1: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:21:46 ID:N1D
闇の主催者「アイドルたちよ。君たちをこの島に閉じ込めたのにはほかでもない。殺し合いをしてもらうことだ」

闇の主催者「手元には武器がある。それで大切な仲間を殺していけ。最後の1人だけをこの島から出してやる」

闇の主催者「なお殺し合いが生じていない場合、1時間ごとに君たちにセットしている首輪がランダムで爆破される。抵抗などは無駄だ」

闇の主催者「もちろん島から逃げるのも無駄だぞ。島の外にはドローン狙撃を行うドローンが大量に設置されており、何よりこちらには…」

闇の主催者「人質としてプロデューサーを捕らえてある。下手に動くとどうなるか…わかってるな?」

P「…」

引用元: 殺し合え、アイドル達【モバマスSS】 



2: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:22:05 ID:N1D
闇の主催者「じゃあ、せいぜい生き残れるように頑張りたまえ」

闇の主催者「ゲームスタートだ、はははは…」

3: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:22:20 ID:N1D
P「…なぜ、このようなことを」

闇の主催者「決まっている。俺は奴らのような若いガキどもが華やかに輝くことが許せんのだ」

P「それだけ…ですか」

闇の主催者「悪いか?何が悪い?言ってみろ」

P「…」

闇の主催者「まぁいい。とにかく俺はあの笑顔を苦痛と悲愴で染め上げれれば満足だ。これは俺からの裁きだよ、はははははは…」

P「ところで、その監視モニターの隣にある表は?」

闇の主催者「これか?見てわかるだろ。この島にいる哀れな運命を待ち受ける者たちだ。ははは、こいつらが今から互いを醜く殺し合うんだ。ほら、お前もじっくりリストを見るがいい」スッ

P「………えぇ?」ペラペラ

P「…あのー、お言葉ですが、この人選はどういった基準で…」

闇の主催者「はぁ?なんか文句あんのか?んなもんねぇよ。適当だよ適当」

P「…」

闇の主催者「さてではモニターでこのガキどもの様子でも見てみるか」

闇の主催者「恐怖で動けんか?それとも狂気に包まれて殺人鬼に墜ちてしまうか?くくく、想像しただけで笑いがが…」ピッ

4: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:22:54 ID:N1D







ヘレン「ヘーイ!貴方、噂通りの強さね!状況が状況、お互い死力を尽くして戦いましょう!」ズドドドドドドド

真奈美「ふっ!これでも中国で拳法はマスターしているのでね!世界の実力とやらを見せてもらおうか!」ズドドドドドドド


闇の主催者「ふぁっ!?」

5: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:23:18 ID:N1D
ヘレン「人間は死に直面した時にこそ全力を出せる…今の私は世界を超えた世界!まさしくヘレン!」

真奈美「お手合わせを快諾してくれたことを感謝しよう、こんなチャンスめったにないものでね!」

ヘレン「ふふふ、貴方と全力で殺り合える日が来るなんて!冥土の土産に悔いのない戦いをしましょう!」

真奈美「ああ!言われなくても!最も先に冥土に土産を渡す権利は譲るが!」

ヘレン「ふっ!はっ!とおっ!」

真奈美「くっ…パワーで負けている!なら!」バッ

ヘレン「空を飛んだ!?テクで押す気!やるわね!」

真奈美「これなら単独でも立体的な攻撃を仕掛けられる!どう出る、ヘレン!」キィィィィン


闇の主催者「…」

闇の主催者「はっ!?お…おい!?なんでこの2人はなんの躊躇いもなく殴り合ってんだ!?」

闇の主催者「てか武器としてこいつらにはロケランを支給したはずだぞ!?なのになんで素手なんだ!?説明しろお前!」

P「彼女たちは自らを高めることに努力を厭わないアイドル…この極限状態すら利用して己の武術を極めようとする向上心、当然の結果です」

闇の主催者「ふざけんな!」

6: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:23:36 ID:N1D
闇の主催者「ちっ、まぁ芸能界の奴らだ、1人や2人あんなキチガイがいてもおかしくはない」

闇の主催者「そうだ、あの大西由里子という奴を見てみよう。奴は別に好戦的な人間でもないし、むしろどちらかといえば消極的なタイプの人間だ」

闇の主催者「ならばこの状況に絶望していることは間違いないだろう!ははは、恐怖に顔を歪ませていることは間違いないはずだ!」

闇の主催者「どれどれ奴はどうなっている…?」ピッ

7: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:23:51 ID:N1D
由里子「…」(蹲っている)

闇の主催者「ははは!恐怖で足がすくんで動けんか!!」

由里子「…もう、ダメだじぇ…」

闇の主催者「そうだ絶望を漏らせ!そして情けなく死ね!!」

由里子「ここはどう考えても孤島…孤立無援…五里霧中…彼岸島…」

由里子「…ひーふーみー…うん、どう計算してもこっからシンステ会場に向かうのは間に合いそうにないじぇ…」グスン

闇の主催者「なんか余裕そうだなこいつ!?」

8: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:24:03 ID:N1D
闇の主催者「おい!こいつもどうなってんだ!?」

P「彼女はオタ活に命燃やして恋する乙女…殺し合いなんかより同人誌イベントの方が大事ですからおそらく冒頭の貴方の話を聞いていない…当然の結果です」

闇の主催者「ここにいるアイドルは馬鹿ばかりなのか!?」

9: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:24:24 ID:N1D
闇の主催者「ならば…見せしめで誰か1人を殺してやろう!」

幸子「殺し合い!?どういうことですか!?」オロオロ

闇の主催者「いいところにいい感じの贄が来たな!死ね!行けマシンガン搭載ドローン!」

幸子「え!?っ!?あああああああああっ!?がっ…はっ…」ダダダダダダ

闇の主催者「この様子を映像ドローンで島にいるやつらに見せつけてやる。今度こそ絶望の底へ落ちるがいい!」

10: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:24:38 ID:N1D
幸子「ああ…ボク…撃たれたんですか…」

幸子「殺し合いだし、この手のはボクが真っ先にターゲットになるの、なぜなんですかねぇ…」キズグチイジイジ

幸子「ボクの扱い、最近よくなって来たと思ったんだけどなぁ…悲しいですよボクは」ジュウダンポイポイ

幸子「全く…誰ですかこの企画考えた人は…」止血中

幸子「流石のボクでも死ぬかと思いましたよ」完治

闇の主催者「普通は死ぬんやけど!?」

11: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:24:59 ID:N1D
闇の主催者「おい!?あいつ俺の理解越えてくる!なんで!?」

P「彼女は腹パンだのなんだのと色々いじめられた結果、鍛えられすぎて人間の域を超えました。当然の結果です」

闇の主催者「ああああああああああ!!!」

12: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:25:18 ID:N1D
闇の主催者「いや、そろそろ1時間経つな!首輪爆破の時間だ!」

闇の主催者「そろそろ誰か1人アイドル殺す!誰でもいいから死ね!」

闇の主催者「このルーレットで決めてやる!ははは、この逃れられぬ毒牙にかかる哀れなガキは…」

闇の主催者「こいつだぁ!!!」ピッ

茄子「?」不発

P「当然の結果です」

闇の主催者「あーなんかもう何やってもダメな気がしてきたわ」

13: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:25:51 ID:N1D
闇の主催者「てかあのピンク服の女、なんかこっち見てたような…」

茄子「だってあなたの居場所、バレてますから♪」デーン!

闇の主催者「ひょえ!?!?!?!?!?」

P「茄子さん!?」

茄子「ええ、晶葉さんに協力してもらいました♪」

晶葉「ワハハハハハ黒幕見つけロボだ!支給された私と茄子の武器を改造して造った!!」

闇の主催者「うそやんなんなんその都合よすぎる機械!?マジでお前んとこのアイドルやべーのしかおらへんの!?」

P「…私にとってはこれが当然の日常です」

闇の主催者「お前感覚麻痺しすぎじゃ…ってなんか空からなんか飛んできてる!?」

ヘレン「ヘーイ!戦いは一時休戦ね!この男を取り押さえるわよ!協力しなさい真奈美!」バッ

真奈美「ああ!私は左から行く!ヘレンは右を頼む!」ダッ

闇の主催者「ちょ…あばばばばばばばば!」ガシー

14: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:26:08 ID:N1D
闇の主催者「なぜだ…なぜこんなにも上手くいかない?首輪も爆破しないなんておかしいし…」

茄子「ふふ、実は首輪に関してはトリックがあるんですよ♪まぁあれを見てください」

闇の主催者「…?…はっ!?」

P「」←ガシャ300連SSR0枚

P「私が爆『死』したため、首輪が不発…当然の結果です」

茄子「そういうことです♪今回は私ではなくPさんの運に助けられましたね」

P「いえ、私が都合よく爆死できたのも茄子さんの加護の賜物、当然の結果です」

闇の主催者「待ってもうなんかこの世界の判定いろいろとおかしい」

15: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:26:34 ID:N1D
晶葉「私も本気を出そうか。できたぞ助手!『首輪外し装置』だ!くれぐれも悪用するんだぞ!」

真奈美「合点招致」ガチャリ

ヘレン「さぁ闇の主催者!大人しくしなさい!」ガチャリ

闇の主催者「えっ嘘それ俺の鍵でしか外れないはずなのになんでみんなの首輪外れて…やめて!それ俺に着けんな!1時間後に爆発が…!」

茄子「さぁここでサプライズゲストの登場です!どうぞ~!」

闇の主催者「なんだこんな時に!?」

瑞樹「こんにちは~!なんか知らないけど呼ばれたから来たわよ~♪」

闇の主催者「えっなんかこいつ来た途端に時間が早く進んでるような…ああああああああ!!!!!!!」ドゴーン!!!

16: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:26:52 ID:N1D
幸子「やりましたね!ボクたちの勝利です!」

晶葉「ワハハハハハ!正義は勝つ!!」

P「アイドルを信じたお陰ですね、当然の結果です」

瑞樹「あなたそれしか言えないの?」

由里子「とりあえず悪役っぽい人は倒したじぇ…それはいいけどところでこれどうやって島から出れば?」

幸子「そういえば島の周りにはなんか色々とあるんでしたっけ?全く面倒なモノを仕掛けましたねぇ」

ヘレン「でも安心なさい!その心配はないわ!」

真奈美「ああ、彼女たちを信じればいいだけだからな」

茄子「ですね!あの子たちを信じて待ちましょう!」

由里子「?」

17: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:27:09 ID:N1D
芳乃「探し人はこちらでしてーーー!!!」ピコーンピコーン

巴「おどりゃああああああ!!!どけゴラァぁあぁああぁぁぁ!!!」ズダダダダダダ

黒服「我々武装村上組の戦闘能力を舐めないでいただきたいものだ!この程度の無人攻撃機で侵入を阻止できると思わないでほしい!」ズダダダダダダダ

琴歌「私たちの爆撃機で援護しますよー!」ドゴンドゴン

茄子「ね?」

ヘレン「フ、武術だけじゃなくて兵器による戦闘もなかなかやるものね」

幸子「これで脱出も余裕になりましたね!頑張りを褒めてあげます!」

由里子「おおう…圧倒的だじぇ我がプロダクションは…」

P「全てにおいて我々が勝利しました、当然の結果です」

18: 名無しさん@おーぷん 19/09/22(日)23:27:55 ID:N1D
おわり
なろう並みの好都合展開ですまない
けどバッドエンドには耐えられないメンタルなんだ