2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 15:21:51 7f9s0TQQ
【アガサ邸】

コナン『よぅ灰原』

灰原『・・・』

コナン『ん?どうした?そんな顔して』

灰原『・・・』

コナン『?博士はいなねぇのか?スケボー見てもらいたいんだけど』

灰原『・・・工藤・・・くん』 


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3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 15:28:06 7f9s0TQQ
コナン『!』

コナン『何があった?まさか、博士が・・・』

灰原『いいえ、何でもないわ』

灰原『ごめんなさい、博士は今外出してるの。帰るまで待つ?』

コナン『あぁ、そうさせてもらう』

コナン(灰原の奴、泣いてたのか?) 


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 15:35:06 7f9s0TQQ
灰原『今、お茶お持ってくるから』

コナン『悪りぃな、手伝おうか?』

灰原『いいえ。あなたは座ってて』

コナン『お、おぅ。頼んだ』

灰原『・・・』

コナン『・・・』 


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 15:51:25 7f9s0TQQ
灰原『はい、どうぞ』

コナン『ん、悪りぃな』

灰原『・・・』

コナン『・・・っ、は、博士はどうした?いないのか?』

灰原『博士なら、今日は戻らないわ』

コナン『そ、そうか。なんか用事あんのか』

灰原『研究発表の打ち合わせみたいね』

コナン『そうか。んで、お前ぇはなんで泣いてたんだ?』

灰原『!』

灰原『貴方からそんな事、言われるなんてね。涙は拭いたはずだったんだけど』

コナン『バーロー、誰が見たってわかるよ、何があった?』

灰原『あら、心配してくれるの?』

コナン『バーロー。そんなんじゃねーよ』

灰原『やっぱり、優しいのね。工藤くんは』 


6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 16:00:13 7f9s0TQQ
灰原『怖いのよ・・・』

コナン『怖い?何が?』

灰原『夢をみたの。お姉ちゃんが殺される夢、博士や吉田さん、円谷くん、小嶋くん、みんな死んだわ。貴方もよ?工藤くん。』

コナン『・・・なんだよ、夢の話か、気持ちは分かるけどよ』

灰原『あら、貴方に私の気持ちが分かるなんて意外ね』

コナン『はぐらかすなよ。俺だって、蘭やおっちゃんが危険な目にあったらって、考える時もあるさ』 


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 16:13:58 7f9s0TQQ
灰原『そうね。なんでもない事ね』

コナン『なんでも無くはねぇけど、考え過ぎなんだよ。たかが夢じゃねぇか』

灰原『貴方は強いのね。見た目は小学生なのに、やっぱり高校生なのね』

コナン『お前ぇだって、中身は18じゃねぇか』

灰原『この身体で生活してると、忘れてしまいそうになるのよ。でも、ある日ふと気づくの。鏡に映る自分が自分じゃない。見たままを映す鏡でさえ、本当の私を映してくれない』 


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 16:17:33 2O7OC6Hg
寒いフォイ 


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 16:33:44 7f9s0TQQ
コナン『・・・』

灰原『ごめんなさいね。貴方だって同じ、おまけにあの薬を作ったのは、他でもない私。私にこんな事言う資格なんて、初めからないのよね』

コナン『灰原・・・』

灰原『なに?』

コナン『悪りぃな。俺も忘れてたんだよ。今の生活に馴染み過ぎた。俺が工藤新一であるように、灰原哀は宮野志保で、この生活は仮初めだ』

灰原『・・・』

コナン『お前ぇが望んで薬を作ってねぇ事もわかってる。わかってるんだ。』

灰原『慰めてくれなくてもいいわよ、私もわかってるから』

灰原『これは、薬を作った私への罰なのかもしれないわね。』 


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 16:54:48 7f9s0TQQ
コナン『まぁ、何度も言うけど気にすんな。過去はしょうがねぇよ。今は組織を潰して、元の姿に戻る事だけ考えようぜ。』

灰原『嬉しい事言うのね。でもダメよ。』

コナン『?何がダメなんだよ』

灰原(貴方に優しくされればされる程、蘭さんに嫉妬してしまうもの)

コナン『おーい。灰原ぁー』

灰原『ごめんなさい、この話は聞かなかった事にして。こんなの、何時もの私じゃないわ』

灰原『お茶入れ直してくるわね』 


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 17:16:36 KOUVgIeY
コナン『・・・』

灰原『!・・・どうしたの?工藤くん。後ろから抱きつくなんて、あなた、何をしてるか分かってるの?』

コナン『・・・もっと、弱み見せても良いんだ。もっと頼ってくれよ、灰原』

灰原『平成のホームズが聞いて呆れるわね』

コナン『なんだよ、その言い方。人がせっかく、』

灰原『離して』

灰原(ホント、女の子の気持ちはわからない人なのね)

灰原『もう・・・大丈夫だから』 


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 17:36:52 KOUVgIeY
コナン『あぁ、悪かったよ』

コナン(可愛くねぇやっ、、!

灰原『・・・』

コナン(・・・行っちまった、って、今何された?灰原の唇が、え?キス、、されたのか)

灰原(何、してるのかしら、 


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 17:43:55 KOUVgIeY
灰原(馬鹿ね、こんな事しても工藤くんを困らせるだけなのに)

灰原(鏡の中の私、顔を赤くして、涙を流して、)

灰原『これも、偽りなのかしらね』

コナン『バーロー、偽りなんかじゃねぇよ』

灰原『工藤くん!?』 


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 18:44:14 KOUVgIeY
コナン『ははっ、やっぱ、お前ぇも年頃の女の子なんだな。なんか安心した』

灰原『馬鹿にしにきたの?』

コナン『そんなんじゃねーよ、ただ嬉しかったんだ』

灰原『えっ?』

コナン『お前ぇがさ、感情向きだしにするの、あの時以来じゃねぇか?』

灰原『あの時?』

コナン『なんだ忘れちまったのか?姉さんを救えなかったって俺を責めたろ?』

灰原『・・・』

コナン『あの日以来、感情を出す事なんてなかったからな。安心しちまったんだよ』 


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 18:52:11 KOUVgIeY
灰原『工藤くん・・・』

コナン『もっと見せてくれよ。灰原哀じゃなくて、宮野志保をさ』

志保『私は・・・』

灰原『いいえ、ありがとう、次からそうさせてもらうわ』

コナン『じゃあ、俺帰るよ。博士も戻らないみたいだしな』 


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/16(火) 19:05:44 KOUVgIeY
志保(あっ・・・)

灰原『ええ、わかったわ。気をつけて帰りなさいね』

コナン『はは、なんだよそれ。じゃ、また学校でな』

灰原『ええ、学校で』

志保(いっちゃったか・・・馬鹿、少しは気づいてくれたのかしらね、工藤くん)

新一(悪りぃな灰原、いや、宮野志保)

コナン『さて、今日の晩飯はなんだろうなっと』


~おしまい~