1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/31(水) 02:11:45.77 ID:fU6j39DIO
シンジ「お断りします」

アスカ「へぇーいい度胸じゃない。このアスカ様の悪戯を舐めたらどうなるか教えてあげるわ」
シンジ「お断りします」

アスカ「覚悟しなさい!」ガバッ
シンジ「断るって言ってるだろ!!!!!!!」

アスカ「っっ!!??」ビクッ

アスカ「なっ、なに大声出してんの!?バッカじゃない!」

シンジ「なんで僕がアスカにお菓子あげなきゃいけないの!?あげく断ったら悪戯!?馬鹿なのはそっちだろ!民主主義舐めんな!」

アスカ「誰が馬鹿よ!」

シンジ「アスカだよ!!!!!!!!!」
アスカ「ひっ!!」ビクッ

シンジ「悪戯されたくなきゃお菓子よこせ!?そんなのただの恐喝だよ!!断ったら悪戯!?傷害と強盗で刑事事件じゃないか!!!」

アスカ「だっ、だってハロウィンだもん!!」

シンジ「日本にそんな文化はない!!!!!ハロウィンがしたきゃドイツ帰れよアメリカン!!!!!」

アスカ「なによ・・・なによそれ!!!」

シンジ「うるさいよ!!!!!!!!!!!」
アスカ「っ!」ビクッ


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/31(水) 02:25:42.13 ID:fU6j39DIO
アスカ「アメリカンだけどなんか悪いの!?

シンジ「日本には馬鹿みたいにコスプレしてヘーイwみたいなノリは通用しないんだよ!!欧米のノリを持ち込むな!!!」

アスカ「なによ!!馬鹿みたいにクリスマスとかバレンタインは真似するくせに!」

シンジ「クリスマスもバレンタインも祝った記憶なんてないよ僕は!!!いつも一人だったから普通にご飯と生姜焼きとかだよ!!!!」

アスカ「あっ・・・ごめん」

シンジ「いいよ。その点に関しては自分の中で納得いってるから。いつかあのヒゲをエヴァサンタで踏み潰してやるんだ」

アスカ「だったらせっかくだしハロウィンくらいやってみたら?」

シンジ「それはいいや。一方的にアスカに搾取されるってのは我慢ならないから」

アスカ「なによそれ!!」

シンジ「なによそれじゃないだろ!!!!!!僕がアスカにお菓子あげてなんの得になるっていうんだ!!!!!」
シンジ「そういう奉仕ってのはアメリカの世間体気にした金持ちがやればいいんだよ!!!」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/31(水) 02:34:36.12 ID:fU6j39DIO
アスカ「あんたアメリカになんか恨みでもあるわけ!?」

シンジ「僕のアメリカに対する姿勢は今関係ないだろ!!!」

シンジ「僕が今怒ってるのはお菓子or悪戯なんて犯罪行為の被害者にされかけてることについてだよ!!!!!」

アスカ「そういうイベントなんだから仕方ないでしょ!?」

シンジ「じゃあなに!?アスカはトマト投げ祭の日に僕が『今日はトマト投げ祭だからうぇーいw』って言いながらトマト投げつけても怒らないの!?」

アスカ「怒るに決まってんでしょ!」

シンジ「アスカが今やってるのはそういうことなんだってことがなんで分からないんだ!!!!!!!!」

アスカ「ぅぐっ・・・い、いいじゃない!わたしの可愛いお化けコスプレ見られたんだから十分得してるでしょ!?」

シンジ「勝手に見せといて見返りを要求するなんてそんなあくどいこと今時ヤ〇ザだってやらないよ!!!!!!!!!」

シンジ「マフィアか!!!!!!ジャーマンマフィアか!!!犬みたいだね!!」

アスカ「なによ・・・」プルプル


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/31(水) 02:41:06.54 ID:fU6j39DIO
アスカ「もういい!!バーカ!馬鹿シンジバーカ!!」タタタッ



シンジ「ふう・・・まったくふざけたこと言うよ。これだから外人はいけない」

シンジ「さて、今日はシンクロテストいかないと・・・」


ネルフ本部

シンジ「ドゥッドゥッドゥッ アナザワンバイツァダスッ」スタスタ

レイ「あの、碇くん」

シンジ「アナザワンバイツァダスッタッ」スタスタ

レイ「碇くんっ」チョンチョン

シンジ「ん?なんです・・・あ、綾波?どうしたのその格好」

レイ「トリックオアトリート」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/31(水) 03:00:27.79 ID:fU6j39DIO
女子更衣室

プシュッ

レイ「・・・」スタスタ

アスカ「・・・?なんでそんな格好してんの?あとその大量のお菓子はなに?」

レイ「ハロウィンだから」ドッサリ

アスカ「ハロウィンだからって、あんたが?そういうの興味あったんだ。へぇー」

レイ「何のためにやるのかわからなかったけど、碇くんがたくさんお菓子をくれてポカポカした」

アスカ「・・・はい?誰にお菓子だって?」

レイ「日本語が変」

アスカ「いいから誰に貰ったのか答えなさいよ」

レイ「碇くんに貰ったわ」

アスカ「・・・・・・」



シンジ「・・・!?邪気が来る!」

アスカ「おらああああああああああああああああああああああ!!!!」ダダダダダ


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/31(水) 03:23:59.07 ID:fU6j39DIO
シンジ「どうしたのアスカそんな涎たらして」

アスカ「涎なんかたらしてない!!!どういうつもりよ!!!!」

シンジ「僕はなにもツモってないよ」

アスカ「つもってない?」

シンジ「麻雀では牌引くことをツモるって言うんだ」

アスカ「ふーん。っておい!!!!!!」

シンジ「あはははうけるー」プスプス

アスカ「ぶっ殺すわよ!!!!」

シンジ「なんだよ・・・最近の若者はこう言うって聞いたのに・・・みんな嘘つきだ」

アスカ「なんなのよ!!!!!!なんであの人形にはあんなにお菓子どっさりなの!!??」

シンジ「だって綾波のドラキュラが可愛いかったからさ」

アスカ「かわっ、だったらわたしは可愛いくないってわけ!?って聞いたらどうせグサっとくること言われるから聞かない!!」

シンジ「好みじゃない」

アスカ「あーあー、はいノーカン。あんたあんなにハロウィン否定してたのになんなのよ!!!!!!!」

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/31(水) 09:39:49.51 ID:fU6j39DIO
シンジ「確かにハロウィンは面白いと思えないし否定的立場を取るよ」

アスカ「じゃあなんで!!」

シンジ「綾波がその僕のスタンスを覆すほど可愛かったから」

アスカ「わたしのが可愛いかった!!!!」

シンジ「ああそう」

アスカ「なっ、なによその顔は!!」

シンジ「え?ブラッド・ピットに似てる?言い過ぎだよ」

アスカ「言ってないから」

シンジ「知ってるよ」

アスカ「かっ・・・この・・・!!」プルプル

シンジ「さてシンクロテストにいかないと」スタスタ

アスカ「待ちなさい!!!!!」

シンジ「ソォーゥサリーキャンウェーイ シノーイッ」スポッ
アスカ「無視してカセット聞いてんじゃない!!!!!!」グイッ

ブチッ



70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/31(水) 09:47:01.72 ID:fU6j39DIO

アスカ「あっ」

シンジ「え・・・?」

アスカ「ご、ごめ・・・」

シンジ「・・・・・・」

アスカ「あ、あんたが人の話し無視するからいけないのよ!!!!」

シンジ「・・・・・・」

アスカ「人の話し無視したりお菓子くれなかったり、バチが当たったんだわ!!!ば、バーカ!」

シンジ「・・・・・・なんでこんなことするのさ」

アスカ「ジャックオランタンの呪いよ!」

シンジ「・・・・・・」スタスタ

アスカ「ど、どこ行くのよ」

シンジ「・・・・・・」スタスタ

アスカ「待ちなさいってば!」


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/31(水) 09:55:23.76 ID:fU6j39DIO

シンジ「・・・・・・」スタスタ

アスカ「どこ行くのって、馬鹿シンジ!」スタスタ



シンジ「・・・・・・」スタスタ

アスカ「その、悪かったわよ。カセットプレイヤーなら新しいの買ってあげるから。ねえ」スタスタ

シンジ「・・・・・・」スタスタ

アスカ「ねえってば!!ネルフ出てどこ行こうってのよ!」



第三新東京交番

アスカ「こ、交番?こんなとこでなにを」

シンジ「あの、すいません」

警官「はいなんでしょう」

シンジ「恐喝と強盗未遂と器物破損の被害届を出s」
アスカ「違うんです!!ハロウィンの悪ふざけです!!」


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/31(水) 10:06:19.51 ID:fU6j39DIO
警官「・・・あのね君達」

シンジ「僕は本当に被害者です。この騒いでる外国籍の少女が犯人なんです!!」

アスカ「ななななに言ってんの!!ほら帰るわよ!!」グイッ

シンジ「うわあああまたそうやって僕に日常的に振るいなれてる暴力を振るうんだ!!!助けて下さい!!!」

アスカ「黙れっつってんでしょ!!!!」バシッ!

シンジ「うぐぎゃあ!!」ドガシャーン!

警官「!?」

警官「き、君!!彼から離れなさい!!」

アスカ「はあ!?だからこれはハロウィンの、そもそも今だって軽く叩いただk」

シンジ「うぅっ・・・誰か助けてよ・・・助けてよ!!!」

警官「大丈夫だ!いいね君、それ以上彼に近寄ってはいけない」ジリッ…

アスカ「な、なにマジになって」

警官「君には黙秘権がある。弁護士を呼ぶ権利もね。だから今は大人しくしていて欲しい」

アスカ「はっ、え・・・?」



81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/31(水) 10:21:14.12 ID:fU6j39DIO
こうしてアスカは逮捕された

恐喝、器物破損、傷害、強制猥褻で実刑は確実と思われたが

ネルフからの圧力と未成年ということもあり保護観察処分で決着した



シンジ「この糞親父!!!なんであのアメリカンがぶち込まれないんだよ!!!!!」

ゲンドウ「だってパイロットだもん」

シンジ「なにがもんだよ!!!!!!!」

ゲンドウは初号機に潰された


アスカはシンジに復讐しようとして今度こそ実刑をくらった


劇終