よろしく」

一「北方の守りを宮永照から引き継いだ弘世菫が、最近になって突然反乱分子の弾圧を始めて…」

恭子「巻き返しを狙っとるんやろうな」

一「ボクの主である透華は北方でも名の通った大富豪でね、帝国からも一目置かれていたんだよ」

久「北方の龍門渕といえば確かに有名だわ」

一「その為、透華の屋敷は帝国に追われる者達の避難場所になっていたんだけど、弘世菫は兵を率いて屋敷を取り囲んじゃったんだ」

一「透華と、ちょうど立ち寄られていたセーラさんが帝国兵相手に戦ったんだけど、力尽きて捕らえられちゃったんだ…」

竜華「セーラが!?」

一「透華はこのことを解放軍に知らせろとボクを…」

久「咲、セーラは解放軍の大きな戦力、龍門渕透華は大富豪でありながら義理堅いことで知られていて、慕う者も多い…。 何としても助け出さないとね」

咲「そうですね!」コクン

恭子「現在の弘世菫の兵力は8000を越えると言われとるな」

竜華「それに向こうは訓練を受けた軍やけど、こっちは寄せ集めの軍やし」

咲「うーん…」

久「咲。解放軍はいまだ軍としては統率がとれていないわ。この先、戦いを続けていくには軍としての訓練を行う必要があると思うの」

咲「そうですね、明日は訓練しましょうか」

久「準備は任せておいて。さぁ明日にそなえて早く休んでおくのよ」パチッ

咲「?」

532: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/22(火) 21:11:23.72 ID:bMsH7v5l0
ーーー四階 咲の部屋

久「咲」

咲「部長?」

久「ごめんなさいね、お休み前に。 ちょっと折り入って話があってね」

咲「いえ、とりあえず入ってください」ガチャ

久「悪いわね」

533: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/22(火) 21:12:13.76 ID:bMsH7v5l0
咲「それで、話って?」

久「…実は解放軍の中にスパイが紛れ込んでいるみたいなの」

咲「え!」

久「咲がいない間に、モモちゃんや霞に帝国領を探らせていたんだけど、どうもこちらの情報がもれているみたいなの」

久「そこで私に策があるの。 咲、明日の訓練は私の指示通りに軍を動かしたいのだけれど、よろしいかしら?」

咲「なにか、考えがあるんですね?」

久「ええ。私を信用してちょうだい」

咲「わかりました、部長にお任せします」

久「ありがとう。ごめんね、疲れてるのに。じゃあこれで失礼するわ」

咲「はい」

久「……」

久「咲。この先の戦いは、今までよりも過酷なものになるわ」

久「この私は…戦いに勝つためにはどんなことでもするわ。それが、どんな犠牲を払うことになっても………」


咲「………………」

久「…それじゃあ、おやすみなさい」パタン


咲「…………部長……」

534: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/22(火) 21:13:10.09 ID:bMsH7v5l0


◎翌朝◎

ーーー広間

久「おはよう咲。準備は整っているわ」

咲「ようし、出発しましょう!」



ーーー練習地


久「皆、揃っているわね」

久「よし!これより全軍北へ向かい、このまま北方へ攻めこむわ!」

解放軍一同「!!?」ザワッ!

咲「!」

竜華「なんやってーー!? なんで、そんないきなり…」

恭子「せや、今日はただの訓練やったはず…」

久「帝国軍もそう思っているはずよ。その機を逃すことは出来ないわ。 このまま北方へ攻め上がります」

智葉「………奇襲か…」

竜華「どうりで訓練にしたら多い装備やと思ったわ」ガチャガチャ

久「北へ向かうわ。いいわね、咲」

咲「」コクン!





ーーー北の関所

兵士「ま、雅枝さまーーー!大変です、解放軍の奴らが!!」ドタタタ

雅枝「あーー? 聞いとる聞いとる。今日は訓練に出とるんやろ」

兵士「そ、それが、突然攻め込んで来たんです!」

雅枝「そうそう。知っとる知っとる………! なんやてぇ?」

雅枝「なんや、スパイの情報はパチもんやったってことか? そらえらいこっちゃ。それで解放軍はどこまで来とんねん?」

兵士「もう目の前ですぅーー!」

雅枝「こりゃ本気でヤバいなぁ。じゃあ、私が時間かせぎしてみるさかい菫様に知らせを出しといてや」

兵士「はいぃ」スタタタ

539: 続きっす 2014/04/24(木) 08:05:12.73 ID:VFBiUWO/0
◎戦争◎

ーーー北の関所 攻略ーーー

雅枝「解放軍って奴らは血も涙もないんやなぁ。朝飯を食べる時間もくれへんのかい」

久「悪いわね。でも、もう昼よ?」


雅枝「ブランチっちゅうやつやがな…ん、見たことあると思ったら洋榎と絹恵やないか」

洋榎「おかん!」

絹恵「お母ちゃん!」

雅枝「あんたら何で………まぁええわ」

洋榎「ウチらオカンと戦いたないで!降参してや!」

雅枝「こら困ったなぁ、愛娘二人とは戦いたないわ。降参するわ」

恭子「戦いを避けられるんやったら…」

雅枝「…とは言うても納得せえへん兵もおるやろし、時間をもらえへんやろか?」

久「これは時間かせぎの策よ!ここは一気に攻める!」

雅枝「バレてもうたか。おい、あんたら適当に頑張りや。命を無駄にしたらあかんで」

絹恵「うう…」

洋榎「やるしかあらへんか…」

540: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:06:08.68 ID:VFBiUWO/0
久「命令をどうぞ」

咲→『突撃』

やえ「お見せしよう!反逆者の寝返りっぷりを!!」ドリルボーン

ホビァァァァア!!

やえ「ニワカは相手にならんよ!」ドヤ!


咲→『その他 忍者』

ゆみ「まかせてくれ」シュタッ

モモ「私も行くっす!」ユラァ


ゆみ「敵の次の攻撃は弓矢だ。ゆみだけに」フッ

モモ「先輩ステキっすーー!!」ダキッ

ゆみ「こっ、ここではやめろー! あと、いつから先輩に!?」


雅枝「突っ込んでったら無駄死にするからな。弓矢で応戦や!」

ピュピューン!!

洋榎「防御が得意な洋榎ちゃんにはそんなん効かへんでーー!!」

バシバシバシッ!!

絹恵「さすがお姉ちゃんや!」バシバシバシッ!!

京太郎「(おもちのお姉さんも素手で矢をさばいてて充分スゴいけどな…)」


咲→『その他』

白望「この程度の兵隊じゃ、エイスリンには勝てないだろうな…」ダルー

塞「戦場でだらけられるあんたも大したものよ…」

エイスリン「カツ、イメージヲ、エガク!」サラサラサラ

ウワアアアアア!!
ナンカカテナサソウー!


雅枝「なんやなんやコイツら、寄せ集めのくせにやるやないか」



尭深「戦争の終わり…『収穫の時(ハーベストタイム)』!!」ササササ

ネリー「お金になりそうなものを収穫だよ!」ササササ



久「わが軍の勝利よ!」


大 勝 利 ! !


雅枝「…まぁ仕方ないか…」

541: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:06:54.35 ID:VFBiUWO/0

ーーー北の関所

雅枝「分かった分かったわ。降参する。命は大切にせんとあかんしな」

洋榎「おかん…」

雅枝「洋榎、絹恵。帝国軍にいたあんたらがなんで解放軍におるんか、理由は聞かへん」

絹恵「うぅ…」

雅枝「ちゃーんとした理由があるんやろ?寝返っても後悔せえへん大事な理由が。そんくらい分かる。母親なんやから」

洋榎「せや!ウチも絹も…この国を正すために反逆者になったんや。おかんといえど邪魔するんやったら…」


絹恵「お姉ちゃん…」


咲「あの、それなんですけど…」

雅枝「なんや? まさか娘に私の首斬らそ言うんか」

咲「ち、ち違いますよ! あなたも仲間になってください」アワワ

542: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:07:31.70 ID:VFBiUWO/0

洋榎「咲!?」

雅枝「私を仲間に? 長年使えた帝国を裏切れて言うんか」

絹恵「お母ちゃん、今の帝国は昔の帝国と違う! 」

雅枝「絹…」

洋榎「せや、解放軍はこのウチがおっても、まだまだ弱い。おかんも力を貸してや」

雅枝「………こないだまで鼻水垂らしとったガキ二人が立派になって」フッ


雅枝「リーダーの、咲…言うたな」

咲「はい」

雅枝「一つ約束してほしい。兵達の命を助けてやってもらえへんか」

雅枝「娘二人ももちろん大切や、けどそれと同じくらい私に仕えてくれた部下達も大事なんや」

咲「はい」コクン

久「分かったわ。兵達の命は保証しましょう」

雅枝「それならOKや。帝国軍やろうが解放軍やろうが、おまんま食べられるんやったらええ」

雅枝「娘たちと戦うんも悪うないわ」ニッ

洋榎・絹恵「…!」パアア

兵達「雅枝さま…私達は雅枝さまに着いていきます!」

雅枝「なんやあんたら。…どうなっても知らんで?」フフフ

絹恵「お母ちゃん照れとるな」

洋榎「素直とちゃうんやから」ニヤニヤ

543: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:08:12.34 ID:VFBiUWO/0


ーーー本拠地

久「咲。この北の関所が落ちたことが伝わる前に北方へ攻めこむわ。哩、あなたに一軍を任せるから、トイツバの砦を攻めてちょうだい」

哩「分かった」

久「智葉、あなたにも一軍を任せる。ラスカクの砦を攻めてちょうだい」

智葉「………………3コロしてきてやる」

久「北方を守る弘世菫はそれぞれの砦に助けを出すわ。 その間にシャープシュート城に忍び込み、龍門渕透華、セーラを救いだしましょう」

咲「分かりました」

久「この役目には私と咲、霞、ゆみと雅枝さんがつくわ」

ゆみ「ふむ」

モモ「潜入ならおまかせっすよー」ユラァ

ゆみ「(ナチュラルにメンバーに割り込んでる…)」

モモ「(この軍師と先輩を一緒にするのは危険な気がするっす。別の時系列的に!)」

久「…まぁいいわ。このメンバーで行きましょう」

咲「はい」

霞「うふふ、よろしくね」

544: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:08:45.59 ID:VFBiUWO/0
哩「囮になるのはよかが、助けに出た帝国軍はどうすっと。まともにやりあえば勝ち目はなか」

久「帝国兵が現れたらすぐに逃げるのよ」

竜華「それやったらシャープシュート城に忍び込むヒマはないで」

久「大丈夫よ。こちらも助けを呼んであるから」

咲「助け?竜玄騎士団の皆さんですか?」

久「いえ違うわよ。頼れる援軍よ」


咲「?」

久「作戦は以上よ。さぁ全員、すぐに行動を起こしてちょうだい」

545: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:09:56.38 ID:VFBiUWO/0

ーーー北の関所

雅枝「なんや?私をどないしようって言うんや」

久「雅枝さん、あなたにはシャープシュート城に忍び込む手伝いをしてもらいます」

霞「どういうことかしら?」

久「雅枝さん、あなたは私を捕らえたふりをして下さい。 咲は雅枝さんの部下のふりをして一緒に城の中に入るのよ」

咲「分かりました」

雅枝「なるほどな、ひと芝居うつってことかいな。私は別にかまへんけど、あんたは私を信用してええんか?」

久「私にもしものことがあったら、あなたの部下と娘さんがどうなるか…」ニヤリ




洋榎「」ゾクッ

絹恵「お姉ちゃんどうしたん?」

洋榎「いや、なんか寒気が…」

絹恵「?」




久「あなたの部下と娘さんと、私ではワリが合わないでしょうけど、あなたはそれらを見捨てるような人じゃないでしょう?」

雅枝「はっ、この女狐め。お見通しってわけかいな。分かったわ、手伝うよ」

久「さあ咲、行くわよー♪」

咲「あはは…(つくづく味方でよかったなぁ)」

546: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:10:26.68 ID:VFBiUWO/0


ーーーシャープシュート城


咲一同「」コソコソ


隊長「今度はラスカクの砦だ!解放軍の奴らめ、目にもの見せてくれるわ!!」

ドドドドドドド!!!


咲「…出ていきましたね」

久「さぁ行きましょう」

547: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:11:46.70 ID:VFBiUWO/0

雅枝「お疲れさんさんさんころりー」スタスタ

門番「こ、これは雅枝様。ご無事でしたか。解放軍が攻めてきたと聞いて…」

雅枝「せやせや、大変やったでー。せやけどさすが私や。こいつを見てや」

久「……」

雅枝「こいつは解放軍の軍師、竹井久や。こいつを捕まえてきたんや。弘世様に報告したいから中に入れてもらえんか」

門番「分かりました。報せて来ますので少しお待ちを」タタタ




咲「はー…」ドキドキ

霞「うまくいったみたいね」

ゆみ「しかしこんなもので騙せるのか?」

モモ「いざとなったら私が先輩と運命をともにするっす!」

久「まぁ、まかせておいて」



タタタ!

門番「お待たせいたしました。中の控えの間へどうぞ」


ギィィィィ…


548: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:12:38.17 ID:VFBiUWO/0

ーーーシャープシュート城 城内


久「咲。私と雅枝さんは控えの間にいるわ。その間にセーラと龍門渕さんを」

雅枝「牢は城の最上階にあったはずや。急いでや。菫様を長いこと騙し続けるんは骨が折れるで」

咲「は、はい!」タタタタ!

ゆみ「急ぐぞ、ここで捕まったらいっかんの終わりだ」タタタタ!

モモ「先輩になら捕まってもいいっすね」




ーーー上階

咲「行き止まりだ」

霞「これじゃあ渡れないわね」アラアラ


ゆみ「任せろ」

シュバッ!

咲「ロープが!」

ゆみ「ざっとこんなものさ」フッ

モモ「先輩カッコいいっす!」キャー!


549: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:13:12.77 ID:VFBiUWO/0

ーーー最上階

咲「セーラさん!」

セーラ「おお、お前ら!待ちくたびれたでー!」

透華「解放軍の皆さん! はじめがやってくださいましたわ!」

モモ「鍵が開いたっす!」ガチャン

セーラ「ふー」

透華「あなたが咲様ですね。わたくしは龍門渕透華。お礼を申し上げますわ」フカブカ

セーラ「言うた通りやろ透華。必ず助けが来るってな」

透華「そうですわね」フフ

550: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:13:47.46 ID:VFBiUWO/0

咲「あれ、あなたは?」

明華「ああ心の友サキ。助けに来てくださったのですね。友情とはなんと美しいのでしょう!」

咲「なぜあなたまで?」

明華「私にもよく分かりませんが、高貴な身分である私を妬んだのでしょう。全く弘世菫もイタズラ好きの仔猫ちゃんなんですから」

咲「はあ…」

明華「この者達からあなたのことも伺いましたよ。あなたが解放軍のリーダーでしたとはね…。 水くさいですよサキ。この雀明華、あなたの為に帝国貴族の身分を捨て、共に戦いましょう。 それでは喜びの歌を…」LAAA…
セーラ「行くで!」

明華「」

551: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:14:30.53 ID:VFBiUWO/0

ーーー控えの間

菫「久しぶりだな。園城寺…いや、今は竹井か? 3、4年ぶりか」

久「そうね」

菫「なぜ帝国を離れた。 やはりあの事件のせいか?」

久「…それもあるわ。 けど、それ以上に私は戦っている時の自分が…嫌いだった」

菫「そのお前が反乱軍に味方する。おかしなものだ」

久「そうかもしれないわね」フフ

菫「どうだ、もう一度戻ってこないか? お前を処刑するのは忍びない」


久「その心配はご無用よ」

菫「…どういうことだ?」


タタタタタ!

兵士「菫様、大変です! か、解放軍がこの城を取り囲んでおります!」

552: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:15:22.42 ID:VFBiUWO/0
菫「なに!?…なるほど、そういうことか。砦を攻めたのは囮だったわけだな」

久「そういうこと、ね」

菫「しかし腕が鈍ったな久よ。助けに出た我が軍が戻れば、解放軍などひと溜まりもないぞ?」

久「戻ってくればの話だけどね」

菫「なんだと?」


553: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:16:04.51 ID:VFBiUWO/0

ダダダダダ!

兵士「菫様ァァ!」

菫「今度はどうしたァァ!」

兵士「砦の援軍に出た部隊から、ションパイ都市同盟の軍に待ち伏せを受けたとのしらせが…」

菫「なに!?なぜ奴らが…。 そうか、これもお前の仕業か久!」

久「ええ、私が書状を送ったの。帝国軍が都市同盟を攻めようとしているとね」

久「ションパイ都市同盟はこの帝国領を欲しがっているからね、動かすのは簡単よ」

菫「貴様…!この帝国を都市同盟の奴らに渡すつもりか!!」

久「そんな気はないわ。私は彼らを利用したまで。手を結んだつもりはない」

久「一時的にはこの北方は奪われるでしょう。けれどそれ以上の振る舞いは、私たち解放軍が許さないわ」


菫「よくもぬけぬけと……!!」ワナワナ

554: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:16:34.16 ID:VFBiUWO/0

バターン!


哩「久、無事やったか。外の連中はあらかた片付いたけんね」

智葉「……………ふっ」


ダダダダダ!


セーラ「場決め、終わっとる!?」ジャーン!

菫「くっ…」


久「菫。今度は私からお願いよ。 潔く降参してちょうだい」

菫「なにを…」

久「あなたが理想に燃えた帝国の姿も、忠誠を尽くした皇帝陛下の姿も…今はすっかり変わってしまった。 それでもあなたは過去にしがみつくつもりなの?」

菫「それでも、私は……」

555: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:17:07.64 ID:VFBiUWO/0
ザッ!

ダヴァン「スミレ。あなたはよくよくガンコな人ですネ。…まったく五将軍はガンコ者ゾロイで…」

菫「ダヴァン…」

ダヴァン「菫、アナタよく考えてごらんナサイ。今の皇帝陛下の姿が、本当のワレワレの知る皇帝陛下の姿なのでショウか?」

菫「それは…」

ダヴァン「アナタも分かっているはずデス。皇帝陛下に忠誠を尽くすのであれバ、その過ちを止めるのも、ヤハリ忠誠ではないのですカ? ワレワレ五将軍は帝国がココマデ乱れるのを止められなかった」

ダヴァン「ナラバ、今こそ皇帝陛下の目を覚まさせなければなりまセン。そうではないですか?セニョール」キリ


菫「……………」




菫「分かった…降参しよう」

556: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:17:47.66 ID:VFBiUWO/0
久「分かってもらえたのね。菫」


久「咲。急いで退却しましょう。ぼやぼやしていると私達まで都市同盟の餌食になるわ」

咲「はい!」

セーラ「なんやねん、オレの出番は無しかい。久々に暴れられると思ったのによ」ブツブツ

咲「まあまあ」クス

557: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 08:18:31.45 ID:VFBiUWO/0

ーーー北の関所

智美「ワッハッハー、ついに横暴極まりない帝国軍に正義の鉄槌を下す時が来たぞー!私達も解放軍に助太刀するんだ、遅れるなよ佳織ー」

佳織「智美ちゃん、待ってよぉ」

智美「ワッハッハ!とつげきー」タタタタタ!

咲「きゃっ!」ドン!

智美「おおっと、ごめんな。急いでるんだ。解放軍の皆が私達の助けを待ちわびてるんでな、シャープシュート城まで行かないと」

咲「え?」

佳織「さ、智美ちゃん…」

智美「なんだ、佳織?」

佳織「こ、この人…」ハワワ

智美「だからなんだー?」ワハ

佳織「解放軍のリーダー、咲様だよぉ…」

咲「えっと…」

智美「なんだってー!? こりゃ失礼」

咲「いえいえ」

智美「私の名前は蒲原智美。今はなきカマボコ騎士団の元団長だ。私の最後の仕事として、解放軍に力を貸したい。私達も解放軍の一員に加えてくれ、頼む」

佳織「智美ちゃんのお願い、聞いていただけませんでしょうか」ペッコリン


咲「こちらこそ、ぜひともお願いします」ペッコリン返し

智美「おお、ありがたい!よろしく頼むなー」ワハハ

佳織「良かったね智美ちゃん!」



久「ありがたいわ。最後の戦いに向けて、少しでも仲間を増やしておきましょう」

咲「分かりました。行ってきますね」

561: 続きっす 2014/04/24(木) 21:36:09.16 ID:0D7GXUKb0

◎仲間集め◎

ーーーリコンの町


善野「なんですか、私の顔になにか?」

咲「い、いえ(顔色が悪いけど大丈夫かなぁ?)」

善野「あなたのことは知っていますよ。解放軍のリーダー。 …帝国…赤阪郁乃と戦っていますね」

咲「なぜそれを?」

善野「彼女とは前世で少し、ね。 いいでしょう。このままあてもなく旅をするより有意義です。私も力をお貸ししましょう」フッ



ーーー藤田の城 屋上

ヒュオオオオ…

えり「………」

咲「あの、ここでなにを…?」

えり「あなたこそ、こんなところにまで。 そう、あなたが藤田を…人間が彼女を倒せるなんて」

咲「あなたも…仲間になっていただけませんか?」

えり「私を、解放軍に? …帝国に逆らうつもりなんですか」

咲「はい」

えり「ふむ…いいでしょう。『奴』も帝国にいるみたいですしね」

咲「やつ…?」

えり「いえ。こちらの話です。ではリツベ城とやらに伺えばよろしいんですね」フッ

咲「き、消えた!?」

562: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 21:36:46.26 ID:0D7GXUKb0
ーーーカレッカ

浩子「…なんや、また来たんか。こんなとこに来てもなんもないで?」

咲「あなたは何を?」

浩子「私はちょっとな。 …なぁ久に伝えてくれへん? 立派になったもんやて」

咲「分かりました」






久「浩子……そう…」


久「ここに書をしたためておいたわ。これを彼女に届けてもらえるかしら?」

咲「? はぁ…」





浩子「久からの手紙やと?」ガサッ


浩子「ふむ…あいつが私の力を借りようとするとは…」


久「そうよ。私はこの戦いに勝つためならどんなものでも利用するつもりよ。それがたとえ、あなたであっても」

咲「部長!」

浩子「久…あんたは私を信用してないはずや。それでも力を借りたい言うんか」

久「あなたを信用はしていないわ。今でも疑ってる。 けど、あなたの力は信用してる。その力、解放軍のために貸してほしいの。お願いするわ」フカブカ

咲「部長…」

浩子「この私にあんたが頭下げるとはな…ええわ、またあんたと戦うことになるとはな」

久「……」

563: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 21:37:15.64 ID:0D7GXUKb0
一応捕捉です。カレッカの悲劇とは、長野帝国と都市同盟で小競り合いが頻発していた頃、都市同盟がシャープシュート城を占領したときに、この状況を打破するために浩子の策によりシャープシュートの南のカレッカの民を自軍で虐殺し、それを都市同盟の仕業にして復讐という名目で兵の士気を上げ、その勢いに乗って都市同盟軍を追い払った、という出来事です。
サイトから引用させていただきました。

浩子と久は親戚で、代々軍師とかエリートの家系です。久は直接的ではないにせよ、近くでこの悲劇を目の当たりにしたせいで争いを嫌って隠居してました。

564: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 21:37:56.54 ID:0D7GXUKb0

ーーー本拠地

◎広間◎

哩「ついに…ついにここまで来たんやな、咲殿」

智葉「……………」

セーラ「腕がナルデー!」

竜華「怜…もうすぐや。見ててや…」

恭子「あとは帝都キヨスミンスターと、それを守るダブルリーチ砦とクロゴの城塞だけです」

久「咲。現在私達は、帝国領のほとんどを解放して帝国首都部を残すのみになったわ」

咲「いよいよですね…」ゴクリ

恭子「解放軍の兵力も、帝都に残る帝国軍本体に匹敵するものになりつつありますわ」

セーラ「これで準備は整ったな。次は当然、帝都に乗り込むんやろ」

久「帝都に入るには三尋木咏の守るクロゴの城塞か、水上からなら大星淡の守る水上砦ダブルリーチを落とさないといけないわ」

哩「ここはクワバの城塞ば攻めるべきやな。こっちは、ダブルリーチば攻めるだけの船ば用意できん」

久「もちろん向こうもそう考えるでしょうね。…船のことは任せてちょうだい。明日までに500の船を用意してみせるわ」

哩「500の船やと!?」

咲「そ、そんなの無理ですよ!」

久「この竹井久、約束は必ず果たしてみせる。 明日までに船を用意出来なければ私の首を切ってくれても構わないわ」

咲「部長…分かりましたよ」

久「ありがとう。必ず約束は果たすわ。明朝を楽しみにしてて」パチッ

セーラ「明日はどえらい戦いになるで。早めに休んだほうがええな」


566: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 21:39:28.76 ID:0D7GXUKb0
──決戦前夜──


ーーー久の部屋

智葉「久…」

久「なにかしら、智葉」

智葉「久は以前、帝国軍にいたと聞いた。 それがあのカレッカの事件が元で離れたとも…」

久「ええそうよ。私は、あの悲しい事件を止めることが出来なかった」

久「戦争の中で、自分の無力さを知り、私は帝国を離れた。…もう二度と争いに関わることなく、静かに暮らしていくつもりだった」

智葉「…私はカレッカを襲った帝国の部隊の一員だった。私はあの時のことを忘れることが出来ない…」

久「本当にひどい事件だった。自軍の士気を上げる為だけに行われた帝国の偽装工作。真実を知らされずに戦った兵士たちも、町の人達も……」


智葉「…それを後に知った私は…怒りに任せて指揮官を斬り、帝国に追われる身となった。憎しみだけで人を斬ったのはあれが最初だ」

智葉「…そして、あれが…最後であってほしい……」

久「智葉。今は悩んでいる時ではないわ。私達にはやるべきことがある」

久「そして、争いが終わったら………」


567: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 21:40:50.70 ID:0D7GXUKb0


藍子「もこちゃーん、起きてる?」

もこ「」ブツブツ

藍子「明日はいよいよ決戦なんだね…」

もこ「……」

藍子「最後になるかもしれないから…もこちゃんの顔見ておこうと思ってね。 まーったく久ちゃんがとんでもないこと言うからこっちは徹夜仕事だよー!」アハハ

もこ「…」スッ

藍子「ん、なに?」

もこ「…とっておきの、お菓子…」

藍子「!」



ーーーまこの部屋

まこ「明日は大きな戦になるのう」

優希「そうだじょ」

まこ「…咲はもう、わしらの手の届かんところへ行ってしもうたみたいじゃのう」

優希「うん…」

まこ「ちょっと寂しいのう」

優希「すごく寂しいじぇ」

まこ「ワカメ入りタコス食うか?」

優希「いただくじぇい!」ニパー




ーーー酒場

はやり「…でさぁ…もういい歳なんだからアイドルなんてやめて身を固めろなんてぇ言われたわけぇ…」ヒック


慕「飲みすぎだよはやりちゃん」クスクス

閑無「明日は決戦だっつーのに相変わらず気の抜けた奴らだな…」

はやり「だあってぇ…まさかこんなところで二人に再会できるなんて…はやり嬉しかったんだもん」ヒック

慕「そうだねぇ」ニコニコ

閑無「戦争が引き合わせたってのも皮肉なもんだけどな」フン

慕「でも閑無ちゃんすごく嬉しそうだったじゃない」

はやり「そうなの!? はやりもうれしーよぉ!」

閑無「ち、ちげーし!お前らが昔と変わらずバカ面で呆れただけだし!」

はやり「よぉーし!友情に乾杯だぁー!」ガチャン

慕「おー」ガチャン

閑無「けっ、しゃーねえなあ!」ガチャン!

568: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 21:41:32.96 ID:0D7GXUKb0


ーーー 一階 外

由暉子「ねぇ先輩、今夜は月が綺麗ですよ」

爽「へ、なんか言ったか? それよりこの魚おいしーぞ、食べてみろよ」フガフガ

由暉子「もう…どうしてあなたはいつもいつも…」ムスッ

爽「なんで怒ってんの? もしかしてせい…由暉子「そこまで!」


ーーー階段 踊り場

竜華「………」

恭子「どないしたんや竜華? そないなとこで月なんか眺めて。風邪ひくで」

竜華「いや、ちょっと考え事や」

恭子「怜……のことか」

竜華「…………」

恭子「…明日は早いで。寝られへんのやったらええワインがあるで?」

竜華「すまんな、恭子」




揺杏「この衣装なんか成香にどうっすかね?」ヒラヒラー

成香「ええ?」

誓子「こっちも捨てがたいわよ」フリフリー

成香「えええ!?」

揺杏「もういっそこれでどうすか?」スッケスケー!!

誓子「採用!」

成香「ええええーー!?」


569: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 21:43:15.53 ID:0D7GXUKb0

塞「いよいよだね…」

白望「うん」

塞「勝てるかなぁ」

白望「分かんないけど…ようやくダルい戦いも最後だと思うと頑張れる」

塞「戦うこと自体はメンドくないんだ?」

白望「だらけるためには多少の労力は必要…」ゴロン

塞「時々あんたがうらやましーわ」クス



エイスリン「デキタッ!」ババーン

『全員の集合絵』(全国編アニメ13話の皆が手を繋いでる感じのやつ)

豊音「うわー!ちょーすごいよー!」

胡桃「ほんと、上手だね」

エイスリン「ソレホドデモ///」

豊音「もし私が死んだらこれを遺影にしてほしいよー…」

エイスリン「…」

胡桃「そこ!縁起でもないこと言わない!」

豊音「だってぇ…」グスン

胡桃「私達、こうして出会ったのも何かの縁なんだもん。明日は絶対負けないよ!」

エイスリン「ミンナデ、ガンバル!


豊音「グスン…うん、頑張っちゃうよー!」ギュウウ

エイスリン「グエェ」

胡桃「く、苦しい!」

@

ゆみ「いよいよなんだな…」

桃子「そうっすね…。ねぇ先輩」

ゆみ「なんだ?」

桃子「もし、明日負けちゃったら…先輩と一緒にいる理由、なくなっちゃうんすかね」

ゆみ「それは…」

桃子「負けたくないっす」

ゆみ「モモ…」

桃子「頑張るっすよー!」

ゆみ「ああ!」

570: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 21:44:12.92 ID:0D7GXUKb0
大沼「どうだろう、明日の戦い…。わしらは勝てるか」

トシ「勝てるさ。勝てるけど…」

大沼「勝てるが?」

トシ「多くの若い命が失われる。それが私には心苦しいねぇ」

大沼「そうだな。わしらのようなオイボレなら先は見えてるが…わしらより若い者達が死んでゆくのは辛いな」

トシ「ああ…」

@

いちご「うー…緊張するのう…。そうじゃ、歌でも唄ってリラックスじゃ!」イチゴノヨウニー♪

洋榎「まーたその歌かいな」

いちご「な、なんじゃ!何しに来たんじゃ!」

洋榎「最後の戦いにヒヨって泣いてんちゃうかと思ってからかいに来たんやけど、大丈夫そうやな」

いちご「大きなお世話じゃ。まったく人の歌に文句つけよって…」

洋榎「聴かせてや」

いちご「へ?」

洋榎「無敵のウチでも人の子やからな。一応緊張しとんねん。あんたの間抜けな歌でも聴いたらちっとはほぐれるってもんや」

いちご「なんじゃと…」

洋榎「頼むわ」フルフル

いちご「(手が震えとる…)ふ、ふん、仕方ないのう。あまりの上手さに泣いても知らんからの!」


洋榎「(こんな情けない姿、絹やおかんには見せられへんからな)」



ーーー風呂

カポーーン


初美「ふいーー…」

ガラガラ…

霞「あら?先客ね」

初美「これはこんばんわですよー。 いやー、ここのお風呂が気に入ってしまいましてね」

霞「奇遇ね。私もなのよ」ウフフ

初美「解放軍に入って、もう長いですからね。私の方が先輩ですよー」フフン

霞「そうなるわね。じゃあ先輩の御髪を洗わせてもらおうかしら?」フフ


初美「えへへ、よかろうですよー」

571: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 21:46:46.48 ID:0D7GXUKb0

憧「シズー」

穏乃「んー…?」

憧「明日…なんだね」

穏乃「うんー…」

憧「緊張してる?」

穏乃「ううん…」

憧「そっか…さすがシズだね」

穏乃「ん…」

憧「私はさ、すっごく緊張してるよ」

穏乃「………」

憧「ねぇ…明日の戦いが終わったら、さ…私と…」



穏乃「んがー…zzzz」スピー

憧「…って、寝てたんかい!!」ズコー

穏乃「あこー…ぜったいまもるからねー…」zzz

憧「な、なに言ってるのよもう!」




菫「あ」バッタリ

宥「あなたは…」

菫「確か竜玄騎士団の…」

宥「副団長の宥、です」

菫「君は帝国と戦うことに抵抗はないのかい?」

宥「帝国と…というよりは、戦うことそのものに抵抗はあります」

菫「ならば何故…」

宥「それでも、現状を知りながら何もしないのは同罪ですから。時にはその手に武器をとらなければならないこともあるんだと思います」

菫「それが、今だと」

宥「」コクン

菫「君は強いんだな…。私は正直、今でも躊躇いがある…。長年仕えた皇帝陛下に弓を引かなければならない。それが…」

宥「それでもあなたはこちら側に来てくださった。素敵だと思いますよ」

菫「そ、そうかな?////」カァァァ

宥「ええ」ニコリ






玄「(お姉ちゃんと菫さん…どっちのおもちも甲乙つけがたいね!)」

572: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 21:48:31.51 ID:0D7GXUKb0

セーラ「よお」

浩子「なんや?一つの町を潰した私に一言文句でも言いに来たんか?」

セーラ「そうツンケンすんなや。そんなつもりないて」

浩子「ほな何の用や」

セーラ「お前は、あの時のこと…今はどう思うてんねやとちょっと気になったもんでな」

浩子「………確かにあの事件は最低な采配やったと思っとる。そやけど間違ってたとは思ってへん。結果的に都市同盟はあれから迂闊に手出ししてくることはなくなったしな」

浩子「正直、なんでここにおるんかも分かってへんのですわ。…せやけど…、いや、せやから、この戦いの行く末を見届けなあかんのでしょうね、私は」

セーラ「…そうか」

浩子「戦いから逃げへんのが私なりの責任ですよ。 さぁ、もうええでしょ。出てって下さい」シッシッ

セーラ「すまん、邪魔したな」


浩子「…………」



久「……」

コンコン

久「どうぞ」

美穂子「…失礼します」

久「あらいらっしゃい。眠れないのかしら?」クス

美穂子「少しだけ…お話をしてもかまいませんか?」

久「ええいいわよ。私も一人でこの夜を過ごすには、心細いと思っていたの」




智美「んがー…やったー…大勝利だぞーかおりー…ワハハー…zzz」グガー

佳織「うぅーん…やったねさとみちゃん…」ウーンウーン ←ワハハの寝相の悪さに押さえつけられてる

573: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 21:49:13.69 ID:0D7GXUKb0

緋菜「明日は最後の戦いだし!」

菜沙「絶対勝つし!」

城菜「負けないし!」

緋菜「今日は仲良く3人で寝るし」

城菜「川の字になるし」

菜沙「くっついて寝るし!」ギュー

緋菜「別にふあんとかじゃないし」

3人「それじゃあおやすみだし!!!」ギュギュギューーー







純「ぷはーー」

誠子「飲みすぎですよアニキ」

純「だからオレは…ってまぁいいか。いいじゃねえか、今夜が最後の酒になるかもしれねえんだから」グビグビ

誠子「…まったくもう…分かりましたよ。好きなだけ付き合います」ハァ

純「そうこなくっちゃな!」







京太郎「いよいよなんすねー」

ハギヨシ「そうですね」

京太郎「出番…あるかなぁ…」

ハギヨシ「出番があってもなくてもやることに変わりはございませんよ」

京太郎「そうですよね。よーし!頑張るぞー!」

ハギヨシ「ふふふ」

574: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 21:57:29.49 ID:0D7GXUKb0
棟居「………」

恵「ぎっひ。どうしたんです大将?お茶でも入れましょうか?」

棟居「…普通の茶を頼むよ」

恵「分かってますって。ぎっひ」






晴絵「いよいよだな灼。レジェンド村の強さを見せつけてやろう!」

灼「ほどほどに頑張るよ」

晴絵「怖いのか?大丈夫!私が守ってやるから!」バシバシ

灼「わずらわし…ふふ」クス






マホ「けじらみさん…けじらみさん…」

祐子「なにブツブツ言ってるんだ?」

マホ「緊張しないおまじないなんですよ!…けじらみさん…けじらみさん…」

祐子「なんだそりゃ…」

祐子「……………」



マホ・祐子「…けじらみさん…けじらみさん……」ブツブツ



※分かんない人は「ラブじゃん マホちゃんの必殺技完成!」を見てね

575: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 21:58:23.41 ID:0D7GXUKb0

巴「」ザクッザクッ

尭深「こんな時まで花を植えてるんですか」

巴「こんな時だからですよ。…そういうあなたこそ泥だらけじゃないですか」

尭深「いま種を蒔いておけば、戦いが終わった後に収穫出来ますから」

巴「私も同じですよ。戦いが終わったら、それで終わりじゃない。その後に芽を出して…花を咲かせて…そうやって次に繋げていかないといけませんものね」

尭深「…お茶…飲みますか?」ニコリ

巴「いただきますね」ニコ







絹恵「お母ちゃん…」

雅枝「なんや、絹。洋榎はどないしたんや?」

絹恵「どっか行ってしもてん」

雅枝「そうか。相変わらず落ち着きのない娘やで。 ほんであんたはまだ起きてたんか?」

絹恵「うん…。一緒に寝たらあかん?」

雅枝「ふふ…なんや、大きいナリして甘えん坊やな」

絹恵「せやかて…」

雅枝「ほらおいで」

絹恵「…うん!」


絹恵「(こんなとこ、お姉ちゃんに見せられへんわ)」

576: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 21:59:14.62 ID:0D7GXUKb0

ーーー咲の部屋

咲「…」スピー

コンコン

セーラ「咲、入るで」

咲「!?は、ははい!」バタバタ


セーラ「すまん、寝てたんか。頼もしいな、明日の決戦を前に悠々と寝られるとはな。将ってのはそうでないとな」ケラケラ

咲「うぅ…//」

セーラ「咲、お前に渡したいものがあってん。これを受け取ってくれや」スッ


咲「これは…」

エトペン「」


セーラ「こいつは和の持っとったペンギンや。あのソーズエール監獄からオレが拾ってきたもんや。 今まで隠してきたんや、お前を悲しませるだけやと思ってな」

咲「…」ギュ

セーラ「せやけど、明日の戦い、オレも死ぬかもしれへん。だから今夜の内に渡しとこ思ってな」

咲「セーラさん…」

セーラ「咲。明日は大きな戦いになる。仰山の命が失われる。 せやけどな、お前は進まなあかん。未来を信じて戦った奴らの為にも、和の為にも。そうやろ」

咲「」コクン

セーラ「ほな、オレは部屋に戻るわ。明日は絶対勝とうな!」


咲「はい!」


581: 続きっす 2014/04/25(金) 20:46:55.22 ID:J3+HysPw0
◎翌朝◎

ーーー船着き場

純「ほお、こいつはすごいな」

咲「どうしたんですか?…ああ!!」


めっちゃ大量の船「」ズララーン

誠子「まったく、軍師さんはとんでもないことを考え付くなぁ」

宥「さ、寒い…」ブルブル

玄「ほええ…」

おもクロ号(玄の竜)「オモチ…」

ストーブ「ふしゅー…」

蘭子「すごいよ、氷の船だよ!玄さん達の竜のアイスブレスで湖面の水を凍らせて作ったんだってさ!」

煌「これはすばらです!水にちゃんと浮いてるし、けっこう固いですよ!」スバラッ

咲「すごい…!」

宥「乗りたくないなぁ…」ブルル

玄「お姉ちゃん、少しだけだから我慢しよ。ねっ?」

菫「も、もしよければその…私の膝の上に…」ゴニョゴニョ

宥「?」

菫「ななな、なんでもない…」

582: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/25(金) 20:47:51.48 ID:J3+HysPw0
ーーー広間

久「約束通り、500の船用意したわ。後は咲の命令を待つだけよ」

哩「咲、ここがこの戦争の行方の分かれ目やけんね」

竜華「絶対勝つで!」

智葉「………………やるぞ」

恭子「ダブルリーチの兵力はおよそ17000。勝てるやろか…」

霞「攻撃は苦手だけど…頑張らせてもらうわね」

セーラ「ダブルリーチを落としたら後は帝都へぶっ込むだけや!」

憩「咲ちゃん、気ぃつけるんですよぉ」

まこ「ついに…ここまで来たんじゃのう」

優希「タコスぢからは100%だじぇい!」

咲「みんな…」

咲「よぅし、全軍出撃!!」

583: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/25(金) 20:48:37.18 ID:J3+HysPw0
◎戦争◎

ーーー水上砦ダブルリーチ攻防戦ーーー

淡「将軍100年目の名に懸けてこの水上砦は守っちゃうもんね!」

純「なんだなんだ、可愛い嬢ちゃんじゃねえか」

淡「えっ!えへへ、それほどでもあるよ!…じゃなくて!」テレテレ

淡「私の可愛さに騙されてもしらないよー!」カミノケウネー


584: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/25(金) 20:49:20.56 ID:J3+HysPw0

久「命令をどうぞ」

咲→『突撃 親子』

洋榎「待ってましたやでー!」

雅枝「娘にばっかりええカッコさせへんでー!」

絹恵「私も頑張るでー!」

ドォーーーン!!


咲→『突撃 竜玄騎士団』

玄「おもち…じゃなくて突撃ーー!!」ドラバク7ッッ!!!

ギャオオオオン
ナ,ナナイロノリュウダァァーー!


咲→『その他 歌』

明華「やっと私の美声を御披露目できますね」LAAAA!

いちご「ちゃちゃのん音頭ロックverじゃっ!」イッチゴノヨォニィェェイ!!

ラッサイラッサイ!
イチゴノヨウニー!ハァ!
ボエエエエ!
コ,コマクガヤブレルーー!



洋榎「ロックやのに音頭てなんやねん!」

胡桃「でもひどい不協和音…!」ウルサイ!




淡「あらら…どんどこずんどこ攻撃してくれちゃって」

淡「…イイ!イケてんじゃん!かいほーぐん!」

淡「…そろそろ耐えるのも限界…やっちゃってもいーよね?」ググ…

ズアーーーン!!




咲「!?」

優希「金髪ねーちゃんの様子が変だじぇ!」

揺杏「こりゃ攻めに転じたってことかなー?」フフン



智美「ワハハ!私に任せろー」バリバリバリー

佳織「智美ちゃん、危ないよ!」

淡「リーチ!」

ズゴーーーン!

智美「…こ、このくらいでは泣かないぞ…」ワハ…

佳織「智美ちゃーーーん!」ガビーン

585: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/25(金) 20:49:59.26 ID:J3+HysPw0

淡「一本場!」

淡「まだ攻撃やめる気ないから」フフン


ゴガーーーーン!!

やえ「ぬわーーーーー!」ドバーン!

初瀬「やえさーーーん!」



智葉「くっ…強いな…」

穏乃「…………く…」

晴絵「やはり手強いな…」ハァハァ

灼「だてに五大将軍じゃないとおも…」ゼェゼェ

晴絵「1速上げとくか?穏乃」

穏乃「よく分かんないけど…10速でお願いします!」

晴絵「よしきた!レジェンドパワー持っていけ!」レジェーン

586: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/25(金) 20:50:33.88 ID:J3+HysPw0

咲→『弓矢』

菫「シャープシュート!!」ビュン!

淡「ふふーん♪」ササッ

菫「かわされた!?」

泉「は!? あれをかわすやなんて!」

淡「ツモ」ボッ!

菫「ぐわあーーー!!」ドカーン!

宥「菫さん!」

菫「ぐぅ…(宥さんにカッコ悪い所を見られてしまった…)」


久「やるわね…大星淡」

咲「つ、強い…!」

数絵「う…耐えるのが精一杯…」

587: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/25(金) 20:51:12.36 ID:J3+HysPw0

セーラ「へっ。やっこさん、なかなかやるやないか!」

竜華「せやな。せやけどここで諦めるわけにはいかへんよ」

竜華「(…ここに怜がいてくれたらなぁ…)」 ペチペチ



…キィィン…
…カ…ウカ……

竜華「へ?」キョロキョロ

セーラ「どうした、竜華?」

竜華「いや、別に…」

…か……竜華!

竜華「!」





怜ちゃん「やほー」フヨフヨ

588: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/25(金) 21:00:54.73 ID:J3+HysPw0
竜華「とき!!」

セーラ「何やて!?怜がどこに…」


竜華「どこにって目の前に…」

セーラ「竜華…まだ認められへんのも分かるけど、今はそんな状況とちゃうやろ?しっかりせえ!」

竜華「そ、そんなぁ」

怜ちゃん『無駄やで。私の姿は竜華以外には見えへんねん』フヨフヨ

竜華「そうなん…」シュン

怜ちゃん『そない落ち込まんでもええよ。…おお!なんやごっつう増えとるやん、これみんな解放軍かいな?』

竜華「せやで!あんたの後を継いで咲が精一杯頑張ったんやで、ほんまに…うぅぅ…」ウルウル

怜ちゃん『りゅーか…?』

竜華「うぅぅうえええん…ときぃーー!会いたかったーーー!」ビエーン!

怜ちゃん『おおう!?』

竜華「どぎが…どぎが…死んだってぎいで…ホンマに辛かった…!ホンマに…」


怜ちゃん『ごめんなぁ…。ずっと寂しい思いさせたな。ありがとうな。解放軍を助けてくれて』ナデナデ

竜華「ウチは…ウチはなんもしてへんよ…。咲が、怜の後を継いで…頑張って…セーラも…きょうこも…智葉も…みんな…怜に笑われんようにって、頑張って…」グスングスン

怜ちゃん『…そうか…。咲やセーラと話せんのは残念や…。ところで今の状況は?』

竜華「大星淡のダブルリーチ砦を攻めとんのやけど、強すぎてまくられ寸前や…」グスン

怜『そっか。けど心配ないで。竜華』

竜華「ほえ?」グス…


怜『未来を見せたるわ』







セーラ「竜華がちょっとおかしなってしもたんや…後で診たってもらえへんか?」ヒソヒソ

憩「ええお薬ありますよぉ」ヒソヒソ

589: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/25(金) 21:01:58.03 ID:J3+HysPw0



ズガーーン!

ウボアーーー!


哩「…この状況ば続くとまずいな…」

姫子「哩さん…」

哩「…姫子」

姫子「はい」

哩「縛りばキツうなるが…着いてきてくれるか?」

姫子「あなたとなら、どこまでも」

590: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/25(金) 21:02:48.65 ID:J3+HysPw0

ボガーン! ズガーン!
スバラァァァァ!!


咲「このままじゃ…」


咲「そうだ…、紋章を…」

久「咲、それだけはだめよ!」

咲「部長…けど…!」






「その必要はないよ!」

591: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/25(金) 21:04:45.12 ID:J3+HysPw0
咲「…え?」

穏乃「100速まで仕上がりましたー!」グルングルン

姫子「こ、ここから反撃開始やけんね」ビビクン…

竜華「まあ任せといてや!」

咲「皆さん…」

久「何か秘策があるみたいね。…咲、彼女達に任せましょう」

咲「分かりました。…お願いします!」

穏乃・姫子・竜華「おまかせあれ!!!」


597: 続きっす 2014/04/28(月) 12:18:58.61 ID:6QnSa/i40
優希「みんな!諦めるんじゃないじぇ!」

まこ「ほうじゃ!死なない限りは負けとらん!」


淡「しぶといなぁー。まだ負けを認められないなんて哀れなやつらだな」



姫子「…」ドン!

竜華「…」ドドン!

穏乃「…」ドドドン!


淡「…なんだ、こいつら?」

598: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:19:50.79 ID:6QnSa/i40

怜ちゃん『ほないっちょやりますか』フヨヨ

ダブル! ゴォッ!!!

竜華「二巡先や! みんな、大星淡は絶対安全圏、そしてダブリーからのカン裏のせや!」

淡「バレてる!? でも分かってても防げないもんね!」ウチュウオーラ!


哩「姫子」

姫子「大丈夫ですよ、哩さん。こん絆…誰にも負けません!」ジャキン!!

倍満キー「」バーン!

姫子「倍満キー大砲!!」

ドゴォーーーーーン!!!

淡「なにっ!?」

599: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:21:10.97 ID:6QnSa/i40
煌「すばら!あの絶対安全圏を破りましたよ!」

爽「ビビクンっと一発ヤッたおかげだ、」

由暉子「そこまで」


淡「寄せ集め軍団のくせに生意気…!」ググ

淡「でも、テルだって認めてくれたダブルリーチは破れないよ! 」

ゴォォォ!!!

泉「出たぁーー!あの全国に10人しか破れないと言われているダブルリーチやぁ!」

白望「必ずカン裏が乗り、爆発的な火力をもつダブリーを受けたら…ひとたまりもないね…」グデー

塞「なんであんたらは解説役的ポジションなのよ」



憧「…けどその10人の人間…が、まずここに、一人いる!」




晴絵「シズ!」

穏乃「はい!!」100ソク!

600: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:21:59.55 ID:6QnSa/i40
誠子「カドを作らないように切れ目を入れて隊列を円形にしておいたよ!」

灼「準備万端。あとはよろしく、ヨシノ山の大将…」

穏乃「精一杯やってきます!」ウッキーーー!!


ワーワー!


淡「おかしい…そろそろ向こうが降参してくるはずなのに…。まるでモヤがかかったように戦場が…」




浩子「もうテリトリーに入ってしもとんねや」

セーラ「テリトリー?誰の…?」

浩子「そら…深い山の主ですよ」

601: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:22:44.77 ID:6QnSa/i40

穏乃「うおおおおおおーー!!!」


ドッカーーーーーーン!!!
ウ,ウワァァァァーーーー…!!


兵士「淡様!我が軍が今の攻撃で…壊滅状態です!」


淡「!!?そんな…!」






穏乃「残念だけど、大星さん」

穏乃「そこはもう…あなたのテリトリーじゃない」


淡「……………!!」ワナワナ









久「わが軍の勝利よ!」

勝 利 ! ! ダン!

咲「や、やった…!」

美幸「しんどいわーもー…」

セーラ「おっしゃああ!」カッタデー!



怜『やったなー』フヨフヨ

竜華「勝てたな、怜」


淡「うぅ…ごめん…テルー…」

602: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:24:37.24 ID:6QnSa/i40
穏乃「やったーー!勝ったよ!」ウキキー

晴絵「よくやった!」ドヤ

灼「ハルちゃんのおかげだとおも…」

憧「さすが私のシズ!」ダキッ


ハオ「……ふっ」

煌「やりましたね」

ハオ「………ああ。解放軍はまだまだ強くなれる」



603: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:25:35.96 ID:6QnSa/i40
竜華「怜…怜のおかげで勝てたよ。おおきにな」

怜ちゃん『皆がガンバったからやでー』フヨヨ

竜華「なんか縮んでない?」

怜ちゃん『あー…そろそろやな』

竜華「なにが?」

怜ちゃん『私が生きてる間に、竜華の膝に溜めとった膝枕パワーが限界やねん』フヨ

竜華「そんな…!また消えてまうん!?」

怜ちゃん『そこに溜めとけるパワーには限界があるからな…』スゥー…

竜華「そんなんイヤや!…せっかく…せっかく、また会えたのに…!」

怜ちゃん『泣かんとってや竜華。大丈夫。私が見えたんならまた必ず会える。…それが枕神怜ちゃんのお告げや』

竜華「とき…」

怜ちゃん『いつかまた…私が必要になった時、その時にまた来るからな。それまで頼むで。私の夢』スゥゥー

怜ちゃん『解放…ぐ……さきの……こ…と……』

怜『りゅ…か………』…シュン



竜華「とき…………」

604: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:27:09.95 ID:6QnSa/i40

哩「姫子、ようやってくれた」

姫子「哩さんが先にキーばくれてたおかげです」

哩「私らの、二人の絆の力やけんな」

姫子「…はい!」

哩「姫子…」ミツメアウ

姫子「哩さん…」ミツメアウ





エイスリン「リアジュウバクハツシロ!」ピューピュー

洋榎「おーおー!おアツいこって!」ヒュヒーヒュヒー

絹恵「お姉ちゃん。口笛吹けてへんよ」

白望「…今夜はリザベーション…」

爽「出し入れするってこ…」

胡桃「下ネタ禁止!」メッ!


605: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:28:18.76 ID:6QnSa/i40

久「さぁ、持ってきた油樽をおろして!」

上田良子「まかせろい!」ダッシャー!

久「咲、この砦を油で焼き払うわ。そのために、砦の奥にある水門を閉めてきてちょうだい」

咲「はい!」

久「水門が閉じたら油を流し、砦に火をかけるわ」

セーラ「水門は砦の奥やな!」

恭子「ええ、すでに霞が調べてくれとりますわ」

霞「うふふ」

泉「(この●は隠密行動に向いてへんと思うんやけどな…)」

セーラ「おっしゃ。とっとと行くで!」

竜華「ウチと智葉は残った敵の追撃に行くで!」タタタタ

智葉「………フッ」タタタタ

憩「ウチは負傷者の手当てで手一杯ですぅ」

久「気をつけてね、咲」

恭子「咲…これで帝国の最後の守りは………」

憩「気をつけてくださいよぉ。このウチといえど天に召された命を戻す方法は知りませんからね」

咲「…」コクン

606: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:29:01.26 ID:6QnSa/i40

ーーーダブルリーチ砦内

タタタタタ!!

咲「はぁ…はぁ…」

セーラ「ここやな!」

セーラ「ほなオレが門を閉めてくるから、咲は待っとけよ」タタッ

咲「お願いします」

スタタタ
ピョン!
キュイ…キュイ…キュイ…

バッ! ストン!!

セーラ「よっしゃ、これでOKやな!後はオレ達が脱出すれば、この砦を焼き払っておしまいや」

咲「早く戻りましょう」



タタタタ!!



淡「待って!」ヨロ…

607: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:30:12.97 ID:6QnSa/i40

咲「!」

セーラ「お前はさっきの帝国軍の大将!」

淡「はぁ…はぁ…そうだよ。…帝国の五将軍も私ひとりになっちゃった。 …ねぇ咲。あなたに聞きたいことがあるの」

咲「…何ですか?」

淡「なんで…あなたは帝国を裏切ったの?…なんで、姉を…テルを裏切ったの…?」

咲「……」

淡「乱を起こして、戦いを始めて、人々の命を……それがあなたの正義なの?」

咲「…あなたの言っていることは……」


ドォォォォォーーーーーン!!!


咲「!?」グラッ

セーラ「な、何や!?」グラッ

淡「!?」


ボォォォォォォ!!

咲「火が!」

セーラ「なんで火が…早すぎるやろ!」

淡「…う!」ドサッ

咲「淡さん!」

セーラ「大丈夫か!?」


淡「さ、触らないで!」バッ!

咲「なっ…」

淡「はぁ…はぁ…この身は誰にも、汚させはしない…この私は、帝国の…皇帝陛下の……そして、テルの……」ゼェゼェ


セーラ「…ちっ!」

バッ!

淡「やめてっ、なにすんのよ!?」

セーラ「お前は死なすんには惜しいベッピンさんやからな。…なんか訳ありみたいやし。 咲、こいつは連れてくで!」カツギッ

咲「…はい!行きましょう」

ダダダダダ!!

608: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:30:47.18 ID:6QnSa/i40

ーーー砦入り口



美穂子「久さん!しっかりしてください!久さん!!」

憩「久ちゃん!!」

智葉「………………久…!」



咲「…?」

セーラ「な、なんや、どないしたんや一体全体?」

憩「咲ちゃん達、無事やったか」





竜華「恭子ぉ!!あんた!なんでや…!なんで久を刺した!? なんで勝手に油に火ぃつけたんや!? 答えろ!恭子!!」

609: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:32:00.28 ID:6QnSa/i40

久「うぅ………」

咲「部長!!」

恭子「すまんな、竜華。…私は、凡人のフリして…あんた達を今まで騙し続けてきたんや」

竜華「なんやと…」

恭子「…私は7年前の継承戦争の時から、皇帝陛下に仕えてきた」

竜華「ほな、ほな…あんたが…あんたがスパイやったってことなんか…」ガクッ…

咲「…!」

恭子「そうや。継承戦争の頃の皇帝陛下は素晴らしい御方やった。そして私も皆と同じように、皇帝陛下への忠誠を誓った…」

竜華「ほな、アジトが襲われて…怜が……怜が死んだんも…あんたのせいなんか!」

恭子「結果的にはそうなった。否定はせえへん」

恭子「…しかし、私は悩み続けていた。あんたらと一緒におる内に、何が正しいことなんか?自分はどうすべきなんか?」

咲「…」

恭子「でも、私は皇帝陛下への忠誠を守ることを選んだ。…最初に強く誓った想いは、変えられへんかった……。怜のことはホンマにすまんかった…」

竜華「怜の名前を呼ぶなや。あんたにその資格はあらへん」

恭子「……そうやな」

竜華「ウチは、あんたを許すことはできへん。我が剣トキにかけて……あんたの首をもらう」…チャキ

セーラ「竜華!」

恭子「せやな。私には思い残すことはあらへん」

咲「恭子さん…」

恭子「けど、覚えといてや。 私は皆が好きやった。竜華、あんたは単純で未熟や。でも、その未熟さゆえの素直さが私には羨ましかったんやで。せやから、多分、怜もあんたのそんなとこが………」

竜華「…覚悟せえ、恭子」チャキン





久「ま、待って!」

610: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:33:13.11 ID:6QnSa/i40
竜華「久…」

憩「久ちゃん、大丈夫!?」

久「…いま、恭子を斬り…彼女がスパイだったことが分かれば…解放軍全軍の士気に関わるわ…」ゼェゼェ

美穂子「久さん、喋っては…」

久「…彼女の処分は後にして、今は軍を整えてすぐにキヨスミンスターを目指すべきよ…!」

憩「なにアホなこと言うてんねん。久ちゃん、あんたは重体なんやで? 今動いたら命に……」

咲「そうですよ、部長…!」

久「…この世には、流れというものがあって…戦いには時期というものがあるわ。…いま、この期を逃せば、帝国を倒すことは出来ないわ!……咲、決断を…」

憩「…どちらにせよ、一度城に戻らんとあきませんね」

咲「部長…」

セーラ「くっ…」

恭子「………………」








611: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:33:59.42 ID:6QnSa/i40

ーーー本拠地

◎地階 牢屋◎

淡「………」

まこ「ちょっとええか」

淡「あんたはテルの部下だった、確か…」

まこ「染谷まこ、じゃ」

淡「何しにきたの? あなただって、やっぱり裏切り者だよ」

まこ「…わしは照様の側にいつもおった。 だから、あんたの気持ちがよお分かる。…それに、照様とあんたの関係のことも……」

淡「うるさい!それ以上言わないでよ!」

まこ「なぁ淡…照様は咲を憎んどるじゃろうか?」

淡「…………………」

まこ「あんたは、咲と家族になったかもしれんお方じゃ。 そのあんたが、咲を憎む。それがわしには耐えられんのじゃ」

淡「けど、私は帝国とテルに対する忠誠を捨てることは…」

まこ「照様の死に顔……そりゃあ安らかなもんじゃった。 妹の成長を喜んどったんじゃろう。その事を知っておいてほしい」スッ

淡「…………」

612: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:34:41.57 ID:6QnSa/i40

咲「……」スッ

淡「サキ………なんの用? 処刑するなら早くすれば」

咲「あなたに…仲間になってほしいんです」

淡「…は? …私はあんたを憎んでいるんだよ。それでも仲間になれって言うの?」

咲「それでもいい。この帝国を…正すことが出来るなら、誰に憎まれても構わない」

咲「私には成さなければならないことがあるの。…だから…」

淡「……………」

淡「ふ、ふん。いいよ。仲間になってあげる。 けど、手は貸さないからね。一緒にいて、哀れな死にザマをみてやるんだから!」フン

咲「淡さん…ありがとう」



淡「(サキ…テルに似てたな……)」

613: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:35:59.75 ID:6QnSa/i40

ーーー広間

咲「部長、寝てなくて大丈夫なんですか!?」

憩「どうしても言うて聞かへんのですよ…」

美穂子「久…」

久「私が倒れてるところは見せられないもの」

久「咲、ダブルリーチは落ち、帝国への道は開かれたわ。今こそ全軍をあげて一気にキヨスミンスターまで攻め上るべきよ。さぁ進軍の合図を私に命じて」

憩「医者として言わせてもらいますぅ。久ちゃんは戦いには連れては行かせませんよ」

久「そんなわけにはいかないわ。この私が、ここで戦いをやめるわけにはいかない。あの娘に、怜に誓ったのだから……」

咲「でも、様子を見た方が…」

久「咲、私は以前に言ったわね。どんな犠牲を払おうとも、この戦いに勝つと。…その犠牲というのはこの私をも含んでいるのよ。迷う必要はないわ」

咲「部長…(すごい汗だよ…ひどい傷なのに…)」

咲「(部長と、皆の気持ちを無駄には出来ない)」





咲「帝都へ、進軍しましょう」


614: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:36:25.15 ID:6QnSa/i40

久「ありがとう。咲……」

久「帝都に残る帝国軍の兵力は2万ほどよ」

美穂子「それも、死に物狂いで戦いを挑んでくるはずです」

咲「」コクン

久「解放軍の全メンバーを集めてちょうだい。全軍の士気を高める必要があるわ」

615: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 12:36:58.43 ID:6QnSa/i40

ゾロゾロ

竜華「よし、全軍揃ったで。軍師さん」

久「咲、それでは始めるわ」コホン


久「解放軍の戦士達よ!ついに時は満ちたわ! 長き間、人々を苦しめてきた帝国の最期の時よ!!」

哩「友を想え!家族を想え! そして彼女達の為に戦うけん!!」

透華「人々の怒りは地に溢れ、嘆きの声は天に木霊しておりますわ!今こそ、それを止めるときなのです!」

624: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 20:10:20.58 ID:HKWwdIqe0

小蒔「私の姉、郁乃の望みはこの世界への復讐です。我ら『絶一門の一族』は数百年の昔、その力のために皆殺しにあいました」

小蒔「その時、私と郁乃のみが『絶一門の紋章牌』の力を使い、逃げ延びました。『絶一門の紋章牌』は【表】と【裏】、【入り口】と【出口】の2つからなります」

小蒔「郁乃は【表】を、私は【裏】の紋章牌を宿しています。その力は表裏一体」

咲「では、小蒔さまの命を狙っていたのは…」


小蒔「わが姉は力を得るために、私の持つ【裏】の紋章牌も手に入れようとしました。だから私は巫女の島に引きこもり、結界を張り、時を待ったのです」

小蒔「咲、あなたのような人が現れるのを」

625: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 20:24:17.80 ID:HKWwdIqe0

小蒔「皆さん、聞いてください。天地宿命の108の雀星が、ここに集いました」

小蒔「あなた達は皆、この空を自由に駆けることのできる放浪の星。それが今、ここに集まったのです。必ず勝利を得られます!」


セーラ「ちょっと待てや。あんた、108の雀星が集まったて言うたな。そりゃ間違いや」

セーラ「ここには一人足らへん」


まこ「和……」

優希「うぅ…のどちゃん」




627: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 20:45:05.03 ID:d4kZxmz20

咲「……………」

小蒔「……咲、私の『絶一門の紋章牌』の力を見せましょう」

小蒔「解放軍の戦士達よ、108の雀星達よ、心を静かにし、友のことを想うのです」



セーラ「……………」

竜華「……………」

まこ「……………」

優希「……………」


咲「(……………………和ちゃん…!)」


小蒔「次元の門よ開け、ここにいる108雀星の心を繋ぎ、彼の者をここへ……」




パァァァァアアア…!

628: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 20:45:41.33 ID:d4kZxmz20








和「…あぁ…こんなところで死にたくありませんね…どうせなら咲さんの慎ましい胸の中で…それにまだまだ咲さんのために………そういえば貯まっていた咲さん隠し撮りコレクションの編集作業も出来ていないし………それに…」シュゥゥゥゥ





和「…あ、あれ……?」キョトン



629: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 20:46:13.37 ID:d4kZxmz20

咲「……………!」


まこ「和!」

優希「のどちゃん!!」

和「まこさん、ゆーき…?」


咲「のどかちゃん…」ポロポロ

和「咲さん…」

咲「…」ギュッ


和「」



智美「ワハハ、気絶したぞ」

揺杏「むしろ昇天してね?」

白望「…よかったね」

塞「グスン…うん…」←もらい泣き


小蒔「『絶一門の紋章牌』の力と、集まった108雀星の力です。しかし、次はありませんよ」

初美「さっすが姫様ですよー」クルクル

久「良かったわね…本当に」

美穂子「ええ…」←号泣中


630: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 20:46:45.52 ID:d4kZxmz20

久「帝国との戦いも終わりが近い。私達?解放軍にも犠牲が出たわ」

久「死んでいった友の為にも、そして何より未来の為に私達は進まないといけない。この戦いを終わらせなければならない。私達解放軍の旗のもと、咲のもと……」

咲「我らに勝利を!」

セーラ「我らに勝利を!」

竜華「我らに勝利を!」


ワレラニショウリヲーー!
ワハハ!???スバラッ!??ダジェイ!
ステキデス!??
ウオオオーーーー!!





631: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 20:47:18.18 ID:d4kZxmz20

久「帝国との戦いも終わりが近い。私達?解放軍にも犠牲が出たわ」

久「死んでいった友の為にも、そして何より未来の為に私達は進まないといけない。この戦いを終わらせなければならない。私達解放軍の旗のもと、咲のもと……」

咲「我らに勝利を!」

セーラ「我らに勝利を!」

竜華「我らに勝利を!」


ワレラニショウリヲーー!
ワハハ!???スバラッ!??ダジェイ!
ステキデス!??
ウオオオーーーー!!





633: 連投ごめん 2014/04/30(水) 20:49:07.37 ID:d4kZxmz20



塞「みんな!頑張るわよ!」

オオーーーー!

白望「死なない程度にね」ダルン


ーーー船着き場

藍子「直せるとこは直しとかなきゃ!これが最後だからね!」

もこ「(`・ω・´)キリッ」ブツブツブツブツ





晴絵「レジェンドの力を見せる!みんな、私についてこい!!」

灼「おー」



634: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 20:49:47.16 ID:d4kZxmz20

ーーー広間

恭子「すまんな。今はいつも通りにしとけて久が……」

久「咲、これが最後の戦いよ。合図を…」


咲「……」チラッ

和「…」コクン!


咲「よし!…出撃!!」ゴッ!



635: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 20:50:35.78 ID:d4kZxmz20


ーーーキヨスミンスター


華菜「アレク様、解放軍が来たし!」

アレクサンドラ「解放軍?ふふふ、ふはははははは!この10万の軍勢の前では奴らなど、軍と呼ぶのもおこがましいわ!」

モンスター兵達「「「「…じょうじ…じじょう……」」」」ゾロゾロゾロ





穏乃「敵の軍勢を発見しました!て、敵はおよそ10万の軍勢です…!」シュタッ

咲「10万!?」

久「10万ですって!?ばかな…そんなことあるはずないわ」

小蒔「10万といえど、そのほとんどは姉の郁乃が火星から呼び出した怪物達でしょう。私が怪物達を火星に戻します」バッ

キュィィイーーーーン

636: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 20:51:45.17 ID:d4kZxmz20

シュイーーン????シュイーーン


華菜「あ、アレク様、怪物どもが…消えていくし!」

アレクサンドラ「なに、食いとられただと!???…そうか、郁乃様の妹のあの女がいるな」

アレクサンドラ「大丈夫だ。あの女一人の力では郁乃様の魔雀力に敵うはずはない」



小蒔「…くっ…ダメです…。私の力だけでは…姉の力に……」

咲「私の紋章牌の力も…!」スッ

小蒔「いけません、その紋章牌の力を使っては…」




玄「お困りですね?おもちの巫女様!」



咲「玄さん?」

玄「私のドラ爆の紋章牌の力をお貸しするのです!」フンス

小蒔「お、お願いします…!」プルン

玄「(巫女さんのおもちが揺れてる!)」シャキーン

玄「さぁ、我が『ドラ爆の紋章牌』よ。人ならぬその力、空を裂くその力を、このおもちの者に貸さん!!」ピカーーー!!

和「す、すごい…!」ボイーン

玄「いつもより多くパワーが出ています!!」ゴォォォォ!!!





宥「玄ちゃんの紋章牌は、お胸の大きい人が側にいるとなぜか普段よりも数倍のパワーが出るの」

菫「そ、そうなのか…」

637: 文字化けでスペース部分に?が入るんだけど…脳内保管してください 2014/04/30(水) 20:54:14.16 ID:d4kZxmz20


シュパーーーーン!

華菜「ひえぇ、アレク様ぁ!怪物どもがみんな消えてしまったし!」

アレクサンドラ「恐れるな。怪物どもがいなくなっても、こちらの優勢は変わらないさ」



アレクサンドラ「全軍進め!!!」


638: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 20:57:01.16 ID:d4kZxmz20

◎戦争◎

ーーーーー最後の戦いーーーーー

アレクサンドラ「ふん、この私に楯突くとは![ピーーー]!!」

晴絵「そうはいかないな!」レジェーン!


久「命令をどうぞ」

咲→『突撃』

上田良子「おらーーー!!」ドゴス!!


豊音「負っけないよーー!」ソガイ!


純代「怒ん!!!!」メメタァ!!

ギャァァアーーー!!
ゴシャーーーン!


成香「て、敵とはいえ同情します…」カタカタ

優希「大型部隊すげーじょ」



咲→『その他????竜玄騎士団』

玄「みんなのおもちを守るのです!」ドラァ!!

絹恵「私、騎士団やないんやけどな…」ドカッ!!

竜華「ウチかて名前に『竜』がつくだけやで…」ズガン!!

和「なんで私まで…」バゴーーーン!!

宥「玄ちゃんはおもちが近くにあると張り切っちゃうから…」ズバーン!!



アレクサンドラ「なんだこいつら…反撃だ!」


639: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 20:57:50.97 ID:d4kZxmz20

咲→『その他????忍者』

桃子「せんぱい、見ててくださいね」ユラッ


桃子「敵の次の攻撃は魔法っす」



アレクサンドラ「魔法で蹴散らしてくれるわ!!」


菫「その前に射抜くっ!!」ビシュン!!

ズパーーーン!!

アレクサンドラ「何ぃ!?」



宥「菫さんすごいですね!」アッタカーーイ



菫「///(宥さんにいいところを見せられた…!)」ヤッタ!



咲→『その他????けんたに』

梢「文武両道の力、見せてあげましょう!」

友香「りこっち!トラウマパワー発動でー!6400!」

莉子「ひ、ひぃーーー!」バギャーーーン!!

澄子「なんつー自虐的攻撃…」

美幸「がんばるよっ!もー!!」


ズガーーーーーーン!!!



アレクサンドラ「な……ん…だと…!?」


美穂子「我が軍の勝利です!」


大?????勝?????利??!??!??DAN!


和「…やりましたね…咲さん!」

咲「和ちゃん!」




美幸「莉子ちゃんのトラウマパワーのおかげだよもー」

莉子「そ、そうですか…(複雑)」

640: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 20:59:57.75 ID:d4kZxmz20

アレクサンドラ「はぁ…これまでか。これでこの国もおしまいだね。まぁ、未練はないけども…」ザッ


華菜「あ、アレク様!どこに行くし…!?」

アレクサンドラ「どこって、国に帰るのさ。じゃあね」シュイン!!

華菜「ああ!?か、華菜ちゃんも逃げるし!!」スタタター!


641: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:00:45.17 ID:d4kZxmz20





セーラ「咲、戻って来たで。キヨスミンスターや」

咲「ええ」

セーラ「こっから逃げ出した時とはずいぶん立場が変わってもうたな。後は皇帝小鍛治健夜の首をとるだけや。乗り込むで!!」

竜華「咲、いやリーダー。ウチを連れてってや。ウチのこの手で、怜のカタキをとりたいんや。頼む」

和「咲さんが行くところ、私も着いていきます」

咲「みんな…」


久「気をつけるのよ咲。帝国軍は破れたとはいえ、皇帝は強敵………ぐはっ!」ヨロッ

美穂子「久!!」

咲「部長!」


憩「久ちゃん!これ以上の無理はあかんよ!外におったら身体に障るわ…」

美穂子「私が運びます」


久「咲…私の妹、怜の…目指したものを……たのむわね…」

咲「…必ず…!」


642: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:01:31.32 ID:d4kZxmz20

ーーー城前



咏「おーっす。久しぶりだねぃ」フリフリ

咲「あなたは…」

セーラ「お前は…そうか、思い出したで。クロゴの城塞でオレ達のサル芝居を見逃してくれた…」

和「三尋木咏将軍…」

咏「んん?…あーあんたは確か、StylipSのアリサちゃんだったかねぃ??知らんけど」ケラケラ

セーラ「何の用や??そこをどいてや」

咏「それは出来ねーんだよねぇ。私は帝国の将軍だからさ」フリフリ

咲「うぅ…」

セーラ「もう帝国軍に勝ち目はあらへん!どいてくれや。恩のある相手を斬りたない」

咏「帝国軍が破れたとしてもさ、私はすこやんを裏切らねーんだわ。私まで裏切ったら、すこやんが可哀想だろ?」

咏「咲ちゃんよ。ここを通りたかったら、この三尋木咏を倒してもらおうかねぃ」


643: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:02:18.60 ID:d4kZxmz20

咲「た、倒してって…」

セーラ「せや、…あんた……」

和「血が……!」

咏「ふふ…流れ矢が当たっちまってねぃ……全く情けないもんだよ…」ボタボタ

咏「だけどここで倒れるわけにゃいかないってもんさね。そうだろ?…最期まで…、敵の前から逃げ出さずに戦うのが帝国の将軍ってやつさ。…知らんけど…」ヨロッ

咏「さァ来なよ」

和「うっ……」




咲「…」ザッ

和「咲さん…?」


咏「さすがはリーダーってやつだねぃ。手負いだからって敵は敵だ。容赦しちゃいけないよ」

咲「あなたを尊敬します。あなたは最期まで誇り高い軍人です」

咏「よせやい。…さァ来い!!!」ドッ!

咲「」ゴッ!!



ドンッ………!!!!!


644: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:03:53.23 ID:d4kZxmz20

セーラ「…!」








咏「ぐふっ…!!」ドサッ


咲「ッ……!!」ツツー

和「咲さん…!」



咏「ふふ…強いねぃ………すこやん…先に逝くぜぃ……」


咏「」




咲「…」ハァハァ…


竜華「こんな…こんなこと…間違っとる……」

セーラ「ああ、奴は間違っとった…。せやけど、正しくったって価値のないもんがあるみたいに、間違っとっても…価値のあるもんがあるんとちゃうか?…………知らへんけど……」


咲「…行きましょう」


645: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:04:44.37 ID:d4kZxmz20

ーーー最上階????空中庭園

ヒュオオオオオ…


健夜「解放軍のリーダー、咲…。よくここまで来てくれたね」

咲「健夜皇帝…」

健夜「見てよ、この庭を……。花咲き乱れる美しい場所だよ。まるで、あなたの名前のように…。私に残された、最後の帝国領なんだよ」

咲「……」

健夜「咲、私はこの帝国を守る。この手で、この最後の帝国領を守ってみせるよ…!」ググッ

健夜「我が『国士無双の紋章牌』よ…その覇者の力を…!」



ゴッ!!!!


セーラ「!!?」

竜華「なんやあれ…!!」

和「巨大な…化け物が…!!」


646: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:05:56.55 ID:d4kZxmz20

健夜「グオオオオオオオオ!!!」ビュン!

ドゴーーーン!!

セーラ「うわあああ!?」ドン!!

和「きゃぁぁぁああ!!」ドシャッ!!

竜華「な…なんやこの強さ……」グググ…

和「これがグランドマスター…」ヨロ







咲「…」スッ


和「咲さん!」

セーラ「咲っ!下がれ!!」

健夜「」ゴゴゴゴゴゴ


咲「大丈夫」スゥ…


カッ!!!

647: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:08:47.60 ID:d4kZxmz20
怜『やっと会えたな、咲。』

咲「怜さん…」

怜『ここまでよう頑張ったな。最後に力を貸したるわ』スゥ…

パァァァァ!



咲「カン」

咲の右手の一筒牌が二筒に…!


648: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:09:16.19 ID:d4kZxmz20

照『咲……』

咲「おねえちゃん…!」

照『妹を助けるのは、いつだってお姉ちゃんだよね』スッ

パァァァァ!!



咲「カン」

咲の右手の二筒牌が三筒に…!!


649: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:09:46.86 ID:d4kZxmz20

衣『衣もいるぞー!』ポン

咲「衣ちゃん!」

衣『持っていけ。衣の力も!』スッ

パァァァァ



咲「カン」

咲の右手の三筒牌が四筒に…!!!


650: 「五筒開花」というローカル役を想像してください 2014/04/30(水) 21:12:17.94 ID:d4kZxmz20

『リーダー!』『頑張って…!』

咲「みんな…」

和「咲さん…!私の力も…」ギュッ

咲「和ちゃん…!」



咲「…みんなの、みんなの気持ちが私に力を与えてくれた。…だから大丈夫」


健夜「グォォォォォオオ!!!」ゴゥッ!!!





咲「カン」




咲の右手の紋章牌が…五筒に……!!

パアッ!!







咲「嶺上開花」

651: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:13:41.29 ID:d4kZxmz20



健夜「!!!?」パァァァァ!!

セーラ「!」

和「花が…一面に…!!」

竜華「すごい…」



652: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:14:13.28 ID:d4kZxmz20


健夜「ぐっ…!うううう……!!」ヨロッ…



菫「皇帝陛下!!」ダダダ


健夜「はぁ…はぁ……菫ちゃん…」

菫「皇帝陛下…あなたは変わってしまった。なぜです?我らの信じたあなたは…」

健夜「菫ちゃん…懐かしいね…あなた達と戦った日々が…懐かしい…」

菫「あなたは、あの女に…郁乃の…」





郁乃「すこやーん。なんや、負けてもうたん?」バサッ

653: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:14:55.35 ID:d4kZxmz20

菫「郁乃…!」

郁乃「なっさけないなぁ。グランドマスターの名が泣いてんでぇ」

菫「おのれ…貴様!皇帝陛下を侮辱することは許さないぞ!」ジャキ!

郁乃「あほやねぇ」スゥ…


ズガーーーン!!!

菫「ぐわあああ!!!」

咲「菫さん!」

郁乃「あはははははは!さあ咲ちゃん、次はあんたの番やで」

咲「…!」

郁乃「もう帝国はおしまいや。せやけど、あんたの紋章牌だけはもらっていくわ!」

和「させません!」キッ

654: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:15:22.37 ID:d4kZxmz20

郁乃「なんやの、あんたも痛い目ぇにあいたいん?」フララ

五筒牌「」バチン!!!

郁乃「!?」

竜華「紋章牌が…拒んだ?」

655: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:17:16.39 ID:d4kZxmz20

郁乃「な、なんでや…」ワナワナ

咲「……」

郁乃「なんでや、一筒牌!なんで私を拒む!??生と死を司り、魂を盗む呪われたお前が…!」

セーラ「………」

郁乃「お前こそ…私に相応しいやないか!この呪われた世界に、一緒に復讐しようや!お前まで…お前まで私を拒むんか!」

郁乃「…この世界で、最も呪われた紋章牌…お前さえも…私を受け入れようとせんのか…!!」

セーラ「…こいつは、もう呪われた紋章牌やない。色んな魂を奪って…色んな悲しみを背負って、やっと花を咲かせたんや」


郁乃「おのれぇ…!こうなったら…」


ギュッ

健夜「もういいよ。もうやめよう、郁乃ちゃん」

656: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:17:55.83 ID:d4kZxmz20

郁乃「なにすんねん!あんたなんか、私の魔翌力で…」

健夜「無駄だよ。私の持つ『国士無双の紋章牌』はいかなる魔法も受け付けない。それが『絶一門の紋章牌』であろうと」

郁乃「せやけど…、あんたは『發の紋章牌』で……」

健夜「それもまた、戯れ言だよ」


ギュッ!


657: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:18:52.16 ID:d4kZxmz20

郁乃「な、なにする気や…」




健夜「私はあなたを愛していたよ」


658: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:19:38.21 ID:d4kZxmz20

郁乃「嘘や!あんたが愛してたんは…私の中に残る恒子の面影や…!」

健夜「それは違うよ。私は、あなたの瞳の奥に沈む悲しみを消してあげたかった。受け入れられない者の悲しみを」

郁乃「………」

健夜「私はあなたを愛した。けど、それは間違いだった。…私の犯した、ただ一つのあやまちだよ。そして、それは許されることじゃない」

ズズ…

セーラ「…後ずさって…なにする気ぃや…」



郁乃「やめて…やめてや、すこやん…」


健夜「私は、私の帝国を、自分の過ちで失った」


健夜「咲、あなたが果たして、ここにどんな国をつくるのか………」ニコ


咲「…………」

659: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:21:44.98 ID:d4kZxmz20


淡「健夜さま!!!」

ダヴァン「健夜サマァ!!」

やえ「皇帝陛下!!」



健夜「さようなら」ニコ

郁乃「…!!」


バッ!!!


660: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:22:26.06 ID:d4kZxmz20

咲「!!!」

和「そんな…!この高さから飛び降りたら……」




セーラ「皇帝の最期や………」

竜華「うん、そして…帝国の最期や………」


661: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:23:04.36 ID:d4kZxmz20



ゴゴゴゴゴゴゴゴ


咲「うわわ!」グラッ

和「咲さん!」グラッ

セーラ「まずいな、どうやら皇帝の紋章牌の力で、ここが保たれとったみたいや」

竜華「ほなここも崩れてしまうやん!」

セーラ「ああ、ここが崩れたら城までヤバい。早いとこ脱出するで!」



菫「先に逃げろ、ここはもう持たない」

咲「皆さんは…?」

淡「私達は後から行くから、早く!」

ダヴァン「健夜サマ………」

やえ「皇帝陛下が………」



セーラ「帝国の五将軍達や!自分らで逃げられる。行くで!」

和「咲さん、早く!」

咲「わ、分かったよ」タタタ


662: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:26:07.51 ID:d4kZxmz20


淡「うぅ……健夜さまぁ……」グシュグシュ


菫「陛下……」

ダヴァン「健夜サマ………」

やえ「くっ…うう………!」



ゴゴゴゴゴゴゴ


菫「まずいな…、とりあえずここを出るぞ」



663: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:26:51.57 ID:d4kZxmz20

ーーー城内


帝国兵「解放軍の奴らだ!生かして帰すな!!」

セーラ「咲、ここはオレが食い止める。お前らは先に行け!」

咲「なに言ってるんですか!」

セーラ「咲、お前はまだまだこの国に必要な人間や、新しい国にな。せやけどこのオレは、戦争が無くなったら必要のなくなる人間や」ニコ

咲「そんな」

セーラ「なに、心配すんな!せやから頑張るんやろ??すぐに後を追うわ。竜華!咲を頼むで!!」ダダダ


竜華「行くでリーダー、セーラの気持ちを分かったってや」ダダダ

咲「必ずですよ!」

セーラ「b」グッ

ダダダダダダ…



帝国兵「逃がすな!」

セーラ「さぁ、死にたい奴は前へ出ぇや!この心臓が破裂するまで、オレは戦いをやめへんで!!」


664: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:28:39.97 ID:d4kZxmz20

ダダダダダダ!!

帝国兵「[ピーーー]!」ビシュン!!

咲「!」

竜華「おっと!気いつけや!!」キィン!


帝国兵「あそこだー!」ドドドド


和「お、追ってきました!」

竜華「咲、あんたは怜の見込んだ女や。怜の望んだ国を造る女や」スッ


咲「竜華さん…!?」

竜華「そのあんたを、こんなとこで殺させるわけにはいかへん。……あの世で、怜に怒られてまうからな…」


和「竜華さん、まさか」

竜華「そのまさか、やで。行きや、咲。皆が待っとる…怜の目指したものを…さぁ、はよ行き!」チャキ

咲「あなたを置いていけません…!」


竜華「大丈夫やで、セーラと一緒に後から行くから。早ようせんと…ウチはここで自分の首を斬るで!!」


咲「竜華さん…」

和「行きましょう、彼女ならきっと大丈夫です…!」

咲「死なないで下さいよ!?」タタタタ



竜華「怜のとこへ行くんは、ウチがもうちょいええ太ももになってからや!和、頼むで!」ニコ

和「はい!!」



竜華「………うおおおおおおお!」ダダダダダダ





665: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:29:15.50 ID:d4kZxmz20
キィン! ズバッ!
ウワアアアア!!

竜華「はぁ…はぁ…!」

セーラ「竜華!」ダダダ

竜華「セーラ!無事やったか」

セーラ「咲と和はどないした」

竜華「先行ったわ」

セーラ「よし、これで思う存分戦えるな」

竜華「せやな、あんたと一緒いうんも悪うないわ」フフ



帝国兵「咲はこっちへ逃げたぞ!!皇帝陛下のカタキをとるんだ!!!」ドドドドドド


セーラ「行くで!!」バッ

竜華「とき、見ててや!!」バッ




666: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:30:29.78 ID:d4kZxmz20





────────
───────
─────






667: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:31:14.78 ID:d4kZxmz20


ーーー広場


純「見ろよ!勝ったぜ!オレ達が勝ったんだ!」

初美「やりましたねー!!」ピョンピョン

胡桃「やったよ!!」ピョンピョン

理沙「やった!」プンスコ


哩「ああ、ついに帝国が亡んだ…」


穏乃「やったよ、憧!!」ダキッ

憧「シズっ!」クンカクンカ


まこ「ついに…終わったんじゃな……咲…」

優希「私たちの帝国も滅びたじぇ…」



爽「み、見ろユキ!私らが勝ったんだよ!帝国を倒したんだ!!」ギュッ


由暉子「せ、せんぱ…苦し……」

爽「ご、ゴメン……」



豊音「ハッシャクのカタキはとった、ことになるのかなぁ……」

智葉「…………終わったな」



塞「やったんだね…とうとう…」

白望「はあ…やっとゆっくりできる…」ゴロン

塞「あんたはずっとダラダラしてたじゃない…」

668: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:32:58.42 ID:d4kZxmz20

ーーー天幕内



ワーワーー!ワッハッハー!
ヤッター!スバラデスッ!
キャッキャ!カッタゾーー!
ステキデス!
ウッキーー!!






久「憩、美穂子……あの声は…勝ったのかしら……」

美穂子「ええ、ええ。そうですよ…!」

憩「みんなええ顔してますわ」フフフ


久「そう………。二人とも…、私は戦いを嫌っていたの…。どんな理由があろうと…人の命を殺めることは…間違いだと思ってきたわ……」

久「ねぇ、美穂子。手を……握ってもらえないかしら…?」

美穂子「久……」ギュッ

久「ありがとう……。………そして、その私が戦争を指揮し、多くの命を奪ったわ……。ねぇ……私は…本当に…正しかったのかしら……」

美穂子「………」

憩「………久ちゃん…」


久「あの村で……ひとり…麻雀教室をしながら…人生を終えた方が……よかったんじゃ…ないかし…ら…」


美穂子「…………久……!」ポロポロ

憩「久ちゃん…それは…その答えはな………」



久「………………」


美穂子「久…!久ぁ……!!」


憩「…お眠りになったみたいやね久ちゃん……安らかに眠ってや……」



久「」


憩「あんたは、多くのことを成し遂げたんやから………」








669: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:35:47.15 ID:d4kZxmz20
エンディングとエピローグちょこっと挟みます

670: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:38:52.77 ID:d4kZxmz20



─────長野帝国は崩壊。新しい国の名前として、解放軍の本拠地を構えていたドラン湖の名からとって、【ドラン共和国】と改められた。


戦いの最中に静かに息を引き取った久は、彼女が生前残していた遺言通り、彼女が営んでいた麻雀教室の裏に墓を建てひっそりと埋葬された。久の訃報を聞いて、彼女の生徒たちは3日3晩泣きはらしたという。


末原恭子については処刑の声が上がったが、久の遺言とそれを尊重しようとする哩の指示により、秘密裏に放免される。その後は善野一美が彼女の身柄を引き取り、共に共和国から姿を消した。


池田華菜は、生き別れていた妹達が解放軍にいたことで無事和解。その後は考えを改め、3人の妹達と真っ当に商売を始める。そこには本来の妹想いで優しい彼女の姿があったという。


照を初めとする咏などの名のある帝国将軍は、キヨスミンスター近くに新たに造られた墓地に丁重に埋葬された。

江崎仁美は数年後、片田舎で政治家になったと風の噂が聞こえた

園城寺怜は遺体が見つからず、埋葬は叶わなかったが、解放軍設立初代リーダーとして永く歴史に語られたという…………




671: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:39:30.16 ID:d4kZxmz20



────108雀星その後─────



672: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:42:18.20 ID:d4kZxmz20


─天コウ雀星─
白水哩
辞退した咲に代わり、ドラン共和国の初代大統領に選ばれる。しばしば鎖で縛られている姿が目撃されたが誰も知らないフリをした


─天機雀星─
竹井(園城寺)久
解放軍の勝利を知り、永い眠りにつく・・・・・・。彼女の墓には連日各方面から訪れた女性の墓参り客が供えた花で、たいそう埋め尽くされていた


─天間雀星─
薄墨初美
小蒔と共に姿を消していた。相変わらず服ははだけていたという。


─天勇雀星─
辻垣内智葉
豊音を連れて、行き先を告げずにドラン共和国を去る


─天雄雀星─
弘世菫
総司令官のイスを断り、北方の守りを固めるためシャープシュート城に戻る。時々、竜玄騎士団へ足を運んでいるらしい


─天猛雀星─
小走やえ
共和国の総指揮官に就任し、王者の指揮ぶりをお見せしている


─天威雀星─
針生えり
姿を消したアレクサンドラを追い、共和国を去る


─天貴雀星─
龍門渕透華
ドラン共和国の初代議長を務め、目立っている


─天富雀星─
野依理沙
商人ギルドの長となり牽制を振るうが、相変わらず口ベタのままである


─天満雀星─
染谷まこ
「戦いに疲れた」と言い、照の屋敷でワカメメイド雀荘を開く。照の眠る墓を守る墓守も兼任しているので、何気に毎日多忙な日々を送る


─天孤雀星─
江口セーラ
戦いの最中で行方不明となる


673: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:45:09.18 ID:d4kZxmz20

─天傷雀星─
花田煌
ドラン共和国の部隊長となり、ヨシノの村との調停役を務める。後に「ドランいちの聖人」と呼ばれるようになるが、本人は知らない


─天立雀星─
愛宕雅枝
「やっぱり関西人は商いやろ!」と、共和軍に入るのを嫌がって商売を始める


─天捷雀星─
善野一美
戦いが終わると、すでに末原恭子と姿を消していた


─天暗雀星─
清水谷竜華
セーラと共に、戦いの最中で行方不明となる


─天祐雀星─
鹿倉胡桃
共和軍のお叱り役に抜擢される。彼女に怒られたくて日夜イタズラをする者が後を絶たないが、微笑ましいので放置されている


─天空雀星─
上重漫
共和軍に誘われるが、それを断り、ひっそりとお好み焼き屋を始める


─天速雀星─
二条泉
「世界最強になって帰ってくる」と言い、ドヤ顔で旅立つ


─天異雀星─
東横桃子
「契約は終わったっす」と、ゆみの後を追いかけて姿を消した


─天殺雀星─
深堀純代
しばらくはレジェンド村でただ飯を食らっていたが、更なる旨いものを求めて旅に出た


─天微雀星─
高鴨穏乃
ヨシノの山をよみがえらせる為に、力をそそぐ。野山を駆け回る彼女の姿が度々目撃されていた


674: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:48:45.58 ID:d4kZxmz20

─天究雀星─
メガン・ダヴァン
健夜と恒子の眠る墓を守って、ラーメンを食べながら一生を終える


─天退雀星─
片岡優希
未熟な自分を鍛える為と、新しいタコスを求めて旅立つ(後の単行本カバー裏の『タコス外伝』である)


─天寿雀星─
大星淡
共和軍の水軍を引き継ぎ、将軍100年目の名をほしいままにする。彼女の傍らには、宮永照が好んだお菓子が常に置いてあったという


─天剣雀星─
池田緋菜
姉と再開したのち、船を使った貿易を始め、一儲け企むし!


─天平雀星─
井上純
カフの町に戻り、気ままに暮らす


─天罪雀星─
池田城菜
姉と三つ子で商売をしたし!


─天損雀星─
亦野誠子
ドラン湖のほとりでのんびりと魚釣りを楽しんでいる


─天敗雀星─
池田菜沙
姉妹みんなで商売を始めたし!


─天牢雀星─
獅子原爽
雀戦士として本当に認められたため、旅に出る。…フリをして、兼ねてから夢だったアイドルプロデューサーを目指す。手始めに揺杏と組んで由暉子をアイドルに仕立てあげようと目論む


─天彗雀星─
真屋由暉子
自分がいないとダメだからと、爽の後を追いかけて知らぬ間にアイドルデビューさせられそうだが、彼女はどんな衣装にも、いかなる無茶ぶりにも抵抗したことがなかった


675: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:52:05.17 ID:d4kZxmz20

─天暴雀星─
臼沢塞
国境警備隊隊長に任命され、不法入国者をバシバシ塞いだ


─天哭雀星─
小瀬川白望
塞と共に共和軍に誘われるが、「ダルい」の一言で姿を消す。しかし、身の回りの世話をしてくれていた塞がいないので3日で戻ってきた。塞の家の『自宅警備員』を勝手に務める


─天巧雀星─
白水姫子
哩の側には常に寄り添う姫子の姿があった。なぜか時々ビビクンしていた


─地魁雀星─
舟久保浩子
カレッカの町に戻り、残りの人生をそこで過ごす


─地サツ雀星─
多治比真佑子
ダブリーを克服するために北に旅立った


─地勇雀星─
エイスリン・ウィッシュアート
モット、スゴイ エ カク!とニュージーランドと呼ばれる国に旅に出た


─地傑雀星─
浅見花子
アンパイの町で紋章牌の仕事を続ける


─地雄雀星─
津山睦月
強い相手を探すために私なりに精一杯努める


─地威雀星─
蒲原智美
騎士のつとめを果たした、と引退して実家の職業を継ぐ。彼女の顔には常に笑顔が絶えなかった


─地英雀星─
妹尾佳織
智美に振り回されながらも楽しそうに家業を手伝う


676: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:59:01.17 ID:d4kZxmz20

─地奇雀星─
愛宕絹恵
首都警備隊の妹将軍をつとめる。後世に語り継がれる「仲良し姉妹将軍」となる

─地猛雀星─
愛宕洋榎
首都警備隊の姉将軍をつとめる。「後ひっかけの洋榎ちゃん」と皆に慕われる


─地文雀星─
原村恵
ドラン共和国の書記官と弁護人を兼任する


─地正雀星─
周藤瞬斗
共和国城下町で質屋を営む


─地闊雀星─
室橋裕子
マホが心配なので彼女を見守る役目に密かについている


─地闘雀星─
渋谷尭深
共和国でも大規模なぶどう園と茶畑を造る。彼女が育てたお茶の葉は遠方からも買い付けに来るほどの名産品となった


─地強雀星─
松実玄
竜玄騎士団に戻り、後進の指導とおもちの育成に余念がなかった


─地暗雀星─
文堂星夏
3コロン寺に戻り、修行を再開する。時々開眼していた


─地軸雀星─
椿野美幸
首都となったキヨスミンスターの復興に、もーもー言いながらも大変貢献する


─地会雀星─
水村史織
庭付き一戸建ての家で優雅な生活を送る


677: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 21:59:43.18 ID:d4kZxmz20

─地佐雀星─
霜崎絃
世界中の音を集める為に旅に出る。…が、時々荒川病院のお世話になる


─地祐雀星─
岩館揺杏
服屋をやめ、デザイナーになる。彼女のデザインしたフリフリでスリット入りの服は、一部の熱狂的なファンの間で大人気となった


─地霊雀星─
荒川憩
荒川病院を開設し、『様々な』患者を救う


─地獣雀星─
安河内美子
3コロン寺に戻り、●●撲滅に尽力する


─地微雀星─
姉帯豊音
竜騎士の資格を失い、智葉と共に旅立つ


─地急雀星─
石戸霞
エイスイの隠れ里に戻る


─地暴雀星─
古塚梢
自分の腕と謝罪スキルを更に磨く為に、修業に打ち込む


─地然雀星─
大沼秋一郎
世事を嫌い、再び洞窟に隠居する


─地好雀星─
加治木ゆみ
モモと一緒に愛の逃避行する


─地狂雀星─
依藤澄子
「私は佐藤じゃなくて依藤」だと訴えるために旅立った


─地飛雀星─
安福莉子
6400を克服するために、更なる過酷な修業を自らに課した


678: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 22:01:10.37 ID:d4kZxmz20

─地走雀星─
岡橋初瀬
解放軍で仲良くなった憧の後を追い、ヨシノ村に永住を決め込んだ

─地巧雀星─
瑞原はやり
誰にキツいと言われようと、生涯現役アイドルを貫いた


─地明雀星─
須賀京太郎
相変わらず●●●●の大きい女性のナンパに精を出すが、成功率は低め


─地進雀星─
棟居仁美
ドラン共和国の初代パトロール隊長に任命される


─地退雀星─
ネリー・ヴィルサラーゼ
お金を求めて、日々をたくましく生きた


─地満雀星─
百鬼藍子
テンホウの町に戻り、もこと仲良く船大工を続ける


─地逐雀星─
沢村智紀
彼女の同人誌が大人気を博し、超大手サークルとなった


─地周雀星─
熊倉トシ
カップラーメンを食べながら、小蒔の代わりに星見の役を引き継いだ


─地隠雀星─
佐々野いちご
ちゃちゃのん音頭がミリオンヒットし、共和国で一、二を争う人気アイドルとなった


─地異雀星─
松実宥
竜玄騎士団領に戻り、自分の務めを果たした。時折モコモコに厚着し、ストーブに乗ってシャープシュート城方面に向かっているのを目撃された


─地理雀星─
対木もこ
ブツブツ言いながら錬金術の研究に没頭している


679: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 22:02:12.97 ID:d4kZxmz20

─地俊雀星─
戒能良子
どこかで傭兵をしながらソロモン王の力を得た、とよくわからない噂が流れた


─地楽雀星─
ハギヨシ
そのスゴ腕により、素敵滅法執事の異名をもらった


─地撻雀星─
本内成香
相変わらず泣き虫は直らなかったが、だがそれがいい!…と可愛がられた


─地速雀星─
ハオ慧宇
復興したヨシノ村に迎えられた


─地鎮雀星─
雀明華
家に戻り、財産を受け継いだ後、歌を世界中に披露するために旅立った


─地稽雀星─
滝見春
「黒糖が私を呼んでる」と旅立った


─地魔雀星─
国広一
透華付きのメイドとして彼女を助けた。後に一の服装を真似するのが大流行し、これを『国広の乱』と呼ばれた


─地妖雀星─
門松葉子
哩からのれん分けして、気の合った舞と商売を始める


─地幽雀星─
南浦数絵
祖父と共に風呂屋を経営。南の風が優しく吹く、人気の風呂屋となった


─地伏雀星─
福路美穂子
久の死後、しばらく塞ぎこんだが、復活した後は彼女の素晴らしさを多くの人達に説くために旅立つ


680: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 22:02:54.00 ID:d4kZxmz20

─地僻雀星─
宮永界
共和軍の武術指南役に任命される。本人は家でテレビを観ていたかった


─地空雀星─
桧森誓子
猫のなるかと一緒に、小さな教会で懺悔室を担当する。悩める子羊からの懺悔に、日々わわわっと驚かされている


─地孤雀星─
森垣友香
帰国子女とか憧れるんでー。と言いながらどこかに留学した


─地全雀星─
西田順子
噂好きがこうじて、記者の道を歩んだ


─地短雀星─
赤土晴絵
レジェンド村に戻り、村長となり更なる伝説を作った


─地角雀星─
鷺森灼
レジェンド村でのNEXT LEGENDを目指し、日々奮闘する


─地囚雀星─
白築慕
由子の宿屋で働く。時折、閑無やはやりと3人で過ごしているのが見かけられた


─地蔵雀星─
石飛閑無
由子の宿屋の近くでお店を開く。店主のツンデレっぷりがたまらないと日夜行列が出来た


─地平雀星─
新免那岐
愛用の刀を和に譲り、農婦になる


─地損雀星─
鷺森公子
キヨスミンスターにボウリング場を建設。ボウリング以外にも、テニスや釣り、カラオケなど様々なエンターテイメントな施設で大盛況


681: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 22:04:22.19 ID:d4kZxmz20

─地奴雀星─
上柿恵
まっとうな宿屋を開く。面倒なことは棟居に託していた


─地察雀星─
新子憧
小さい頃からの約束通り、穏乃のお嫁さんになる。…が彼女が山にばかり行くので少し不満


─地悪雀星─
上田良子
壁ドンの力を生かし、解体業を営む


─地醜雀星─
寺崎遊月
ポケモンマスターになると、家を飛び出した


─地数雀星─
内木一太
理想の痛窓を造る、と日々努力を惜しまなかった


─地陰雀星─
真瀬由子
共和国首都キヨスミンスターで宿屋を再開する。


─地刑雀星─
狩宿巴
彼女の訪れた場所には、地味だが美しい花たちが咲き誇った


─地壮雀星─
吉留未春
由子の宿屋で女中をしているが、時々謎の黒い笑みが浮かんでいるのを目撃された


─地劣雀星─
南浦聡
孫娘と一緒に風呂屋を営む


─地健雀星─
夢乃マホ
リツベ城の案内役を立候補したが、毎日なにかしらのチョンボをする

─地耗雀星─
山谷ひな
世界中を旅するという妙案を思い付き飛び出す


682: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 22:04:59.17 ID:d4kZxmz20

─地賊雀星─
田中舞
キヨスミンスター城の宝をくすねて葉子と徹夜でカラオケを楽しんだあと、二人で商売を始める


─地狗雀星─
宇津木玉子
念願の自分の城…もとい店を持つことが出来た






─────そして

683: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 22:07:17.50 ID:d4kZxmz20


ーーーどこかの原っぱ



咲「ねぇ、本当に良かったの?…私に着いてきて」

和「何回目ですか、それ」


咲「だってさあ…」

和「何度だって言います。あなたのいるところが、いつだって私の居場所なんです」

和「それに一度地獄から戻ってきたんです。次はそう簡単には死にませんよ」フフ

咲「和ちゃん……」

和「そして、私のいるところが……咲さんの居場所になればと思っています……///」ゴニョゴニョ


咲「……」ギュッ

和「あ、手……」


咲「行こっか」ニコ!

和「………はい!」




─天魁雀星─
宮永咲
ドラン共和国の初代大統領を辞退し、大切な人と共にどこかに旅立った


─天英雀星─
原村和
咲の後を一生着いていくと決め、共に旅立った






咲「幻想水滸伝?」

───カン───