一応のコンマ目安表


【感情度目安】

01~10→顔も見たくない
11~20→できればもうあいたくない
21~30→この人にはついていけそうにないorこの人、大丈夫か?
31~40→苦手なタイプ
41~60→普通
61~70→いい人そう
71~80→また会いたい
81~90→尊敬できそうな人
91~100→これからもずっと一緒にいたい


【好感度目安】

01~10→大嫌い
11~21→嫌い
21~40→苦手
41~60→普通
61~75→仲良し
75~85→好き
86~100→大好き

引用元: ・【艦これ】提督「私と艦娘が険悪な関係だと?」 四隻目【安価・コンマ】 



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3: ◆idiDHwDMwc 2018/03/20(火) 14:05:10.36 ID:VzRiD4IG0

【提督の今ままでの軌跡】

提督から大淀への感情度:03 提督から大淀への好感度:19
大淀から提督への感情度:20 大淀から提督への好感度:09

提督から明石の感情度:61
明石から提督の感情度:85

提督から金剛への感情度:04 提督から金剛への好感度:32
金剛から提督への感情度:03 金剛から提督への好感度:21

提督から比叡への感情度:20
比叡から提督への感情度:83

提督から榛名への感情度:46
榛名から提督への感情度:24

提督から霧島への感情度:62  提督から霧島への好感度:72
霧島から提督への感情度:01  霧島から提督への好感度:88

(榛名から霧島への感情度:92  榛名から霧島への好感度:21)
(霧島から榛名への感情度:45  霧島から榛名への好感度:98)

提督から飛龍への感情度:77
飛龍から提督への感情度:46

提督から蒼龍への感情度:73 提督から蒼龍への好感度:83
蒼龍から提督への感情度:08 蒼龍から提督への好感度:89

(飛龍から蒼龍への感情度:72)
(蒼龍から飛龍への感情度:65)

提督から霞への感情度:56
霞から提督への感情度:88

提督から満潮への感情度:100 提督から満潮への好感度:18
満潮から提督への感情度:62 満潮から提督への好感度:02

提督から曙への感情度:6 提督から曙への好感度:97
曙から提督への感情度:10 曙から提督への好感度:83

提督から赤城への感情度:3 提督から赤城への好感度:39
赤城から提督への感情度:60 赤城から提督への好感度:94

提督から加賀への感情度:32
加賀から提督への感情度:13

(赤城から加賀への感情度:38 赤城から加賀への好感度:13)
(加賀から赤城への感情度:4  加賀から赤城への好感度:76)

提督から潮への感情度:27
潮から提督への感情度:87

提督から羽黒への感情度:85 提督から羽黒への好感度:47
羽黒から提督への感情度:09 羽黒から提督への好感度:57

提督から弥生への感情度:91 提督から弥生への好感度:83
弥生から提督への感情度:43 弥生から提督への好感度:67

提督から伊58への感情度:51
伊58から提督への感情度:44

提督から不知火への感情度:74
不知火から提督への感情度:75

提督からグラーフへの感情度:92 提督からグラーフへの好感度:95
グラーフから提督への感情度:53 グラーフから提督への好感度:20

提督から長門への感情度:55
長門から提督への感情度:51

提督から神通への感情度:55
神通から提督への感情度:87

提督からビスマルクへの感情度:21
ビスマルクから提督への感情度:79

提督から朝潮への感情度:25
朝潮から提督への感情度;42

提督から由良への感情度:44
由良から提督への感情度:60

4: ◆idiDHwDMwc 2018/03/20(火) 14:07:00.25 ID:VzRiD4IG0

提督からあきつ丸への感情度:01 提督からあきつ丸への好感度:58
あきつ丸から提督への感情度:10 あきつ丸から提督への好感度:37

提督から木曽への感情度:99 提督から木曽への好感度:100
木曽から提督への感情度:60 木曽から提督への好感度:34

提督から球磨への感情度:64
球磨から提督への感情度:25

提督から大井への感情度:77
大井から提督への感情度:30

提督から北上への感情度:38
北上から提督への感情度:41

大井から北上への感情度:12
北上から大井への感情度:49

提督から瑞鶴への感情度:28
瑞鶴から提督への感情度:78

提督から翔鶴への感情度:75
翔鶴から提督への感情度:84

瑞鶴から翔鶴への感情度:09 瑞鶴から翔鶴への好感度:42
翔鶴から瑞鶴への感情度:31 翔鶴から瑞鶴への好感度:59

加賀から瑞鶴への感情度:26
瑞鶴から加賀への感情度:68

加賀から翔鶴への感情度:15
翔鶴から加賀への感情度:84

提督から五十鈴への感情度:73  提督から五十鈴への好感度:13
五十鈴から提督への感情度:100 五十鈴から提督への好感度:11

提督から鳳翔への感情度:59
鳳翔から提督への感情度:24

ここまでが1スレ目になります

5: ◆idiDHwDMwc 2018/03/20(火) 14:10:40.91 ID:VzRiD4IG0

提督から萩風への感情度:35 提督から萩風への好感度:45
萩風から提督への感情度:07 萩風から提督への好感度:77

提督から雲龍への感情度:10 提督から雲龍への好感度:18
雲龍から提督への感情度:33 雲龍から提督への好感度:08

提督からアクィラへの感情度:65
アクィラから提督への感情度:80

提督から隼鷹への感情度:85
隼鷹から提督への感情度:57

提督から対馬への感情度:51
対馬から提督への感情度:59

提督から初霜への感情度:37
初霜から提督への感情度:35

提督から綾波への感情度:96 提督から綾波への好感度:53
綾波から提督への感情度:83 綾波から提督への好感度:52

提督からポーラへの感情度:58
ポーラから提督への感情度:33

提督から敷波への感情度:05 提督から敷波への好感度:10
敷波から提督への感情度:67 敷波から提督への好感度:47

提督から秋津洲への感情度:71
秋津洲から提督への感情度:36

提督から嵐への感情度:21
嵐から提督への感情度:48

提督から大鳳への感情度コンマ:68
大鳳から提督への感情度コンマ:73

提督からアイオワへの感情度コンマ:46
アイオワから提督への感情度コンマ:52

提督から陽炎への感情度:68
陽炎から提督への感情度:75

提督から山風への感情度:90 提督から山風への好感度:07
山風から提督への感情度:53 山風から提督への好感度:74

提督から時雨への感情度:75
時雨から提督への感情度:48

提督から鈴谷への感情度:08 提督から鈴谷への好感度:99
鈴谷から提督への感情度:36 鈴谷から提督への好感度:99 

提督から間宮への感情度:47 提督から間宮への好感度:16
間宮から提督への感情度:97 間宮から提督への好感度:100

提督から黒潮への感情度コンマ:56
黒潮から提督への感情度コンマ:11

提督からリシュリューへの感情度:75
リシュリューから提督への感情度:46

提督から呂500への感情度:13
呂500から提督への感情度:31

提督から浦風への感情度:68
浦風から提督への感情度:66

提督から雪風への感情度:62
雪風から提督への感情度:67

提督から龍田への感情度:05 提督から龍田への好感度:62
龍田から提督への感情度:10 龍田から提督への好感度:75

提督から夕雲への感情度:63
夕雲から提督への感情度:42

提督から雷への感情度:39
雷から提督への感情度:22

ここまでが2スレ目になります。

6: ◆idiDHwDMwc 2018/03/20(火) 14:26:58.62 ID:VzRiD4IG0

提督から天龍への感情度:93 提督から天龍への好感度:22
天龍から提督への感情度:87 天龍から提督への好感度:57

(龍田から天龍への感情度:20 )
(天龍から龍田への感情度:84 )

提督から伊26への感情度:20 提督から伊26への好感度:89
伊26から提督への感情度:98 伊26から提督への好感度:59

提督から電への感情度;33
電から提督への感情度:56

(雷から電への感情度:23)
(電から雷への感情度:26)

(電から響への感情度:96 電から響への好感度:73)
(響から電への感情度:14 響から電への好感度:95)

(電から暁への感情度:82)
(暁から電への感情度:20)

提督から伊勢への感情度:95 提督から伊勢への好感度:81
伊勢から提督への感情度:46 伊勢から提督への好感度:02

提督から龍驤への感情度コンマ:100 提督から龍驤への好感度:52
龍驤から提督への感情度コンマ:28  龍驤から提督への好感度:90

提督から神風への感情度:37
神風から提督への感情度:85

提督から川内への感情度:12
川内から提督への感情度:81

(川内から神通への感情度;21)
(神通から川内への感情度:80)

(川内から那珂への感情度:22)
(那珂から川内への感情度:11)

提督から初春への感情度:14
初春から提督への感情度:23

(赤城から瑞鶴への感情度:0)
(瑞鶴から赤城への感情度:26)

(赤城から翔鶴への感情度:0)
(翔鶴から赤城への感情度:17)

(赤城から大鳳への感情度:66)
(大鳳から赤城への感情度:37)

(飛龍から瑞鶴への感情度:12)
(瑞鶴から飛龍への感情度:82)

(飛龍から翔鶴への感情度:24)
(翔鶴から飛龍への感情度:21)

(飛龍から大鳳への感情度:57)
(大鳳から飛龍への感情度:56)

(飛龍から赤城への感情度:44)
(赤城から飛龍への感情度:15)

(蒼龍から瑞鶴への感情度:18)
(瑞鶴から蒼龍への感情度:47)

(蒼龍から翔鶴への感情度:0)
(翔鶴から蒼龍への感情度:40)

(蒼龍から大鳳への感情度:81)
(大鳳から蒼龍への感情度:34)

(蒼龍から赤城への感情度:75 蒼龍から赤城への好感度:52)
(赤城から蒼龍への感情度:09 赤城から蒼龍への好感度:60)

提督から速吸への感情度:87
速吸から提督への感情度:74

提督から叢雲への感情度:05 提督から叢雲への好感度:96
叢雲から提督への感情度:66 叢雲から提督への好感度:56

7: ◆idiDHwDMwc 2018/03/20(火) 14:33:56.31 ID:VzRiD4IG0

提督から古鷹への感情度:68
古鷹から提督への感情度:80

提督からまるゆへの感情度:63
まるゆから提督への感情度:25

(あきつ丸からまるゆへの感情度:04 あきつ丸からまるゆへの好感度:78)
(まるゆからあきつ丸への感情度:39 まるゆからあきつ丸への好感度:50)

提督から朝風への感情度:80 提督から朝風への好感度:42
朝風から提督への感情度:08 朝風から提督への好感度:34

提督から清霜への感情度:52
清霜から提督への感情度:32

ここまでが三スレ目になります。

現在の登場艦娘計七十隻。

9: ◆idiDHwDMwc 2018/03/20(火) 14:46:58.20 ID:VzRiD4IG0
現在、新規の艦娘選択によるコンマか既出の艦娘を使ったお話を安価で決めています。
既出の子のお話は後述のお品書きを参考にどうぞ。
()内がメインのキャラになります。

安価で新規の艦娘をとる場合は名前を入れてください、既出のお話には番号もしくはタイトル名で対応します。艦娘の指定が複数or意図が読み取れない場合は下にずれますので御了承ください。 ※複数の艦娘同士の感情度を計りたい場合は書き込んでいただければ可能かどうかお返事するので、お気軽にどうぞ。

1、比叡と提督とうなぎのゼリー寄せⅡ(比叡、金剛)
2、弥生の提督語教室Ⅱ(弥生、神通)
3、赤城日記Ⅱ(赤城)
4、曙ほのぼの(曙)
5、潮奮闘記(潮)
7、提督~追想の刻・独逸編~Ⅱ(提督、グラーフ・過去)
8、あきつ丸VS提督Ⅱ(あきつ丸)
9、対潜哨戒部隊記録(朝潮、由良、五十鈴)
10、加賀の鎮守府ぶらり旅(加賀)
11、霞の不覚(霞・過去)
12、霧島と榛名と提督と(霧島、榛名)
13、懺悔(蒼龍)
14、我らの手に栄光をⅡ(飛龍)
15、誰がために幸運の鶴は翔ぶⅡ(五航戦)
16、五十鈴のなく頃にⅡ(五十鈴)
17、不知火葛藤(不知火)
18、すすめ、すすめ(ポーラ)
19、提督から見た世界Ⅱ(曙、霞、敷波)
20、COOL JAPAN(アイオワ)
21、忠臣(陽炎・神通)
22、お父さんと私と時々、加賀さん(山風)
23、女郎蜘蛛(赤城・蒼龍)
24、空谷の跫音(鈴谷)
25、提督ラヂオ(間宮)
26、自由・平等・友愛(リシュリュー)
27、特務艦(間宮・大淀・明石)
28、群狼作戦(呂500)
29、美保関事件Ⅱ (龍田)
30、華の二水戦(神通・不知火・陽炎・雪風・霞・黒潮)
31、幸運の価値(雪風)
32、アシカ作戦(浦風・金剛・間宮・敷波)
34、黒い海のそこから(伊26)
35、連合艦隊旗艦(長門・金剛)
36、石礫無告(川内)
37、海亀と古強者(神風)
38、昏冥流亡Ⅱ(龍驤)
39、初期艦はなんでもしっている(叢雲)
40、鎮守府資源事情(速吸)
41、これはもぐらですか? いいえ、まるゆです(まるゆ)
42、あした天気になぁれ(朝風)
その他、新艦好感度コンマ(記名)

10: ◆idiDHwDMwc 2018/03/20(火) 14:58:19.54 ID:VzRiD4IG0

【未開放】
ドイツ組と観劇【プリンツ・呂500の感情度コンマで開放】
潜水艦呼称争議【伊19・伊164・伊8・伊401の感情度コンマで開放】
初期艦はなんでもしってる【叢雲の感情度コンマで開放】
提督改修工廠【暁型の感情度コンマで開放】
冷戦【多摩の感情度コンマで開放】
二航戦の憂鬱【葛城・天城の感情度コンマで開放】
第八駆逐隊、出撃!【大潮・荒潮の感情度コンマで開放】
萩風提督観察記【川内の感情度コンマで開放】
行け、私が想いよ、黄金の翼に乗って【ローマ・イタリア・リベッチオの感情度コンマで開放】
海防艦とネコ【択捉・国後・占守の感情度コンマで開放】
あの航路へと【飛鷹の感情度コンマで開放】
さぁ、勝利の砲撃を【大和・矢矧の感情度コンマで開放】
工廠騒動記【夕張の感情度コンマで開放】
第四駆逐隊の見た鎮守府【野分・舞風の感情度コンマで開放】
我ら西村艦隊【山城・扶桑・朝雲・山雲の感情度コンマで開放】
第十一水雷戦隊【響・暁の感情度コンマで開放】
北号作戦【日向・朝霜の感情度コンマで解放】
UV【特殊コンマで解放】
水雷戦隊【阿武隈・夕張・名取の感情度コンマで解放】
眼帯Ⅱ【鳥海の感情度コンマで解放】

11: ◆idiDHwDMwc 2018/03/20(火) 15:04:00.35 ID:VzRiD4IG0
当スレは好感度コンマスレなのですが大きなストーリーの終了条件をコンマが満たすと今までのコンマの総決算というべき終章フェイズに突入します。現在、第3部を進行中です。
今までの結果は以下の通りです。

1部終章『サーモン海の戦い』→鎮守府後方の基地司令官 少将の戦死。サーモン海の制海権を一時的に確保。
2部終章『我らこそ海戦の華』→連合艦隊旗艦 長門の更迭。水雷戦隊のクーデター(?)失敗。

3部の終了条件ですが西村艦隊の感情・好感度の測定完了となっています。

13: ◆idiDHwDMwc 2018/03/20(火) 15:16:40.00 ID:VzRiD4IG0
オリジナルキャラクター紹介

提督
鎮守府司令長官。階級は中将。堅物、海の乃木さん。特技は艦隊指揮、手品、声真似。モデルは石原莞爾・東条英機などいろんな人の悪い所を凝縮した結果。 料理スキル77、武道スキル67。

少将
提督の同期。仕官学校次席。最終階級は少将。艦娘思いのやさしい人物であったが、自信過剰が仇となり第1部最終編『サーモン海域の戦い』で敵の魚雷攻撃を受け戦死。兵站や組織運営を得意とした。

女提督
提督の後輩。階級は大佐。少将の後任として基地司令官に就任した。

指揮官
艦娘による航空艦隊初代司令長官。最終階級は大将。提督の元上司。前線で指揮をとっていた際に敵空母の空襲を受けて戦死した。

14: ◆idiDHwDMwc 2018/03/20(火) 15:25:20.47 ID:VzRiD4IG0
以上、テンプレートでした。
驚きの4スレ目突入!
これもひとえに皆様のご協力によるものです。本当にありがとうございます!
これからもどうぞ当スレをよろしくお願いします。

標語は「鎮守府情勢は複雑奇怪」

3スレ目の埋めネタはまた折をみてsageで投稿していきます。
予告した通り霧島主役。題名は『悲しみの向こうへ』になります。

20: ◆idiDHwDMwc 2018/03/20(火) 23:04:39.43 ID:VzRiD4IG0
それでは安価から本日の更新スタートさせていただきます。

おしながきは>>9をご参照ください。
既出のお話は番号orタイトル、新規は艦娘の名前でどうぞ(Zara、浦波、2018年冬イベント合流組は下にずれます)


↓×2
↓×3
↓×4
↓×5
↓×6
↓×7

28: ◆idiDHwDMwc 2018/03/20(火) 23:12:38.34 ID:VzRiD4IG0
ご協力ありがとうございます!

今後の流れですが

あきつ丸VS提督→誰がために幸運の鶴は飛ぶ→那珂→神威→睦月→昏冥流亡Ⅱ→提督~追想の刻・独逸編~Ⅱ→空谷の跫音→弥生の提督語教室Ⅱ→漣

となります。次回の安価は『空谷の跫音』の更新前になります。
それではジャービス堀りと平行して本日もゆっくりと投下していきます。

29: 清霜編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/20(火) 23:24:17.98 ID:VzRiD4IG0

――08:15――

 鎮守府 本棟前

提督『――とせよ。最後になるが長門の連合艦隊旗艦の任を解いた』

 ザワ、ザワ!! ワー! ワー!

清霜「えぇぇ!?」

朝霜「ちょっ!? 声がでかいって!」

清霜「だ、だって、長門さん、解任だよ!?」

朝霜「……い、いや、知らなかったのかよ?」

清霜「知らなかったに決まってるよ!」

朝霜「あ、うん……」

清霜「きっと次の旗艦は武蔵さんだと思うの! だってすっごく――」

赤城『静粛に!』

清霜「ひゃっ」

提督『……後任については三日後までに通達する。それまでの代理の連合艦隊旗艦は伊勢とする――以上だ。本日も各員奮励努力するように』

清霜「えっ……」

赤城『全員、提督に敬礼! 以上で朝礼を終えます』

清霜「……」

朝霜「おい、どうかしたか?」

清霜「う、ううん……なんでもない」

朝霜「そうか?」

清霜「うん……」

30: 清霜編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/21(水) 00:32:05.23 ID:upInq+yi0

 ――09;30――

 鎮守府 執務室前

夕雲「あの清霜さん?」

清霜「な、なんですか」

夕雲「提督に意見具申するんでしょ? なら早くしないとせっかくのお休みが損だと思うわ」

清霜「う、うん……」

夕雲「ならどうしてずっと執務室の前にいるの?」

清霜「うぅ……それは分かってはいるんだけど、やっぱりいざとなると司令官は怖いっていうか……」

夕雲「大丈夫よ、意見具申ぐらいなら怒られることなんてないわ」

清霜「う、うん。そうだよね、怒られることなんてないもんね」

夕雲「ええ」

清霜「よ、よっしー!」

 コン、コン、コン!

39: 清霜編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/23(金) 20:16:50.89 ID:1Q1wSKpp0

清霜「ゆ、夕雲型一九番艦・清霜、入ります!」

夕雲「夕雲型一番艦・夕雲、入ります」

赤城「あら……珍しいお客さんですねぇ」ニコニコ

清霜「あ、赤城さん、こんにわ……」

夕雲「執務中にごめんなさい」

赤城「ええ、大丈夫ですよ、大丈夫」

提督「無駄口はやめろ。口を動かす暇があるのならば手を動かせ」

赤城「ふふ……すみません」

提督「……で、何のようだ」

清霜「あ、あの! 司令官、次の連合艦隊旗艦は武蔵さんがいいと思います!」

提督「……」

赤城「あら」

清霜「……司令官?」

提督「……誰にそう言えといわれた?」

清霜「へ?」

40: 清霜編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/23(金) 20:28:34.88 ID:1Q1wSKpp0

提督「武蔵本人か? それとも妹をそえようとした大和か? いや、小細工好きの金剛か?」

清霜「ち、ちがいます! 私が武蔵さんならって思って――」

提督「正直に言え。今なら不問にふしてやる」

清霜「うぅ……」

提督「これ以上の隠し立てはお前はもちろん武蔵のためにもならんぞ」

清霜「……本当だもん」

提督「ふん……もういい。さがれ」

清霜「すぅ――」

提督「?」

清霜「――武蔵さんは強くて格好いいです!!」

提督「はぁ?」

清霜「だから私は伊勢さんより武蔵さんの方が連合艦隊旗艦に向いてると思います!」

提督「……いいたいことは終わったか?」

清霜「え?」

提督「気が済んだのであればさっさと下がれ。お前の意見はわかったが、今後の人事については艦娘の意見を聞く気は一切無い」

清霜「でも――!」

提督「下がれ!! これは上官命令だ! 昨日の今日でこれだ! どうしてお前たちは私の信頼を裏切るようなまねばかりする!?」

清霜「ひゃぅ!?」

夕雲「清霜さん!? 大丈夫?」

清霜「う、うん」

夕雲「ほっ……怖いのに頑張ったわね。さすがは清霜さんだわ」ギュッ

清霜「わ、わわっ……!?」

提督「……ふん」

夕雲「提督」

提督「下がれといっている。これ以上、時間を無駄にしたくない」

夕雲「……」ジッ

提督「……なんだその目は?」

夕雲「……」ジィッ

提督「……もういい! 赤城、さっさとこいつらを追い出せ!」

赤城「うふ……さぁ、清霜も夕雲もいきましょう。あなたたちのいいたいことは提督もわかったと思うわ。良い子だから、ね?」

清霜「い、いやです!」

赤城「――へぇ」

夕雲「清霜さん、もう何を言っても無駄――」

清霜「司令官、武蔵さんは強くて格好いいだけじゃなくて優しいです!」

提督「……」

41: 清霜編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/23(金) 20:35:56.40 ID:1Q1wSKpp0

清霜「この前も私のこと守ってくれて――えっと、もちろん私だけじゃなくていつも随伴の駆逐艦のこと気にかけてくれるんです! だから、だから――」

提督「はぁ……」

赤城「提督?」

提督「うるさい」

赤城「……すみませんでした」

提督「お前の言いたいことは分かった。連合艦隊旗艦だが武蔵についてもよくよく検討しよう」

清霜「本当!?」

提督「ああ。お前の熱意に今回だけは折れてやる……しかし、武蔵を旗艦にするとは約束はせんぞ」

清霜「はい!」

夕雲「ふふ……よかったわね、清霜さん」

清霜「うん! ありがとう、夕雲姉さん!」

赤城「……」

提督「……――な」ボソリ

清霜「え? 司令官、なにかいいました?」

提督「なにも言ってない。それよりも耳障りだ、さっさと下がれ」

清霜「はい! ありがとうございました!」ニコッ


42: 清霜編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/23(金) 20:41:23.62 ID:1Q1wSKpp0


 ――13:00――

 鎮守府 執務室

 クルッポー、クルッポー

赤城「……あら、もうこんな時間。提督、お昼はいかがいたしますか?」

提督「私はいらん」

赤城「それでもなにかお召し上がりになったほうがいいですよ。よければなにかおもちしましょうか?」

提督「……それなら握り飯でいい」

赤城「分かりました。それではすぐにおもちしますね」

提督「ああ」

 パタン

提督「はぁ……」

提督(私は何をやっているのだ、醜態を晒してしまったな……)

提督「しかし、やつらもやつらだ。なぜ私のところに話をもってこなかった?」

提督「私はそんなに頼りがいのない男か、鈴谷……?」

提督「……はっ、頼りない男だったな。逃げの口実に飛びつくような卑怯者を恃む馬鹿もいないか」

提督「くくく……あんな駆逐艦を疑うなど惨めにすぎるな……」

44: 清霜編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/23(金) 20:47:31.40 ID:1Q1wSKpp0


 ――13:05――

 鎮守府 食堂前

赤城「……」スタスタ

曙「あ……赤城さん、こんにちわ」

赤城「こんにちわ。曙もこれからお昼かしら?」

曙「はい」

赤城「そうなの。いっぱい食べてちゃんと英気を養うのよ?」

曙「ありがとうございます! それより赤城さん、なにかいいことあったんですか?」

赤城「あら、そう見える?」

曙「あ、いえ、外れてたのならごめんなさい」

赤城「そんなことないわ。それよりどうしてそう思ったの?」

曙「たいしたことじゃないんですけど……いつもよりうれしそうだったからそう思ったんです」

赤城「うふ……」

曙「?」

赤城「ええ、ええ、大丈夫ですよ、大丈夫。それよりも良い子の曙にはこれをあげましょう」

曙「あ! 間宮券! け、けど本当にいいんですか?」

赤城「いいの、いいの。いいことに気づかせてくれたから、そのお礼よ」

曙「ありがとうございます!」

赤城「ふふ……それじゃあね」

曙「はい! 失礼します!」

赤城(思ったよりもうまくいってましたねぇ。もうあなたを傷つけないで掬い上げるのは無理になってしまいましたが、少しぐらいの傷なら逆にいいものですねぇ。金継ぎや象嵌というものもありますしねぇ}

赤城「うふふ……あぁ、提督、素敵でしたよ……」

46: ◆idiDHwDMwc 2018/03/23(金) 21:08:06.23 ID:1Q1wSKpp0
最後にいつもの入れ忘れました……清霜編 艦です。
提督もそろそろ胃に穴あきそうですね……>>1が大学のときに胃潰瘍やったときは激痛で死ぬかと思いました。
同じ痛みを提督が味わうかと思うと……やったぜ。



それでは山城感情度行きます。

山城から満潮への感情度 ↓コンマ以下
満潮から山城への感情度 ↓↓コンマ以下

山城から時雨への感情度 ↓↓↓コンマ以下
時雨から山城への感情度 ↓↓↓↓コンマ以下

47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/23(金) 21:08:30.91 ID:o/d+RNHb0
はあっ

48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/23(金) 21:08:46.96 ID:uMY6/iroo
あいつはもうダメだ

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/23(金) 21:09:31.36 ID:kD6OPZj+o

50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/23(金) 21:09:40.47 ID:IxXM20hwO

55: ◆idiDHwDMwc 2018/03/23(金) 21:11:18.74 ID:1Q1wSKpp0
え……満潮、どうしたの?
感情度が90overです。好感度コンマに移行します。

山城から満潮への感情度 ↓コンマ以下
満潮から山城への感情度 ↓↓コンマ以下


56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/23(金) 21:11:42.99 ID:kD6OPZj+o
はい

57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/23(金) 21:12:05.22 ID:jfiHQvenO
どうかな?

60: ◆idiDHwDMwc 2018/03/23(金) 21:25:10.51 ID:1Q1wSKpp0
満潮ぉ……どうして急降下爆撃しちゃうの? キマシタワーが折れたやん
あとコンマの指定ミスってましたね……間宮さんの時の件がありますのでこのままでいきます。
時雨は……うーん

時雨「戦艦ってあんな燃えるんだ(小並感)」

こうですかね?
しかし、西村艦隊のコンマは割かし優秀ですね(提督を見ながら)

山城から満潮への感情度:91 山城から満潮への好感度:99
満潮から山城への感情度:96 満潮から山城への好感度:22

山城から時雨への感情度:36
時雨から山城への感情度:47

それでは本日はここまでになります。申し訳ない。
明日は午前には仕事終われそうだから出来れば2回更新したいです。

最後になりましたがジャービス掘れなかったので以降の安価不可のキャラはザラ・浦波・ジャービスの三隻になりました。うごご……

67: あきつ丸VS提督 ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 01:13:07.28 ID:RxnCS4bo0

 
 XX13年 12月
 
 ――14:00――

 鎮守府 執務室

提督「叢雲」

叢雲「……なによ?」

提督「当鎮守府でもなにかレクリエーションをやろうとおもうのだ」

叢雲「は? 唐突になにいってんのよ。ああ、ついにあたまおかしくなったとか?」

提督「……少将から軍人といえども娯楽は必要だといわれたのだ」

叢雲「ああ、なるほどね。ちょっと待ちなさい考えるから」

提督「うむ」

叢雲「うーん……あ」

提督「何か良い案が出たか?」

叢雲「い、いえ、たいしたことじゃないから気にしないで」

提督「もったいぶるな。思いつかない私よりはマシだ、どんな案でもいってみろ」

叢雲「ひゃ、百人一首」

提督「……」

叢雲「……なによ」

提督「正月が近いからな、仕方がない。よし、ほかの案を考えろ」

叢雲「そうね……」

 バーン

?「話は全部聞かせてもらった!」

68: あきつ丸VS提督 ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 01:14:53.43 ID:RxnCS4bo0

提督「……なんのようだ」

隼鷹「いやいや、そんな怖い顔しないでよ!」

提督「別にそんなつもりでない」

隼鷹「そう? それならあたしからの提案なんだけどさぁ――」

提督「却下」

隼鷹「なんで!? まだ何も言ってないじゃん!」

叢雲「どうせ飲み比べとかでしょ? いやよ」

隼鷹「うぐっ!?」

提督「……予想通りだな。話にならん」

隼鷹「いやぁ、それならこれは?」サッサz

提督「ほぅ……面白い案かもしれんな」

叢雲「ちょっと二人で納得してないでよ。だいたいなによ、その怪しい手つき」

隼鷹「え? 叢雲、わかんないの? マジ?」

叢雲「……何よ、文句あんの?」

隼鷹「カァー! 素直じゃないねぇ、麻雀だよ、麻雀!」

提督「うむ」

叢雲「あっそ」

隼鷹「ねぇ、提督、これならいいでしょ? ほとんど皆、ルール知ってるしさぁ」

叢雲「駄目よ、栄えある帝國海軍のレクリエーションで麻雀だなんて不健康だわ」

69: あきつ丸VS提督 ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 01:17:16.31 ID:RxnCS4bo0

提督「……なんの用だ」

隼鷹「いやいや、そんな怖い顔しないでよ!」

提督「別にそんなつもりでない」

隼鷹「そう? それならあたしからの提案なんだけどさぁ――」

提督「却下」

隼鷹「なんで!? まだ何も言ってないじゃん!」

叢雲「どうせ飲み比べでしょ? 馬鹿じゃないの?」

隼鷹「うぐっ!?」

提督「……予想通りだな。話にならん」

隼鷹「いやぁ、それならこれは?」サッサッ

提督「ほぅ……面白い案かもしれんな」

叢雲「ちょっと二人で納得してないでよ。だいたいなによ、その怪しい手つき」

隼鷹「え? 叢雲、わかんないの? マジ?」

叢雲「……何よ、文句あんの?」

隼鷹「カァー! 素直じゃないねぇ、麻雀だよ、麻雀!」

提督「うむ」

叢雲「あっそ」

隼鷹「ねぇ、提督、これならいいでしょ? ほとんど皆、ルール知ってるしさぁ」

叢雲「駄目よ、栄えある帝國海軍のレクリエーションで麻雀だなんて不健康だわ」

70: あきつ丸VS提督 ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 01:23:54.73 ID:RxnCS4bo0

隼鷹「ぶーぶー! それなら叢雲にはなんか良い案あんの? 百人一首以外で」

叢雲「うっ……そ、そうねぇ……あっ! リレーよ!」

提督「は?」

隼鷹「……」

叢雲「いい案じゃない! 訓練にもなるし、賞品出せば十分にレクリエーションになるわ!」

隼鷹「さすがにありえないでしょ。まじめに考えなって……」

叢雲「!? なによ、あんたこそ駄目親父見たいなことばっかり言ってるんじゃないわよ!」

提督「落ち着け。しかし、隼鷹の案も悪くないかも知れんぞ」

隼鷹「でしょ! さっすが提督!」

叢雲「ちょっと!」

提督「叢雲、レクリエーションといっても鎮守府をはずすわけにもいかんからどうしても協議は屋内でできることになるのだ。わかるな?」

叢雲「いや、それはわかるけど……な、なら軍人将棋にしましょう! 賭け事なんてよくないわ!」

隼鷹「それなら別にお金かけなきゃいいだけじゃん。それに軍人将棋なんて提督と利根の得意分野すぎるじゃん!」

叢雲「うっ……」

提督「よし、決まりだな。卓については私がなんとかしよう。次に開催の日時だが……そうだな、一週間後のフタマルマルマルからにしよう。正月だしちょうど良かろう」

隼鷹「おっし! じゃあ、告知とかはあたしから青葉に頼んでおくね」

提督「うむ。会場の準備などは私が指揮しておくので細かいことは頼んだぞ」

隼鷹「うん、うん……で、賞品なんだけどさぁ。ちょっと奮発してくれないかなぁって」

提督「はぁ……わかった、わかった。全員が納得するようなものを考えておく」」

隼鷹「やった! 隼鷹、気合入れて意気まーすってな! ヒャッハー!」

 バーン!

叢雲「……あれ、なんで執務室にきたのかしら」

提督「知らんが、まぁ、いいではないか。おかげで良い案も出た」

叢雲「うっ……本当にやるの?」

提督「ああ」

71: あきつ丸VS提督 ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 01:28:42.54 ID:RxnCS4bo0

叢雲「……あ、あの、実は私、ルールわからないんだけど」

提督「なんだと? 時雨や雪風はよく戦艦や空母に混じって遊んでいるから駆逐艦も知っているものだと思っていたが違うのか?」

叢雲「多分、ほとんどの子は知ってると思うわ……。扶桑とか金剛とか面倒見のいい戦艦が好きだから教えてもらってるのみたことあるし」

提督「ふむ……そうか、安心した。しかし、そういうことであれば秘書官の業務で遊びに時間のとれないお前は知らなくても当然か……よし、私がひとつ教えてやろう。ほかにもお前の知ってる範囲でルールがわからんものがいれば連れて来い、まとめて面倒見てやる」

叢雲「えぇ……いいわよ。今から習って下手糞だって笑われたくないもの」

提督「ばか者! お前にはすさまじい麻雀の才能があるのかもしれないではないか、何事もやる前からあきらめるべきではないぞ」

叢雲「そんな才能あってもうれしくないわよ……」

提督「うるさい! うるさい! いいか、本日の執務が終わり次第、講習をはじめるぞ! そんな敗北主義者は許さんぞ!」

叢雲「えぇ……」

提督「なんだ不満か?」

叢雲「……別にぃ」

提督「そうか、そうか。はっはっは……!」

叢雲「ついてない……本当に」ボソリ

72: あきつ丸VS提督 ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 01:31:27.13 ID:RxnCS4bo0

 ――15:00――

 鎮守府 食堂

青葉「ほほぅ……今の陸軍はそんな感じなんですねぇ。それじゃあ、ここにきておどろいたこととかありますか?」カキカキ

あきつ丸「おどろいたことでありますか? それであれば――」

青葉「あ、提督関係はNGですよ?」

あきつ丸「……なぜであります? まさか艦娘の言論まで弾圧しているのでありますか?」

青葉「あ、いえ、一面の予定が『野獣、駆逐艦の胸を朝から覗き込む!』なのでネタかぶりは避けたいんですよねー」

あきつ丸「は?」

青葉「お、気になりま? 気になります?」

あきつ丸「あ、当たり前であります! 破廉恥な!」

青葉「へぇ。あきつ丸さん、破廉恥なことに興味があるなんて意外とむっつりですねぇ」

あきつ丸「へ……? い、いや、自分は破廉恥なことに興味があるわけではなく! そんな破廉恥な人物が――」アワアワ

青葉「あはは……古鷹さんみたいです」

あきつ丸「むぅ……! もしや自分のことをからかっているのでありますか?」

青葉「あはは……すみません、そんな怒らないでください。えっと質問はどこまでしましたっけ――」

隼鷹「お、やっと見つけたぞ、デマゴーグ!」

73: あきつ丸VS提督 ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 01:36:35.56 ID:RxnCS4bo0

青葉「ふぁ!? ちょ、ちょっと! それ青葉のこといってるんですか!?」

隼鷹「あったりまえじゃん」

青葉「し、心外です! あの隼鷹さんがそんな言葉知ってるとは思えませんから誰に吹き込まれたんです!」

隼鷹「お、なに? ひょっとしてあたしのこと馬鹿にしてる?」

青葉「え……い、いや、そんなつもりはないですけど……あはは……」

隼鷹「……まぁ、赤城さんが言ってただけなんだけどね! わっはっは……!」

青葉「あ、赤城さんですか……」ブルブル

あきつ丸「……青葉殿、これぐらいでよろしいでありますか?」

青葉「え、いや、ちょっとま――」

あきつ丸「それでは失礼するであります」

青葉「ご、ごめんなさい! もう少しだけお話聞かせてください!」

あきつ丸「はぁ……別にかまわないのでありますが……」チラッ

隼鷹「ん? お、陸さんとこのえっと……なんつったっけ?」

あきつ丸「……あきつ丸であります」

隼鷹「そうそう! あきつ丸だ! あたしは隼鷹っていうんだ、よろしくね!」

あきつ丸「は、はぁ。こちらこそよろしくおねがいするであります」

隼鷹「で、あんたは麻雀できる?」

あきつ丸「麻雀でありますか? 少しぐらいならできますが……」

隼鷹「お、そりゃあちょうど良かったよ! せっかくの新しい仲間だもんな、イベントは楽しんでもらわないと!」

あきつ丸「?」

青葉「あのー……」

隼鷹「ん? どったの?」

青葉「隼鷹さん、青葉は今あきつ丸さんに取材してる途中なんです」

隼鷹「うん」

青葉「え……いや、だからちょっと向こう行ってくださいよ」

隼鷹「あぁ」

青葉「わかってくれましたか?」

隼鷹「それがさぁ、提督が来週のフタマルマルマルに麻雀大会するから告知よろしくって」

青葉「はい、はい、わかりましたからあっちに――ん?」

75: あきつ丸VS提督 ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 01:43:46.51 ID:RxnCS4bo0

隼鷹「これであたしの仕事はおわりっと! 青葉、後はお願いね!」

青葉「ちょ!? ま、まってくださいよ! 何なんですか麻雀大会って!?」

隼鷹「えー? なんかレクリエーションだっていってたけど」

青葉「あ、あの司令官がレクリエーション……お天気欄書き直さないと! 明日は槍が降ります!」アワアワ

あきつ丸「隼鷹殿、ひとつよろしいでありますか?」

隼鷹「んんん? いいよ、いいよ! 何でも聞いて!」

あきつ丸「あの……提督殿はそういったレクリエーションはよく開くのでありますか?」

隼鷹「いやそういうことはまったくしない人だよ。付き合いの長い私が一回も経験ないから間違いないね!」

あきつ丸「は、はぁ」

隼鷹「どういう心境の変化かわかんないけど、ひょっとするとあきつ丸の着任歓迎だったりしてね! へへへ……」

あきつ丸「……それはないでしょうな」

隼鷹「えぇ? わかんないぜ? あんな顔して意外とむっつりだったりするかもしれないし!」

青葉「告知するなら記事の配置も変えないといけないし、あぁ、どうしよ――ほぅ……その提督がむっつりっていう情報はなにかソースあるんですか?」

隼鷹「そーす? それならおたふく!」

青葉「……」

あきつ丸「……」

隼鷹「おお? なんだ、なんだこの空気は?」

青葉「……氷水、ぶっ掛けられて一気に冷静になれました。とりあえず、あきつ丸さん取材の続きいいですか?」

あきつ丸「もちろんであります……」

隼鷹「??」

76: あきつ丸VS提督 ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 01:47:24.34 ID:RxnCS4bo0

  同日

 ――20:00――

 鎮守府 本棟 あきつ丸の部屋

あきつ丸「――であります。以上が本日の報告でありました」

将校『なるほどな。モニターでのやり取りというのはどうも慣れんが、お前が楽しそうにやっていて安心したぞ』

あきつ丸「たのしくなどないであります! 提督殿は嫌味だし、海軍の艦娘もジロジロと人のことを見てきてまるで針の筵の上にいるような心地であります!』

将校『はっはっは……! 揚陸艇が珍しいのだろう気にするな、むしろ胸をはれ』

あきつ丸「……百歩譲って艦娘のことはそう思うにしてもあの提督は将校殿のいうような立派な方とはおもえません! なんとか配属を変えていただけないでありますか?」

将校『お前はわかっとらんなぁ……』

あきつ丸「へ?」

将校『あの男のことだ、お前の扱いにもなにか考えがあるのだろう。それに普段していないレクリエーションを突然に開くというのもそういう題目でお前の歓迎会をしようという腹積もりなのだろう、やはり部下思いの良い男だな。わっはっは……!!』

あきつ丸「えぇ……? 絶対に違うと思うのであります……」ボソリ

将校『ん? なにかいったか?』

あきつ丸「い、いえ、なにも……」

将校『そうか。とにかく提督殿はすばらしい益荒男だが、海軍のさがか少し言葉を飾りすぎるきらいがある。なにごともどんな意図での発言か考えるようにするのだぞ」

あきつ丸「りょ、了解であります……」

将校『うむ! それでは明日も陸軍の名を汚さぬように努力せよ』

あきつ丸「はっ……」ビシ

将校『それではな』ビシッ

 ブチッ

あきつ丸「……将校殿、言葉を飾りすぎるってどこがでありますか? 自分には火の玉ストレートに罵倒の嵐だったのでありますが……」

 ボスン

あきつ丸「はぁ……憂鬱であります……。もう布団の中に引きこもりたい……」


 あきつ丸VS提督Ⅰ 艦

84: ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 17:00:42.54 ID:RxnCS4bo0
それではまずコンマですね。
ここまでは順調ですが、さてどうなるかなぁって……

山城から山雲への感情度 ↓コンマ以下
山雲から山城への感情度 ↓↓コンマ以下

山城から朝雲への感情度 ↓↓↓コンマ以下
朝雲から山城への感情度 ↓↓↓↓コンマ以下

85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 17:03:03.96 ID:vSV8Ofza0

86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 17:03:21.52 ID:l60vzCtDO

87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 17:08:05.76 ID:R1r2j6qco

88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 17:08:11.87 ID:WOtPAsM+O
いけ

92: ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 17:11:08.33 ID:RxnCS4bo0
本当に仲良くて驚きます。
山城、かっこよかったしさすがだわ……
山城から山雲への感情度が90OVERなので好感度コンマに移行します。

山城から山雲への好感度 ↓コンマ以下
山雲から山城への好感度 ↓↓コンマ以下

93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 17:11:44.04 ID:vSV8Ofza0

94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 17:12:37.88 ID:lvEItoPdo

96: ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 17:16:48.16 ID:RxnCS4bo0
この季節をまち焦がれていました

山城から山雲への感情度:96 山城から山雲への好感度:04
山雲から山城への感情度:52 山雲から山城への好感度:88

山城から朝雲への感情度:76
朝雲から山城への感情度:87

それでは本編更新していきます。

97: ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 17:22:37.55 ID:RxnCS4bo0
 XX17年 11月

 ――09:00――

 鎮守府 間宮

翔鶴「今日は私の為なんかにお時間さいていただいてありがとうございます」

提督「別にかまわん。で、この前の手紙だが話したいこととはなんなのだ」

翔鶴「うっ……その、質問を質問で返してしまって大変申し訳ないんですが、提督は瑞鶴のことどんな子だとおもってますか?」

提督「む、瑞鶴か……姉のお前にこういうのなんだが、正直に言うと何をやらせても詰めが甘い上にやや軽率なところがある粗忽者だと思っている」

翔鶴「やっぱり……」

提督「?」

翔鶴「実は最近の瑞鶴を見てるとどうしても心配で仕方ないんです。どうしても不用意なことを一つ、二ついってしまって……この前もそれで蒼龍さんのご機嫌損ねてしまったんです……」

提督「蒼龍の……? なにをいったらそうなるのだ?」

翔鶴「私も現場にいたわけではないのでなんとも……でもまた余計なことを言ってしまったんだと思います」

提督「そ、そうか」

翔鶴「とにかくこのままだと鎮守府であの子が孤立しちゃうんじゃないかと思うんです! 提督、お力かしていただけませんか……?」

提督「そういわれてもなぁ……頼られてこういうのは心苦しいが相談する相手を間違っていないか? 私よりも鳳翔や龍驤のほうがこういうことは適任だと思うぞ」

翔鶴「そうでしょうか?」

提督「うむ」

翔鶴「すみません……私、そのお二人とはあまり面識がなかったので提督にご相談してしまいました。ご迷惑でしたよね……」

提督「い、いや、別にそうはいっていないだろ」

翔鶴「でも……」

提督「わかった、わかった! 私もできる限りのことはする!」

翔鶴「本当ですか! よかったぁ……」

提督「むむむ……」

99: 誰がために幸運の鶴は飛ぶ ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 17:34:01.02 ID:RxnCS4bo0

曙「うわぁ……あざとい……」

潮「あれ、曙ちゃん、どうかしたの?」

曙「別にぃ? なんでもないわよ」

潮「? あ、提督と翔鶴さん見てたんだ」

曙「……別にみてないわよ」

潮「そうなんだぁ、えへへ……」

曙「……なによ」

潮「ううん、なんでもないよ?」

曙「むぅ!」

間宮「えっと……全部で4000円ですね」

加賀「はい。ちょうどね」

間宮「ありがとうございます! 今日は曙ちゃんたちとおでかけですか?」

加賀「ええ、折角の非番ですから」

間宮「ふふ……楽しんできてくださいね?」

加賀「ええ」

加賀「さてお待たせしました。次はたこ焼きでも食べに行きますか」

潮「わぁ……いいですね!」

曙「え……まだ食べるんですか?」

加賀「当たり前じゃない。いっぱい食べないと大きくなれないわよ」

曙「うっ……」

加賀「……そうね、気が変わった。折角のお休みを食べ歩きだけというのはなんですから、その前にボーリングにでも行きましょうか」

曙「ぼーりんぐ?」

潮「えっと……穴掘るんですか?」

加賀「ふっ、違うわ。球を転がして目標にぶつける遊びのことよ」

曙「へぇ、面白そうですね!」

加賀「そうでしょう、そうでしょう。この前、金剛たちと一緒に行ったときは大いに盛り上がりましたからね。ほら、町に行くからはぐれないように手をつなぎますよ」

潮・曙「「はい!」」


100: 誰がために幸運の鶴は飛ぶ ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 17:38:09.88 ID:RxnCS4bo0


 ――10:30――

 空母寮 談話室

瑞鶴「うーん……これもいいなぁ。二人もそう思うでしょ?」

大鳳「そ、そうですね……」

雲龍「はい……」

瑞鶴「でしょ!? このカーデガンほしいなぁ。これなら私もちょっとは大人っぽく見えるかもしれないわね!」

大鳳「……はい」

雲龍「あ、あの……気に入ったのなら買えばいいんじゃないですか……?」

瑞鶴「えぇ? 嫌よ。こういうのは見てる時が一番楽しいんじゃない」

雲龍「そう、ですか……」

瑞鶴「うーん……このデニムとコートもいいなぁ。カーデガンと違ってかっこいい感じだし、こういうの私に似合うかしら?」

雲龍「……はい、似合うと思います」

瑞鶴「そうよね、そうよね――あ、そういえば提督さんってどういう服が好きなのか知ってる?」

大鳳「え? えっと……ごめんなさい、私はちょっと。雲龍はどう?」

雲龍「……しるわけないじゃない」

大鳳「そ、そうよね」

瑞鶴「ふーん、でも残念だなぁ。折角なら提督さんの好きな感じにしたかったのに……あ、赤城さんとかなら知ってるかも」

大鳳「えっ!? そ、それはちょっとやめた方がいいと思うんですけど……」

瑞鶴「えー? 折角、お洒落するなら提督さんの好みの方が得じゃない」

雲龍「得ですか? あの人に気に入られてもしょうがないとおもうけど」

大鳳「む……」

雲龍「なに?」

大鳳「上官にそういういい方はどうかと思うわ」

雲龍「……そう」

 ガチャ

101: 誰がために幸運の鶴は飛ぶ ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 17:53:27.40 ID:RxnCS4bo0

龍驤「……ふぁ、おはようさん。なんや瑞鶴、またカタログ見てるんか? あんた、そういうのホンマにすきやなぁ」

瑞鶴「おはようござます。それより今日、非番なのに早起きしなかったんですか? もったいないなぁ」

龍驤「うっさいわ……休みやからってのみすぎたんや……。アカン、めっちゃ頭痛いわ、牛乳、牛乳……」ゴソゴソ

瑞鶴「ふーん」

龍驤「チュー……ぷっはぁー、やっぱ二日酔いの起き抜けは牛乳やね。大分、頭がすっきりしたわ」

大鳳「……あの、瑞鶴さん、このあと私用事があるのでそろそろ失礼します」

瑞鶴「そう? うん、気を付けてね」

大鳳「……はい」コソコソ

 バタン

雲龍「……あっ!?」

瑞鶴「どうかした?」

雲龍「な、なんでもないです……。なんてこと、一人で逃げられた……」ボソリ

瑞鶴「?」

龍驤「ほれ、お二人さんも牛乳飲みや。ちゃんと龍驤さんに感謝してのむんやで」

瑞鶴「あ、ありがとうございます」チュー

雲龍「……はい」チュー

龍驤「で、今のカタログってどんな感じなん? ウチももうちょい冬物ほしいおもってなぁ……ほうほう……お! これとかええやん!」

瑞鶴「えぇ!?確かにかわいいけどちょっと子供っぽくないですか?」

龍驤「はぁ……わかっとらんなぁ……」

瑞鶴「む……どういうことです! 私だってどういうのがお洒落なのかちゃんとわかってるもん!」

龍驤「イタタ……もうちょっと静かにしてぇな。二日酔い相手なんやからそんなムキになってもしゃーないやん」

瑞鶴「むぅ……」

龍驤「まぁ、ええわ。お姉さんが教えたるけど、男っちゅうんは皆ロリコンなんやで? もちろん司令官もやで!」

瑞鶴「えぇ!?」

雲龍「ブッー!!」

龍驤「うわぁ……ばっちぃな」

雲龍「ゲッホ……!? ゴッホ……!?」

龍驤「って、ホンマに大丈夫か!?」

瑞鶴「そ、それよりその話し本当なんですか!?」

龍驤「ん……おうとも! 司令官のお気に考えれば一発やん! ウチやろ弥生やろ曙やん、ほれ」

瑞鶴「そ、そうなんだ……」

雲龍「ゲッホ……ゴッホ……うっ……し、失礼します……!!」

龍驤「あーあ、いいってもうた。ほんじゃあウチもこれぐらいで部屋に戻って寝なおすわ」

瑞鶴「は、はい……」

瑞鶴「そうだったんだ……ロリコンだったんだ……」

103: 誰がために幸運の鶴は飛ぶ ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 17:58:00.77 ID:RxnCS4bo0


 ――11;00――

 鎮守府 執務室

提督「はぁ……とういうわけで翔鶴から相談を受けたわけなのだが、なにかいい案はあるか?」

蒼龍「いやぁ、あれって生まれ持っての性格だと思いますから無理じゃないですか? ほら、三つ子の魂百まで持っていうじゃないですか」

提督「しかし……ああも頼み込まれると無下にするのもなんというか……うむ……」

蒼龍「はぁ。なら赤城さんはどうですか?」

赤城「えっ……あの提督には申し訳ないんですけど、五航戦のことには興味ありませんから私ではお力になれないと思いますよ?」

蒼龍「やっぱり……」

提督「ならば似たような比叡を姉に持つ霧島ならばどうすればいいのかわかるか?」

霧島「比叡姉さまの現状をみて仰ってますか?」

提督「ただ放っておいているということか……」

霧島「はい」

提督「はぁ……どうしたものか……」


 誰がために幸運の鶴は飛ぶⅠ 艦

104: 誰がために幸運の鶴は飛ぶ ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 18:02:03.02 ID:RxnCS4bo0
というわけでいろいろと敷設して誰がために幸運の鶴は飛ぶⅠ 艦となります。
どうしてもⅠは導入&伏線(?)になっちゃうのが問題ですね。もうすこし短くまとめる才能が欲しい……

続いて那珂ちゃんのコンマいきます。

提督から那珂への感情度 ↓コンマ以下
那珂から提督への感情度 ↓↓コンマ以下

105: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 18:02:26.00 ID:ewniXfDz0
ei

106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 18:03:06.87 ID:ZN2WakCaO
ポイポイ

108: 誰がために幸運の鶴は飛ぶ ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 18:04:41.90 ID:RxnCS4bo0
ふぁ!? やっぱりPじゃないか!(錯乱)
提督から那珂への感情度が90OVERです! つづいて好感度コンマに移ります!

提督から那珂への好感度 ↓コンマ以下
那珂から提督への好感度 ↓↓コンマ以下

109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 18:04:55.83 ID:ZzVQoBUAO

110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 18:05:41.54 ID:CUCQNO3p0
いよっ

113: 誰がために幸運の鶴は飛ぶ ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 18:10:31.30 ID:RxnCS4bo0
うわぁ……すごいことになっちゃったぞ……
川内型はみんな優秀なんだなぁって……

提督から那珂への感情度:100 提督から那珂への好感度:83
那珂から提督への感情度:87 那珂から提督への好感度:54

あと那珂ちゃんが7高かったら……危なかった……

続いて西村艦隊コンマです。

扶桑から最上への感情度 ↓コンマ以下
最上から扶桑への感情度 ↓↓コンマ以下

扶桑から満潮への感情度 ↓↓↓コンマ以下
満潮から扶桑への感情度 ↓↓↓↓コンマ以下

114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 18:11:07.66 ID:5UZXxsllO

115: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 18:12:04.76 ID:OTMZ37xQO
ちょい

116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 18:12:24.25 ID:Q/YzfDDwO

117: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 18:12:59.39 ID:ewniXfDz0
えい

118: 誰がために幸運の鶴は飛ぶ ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 18:17:56.60 ID:RxnCS4bo0
姉さま、人との距離の取り方うまいわ……しかし本当にコンマが優秀ですね。

扶桑から最上への感情度:66
最上から扶桑への感情度:76

扶桑から満潮への感情度:25
満潮から扶桑への感情度:39

本日ですがあとは埋めネタができたら更新します。……投稿する場合は23:00時までにご報告するようにします。
それでは失礼します。

129: 誰がために幸運の鶴は飛ぶ ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 20:54:13.29 ID:RxnCS4bo0
すみません……埋め書き始めたら予想外に長くなりそうなので予定が吹っ飛びました……
那珂ちゃん編の構想は固まったのでさきにそっちやります

ところでこれやってなかったですね……大事なことをすぐ忘れちゃって本当に申し訳ない……許してください、なんでもしますから!

神通から那珂への感情度 ↓コンマ以下
那珂から神通への感情度 ↓↓コンマ以下



130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 20:54:34.39 ID:S+85bXn+O
s

131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/25(日) 20:54:50.28 ID:RHChWuSso

137: 誰がために幸運の鶴は飛ぶ ◆idiDHwDMwc 2018/03/25(日) 20:59:54.11 ID:RxnCS4bo0
予想通りやん……川内型の提督へのコンマはすごいんだけど姉妹仲は……

神通から那珂への感情度:39
那珂から神通への感情度:28

いか、参考までに

川内から神通への感情度;21
神通から川内への感情度:80

川内から那珂への感情度:22
那珂から川内への感情度:11

満潮のときのコンマみたい(小並感)

那珂編ですが23:30あたりを目安に投下します。

143: 那珂編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/26(月) 00:32:16.58 ID:nWAQl6f90
――17:30――

 鎮守府 執務室

提督「……今日の執務はここまでにする」

蒼龍「へ? ずいぶんと今日は早いんですね」

赤城「いいじゃないですか、提督も少しはお休みしないといけませんし」

提督「とにかく私は出てくる」

赤城「はい、お気をつけて」

蒼龍「……?」

提督「ああ、それではな」

 バタン

蒼龍「……何か考えでもあるんですか?」

赤城「まぁ、少しは。今日はいろいろと面白いこともありましたし、もう少しいろいろと仕掛けていこうと思います」

蒼龍「はぁ」

霧島「……私もこれで失礼します」

赤城「あら、いいんですか?」

霧島「結構です。どうせあなたたちと私では最後は相容れませんよ」

赤城「ふふふ……確かにそうでしょうね」

霧島「……」

 バタン

赤城「次の作戦はレイテですか……さて、なにかありましたかねぇ」

蒼龍「……西村艦隊にがんばってもらえばいいんじゃいんですか」

赤城「ああ、そうですね。扶桑にはかりもありますしね……うふ」

144: 那珂編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/26(月) 01:37:56.44 ID:nWAQl6f90

 鎮守府 正門前

那珂「提督、遅いなぁ……うぅ、こんな寒いところで女の子待たせるなんて……もう!」

 キィー

那珂「と、うわさをなんとやらって感じかなぁ」

提督「すまん、待たせたか?」

那珂「ううん。全然、待ってないよ?」

提督「そうか? とにかく乗ってくれ、今日のことについては運転しながら話す」

那珂「はーい」

 ガチャ ブルルー

提督「発車してから言うのもなんだがちゃんとシートベルトをしたな?」

那珂「うん、大丈夫だよ」

提督「よし、それでは今日のことについて説明していくぞ」

那珂「えっと、このまえ貰った予定表だといつもとおんなじ感じだよね? みんなにお菓子配ってからステージって感じでしょ」

提督「ああ、そうだ。ただ今日はクリスマス会も兼ねているからな、その後に私とマジックをやってもらう」

那珂「え? ちょ、ちょっと待って! 那珂ちゃん、マジックなんかやったことないよ?」

提督「安心しろ貴様は私の言うとおりにしてくれればいい」

那珂「えぇ……詳しい打ち合わせもなしってどうなのかなぁ?」

提督「……すまんな。ここのところばたばたしていてマジックの練習をしている時間がなかったのだ」

那珂「あ、あはは……そうだよねぇ」

提督「まぁ、次にやる機会があればそのときは練習の時間をとるようにしよう」

那珂「うん」

提督「あとステージだが写真を送ってもらった。スマホの画像になってしまうが見てみるか?」

那珂「えぇ!? 写真あるの? 見たい、見たい!」

提督「ああ、次に信号でつかまったときに渡す」

那珂「楽しみだなー!」

提督「うむ」

那珂「あ、話し変わっちゃうんだけどはぐはぐと那珂ちゃんでユニットとかどうかな? 大ヒット間違いなしだと思うの!」

提督「はぐはぐ……?」

那珂「羽黒ちゃんのことだよ」

提督「ああ……そういうことか。しかし、それはやめておけ」

那珂「えー? なんでー?」

提督「ほかの艦娘を勧誘するのはやめておけ。軍務をこなした上で歌に踊りと練習せねばならんのだぞ、生半気持ちではもたん」

那珂「そっかぁ……」

提督「そう落ち込むな、いつかほかの艦娘も――む……赤信号だな。那珂、これがステージの写真だ」

那珂「あ、やった! どれどれ――きゃー! すっごい! 皆、がんばってくれたんだね!」

提督「ああ、ずいぶんと気合がはいっていたらしいぞ」

那珂「そうなんだ。じゃあ、那珂ちゃんもせいいっぱいがんばらないとだよね!」

提督「うむ、そのいきでがんばってくれ」

那珂「よっし! 気合も満タンだし、提督、はやくいこう! しゅっぱーつ!」

提督「馬鹿! まだ赤信号だ!」

那珂「ええぇ……? ノリ悪いなぁ」

提督「ノリで交通法規をやぶっていられるか!」

160: 那珂編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/31(土) 12:14:54.63 ID:5hTZzpzU0

 ――18:00――

 鎮守府近くの町郊外 孤児院前

那珂「やっとついたぁー! もう少し鎮守府の近くだったらいいのにねぇ」

提督「孤児院が鎮守府の近くにあるなど冗談だけにしてほしいものだな」

那珂「まぁ、危ないしそれもそっか」

提督「私は機材の搬入などステージの用意をしておく。お前はさきに挨拶をすもしてきてくれ」

那珂「え、一人で大丈夫? てつだおっか?」

提督「いや、マジックのタネを仕込まねばならんので一人で結構だ」

那珂「なるほどぉ。じゃあ先に行ってるけど用意できたら提督もすぐに来てね?」

提督「ああ、そうするつもりだ」

那珂「よーし、それじゃあ那珂ちゃんお仕事いってきまーす!」

提督「おい、菓子を忘れるなよ。」

那珂「わかってるよ、もう! 那珂ちゃん、そんなにおっちょこちょいじゃないもん!」

提督「そうか、そうか」

那珂「うわぁ……絶対にわかってくれてないよね?」

提督「うるさい、さっさといってこい」

那珂「はーい」

提督「はぁ……やっといったか。騒がれる前にさっさっとやってしまうか」

161: 那珂編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/31(土) 12:32:17.52 ID:5hTZzpzU0

 ――19:30――

 鎮守府近くの町郊外 孤児院

那珂「わー、――ちゃんもそんな難しい字が読めるようになったんだ」

子供A「うん! 学校で教えてもらったんだ!」

那珂「頑張ったんだね。ん? ――君、どうしたの?」

子供B「那珂ちゃんさん、それよりも提督さんまだこないのー?」

那珂「うーん、もう少しだと思うよー。それより今日は格好いいの着てるね!」

子供B「えへへ……そ、そうかなぁ?」

那珂「うん、うん! 良い感じ!」

子供「え、えへへ……」

 コン、コン ガチャ

提督「失礼します」

子供C「あ! 提督さんだー!」

子供B「わー! 提督さーん! またお話聞かせてよー!」

 ワー! ワー!

提督「おーおー、皆、元気だな。先生の言うことを聞いて良い子にしていたかね?」

子供D「勿論だよ! 提督さんと約束してるもん」

提督「ははは……そうか、そうか」ナデナデ

先生「提督さん、本日はお忙しい中でお越しいただいてありがとうございます」ペコリ

提督「いえこちらこそこのような時間にライブなどと無理を聞いてだいてありがとうございます」ビシッ

先生「そのことなら私たちこそお礼を言わせてください。皆、那珂さんの舞台ずっと待ってったんですよ?」

提督「そうですか……それではすぐにライブのほうをはじめさせていただいてもよろしいですか?」

先生「勿論ですよ!」

提督「ありがとうございます。よーし、それでは皆、外に行くぞー!」

子供たち「はーい!」

163: 那珂編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/31(土) 13:14:51.63 ID:5hTZzpzU0

 孤児院 野外ライブステージ舞台袖

那珂『みんなー、今日は那珂ちゃんのためにこんな立派なステージ用意してくれてありがとうねー!』

子供達「ワー! ワー!」

那珂『皆が頑張ってくれたから那珂ちゃんも精一杯がんばるねー! じゃあ一極目はThank You! いっくよー!』

 ~♪ ~♪

提督「……よし、うまくいったな」

先生「お疲れ様ですよろしければこちら飲んでください」

提督「こ、これは失礼しました。ありがたくいただきます」

那珂『~♪ ~♪』

先生「……すごいですね」

提督「ゴクゴク……ん? ああ、那珂のことですか」

先生「ええ。ここから聞いてるだけでももなんだか楽しくなってきてしまいますもの、子供たちを笑顔にできるのも納得です」

提督「ありがとうございます。ぜひ、本人にもいってやって下さい。あいつのことです本当に喜ぶと思います」

先生「うふふ……勿論です」

164: 那珂編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/31(土) 14:24:01.83 ID:5hTZzpzU0


 XX13年 11月

 鎮守府 執務室

那珂「艦隊のアイドル、那珂ちゃんだよー。よっろしくぅー!」

叢雲「……大本営もすごいの送ってきたわね」

那珂「お、叢雲ちゃんは那珂ちゃんのすごさわかる!?」ギュー

叢雲「くっつくな! っていうか、何で私の名前知ってるのよ!」

那珂「うふふ……那珂ちゃんはなにをするにも準備万端なのです」

叢雲「はぁ? 意味わかんないし。ちょっと司令官! なんとかしなさい!」

提督「……そういうやつだ、ほうっておけ」

那珂「あ、そうだ! 提督、川内ちゃんと神通ちゃんってまだ生きてる?」

提督「安心しろ生きているぞ」

那珂「そっかー」

提督「しかし、川内型がすべて送られてくるとは……最前線とはいえこれで水雷戦隊旗艦についての不安は解消されたな。ふふふ……あっはっは!!」

叢雲「えぇ……神通はともかくこんな頭の軽そうなのとうっさいだけの川内はアレでしょ……」

提督「ふふん! 分かっていないな。こいつらは軍令部所属水雷戦隊の虎の子だ。特に那珂を送ってきたということは本格的にここを反攻の拠点にするつもりなのかもしれん」

叢雲「……ご大層な評価ね。評判倒れにならないことを祈ってるわ」

那珂「ひっどーい! 提督、この子に那珂ちゃんの武勇伝教えてあげてよ!」

提督「やかましい。お前が自分で話せばいいことだろ」

那珂「ええぇ……そういうの自分で言うと自慢ぽくてなんか格好悪いよぉ……」

叢雲「……しつこいようだけど本当に大丈夫なの?」

提督「ああ、安心しろ。なにかあった際は軍令部を代表して私が責任とって腹を掻っ捌いてやる」

叢雲「腹掻っ捌くって……そういう現実味のないこといわれてもなんの信用にもならないわよ」

提督「む。私は本気だ」

叢雲「はい、はい」

提督「ちっ……それよりも那珂、こちらに配属になったということは広報の方はもういいのか?」

那珂「え? ああ、もちろん続けないと駄目だよ。それにアイドル活動は那珂ちゃんが好きだからやってるんだもん! やめるわけないよ!」

提督「は?」

那珂「だから広報の人たちが撮影のときはこっちにくるとって。そこらへんのことは提督にお任せるするからよっろしくー!」

提督「なんだと……? 面倒な」

那珂「面倒って……お仕事にそんなこと言っちゃ駄目だよー」

提督「……そんなことはわかっている。ちょっとした軽口ではないか」

那珂「だめ、だめ! その席に座ってる限りは公務中なんだから気をつけないと、だよ。ぷん、ぷん!」

提督「そうだな……以後、気をつけよう」

叢雲「は?」

提督「なんだ?」

165: 那珂編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/31(土) 14:35:23.07 ID:5hTZzpzU0

叢雲「……ちょっと。いつもは私が注意しても何にも聞かないのにやけにその軽巡にはすなおじゃない」

提督「なにを当たり前のことをいっている。当然だろ」

叢雲「はぁ!? ちょっとなによそれ!!」

提督「うるさい! まぁ……口やかましいだけのやつと実績のあるものの差だな、ふん」

那珂「ふっふーん!」

叢雲「ギギギ……!! なら秘書艦をそれに代えなさいよ! 付き合いきれないわ!」

提督「……それは私ではなく海軍省にいうのだな」

叢雲「なによそれ」

提督「知らんな」

叢雲「……」

提督「……なんだその目は?」

叢雲「別にぃ? 本当についてないと思っただけよ」

提督「そうか。私もそうおもっている」

叢雲「あら、残念だけれど気が合うわね」

提督「ちっ……」

那珂「ぷぷぷ……」

叢雲「む! なによ!」

那珂「いやぁ、提督も相変わらずだなぁって。いくら艦娘で自分の部下だっていっても女の子にはもうちょっとやさしくしないと駄目なんだよ? そんな風にしててたら愛想つかされちゃうよ?」

提督「うぐ……! ぜ、善処しよう」

那珂「うん」

叢雲「ちっ……」

那珂「叢雲ちゃん、さっきはごめんね? あおちゃった私が言うのも何だけど、本当は良い人だか――あー、悪い人じゃないんだよ?」

叢雲「……わかったわ――」

提督「おい! ちょっと待て! なぜ途中で言い直した?」

那珂「いやぁ、やっぱりうそはつけないかなぁって思ったんだよねー。あはは……」

提督「……き、貴様というやつは!」

 ワー! ワー!

叢雲「はぁ……本当についてない……」

166: 那珂編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/31(土) 15:14:43.68 ID:5hTZzpzU0


  ――20:00――

 鎮守府近くの町郊外 公道

提督「……」

那珂「ねぇ、提督、今日のライブは大成功だったね!」

提督「ん? あ、ああ、そうだな」

那珂「反応悪いけどどうしたの? ……ひょっとしてライブ駄目だったかな?」

提督「いや、良かったと思う。先生もずいぶんとほめていたぞ」

那珂「うん! けど、それならなにかあったの?」

提督「いや、昔のことを少し思い出していた」

那珂「へぇ」

提督「……疲れているだろ。鎮守府につくまでは寝ていていいぞ」

那珂「ヤダ!」

提督「はぁ?」

那珂「提督のこと信頼してるけど男の人に無防備な寝顔見せるなんてアイドル失格だもーん」

提督「ほぅ。やはりお前はたいしたものだな」

那珂「でしょ? ふふーん!」

提督「あはは……なぁ、お前はつらいことがあったらどうする?」

那珂「んー? どったの?」

提督「いいから。ちょっとした疑問だ」

那珂「? えっと、私ならとにかく誰かに歌を聞いてもらうよ?」

提督「はぁ? どういうことだ、さっぱり分からんぞ」

那珂「だって歌ってれば自分が楽しいし、ほかの人がそれを見て笑顔になってくれるかもしれないでしょ? そうすれば笑顔の二乗で四倍の楽しさだよ」

提督「四倍のくだりは分からんが、なるほどな」

那珂「ねぇねぇ、それなら提督はどうするの?」

提督「……とにかく仕事をする」

167: 那珂編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/31(土) 15:19:40.88 ID:5hTZzpzU0

那珂「えぇ? つらいときぐらいは楽しいことしないと駄目だよ?」

提督「……そうだな」

那珂「むー……ねぇ、それなら提督ってなんで手品好きなの?」

提督「は? それはもちろん話のタネになるから――」

那珂「はぁ……」

提督「……なんだその反応は?」
 
那珂「ううん、きっとその理由は違うよ。提督ってそんな実利一辺倒で物事続けられる人じゃないと思うの」

提督「む。ではなにが理由だというのだ?」

那珂「それはもちろん手品やってる間は皆が笑顔だからだよ!」

提督「……」

那珂「あ、あれ? ダメだったかな?」

提督「いや」

那珂「そ、そう?」

提督「笑顔な、笑顔……ふむ」

那珂「……なんかいやな予感するなぁ」

提督「なにがだ?」

那珂「う、ううん? 気にしないで」

提督「そうか」ニッゴリ

那珂「……」

提督「……な、なんだ」

那珂「いや、そんないやらしい感じで見られても……那珂ちゃん、提督のこと尊敬してるけどアイドルだから……」

提督「!? う、うるさい! そんな気などないわ!」

那珂「えぇ……本当かなぁ?」

提督「当たり前だ! なんなんだ、まったく!」

 那珂編 艦

168: 那珂編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/31(土) 15:25:53.60 ID:5hTZzpzU0
というわけで那珂編 艦です。お待たせしました。
タシュケントのレベル上げしながらだったので遅くて申し訳ありません。
この後ですが会社呼ばれたので少し見に行ってきます……神威編についてはコンマだけ投げて明日の朝更新させてください。西村艦隊のコンマもその際にやります。
次回ですが今日の帰る時間しだいだけど多分、09:00には更新できると思います。

提督から神威への感情度 ↓コンマ以下
神威から提督への感情度 ↓↓コンマ以下

169: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 15:27:17.95 ID:3Rs/QhExo
かもです

170: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 15:27:56.91 ID:7UE3Z85Oo
おっつおっつ

171: 那珂編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/31(土) 15:29:59.52 ID:5hTZzpzU0
……は? なにが起こったんや!?
ここにきてすごいコンマ続きますね。
両者コンマが90overです! 好感度コンマに移ります!

提督から神威への好感度 ↓コンマ以下
神威から提督への好感度 ↓↓コンマ以下

172: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 15:30:37.56 ID:3AguSBLFO
てい

173: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 15:31:01.52 ID:OYTWiFWmO

174: 那珂編 ◆idiDHwDMwc 2018/03/31(土) 15:33:54.10 ID:5hTZzpzU0
つかず離れず……有能
それはそうと提督、補給艦好きですね……

提督から神威への感情度:95 提督から神威への好感度:56
神威から提督への感情度:91 神威から提督への好感度:52

それでは落ちます。失礼しました。

195: ◆idiDHwDMwc 2018/04/12(木) 21:39:31.07 ID:DbZD8YhI0
 
 ――20:40――

 鎮守府 正門前

那珂「提督、今日もありがとね! あー、また早くライブしたいなぁ!」

提督「うむ。ああ、そういば商店街の催しも近かったな。よし、そこでもなにかできないか聞いてみるか」

那珂「やった!」

?「ん? あ、提督と……那珂じゃん」

那珂「うわ……」

川内「なによそれ」

那珂「別に」

川内「……なんなのよ、それが姉に対する返事?」

那珂「だから別になんでもないって言ってるじゃん」

川内「あっそ、もういいよ。ねぇ、それより提督どこかでかけてたの?」

提督「ああ、少し孤児院にな」ニヤァ

川内「……え?」

提督「どうした、川内」ニタリ

川内「……あ、いや、なんでもないです」

提督「ふむ、そうか。それよりも珍しく敬語をつかったな」グフフ

川内「あ、はい」

提督「くっくっく……そうか、これか。これだったのだな!」

川内「ひぇ!?」

提督「よしよし、それでは私は資材倉庫の方をみてくる。那珂、ご苦労だったな」フッフーン

那珂「あ、うん、気を付けてね……」

提督「アッハッハ!! うむ、うむ」

川内「……ちょ、ちょっと提督どうしたのよ!? あんたのせいでおかしくなってるじゃない!」

那珂「えぇ……? 別に那珂ちゃんのせいじゃないし」

川内「あわわ……弥生連れてこないと……!」

那珂「えー? 提督のことだから大丈夫だよ」

川内「うっさい!」

196: ◆idiDHwDMwc 2018/04/12(木) 21:50:42.30 ID:DbZD8YhI0

 鎮守府 資材倉庫 管理室

速吸「うーん、やっぱり目標にはボーキサイト鋼材がちょっと足りないですね。レイテで不穏な雰囲気だっていうからもう少し備蓄しておきたかったんだけどなぁ」

神威「ええ、遠征部隊の人たちも頑張ってくれてるんですけど……」

速吸「うーん、しょうがないといえばしょうがないんですよね……後方からの資源が少しとはいえ減ってるんですし」

神威「……女提督さんも提督にあれだけ目をかけてもらっているのだから本当はもう少しは努力してもらわないと困るんですよね……」

速吸「あ、あの、あんまりそういうことはいわないほうが……」

神威「うっ……や、やっぱりそうですよね、ごめんなさい……」

速吸「と、とにかく速吸たちは鎮守府の資材を預かってる身です! なんとしてでも目標に到達するような計画をご報告しなきゃいけません!」

神威「勿論です! そのための遠征再編案を考える会議ですもんね」

速吸「はい! それじゃあさっきの続きのところから考えていきましょう!」

神威「ええ、やっぱりこの――」

 コン! コン!

神威「――ん? こんな時間にだれでしょう?」

速吸「え、えっと提督か赤城さんじゃないですか? はーい、今、開けます!」

 ガチャ

提督「なんだ、明かりがついてると思ったらまだいたのか」ニッゴリ

速吸「……」

 バタン!

提督「おい! なぜ閉めた! あけんか!」

速吸「はぁはぁ……」

神威「……? 速吸さん、提督じゃなかったんですか?」

速吸「た、たぶん提督だったと思うんですけど……う、うん」

神威「??」

199: ◆idiDHwDMwc 2018/04/12(木) 22:35:32.95 ID:DbZD8YhI0

速吸「ふぅ、すぅー……大丈夫、今のは見間違い! 速吸、行きます!」

 ガチャ

提督「おい、さきほどの行動はなんのつもりだ。冗談だとしても面白くないぞ」

速吸「あ、よかったぁ……やっぱり見間違いだったんですね!」

提督「はぁ?」

速吸「いやぁ、提督さんがすっごい悪い顔してるように見えたのでびっくりしてしまいまして」

提督「なんだそれは……そんなわけないだろ」

速吸「ですよね、ですよね! あ、こちらにどうぞ。ちょうど神威さんと遠征の再検討してたところなんです。よいしょっと」

提督「ほう……遅くまで頑張っているようだな」ニタリ

神威「!?」

速吸「あれ、神威さん、どうかしましたか?」

神威「い、いえ、多分、私も見間違いだと思います」

提督「? そうか。あまり根を詰めるなよ、数字を見間違いましたなどと言って誤った資料を出されてはたまらん」

神威「は、はい」

提督「で、なにか改善案は見つかったのか?」

神威「え、えっと……まだこれといったものは……すみません」

提督「いや、いい。私も少し手伝おう」

神威「は、はい」

速吸「それでは提督、こちらの予定表をご覧ください。現状、高速修復剤と石油を中心にしていて――」

提督「ふむ、ふむ……」

神威「……」

201: ◆idiDHwDMwc 2018/04/12(木) 23:42:15.06 ID:DbZD8YhI0

 ――21:50――

 鎮守府 資材倉庫 管理室

神威「天龍さんたちにはもうしわけないとおもいますがやはり今以上に回数を――」

速吸「いや、だからそれはみなさんの疲労を考えたらやめたほうがいいって言ったじゃないですか」

神威「けど――」

提督「はぁ……」

神威「す、すみません。軽率でした」

提督「いや、そういうわけではないのだ。やはり今以上の効率を得ようとするのは難しいと思うとどうしても、な」

速吸「……あ、あの対潜部隊と水雷戦隊から駆逐艦を何隻かまわしてもらうって言うのはどうでしょう?」

提督「どちらも人員を増やせてせっつかれている。難しいだろうな」

速吸「あう……」

神威「あ……では七駆の皆さんはどうでしょう? あの子達は一航戦の直属ですけど、赤城さんが秘書艦になられてからあまり出撃していないですし」

提督「七駆か……うーむ、第一水雷戦隊を私の直属にまわしたままだからな。先日の馬鹿げた騒ぎでも功績のあった赤城からこれ以上、戦力を取り上げるというのは無理筋だ」

神威「うっ……しかし、臨時的なものでしたらどうでしょうか」

提督「ふむ……分かった。赤城と協議してみよう」ドロッ

速吸・神威「「!?」」

提督「な、なんだ?」

神威「て、提督、どうしたんですか!? さっきからもの凄いお顔を時折されますけど、どこかお加減がよろしくないんですか!?」

提督「は? 別に――」ニッカリ

速吸「あ、明石さんをよんでくるのでちょっと待っててください! 神威さん、提督さんをお願い!」

神威「は、はい!」

提督「ま、待て! 私は別に――」

 バーン!

川内「ほら! 弥生、おきて! 提督が変なんだよ!」

弥生「うっ……眠い、のに……」

提督「な、なんだ! この騒ぎは!?」

203: ◆idiDHwDMwc 2018/04/12(木) 23:46:37.38 ID:DbZD8YhI0

速吸「せ、川内さん! ちょうど良かった! 明石さんを――」

川内「うっさい! それより弥生よ!」

神威「うっさいって……そんな……」

川内「ほら、弥生!」

弥生「うっ……こんばんわ……」

提督「あ、ああ」ニッタリ

弥生「……!?」

川内「ど、どうしたの?」

弥生「あ、あの……これは……弥生も、みたことないです……大変かも」

川内「!?」

神威「ほら! 明石さん、つれてくるべきじゃないですか!」

川内「うぐっ……!?」

提督「……もういい、原因は分かった」ボソッ

速吸「え、えっと何かおっしゃいましたか?」

提督「もういいといったのだ! なんだ貴様らはそれでも私の鎮守府の艦娘か!? 上官を馬鹿にしおって! 川内はともかく神威や速吸までこんなことをされるとはおもっても見なかった!」

川内「ちょっ!? わ、私にそんなつもりは――」

提督「うるさい! うるさい! 人が笑顔で話をしてやろうとすればこの仕打ちだ! それも信頼している艦娘3名に裏切られるなど、お前たちは私をスターリンにでもしたいのか!?」

弥生「……え、笑顔……ま、まさか……」

速吸「あ、あの意味が分からないんですけど……」

神威「……信じたくないけれどあの表情って提督の笑顔だったってことじゃないでしょうか」

川内「えぇ……!? あ、ありえないでしょ……」

提督「……おい、神威」

神威「は、はい!」

提督「一つ聞くが本気で言っているのか?」

神威「も、勿論です! 神威たちが提督を馬鹿にするなんて絶対にないです!」

提督「……そうか」

弥生「で、でも……ま、前は……もうちょっと、自然な感じだったおもいます……」

提督「ああ……蒼龍に言われて少し練習してみていたのだがな」

弥生「悪化してる……」

提督「うるさい……」

205: ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 00:06:24.98 ID:T3JqD4Cr0

神威「う、うーん……け、けど、いきなりどうしたんですか?」

提督「那珂に言われたのだ。『笑顔の二乗で四倍の楽しさ 』と」

川内「やっぱあいつが犯人じゃん……」ボソッ

速吸「え、なにかおっしゃいました?」

川内「別に。こっちのことだから」

速吸「は、はぁ」

弥生「……う、うーん……わからない……」

提督「ふん……で、あれば結構だ。もう2度とこんなことはせん」

弥生「……すねちゃった……」

提督「まえから言おうと思っていたが拗ねるなど子供のようなことを栄えある帝国海軍の一員である私がするわけないだろ!」

弥生「……」

提督「な、なんだ、その目は!」

神威「ま、まぁまぁ、抑えてください。弥生ちゃんも悪気があるわけじゃないんですし」

提督「なにがまぁまぁだ。悪気がなければ許されるのであれば瑞鶴は今頃、空母の中心的存在になっているわ!」

川内「あ、あはは……」

提督「笑い事ではない!」

神威「あ、あの」

提督「……なんだ」

神威「提督は無理に普段とちがうことをしないほうがいいと神威は思います」

提督「ふむ……しかし、それではいつまでも――」

神威「いいじゃないですか、神威や速吸さんは提督のこと尊敬してます。川内さんも弥生ちゃんもそうですよね?」

川内「うん、勿論だよ!」

弥生「え……そ、尊敬は……」

神威「ほら! 提督が無理をなさることはないんですよ」

提督「……」

神威「提督はとっても凄い方なんです。皆さんもそのうちわかってくれてますよ!」

提督「そ、そうだろうか」

神威「はい!」

弥生「……甘やかしちゃ、駄目――むぐ」

川内「静かに」

弥生「……」コクコク

206: ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 00:08:36.44 ID:T3JqD4Cr0

神威「提督以外にこんなに兵站を重要視している鎮守府司令官はいませんし、戦果も一番です、えっと……それに、あ、あれです! 何事も誰にも負けないぐらい一生懸命にがんばってらっしゃるじゃないですか! ね、ねぇ、速吸さん!」

速吸「そ、そうです! ですからなれないことはなさらないほうがいいと思います!」

提督「……ふむ、そうだな。確かにそうだ」

速吸「ほっ……」

提督「よし、それではお前たちそこませいうなら鎮守府の連中にいかに私が素晴らしいか伝えるのだぞ」

神威「はい! 尊敬できて頼れる一番の上官だって皆に分かってもらえるようにがんばります!」

速吸「えっ……」

神威「ど、どうかしましたか?」

速吸「い、いえ……」

提督「はっはっは……!! うむ! 先ほどの提案だが赤城とは前向きに話あっておくので、お前たちもよろしく頼むぞ!」

神威「はい!」

速吸「……は、はい」

弥生(これ……大丈夫、かな……?)

 神威編 艦

208: ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 00:23:35.70 ID:T3JqD4Cr0
というわけで 神威編 艦 です
この微妙さが80代と90代の違いみたいな……100は……うん……

つぎは睦月ですね……にゃしい……

提督から睦月への感情度 ↓コンマ以下
睦月から提督への感情度 ↓↓コンマ以下

209: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/13(金) 00:23:51.69 ID:WiMU++080
ほいな

210: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/13(金) 00:24:09.63 ID:rlGUTy440
はい

212: ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 00:29:12.00 ID:T3JqD4Cr0
これはだれも傷つかない素晴らしいコンマ

提督から睦月への感情度:69
睦月から提督への感情度:63

続いて西村艦隊ですね。

扶桑から時雨への感情度 ↓コンマ以下
時雨から扶桑への感情度 ↓↓コンマ以下

扶桑から山雲への感情度 ↓↓↓コンマ以下
山雲から扶桑への感情度 ↓↓↓↓コンマ以下

おまけ

睦月から如月への感情度 ↓×5コンマ以下
如月から睦月への感情度 ↓×6コンマ以下

213: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/13(金) 00:29:26.75 ID:uco8u+FuO

214: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/13(金) 00:30:04.27 ID:4xwPMwrwO

215: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/13(金) 00:30:38.23 ID:EQeUn1X3o

216: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/13(金) 00:30:46.11 ID:Uil7vD640
あい

217: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/13(金) 00:30:46.98 ID:9S82Ogf+o

218: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/13(金) 00:31:00.55 ID:PJXcb5wGo

219: ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 00:35:35.82 ID:T3JqD4Cr0
ここに来て荒れる西村艦隊コンマ……姉さまはしゃーない、時雨に切り替えていく
とりあえず睦月から如月への感情度が90overです。好感度コンマに移ります!

睦月から如月への好感度 ↓コンマ以下
如月から睦月への好感度 ↓↓コンマ以下

220: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/13(金) 00:36:11.93 ID:WiMU++080
ほい

221: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/13(金) 00:37:11.09 ID:uco8u+FuO

223: ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 00:44:57.38 ID:T3JqD4Cr0
くっそ……この姉妹でこんなコンマ出すとか……神はいるんやね、ぷっくぷー
一つずれても01とかいうのがアレですわ。

睦月から如月への感情度:98 睦月から如月への好感度:93
如月から睦月への感情度:55 如月から睦月への好感度:09

西叢雲艦隊ですが、姉さま……
ちなみに時雨はなんで髪飾りもらったの……?

扶桑から時雨への感情度:75
時雨から扶桑への感情度:27

扶桑から山雲への感情度:23
山雲から扶桑への感情度:11

本日はここまでです。それではおやすみなさい

231: 睦月編 ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 15:11:38.21 ID:T3JqD4Cr0
※今回、レスを変えない軽い場面転換を行う場合2行あけています。見辛かったらすみません。

――12:00――

 鎮守府 中央広場

赤城「最近、めっきり冷えてきましたねぇ」

提督「そうだな。こんな日は体を動かしたいものだ」

赤城「ええ、そのあとに善哉でもいただきたいものですね。あ、どうです? このあと間宮にでもよっていきませんか?」

提督「……お前と間宮か。やめておく」

赤城「はぁ、残念です」

提督「……ん? あれは」

?「この間の睦月の活躍を聞いてほしいのね! とってもがんばったから褒めてほしいにゃしい!」

?「そう……」

提督「おい、睦月」

睦月「およ? 提督、どうかしたかにゃ?」

提督「……お前、もとから馬鹿とかいうか阿呆のような話し方をしていたがそんなにひどかったか?」

睦月「え~、そんなことないぞよ」

提督「……赤城、お前はどう思う」

赤城「え? あ、いや、私はあまり睦月と親交がないので……すみません」

提督「む、それもそうか……」

睦月「およよ、それよりも睦月は如月ちゃんとお話ししてたところで――」

如月「じゃあ、司令官もいらしたことだし私はこれで……」

睦月「あ! き、如月ちゃん、待ってほしいにゃしい! まだお話が――いっちゃった……もう! 提督のせいぞよ!」

提督「……そ、そうか」

睦月「しょうがないから夕張さんのところにいって遊んでもらうにゃしい。にゃはは……忙しくても睦月をかまうがよいぞ! よいぞ!」

提督「……」

赤城「て、提督?」

提督「……夕立と吹雪のところにいくぞ」

赤城「え? 何のためにそんなことを?」

提督「この前に睦月と長らく広報の任務をさせていただろ。あれらなら睦月の緩かった頭のねじが吹っ飛んだ原因がわかるやも知れん」

赤城「ああ、なるほど。しかし、二人とも所属が違いますがどちらから向かわれますか?」

提督「ふん……この時間であればどちらも食堂にいるだろ。問題ない」

赤城「もうお昼ですもんね。あの、それなら私達もご飯食べていきませんか?」

提督「結構だ。腹が減ったのなら一人で食べて来い」

赤城「そうですか。はぁ……」

提督「おい、ぼやぼやするな」

赤城「はい、はい」


232: 睦月編 ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 15:23:33.15 ID:T3JqD4Cr0


 ――12:30――

 鎮守府 食堂

川内「あ、吹雪、またピーマン残してる」

吹雪「うっ!?」

川内「はぁ……他の鎮守府じゃまともに食料も届かないところもあるんだよ? ナポリタンのやつぐらいはすくないんだからちゃんと食べないと駄目じゃない」

吹雪「ご、ごめんなさい……」

川内「扶桑みたいになりたい云々いってるらしいけど、そんなんじゃ道のりは遠そうだね。まぁ、二水戦の清霜みたいに無理して食べろとはいわないけど出されたものぐらいはちゃんと、ね?」

吹雪「はい……うぅ、でもにがいんだよなぁ……」

綾波「あ、あの良ければ綾波が食べましょうか?」

川内「甘やかさないの!」

綾波「す、すみません」


那珂「はーい、四水戦の皆は食べながらちゅーもく」

夕立「ぽい?」

村雨「あら、夕立、お口のまわりケチャップでまっかよぉ」

夕立「んー、ふいて、ふいて」

村雨「はい、はい」

那珂「それじゃあ午後の訓練の予定伝えるよー! まずは外周走って、そのあとは海に出て連携の確認ね? ちゃんと波のこと考えて動くようにねー」

嵐「なぁなぁ、那珂ちゃんさん」

那珂「なぁに?」

嵐「俺たちだけ毎日走ってるけどもういいんじゃないか? もっと派手にさぁ砲雷撃戦の訓練とかやろうぜ」

那珂「だーめ。基礎体力はなによりも重要なんだからこれからも毎日やるよー」

嵐「えー?」

那珂「はい、はい、それじゃあ連絡終わり。ほら皆、ちゃんとお昼たべないと時間なくなっちゃうよー!」

四水戦一同「はーい」


神通「……」モクモク

不知火「……」モキュモキュ

雪風「……」パクパク

陽炎「……」モグモグ

清霜「……うっ!? で、でも、まだ食べ……」バク……バク……

黒潮(い、いつもながらに賑やかな食堂でこれはきまずいわぁ……おっし、ちょっとかましたろかな)

黒潮「あ、あんのぉこないだのテレびなんですけど――」

神通「食事は静かに速やかになさい」ギロッ

黒潮「あ、はい……申し訳おまへん……」


赤城「あら、提督の予想が当たりましたね。第一水雷戦隊以外は全員揃ってますよ」

提督「ふん……予想も何も当たり前だろ」

赤城「まぁ、それはそうなんですけど。ほら睦月もいますよ」

提督「……そうか」チラッ

233: 睦月編 ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 15:27:43.07 ID:T3JqD4Cr0

睦月「夕張さん、このまえ訓練頑張ったって褒めてくれたからご褒美ほしいにゃ」

夕張「えっ!? う、うーん、なにがほしいの?」

睦月「愛がほしい!!」

如月「……」

夕張「うえっ!? 愛ぃ!? 花の藍じゃなくてLOVE!?」

睦月「うっしっし……おどろきすぎにゃしい、冗談ぞよ」

夕張「……うぐぅ」


提督「はぁ……頭が痛い。いいから号令をかけろ」

赤城「はい、はい……提督より連絡があります! 総員、傾注!」

 シーン……

提督「ごほん……吹雪、夕立の2名は食事が終わり次第執務室に出頭せよ。以上」

赤城「以上で連絡を終えます」

提督「よし、それでは執務室に戻るぞ」

赤城「えぇぇ……本当にご飯食べないんですか?」

提督「くどい」

赤城「はぁ……折角、お昼一緒にいただけると思ったんですけどねぇ……」


川内「……吹雪、なにやったのよ?」

吹雪「なにもやってませんよ!?」

川内「ふーん」

吹雪「うわぁ……絶対に信じてくれてないよぉ……」

234: 睦月編 ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 15:41:19.51 ID:T3JqD4Cr0


 ――13:00――

 鎮守府 執務室

提督「……」カリカリ

蒼龍「……ふわぁ」

提督「おい、執務中にあくびをするな」

蒼龍「す、すみません……私、これぐらいだとちょうど気持ちよくて……」

霧島「ああ、確かに私も暖房入ってると眠くなりますね」

提督「む! 寒いのだから暖房を入れるのは当たり前だろ! そんなにあたたかいのがいやならシベリアにでもいけ」

蒼龍「いや、なにもそんないわ無くても……」

提督「前からいおうと思っていたが最近、赤城以外たるんで――」

 コン、コン

提督「――チッ。 入れ」

吹雪「失礼します! 駆逐艦・吹雪、出頭しました!」ビシッ

夕立「おなじく夕立、出頭したっぽい」ビシ

提督「ご苦労」

吹雪「あ、あの、それでなんで私達をおよびになったんですか……? も、もしかしてなにかやらかしちゃったとか」

夕立「吹雪ちゃん、さっきからそればっかりぽい」

吹雪「いや、だって食堂で司令官から呼び出しうけたのなんて初めてだよ!?」

夕立「昔はよく合ったよ」

吹雪「うぇ、そうなの」

夕立「ぽい」

提督「おい、なにをぐちゃぐちゃいっている」

吹雪「す、すみません!」

夕立「ぽーい」

提督「はぁ……今回、お前達を呼び出したのは他でもない睦月の件だ」

吹雪「え。睦月ちゃんですか?」

提督「そうだ。例の広報の仕事で――む」

夕立「あ、いいなぁ……! 蒼龍さん、かりんとう頂戴!」

蒼龍「!? え、え、なんで気づいたの?」

夕立「においがしたっぽい」

蒼龍「臭いって犬じゃないんだから……」

夕立「それより頂戴、頂戴」

蒼龍「あ、うん……はい」

夕立「やった!」

提督「おい! 夕立もちゃんときけ!」

夕立「えぇ? だって睦月ちゃんのこと夕立あんまりしらないっぽい」

提督「はぁ? あれだけ広報で一緒だったのだからそんな分けないだろ」

夕立「だって、他の軽巡の人たちと違って那珂ちゃんさんは夕立たちの鎮守府の那珂ちゃんさんだったから撮影のとき以外は夕立、那珂ちゃんさんとずっと一緒だったぽい」

提督「……なるほどな、頭が痛くなりそうだが事情は分かった」

夕立「でしょ?だから夕立は蒼龍さんと遊んでてもいいっぽい?」

提督「だめに決まってるだろ!」

夕立「ちぇー」

235: 睦月編 ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 15:45:53.98 ID:T3JqD4Cr0

提督「では吹雪、お前に聞きたいのだが睦月があれほどパッパラパーになった理由はわかるか?」

吹雪「え、いや、うーん、睦月ちゃんてもとからちょっとアレじゃないですか……?」

提督「そんなことはわかってる! しかし、あれほどあーぱーな感じではなかっただろ! 今日の様子を見ているとさすがに度を越えている! あんな状態で町に出してみろ、海軍は間抜けの集まりだと思われるぞ!」

吹雪「えぇぇ……そこまでひどくないですよ……」

提督「ひどい! 惨状だ! 大惨事だ! 利根や筑摩にも服装で注意したがお前達はいまや海軍の顔でもあるのだぞ! 私を見習ってもう少し周囲に気を配れ!」

夕立「提督にいわれちゃおしまいっぽい」

提督「なんだ、なにかいったか?」

夕立「ううん」

提督「ちっ……吹雪、今なら見逃してやる。あれはどうしてあんな風になっているのだ」

吹雪「そういわれても私もちょっと……広報のお仕事のときの休憩時間は扶桑さんとか川内さんにずっと電話かけたりしてたので……」

提督「つかえんやつらだな」

吹雪「うぐっ……なにもそこまでいわなくても……」

提督「事実をいったまでだ」

吹雪「……」

夕立「あっ……そういえば」

蒼龍「ん? どうしたの?」

夕立「そういえばあの広報のとき、睦月ちゃんずっと『にゃしい』っていってなかったっぽい」

提督「はぁ? それで?」

夕立「それでたまに『よいぞ、にゃしい、にゃ』ってぶつぶついってたから、その反動が出たのかも知れないっぽい」

提督「そんな馬鹿な」

夕立「むぅ! 夕立もいつもよりぽいぽい言わされたから分かるけどいつもと口調が違うのは結構キツイっぽい!」

吹雪「いつもぽいぽいいってるじゃん」ボソッ

夕立「は?」

吹雪「あ、いや、なんでもないよ……」

提督「そ、そうか……いや、おまえの意見は分かった。下がっていいぞ」

夕立「ぽーい」

吹雪「あのぉ、私も退出していいんですか?」

提督「はぁ……当たり前だ。何の役にも立たなかったお前が残ってどうするつもりだ? まさか、呼び出されたのを幸いに訓練をサボる腹積もりでもあったのか? ん?」

吹雪「ひどい! 酷すぎる!」

236: 睦月編 ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 15:49:10.09 ID:T3JqD4Cr0

 ――14:50――

 鎮守府 中庭

睦月「にゃしい……よいぞ、よいぞ……いいかんじにゃしい」コウコツ

如月「うわぁ……」

弥生「睦月姉さん……大丈夫……?」

睦月「大丈夫にゃしい……うひゃひゃひゃ」

弥生「……」

漣「うわぁ……大変なことになっちゃったぞ」

曙「……漣、あんたもはたからみたらあの一歩手前よ」

漣「ファッ!?」

曙「それが駄目だっていってるのよ!」

漣「うぐっ……なんもいえねー」

曙「はぁ……」

漣「あぁ、ぼのたん、たんま、たんま! おいてかないで!」

睦月「やっぱり我慢は体にわるいにゃ。これからも存分に睦月は睦月語を使うにゃしい! みてて、如月ちゃん!」

如月「……そう。ほら弥生、ちょっと向こうにいきましょう」

弥生「はい……」

睦月「およ、待ってほしいにゃし――」

提督『駆逐艦・睦月。執務室に出頭せよ! 繰り返す! 駆逐艦・睦月、執務室に出頭せよ!』

睦月「はれ? しょうがないにゃ、それじゃあ睦月、執務室にいってくるにゃしい! 如月ちゃんも弥生もちょっと待ってってほしいにゃ!」

如月「……」

弥生「あ、あの……如月姉さん……?」

如月「はぁ……もうすぐおやつの時間ね、お買いものにいきましょうか?」

弥生「あ、はい」

237: ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 17:33:22.44 ID:T3JqD4Cr0


 ――15:00――

 鎮守府 執務室

睦月「睦月を呼びましたかー?」

提督「……驚いたな、私も色々と艦娘を見てきたがノックも名乗りもしなかったのはお前が初めてだ」

睦月「えぇ? 名乗ったぞよ」

提督「……そうか、そうか」

睦月「越谷、千住の先にゃしい」

提督「……」

赤城「て、提督、顔が真っ赤ですがまた血圧が――」

提督「うるさい!」

赤城「す、すません……」

睦月「ほ、ほよ……」

提督「はぁはぁ……睦月、お前は少し前までもう少ししっかりしていたではないか。あの曲者ぞろいの長女としてそれなりにまとめているお前のことをそれなりに――いや、うん、評価をしていたのだぞ?」

睦月「そ、それはとってもうれしいにゃしい」

提督「しかるになんだ、それは!」

睦月「そ、そっれっていわれても……」

提督「別に『にゃしい』とか『ほよ』とかいうなとはいわんが今は度を越えている」

蒼龍「……あの、提督」

提督「は? なんだ?」

蒼龍「聞こえなかったんでもう一度いってください」ゴソゴソピッ

提督「はぁ? ……別に『にゃしい』とか『ほよ』とかいうなとはいわんが今は度を越えている」

蒼龍「ぷっ……あ、ありがとうございます」

提督「ん?ゴホン……とにかく睦月、もう少し回りからの目を考えろ」

睦月「うっうう……はい。ちょっと睦月も意地になってたかもしれないにゃしい」

提督「……おい」

睦月「で、でも、これは広報の活動のせいでなったからPTSDみたいなものだってことはわかってほしいにゃ」

提督「PTSDぃ?」

238: ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 18:06:53.21 ID:T3JqD4Cr0

睦月「そ、そう! 無理やり口調を強制させられたから――」

提督「本気で言っているのか?」

睦月「うぐ……ちょ、ちょっと皆に会えないお仕事が終わったから調子に乗ってたのは事実です……。だけどにゃしいっていいたくなるのは事実にゃしい……」

提督「はぁ……お前の言いたいことはわかった。よくよくわかった。とにかくやめろとは言わんが必ずわけのわからんことをいうような現状は改善しろ。さすがに見るに絶えん」

睦月「……にゃしい」

提督「周囲の人間にどのように自分の発言がとられるかよくよく考えるのだな。下がっていいぞ」

睦月「はーい……」

 バタン

提督「……なんなのだ、この鎮守府は。こんなことが許されるのか! 素行という言葉を使うのがはばかれるが派閥の次は素行の問題か!」

蒼龍「いやぁ、提督がそれ言うんですか?」

提督「は? どういう意味だ」

蒼龍「あ、いや、なんでもないですよ、あはは……」

提督「ちっ……」

赤城「で、睦月の件はこれでいいんですか?」

提督「いいと思うしかないだろ……」

赤城「それもそうですねぇ……」

提督「睦月ね、睦月……そういった意味では漣あたりが不安だ。あいつもあの調子で馬鹿な真似を外でもしているのではないか?」

蒼龍「いやぁ、それは偏見じゃないですか?」

提督「普段がアレだからな……おい、赤城、そこのところはどうなのだ?」

赤城「漣は大丈夫ですよ」

提督「なぜいいきれる?」

赤城「私の直属ですよ? 問題があるはずがありません」

提督「……それは理由になってないだろ。今夜にでも様子を見に行くとする」

赤城「い、いや、やめたほうが……それになにかあれば私からちゃんと言って聞かせますから!」

提督「だめだ、すでに決定した」

赤城「うぐ……厄介なところに飛び火した気がします……」

 睦月編 艦

239: ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 18:13:55.55 ID:T3JqD4Cr0
というわけで 睦月編 艦 です
いや、うん、ゲームでもこんなににゃしいっていってないはずです……
夕立もそうなんだけど口調の頻度ってどんなもんかなって考えるのが結構難しいのでそのままネタにしました。
毎回言ってる気がするけど睦月好きな提督は申し訳ないです。
あと2行あけるのは思ったより見づらいですね……やっぱりレスばらしたほうがいいのかもしれないです。そこらへんご意見いただければ幸いです。

続いて西村艦隊コンマです。姉さまラストで今回から最上へ突入していきます。

扶桑から朝雲への感情度 ↓コンマ以下
朝雲から扶桑への感情度 ↓↓コンマ以下

最上から満潮への感情度 ↓↓↓コンマ以下
満潮から最上への感情度 ↓↓↓↓コンマ以下

240: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/13(金) 18:20:03.46 ID:AI/UHQhZ0

241: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/13(金) 18:20:20.70 ID:IlzqPxhDO

242: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/13(金) 18:20:37.48 ID:gr9WIJrEo
はい

243: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/13(金) 18:21:15.70 ID:CLNxcPQMO

246: ◆idiDHwDMwc 2018/04/13(金) 18:39:57.10 ID:T3JqD4Cr0
ご協力ありがとうございます。
ミッチにも最上って言うよりどころがあったんやなって……しかし、再放送みたいなコンマですね
最上はあと3人+姉妹抑えれば天使になれるよ!

扶桑から朝雲への感情度:46
朝雲から扶桑への感情度:70

最上から満潮への感情度:48
満潮から最上への感情度:70

というわけで今日はここまでになります。
明日ですがちょっと忙しいかもしれないので多分、お休みします。その際は報告いれます。
今日はいけそうですね。うへへ……

263: 昏冥流亡Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/04/18(水) 01:38:03.13 ID:SqoBcI+Y0
一回、寝て起きました。それでは更新いきます。

 XX06年 5月

 ――12:30――

 軍令部 士官用食堂

龍驤「……艦載機がなんでとぶんかですか?」

提督「ああ、ほかの空母もそうなのだがなぜ紙や矢が艦載機に変わるのだ。君たちの運用を考えるにしてもそこらへんの理屈が分からんのではうまくいかないとおもってな」

龍驤「はぁ、なるほど」

提督「気の抜けた返事だな」

龍驤「あ、いや、すんません。ただウチもそこらへんはちょっと分からんというか……」

提督「はぁ?」

龍驤「うーん……なんていえばいいんかなぁ。提督はんはどうやって生きてるんです?」

提督「質問の意図が分からないな。哲学何かか」

龍驤「いやぁ、そういうわけやないんです。うーん、意識して呼吸したり心臓動かしてるわけちゃいますやん?」

提督「……なるほど。無意識のうちにできていることだから説明できないといいたいのか?」

龍驤「そういうこうことです」

提督「ふむ、君たちがわからんというのであれば艦載機について解明するのは難しいかも知れないな」

龍驤「……あの、それよりウチ本当にここでご飯食べても良かったんですか?」

提督「ん? 別に私が一緒にいればかまわんだろ」

龍驤「はぁ」

提督「ふむ、それでは午後は艦載機を実際飛ばしてもらうか……いや、ここはもう少し話あってみるべきか……」ブツブツ

龍驤「……」モキュモキュ

西方海域司令長官「提督」

提督「うむ、やはりもう少し話あってみる――」

西方海域司令長官「提督!!」

提督「!? か、閣下!? し、失礼しました!」ビシッ!

西方海域司令長官「べつにそこまでかしこまらなくても良い」チラッ

龍驤「……」

西方海域司令長官「……最近は指揮官のところでずいぶんとがんばっているようだな。私の耳にも君の話は聞こえてきているよ」

提督「閣下にそういっていただけるとは恐縮です。いっそう奮励努力する所存です」

西方海域司令長官「ああぁ、うん。それとあれだ……」

提督「?」

西方海域司令長官「ここは士官用の食堂だ。なんだ、うむ……」

提督「……失礼しました」

西方海域司令長官「いや、別に私はかまわんのだが、うむ。あれだ、わかるだろ?」

提督「はい」

西方海域司令長官「うん、分かってくれたのなら良いんだ。食べたら中庭あたりで休むといい」

提督「……お心遣い感謝します」

西方海域司令長官「はぁ……もう少し海軍というのは開明的な所だと思っていたのだがなぁ」スタスタ

提督「……龍驤、それを食べたら閣下のおっしゃったように中庭に行こう」

龍驤「……あい」

264: 昏冥流亡Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/04/18(水) 02:04:40.16 ID:SqoBcI+Y0

 軍令部 中庭

提督「……」

龍驤「……」

提督「そ、そうだ! 龍驤にはなにか趣味はあるのか?」

龍驤「……いえ、別にこれといって」

提督「そ、そうか……わ、私は最近、手品にこっていてな! みてみたくないか!?」

龍驤「……」

提督「うぐっ!? ほ、ほら、見てみろ、袖からカードがだな――」

龍驤「……」

提督「……すまん。いまだに自分たちの活躍の場を艦娘にとられたなどと考えるやからは多いのだ。」

龍驤「散々、そんなことは言われとるんで知ってますわ」

提督「う、うむ……そうか」

龍驤「まだ戦果あげてる戦艦や水雷戦隊はともかく、うちら機動部隊は無駄飯ぐらいやから皆言いたい放題なんですわ、あはは……」

提督「う、うむ」

龍驤「……ほかに用がないならうち部屋に戻ります」

提督「ま、待ってくれ。まだ聞きたいことがあってな……すまんがつきあってもらうぞ」

龍驤「はいな……」

提督「はぁ……私服に着替えてこい」

龍驤「は? 唐突になんなんです?」

提督「気分転換に町に出よう。軍令部の中では息が詰まるだろ?」

龍驤「そうですね……」

265: 昏冥流亡Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/04/18(水) 03:34:43.48 ID:SqoBcI+Y0

 霞ヶ関 軍令部近くの喫茶店

提督「うまい」

龍驤「……大の男が、パフェってにあわんなぁ」ボソッ

提督「ん? 何か言ったか?」

龍驤「別になんもいってません」

提督「そうか? 君も遠慮せずに食べてみろ、これを食べればいやなことなどたいてい忘れてしまうぞ」

龍驤「はぁ」

提督「うむ、うむ。で、私に一つ仮説があるきいてもらってもいいか?」

龍驤「……あの、なんの仮説なんです?」

提督「勿論、艦載機を君たちが動かせるかだ」

龍驤「それ、さっきは解明難しいって言うてたやないですか」

提督「解明は、な。無責任な仮説ぐらいは立てられる」

龍驤「そんなむちゃくちゃな……」

提督「最初から和歌ランでは進歩がない。無理やりにでも考えてみることが大事だ」

龍驤「そんなもんですか」

提督「そんなもんだ。ゴホン……いいか、艦娘は何できているかはしっているか?」

龍驤「馬鹿にしてます……? そりゃ油と鋼材、弾薬、アルミでっしゃろ?」

提督「別にそういう意図はない。ただ艦娘が自分のことについてどれだけ知識があるかというのは知らんからな」

龍驤「はぁ」

提督「とにかく君がいうように艦娘の材料はそんなものだな。それらを妖精さんに預けて建造依頼をすることで艦娘は生まれる」

龍驤「で、それがなんなんですか? 話が見えてきませんわ」

提督「まぁ、待て。では艦娘の装備は何でできてる? 艦娘と同じく石油、鋼材、弾薬、ボーキサイトだ。それに開発を妖精さんに依頼するのも同じだ」

龍驤「?」

266: 昏冥流亡Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/04/18(水) 03:37:10.09 ID:SqoBcI+Y0

提督「……つまりだな、ここまで同じだということは装備も艦娘のように生きているのではないかというのが私の仮説だ」

龍驤「まった、まった! そ、それはさすがにありえへんでしょ!?」

提督「なぜだ」

龍驤「いやだって、装備が生きてるって……そないあほな」

提督「まぁ、私もそう思う」

龍驤「はぁ?」

提督「しかし、装備が艦娘の脳波にしたがう寄生虫のようなものだとすれば君たちに知識がなくとも動くということについては説明がつくだろ。独立した生命なのだからな」

龍驤「わけ分からんわ……寄生虫とかキモイというかなんというか……」

提督「うむ……まぁ、言葉に御幣があったかもしれんな。寄生虫というより――守護霊というか、うむ……適当な言葉思いつかんが、とにかく君たちがああしたいこうしたいと思うだけで装備はそれに応えるというのが私の仮説だ」

龍驤「寄生虫……守護霊……うへぇ……」

提督「まぁ、あまり真に受けるな。しかし、ほかに仮説がないのも事実。あした以降はこの線で少し訓練してみるか」

龍驤「訓練てなにするんです?」

提督「……詳しくはまだ考えていない」

龍驤「えぇ……大丈夫なん、それ?」

提督「ははは……大丈夫だ、大丈夫」

龍驤「ちぇ……調子ええやっちゃま。信用できるかい」ボソッ

提督「別に現状で信用してもらう必要はない。結果を見てからで結構だ」

龍驤「!? あ、いや、別にそういういみでいったわけや――」

提督「ではどういう意味だ?」

龍驤「うぐっ……そ、それは……」

提督「ふん……それよりも訓練の方針を考えるぞ。まずはよりクリアに艦載機と艦娘が意思疎通できるようにするべきか? いや、艦娘が期待の限界をきめてしまっているのかもしれん。しかし、すでにこれが現状では最良の状態で艦載機を新たに開発する必要があるばあいもある。いや、ほかにも――」ブツブツ

龍驤「はぁ……えらいことになってきてしもうたかもしれん……」

279: ◆idiDHwDMwc 2018/04/20(金) 14:23:22.30 ID:vhraOxP20

――13:00――

 軍令部 練兵場

龍驤「……ホンマにやるんですか?」

提督「ああ」

龍驤「……」

提督「なんだ、不満か?」

龍驤「そ、そんなことあらしまへんけど……なんちゅうか、はずいっていうか……」

提督「艤装の展開は練兵場か演習場でしか認められていないのだ、我慢してくれ」

龍驤「あう……」

提督「まぁ、ものは考えようだぞ? 別に訓練でもないのに四六時中瑞雲に話しかけてる艦娘もいる――」

日向「瑞雲がどうかしたか?」

提督「!?」

日向「む? なんだ、キミか。というか、まだ軍令部にいたのか?」

提督「……う、うむ」

日向「伊勢ではないが君のようなタイプは早めに前線に行った方がいい。その方が出世が早いぞ」

提督「言われなくてもわかっている」

日向「ほぅ……それよりも瑞雲だ。瑞雲がどうかしたのか?」

提督「なんでもない」

日向「なんでもないということはあるまい。さぁ、お姉さんに話してみるんだ」

提督「……なんでもない、きにしないでくれ。さぁ、龍驤、場所が悪い。向こうに行こう」

日向「なんだ、また逃げるのか? あまりほめられた行動ではないぞ」

提督「……」スタスタ

龍驤「あ、ちょっ!? 待ってや!!」

日向「ふむ、言葉が過ぎたか」

大淀「ちょ、ちょっと! 日向さん、はやくしてください! 北方海域司令長官もお待ちですよ!」

日向「ん。すぐに行く」

280: ◆idiDHwDMwc 2018/04/20(金) 14:27:33.65 ID:vhraOxP20

提督「さて、気を取り直してやっていくぞ」

龍驤「はぁ……はいな。えっと……ご機嫌いかが?」

零式艦戦52型『……』

龍驤「せ、せやね、今日はちょっとあっついわ。え、えーと……こういう日は海に出ると照り返しできっついよな」

西方海域司令長官「……」

提督「お疲れ様です」ビシッ!

西方海域司令長官「あ、うん、楽にしていいぞ」

提督「はい」

龍驤「アカン……司令官、もうやめた方が――って、はぁ!? なんでギャラリー増えとんねん!?」

西方海域司令長官「あ、いや、うん、続けて。興味深い」

龍驤「そ、そんな言われたって……」チラッ

提督「閣下の仰せだ、継続せよ」

龍驤「うぐっ……あ、あれやなぁ、うちは甘いもん好きなんやけど、君はどうなん?」

零式艦戦52型『……』

龍驤「ほ、ほほーん……そうなん。ウチもたこ焼きめっちゃすきやで……」

西方海域司令長官「いやぁ、こんな端のほうで何をしているのかと思ったが見に来てよかった。いやいや、こうしてみると艦娘も本当に人間と変わらんねぇ、戦闘機が相手なのはあれとしても人形遊びまでするとは驚いた」

提督「え?」

龍驤「あうぅ……」マッカ

西方海域司令長官「ん? なんだね?」

提督「か、閣下、お言葉ですがこれは訓練の一環でして……」

西方海域司令長官「あ、あはは……いや、そうか、そうか。では、何の訓練だね? いや、君も冗談がいえたん――」

提督「はい、装備との意思疎通をよりクリアにするためのものです」

西方海域司令長官「――え? 本気でいってるのか?」

提督「はい」

西方海域司令長官「……あ、うん、いや、そうか。頑張るように」

提督「ありがとうございます!」

西方海域司令長官「えっと、私はこれで行くが艦娘の君も頑張るようにね……」

龍驤「あい……」

西方海域司令長官「いや、なんというか最近の若い人は何を考えているかさっぱりだな。いやぁ、開明的と奇天烈を一緒にされても困るのだがなぁ……」ブツブツ

提督「よっし! 閣下からも激励を頂いたのだ、気合を入れなおしていくぞ!」

龍驤「……」

提督「返事ぃ!!」

龍驤「はい……」

282: 昏冥流亡Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/04/20(金) 14:30:51.74 ID:vhraOxP20

 ――18:00――

 軍令部 機動部隊の部屋

龍驤「はぁ……」

鳳翔「だ、大丈夫?」

龍驤「大丈夫なわけあるかい! 今日だけでウチの精神は大破着底や!」

鳳翔「……そ、そう」

龍驤「あのあほんだらは何を考えてんねん! 独り言で艦載機の操縦精度あがったら苦労しないっちゅうねん!」

鳳翔「……」

龍驤「ああ、思い出しただけではらわた煮えくり返ってきた! なんやねん、金剛のやつばか笑いしくさってからに! ウチかて好きでやってへんわ!」

鳳翔「う、うん、そうよね」

龍驤「はぁはぁ……愚痴ってすまんかったな……あと鳳翔、ウチご飯いらんわ」

鳳翔「だ、駄目よ! 気がめいったときはちゃんとご飯食べないと――」

龍驤「嫌や! もうお布団からでん! こんな屈辱毎日受けるぐらいならこの中で餓死したるわ!!」

鳳翔「はぁ……お握り作っておくから後で食べてね?」

龍驤「だから、いらんって――」

 コン! コン!

鳳翔「ごめんなさい。出てくるわ」

龍驤「……」

鳳翔「もうっ! はーい、今開けます――って、えっと……なんのご用でしょう?」

提督「君に用はない。龍驤! 支度を整えて10分後に正門に集合せよ!」

龍驤「はぁ!? 本気で言ってるんですか!?」ガバッ!

提督「あたりまえだ」

龍驤「うぐ……あがが……」

提督「それでは待ってるぞ。ああ、ちゃんと余所行きの服装でくるように」

龍驤「……あい」

提督「うむ」

 バタン

鳳翔「……」

龍驤「……」

鳳翔「あ、あの、その頑張ってね……?」

龍驤「……」

鳳翔「……」


283: 昏冥流亡Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/04/20(金) 14:36:17.54 ID:vhraOxP20

 ――18:30――

 霞が関 定食屋

提督「ふむ、今日はなにがいいか……ああ、龍驤、ここはなんでも美味いから安心して好きなものを頼め」

龍驤「……そないですか」

提督「うむ。よっし、今日は揚げ物にしよう。君も決めたか?」

龍驤「はぁ……ウチも同じものでええです」

提督「そうか? それでは注文お願いします」

店員「はーい、ご注文お願いします」

提督「それではカツ煮、カツ丼、かき揚げ丼――あとはエブフライ定食を2つずつ」

龍驤「は……はぁ!?」

提督「な、なんだ? 足りなかったか?」

龍驤「いやいや、多すぎやちゅーねん! あんた、なにかんがえてるん?!」

提督「そ、そうか……」

龍驤「店員さん、わるいんやけど今の全部一つずつにしてや」

店員「えっと……はい」

提督「で、君はどうするのだ?」

龍驤「いやいや、こんだけあれば二人で食べても十分やん!?」

提督「……いや、悪いが一人で全部食べきれる」

龍驤「はぁ!? あんたの胃袋どないなってん?」

提督「どうなってるもなにも食えるのだからいいだろ。で、何にするのだ?」

龍驤「あー! もうええわ! そこまでいうたんや、残したらただじゃおかんで! 店員さん、うちは生姜焼き定食一つ!」

店員「ふふ……えーとご注文繰り返しますね、カツ煮、カツ丼、かき揚げ丼、エビフライ定食、生姜焼き定食でよろしかったでしょうか?」

提督「はい、お願いします」

店員「ありがとうございます。それでは少々おまちください」

龍驤「はぁ……なんかドッと疲れたわ……キミ、ほんまけったいな人やな」

284: 昏冥流亡Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/04/20(金) 14:37:24.30 ID:vhraOxP20

提督「そうか。しかし、今日は食事に誘ってよかった」

龍驤「はぁ? どないこっちゃ」

提督「いや聞いていたよりも大人しかったからな、調子が悪いかと思っていたのだが杞憂だったようだな」

龍驤「……」

提督「ああ、あとな。閣下や司令官にそのような口調では困るが私にはそれで構わんぞ」

龍驤「構わんってなにがやねん」

提督「口調だ」

龍驤「あ……あぁぁぁ!?」

提督「くくく……なんだその顔は」

龍驤「あ、いや、ちゃうんです! ちゃんと司令官のことは尊敬して――」

提督「取り繕うな。ああ、そうだな、私が閣下と呼ばれるぐらいになったらちゃんと敬語をつかってくれ。今は構わんさ」

龍驤「……」

店員「はーい、失礼します! お先にカツ煮おもちしました!」

提督「おっ! 来たな! いやいや、これがうまくてな……先に食わせてもらうぞ?」

龍驤「はぁ……好きにしてや」

提督「はっはっは……よしよし、今日は龍驤を誘って正解だったな!」

龍驤「さいでっか……」

 昏冥流亡Ⅱ 艦

297: 提督~追想の刻・独逸編~Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/04/28(土) 07:42:52.88 ID:QaHM/RfS0
 XX07年 4月 

 ――12:30――

 ベルリン 海軍総司令部 食堂

プリンツ「ほへー、今日のご飯は豪華ですねぇ」

ビスマルク「ええ、日本の駐在武官が視察に来てるかららしいわよ」ガツガツ

プリンツ「あ、あの……ビスマルク姉さま、それならもうすこしゆっくり召し上がった方が……」

ビスマルク「ふん、わかってないわね」

プリンツ「ふぇ?」

ビスマルク「いい? 見栄っていうのは立場に応じていろいろとあるのよ。こういう場で私たちみたいな軍人がお行儀よくしてると軟弱に思われるかもしれないじゃない」

プリンツ「えぇ? そうかなぁ?」

ビスマルク「そうなの! だから軍人は軍人らしく武威を見せつけるのよ」

プリンツ「はぁ、なるほど。それでそんな風に食べてるんですね」

ビスマルク「私もこんなみっともないことはしたくないけど、日本の軍人に馬鹿にされないように無理をして食べてるの! わかったらあなたも食べなさい!」

プリンツ「わかったような、分からないような……あわわ! や、やめてください! カルトッフェル押し付けないでください!」

ビスマルク「うるさいわね。それなら自分でちゃんと食べなさい」

プリンツ「うぅ……はい」

ビスマルク「そうそう、いい子、いい子」

プリンツ「あの、それでその日本から来た駐在武官さんってどこにいるんですか?」

ビスマルク「んー、ああ、あれよ、あれ」ユビサシ

提督「――」ヒソヒソ

独逸提督「――」ヒソヒソ

プリンツ「はぁー、なるほど、なるほど。なんか気難しそうな人ですねぇ」

ビスマルク「実際、そうらしいわよ」

プリンツ「えぇ……いやだなぁ」

ビスマルク「? なんでよ」

プリンツ「だってぇ、怖いじゃないですかぁ……」

ビスマルク「ふーん。まぁ、でも安心なさい」

プリンツ「?」

ビスマルク「あのひと空母が専門だから私たちとはほとんど関係ないはずよ」

プリンツ「あ、そうなんですか。よかったぁ……」

ビスマルク「よかったって……前から言おうと思ってたけどちょっとあなた弱気過ぎない? 大丈夫なの?」

プリンツ「うっ……だ、大丈夫ですよぉ!」

ビスマルク「本当かしら?」

プリンツ「本当ですよ! ……多分」

298: 提督~追想の刻・独逸編~Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/04/28(土) 09:08:29.45 ID:QaHM/RfS0
 ドイツ 海軍総司令部 独逸提督執務室

独逸提督「さきほどは失礼した」

提督「? あ、いや、なんというか――」

独逸提督「ビスマルクのことです。普段は割かししっかりしているのですが……」

提督「ああ、なるほど。いえ、艦娘も食べねば力も出ないでしょうし頼もしいかぎりではありませんか」

独逸提督「む……そういっていただければ幸いです」

提督「いえいえ、思ったことを素直に述べただけです。しかし、ここは素晴らしいですね」

独逸提督「そうでしょうか? 恥ずかしながら我が国には艦娘が少ないので施設も貴国に比べれば貧弱だとおもうのですが」

提督「確かに施設面では呉や横須賀の方が大規模ではありますが、建物自体が素晴らしい。いや、素人がこう言うのは失礼かもしれませんがじつに美しいではないですか」

独逸提督「は?」

提督「おそらく数百、いや千年後にこの司令部を見たとしても素晴らしい文明がこの地にあることを一目で分かるはずです」

独逸提督「……建築総監のようなことをおっしゃりますな。あなたも美術にご興味が?」

提督「ええ、軍人の本分を忘れない程度には」

独逸提督「ふん……軍人の本分ですか。そうであってほしいものですな」

提督「?」

独逸提督「いや、失礼。とにかく我が国には空母艦娘の運用ののうはうというものがまるでない。他の艦種にしても貴国ほどのものがない。ぜひご教授のほどよろしくお願いします」

提督「かしこまりました。微力ではありますが全力でことにあたらせていただきます」

独逸提督「頼もしい限りですな。それで本日はどのようなご予定は?」

提督「そうですね……まずはGraf Zeppelinのことを知るためにも話をしていこうと思っています」

独逸提督「なるほど。特にあなたの行動を縛るつもりもないのでご自由にやってください。しかし、資料の提出だけはくれぐれもお忘れなきよう」

提督「はっ! かしこまりました!」ビシッ!

独逸提督「ご健闘を」ビシッ

提督「ありがとうございます。それでは私はこれで失礼させていただきます」

独逸提督「ええ」

 バタン

独逸提督「……Z1」

Z1「ん、どうかしたの?」

独逸提督「秘書官を変更するぞ。お前とZ3はには別の任務についてもらいたい」

Z1「?」


299: 提督~追想の刻・独逸編~Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/04/28(土) 09:38:59.55 ID:QaHM/RfS0

 ――13:00――

 ドイツ ベルリン

提督「むむむ……ここがあそこでここがあそこだから――よしっ! マリエン協会は向こうだな」

グラーフ「はぁ……外にでてなにをするかと思えば観光地めぐりとは……」

提督「勘違いしてくれるなよ。これも訓練の一環なのだぞ」

グラーフ「……さすがにそれは無理があるだろ」

提督「む……私は大真面目に言っている」

グラーフ「……」

提督「な、なんだね、その眼は」

グラーフ「言ってほしいのか?」

提督「むむむ……それなら聞くが君は建造されてから鎮守府の外にどれだけ出たことがある?」

グラーフ「質問の意図が見えないな」

提督「いいから思い出してみてくれ」

グラーフ「はぁ……そうだな、おそらくビスマルクにつれらて4、5回というものだろうな」

提督「え」

グラーフ「ん? どうかしたか?」

提督「あ、いや、建造されて半年足らずと聞いたが意外と外に出ているのだな」

グラーフ「まぁ、キールやヴェルヘルムスハーフェンにいるわけでもなし、突然の出撃はないからな。気楽なものさ」

提督「なるほどな。それではあまり意味がなかったかもしれんな……」

グラーフ「どういうことだ?」

提督「いや、こちらのはなしだ。マリエン教会を見たら総司令部にもどろう」

グラーフ「? ああ、わかった」

301: 提督~追想の刻・独逸編~Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/04/28(土) 11:06:07.68 ID:QaHM/RfS0

 ドイツ マリエン教会

提督「……」

グラーフ「さっきから黙っているが、どうかしたか?」

提督「いや、美しいものだと思ってな。あれだ、うむ……こういうのはなんといえばいいのだろうかな」

グラーフ「ふっ、あなたは詩人ではないのだ。下手な修辞はやめておいたほうがいい」

提督「む……それもそうだな。厳かだぐらいでやめておくことにする」

グラーフ「ああ」

提督「そういえば君はああ、ええっとなんと訳だったかな……Die Tänzerinという小説はよんだことはあるか?」

グラーフ「すまないが寡聞にして読んだことはないな。日本の小説なのか?」

提督「ああ」

グラーフ「ふむ、どんな内容なのだ?」

提督「……そういわれると難しいな。うーむ、暇があれば読んでみてくれ」

グラーフ「ああ、そうしよう」

提督「ふぅ……さて、いったん総司令部にもどるか」

グラーフ「ふふ、観光旅行はもういいのか?」

提督「だからこれも訓練だというのに……。はぁ……龍驤にはこれでよかったのだがなぁ。艦娘とはままならんな」

グラーフ「リュージョー?」

提督「ん? ああ、私が日本で受け持っていた空母の艦娘だ。面白い子でな」

グラーフ「あなたに面白いといわれるとは……相当の変わり者なのだな」

提督「……そのことについて否定はせんが少し――いや、かなり調子に乗りやすいだけで立派な艦娘なのだぞ? そこは間違えないでほしい」

グラーフ「ふふ、分かった」

提督「……ああ」

302: 提督~追想の刻・独逸編~Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/04/28(土) 11:27:59.99 ID:QaHM/RfS0

グラーフ「ああ、そういえば日本の艦娘といえばアカーギはどんな艦娘なのだ?」

提督「アカーギ? ああ、赤城か。少し話したことはあるが……」

グラーフ「ほう! 私には赤城の技術も取り入れられているというおそらく私に似て優秀なのだろうな!」

提督「ぶっふ……!」

グラーフ「な、なんだ!?」

提督「い、いや、赤城な、赤城。くっくっく……あまり君に似てるとは私は思わなかったな」

グラーフ「む……それではどんな艦娘なのだ?」

提督「どんな艦娘と聞かれても数回話をした程度でなぁ……。うーん、あれを評価したくないので話すのはやめておこう」

グラーフ「……ダメな艦娘ということか?」

提督「いや、そうではない。空母の中では加賀と1,2を争うぐらいには戦果を挙げている」

グラーフ「ならなんで……!」

提督「やけに突っかかってくるな……」

グラーフ「うっ……いや、それは――」

提督「……赤城は正直、艦娘なのか私にはわからなかった」

グラーフ「は?」

提督「あ、いや、別に悪い意味じゃない。ただ目が死んでるというか……どこかうつろな印象なのだ。話してみても暖簾に腕押し、糠に釘というか」

グラーフ「??」

提督「……赤城についてはここまでにしておこう。わたしとしたことが余計なことを言ってしまったな、忘れてくれ」

グラーフ「……」

提督「さぁ、総司令部に戻ろう。今後の訓練について話しておきたいこともある」

グラーフ「……ああ」

 提督~追想の刻・独逸編~Ⅱ 艦


303: 提督~追想の刻・独逸編~Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/04/28(土) 11:38:15.91 ID:QaHM/RfS0
というわけで 提督~追想の刻・独逸編~Ⅱ 艦 なんですが、ⅠとⅡで続けて導入やってる>>1は無能。
ブラッシュアップしてくっつければ良かったなぁ……なんて書いてから思いました。あれやね、Ⅰで張ってなかった伏線はったんで許してクレメンス……
あと関係ないのですが撮りためた野球中継みながらやってたら昇天しそう。こういうのはワイが見てる日にやってくれ……

本日ですがこのあと会社に顔出してくるので22:00あたりに再開します。
本編開始前に安価とるのでご協力いただければ幸いです。

それでは西村艦隊コンマです

最上から時雨への感情度 ↓コンマ以下
時雨から扶桑への感情度 ↓↓コンマ以下

最上から山雲への感情度 ↓↓↓コンマ以下
山雲から最上への感情度 ↓↓↓↓コンマ以下

304: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/28(土) 11:39:43.33 ID:UTV/FOQBO
ぽい

305: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/28(土) 11:40:57.57 ID:iPyNkjbm0
へい

306: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/28(土) 11:41:48.29 ID:zJWT19NC0
そいっ

307: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/28(土) 11:42:19.24 ID:4jYSi8BoO
はい

309: 提督~追想の刻・独逸編~Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/04/28(土) 11:52:18.50 ID:QaHM/RfS0
ご協力ありがとうございます。
うーん、なんというか山雲が心配になってきましたね。まぁ、まだ大丈夫、大丈夫。
……それより時雨はいつになったら本当に心を開くの? 最高値57はクール過ぎる、スピードワゴンなの?
5回もやれば高コンマ2~3回ぐらいだすやろWWとかいう>>1の甘すぎる思惑が崩れていく。


最上から時雨への感情度:33 
時雨から最上への感情度:57

最上から山雲への感情度:29
山雲から最上への感情度:24

312: ◆idiDHwDMwc 2018/04/28(土) 12:24:50.25 ID:QaHM/RfS0
それでは恒例のお品書き投下しておきます。既出の子のお話は後述のお品書きを参考にどうぞ。
()内がメインのキャラになります。

安価で新規の艦娘をとる場合は名前を入れてください、既出のお話には番号もしくはタイトル名で対応します。艦娘の指定が複数or意図が読み取れない場合は下にずれますので御了承ください。 ※複数の艦娘同士の感情度を計りたい場合は書き込んでいただければ可能かどうかお返事するので、お気軽にどうぞ。

1、比叡と提督とうなぎのゼリー寄せⅡ(比叡、金剛)
2、弥生の提督語教室Ⅲ(弥生、川内)
3、赤城日記Ⅱ(赤城)
4、曙ほのぼの(曙)
5、潮奮闘記(潮)
6、羽黒と加賀Ⅱ(羽黒・加賀)
7、提督~追想の刻・独逸編~Ⅲ(提督、グラーフ)
8、あきつ丸VS提督Ⅱ(あきつ丸)
9、対潜哨戒部隊記録(朝潮、由良、五十鈴)
10、加賀の鎮守府ぶらり旅(加賀)
11、霞の不覚(霞)
12、霧島と榛名と提督と(霧島、榛名)
13、懺悔(蒼龍)
14、我らの手に栄光をⅡ(飛龍)
15、誰がために幸運の鶴は翔ぶⅡ(五航戦)
16、五十鈴のなく頃にⅡ(五十鈴)
17、不知火葛藤(不知火)
18、すすめ、すすめ(ポーラ)
19、提督から見た世界Ⅱ(曙、霞、敷波)
20、COOL JAPAN(アイオワ)
21、忠臣(陽炎・神通)
22、お父さんと私と時々、加賀さん(山風)
23、女郎蜘蛛(赤城・蒼龍)
24、空谷の跫音(鈴谷)
25、提督ラヂオ(間宮)
26、自由・平等・友愛(リシュリュー)
27、特務艦(間宮・大淀・明石)
28、群狼作戦(呂500)
29、美保関事件Ⅱ (龍田)
30、華の二水戦(神通・不知火・陽炎・雪風・霞・黒潮)
31、幸運の価値(雪風)
32、アシカ作戦(浦風・金剛・間宮・敷波)
34、黒い海のそこから(伊26)
35、連合艦隊旗艦(長門・金剛)
36、石礫無告(川内)
37、海亀と古強者(神風)
38、昏冥流亡Ⅲ(龍驤)
39、初期艦はなんでもしっている(叢雲)
40、鎮守府資源事情(速吸・神威)
41、これはもぐらですか? いいえ、まるゆです(まるゆ)
42、あした天気になぁれ(朝風)
43、胡蝶乱舞(蒼龍)
44、降涙恋慕(赤城・鳳翔)
その他、新艦好感度コンマ(記名)

313: ◆idiDHwDMwc 2018/04/28(土) 12:34:10.70 ID:QaHM/RfS0
以下、>>312に追加です。大分、前からやらかしてました。
45、萩風提督観察日記(萩風、川内、赤城)
46、哀絶霖雨(川内、神通、那珂)


あと追加があったので未開放のほうも掲載しておきます。
【未開放】
ドイツ組と観劇【プリンツ・呂500の感情度コンマで開放】
潜水艦呼称争議【伊19・伊164・伊8・伊401の感情度コンマで開放】
初期艦はなんでもしってる【叢雲の感情度コンマで開放】
提督改修工廠【暁型の感情度コンマで開放】
冷戦【多摩の感情度コンマで開放】
二航戦の憂鬱【葛城・天城の感情度コンマで開放】
第八駆逐隊、出撃!【大潮・荒潮の感情度コンマで開放】
行け、私が想いよ、黄金の翼に乗って【ローマ・イタリア・リベッチオの感情度コンマで開放】
海防艦とネコ【択捉・国後・占守の感情度コンマで開放】
あの航路へと【飛鷹の感情度コンマで開放】
さぁ、勝利の砲撃を【大和・矢矧の感情度コンマで開放】
工廠騒動記【夕張の感情度コンマで開放】
第四駆逐隊の見た鎮守府【野分・舞風の感情度コンマで開放】
我ら西村艦隊【山城・扶桑・朝雲・山雲の感情度コンマで開放】
第十一水雷戦隊【響・暁の感情度コンマで開放】
北号作戦【日向・朝霜の感情度コンマで解放】
UV【特殊コンマで解放】
水雷戦隊【阿武隈・夕張・名取の感情度コンマで解放】
眼帯Ⅱ【鳥海の感情度コンマで解放】
広報活動!【吹雪・夕立・如月の感情度コンマで解放】

329: ◆idiDHwDMwc 2018/04/28(土) 23:21:40.42 ID:QaHM/RfS0
ご協力ありがとうございます。今回も早くて驚きました。本当にありがとうございます。

今後の流れですが

空谷の跫音→弥生の提督語教室Ⅱ→漣→提督ラヂオ→深雪→飛鷹→五十鈴のなく頃にⅡ→昏冥流亡Ⅲ→加賀の鎮守府ぶらり旅→美保関事件Ⅱ

という感じになります。

本日、書き溜めがないのでゆっくりとですがやっていきます。

330: ◆idiDHwDMwc 2018/04/29(日) 00:03:10.62 ID:dcmCZjtA0

XX13年 11月

 ――13:00――

 鎮守府 執務室

提督「はい、はい……かしこまりました。閣下のおっしゃるようにいたします……はい、それでは失礼します」

 ガチャ

提督「はぁ……」

叢雲「どうしたのよ?」

提督「いや、少し問題が発生した。一週間ほど本土にいってくる」

叢雲「そう――って、はぁぁぁぁぁ!? うそでしょ!? 大規模作戦の後始末でこのくそ忙しい時期になに考えてんのよ!」

提督「その大規模作戦のことで問題が発生した。戦死した司令官の残存部隊を保護したことを説明しろとのことだ」

叢雲「えぇ……それって電話ですまないの?」

提督「……すまんから私が呼び出されているのだ。考えてから口を開け」

叢雲「うぐっ……」

提督「はぁ……とにかくやつらの代表者を呼んできてくれ。大本営への釈明に同行してもらわねばならん」

叢雲「はぁ……わかったわよ」

提督「頼んだぞ」

331: ◆idiDHwDMwc 2018/04/29(日) 00:11:20.37 ID:dcmCZjtA0

 鎮守府 戦艦寮 談話室

叢雲「――というわけよ。で、どうする?」

武蔵「釈明か……できれば私と矢矧は避けたほうがいいだろうな」

矢矧「わ、私もですか?」

武蔵「ああ、口が回るほうではないだろ? それにもし理不尽なことを言われたとしたらおめおめと引きさがる性質でもあるまい」

矢矧「うっ……それもそうですね……」

武蔵「で、あれば熊野か鈴谷・能代が適任だろうな」

伊8「えっとはっちゃんとイクも――」

叢雲「論外よ」

伊19「えー!? イク、本土にいってみたいのね!」

叢雲「そういうところが駄目だっていってんのよ! あれの手綱握ぎれないどころか問題児は論外なのよ!」

伊8「はっちゃんも問題児……」

叢雲「そうよ。文句ある? 爆雷がくらいたいなら好きにしゃべりなさい」

伊8「……」

能代「あの、それでしたら能代も辞退させていただこうかなぁって……」

武蔵「ふむ……まぁ、確かに提督の手綱を握るとなれば生真面目の能代にはつらいか」

熊野「ちょっと! 鈴谷はともかく私まで不真面目みたいな言い方はやめてくださる!」

鈴谷「え?」

武蔵「ふむ……真面目な人間はそんなことは言わんと思うが」

熊野「ふん! とにかくそのくくりは納得がいきまわんわ」

鈴谷「……でも、熊野さ、本土の百貨店いきたいって言ってたじゃん? ちょうどいいんじゃない? 常識云々ぬきにしても」

熊野「そ、それは……そうですけど。この熊野が釈明など……うぐぐ……」

武蔵「ふむ……じゃんけんだな」

鈴谷・熊野「「は?」」

武蔵「話し合ってもこういうことはきりがないだろ? それなら運否天賦でじゃんけんで決めてしまったほうが良い」

鈴谷「えー? 武蔵さんの提案って言ってもそれはちょっと……」

熊野「同感ですわ」

武蔵「む……叢雲、それではどうする?」

叢雲「はぁ……論外なの以外は誰もいきたくないのはよくわかったわ。なら武蔵の言うようにじゃんけんできめましょ。仮にも重巡洋艦なんだからよっぽどのことにはならないだろうし」

武蔵「よっし! 秘書官殿からも許可が出たぞ。二人ともさっさとじゃんけんをしろ」

熊野・鈴谷「「えー……」」

武蔵「えーではない! 早くしろ!」

鈴谷「……最初はぐー」

熊野「……じゃんけんぽん」

345: 空谷の跫音 ◆idiDHwDMwc 2018/05/06(日) 13:15:57.29 ID:8yMUX3G50

 ――13:30――

 鎮守府 執務室


提督「……それでお前がきたわけか」

鈴谷「うん、まぁ……そういわけ……です」

提督「ちっ……なんでこんな頭の軽そうな……」ブツブツ

鈴谷(うわぁ……こっちに聞こえてるのかわかってんのかなぁ……)

提督「はぁ……いいか? ここに来てからたいした戦果も上げてないお前に期待するのは酷かもしれんが、無様はさらすなよ」

鈴谷「……はい」

叢雲「……なんでそうよけいなことを言うのかしらね」

提督「余計なことなど一言も言っていない」

叢雲「あー、はい、はい」

提督「ちっ……出発は明後日の07:00とする。まだ那珂や龍驤あたりであればまだしも何でこんな逃亡兵まがいと……」ブツブツ

鈴谷「……」

提督「おい! 返事をせんか! 出発の予定時刻は分かったのか!? それとも軽薄なお前ではそんなことも理解できなかったか?」

鈴谷「うぇ!? あ、は、はい!」

提督「わかったのなら早々に退出しろ、お前と違って私は忙しいのだ! 叢雲もなにをぼさっとしている! 手を動かせ!」

叢雲「……」

鈴谷「……し、失礼します」

提督「ふん!」


346: 空谷の跫音 ◆idiDHwDMwc 2018/05/06(日) 13:58:04.19 ID:8yMUX3G50

――15:00――

 食堂

金剛「Oh! そんなことがあったんですネー」

鈴谷「いや、金剛さんにこんなこというのもアレなんですけど……鈴谷の代わりに提督と本土行ってほしいなーって」

比叡「むむむ……! 任務の放棄は駄目ですよ! それに提督と一緒に本土にいけるなんて名誉なことじゃないですか」

鈴谷「えぇ……比叡さん、あの提督とですよ……?」

比叡「? んー? どういうことです?」

鈴谷「……あ、なんでもないです」

金剛「うぷぷ……さすがはマイシスターネー」

比叡「??」

霧島「はぁ……。それよりも鈴谷さん、そんなことを言うために私たちをよんだんですか? 失礼ですが私もそんな愚痴を聞くほどに暇なわけではないんですが」

鈴谷「あ、す、すみません」

霧島「別に謝っていただかなくて結構です。早く本題に入ってください」

鈴谷「あはは……」

霧島「笑ってごまかさない」

金剛「まぁまぁ、どうせこの時間はお部屋でティータイムしてるんだから問題ないデース。ちがいますカー?」

霧島「いえ……すみません」

金剛「霧島もわかってくれたみたいでうれしいネー」

霧島「……」

金剛「ふふ……さ、話しにくいかもしれないけどどうぞデース。幸い紅茶はまだたくさんありマース、ゆっくりとお付き合いしますネー」

鈴谷「……ありがとうございます。あの、実は提督のこと苦手というか……話しにくいというか……それでなにかアドバイス貰えたらなーって……あはは」

比叡「うーん、そうだ――」

榛名「あ、あの!」

比叡「ど、どうしたの?」

榛名「このスコーン、榛名がつくったんです! お、お一つどうですか?」

比叡「へぇ、そうなんだ! よっし、さっそくもらいますね!」

榛名「え、ええ」

金剛「ふーむ……まぁ、比叡の案は置いておくとして、テートクははたからみるとちょっとクレージーでホットテンパードだけどいいところもありマース! そこをディスカバリーすれば苦手意識が薄れて鈴谷もはなしやすくなるかもしれないデース」

鈴谷「うーん、いいところ、いいところですかぁ」

金剛「YES! 川内型のところにでも行けばたくさん教えてくれるはずデース。私には理解できないですけどネー」ボソッ

鈴谷「よっし! 分かりました! 私、これから川内さんたちのところにいってきます!」

金剛「うふふ……即決即断は流石ネー。がんばってくだサーイ」

鈴谷「はい! ありがとうございました」

 バタン

金剛「はぁ……行きましたカー……思ってもないことを話すのは疲れるネー」

榛名「お疲れ様です。あのよろしければ金剛姉さまもスコーンどうぞ」

金剛「Thank you。しかし、鈴谷はいい子ネー。うぷぷ……あんなの単純だから無視してるか、適当にごますっておけばいいんデース」

比叡「モグモグ……ふぇ、あんなのって誰のことですか?」

金剛「飛龍のことネー」

比叡「ああ、なるほど。確かにそうですね」

霧島「……」

348: 空谷の跫音 ◆idiDHwDMwc 2018/05/06(日) 15:00:09.59 ID:8yMUX3G50

 ――15:30――

 鎮守府 軽巡洋艦寮 川内型の部屋

川内「ああ、ごめんね。ちょっと散らかってるけどすわってよ」

鈴谷「あ、うん……どうも」

鈴谷(うわぁ……すごい部屋……)

川内「ふふ……珍しいでしょ?」

鈴谷「!? あ、きょろきょろしてごめんなさい!」

川内「あはは……別に謝んなくていいよ。部屋ん中に仕切りおいてるのなんて私らだけだろうしね」

鈴谷「え……仲悪いんですか?」

川内「敬語」

鈴谷「え?」

川内「似合ってないし、敬語使わなくてもいいよ。先任だけどおんなじ艦娘なんだしさぁ」

鈴谷「……ありがとう」

川内「うん、うん……さてと、仲だけどすっごい悪いよ」アハハ

鈴谷「そ、そうなんだ」

川内「姉妹だからなかよしこよしなんてありえないしね、しょうがないんじゃない? で、それより本題はなんなの? 青葉じゃあるまいし『水雷戦隊、空中分解!』みたいなあおり記事書くために来たわけじゃないでしょ?」

鈴谷「実は提督のいいところ教えてもらおうと思って」

川内「提督のいいところ? あはは……それは他の二人がいない時に来てよかったね」

鈴谷「?」

川内「神通は話馬鹿みたいにながくなりそうだし、那珂はわけわかんないことしかいわないだろうしね」

鈴谷「は、はぁ」

川内「さて、提督のいいところだったね。うーん……優しいところじゃない?」

鈴谷「はぁ? 本気で言ってる?」

川内「うん。まぁ、分かりにくいけど色々と艦娘のこと気を使ってくれてるし、龍驤とか小さい子と一緒にいるときとかお兄さんみたいだよ? ああ、もちろん私もそうおもってるし」

鈴谷「あれが……お兄さん……」

川内「ふふ……まぁ、自分で確かめてみることだね」

鈴谷「……」


349: 空谷の跫音 ◆idiDHwDMwc 2018/05/06(日) 15:02:42.44 ID:8yMUX3G50
 
 ――15:45――

 鎮守府 練兵場

神通「提督のいいところですか? ――不知火! 速度が落ちていますよ! この程度でなんてざまですか! 訓練とはいえ、死ぬ気でやりなさい!」

不知火「は、はひ……!」

鈴谷「うわぁ……」ヒキ

神通「ああ、すみません。話をさえぎってしまいましたね」

鈴谷「いえ……大丈夫です」

那珂「うーん、提督のいいところは――ギャップ萌えかな」

神通「……なんでこっちにいるの? 訓練は?」

那珂「いやぁ、うちは二水戦みたいに頭おかしくないから休憩中」

神通「……そう。けれど、それで練度不足になって泣くのはあなただけでなく提督や他の艦娘もだというのを忘れないでね」

那珂「はぁ……うっさいなぁ。お魚さんも二水戦が餌あげすぎるからうれしくて泣いてるんじゃない?」

神通「ふん……」

鈴谷「あ、あのぉ……」

那珂「あ、ごめんねー! それじゃあ話し戻すけど、提督って怖いけどかわいいんところもあるんだよ!」

鈴谷「想像できないんだけど……」

那珂「まぁ、そうだろうねぇ。うふふ……」

神通「ゴホン……! 鈴谷さん、この子のいうことは信じないでください。ちょっと頭がお花畑なんです」

那珂「は?」

神通「いいですか、提督のいいところは尊敬できる軍人だということです。時に厳しいこともありますがそれもその艦娘のことを考えてくださっているからです。それに編成や指示が公明正大ですし、なによりも作戦指揮能力が高い。国に対する忠誠も素晴らしいですし、他にも私たちが悩んでいるとそっと背中を押してくれるような父性ですとか――」

那珂「はぁ……ストップ、ストップ!」

神通「……なんですか」

那珂「独演会は二水戦の前だけにしなよ。那珂ちゃん、自分の姉がこんなのと夜戦バカだなんておもわれたくないんだよねー」

神通「……喧嘩でしたらいい値で買いますよ」

那珂「えー、何言ってんのか那珂ちゃんわかんないー」

鈴谷「わぁー! 待って、待って!」

350: 空谷の跫音 ◆idiDHwDMwc 2018/05/06(日) 15:18:40.54 ID:8yMUX3G50

 ――20:00――

 鎮守府 重巡洋艦寮 鈴谷・熊野の部屋

鈴谷「疲れた……」

熊野「? 元気がとりえの鈴谷が珍しいですわね」

鈴谷「いや、まぁ、いろいろとあんのよ……」

熊野「そう」

鈴谷「熊野さぁ……公明正大で尊敬できてギャップ萌えで、優しい人って誰だかわかる?」

熊野「はぁ? うーん……武蔵さんかしら?」

鈴谷「ぶー!」

熊野「……それじゃあ金剛さんとか」

鈴谷「それもぶー!」

熊野「むむむ……下らないクイズはやめなさい! 私、そんな暇ではないの!」

鈴谷「えぇ……?」

熊野「さて、寝る前にお手入れをしておかないと」

鈴谷「もう寝るの?」

熊野「ええ、夜更かしは美容の天敵ですから」

鈴谷「美容ねぇ……」

熊野「なにか文句がありますの?」

鈴谷「別にぃ?」

熊野「あなたも少しぐらいは気をつけなさいな。……そういえば答えは?」

鈴谷「へ? 答えって何の?」

熊野「さっきのクイズの答えにきまっているでしょ!」

鈴谷「あー、うん……内緒」

熊野「はぁぁぁぁ!?」

353: 空谷の跫音 ◆idiDHwDMwc 2018/05/06(日) 15:25:07.03 ID:8yMUX3G50

  2日後

 ――13:00――

 日本 横須賀鎮守府

提督「……」

鈴谷「……」

鈴谷(うわ……やっぱりすっごい気まずい……向こうでてから会話が一つもないし……結局、鈴谷が納得できるいいとこなんて一つも見つけられなかったしなぁ……)

提督「まったく人を呼び出すにしても場所というものがあるだろうに。閣下もなにを考えているのやら」ブツブツ

鈴谷「あ、あのぉ……」

提督「……なんだ」

鈴谷「呼び出されたってどこになんですか? なんて、あはは……」

提督「ふん、京王閣競輪場だ」

鈴谷「競輪場?」

提督「ああ」

鈴谷「あの、南方海域の司令長官さんに会いに行くんですよね?」

提督「分かりきっていることまで聞くな! クソ、また金網をひしゃげさせているのだろうな。はぁ……」

 空谷の跫音Ⅰ 艦

386: 弥生の提督語教室Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/05/14(月) 23:33:48.74 ID:6CTcjLUJ0

 ――12:30――

鎮守府 中庭 

木曽「――というわけなんだ。翻訳をお願いできないか?」

弥生「えっ……それはちょっと……専門外……です……」

木曽「そうか……弥生ならもしかしてと思ったんだけどな」

睦月「……およ? およよ? 珍しい組み合わせですな。木曽さんどうしたの?」

木曽「いや、ちょっと頼みごとをな」

睦月「頼みごと?」

木曽「ああ。それよりも弥生、無理をいってすまなかったな」

弥生「いえ……」

木曽「ふっ、どうやら怒らせちまったみたいだし、俺はこれで帰るよ。それじゃあな」

弥生「怒って――」

 バタン

弥生「……いっちゃった」

睦月「あ、うん、お姉ちゃんは弥生ちゃんが怒ってないのはわかってるから落ち込まないでほしいにゃしい」

弥生「……落ち込んでもないです」

睦月「あ、そうなんだ」

弥生「……」

睦月「やっぱり落ち込んでるでしょ?」

弥生「ちょっとだけ……」

睦月「うんうん、お姉ちゃんはわかってるから大丈夫、大丈夫。で、木曽さんから頼みごとなんてどうしたの?」

弥生「いえ……司令官以外でも……口下手な人の言ってること……わかるのかって……」

睦月「あー、それは難しいかもしれないにゃ」

弥生「難しいっていうか……無理……」

睦月「それもそっか」

弥生「はい……」

睦月「それはそうと睦月はこれからお昼なんだけど弥生も一緒にどうかにゃ? 如月ちゃんはさきに食べちゃったから困ってたにゃしい」

弥生「ん……」コク

睦月「うむ、それじゃあ一緒にいくぞよ! にゃははは……!」

弥生「……」

387: 弥生の提督語教室Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/05/14(月) 23:38:54.50 ID:6CTcjLUJ0

 食堂

睦月「間宮さん、おひるくださーい! で、今日の献立はなにかにゃ?」

間宮「ふふ……今日は豚カツよ」

睦月「わぁ……! よいぞ! よいぞ! ねぇねぇ、弥生はカツすき?」

弥生「え……好きだけど……」

睦月「やっぱり姉妹だから好きなものも似てくるのかもね!」

弥生「そう……かな……?」

 ザワザワ……

睦月「およ? あっちに人が集まってるにゃしい。なにか楽しいことでもあったのかなぁ」

弥生「さぁ……」

睦月「食べる前に見に行ってみようよ!」

弥生「え……」

睦月「ほら、こっち、こっち……」

弥生「ま、待って……引っ張らないで……」

388: 弥生の提督語教室Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/05/15(火) 00:13:44.56 ID:KdnRvRQ50

曙「ごめんなさい……」

潮「すみません……」

加賀「……」オロオロ

瑞鶴「二人とも見なさい加賀さんまだ言葉も出ないぐらい怒ってるじゃない! もっとちゃんと謝らないと駄目!」

加賀「はぁ? この間抜けはなに考えてるのかし――」

曙「うっ……」

潮「本当にすみませんでした……」

加賀「い、いえ、二人に言ったわけじゃないのよ?」

瑞鶴「浮かれてた駆逐艦全員にいってるんですよね!」

加賀「瑞鶴ゥ!」

潮「ひゃっ……!」

赤城「……」モグモグ

389: 弥生の提督語教室Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/05/15(火) 00:16:31.53 ID:KdnRvRQ50

睦月「え、えっと……なにがあったの?」

時雨「ん? ああ、睦月か。あの二人がちょっとじゃれあってたら加賀さんのお昼をぶちまけちゃったらしいよ」

睦月「それはたいへんにゃしい……って、時雨、どこいくの!?」

時雨「どこって……逆に聞くけどここはどこだい?」

弥生「しょ、食堂……です……」

時雨「ならわかるだろ? お昼に戻るんだよ」

睦月「えぇ……それはマイペースすぎない?」

時雨「別にそんなことないでしょ」

睦月「さすがは時雨……クールにゃしい……」

391: 弥生の提督語教室Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/05/15(火) 00:24:42.71 ID:KdnRvRQ50

瑞鶴「あの加賀さん、二人も反省してるみたいだしそろそろ許してあげましょうよ」

加賀「あ、貴方はだまってなさい」アタフタ

瑞鶴「いや、でももう二人とも反省してますよ? もうそろそろいいんじゃないですか?」

加賀「……駄目ね、血管が切れそうだわ。覚えておきなさいよ、あとで血反吐はかせてあげるから」

瑞鶴「え……それはちょっと……怒りすぎじゃないですか?」ヒキ

加賀「……」ブチッ

翔鶴「あ、あの……加賀さん、アンパンです!」

加賀「……」ギリギリ

翔鶴「あわわ……」

赤城「ご馳走様でした。ああ、加賀さん」

加賀「はい」

赤城「食器かたしておいてください」

加賀「はい」

赤城「さて、午後の執務はどうしますかねぇ……」スタスタ

曙「……」ズーン

潮「……」ズーン

加賀「うぐぐ……」

睦月「いよいよ混沌としてきたにゃしい……」

弥生「は、はい……」

加賀「!? や、弥生! いいところにいました!」

弥生「え……」

加賀「さぁ、こっちにきて、この子達を説得して!」

弥生「!?」

392: 弥生の提督語教室Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/05/15(火) 01:14:03.29 ID:KdnRvRQ50

加賀「さぁ!」

弥生「む、むりぃ……無理……です……!」

加賀「どうしてそう意地悪をいうんです! あのわけのわからない提督の言ってることがわかるのであれば私の真意などすぐにわかるでしょ?」

弥生「えぇ……?」

?「あ、あの……!」

加賀「ん? ……どうかしたかしら」

羽黒「ご、ごめんなさい。良ければ私から二人に説明させてもらえないかなっって……」

加賀「……え?」

羽黒「あの、二人とも加賀さんはもうぜんぜん怒ってないから大丈夫」

曙「で、でも、最初、誤っても何も言ってくれなかったし……」

羽黒「ううん、それはちょっとびっくりしたから声が出なかっただけで怒ってたわけじゃないとおもうの? ですよね、加賀さん」

加賀「え、ええ」

羽黒「ほら、大丈夫。 二人とも加賀さんは見た目がちょっと怖いけど本当は優しい人だってしってるとおもうの」

曙・潮「「……」」

羽黒「だから、そんなに謝られると逆にこまっちゃうんじゃないかなって。あ、え、えっと、そういうことです……」

瑞鶴「いや、あの顔は絶対に怒って――パーシン――痛いっ!? ちょ、ちょっと何を――」

加賀「静かにしなさい。焼き鳥にするわよ、このあほうどり」

瑞鶴「あ、あほうどりっていうにことかいて――」

加賀「……」ゴゴゴ……

瑞鶴「あ、はい……すみません」

羽黒「あ、あはは……」

加賀「ゴホン……!」

羽黒「ご、ごめんなさい」

加賀「二人とも先ほどまでは取り乱しました。別に怒ってないわ、それより早く汚れた制服を洗ってきなさい」

潮「あの、本当にごめんなさい……」

曙「ごめんなさい……」

加賀「はぁ……だからいいのよ。それよりも火傷をしてないようで安心しました」

潮「あ……ありがとうございます」

加賀「……別にお礼を言われるようなことではないわ」

翔鶴「はぁ……さすが加賀さん――ひぃん!」

加賀「あなたも黙ってなさい」

翔鶴「は、はい……」

393: 弥生の提督語教室Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/05/15(火) 01:40:29.13 ID:KdnRvRQ50

 ――13:00――

鎮守府 食堂

加賀「……さっきはごめんなさい。私もすこし動揺していました」

弥生「い、いえ……大丈夫……です……」

加賀「そういってもらえると助かるわ。翔鶴」

翔鶴「は、はい!」

加賀「焼きそばパンとコロッケパンです」

翔鶴「すぐにかってきます!」

瑞鶴「えぇ……? 納得いかない……」

加賀「……あ?」

瑞鶴「うぐ……」

弥生「あ、あの……」

加賀「ん? なんです?」

弥生「あ……加賀さんじゃなくて……羽黒さん……教えてほしい……です……」

羽黒「え? えっと、弥生ちゃん、どうかしたの?」

弥生「どうして……加賀さんがいいたいこと……全部……わかったんです……?」

羽黒「う、うーん……なんでっていわれても……お友達だからかなぁ」

睦月「え?」

加賀「なんです?」

睦月「か、加賀さんと羽黒さん、仲いいんですか?」

羽黒「え、えっと……」チラッ

加賀「……ええ、友人ですよ」

睦月「はぇー、加賀さん、顔広いにゃしい」

加賀「ふふん! ええ、ええ、そうでしょう、そうでしょう」

羽黒「あ、あはは……」

弥生「お友達……えっと、じゃあ弥生もお友達になれば……おこってるって……いわれなくなりますか……?」

睦月「むぅ、それそんなに気にしてたの?」

弥生「はい」

睦月「即答……」

?「わはは……!!」

睦月「あれ? この声って――」

弥生「司令官……です……」

396: 弥生の提督語教室Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/05/15(火) 01:57:18.63 ID:KdnRvRQ50

 弥生たちと少し離れた席

提督「わはは……!! とくと見よ、この輝き!! すばらしいとはおもわんか! われらが皇軍の高潔なる魂をうつしたような出来栄え! 勲章というものはいい! 実にいい! なんといっても陛下より賜れるのだからな!」

神通「ええ、すばらしいものだと思います。ねぇ、不知火」

不知火「は、はい……」

陽炎「……」ゲンナリ

提督「そうだろう、そうだろう! 他にも朱盃や軍刀など恩師の一品をいくつも私は授かっているのだぞ! ああ、実を言えばこの軍刀も恩師のものでな、波紋の美しさは並ぶものなしと思っているのだ! これに比べれば天龍や伊勢の獲物なんぞいかほどのものではないわ!」

神通「ええ、ええ。まさにそのとおりかと」ニコニコ

提督「ほぅ……! よし、特別に抜き身を見せてやろう!」スッ

陽炎「まさか勲章ほめただけでこんな上機嫌になるとは思わなかったわ……」ボソボソ

不知火「ええ、不知火も驚きました……」ボソボソ

提督「んー? なにをコソコソとやっている?」

陽炎「!? い、いや、すごいなぁって……」

不知火「右に同じです!」

提督「そうか、そうか。越谷、千住の先というものだな! わっはっは……!!」

神通「ふふ……」

提督「フフーン!」

398: 弥生の提督語教室Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/05/15(火) 02:17:30.27 ID:KdnRvRQ50

睦月「うわぁ……あんなに嬉しそうな司令官初めて見たにゃしい……」

羽黒「え、ええ……」ヒキ

弥生「そんなこと……ない……です……」

睦月「え?」

弥生「毎日……もっと嬉しそうなときが……あります……」

睦月「えぇ? 本当かにゃぁ? 加賀さん、わかる?」

加賀「さて……わかりませんね」

翔鶴「あ、きっと勲章みがいてるときですね! 私でもびっくりするぐらい暗い笑顔でずっと笑ってらっしゃいますもの」

弥生「違い……ます……」

翔鶴「えぇ……じゃあ、うーん――」

加賀「……翔鶴、アップルパイとあんぱん」

翔鶴「は、はい……」

瑞鶴「うーん……」

加賀「口を開かない」

瑞鶴「うぅ……はい……」

羽黒「……あ」

睦月「あれ、羽黒さん、わかったかにゃ?」

羽黒「う、うーん、わかったというよりだったらいいなってだけだから……」

睦月「?」

加賀「さて、さっぱり検討がつきませんね。羽黒も遠慮せずに言ってみてください」

羽黒「……あの、皆がちゃんと帰投したときなんて」

加賀「それはないでしょ。私が報告に行ったときなんてずいぶんと邪険にされますよ」

睦月「あー、邪険にされるってほどでもないけど、だいたい目をあわせてくれないよね」

羽黒「あう……すみません」

加賀「別に謝ることではないでしょ。はぁ……降参よ。弥生、答えを教えて」

弥生「え……あの……」

睦月「もっといぶるのはなしにゃしい」

弥生「……羽黒さんの言うとおり……です……」

加賀「……」

睦月「……」

瑞鶴「……あの、これきっと笑うところだと思うんで――ひぃん!」

加賀「弥生のいうことでもにわかに信じがたいわね」

睦月「にゃしい……」

羽黒「じ、自分でいってこういうのもあれですけど……私もちょっと……」

弥生「え、えぇ……?」

399: 弥生の提督語教室Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/05/15(火) 02:25:37.33 ID:KdnRvRQ50

 数日後

 ――21:00――

 鎮守府 空母寮 一航戦の部屋

加賀「――ということがあったんです」

赤城「……なるほど。だからあんな馬鹿なことをいったんですね」

加賀「え、ええ……」

赤城「はぁ……事情はわかりました。結構です」

加賀「すみません……」

赤城「いえ、結構です。しかし、報告まえに『私たちが無事に帰投して嬉しいですか?』なんて言うものだから私もずいぶんと肝をつぶしました」

加賀「うぐ……」

赤城「はぁ……提督という人をわかってませんねぇ」

加賀「……」

赤城「ふふ……まぁ、加賀さんの愚かしさのおかげで私としてはいいものを見れましたね。ありがとうございます」

加賀「ど、どういたしまして? あ、あのそれで赤城さん」

赤城「なんですか?」

加賀「提督は喜んでいたのでしょうか?」

赤城「……さて、内緒ということにしておきましょうか」

加賀「えぇ……?」

赤城「なんですか、不満ですか?」

加賀「滅相もありません」

 弥生の提督語教室Ⅱ 艦

401: 弥生の提督語教室Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/05/15(火) 02:28:46.37 ID:KdnRvRQ50
『弥生の提督語教室Ⅱ』 艦です。
>>1がいうのもなんですが昨日との落差よ……。次回は漣編でけど、どっちにころぶのかなぁって。

つづいてコンマいきます

提督から漣への感情度 ↓ コンマ以下
漣から提督への感情度 ↓↓コンマ以下

402: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/15(火) 02:29:11.48 ID:5qS2bx070
ちょい

403: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/15(火) 02:30:15.88 ID:VSchNo/oo
一番根っこの部分を信じていられるから弥生は提督に着いていけてるんやな

404: 弥生の提督語教室Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/05/15(火) 02:36:22.13 ID:KdnRvRQ50
お、平和な上に良い感じですね。
わりかし艦娘側のが高いのがちょっとひっかかるけど……提督、わかってる?

提督から漣への感情度:48
漣から提督への感情度:88

つづいて西村艦隊コンマですね。

最上から朝雲への感情度 ↓コンマ以下
朝雲から最上への感情度 ↓×2コンマ以下

満潮から時雨への感情度 ↓×3コンマ以下
時雨から満潮への感情度 ↓×4コンマ以下

405: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/15(火) 02:37:09.71 ID:FFumOLSE0

駆逐艦は大体癒し

406: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/15(火) 02:37:57.76 ID:qz0hD6duO
どうかな

407: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/15(火) 02:38:01.25 ID:kRX79ti+O
睦月といい軽い喋り方でも案外許容する提督

408: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/15(火) 02:39:49.87 ID:FSOii96jO
ロリには好かれるロリコン提督チィース

409: 弥生の提督語教室Ⅱ ◆idiDHwDMwc 2018/05/15(火) 02:46:43.10 ID:KdnRvRQ50
うーん、低かった山雲とも近似値だったし最上は優秀ですね。これは提督や鈴谷とのコンマにも期待がかかる。
時雨はやっと西村艦隊の仲間を見つけましたね。だというのに……ミッチ、さぁ。コンマ神は本当にわかってるとおもいます。

最上から朝雲への感情度:71
朝雲から最上への感情度:76

満潮から時雨への感情度:25
時雨から満潮への感情度:87

418: ◆idiDHwDMwc 2018/05/16(水) 23:36:09.01 ID:6XFieIs/0

 ――21:00――

 駆逐艦寮 第六駆逐隊の部屋

漣「……」コソコソ

漣「あった……」ニヤッ

 パタン

漣「!?」

潮「ただい――あれ? どうしたの?」

漣「あ、いや、なんというか……あれだ、なんでもないよ-?」

潮「?」

漣「あ、あはは……」

潮「??」

曙「あー、もう最悪……なんでお風呂で二水戦なんかとかち合っちゃう――って、あんたたち何やってんのよ?」

漣「ファ!? ぼ、ぼのたん、なんでこんな早く帰ってきたんの!? 駄目じゃん! お風呂はちゃんと10000秒ぐらい数えないと!」

曙「……なによ、私が帰ってきたら都合が悪いの?」

漣「い、いやそんなことはないけど……」

曙「ふーん……それよりそれ返しなさいよ」

漣「え……あ!? あわわ……い、いや、これは……うっっくぅー、なんもいえねぇー!」

419: ◆idiDHwDMwc 2018/05/16(水) 23:45:55.09 ID:6XFieIs/0

曙「……そういうのいいから早く時計返しなさいよ」

漣「あっ、はい」

曙「まったく……傷つけてないわよね?」

漣「うん……」

曙「ちょっと急に神妙にならないでよ、調子狂うわね」

漣「めんちゃい!」

曙「……」

潮「え、えっと……」

漣「……ごめんなさい」

曙「はぁ……別にいいわよ。なに、そんなに見てみたかったの?」

漣「あ、いやぁ、そういうわけじゃ……」

曙「はぁ?」

漣「ナンデモナイデスヨ?」

曙「……ふーん?」

漣「うぅ……ちょ、ちょっと漣はお出かけしてきます!」

潮「え? こんな時間に? もうすぐ消灯だよ?」

漣「いいの、いいの! サラダバー!」

 バタン!

潮「あ、いっちゃった……」

420: ◆idiDHwDMwc 2018/05/17(木) 00:19:29.97 ID:mMLxhIPx0

 ――21:10――

 鎮守府 甘味処・間宮

提督「くっくっく……やはりわかるものにはわかるのだ、この胸にかがやく栄光に」ニヘラ

間宮「あら、今日はずいぶんとご機嫌なんですね?」

提督「……そんなことはない」グビグビ

間宮「それにしてはずっと勲章見てニコニコなさってますけど……」

提督「う、うるさい! それよりも酒だ、酒。それとほっけも頼む」

間宮「ふふ……はーい、すぐに用意しますね。お先にお酒だけ失礼しますね」

提督「ちっ……」グビグビ

 コン、コン

提督「あ?」

漣「え、えっと……おじゃましま~す」

間宮「あら……? 漣ちゃん、どうしたの?」

漣「あ、キタコレ!」

提督「……もういっぱい冷でくれ」

間宮「はい、はい。どうぞ」

提督「うむ」グビ

漣「あ、ちょっと! 無視しないでくださいよ! わき腹つついちゃいますよ!」

提督「ブホッ!? ……ゲホッ!? な、なにをするのだ! この痴れ者め!」

漣「いやぁ、天龍さんからご主人様がここにいるってきいたときはうそかなぁって思ったけど本当にいるなんて漣、びっくりなのです!」

提督「あ、おい、なにを座ろうとしているのだ! くそ、駆逐艦はもうおとなしくもう寝ろ!」

漣「嫌デース」

提督「……その語尾は不快だ、やめろ」

漣「えぇ、いいじゃないですか!」

提督「そうだな、少し前なら良かったかも知れんな」

漣「? それよりも漣にもなにかおごってくださいよ」

提督「貴様、上官にたかりに着たのか……?」

漣「えー、いいじゃないですかー。漣がぼのたんならおごった上で膝に乗せて撫で繰り回すくせにぃ!」

提督「曙にそんなことせんわ!」

漣「お……それなら誰ならするんですか? まさか潮っちとか」

提督「だ、だれにもするわけないだろ」

漣「えー、マジー?」

提督「……帰る」

漣「もー、ご主人様、まじめなんだからぁ。うっふーん」

提督「……」フラフラ

漣「あ、ちょ、ご、ごめんなさいってそんな怒らないでくださいよぉ!」

提督「お前の言動なんぞで怒ってない。ただ私は静かに飲みたいので場所を変えるだけだ」

間宮「え……ホッケ、もうすぐ焼けますよ?」

提督「……」ストン

漣「あ、戻ってきた」

421: ◆idiDHwDMwc 2018/05/17(木) 00:48:08.83 ID:mMLxhIPx0

提督「ちっ……うるさいぞ。おかげで酒精がすっかり抜けてきた、間宮」

間宮「ええ」

提督「……」グビグビ

漣「ねぇねぇ、ご主人様」

提督「はぁ……なんだ」

漣「お酒って美味しいんですか?」

提督「ん……どうでもいいだろ」

漣「えぇ? 美味しいなら漣にもちょっとくださいよ」

提督「はっ!! やるか!」

漣「えー、ケチー」

提督「……なんで私は飲んでるといつも吝嗇家扱いされるのだ」

漣「ほえ?」

提督「なんでもない。それに別に酒なんぞうまいものでもないぞ」

漣「美味しくないのに飲んでるんですか?」

提督「うぐっ……大人の味というやつだ。まずい! もう一杯! というわけだな」

漣「またそうやって適当なこと言う」

提督「……うるさい、うるさい!」ガジガジ

漣「あ、スルメだ! もらーい!」

提督「……もう何もいうまい。間宮、もう一杯よこせ」

間宮「ふふ……どうぞ、ホッケとお酒です」

提督「ああ」

漣「ホッケって美味しいですよね!」

提督「……間宮、とりざらをよこせ」

間宮「はい、はい」

提督「ほれ、これを半分やるから食べたら帰れ」

漣「えー、もう少しお話しましょうよ」

提督「頭が痛くなってきた……。まぁ、それでも天龍のときよりはマシか」ボソッ

漣「なにかいいました?」

提督「なんでもない」グイッ

漣「それ、一気! 一気!」

提督「ぶっふ!?」

漣「うわ……ばっちぃ」

提督「ゲホゲホ……いきなりなにをいいだすのだ、ばか者!」

漣「えー? お酒飲むときはこういう感じですよね?」

提督「隼鷹の影響だな……あの、馬鹿め。いいか? お前ももう少したてばわかると思うが酒というのは静かにゆっくりと飲むものなのだ」

漣「はぁ」

提督「お前たちにはいつもいっているが気のらい返事をするな」

漣「へい!」

提督「へいほー」

漣「!?」

423: ◆idiDHwDMwc 2018/05/17(木) 00:59:25.02 ID:mMLxhIPx0

提督「あ……なし、今のはなし! うぐぐ……いかん、少し回ってきたか」グビ

間宮「そうですねぇ、もういつもの倍近く飲まれてるんですからおやめになったほうがいいかもしれませんね」

提督「うむ……そうする」

漣「……」ポカーン

提督「……なんだ」グイッ

漣「いや、ご主人様もそんなこというんだなぁって」

提督「ちっ……酒が入ればこういうこともある。第一、ちんず府しれー長官は洒落をいってはいけんのかね? Sage ich das Falsche? Do you have complaints? んー? 答えてみたまえ?」グビグビ

漣「あ、いや、そんなことは……」

提督「そうだろ! 憲法にも日本臣民ハ法律ノ範圍内ニ於テ言論著作印行集會及結社ノ自由ヲ有スとあるではないか。だからアカでもない私が何をいっても問題にならんのだ。わはは……参ったか!」

漣「あ、はい」

提督「わかればよろしい! ほれホッケを食え!」グイグイ

漣「あ、いや、じ、自分で食べられますからそんなに押し付けないでくださいぃ!」

提督「そうか? わはは……!」モグモグ

漣「……えぇ? 間宮さん、お酒ってこんなに一気に回るものなんですか?」

間宮「えっと……それはまぁ、人それぞれというか……提督の場合はお疲れもあるかもしれないです……」

漣「はぁ、なるほど」

提督「……うぃー、いかん、いかん。イカンガーってなものだ」

漣「激寒」

提督「あ?」

漣「なんでもないであります!」

提督「そうか、そうか。越谷、千住の先!」

間宮「提督、それ好きですね」

提督「うむ! なんといっても語感がよいのじゃ!」(利根ボイス)

漣「ブー!? ゲホ! ゴホ!」

提督「……汚いな」

425: ◆idiDHwDMwc 2018/05/17(木) 01:09:52.09 ID:mMLxhIPx0

漣「い、今のなんですか」

提督「利根の声真似だ」

漣「いや、それはわかるんですけど……どういう声帯してるんですか?」

提督「……鶏鳴狗盗ということわざは知っているか?」ガタッ

間宮「? あ、ちょっ!? て、提督、お酒返してください!」

提督「よいぞ、よいぞ! わはは……!」(睦月ボイス)

漣「うわぁ……」ドンビキ

提督「で、鶏鳴狗盗だ」グビグビ

漣「……そりゃあちょっとぐらいなら」

提督「それなら話が早いにゃしい」グビグビ

漣「その口調はやめろぉ!!」

提督「ふむ……わかった。でだ、私は考えたのだ、人をうまく使えなければ自分で下らんことでもできるようならんといかんのらとな。そのらめには、だな……ウト、ウト……ぐぅ……」

漣「え……?」

間宮「あら、寝ちゃったわね……」

漣「えぇ……? フリーダムすぎるでしょ……」

間宮「あの、普段はこんなことにならないのよ? 今日はちょっと羽目を外しちゃっただけだから失望しないであげてね?」

漣「いや、それは……はい」

間宮「えっと……私、部屋まで送ってきますね」

漣「え……大丈夫なんですか?」

間宮「ええ。こう見えて私って結構力持ちなのよ」

漣「はぁ……なるほど。あの……一応、漣も一緒に行っていいですか? おぶってたらドア開けたりするのたいへんですよね?」

間宮「……そうね」

漣「?」

427: ◆idiDHwDMwc 2018/05/17(木) 01:28:03.90 ID:mMLxhIPx0

 ――22;30――

 鎮守府 司令部棟 提督私室

間宮「よっこいしょっと。さぁ、提督、お部屋に着きましたよ?」

提督「……ぐぅ。なんで、だれもこの勲章をほめんのにゃ……」

漣「でっかい寝言ですねぇ」

間宮「ふふ……そうね」

漣「えっと……間宮さん」

間宮「なにかしら?」

漣「さっき仰ってましたけどご主人様ってやっぱりすっごい疲れてるんですかね?」

間宮「んー……そうだとおもうわよ? いろいろと最近はおもうところもあったと思うし」

漣「やっぱりそっかぁ……それならわがまま言っちゃだめだよね」

間宮「どうかしたの、漣ちゃん?」

漣「いえ、なんでもないです……」

間宮「……?」

 漣編 艦

429: ◆idiDHwDMwc 2018/05/17(木) 01:34:03.55 ID:mMLxhIPx0
漣編 艦です。
漣相手だし、はっちゃけてもいいかなって死に設定気味になってた声真似入れました。
前スレで提督はずっと酔ってたらいいってレスあったけど>>1も書いてて本当にそうおもいました。漣編はこう、なんというかイチゴみたいにあまずっぱい感じで行きたいですね。ぐへへ……

そして次回以降のための唐突な提督の能力コンマ

提督の芸術スキル ↓コンマ以下

430: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/17(木) 01:34:42.55 ID:ASDraJgto
ズェア

432: ◆idiDHwDMwc 2018/05/17(木) 01:40:49.77 ID:mMLxhIPx0
……本当にこの提督、人付き合い以外は割かし平気でこなすのはなんなん。
ここから収束する(確信)
ちなみにスキルについてはクトゥルフTRPGの目安を参考にしております。なのでまったく売れない画家ぐらいの習熟度になるんだけど、総統かな?

提督の芸術スキル:55

続いて西村艦隊コンマです。


満潮から山雲への感情度 ↓コンマ以下
山雲から満潮への感情度 ↓×2コンマ以下

満潮から朝雲への感情度 ↓×3コンマ以下
朝雲から満潮への感情度 ↓×4コンマ以下

433: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/17(木) 01:42:54.55 ID:EfHsPkOL0
姉妹仲がよく提督にも好意的
この姉妹天使?

434: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/17(木) 01:44:49.59 ID:k8caZJ7/o

435: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/17(木) 01:45:29.83 ID:+7/Iunid0
へーい

436: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/17(木) 01:46:50.53 ID:n1EPlsVDO

437: ◆idiDHwDMwc 2018/05/17(木) 01:53:36.55 ID:mMLxhIPx0
これが収束というやつなんですかね。それとも後輩だから守りたいとかそんな感じかなぁって……ええやん、やっぱり主人公じゃん。

満潮から山雲への感情度:55
山雲から満潮への感情度:59

満潮から朝雲への感情度:83
朝雲から満潮への感情度:53

本日はここまでになります。ありがとうございました。明日は仕事で長野のほういってきますのでお休みになるかもしれません……更新する場合は21:00までに報告入れます。
最後になりましたが6月はまた出張でロシアいくので一週間ほどお休みいただきます。誰か代わってクレメンス……
それではおやすみなさい。

450: 提督ラヂオ ◆idiDHwDMwc 2018/05/21(月) 01:59:13.69 ID:1mwc1kki0

 ――05;30――

 鎮守府 執務室

提督「うっ……まだ少し残ってるか……」

 コン、コン

提督「……入れ」

赤城「おはようござ――あら、今日は随分とお酒のにおいがしますね」

提督「うぐっ!? そ、そんなことはない」

赤城「いや、それはちょっと無理がないですか?」

提督「……うるさい。いいからお前も仕事をはじめろ」

赤城「はい、はい」

提督「……なぁ、赤城」

赤城「? はい、なんですか?」

提督「こいつを見てどう思う」

赤城「?? 勲章ですね、どうかしましたか?」

提督「……もういい。わかるやつだけわかればいいのだ」ブツブツ

赤城「うふふ……本当はわかってるんですよ? でも、私が褒めたら面白くないですもんね」

提督「うぐぐ……あ? なにかいったか?」

赤城「いーえ、なにも?」

提督「であればいつまでも突っ立てないで手を動かすように」

赤城「ふふ……はい、はい、畏まりました」

451: 提督ラヂオ ◆idiDHwDMwc 2018/05/21(月) 02:24:25.06 ID:1mwc1kki0

 ――19:30――

 鎮守府 甘味処・間宮

 ガラッ

提督「……」

間宮「あ! いらっしゃいませ! 今日は随分とお早いんですね」

提督「いや、今日は別件だ。カセットコンロのガスを切らしてしまってな」

間宮「え? それは勿論いいですけど……あの、どうかなさったんですか?」

提督「ふん……お前には関係ないことだ。いいからさっさと寄越せ」

間宮「はぁ、どうぞ」

提督「うむ。それではな」

間宮「……あの、すみません。今日はもうこちらにはいらっしゃらないんですか?」

提督「うむ。今日は少し用があるのでな」

間宮「……」

提督「……不気味な顔をしてなんだ?」

間宮「い、いえ、なんでもないです」

提督「……とにかく私は戻る。すまなかったな」

間宮「はぁい」

提督「?」

 ピシャ

間宮「くふ……さぁて、提督いっらっしゃらないのならさっさとお店閉めないと」

間宮「久しぶりにじっくりと二人でお話できそうだし、楽しみだなぁ……うふ、うふふ……」

452: 提督ラヂオ ◆idiDHwDMwc 2018/05/21(月) 02:53:08.25 ID:1mwc1kki0

 ――20:00――

 鎮守府 司令棟 間宮の部屋 

間宮「ちょっとお店のお掃除したりで時間かかちゃったわね……うふ、提督、カセットコンロでなにつくってるんですか?」

 ポチ ザー、ザー……

提督『……』トントン

間宮「あら、まだ何か切ってるところだったんですね。ちゃんと指切らないように猫の手にしてますか? あ、今度はにゃーって言ってみてくださいよ! 絶対に可愛いですよ!」

提督『ふぅ……さて、これぐらいで具材はいいか。出汁もいい塩梅だな……あとはひき肉もあるしつくねでもつくってみるか』

間宮「コンロ……出汁……つくね……ああ、お鍋ですか。最近、とくに冷えてきましたから寒がりの提督にはおつらいですよねぇ。あ! つくねに生姜いっぱいいれればあたたまりますよ!」

提督『ふむ……ただ作ってもあれだし、生姜でも少し多めに入れてみるか』コネコネ

間宮「やった! あ、私も一緒にお料理しますね! えっと冷蔵庫になにがあったかなぁ?」

提督『……』コネコネ

間宮「うーん、一応、お鍋はできるか。私もがんばろっと」

 ――10分後――

提督『ふむ……こんなものだな。さて、〆はどうするか』

間宮「……あ! 〆はおうどんにしましょうよ!」

提督『ちっ……うどんしかないな。仕方ない』

間宮「あら、提督、おうどん嫌いでしたか?」

提督『はぁ……せっかくの味噌なべなのだからラーメンの方がなぁ。買ってくるか? いや、この時間では流石に面倒だな』

間宮「ああ、味噌なべなんですね。てっきり水炊きとかかと」

提督『……』ガサガサ

間宮「えっと、ここから味噌鍋にするなら信州味噌のほうがいいかなぁ。あとは七味と――」ゴソゴソ

提督『よし、あとは火をいれるだけだな。量も二人分だと考えれば問題あるまい』

間宮「ん? 二人?」

提督『……手持ち無沙汰だな。やつが来るまで手品の練習でもしておくか」

間宮「へぇ……鈴谷ちゃんですか? 龍驤ちゃんですか? 曙ちゃんですか? あ、意外なところで霧島さんとか。他には弥生ちゃんとか蒼龍さんとかかなぁ?」

提督『……』スッスッ

間宮「もう! だんまりはひどいですよぉ!」

提督『……あ』

間宮「え? え? どうかしたんですか?」

提督『いかん。こんな簡単なもので失敗するとは腕が鈍っているな。また折をみてちゃんと練習せねば』

間宮「むむむ……やっぱり手品も日々の練習なんですねぇ。お料理もそうなんですよ?」

提督『……』サッサッ

間宮「がんばってくださいね」

提督『うむ……少し不安だが、一応は成功だな』

間宮「やった!」

462: 提督ラヂオ ◆idiDHwDMwc 2018/05/21(月) 19:54:17.68 ID:1mwc1kki0
コン! コン!

間宮「あ、提督、来客みたいですよ」

提督『来たか……よし、入れ』

?『失礼します』

間宮「え? この声って……」

提督『時間通りだな。まぁ、座れ』

長門『……それで今回はどのようなご要件で』

提督『相手に見下ろされながらでは落ち着いて話も出来ん。違うか?』

長門『……』ガタッ

提督『それでいい。見ての通り私は今から食事なのだが長門も一緒にどうだ』

長門『いや、ご遠慮して――』

提督『は? なんだ、上司の誘いを断るというのか?』

長門『いや、そんなつもりは――』

提督『そうか。なら食え』

長門『う、うむぅ……』

間宮「やっぱり長門さんだ……。え? 提督、写真だと55と51でしたよね? 私の知らないうちになにか――いや、それはありえないですよね?」

提督『ほれ』

長門『あ、ああ、いただきます。……うまいな』

提督『そうか』

長門『うむ……』

提督『……』モグモグ

長門『……』モグモグ

間宮「え? なにこの重い空気は? さっきまで二人で楽しくお料理したりしてたのに……」


464: 提督ラヂオ ◆idiDHwDMwc 2018/05/21(月) 20:29:15.48 ID:1mwc1kki0

提督『……今日、お前を呼び出したのはほかでもない。連合艦隊旗艦の後任についてだ』

長門『……その前に一つ私から提督にいわねばならないことがある。聞いてもらえるだろうか?』

提督『ほう、言ってみろ』

間宮「つくねがまだ生だったとかにして……!」

長門『先日は私の迂闊さで迷惑をかけてしまった。申し訳ない』

提督『は? 金剛ならともかくお前に詫びを入れられるようなことをされた覚えはないぞ』

長門『派閥云々の件だ』

提督『……別に罰は加えたのだから、詫びはいらん』

間宮「やっさしい! ほら長門さん、提督もこういっているんですし、変なシリアスはやめましょうよ!」

長門『いや、そういうわけにもいかない』

提督『そうか……』

長門『ふっ……今思えばなんで私は連合艦隊旗艦などという地位にこだわっていたのだろうな。そんな立場などなくても仲間を守り、敵と戦うことはできたというのにな』

提督『確かにな。しかし、懺悔がしたいのであれば寺なり教会なりに行ってくれ。私は後任についてのお前の意見が聞きたいのだ』

長門『ふっふっふ……やっぱりあなたはあなただな。私とて一応は女だぞ、少しぐらい慰めてくれてもいいと思うのだが』

間宮「いやいや、そんなの提督じゃないから。長門さん、もうすこし現実をみましょうよ」

提督『……そういうものか』

長門『そういうものだ』

提督『……いい具合だな。一旦、火を止めるぞ』

長門『くっくっく……そうだな』

間宮「……えっと私の方のお鍋はもう少しでできますよ?」

465: 提督ラヂオ ◆idiDHwDMwc 2018/05/21(月) 21:09:29.05 ID:1mwc1kki0

提督『お前の話はよくよく分かった。話を本題に移すぞ』

長門『うむ。提督のなかで誰か候補はいるのか?』

提督『……一応は、な。武蔵、翔鶴、加賀、日向あたりにしようかとは思っていた』

長門『赤城や蒼龍、霧島あたりはいいのか?』

提督『駄目だな。執務室にいる連中にそこまで権限を集中させたくない』

間宮「そうですよ! 赤城さんにこれ以上、好き勝手されると私もいろいろとやりにくくなるんですから!」

長門『ふむ……そのなかだと、武蔵か加賀だな』

提督『理由は』

長門『簡単なことだ。武蔵も加賀も力と人望がある』

提督『人望……?』

間宮「提督、じつはああみえて加賀さんって駆逐艦に結構慕われてたりするんですよ?」

提督『……まぁ、いい。他の二人は駄目か?』

長門『うむ……弾劾された私が言うのもなんだが、翔鶴は経験と人望がな……』

提督『しかし、地位が人を作るということもあるのではないか?』

長門『そういうこともあるだろうが……この敵からの反攻が予測されている現状で試すことではあるまい』

提督『……』

長門『次に日向については性格が問題だな。ああいう凝り性な艦娘は戦機を逸するおそれがあるので旗艦に向いているとは思えん』

提督『なるほどな』

長門『しかし、美味いな。鳳翔あたりから貰ってきたのか?』モグモグ

提督『ちっ……断ろうとした割にはよく食うではないか』

長門『うむ! 思っていたことを言ってみたらどうもすっきりしたのでな』

提督『そうか』

間宮「あ、そろそろかな……よっし! 提督、私もお鍋できましたよ!」

提督『よし、お前、酒は飲めたか?』

長門『なんだ、出してくれるのか?』

提督『……感謝しろよ』

間宮「えっと……お酒、お酒っと」

提督『私としては誰が旗艦になったとしてもお前にはその援助を期待している』トクトク

長門『おっとっと……うむ、任せてくれ』

提督『それを聞いて安心した』

間宮「よいしょっと手酌はちょっと寂しいですけど……かんぱーい!」

提督『……』チビチビ

長門『……』チビチビ

間宮「えぇ……? 乾杯ぐらいしましょうよ……」

466: 提督ラヂオ ◆idiDHwDMwc 2018/05/21(月) 22:13:51.03 ID:1mwc1kki0

 ――1時間後――

長門『ふぅ……御馳走さまでした。いや、美味かった』

提督『そうか』

間宮「よかったですね、提督!」

長門『片づけは――』

提督『いらん』

長門『ならば、私はここで失礼しよう。提督、今日はありがとうございました』

提督『……おう』チビチビ

長門『それでは失礼します』

 バタン

提督『はぁ……片づけるか……』

間宮「あ、私も片付けますね」

提督『……』ジャブジャブ

間宮「今日はいきなり長門さんなんかよんでどうしたんですか?」

提督『はぁ……』ジャブジャブ

間宮「どうしたんですか?」

提督『あんな風に罷免してしまったが、それほど苦にしてないようでよかった』

間宮「ははぁ、なるほど。やっぱりそういうことでお呼びになったんですね」

提督『……』ジャブジャブ

間宮「……あ、こうして二人で片付けしてると新婚さんみたいですね。なんちゃって、うふ……」ジャブジャブ

提督『ふぅ……やはり鍋は片付けが楽でいいな』

間宮「ああ、それはありますよね」

提督『よし……終わりだな。しかし、どうも最近は独り言が増えてきたな』

間宮「独り言じゃないですよ? 私がいるじゃないですか」

提督『いい年だしな、結婚ぐらいは考えた方がいいのかもしれんな』

間宮「うーん……でも、提督と釣り合うぐらい素敵な人捜すとなると大変ですよ?」

提督『はぁ……駄目だ、駄目だ。この戦いが終わるまではそんな浮ついたことを考えるものではないな』

間宮「そうですかねぇ。素敵な人なら私は応援しますよ?」

提督『さぁ、少しだけ練習して寝るか』

間宮「ええ、ええ、私はいつでもあなたのことを応援してますよ。頑張ってくださいね」

提督『……』スッスッ

間宮「ふふ……」

 提督ラヂオⅠ 艦

473: ◆idiDHwDMwc 2018/05/21(月) 22:38:05.75 ID:1mwc1kki0
提督ラヂオⅠ 艦です。
昨日はあれだけ寝たのに寝落ちとかなさけねぇことこの上ないことをしてしまいました。申し訳ありません。
毎回、いってますけど単話は難しいですね……

次回は美雪様ですね。
おまけも含めてコンマとります。

提督から深雪への感情度コンマ ↓コンマ以下
深雪から提督への感情度コンマ ↓↓コンマ以下

電から深雪への感情度コンマ ↓×3コンマ以下
深雪から電への感情度コンマ ↓×4コンマ以下

474: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/21(月) 22:38:19.74 ID:suY1WOLeo
そぉい!

475: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/21(月) 22:38:41.21 ID:ZJG/wpTYo

476: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/21(月) 22:39:55.29 ID:zp0KdGin0
ぽい

477: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/21(月) 22:39:57.90 ID:DyoBO3ilo
ヴェッイ!!

481: ◆idiDHwDMwc 2018/05/21(月) 22:43:24.54 ID:1mwc1kki0
提督はまぁ、こんなもんだよなって納得の数値なんですが……電はここで取り返せるのか。
深雪から電への感情度が90以上です! 好感度コンマに移行します。

電から深雪への好感度コンマ ↓コンマ以下
深雪から電への好感度コンマ ↓↓コンマ以下

482: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/21(月) 22:43:32.23 ID:3MpSbZkh0

483: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/21(月) 22:43:35.55 ID:1BwTLn7DO

487: ◆idiDHwDMwc 2018/05/21(月) 22:49:34.98 ID:1mwc1kki0
ファー!!WWW
色々と妄想が広がる結果に草が抑えきれない。

提督から深雪への感情度:74
深雪から提督への感情度:21

電から深雪への感情度:29 電から深雪への好感度:23
深雪から電への感情度:90 深雪から電への好感度:55


最後にいつもの西村艦隊コンマです。

時雨から山雲への感情度 ↓コンマ以下
山雲から時雨への感情度 ↓↓コンマ以下

時雨から朝雲への感情度 ↓↓↓コンマ以下
朝雲から時雨への感情度 ↓↓↓↓コンマ以下

488: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/21(月) 22:49:48.56 ID:mo4dlx5Eo

489: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/21(月) 22:51:23.67 ID:3MpSbZkh0

490: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/21(月) 22:51:31.38 ID:1BwTLn7DO

491: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/21(月) 22:51:41.81 ID:ZJG/wpTYo

493: ◆idiDHwDMwc 2018/05/21(月) 23:03:19.75 ID:1mwc1kki0
時雨ガチでクールやん。なおミッチ
次回で西村艦隊コンマも最後になるので、感情度コンマをとらせていただいた飛鷹までやってから中編に突入します。

時雨から山雲への感情度:56
山雲から時雨への感情度:67

時雨から朝雲への感情度:38
朝雲から時雨への感情度:81

最後にご報告です。
気の早いお話ではありますが本スレ埋めネタは前スレ最後で頂いた『金剛を後回し』『提督が当たりを引き続ける』『曙と結婚』の条件でやります。
ご協力ありがとうございました!

それではこれで海苔とか集めてきます……おやすみなさい……

504: 深雪編 ◆idiDHwDMwc 2018/05/23(水) 23:15:52.09 ID:8/zvbtcD0
 ――18:00――

 鎮守府 駆逐艦寮 談話室

提督「――というわけだ。霧島から聞いていると思うが今回の撮影に関してはお前に任せる。励めよ」

曙「はぁ……なんで私がこんなことしなきゃなんないのよ……」

提督「任務の一環だ。ぐだぐだいうんじゃない、馬鹿者め」

曙「わかってるわよ、このクソ提督!」

提督「ふん……それよりお前、カメラの使い方はわかるのか?」

曙「馬鹿にしてんの? 逆に聞くけど普通のカメラとなんか違うところあるの?」

提督「ないな」

曙「うん、それなら大丈夫ね。それにしてもこういう大きなカメラってかっこいいわね、えへへ……」ペタペタ

提督「……壊すなよ?」

曙「こ、壊さないわよ!」

提督「……」

曙「……なによ、まだ文句あるの?」

提督「いや、文句ではないが時計もそうだがお前の趣味は男のそれだな」

曙「な、な、な……なんてこというのよ!」

提督「うるさいぞ。私は別に思ったことを述べたまでだ、逆上するほどのことでもないだろ」

曙「うぐぐ……」

提督「さ、それよりも感情度作戦を発動する。いくぞ、曙」

曙「……」

提督「返事はどうした、返事は?」

曙「うっさい!」

505: 深雪編 ◆idiDHwDMwc 2018/05/23(水) 23:28:06.99 ID:8/zvbtcD0

 ――18:10――

 鎮守府 中庭

提督「うむ、それでは作戦の概要を再度説明する」

曙「……」

提督「何をむくれているのだ」

曙「むくれてなんかないわよ!」

提督「はぁ……いいか、お前は向こうに隠れてここを通る艦娘と私を写真に収めろ」

曙「え……来た子には写真撮るって教えないの?」

提督「伊勢に逃げられたからな。この際、やむを得まい」

曙「反対! 艦娘っていっても女の娘なのよ!?」

提督「お前にそういった権利はない。今回はいわれたことを淡々とこなせ」

曙「……帰る」

提督「!?」

曙「当たり前でしょ? そんな隠し撮りなんて真似は青葉にでもしてもらいなさいよ」

提督「うぐぐ……」

?「ちょっとちょっと道の真ん中でなにやってんのさ。邪魔、邪魔!」

提督「あ?」

深雪「な、なんだよ?」

提督「……おい、曙」

曙「?」

提督「深雪はどうだとおもう?」

曙「え? いきなりなによ?」

提督「感情度のことだ。問題ないとおもうか?」

曙「ああ、なるほど。うーん……えっと、うん、わかんない」

提督「はぁ? おまえなぁ……同じ駆逐艦だろ?」

曙「だ、だって、三水戦と一航戦つきの七駆じゃ繋がりなんてほとんどないんだもん!」

深雪「あのさぁ、さっきからいってるけど道の真ん中で――」

提督「ええい! 考えるだけ面倒だ、やれ 曙!」

曙「う、うん!」

深雪「は、はぁ!? うぇ、何!?」

電「ボドー、帰ったらご飯なのです。だからいっぱいお散歩してお腹を――」

 カシャッ!

508: 深雪編 ◆idiDHwDMwc 2018/05/23(水) 23:34:50.95 ID:8/zvbtcD0

電「 はわわわ!? び、びっくりしたのです……」

曙「あ……」

提督「ん? どうした」

曙「そ、それが後ろの電までうつちゃったみたい」

提督「ふむ、問題ない。電!」

電「え、えっと、はい」

提督「ボドーを連れてこっちにこい」

電「は、はいなのです……」トテトテ

深雪「お! わんこじゃん! 電、だっこさせて!」

電「ひぅ!?」サッ

提督「おい、何故私の後ろに隠れる」

電「あうあう……」

提督「……深雪、お前何をしたんだ?」

深雪「な、なんにもしてないし! 人のことそうやって疑うのやめてくんない!」

提督「……曙、写真を寄越せ」

曙「え?」

提督「いいから」

曙「んー、わかったわよ」

提督「どれ……おい、深雪」

深雪「だからさっきからなんなんだよ? それにいきなり写真撮ったりさぁ、わけわかんないし!」

提督「お前、青葉の新聞は読んでないのか?」

美雪「ふふーん、この深雪様が新聞なんてまどろっこしいもんよむわけないじゃん!」

提督「そうか、そうか。いちいち説明するのは面倒だな……おい、電はどうなのだ?」

電「あ、えっと……一応は……」

提督「ならばこの写真の意味も分かるということだな」

電「はいなのです……」

深雪「はぁー、さすがは電だなぁ」

電「あう……」

提督「深雪、もうこのさい私への数字は不問にしてやる」

深雪「?」

提督「しかし、電になにをしたのかは話してもらうぞ。普通に嫌われているレベルではないか」

電「!?」ビクッ

509: 深雪編 ◆idiDHwDMwc 2018/05/23(水) 23:42:38.06 ID:8/zvbtcD0

深雪「!? ちょ、ちょっとたんま! たんま!」

提督「なんだ?」

深雪「え、なに電にきらわてんの? この深雪様が?」

電「そ、そんなことはない……のです……」

深雪「ほら! 電もこういってんじゃん! たぶらかすのは川内さんたちだけにしてよ!」

提督「たぶらかす? 私が川内を? 冗談は砲撃のさいの台詞だけにしろ」

深雪「! 冗談じゃないし! 美雪スペシャルは必殺技だし!」

提督「……そうか」シラー

深雪「うわ、すっごい腹立つ!」

提督「ほら見ろ、ボドーも呆れてるぞ。電、かしてみろ」

電「え? 」

提督「なんだ、文句があるのか?」

電「うぅ……どうぞ……」

提督「くっくっく……ほら、見ろ。深雪、このつぶらで慈愛に満ちた瞳の中にある哀れみを」

深雪「そ、そんなことないもん!」

曙「……あの」

提督「ん? なんだ?」

曙「さっきから気になってたんだけど、ボドーってなんなのよ?」

提督「ボドーはボドーだ。エノケンのワンワン大将をしらんのか?」

曙「知らないわよ……」

提督「ふっ……そうか」

曙「そうかじゃないわよ! なにが『ふっ……』よ!」

提督「うるさいやつだな。ボドーがおびえてしまうではないか。くふ、くふふ……」モフモフ

曙「うわぁ……」

提督「ゴホン……なら電、この数字の意味はなんなのだ?」

電「あうう……」

提督「さっさといわんか。まどっろこしい」

曙「ちょっと嫌がってるじゃない。誰にだって話したくないことはあんのよ?」

提督「しかし、上官としては艦娘の仲不仲ぐらいは把握しておきたいのだ」

深雪「そうだぜ! 司令官、あんたやっぱり人としておかしい――」

電「あ、あの!」

深雪「――な、なんだよ?」

510: 深雪編 ◆idiDHwDMwc 2018/05/23(水) 23:58:52.40 ID:8/zvbtcD0

電「実は……深雪ちゃんをみるとどうしても……罪悪感というか……ごめんなさいなのです……」

深雪「はぁ? どういうことよ?」

提督「……なるほどな」モフモフ

曙「……クソ提督は電のいいたいことが分かったらしいわよ」

深雪「えぇ? 絶対、分かってないぜ?」

提督「……いいか? 艦艇だったときのお前の沈んだ理由はなんだ?」

深雪「そ、そりゃあ、電との衝突だけど……」

提督「そういうことだ」モフモフ

深雪「??」

曙「ちょっと言葉足り無すぎない?」

提督「ぐふ……そうか?」モフモフ

曙「……気持ちわる――じゃなかった。ちゃんと説明しなさいよ」

提督「はぁ……なぜお前達はボドーよりも頭が回らんのだ。人型をしているというのにネコやオスカー以下だぞ」モフモフ

深雪「なに? 司令官は深雪スペシャルくらいたくて挑発してんの?」

提督「……仕方ない。電はいまだにお前を見ると罪悪感に苛まれてしょうがないので顔も見たくもないそうだ」

電「そ、そこまでいってないのです!」

提督「そうか? ふふ……」ナデナデ

電「……もう電が自分でいうのです」

提督「当たり前だろ。なんで私がお前の気持ちを通訳してやらねばならんのだ」

弥生「……そうだ……自分の気持ちは……ちゃんと相手に伝えてやれ……」

睦月「はぁー、なるほど。分かりにくくてこれはひどいにゃしい」

提督「!? どこから沸いた!?」

弥生「さっき……食堂から……です……」

提督「うぐぐ……そんなことはいってない!」

睦月「えー?」

 ギャー、ギャー

511: 深雪編 ◆idiDHwDMwc 2018/05/24(木) 00:03:01.65 ID:zzJEXEh00

電「……あ、あの、深雪ちゃん」

深雪「う、うん」

電「避けるようなことしてごめんなさいなのです。どうしても深雪ちゃんをみるとひどいことしちゃったって思って……」

深雪「……」

電「だから、その、あうあう……」

深雪「はぁ……」

電「!?」ビクッ

深雪「あのさ、この深雪様がそんな過去のこと気にしてると思う?」

電「で、でも!」

深雪「でももへちまもないよ。深雪様はそんなこと気にしてない」

電「……」

深雪「そんなことより一緒に戦う仲間じゃん! だからさ、うーん……なんていうのかなぁ、とにかく仲良くやっていこうぜ!」

電「は、はいなのです!」

提督「しかし、どうなのだろうな。電みたいなタイプは深雪の事が素で苦手そうだ――」フガフガ

曙「余計なこというじゃないわよ!?」

深雪「じゃあさ、仲直りの印に一緒にご飯食べにいこうぜ! 吹雪姉たちも紹介してあげるから!」

電「え? あ、いや……電は龍田さんがお部屋でお料理してくれるので……」

深雪「そっかー。残念! 今度は一緒にたべようぜ!」

電「は、はい……」

提督「ふっ……」

曙「むかつくわね! なによ、その勝ち誇った顔!」ゲシゲシ

弥生「……」ゲシゲシ

提督「馬鹿! お前たち、上官を蹴るやつがいるか!?」

 深雪編 艦

512: 深雪編 ◆idiDHwDMwc 2018/05/24(木) 00:08:04.93 ID:zzJEXEh00
深雪編 艦です。久々に原点回帰。
深雪様ってあたしって一人称だと思ってたけど、自分のこと『深雪様』としかいってないのね……割かし驚きました。

つづいて飛鷹のコンマいきます。

提督から飛鷹への感情度 ↓コンマ以下
飛鷹から提督への感情度 ↓↓コンマ以下

513: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 00:10:22.05 ID:2BGklbLe0
i

514: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 00:10:25.86 ID:1PtBzxkLO

515: 深雪編 ◆idiDHwDMwc 2018/05/24(木) 00:12:29.19 ID:zzJEXEh00
これは……なんというか……急降下爆撃もある……
提督から飛鷹への感情度が10以下です! 高感度コンマにうつります!

提督から飛鷹への好感度 ↓コンマ以下
飛鷹から提督への好感度 ↓↓コンマ以下

516: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 00:12:55.89 ID:F0O8p9L2o

517: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 00:13:58.12 ID:2BGklbLe0
k

521: ◆idiDHwDMwc 2018/05/24(木) 00:21:36.22 ID:zzJEXEh00
ファー! 案の定の急降下爆撃やん!
なんという反転……

提督から飛鷹への感情度:05 提督から飛鷹への好感度:89
飛鷹から提督への感情度:86 飛鷹から提督への好感度:12


最後に西村艦隊コンマと4部以降のためのおまけです。

山雲から朝雲への感情度コンマ ↓コンマ以下
朝雲から山雲への感情度コンマ ↓↓コンマ以下

提督の音楽スキル ↓↓↓コンマ以下

522: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 00:22:49.62 ID:071yROBKo
うおわ

523: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 00:23:01.92 ID:IMWHZoc8o

524: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 00:23:02.63 ID:I9P0Q9HDO

526: ◆idiDHwDMwc 2018/05/24(木) 00:25:37.70 ID:zzJEXEh00
提督は相変わらず隙がないですね……ジャイアンにもなれないのか……
朝雲から山雲への感情度が90overです! 好感度判定に移ります。

山雲から朝雲への好感度 ↓コンマ以下
朝雲から山雲への好感度 ↓↓コンマ以下

527: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 00:26:02.72 ID:bKJoHacH0
へい

528: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 00:26:06.17 ID:GJnLQcG/o
これ爆弾?って一瞬思ったがこんなんでも通常判定なんだな……

530: ◆idiDHwDMwc 2018/05/24(木) 00:33:22.15 ID:zzJEXEh00
この流れよ……今日は反転がトレンドですね。
>>1の裁量によらない仲良し姉妹の誕生までの道のりは険しい……

山雲から朝雲への感情度:62 山雲から朝雲への好感度:72
朝雲から山雲への感情度:92 朝雲から山雲への好感度:17

提督のスキル
武道:67 料理:77 芸術:55 音楽:63

料理が一番得意なのか(困惑)

次回 【艦これ】提督「私と艦娘が険悪な関係だと?」 四隻目【安価・コンマ】 後編