1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:02:23.69 ID:WpLlB0j60
紳助「そうやで」

上地「でも、何でオイラが!?」

紳助「超能力って、素敵やん?」

上地「!!」

紳助「お前もそう思うやろ?なあ、上地?」

上地「オイラ、学園都市に行ってきます!!」


科学と遊助が交差するとき、物語は始まる!!

引用元: 上地「えぇ!学園都市っすか!?」 



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:03:44.79 ID:WpLlB0j60
学園都市

上地「すっげえ!東京より都会じゃん!!」

清掃ロボ「ウイーン、ウイーン」

上地「うお!R2D2みたいなロボットもある!ちょっと触ってみよう!!」

ガシッ

清掃ロボ「ガー、ガービー」

上地「面白え!!マジすげえ!!」

ワシワシッ

清掃ロボ「ガー、ガービー……ビビビ……警告、警告!」

上地「しゃべった!!!」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:04:17.48 ID:WpLlB0j60
ヒュンッ

黒子「ジャッジメントですの!清掃ロボが破壊されそうだという、通報を受けて参りましたわ!」

上地「」ポカーン

黒子「何ですの?」

上地「すっげええええええええええええええ!!」

黒子「!?」ビクッ

上地「いきなり現われた!どうやったの?ねえ、どうやったの!?」ユサユサ

黒子「か、肩を掴んで揺らさないでくださいまし!」

ヒュンッ

上地「今度は消えた!!」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:52:22.13 ID:WpLlB0j60
 
ヒュンッ

黒子「後ろですわ!!」

スンッ スンッ スンッ

上地「やべえ!オイラ、服に鉄針刺さって、動けねえ!!!」

黒子「拘束完了しましたの」

上地「やっべえ!オイラ、もしかしてやっべえ!!」

黒子「とりあえずはアンチスキルに引き渡s」

清掃ロボ「ビービービービー!!」

黒子「何ですの?清掃ロボが暴走を!?」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:05:09.65 ID:WpLlB0j60
清掃ロボA「ブーンブンシャカ」

上地「おお!」

清掃ロボB「ブブンブーン」

上地「おおお!!!」

清掃ロボC「ブーンブンシャカ」

上地「オイラを助けてくれ!!」

清掃ロボD「ビガッビガッ」

上地「踊れ!ミツバチ!!」

清掃ロボ達「ブーンブンシャカブブンブーンwwwwww」

黒子「こ、これは不味いですの!」

清掃ロボ達「ビガッwwwビガッwwwwww」

黒子「か、囲まれ……ぎゃあああああああああああ!!!」

上地「ありがとう!!R2D2達!!!」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:05:45.39 ID:WpLlB0j60
公園

上地「興奮してたら喉が渇いたぞ!!」

上地「お!あそこに自販機がある!!」



上条「や、やっぱりお金を飲み込まれた……不幸だーーー!!!」

上地「そこの少年!オイラが飲み物買うからどいてくれ!!」

上条「あ!ここの自販機……」

ガシャンッ

上地「お金入れなくても出てきた!ラッキー!!!」

上条「え?それ、上条さんのお金……つか、何で俺の時はジュース出ないんだよ!?」

上地「……プハッ!うめえええ!!」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:06:26.94 ID:WpLlB0j60
美琴「あははは!まーた、お金飲み込まれてたの?」

上条「ビリビリ!?」

美琴「ビリビリ言うな!!」ビリビリ

上条「や、止めろ!そこのお兄さんが危ないだろ!!」キュイーン

美琴「あ……スミマセン!お兄さん!!」

上地「すげえええええええ!!今度はライデインだああああああああ!!!」

上条美琴「!?」

上地「ねえねえねえ!今のライデインどうやったの!?」ユサユサ

美琴「ゆ、揺らさないで!気持ち悪く……ウップ!」

上条「お、お兄さん!そろそろ止めてくれ!」

上地「あ、ごめんな!!」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:06:52.51 ID:WpLlB0j60
上条「大丈夫か?御坂?」

美琴「だ、大丈……」バタッ

上条「おい、御坂?御坂!?」

上地「やっべえ!マジやべえ!!じゃあね!!!」ビューン

上条「おい!!」

美琴「……」ムクッ

上条「おお!御坂!!」

美琴「……ブーンブンシャカブブンブーンwwwwww」

上条「!?」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:07:18.47 ID:WpLlB0j60
上地「次はどこに行こう!!」

ドンッ

上地「あ!スミマセン!!」

木原「てめえ、どこに目つけてって!?」

上地「?」

木原「遊ゥゥゥ助さァァァァァァァァンじゃないですか!?」

上地「何々!?オイラの事知ってるの!!」

木原「はい!いつもテレビで拝見させてもらってます!!大ファンです!!!」

上地「マジで!じゃあ、サイン書いてあげるよ!!」

木原「ありがとうございます!!」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:07:43.12 ID:WpLlB0j60
木原「ところで遊助さんは何故学園都市に?」

上地「超能力開発しにきたんだよ!!」

木原「本当ですか!?」

上地「超能力って、素敵だよね!」

木原「自分で言うのもアレなんですが、僕、能力開発のエキスパートなんですよ!」

上地「ぱねえ!!!」

木原「よろしかったら、お手伝いしましょうか?」

上地「頼むよ!!」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:08:07.53 ID:WpLlB0j60
研究所

木原「それでは最初に脳波を測定するのでそこでじっとしててくださいね?」

上地「もち!!」

――――――――――

―――――

上地「お!この電極は何だろう?とりあえず、頭に刺してみるか!!」

ブスッ

上地「あばばばばばばばばばばばばばば」

ガチャ

木原「ゆ、遊助さん!?」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:08:32.86 ID:WpLlB0j60
木原「もう1度測定しなおしますね」

上地「はーい!」

木原「今度はじっとしててくださいよ?」

――――――――――

―――――

木原「じゃあ、詳しく解析してくるので少しの間、待っていて下さいね」

上地「はいはーい!」


数十分後

上地「暇だなー!まだなのかなー?」

上地「もう良いや!帰ろう!!」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:09:09.15 ID:WpLlB0j60
一方その頃

研究者「き、木原さん!」

木原「ああ?何だよ?」

研究者「げ、原石です」

木原「おお!」

研究者「それもその能力の強度からして、レベル5に分類されるかと」

木原「8人目!?さすがは遊助さん!!マジぱねえ!!!開発しないでレベル5なんて!!!」

研究者「精神系能力のようです」

木原「精神系能力のレベル5『武運釈迦(ブンシャカ)』か!!」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:09:29.98 ID:WpLlB0j60
――――――――――

―――――

ガチャ

木原「遊助さん、能力が判明……いない!?」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:10:23.31 ID:WpLlB0j60
上地「太陽つかまえんぞ~♪」

上地「あー!これからどうしようかな!」

打ち止め「ああ!遊助だあ、ってミサカはミサカは駆け寄ってみる!」

上地「君もオイラのファン!?」

打ち止め「うん!そうだよ、ってミサカはミサカはサイン欲しさに上目遣いでアナタを見てみる!」

上地「よし!オイラのサインをお嬢ちゃんにプレゼントしよう!!」ナデナデ

打ち止め「わーい!嬉しいな、ってミサカはミサカは喜びを身体全身で表現してみたり!」

上地「はい、サインだよ!!」

打ち止め「ありがとう!遊助、ってミサカはミサカは心の底からお礼を言ってみる!」

一方通行「おいクソガキ!いきなり、走り出すんじゃねェよ!(何事かと心配するじゃねェか!)」

打ち止め「ねえ!アナタもサイン貰いなよ、ってミサカはミサカはアナタにサインを見せながら勧めてみる!」

一方通行「あァ?コイツ、誰だ?」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:11:04.27 ID:WpLlB0j60
打ち止め「ええ!?アナタ、知らないの!?」

一方通行「驚きのあまりに語尾を忘れているようだが知らねェな」

上地「ははは!しょうがないよ!!オイラだって、そこまで有名じゃないよ!!」ナデナデ

打ち止め「遊助の手、大きいね、ってミサカはミサk」

一方通行「おい!てめえ、うちの打ち止めに勝手に触ってンじゃねェぞ!」バシッ

上地「いってえ!酷いな、君は!!」

打ち止め「そうだよ!乱暴はダメだよ、ってミサカはブンシャカ!」

一方通行「はァ?ブンシャカァ?」

打ち止め「ブーンブンシャカブブンブンブーンwwwwww」

一方通行「!?」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:13:12.11 ID:WpLlB0j60
一方通行「打ち止めァ!?てめえ、うちの子に何しやがった!?」

上地「まあ、落ち着きなよ!」パンパン

一方通行「気安く触ってんじゃねェ!それにこれが落ち着いてられるかァァァァァアアアアア!!!」

上地「やっべえ!怒らせちった!!」テヘ

一方通行「てめえは俺の、いや、俺達の敵だァァァアアアアアア」カチッ

ブワッ

上地「白い翼!?ねえねえ!!どうやって生やしたの!?」

一方通行「最初から全力で行く!!」

上地「白い翼……今度のシングルは『白い翼』ってタイトルにしよう!!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:13:34.32 ID:WpLlB0j60
一方通行「カキクカケキキケコカククカケキクカカコクケキブンカキシャカクブブンカカ」

上地「にーげよ!!!」ビューン

一方通行「クカキコケケケケコカブーンブンシャカブーンwwwwww」

打ち止め「がんばんべwww」

一方通行「踊れミツバチィ!!」

通行止め「「HEY!」」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:15:22.42 ID:WpLlB0j60
窓の無いビル

アレイスター「どうやら、レベル5の8人目の能力が暴走し始めたようだね」

土御門「8人目!?どういう事だ!?」

アレイスター「それも魔術でも科学でも説明できない未知の力だ」

土御門「!?」

アレイスター「このままだと学園都市も崩壊してしまうかも知れないね」

土御門「何だと!?」

アレイスター「この話を聞いて君がどのような行動を起こしても私は止めないよ」

土御門「……」

アレイスター「ちなみに私自身はこの件について一切関わらないつもりだ」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:15:55.08 ID:WpLlB0j60
――――――――――

―――――

上地「君達、オイラに何か用かい!?」

垣根「お前が8人目の『武運釈迦』か?」

上地「『武運釈迦』?」

垣根「復活して早々、厄介な仕事を任されるなんてな」

絹旗「第2位なんかと一緒に仕事なんて、超最悪です」

麦野「まあ、それだけ殺しがいのある野郎じゃないのかにゃーん?」

フレンダ「結局、私も復活って訳よ!」

浜面「おい、おっさん!いい年して、『オイラ』なんて言ってんじゃねえよ!」

滝壺「!?」

麦野「どうしたの?滝壺?」

滝壺「南南西からミツバチが来てる」

全員「?」

滝壺「みんな、警戒して!!」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:16:40.69 ID:WpLlB0j60
上地「うーん、どうしようか?……そうだ!」

上地「おまじないです。老若男女、恥ずかしがらず本当にして下さい」

全員「片手を頭の上に手をそっと置いて」

垣根「何言ってんだ?てめぇ?」

上地「片手を頭の上に手をそっと置いて」

絹旗「こ、こうですか?」ポン

麦野「絹旗!従うこと無いわよ!」

上地「置いたまま」

浜面「!?……か、身体が勝手に!?」

上地「本当にウソだと思ってもいいからやって」

フレンダ「ど、どういう訳よ!?」

上地「怖くない。もぅ起こらない。きっと大丈夫。みんな付いてる」

滝壺「……もう、手遅れ」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:17:20.71 ID:WpLlB0j60
――――――――――

―――――

浜面「ガンバンベ!踊れミツバチ♪」

全員「「「「「「HEY!」」」」」」

絹旗「ブーンブンシャカ超ブブンブーンwwwwww」

麦野「行き先イケメン ハイビスカス♪」

垣根「リズムに合わせて羽上下行くぜ♪」パタパタ

フレンダ「ブーリブリチャカビガッビガッって訳よwwwwww」

滝壺「そこどいて ちょっとどいて行かせておくれ♪」

上地「助かった!!」

土御門「クッ、遅かったか!」

海原「久しぶりに皆さんにお会いしたと思ったら」

結標「まさか、こんな事に……一方通行とも連絡がつかないし」

上地「おお!君達もオイラ達のライブに参加するかい!?」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:20:06.45 ID:WpLlB0j60
――――――――――

―――――

海原「高嶺の花でも関係ねえ♪」

全員「「「「「「「「「HEY!」」」」」」」」」

土御門「ブーンブンシャカブブンブンにゃーwwwwww」

全員「「「「「「「「「HEY!」」」」」」」」」

結標「草食系とかマジ勘弁♪」

全員「「「「「「「「「HEY!HEY!HEY!HEY!」」」」」」」」」

上地「ふう!良かった!!」

ダンダン NICE DANCE オエオエオー♪

上地「……」

ダッセートビカタデモイイカラ ウエヘトベ デッケーユメモッテ♪

上地「……」

上地「俺達が……俺が神だ!」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:21:41.39 ID:WpLlB0j60
紳助「神様発言とは1日で随分と偉くなったなあ」

神地「紳助さん……いや、島田!!」

紳助「何や?ブレイクのきっかけを作ってやった恩人を呼び捨てかい?」

神地「もう、オイラにアンタなど必要ない!!」

紳助「……ちぃと、お仕置きが必要なようやな」

神地「へへーんだ!もう、俺に敵う奴なんていないぜ!!」

紳助「ちょっと、良いとこ行こか?」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:22:35.74 ID:WpLlB0j60
神地「なん……だと!?」

紳助「何や?もう終わりか?」

神地「オ、オイラが負けた!?」

紳助「少なくともこれで『上地雄輔』はオワコンやな」

神地「クッ……」

紳助「俺の『金銭素敵(カシアス)』によって開発された『武運釈迦』で俺に勝てるはずがないやろ?」

神地「何でオイラを学園都市に送り込んだ!?」

紳助「そろそろ芸能界に邪魔になったからや」

神地「!?」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:23:16.67 ID:WpLlB0j60
紳助「ホンマの事言うと、お前の成長スピードが恐ろしかったんや」

紳助「だから、絶対的な脅威となる前に潰しておきたかったんや」

紳助「学園都市はそういう事をするのに最適やからな」

上地「ちくしょう……」

紳助「これでしまいや」

上地「ちっくしょおおおおおおおおおおおお!!!」

紳助「俺がホンマもんの神やで!!」








???「待って下さい!!」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:23:45.85 ID:WpLlB0j60
神助「お、お前は!?」

上地「のっく!?」

野久保「お久しぶりです、2人とも」

上地「どうして芸能界から突如姿を消したのっくがここに!?」

野久保「ははは……酷い言われようだな」

神助「興が醒めたわ」

野久保「逃がしませよ、紳助さん!」

神助「ほっといて良いんか?あれを?」

上地「グフッ!!」

野久保「上地さん!」

神助「ほなな」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:24:38.58 ID:WpLlB0j60
上地「のっく、オイラの事は良いから……早く紳助さんを追ってくれ……グフッ!」

野久保「そんな見捨てるなんて事、出来ませんよ!」

上地「……のっくは優しいなあ」

野久保「……見捨てるわけないじゃないか、雄ちゃん!」

上地「やっと、昔みたいに呼んでくれたね」

野久保「雄ちゃん……僕が芸能界から姿を消した事には理由があるんだ」

上地「?」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:26:18.17 ID:WpLlB0j60
――――――――――

―――――

上地「『芸能界テコ入れ計画』!?」

野久保「うん、その計画を未然に食い止めようと僕は暗躍してたんだ」

上地「すっげえな、のっくは」

野久保「そして分かったのは……僕1人の力じゃどうにも出来ない、でも!」

上地「でも?」

野久保「僕らが揃えばそんな計画を止める事も不可能じゃなくなるって事なんだ!」

上地「……悪いけど、オイラは加勢しないよ」

野久保「な、何でだよ!?」

上地「そんな事聞いても、紳助さんを止められるなんて事はオイラには信じられない!」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:29:31.61 ID:WpLlB0j60
野久保「お前、それでもあの遊助かよ!?」

上地「そうだよ……」

野久保「お前それでも人気ブログの書き手なのかよ!?」

上地「そうさ……見損なったか?」

野久保「……ふざけるな!」

上地「はは……」

野久保「いいぜ、僕がいない間に雄ちゃんがそんな腑抜けになったというのなら……」

野久保「まずはそのふざけた幻想をブチ殺す!!」

メキッ

上地「グッ……」

野久保「これで目が覚めたか!?」

上地「……」

野久保「(クソ、僕だけじゃどうにも出来ないのか!?)」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:33:09.02 ID:WpLlB0j60
その頃、神奈川県のとある家庭では

???「!!」

子A「パパどうかした?」

子B「ねえねえパパ?」

???「どうやら、パパはちょっと出かけなきゃいけないみたいだ」

子C「ええ!せっかくパパお休みなのに!」

???「ゴメンな、でもすぐに戻ってくるよ」

子D「絶対にすぐ帰ってきてね!約束だよ!!」

???「約束するよ」

妻「行くのね、アナタ?」

???「ああ、子供達を頼む……シュワッチ!!」


こうして、とある男は騒乱の渦中である学園都市へと足を踏み入れる事になる……

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:33:50.27 ID:WpLlB0j60
野久保「分かったよ……僕、1人で紳助さんを止めてくるよ」

上地「……」

野久保「……じゃあね、雄ちゃん」

――――――――――

―――――

上地「……のっくは凄いな」

上地「オイラなんてあの計画の話を聞いただけで震えが止まらないよ」

上地「……」

上地「……情けねえ」

上地「……オイラって本当に情けねえな」グスン

???「そうだな、本当に情けないぞ!」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:34:59.42 ID:WpLlB0j60
上地「はは、つる兄まで来たんだ」グス

つるの「お前、本当にこれで良いのか?」

上地「オイラには怖くてどうする事も出来ないよ」グス

つるの「違うだろ!」

上地「この通り身体の震えも収まらない……何が神だ……」グス

つるの「直樹もきっと怖いはずだ!でも、アイツは決死の思いで紳助さんを止めに行ったんだ!」

上地「……」

つるの「その涙、本当に恐怖だけの涙か?」

上地「……え?」

つるの「本当は悔しいんじゃないのか?」

上地「……」

つるの「恐怖に立ち向かえない自分が悔しいんじゃないのか!?」

上地「オ、オイラは……」

つるの「立て、立ち上がるんだ!……遊助!!」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:37:03.10 ID:WpLlB0j60
――――――――――

―――――

野久保「グハッ!!」

上条「野久保さん!!」

野久保「僕の事は気にするな!……上条君、前!!」

上条「!?」

メキッ

上条「グォ!!」

神助「どないした?もう1発かましたるでえ!!」

上条「(幻想殺しで能力を打ち消してもヤンキー神拳が……)」

野久保「僕の『潜水人間(レキダイニイタイ)』が全く効かない……やっぱり、無謀だったのか!?」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:38:14.50 ID:WpLlB0j60
サッ

野久保「!?」

上地「待たせたね、のっく」

つるの「よく頑張ったな」

野久保「雄ちゃん!それにつる兄も!!」

神助「なんやて!?上地は再起不能にしたはずやぞ……!?」

つるの「俺の『宇宙戦士(ウルトラマンダイナ)』の能力を忘れたか!?」

神助「ぬかったわ!」

上地「紳助さん……オイラの『遊助』ではない『雄輔』の力みせてあげますよ!」

つるの「行くぞ!!」

羞恥心「「「俺が……俺たちが羞恥心だ!!」」」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:38:59.15 ID:WpLlB0j60
羞恥心「「「ドンマイ ドンマイ ドンマイ ドンマイ♪」」」

神助「そのユニットも所詮は俺の力!勝てるはずがないやろ!」

羞恥心「「「羞恥心 羞恥心 俺たちは~♪」」」

神助「無駄な……!?」

上条「気づいたようだな……島田!」

神助「な、なんや!?あの薄紅色の塊は!?」

上条「きっと、学園都市のみんなの羞恥心の塊さ」

神助「ど、どういう事や!?」

上条「今、学園都市中で『武運釈迦』の能力が発動している事は知っているよな?」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:41:11.61 ID:WpLlB0j60
神助「……まさか、それで学園都市中の羞恥心が増大されているとでも!?」

上条「その通りさ!あんな曲を歌う事は常人はとんでもない羞恥心感じる!たとえ洗脳されていてもだ!!」

羞恥心「「「羞恥心 羞恥心 俺たちは~♪」」」

神助「(あれをくらったらさすがに危ないで……)」ダッ

上条「させるかよ!」ダッ

神助「兄ちゃんは寝とれや!」

メキッ

上条「グホッ……うおおおおおおおおおおおおおおお!!」

神助「立て直したやと!?」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:42:02.93 ID:WpLlB0j60
上条「いいぜ、お前がいつまでも金儲けに走るというのなら……」

神助「俺はテコ入れして、『ヘキサゴンⅢ 超能力パレード!!』を……」

上条「まずはそのふざけた幻想をブチ殺す!!」

グシャッ キュイーン

神助「ヌホッ!ま、まだm」

上条「いっけえええええええ!!ヒーーーーーローーーーーーーー!!!」

つるの「人生♪」

野久保「人生♪」

上地「人生♪」

羞恥心「「「夢で生きてる~♪」」」

神助「ぐおおおおおおおおおお!!」

――――――――――

―――――

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:42:43.24 ID:WpLlB0j60
紳助「もう1度、漫才師からやり直してみようと思う」

上条「ああ、それがいいぜ!」

紳助「迷惑、かけたな~」

上条「はは、気にしてないさ!」

紳助「お前らも……」

つるの「何言ってるんですか!」

野久保「また、初めから頑張りましょうよ!」

上地「オイラ達も協力しますよ!」

紳助「……言うようになったやないか~!」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:43:13.52 ID:WpLlB0j60
上条「これで全て丸く収まったな」グゥー

紳助「何や、兄ちゃん腹減ったんか?」

上条「ははは……」

紳助「しゃーない、俺が奢ったるわ!」

上条「本当ですか!?」

紳助「お前らも来るやろ?」

羞恥心「「「もちろん!」」」

上条「ああ、幸福だーーー!!!」

上地「(オイラも初心に戻って頑張らないとな!)」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:44:05.04 ID:WpLlB0j60
――――――――――

―――――

???「紳助がやられたか」

???「奴は我々四天王の中でも最弱だね!私の『折鶴募金(ギニセフ)』の能力で資金を」

???「私の『芸能番長(カーツマター)』の能力で戦力を」

???「そして、俺の『安売涙腺(マタナガシータ)』の能力で統率力を」

???「これで芸能界は私達のものだね!」

???「アッコさん!ヤキソバパン勝って来ました!!」

???「遅いぞ!勝俣!!」

???「すみません!それともう1つ謝る事があります!」

???「どういう事だ?『年中半分(タンパンコゾウ)』?」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:44:52.14 ID:WpLlB0j60
???「案内ありがとう、勝俣」

???「お前は一義!?何故ここに!?」

???「バカヤロ!コノヤロ!、な計画を止めに来たんだよ!」

???「その計画、ほんまでっか?」

???「『BIG3』全員集合だと!?」

???「アッコさん、もう止めましょうよ……こんな事」

???「黙れ勝俣!」

???「どうやら戦わないといけないようだね!」

???「俺の涙で洗い流してやろう」



こうして、芸能界覇権戦争が始まった

この闘いがどのような結果になるかはまた別のお話である……



終われ