1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 20:16:26.44 ID:YDXbm1ev0
さやか「え?突然どうしたのさ」

まどか「決めたの、確かにほむらちゃんは何度も私を助けてくれた、ワルプルギスの夜からも救ってくれた」

まどか「でも、もっと私を信じて色々と早くに話してくれても良かったと思うの!」

マミ「えーと、私が暁美さんと敵対していたし、その私と一緒にいたあなたに話すのは難しかったんじゃないかしら?」

マミ「それに、あなたは真実を知ったら私と一緒にいるときに態度にでそうだし……」

まどか「それだけじゃないんですよ、何度もほむらちゃんに契約しようとしたら愚かねとか自分の命を大切にしてとかひどいこといわれたもん!」

杏子「前者はともかく後者はひどくねぇな、ついでに前者も契約を何度も止めようとしてたんだから言いたくなるのもわからなくもないな」

まどか「とにかく、私はほむらちゃんを苦しめる!」

さやか「えっと……どうやって?」

まどか「実はもう考えてあるんだ」

マミ「まさか鹿目さん……駄目よ、暁美さんがあんなに頑張ったのに契約して苦しめようなんて」

まどか「契約なんてしませんよ!契約したらほむらちゃんが泣いちゃうじゃないですか!」

マミさやあん(わけがわからない……)

まどか「ほむらちゃんは心臓病で入院していた……激しい運動やドキドキすると苦しくなるらしいので」

まどか「ほむらちゃんをドキドキさせて苦しめます!」

引用元: まどか「ほむらちゃんを苦しめるよ!!」 


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 20:25:03.43 ID:YDXbm1ev0
まどか「それで、どうやってほむらちゃんをドキドキさせたらいいのかを教えて欲しいの」

マミ『美樹さん、聞こえる?』

さやか『どうしました?』

マミ『暁美さんが魔法少女になってる時点で心臓病なんて関係ないわ』

マミ『ただ暁美さんに何かしたいだけなのか、本心から苦しめたいのかがわからない以上、下手なことは言わないほうがいいと思うの』

さやか『まどかは本気で人を苦しめたりはしないと思いますけど……こんな事は初めてですね』

マミ『そう、まぁたいしたことをしないようなら見守ってあげましょうか』

さやか『そうですね』

杏子「なぁ、ほむらが魔法少女のじtモガモガ」

マミ「黙っていなさい、佐倉さん」

まどか「私なりに考えてみたのは、ほむらちゃんを驚かせる事!」

さやか(ベタだなぁ……)

マミ「どうやって?」

まどか「夜に突然わっ!って驚かせてみようかなって」

マミ(驚くと思えないけど……)

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 20:30:56.26 ID:YDXbm1ev0
マミ「鹿目さんの考えた方法を試してみたらどうかしら?」

まどか「でも、もっといい方法が……」

マミ「突然いわれてもやっぱり浮かばないわ、暁美さんってクールだし」

さやか「まどかが実行してる間になにか考えておくよ」

杏子「モガモガモガガモ」ジタバタ

まどか「うーん……じゃあ今から行ってくる!」

さやか「あ、待ちなよまどか」

まどか「どうしたの?さやかちゃん」

さやか「私達もいくよ、魔女がでてもいいようにさ」

まどか「でも皆に悪いよ……」

マミ「気にしなくていいわ、大切な後輩の事だもの」

さやか「そうそう、親友の事だもん」

杏子「モガガガガ!」ジタバタ

まどか「ありがとう皆!」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 20:36:01.40 ID:YDXbm1ev0
―夜道―

杏子「ったく……なんで私まで」

マミ「ごめんなさいね、でも流れを考えればね?」

さやか「静かに、ほむらが来ましたよ」

マミ「鹿目さんも準備はできてるみたいね」

杏子「ところでこれってまどかが納得するまで手伝うのか?」

マミ「……」

さやか「……」

杏子「なんか言ってくれよ……」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 20:46:56.57 ID:YDXbm1ev0
まどか(今だ!)

まどか「わムグ!」

ほむら「動くな……ってまどか?ご、ごめんなさい」

まどか「ぷはっび、びっくりしたよ」

ほむら「だ、大丈夫だった?」

まどか「あ、うん」

ほむら「本当にごめんなさい、まさかあなたがここにいるなんて思わなくて……」

ほむら「でも、こんな時間に一人でいるのは駄目よ?」

まどか「まだ7時だよほむらちゃん」

ほむら「あなたにもしものことがあったらどれだけの人が悲しむと思っているの?そんな事もわからないほどあなたは愚かなの?」

まどか「ご、ごめんなさい……」

ほむら「わかってくれたならいいのよ、きつく言ってごめんなさいね?」

ほむら「夜道は危ないからあなたの家まで送って行くわ」

まどか「え?でもほむらちゃんの家は反対方向……」

ほむら「気にしないで、私は魔法少女よ?」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 20:52:30.65 ID:YDXbm1ev0
マミ「手をつないで鹿目さんの家に向かっていったわね」

さやか「いやー口を塞いで瞬時に背後にまわるなんてほむらを襲った変質者がいたら同情できますね」

杏子「なんのために私達いたんだよ……」

マミ「結局鹿目さんはいいくるめられてたわね」

さやか「愚かって言われちゃってましたね」

杏子「いや、言われてもしょうがないだろ……別の意味で」

マミ「これで鹿目さんが諦めてくれたらいいけど……」

さやか「どうなんでしょうね……」

杏子「無視すんなよおい」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 20:58:21.27 ID:YDXbm1ev0
―翌日 マミホーム―

まどか「残念ながら、昨日は失敗してしまいました」

まどか「それに、また愚かって言われちゃった……絶対にほむらちゃんを苦しめる!!」

マミ(諦めてないのね)

さやか(暇だし気が済むまでつきあいますかね)

杏子(なんで私まで……)

まどか「何か案はないかな?」

さやか「驚かせるベクトルを変えてみたらどうかな?」

まどか「どういうこと?」

さやか「奇抜な格好をしてみるとか」

まどか「そんなのドキドキしないよ!それにほむらちゃんに変な子にみられちゃうじゃん!」

マミ(嫌われたいのか好かれたいのかわからないわ……)

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 21:06:27.82 ID:YDXbm1ev0
まどか「うーんどうしたら……」

マミ「鹿目さん、まだ暁美さんをまともに驚かせてないわよね」

まどか「そう言われると確かに……」

マミ「もう一度驚かせてみましょう?」

まどか「で、でも昨日なんてほむらちゃんにあっさりとつかまって……」

さやか「単純すぎたのかもしれないし、作戦を立ててみよう」

杏子(面倒臭い……)

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 21:18:40.30 ID:YDXbm1ev0
―――――
―――

まどか「ほ、本当に大丈夫かな?」

マミ「ちょっと暁美さんの家の中で待ち伏せして驚かせるだけよ」

さやか「大丈夫大丈夫、いざとなったら私達のいたずらってことにしちゃえばいいよ」

まどか「うーん……わかったよ……」

マミ(これなら驚くでしょうし、そのまま話し合いになって驚かせようなんてやめるかもしれないわ)

さやか「あ、待って……あいつの家の鍵って」

マミ「あ!当たり前のこと過ぎて忘れてたわ」

杏子「ん?ほむらの家の鍵なら玄関ドアの横にあるプランターの土の中になんかに包めていれてるはずだぞ」

さやか「なんで知ってるの!?」

杏子「鍵をなくした時用らしいけど、私が住所不定だからかいざという時に連絡してくれれば使ってもいいって教えてくれたんだ」

まどか「……鍵の場所がわかったならあとは実行あるのみだね」

マミ(今の間は何かしら……)

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 21:22:25.93 ID:YDXbm1ev0
―ほむホームが見える木の上― 
 
さやか「さすがに今回は見張れませんね」

マミ「暁美さん到着だけ見届けましょう」

杏子「ふわぁ……どっちか今日泊めてくれ」

さやか「あー今日はうちは無理」

マミ「しょうがないわね」

杏子「サンキュー」

さやか「お、ほむらが帰ってきた」

マミ「プランターも綺麗に直しておいたし普通に鍵を開けて入っていったわね」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 21:37:12.94 ID:YDXbm1ev0
―ほむホーム―

まどか「ど、どうしよ……いきなりわって驚かせたほうがいいのかな?」

ガチャ

まどか「か、帰ってきちゃった!そ、そうだ、いったん安心したところで驚かせたほうがびっくりするはずだし……」

まどか「ベッドの中に入れば!気がつかれないはず!」

ほむら「はぁ……今日はつかれたわ……もう寝ましょう……」ボフッ

ほむら「ん……あれ?毎日杏子がいつきてもいいように片付けているはずなのに……忘れてたのかしら?」

まどか(杏子ちゃんがいつきてもいいように?)

ほむら(抱き枕はないと寝れないなんてばれたら子供扱いされそうだし……)

ほむら「こんな抱き心地だったかしら?まぁいいわ……眠い……」

まどか(抱きつかれて出ていくタイミングが……)

ほむら「すぅ……すぅ……」

まどか(寝付きいいなぁほむらちゃん)

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 21:40:48.08 ID:YDXbm1ev0
まどか(ど、どうしよう……朝になんて言い訳したら……)

ほむら「すぅ……すぅ……」

まどか(ほむらちゃんの寝息が……ど、どうしよ……意識しちゃうよ……)

まどか(うぅ・・・…ドキドキしてきた……)

まどか(ほむらちゃんをドキドキさせるはずだったのに)

まどか(うーん……)

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 21:53:06.70 ID:YDXbm1ev0
―朝―

まどか「すぅ……すぅ……」

ほむら「ん……」

まどか「すぅ……すぅ……」

ほむら「……なぜまどかがここに……」

ほむら「昨日はつかれていたし、鍵もしめずに帰ってすぐに寝たからそのあとでまどかがきたのかしら?」

ほむら「どうしようかしら……」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 22:04:59.41 ID:YDXbm1ev0
まどか「ん……あれ……ここ……」

ほむら「あ、起きたのね」

まどか「ほ、ほほ、ほむらちゃん!!?どうして私の家に!!」

ほむら「ここは私の家なのだけど……」

まどか「え?あ!?」

まどか(ど、どうしよう……言い訳考えてなかったよ……)

まどか(それどころか驚かせてない……)

ほむら「まどか?」

まどか「ひゃい!」

ほむら「もしかして、昨日私が寝たあとで何か用があってここにきたのかしら?」

まどか「え、えと……そ、そうなんだ」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 22:19:16.08 ID:YDXbm1ev0
ほむら「そう……手間をかけさせてごめんなさいね」

まどか「え、えと……私も勝手にあがっちゃってごめんなさい」

ほむら「でも、もうこんな事しちゃ駄目よ?」

ほむら「突然あなたがお泊りなんてしたらあなたの家族が心配するでしょう?」

まどか「家族には一応連絡を……」

ほむら「ならいいけど……でも泊まる予定はなかったのでしょう?」

まどか「うん……」

ほむら「一緒に謝ってあげるから、あなたの家にいきましょう?」

まどか「はい……」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 22:28:21.47 ID:YDXbm1ev0
―マミホーム―

マミ「なるほどね」

さやか(むしろほむらの心の広さに驚くんだけど……)

杏子(不法侵入で捕まえっても何も言えないな)

まどか「どうしたらほむらちゃんをドキドキさせられるのかな……」

まどか「そうだ!さやかちゃん!」

さやか「え?な、何?」

まどか「ほむらちゃんがどんな時ドキドキするか聞いてきて!」

さやか「ええええええ!!!?」

マミ「いい案ね」

杏子「この方が楽だしな」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 22:43:25.55 ID:YDXbm1ev0
―学校―

さやか「おーいほむらーあんたに聞きたいことがあるのよ」

ほむら「何?」

さやか「あんたってどんな時ドキドキする?」

ほむら「……」

さやか「ちょ、ちょっと別に変な意味じゃないから!」

ほむら「冗談よ」

さやか「とにかく、ドキドキするのってどんな時?」

ほむら「そうねぇ……驚いた時とか、あと……その……」

さやか「あと?」

ほむら「す、好きな人に抱きつかれたりとか///」

さやか(こいつ、かわいいところあるじゃん)

さやか「好きな人って?」

ほむら「い、いえるわけないじゃない!」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 22:51:55.83 ID:YDXbm1ev0
さやか「そりゃそうか」

ほむら「というかそんな事を聞いて何か意味があるの?」

さやか「いやーちょっとね」

ほむら「……教えてもらえないとさすがにこれ以上喋る気にはなれないわ」

さやか「ま、そうだよね」

ほむら「えぇ」

さやか「しょうがない、とりあえずこの2つってことだけ聞けたし」

ほむら「本当に何を企んでいるのよ……」

さやか「まぁまぁ気にしない気にしない」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 23:06:04.08 ID:YDXbm1ev0
―マミホーム―

さやか「って感じ」

まどか「ねぇさやかちゃん、ほむらちゃんの好きな人は?」

さやか「いや聞けなかったよ」

まどか「ほむらちゃんの好きな人は?」

マミ(なんだろう……すごく怖い)

杏子(ただの人間のこいつが今すごく怖い)

さやか(まどかが怖い)

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 23:19:03.48 ID:YDXbm1ev0
さやか「そ、それより驚かす方法を考えよう?」

まどか「でもほむらちゃんの好きな人がわかれば抱きついてもらうだけでほむらちゃんの心臓にダメージだよ?」

マミ(そういう意味で知りたかったのかしら?)

さやか「ま、まぁ聞いても教えてもらえないもんはしょうがないって」

杏子「ほむらが関係してる人間なんてそんなにいないだろうしひとりずつ拉致って抱きつかせてみたらどうだい」

杏子「ドキドキするなら手っ取り早いだろ」

まどか「……どうでもいいから驚かせる方法考えよ」

マミ(やっぱりなんだか怖い)

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 23:30:28.25 ID:YDXbm1ev0
お前ら驚かせる方法の案をください割とマジで

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 23:35:55.93 ID:YDXbm1ev0
さやか「まどかが魔法少女の服をコスプレで着ていくとかどうかな?」

マミ「間違いなく驚くでしょうね」

まどか「でもそれってドキドキするようなびっくりじゃない気がするんだけど……」

杏子「下手すれば絶望するかもしれないな、やめといたほうがいいんじゃないか?」

さやか「もしも絶望して魔女になったりとか、過去に戻ったら大変だしね」

まどか「もっとこう、ほむらちゃんがドキドキして胸が苦しくなるようなのがいいな」

マミ「……暁美さんの隠し事を匂わせるような発言なんてどうかしら?」

マミ「まさかあの秘密を知っているの?とドキドキするんじゃない?」

まどか「ほむらちゃんの秘密……ほむらちゃんの秘密……なんだろう」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 23:42:52.75 ID:YDXbm1ev0
まどか「ワルプルギスの夜までだったらいっぱい秘密あったけど、今はだいたい話を聞いちゃったし……」

さやか「恥ずかしい過去って聞いて教えてもらえるなんてことないしね」

マミ「暁美さんの家は何か秘密を探れるほど物が置いてないのよね」

杏子「浮かばないもんはしょうがないさ、今まで通り驚かせようとしてみたらどうだい」

まどか「じゃあどうやって?」

杏子「そうだな、じゃあでっかいびっくり箱なんてどうだい」

まどか「びっくり箱?」

杏子「その中にまどかが入ってほむらが開けると同時にびっくりってな」

マミ「いけそうね」

さやか「不審な大きな箱っていうので程度身構えるかもしれないけど、悪くはないかもね」

まどか「じゃあびっくり箱作戦で!」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 23:47:33.33 ID:YDXbm1ev0
―ほむホーム前―

ほむら「……」

箱(暁美ほむら様へ)

ほむら「……」

ほむら「……」

―ほむホームが見える木の上―

さやか「まぁ、怪しむよね」

マミ「正直私なら開けずに放置するかもしれないわね」

杏子「運ぶにも人一人分の重さだしな」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/14(水) 23:56:08.45 ID:YDXbm1ev0
ほむら「出てきなさい、さやか」

まどか「!!」ガタッ

ほむら「何を企んでいるのかと思えば……」

ほむら「私をドキドキさせて何をさせたいのよまったく……」

まどか「……」

―ほむホームが見える木の上―

マミ「美樹さんだと思い込んじゃったみたいね」

さやか「まぁ、そりゃあそうですよね」

杏子「人が入ってるようなどでかい重い箱が、宅急便でもなんでもないのに置いてあるんだしな」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 00:05:41.14 ID:ErYwXNqh0
ほむら「こんな所においておくと通行の邪魔だし……はぁ……開けるわよ?」パカ

まどか「ティヒヒ……」

ほむら「……何をしているのまどか?」

まどか「え、えと……」

ほむら「さやかに頼まれたのね……嫌なことは嫌って言わないと駄目よ?」

まどか「ち、ちが……」

ほむら「ほら、どうせどこかからさやかが見ているのでしょう?」

まどか「えっと……」

ほむら「まどかにこんな事させて……まったく、もう暗いし家まで送って行くわね」

まどか「あ、うん……」

ほむら「でてこないってことはもう逃げたのかしら?」

―ほむホームが見える木の上―

さやか「あれ?私が首謀者みたいになってる……」

マミ「私は手下Aかしら?」

杏子「マミはさやかを操る黒幕の方が似合ってるだろ」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 00:14:48.40 ID:ErYwXNqh0
―翌日 マミホーム―

まどか「というわけで、失敗しちゃいました」

さやか「警戒されてるねぇ」

杏子「バレバレなものは駄目ってことだな」

マミ「過去の暁美さんの話を聞くと簡単そうに感じるけど、今の暁美さんを驚かせるって難しいものね」

まどか「次の作戦を考えよう!」

杏子(にしても、苦しませる気ないよなまどかって……)

さやか(ここまで来たら一度ぐらい驚かせてやりたい)

マミ「シンプルに大きな音を突然たてるなんてどうかしら?」

杏子「それで仮に驚いたらそこでさらに追撃があるといいかもしれないな」

さやか「追撃かぁ……何がいいかな」

まどか「うーん」

107: >>103 ネタがないから常時募集するよ 2011/09/15(木) 00:18:33.92 ID:ErYwXNqh0
さやか「まどかが男装するとか」

まどか「私が男装してる時点で近づいたら警戒されちゃうよ」

杏子「なんか投げつけてやるとか」

まどか「却下だよ」

さやか「その場で服とかパ  とか脱ぎ出したらびっくりするかもしれないよ!」

まどか「……じゃあさやかちゃんがやってね?」

さやか「え?」

マミ「お昼休みに屋上あたりでやるのをオススメするわ、あなた達以外が屋上に来れないようにぐらいは手伝ってあげる」

さやか「え?え?」

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 00:35:05.48 ID:ErYwXNqh0
―翌日 昼休み―

まどか「ほむらちゃんのお弁当って自分で作ってるんだよね」

ほむら「えぇ」

さやか「器用なもんだね」

まどか「美味しそうだね」

ほむら「よかったら何かあげるわ」

まどか(ほむらちゃんの注意がお弁当にそれた!今がチャンス)

まどか「すぅーわあむ」

ほむら「玉子焼き、食べる?って……そんなに飛びつくよう食べなくてもいいのに」クスクス

まどか「///」カァ

まどか(わって口をあけたところにほむらちゃんの玉子焼きが……)

さやか「いやー暑いねー服脱いじゃおうかな」

ほむら「風邪ひくわよ」

さやか「そだね……」

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 00:43:25.25 ID:ErYwXNqh0
―マミホーム―

さやか「……」

まどか「……」

マミ「その……元気出してね?」

さやか「悔しいです……まさかここまで手強いなんて……」

杏子「次の作戦でも考えたらどうだい」

杏子(この場にいるだけで食い物食えるし失敗続いたらお得かも)

マミ「そうねぇ……」

さやか「ほむらにまどかが大嫌いとか叫んだらどうかな?」

まどか「絶対いや」

さやか「じょ、冗談だよ冗談」

さやか「契約をちらつかs……なんでもないです」

マミ(鹿目さんの目が怖い)

杏子(さやかが蛇に睨まれた蛙だな)

さやか(なんでこんな冗談でまどかがここまで怒ってるんだろう)

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 00:50:22.90 ID:ErYwXNqh0
マミ「匿名ラブレターなんてどうかしら?」

まどか「匿名ラブレター?」

マミ「要はいたずらラブレターだけど、ただ単に暁美さんが好きって書いておくだけ」

さやか「呼び出したりしないんですか?」

マミ「趣旨が違うわ、ラブレターをもらってドキドキさせるのが目的よ」

まどか「……わかりました、やってみます!」

まどか「さやかちゃん、明日は早めに学校に行くよ!」

さやか「え?う、うん」

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 00:56:55.55 ID:ErYwXNqh0
―翌日 学校―

まどか「ほむらちゃんの下駄箱はっと」パカ

さやか「うわぁ……ラブレターがすでに3枚も入ってる」

まどか「……」

さやか「男子からが2枚、女子からが1枚かぁ」

さやか「美人だしなぁほむらって」

まどか「一応入れておこうかな……」

さやか「まぁこれだけ入ってるってことは普段からもらってるだろうし、あんまりドキドキしないだろうね」

まどか「……」

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 01:07:39.04 ID:ErYwXNqh0
―昼休み 屋上―

さやか「そういえばほむらって美人だしラブレターもらってるの?」

ほむら「え?」

さやか「なんかもらってそうだし」

ほむら「そうね……何通かはもらっているわ」

さやか(1日に3通はそんな表現のレベルじゃないよ……普通他の人のラブレターがあったらその日は諦めると思うのに)

まどか「そ、そのラブレターは断るの?」

ほむら「そうね、申し訳ないけれど……それでもしっかりと全員に返事をしているわ」

さやか(全員ってやっぱり普段からいっぱいもらってるねこれは……)

ほむら「それに、付き合ったって私は長く生きられないもの……」

まどか「そんなこと言っちゃ駄目だよほむらちゃん!」

ほむら「まどか……そうね、ごめんなさい」

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 01:16:15.01 ID:ErYwXNqh0
―マミホーム―

さやか「というわけで駄目でした」

マミ「美人でクールな転校生、飛びつきたくなるのもしょうがないわね」

杏子「人を驚かせる方法ねぇ……」

マミ「そういえば佐倉さんって幻術つかえなかったかしら?」

杏子「あぁ、あれは使えない、いや……使わないよ」

杏子「あの能力だけは二度と使わない……」

まどか「うーん……ほむらちゃんの部屋に監視カメラを……」

さやか「ま、まどか?何犯罪行為をしようとしてるのさ……」

まどか「え?じょ、冗談だよティヒヒ」

杏子(不法侵入とかしてたし今更な気がする)

マミ(暁美さんを驚かせる……心配をかけるようなのは駄目みたいだし……うーん)

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 01:29:50.11 ID:ErYwXNqh0
マミ「鹿目さんが抱きついて耳元でデートしよって言ってみたらどうかしら?」

さやか「いいかもしれませんね」

まどか(で、でもそれでドキドキしてもらえなかったら私のことをなんともおもってないってことに……)

杏子「いいんじゃねぇの?」

まどか「え、えと……」

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 01:40:54.02 ID:ErYwXNqh0
まどか「そ、その作戦はやめましょう」

マミ「え?どうして?」

杏子「今までの中で一番ドキドキさせられるだろ」

さやか「そうそう」

まどか「だ、だってその……」

さやか「あー明日が休みだからほむらと会えないって事?」

マミ「そういうことなら今から会えばいいのよ」

杏子「んじゃほむらの家の前までいくか」

まどか「あ、う、うん……」

161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 01:51:54.70 ID:ErYwXNqh0
―ほむホーム―

ほむら「で、何か用?」

まどか「え、えと……」

まどか(抱きついて耳元でデートしよっていう、抱きついて耳元でデートしよっていう)

まどか「ほ、ほむらちゃんって心臓病だったんだよね?」

ほむら「えぇ、本来ならこんなに動きまわるのはよくないのだけど……」

プルルルルルル

ほむら「あら?ごめんなさい、電話が……マミから?」

まどか(マミさん?)

マミ「あ、もしもし暁美さん?」

ほむら「何?」

マミ「私、佐倉さんと付き合うことになったわ!」

ほむら「え?」

マミ「私、佐倉さん……いいえ、杏子と付き合うことになったの」

ほむら「えぇ!!?」

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 01:59:50.64 ID:ErYwXNqh0
ほむら「なんというか……なぜわざわざ連絡してきたのかしらないけどお幸せに」ピッ

まどか「どうしたの?」

ほむら「マミと杏子が付き合い始めたらしくて」

まどか「え!?」

ほむら「てっきりさやかと杏子がくっつくとおもっていたのだけど……驚いたわ」

まどか(あ、驚かせる作戦かな?)

ほむら「さて、話を途切れさせてごめんなさい、心臓病の話だったかしら?」

まどか「ほ、ほむらちゃん!」

ほむら「は、はい!!」ビクゥ

ほむら「ど、どうしたのまどか?」

まどか「私とデートしよ!」

ほむら「え?」

まどか「私と明日デートして!!」

ほむら「は、はい!!」ビクゥ

まどか(あ、抱きつくの忘れてた……でも大きな声とデート発言で驚いてくれてる……のかな?)

170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 02:17:44.83 ID:ErYwXNqh0
―マミホーム―

まどか「ほむらちゃんを驚かせることに成功しました!」

杏子(こいつの目的って苦しめるんじゃ……まぁいいや)

マミ「よかったわね」

まどか「マミさんも手伝ってくれてありがとうございます」

マミ「え?」

まどか「え?」

マミ「何が?」

まどか「え?杏子ちゃんと付き合うって」

マミ「それは本当よ?」

まどか「えええぇぇ!!?」

杏子「嘘に決まってるだろ」

さやか「まどかが驚かされてどうするのさ」

174: 自分が何をしたかったのかどんどんわからなくなる不思議 2011/09/15(木) 02:32:16.68 ID:ErYwXNqh0
―翌日 待ち合わせ場所―

ほむら「……」

―待ち合わせ場所が監視できる場所―

マミ「30分前ですでに待機してるとは思わなかったわ」

さやか「デートといっただけあって私服もかわいいですねぇ」

まどか「待たせたら悪いよ!早く行かないと」

さやか「まず出合い頭にだーれだは基本ですよねマミさん」

マミ「そうね、驚かせる定番よね」

まどか「そっか……うん、私やってみる!」

杏子「音たててばれるだろ……」

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 02:41:32.76 ID:ErYwXNqh0
ほむら「……」

まどか「……」そろーりそろーり

ほむら「……」

まどか「だーれキャッ」コケ

まどか(あ、あれ?こけてない)

ほむら「大丈夫?まどか」

まどか「わ、わわわわわあ!」ダッ

ほむら「あ、ど、どこにいくのまどか!?」

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 03:01:10.08 ID:ErYwXNqh0
ほむら「はぁ……はぁ……」

まどか「ご、ごめんねほむらちゃん」

ほむら「それはいいけど、突然どうしたの?」

まどか「そ、それは……その///」

まどか「と、とにかく行こ!」

ほむら「どこへ?」

まどか「ま、まずは服屋さん!」

184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 03:13:42.54 ID:ErYwXNqh0
―服屋―

まどか(えっとマミさんのメモは……ここで私がだいたんな服を選んだりしてほむらちゃんを驚かせるっと)

まどか「で、できるわけないよ!」

ほむら「どうしたの?」

まどか「な、なんでもないよティヒヒ」

まどか「あ、これほむらちゃんに似合いそう」

ほむら「そうかしら?」

まどか「うん!着てみせて!」

ほむら「フリフリしててなんだか恥ずかしいわね……」

まどか「そういわずに」

ほむら「わかったわ」

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 03:29:14.92 ID:ErYwXNqh0
ほむら「どうかしら……」

まどか「……」

ほむら「……似合わなかったみたいね」

まどか「え?ち、違うよ!すっごく可愛くて見とれちゃったの!!!」

ほむら「そ、そう?えっと、ありがとう」

まどか「あ、あとこっちも着てみてほしいなって」

ほむら「魔法少女の服装よりも恥ずかしいものばかり……」

まどか「そういわずにもっと着てほしいなって」

197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 03:51:17.69 ID:ErYwXNqh0
ほむら「……」ゴソゴソ

まどか「ほむらちゃん」

ほむら「ま、まどか!?」

まどか「ティヒヒ、びっくりした?」

ほむら「えぇ……」

まどか「あんまりそう見えないや……」

ほむら「そうかしら?」

まどか「すごく冷静だもん」

ほむら「ところで、そろそろ覗きはやめてほしいわ」

まどか「あ、ご、ごめんねほむらちゃん」

199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 03:59:48.39 ID:ErYwXNqh0
―喫茶店―

まどか(マミさんメモによると……ここである商品を頼めばいいのかな?)

―――――
―――

ほむら「あの……まどか?」

まどか「な、なにかなほむらちゃん!」

ほむら「この飲み物は……」

まどか(大きなカップに2人が飲めるようにできたハート型のストロー……)

まどか「ほ、ほむらちゃんと飲もうと思って!」

まどか(他の人達の視線を感じるよ……)

ほむら「そ、そう……」

まどか「い、嫌だったかな?」

ほむら「そんなことないわ」



まどか「……///」チュー

ほむら「……///」チュー

205: すまん、半分寝てるってか寝落ちしそうだし寝る 2011/09/15(木) 04:39:21.59 ID:ErYwXNqh0
マミ(変装)「飲んでるわね」

杏子(変装)「なんで私達はこんな格好を……」

さやか(変装)「あんたなんてまだましでしょ、私なんて……」

マミ(変装)「それにしても、暁美さんをドキドキさせられてるのかしら?」

杏子(変装)「表情に出さないからな、わからないな」

さやか(変装)「まぁ、まどかが嫌いってことはないでしょう、デートに付き合ってあんなジュース一緒に飲んで」

マミ(変装)「そうねぇ」

杏子(変装)「というかあいつの目的って苦しめるんじゃ……」

さやか(変装)「まどかは魔法少女じゃないからほむらとの接点が薄くなったのを気にしてそう言ったんじゃない?」

マミ(変装)「まぁ、今となっては鹿目さんを連れて魔女退治にいこうって気にはなれないものね」

さやか(変装)「ですねー」

杏子(変装)「腹減ったしなにか食いたい」

マミ「(変装)ああもう、今いいところなんだから、好きに頼みなさいおごってあげるわ」

杏子(変装)「本当か!」

さやか(変装)(あーあ……マミさん諭吉が飛びかねないですよ……)

353: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 20:01:37.73 ID:ErYwXNqh0
ほむら「そろそろいかない?」

まどか「そ、そうだね」

ほむら「この場所にいると落ち着けそうにないし……」

まどか「どこかいきたいところってある?」

ほむら「じゃあそこの色々な小物が売ってる店にでも行かない?」

まどか「じゃあ行こっかほむらちゃん」

ほむら「えぇ」

…………

マミ「え?何よこれ……」

杏子「ごちそうさまっと」

さやか「うわぁ……」

マミ「5860円ってどうしたらそんなに入るのよ……」

杏子「おごりって聞いたら食わないと損だろ」

マミ「……」

さやか(思ったより安く済んだなぁ)

362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 20:09:55.95 ID:ErYwXNqh0
―小物店―

まどか「色々と売ってるね」

ほむら「そうね」

まどか「ほむらちゃんはよくこのお店に来るの?」

ほむら「今日始めてきたわ」

まどか「そうなの?」

ほむら「さっきの喫茶店から早く出たくて……その、あなたと一緒って言ってもやっぱりはずかしかったから」

まどか(照れた顔のほむらちゃんかわいいなぁ……)ドキドキ

ほむら「まどか?ぼんやりしているけど大丈夫?」

まどか「え?あ、うん大丈夫だよ!ちょ、ちょっとお店をぐるっと回ってくるね!」ダッ

ほむら「あ、まどか……大丈夫かしら……」

……

まどか「ほむらちゃんをドキドキさせるはずが私がドキドキしちゃってるよ……」ドキドキ

まどか「ここからほむらちゃんをドキドキさせて苦しめる事はできるはず!諦めちゃ駄目だもんね!」

367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 20:21:44.02 ID:ErYwXNqh0
マミ「はぁ……しばらくは節約生活ね……」

杏子「ちゃんとした寝床があるだけ幸せだろ?食える草とか教えてやろうか?」

さやか「例えば?」

杏子「あの草とかそこの草とか」

さやか「……ただの雑草じゃん」

杏子「食っても死なないなら食えるってことだろ?」

マミ「……」

さやか「……」

まどか「あ、皆!」

マミ「あら?鹿目さん、暁美さんを放っておいていいのかしら?」

まどか「え、えと……ちょ、ちょっと別行動を」

さやか「デート中に相手から離れちゃ駄目だよ、ほら戻った戻った」

まどか「で、でも私、顔が真っ赤になってませんか?」

杏子「ちょっと赤いけど、まぁ大丈夫だろ」

まどか「よ、よーし……それじゃあ!」

372: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 20:29:40.31 ID:ErYwXNqh0
まどか「ご、ごめんねほむらちゃん、勝手な行動をして」

ほむら「気にしないで、でもそんなに急いで回らなくても、ゆっくりしたほうがいいわよ?」

まどか「だ、だってほむらちゃんと一緒にいろんなところ行ってみたいし」

まどか(そう!ほむらちゃんの弱点を知るためにも色々と調べないと駄目だからであって別に……///)

ほむら「あなたが問題ないのなら、明日も付き合うわよ?」

まどか「ふぇ?」ドキッ

ほむら「私なんかでいいならだけどね」ニコ

まどか(ほ、ほむらちゃんが笑顔でデートに誘ってくれて!!?)

まどか「ご、ごめんねちょっとお手洗い行ってくるね!」ダッ

ほむら「……なんだか今日のまどかは様子がおかしいわね……」

…………

さやか「で、また逃げてきたと」

まどか「だ、だってほむらちゃんをドキドキさせるどころか私がずっとドキドキしてて……」

マミ「初々しいわねぇ」

373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 20:32:00.54 ID:ErYwXNqh0
保守してやったんだから何も言わず黙って書いてろよって思うかもしれないがちょっと聞かせてくれ


こんな感じでまどかがほむらをドキドキさせたいのにまどかがドキドキさせられる感じで問題はないかな?

ちなみにドキドキさせる案は常時募集中

381: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 20:36:19.10 ID:ErYwXNqh0
さやか「あ、そうだまどか、後で公園に行ってよ」

まどか「え?」

さやか「私達3人も驚かせるためにサプライズするから」

マミ「懇親のサプライズになるわよ」

杏子「え?聞いてねぇぞ?」

まどか「よくわからんけどわかったよ」

さやか「じゃ、そろそろ落ち着いた?」

まどか「ま、まだドキドキしてるから……」

マミ「暁美さんを待たせちゃ駄目よ」

杏子「おい、サプライズって何するんだよおい!」

さやか「ほらほら、戻った戻った」

まどか「わ、わかったよ……」

387: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 20:43:11.36 ID:ErYwXNqh0
まどか「ご、ごめんねほむらちゃん」

ほむら「気にしないで」

まどか「え、えと……あっち見に行こっか!」

ほむら「えぇ」

―――――
―――

ほむら「ぬいぐるみコーナーは人がいっぱいね」

まどか「みんな可愛いもの好きだからね、QBだって見た目だけなら」

ほむら「あれがもっと可愛気なければもっとやりやすかったかもしれないわね……」

まどか「あ、へ、変なこといってごめんね」

ほむら「気にしないで、それよりまどか手をつなぎましょう?」

まどか「え?」ドキッ

ほむら「人が多いしはぐれるかもしれないわ」

まどか「え、えと……う、うんそうだね!」ドキドキ

404: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 21:03:53.83 ID:ErYwXNqh0
ほむら「大きなぬいぐるみって結構値段が高いのよね」

まどか「そうだね、私も部屋のぬいぐるみに結構お金かけちゃって」

ほむら「そういえばまどかの部屋はぬいぐるみがいっぱいだったわね」

まどか「クレーンゲームとかでとっちゃうと思いでになっちゃって捨てられないし、名前つけて可愛がってるんだ」

ほむら「ふふっ可愛らしいわね」

まどか「こ、子供っぽいかな?へ、変かな?」

ほむら「まどからしくてとてもいいと思うわよ?」ニコ

まどか(ほむらちゃんがにこってしただけですごくドキドキしちゃうよ///)

まどか「ティヒヒ、ありがとうほむらちゃん」

ほむら「礼を言われる事をした覚えはないけど……」

まどか「いいの、ほむらちゃんにお礼をいいたかったの!」

ほむら「じゃあ、どういたしましてまどか」

まどか(今思ったら手をつなぎながらこんな会話してたんだ……な、なんだかカップルさんみたい……)

まどか(ど、どうしよう……ドキドキしてるのほむらちゃんにばれてないかな?大丈夫かな?)

406: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 21:10:34.20 ID:ErYwXNqh0
ほむら「そろそろ出ましょうか」

まどか「あ、じゃあちょっと公園いかない?」

ほむら「静かな場所でのんびりとするのもいいものよね」

まどか「うん!それにあそこはクレープ屋さんがいることがあるし」

ほむら「甘いものを食べるのもいいわね、じゃあ行きましょうか」

…………

マミ「言った通り、公園に行くみたいね……」

さやか「準備にとりかかりましょう」

マミ「今日はクレープ屋がいることも確認済みよ」

さやか「じゃあまたあとで、マミさん」

マミ「えぇ、じゃあね美樹さん、佐倉さん」

杏子「ん?なんだ?どこ行くんだよさやか」

さやか「クレープおごってあげるよ杏子」

杏子「本当か!」

409: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 21:18:34.35 ID:ErYwXNqh0
―公園―

まどか「何頼もうかな……」

ほむら「何で悩んでいるの?」

まどか「チョコバナナとストロベリーで……」

ほむら「すみません、チョコバナナとストロベリーをお願いします」

まどか「え?」ドキッ

ほむら「二人でわけ合えば2つとも味わえるわ」

まどか(ほ、ほむらちゃんと間接キス!!?)

まどか「で、でもほむらちゃんの食べたい味が……」

ほむら「私もその2つが食べたい気分だったのよ」

まどか(優しいなぁ、ほむらちゃん……)ドキドキ

まどか(って今日ずっとほむらちゃんにドキドキさせられてるよ!こんなんじゃ……)

414: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 21:28:28.73 ID:ErYwXNqh0
ほむら「あのベンチでいいかしら?」

まどか「そうだね」

ほむら「……」ホムホム

まどか「……」ホムホム

ほむら「静かねぇ……」

まどか「こういうのもいいよね」

ほむら「まどか、クレープ交換しましょうか」

まどか「あ、うん!」ドキドキ

まどか、(ほ、ほむらちゃんと間接キス……顔赤くなってないかな?ドキドキしてるのバレてないかな?)

まどか「あむ」

ほむら「どう?」

まどか「美味しい!」

ほむら「よかったわね、まどかの方をもらってもいいかしら?」

まどか「う、うん!」

まどか(ほむらちゃんが私のクレープをたべようと)ドキドキ

418: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 21:40:18.37 ID:ErYwXNqh0
ほむら「まどかの方も美味しいわね」

まどか「よかったぁ……」ホッ

ほむら「ふふっそんなにほっとしなくても、あなたが作ったわけでもないのに」クスクス

まどか「あ、だ、だって交換したのにほむらちゃんが美味しいって思ってくれなかったらえっと」アセアセ

ほむら「気にしてくれたのね、ありがとうまどか」

まどか(ほむらちゃんにありがとうって言われちゃった……ドキドキさせようとしてるのにうまくいかないよ……)

まどか「えと……うん」ドキドキ

まどか(逆にずっと私がドキドキしてるよ)

ほむら「交換もいいけどあまりのんびり食べると溶けてしまうわね」

まどか「そ、そだね!」

423: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 21:53:39.03 ID:ErYwXNqh0
まどか(そういえば皆はなにしてるんだろう)

さやか「やっほーほむらにまどか、あつあつじゃん」

まどか「え?」

ほむら「あら、どうしたの?」

さやか「杏子とデートで来たんだ」

ほむら「え!?きょ、杏子はマミと……」

杏子「ん?」ホムホム

ほむら「佐倉杏子……あなた……マミとはもう別れたの?」

杏子「は?」

ほむら「まさか……あなた……」

まどか(あ、そっかほむらちゃんは冗談って知らないんだ)

杏子「あぁ!あれなら冗談だよ」

ほむら「そ、そうだったのね……ちょっと驚いたわ」

428: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 21:58:44.73 ID:ErYwXNqh0
マミ「ひどいわ杏子!私は本気だったのに!」

杏子「へ?」

さやか「きょ、杏子……あんた……まさか……」

マミ「杏子と付き合ってくださいって言ってOKをもらった時、私がどれだけ嬉しかったか!」

杏子「ま、まてよ何の話だよおい」

ほむら「杏子……あなた……」

まどか(そういうことかぁ)

マミ「あなたはもう覚えていないようなどうでもいい事だったかもしれない……それでも私にとっては全てだった!」

さやか「杏子……最低だよ……私はあんたを信じてたのに……」

杏子「え?え?」

ほむら「杏子……マミに謝りなさい」

杏子「え!?」

ほむら「マミは私に電話して報告するぐらい浮かれていたのよ?それを……」

杏子「な、何がどうなってんだよおい」

まどか(ほむらちゃんへのドッキリっていうより杏子ちゃんへのドッキリだよねこれ……)

429: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 21:59:14.95 ID:ErYwXNqh0
杏子に付き合ってくださいって言ってだった

438: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 22:07:36.35 ID:ErYwXNqh0
杏子「ま、待てって、私は何も謝ることなんてした覚えがねぇよ!」

ほむら「見損なったわ……杏子……」

まどか(マミさんのために優しいなぁほむらちゃん……でもこれドッキリってわかったら怒らないかな?)

マミ「グス……そうよね……私みたいな遊びの相手に謝るなんて……」

さやか「信じてたのに……杏子を信じてたのに……」

杏子「なんだよこれ……」

まどか(二人共ノリノリだなぁ……)

447: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 22:29:29.79 ID:ErYwXNqh0
マミ「はいドッキリでしたー」

さやか「いえーい」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「そこに座りなさい」

マミ「あ、いや前のから冗談で……」

さやか「そ、そうそう」

杏子「座れっていうのが聞こえないのか?」

ほむら「あなたもよ?」

杏子「え?」

ほむら「早くそこの地面に座りなさい」ギロ

マミさやあん「は、はい……」

451: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 22:33:04.24 ID:ErYwXNqh0
ほむら「何をしているの?」

さやか「いやほむらが座れって……」

ほむら「正座よ」

マミ「で、でもここだと砂利が……」

ほむら「魔法少女なら痛みは消せるでしょう?」

杏子「私は巻き込まれただけで……」

ほむら「黙りなさい」

まどか(表情変えてないけどすごく怒ってるよほむらちゃん……)

ほむら「まず私とまどかに言うことはあるかしら?」

まどか(私は知ってたなんて言えない……)

さやか「ご、ごめんなさい」

マミ「ご、ごめんね」

杏子「だ、だから私は……」

ほむら「口答えする気?」

杏子「ご、ごめんなさい……」

455: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 22:40:09.24 ID:ErYwXNqh0
さやか「あの……実は演劇の練習で……」

マミ「そ、そうそう、昼ドラと魔法少女を組み合わせてみたら新しいかなって……」

マミ「最終的には私と美樹さんが手をとりあってゴールイン、そして嫉妬にかられて佐倉さんがって話で」

ほむら「面白そうね、まどかはどう思う?」

まどか「え!?えっと……ざ、斬新なんじゃないかな?」

ほむら「よかったわね」

さやか「へ、へへへ……よ、よーしじゃあ帰って練習しましょうがマミさん」

ほむら「ここでやりなさいよ」

マミさや「え?」

ほむら「まどかも私も面白いと思ったわ、だから……ここでやりなさいよ」

さやか「で、でもあんまりここでやってると人目が……」

マミ「そ、それに、もうすぐ暗く……」

ほむら「何?観客が見たいって言ってるのよ?」

さやマミ「……はい……」

杏子「え?ちょ、ちょっと私まで巻き添えかよ!おい!」

460: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 22:49:52.21 ID:ErYwXNqh0
ほむら「冗談よ」

さやか「よ、よかったぁ……」

ほむら「本気であなた達を心配したのに裏切られた私の仕返しよ」

杏子「私は悪くないきがするんだけど」

ほむら「誤解するような言い方をした罰よ」

ほむら「それで、どうしてあなた達はここに?」

マミ(鹿目さんのことを言うわけにはいかないわね)

マミ「3人で遊んでいたらあなた達が仲よさそうにしてたからちょっとからかってみようかなって思ったのよ」

ほむら「はぁ……あなたって子供みたいなところもあるのね」

さやか「発案者は私で」

ほむら「……納得だわ」

まどか(ほむらちゃんがかまってくれない……もっと二人で何かしたい!)

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「まどか?どうしたの?」

まどか「行こ!!」

464: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 22:55:43.92 ID:ErYwXNqh0
マミ「おいていかれたわね」

さやか「まどかが自分から手を握って走って行きましたし、ある意味成功ってことで」

杏子「マミ、さやか」

マミさや「何?」

杏子「夕飯食いに行かないかい?」

さやか「おっいいねぇ」

マミ「どこ行きましょうか」

杏子「焼肉屋がそこにあるしそこでいいじゃん」

さやか「ん?でも杏子お金は?」

杏子「お前らの金で私が食べる」

マミさや「え?」

杏子「いやとは言わないよな?」

マミ「お、お昼をおごって……」

杏子「あ?」

マミさや「おごらせて頂きます……」

471: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 23:04:49.12 ID:ErYwXNqh0
まどか「はぁ……はぁ……」

ほむら「大丈夫?突然どうしたのまどか」

まどか「ほむらちゃん!!」

ほむら「な、何かしら?」

まどか「小物の置いてある店で明日も遊べるって言ったよね!」

ほむら「えぇ……」

まどか「つまり明日も今日も用事はないってことだよね!!」

ほむら「そ、そうだけど……」

まどか「今日、私の家に泊まって行かない?」

ほむら「え!?」

まどか「だ、駄目かな?」

ほむら「い、いいけど……」

まどか(い、勢いでほむらちゃんとお泊りになっちゃった!!?)

まどか(ず、ずっと手も握っちゃってるし、顔も赤くなってそうだしドキドキずっとしてるしどうしよう)

481: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 23:19:20.09 ID:ErYwXNqh0
―まどホーム―

詢子「おかえりまどかってその子は?」

知久「初めて見る子だね」

ほむら「はじめまして、暁美ほむらと申します」

ほむら「いつもまどかさんにはお世話になっています」ペコリ

詢子「歳の割にしっかりした子だねぇ」

まどか「えっとね、ほむらちゃんは私の嫁で」

詢子知久ほむ「え?」

まどか「じゃなくてえっと、ママ、パパ、ほむらちゃんを今日泊めてあげたいの!」

詢子「構わないけど、そういうことは早くに連絡しろよまどか」

まどか「ごめんなさい」

ほむら「あの、私が無理を言ってしまったので……申し訳ありません」

まどか(かばってくれてる……ほむらちゃん)ドキドキ

詢子「別に庇ったりしなくていいよ、えっと、ほむらだったかな?まどかがいつも世話になってるみたいだね、今日は歓迎するよ」

ほむら「ありがとうございます」

485: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 23:30:04.49 ID:ErYwXNqh0
ほむら「……」キョロキョロ

まどか「どうしたの?ほむらちゃん」

まどか「私の部屋は初めてじゃないし……」

ほむら「その……友達の家に泊まるのって初めてだから……何をするのかなって」

まどか「そうなんだ」

ほむら「えぇ、繰り返してる間はそんな暇はなかったし、その前は入院していたから……」

まどか「ごめんね、私のせいで……」

ほむら「そんなつもりで言ったわけじゃないわ、それに……いやだったらいつでも投げ出せた」

ほむら「それでも私は大切なあなたを救いたかったのよ」

まどか「ほむらちゃん」ドキドキ

まどか(た、大切って言われちゃった、嬉しいけどへ、変な顔してないかな?大丈夫かな?)

490: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/15(木) 23:46:11.33 ID:ErYwXNqh0
コンコン

詢子「開けてくれるかい?」

ガチャ

詢子「飲み物もってきたよ、あとこっちは知久から差し入れで、手作りのつまめるものだね」

まどか「ありがとうママ」

ほむら「あの、お構いなく……」

詢子「ふむふむ……」

ほむら「あの、お母様?」

まどか(私のママもお母様って!)ドキドキ

詢子「今日出会った子にお母様って呼ばれるなんてね」ケタケタ

ほむら「おばさんという言い方は若い方にはよくないと思っていたのですが、おかしかったでしょうか?」

詢子「こんなおばさんに若いなんてお世辞まで言っちゃってよくできた子だねぇ、美人だし」

ほむら「いえ、そんな」

詢子「実はまどかから話は聞いてたんだよ、暁美ほむらちゃんの話はね」

まどか「ま、ママ!!?」

497: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 00:00:12.39 ID:D/2pV44E0
詢子「1ヶ月ぐらい前はちょっと怖い感じがする子とか言ってたかな」

ほむら「……そうですね、色々とあったので」

詢子「でも今のあんたを見る限り、問題は解決したのかい?」

ほむら「はい」

詢子「そういやあんたは一人暮らしなんだっけ?中学生にしては珍しいね」

ほむら「そうですね、もう慣れましたけど」

詢子「なんかあったらいつでも来な、子供は大人を頼るもんだ」

詢子「あんまり人を頼ったりしてなさそうだし」

ほむら「ふふっ誰も頼らないなんてやさぐれていた頃もありましたよ」

ほむら「そんな私を救ってくれたのは、まどかで……本当に感謝しています」

まどか「ほむらちゃん……」

詢子「そりゃあよかった、あんまり邪魔してるのもよくないね、そろそろ大人はお酒でも飲ませてもらうよ」

まどか「飲み過ぎちゃ駄目だよママ」

詢子「はいはい」

501: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 00:09:22.35 ID:D/2pV44E0
ほむら「いいお母さんね」

まどか「いつもはお酒を飲んで帰ってきちゃうんだけどね」

ほむら「でも、家族どころか、その関係者まですごく大切にしようって伝わってくるわ」

まどか「そ、そうかな///」

ほむら「ところで、人の母親や父親って若そうに見えてもおばさんやおじさんと言ってもいいのかしら?」

まどか「え?」

ほむら「やっぱり今後も失礼はないようにしたいし」

まどか(こ、今後ってことはこれからも末長く……)ドキドキ

まどか「ほむらちゃんの呼びたいように呼べばいいと思う、ママはそんなこと気にしないよ!」

ほむら「確かにそんな感じのする人だったわね」

まどか「ところで、お、お風呂どうしよっか」ドキドキ

ほむら「突然だったから着替えは持ってきてないのよね……同じ服を着るしかないかしら……」

まどか「だ、駄目だよ!わ、私の服かしてあげるよ!!」ドキドキ

ほむら「そう?じゃあお願いしてもいいかしら?」

まどか(私の持ってる服でほむらちゃんに似合う服ってなんだろう、あわわわ)

506: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 00:20:54.30 ID:D/2pV44E0
まどか「ど、どうしようママ!」

詢子「あれだけ美人となるとどんな服も着こなせると思うけどねぇ」

まどか「ほむらちゃんが出るまでに服を用意しないと……」

詢子「クールな感じだしねぇ、落ち着いた服なら似合うんじゃないかい?」

詢子「でもそうか……あれだけの上玉をいじれるチャンスか……」

知久「まどかの友達だから手加減してあげなよ?」

詢子「わかってるよ」

まどか「ママ?」

516: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 00:38:04.43 ID:D/2pV44E0
ほむら「……あの……こんな事までしてもらわなくても……」

詢子「ダメダメ、髪は女の命だからね」

まどか「そうだよ、ほむらちゃん」

詢子「次はこれを着てもらえるかい?」

ほむら「はぁ……」

まどか「似合ってるよほむらちゃん」

523: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 00:47:05.92 ID:D/2pV44E0
詢子「いやー少しだけ弄ろうっておもってただけだったんだけどね」

詢子「美人だし思わず調子に乗っちゃったよ」

ほむら「あ、いえお気になさらず」

知久「ココア飲むかな?体があたたまるよ」

ほむら「あ、ありがとうございます」

まどか「パパ特製のココアってとっても美味しいんだよ!」

ほむら「美味しい……」

知久「気に入ってもらえたみたいだね、よかったよ」

知久「詢子さんを嫌いにならないであげてくれるかな?美人とか可愛い子は弄りたがるんだよ」

ほむら「いえ、そんな嫌いになんて」

まどか「でもほむらちゃんの今の格好とっても似合ってるよ!」

ほむら「あ、ありがとう///」

まどか(照れてるほむらちゃんかわいいなぁ……)ドキドキ

528: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 00:56:19.77 ID:D/2pV44E0
まどか(忘れてた……私はほむらちゃんを苦しめるためにドキドキさせるんだった!)

まどか(……まぁ、本当は苦しめるつもりなんてないけど……)

まどか(ただなんとなく皆にほむらちゃんが好きっていうのが恥ずかしくて……)

まどか(ドキドキさせて吊り橋効果でほむらちゃんを……とか……)

まどか(じゃなくて……明日こそほむらちゃんともっと仲良く……)

まどか「うん、明日こそ!」

ほむら「明日がどうかしたの?」

まどか「な、なんでもないよ!!」ドキッ

ほむら「そういえば、明日はどうするかも考えないと駄目ね」

まどか「そ、そうだね、今から一緒に考えよ!」

530: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 01:03:39.28 ID:D/2pV44E0
杏子「じゃあな」

さやか「……」

マミ「……」

さやか「あたしって本当文無し……」

マミ「財布が軽い……こんなの初めて……」

さやか「……」

マミ「……」

さやか「そういえばマミさん、生活費は大丈夫ですか?」

マミ「……えぇ、しばらくはパスタで生きて行くわ」

537: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 01:20:44.35 ID:D/2pV44E0
ほむら「ゲームセンター?」

まどか「うん、ほむらちゃんと行ってみたいなって」

ほむら「となるとこっちの道だから」

まどか(い、今思ったらほむらちゃんの吐息がかかるような距離!!)

まどか(ど、どうしよう意識しちゃうよ)ドキドキ

ほむら「まどか?」

まどか「ひゃい!」ドキッ

ほむら「だ、大丈夫?」

まどか「何が?」

ほむら「さっきから話しかけていたのだけど……」

まどか「あ、えっと考え事してて」

ほむら「悩みなら相談にのるわよ?」

まどか「あ、えっと大丈夫だよ!」

まどか(ほむらちゃんにドキドキさせられっぱなしだよ……)

540: >>539 ほむらちゃんをドキドキする案をまどっちは募集中だよ! 2011/09/16(金) 01:32:56.21 ID:D/2pV44E0
ほむら「そういえば、私はどこで寝たらいいかしら?」

まどか「え?」

ほむら「そのお泊りって初めてだからよくわからなくて……」

まどか(普通は布団を引くものだけど……)

まどか「私のベッドで一緒に……その……ね、寝たらいいよ!」

ほむら「そう?自分のねぞうってよくわからないから大丈夫かしら……」

まどか「大丈夫だよ!だ、抱きついて寝れば動けないもん!」

まどか(な、なんだかさっきからすごい事言ってる気がするよ)ドキドキ

ほむら「ならいいのだけど」

548: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 01:44:37.22 ID:D/2pV44E0
ほむら「……」

まどか「……」

ほむら「なんというか……抱きついて寝るって恥ずかしいわね……」

まどか「そ、そうだね」ドキドキ

ほむら「お泊り会ってこういうものなのかしら?」

まどか「そ、そうだよ!」

ほむら「何人もいると大変そうね」

まどか「え、えっと……ふ、二人でお泊り会の時だけなんだ!」

ほむら「そうなの?」

まどか「う、うん!」

まどか(吐息がこそばい……)ドキドキ

550: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 01:53:14.06 ID:D/2pV44E0
まどか(……よく考えたら……ほむらちゃんって好きな人と抱きついたらドキドキするってさやかちゃんが言ってたっけ……)

まどか(……私と抱き合ってもいつもの表情だし……ほむらちゃんの好きな人って誰なんだろう……)

まどか(でも、大切な友達って思ってくれてるんだよね……)

まどか「……はぁ……」

ほむら「どうしたの?」

まどか「ほむらちゃんの好きな人って誰?」

ほむら「ふぇ!?」

まどか「教えてほしいなって」

ほむら「い、言えるわけないじゃない!!」

まどか「ほ、ほむらちゃん、今よるだからあんまり大声は……」

ほむら「ごめんなさい……驚いちゃって……」

まどか「その反応を見る限り好きな人はいるんだね」

ほむら「……えぇ」

まどか「どんな人?」

ほむら「……眩しい太陽みたいな子よ」

554: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 02:01:59.07 ID:D/2pV44E0
まどか(太陽……明るい人かな?中沢君とか結構明るいっけ……席も隣だし)

ほむら「そういうまどかは好きな人はいるのかしら?」

まどか「いるよ」

ほむら「どんな人なのか聞かせてもらってもいいかしら?」

まどか「優しくて、かっこいい子だよ」

ほむら「そう、結ばれるといいわね」

まどか「そういえば、ほむらちゃんって手が冷たいね」

ほむら「えぇ、昔からなのよ」

まどか「手が冷たい人は心が暖かいってよく聞くよね」

ほむら「そういうあなたの手は暖かいわね」

まどか「心が冷たいってことかな?」

ほむら「そんなわけないわ、手の温度なんかでその人のことなんてわからないってことよ」

まどか「ティヒヒ、そうだね」

ほむら「明日も出かけるのだし、お喋りもいいけど、寝ましょう?おやすみまどか」

まどか「おやすみほむらちゃん」

558: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 02:07:12.83 ID:D/2pV44E0
まどか「んーおはようほむらちゃん」

ほむら「……」ポケー

まどか「ほむらちゃんってもしかして朝弱い?」

ほむら「……ほむぅ……」パタリ

ほむら「すぅ……すぅ……」

まどか「二度寝しちゃった……」

562: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 02:13:44.18 ID:D/2pV44E0
まどか「ほむらちゃん」

ほむら「すぅ……すぅ……」

まどか「ほむらちゃーん」

ほむら「ん……」

まどか「ほーむーらーちゃーん」

ほむら「……」ポケー

まどか「起きた?」

ほむら「……まどか?あっ夢か……」ポケー

ほむら「まどかぁ……」ギュゥ

まどか「!!!!!」ドキッ、

ほむら「すぅ……すぅ……」

まどか「あ、朝にすごく弱いんだねほむらちゃん……」ドキドキドキドキ

564: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 02:20:20.18 ID:D/2pV44E0
―――――
―――

ほむら「別に朝に弱くないわよ?」

まどか「え?でも今日……」

ほむら「今日?」

まどか「あ、えと……なんでもないよほむらちゃん」

ほむら「そう?」

まどか「朝食食べて着替えたらお出かけしよ!」

ほむら「えぇ」

569: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 02:36:12.47 ID:D/2pV44E0
―コンビニ―

ほむら「コンビニで何を買うの?」

まどか「えっとね、今日は食べ歩きみたいな感じでいこうと思うから飲み物を買おうかなって」

ほむら「お小遣いは大丈夫?」

まどか「大丈夫だよ!」

まどか(今日のために毎月2000円のお小遣いやお年玉の貯金をおろしてきたもん!)

ほむら「食べ歩くなら、味の邪魔にもならないお茶にしようかしら」

まどか「おー●お茶はダメだよ」

ほむら「え?」

まどか「3桁買ってもF賞すら当たらなかったんだから」

ほむら「まどか?」

まどか「とにかくおーい●茶は駄目だよ」

ほむら「わ、わかったわ……」

576: クリアファイルぐらいほしかったよ! 2011/09/16(金) 02:46:56.44 ID:D/2pV44E0
まどか「あれ?ほむらちゃんアポ●チョコも買ったの?」

ほむら「えぇ、好きだから」

まどか「私もアポ●チョコ好きだよ!」

まどか(ピンクと黒っぽいチョコで私とほむらちゃんがくっつくみたいな……なんて)

ほむら「まどかも食べる?」

まどか「ありがとう、ほむらちゃん」

581: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 03:11:44.81 ID:D/2pV44E0
まどか「いつも近く感じる場所が歩きだと結構時間がかかるね」

ほむら「自転車なんかは歩きよりずっとはやいものね」

まどか「そういえばほむらちゃんって自転車は乗れるの?」

ほむら「乗れるわよ?」

まどか「入院してたのに自転車の練習とかしてたの?」

ほむら「いえ、魔法でこう……操ってしまえばタンクローリーも簡単に」

まどか「……自力では?」

ほむら「……乗れないわ……」

まどか「今度練習しよっか!」

ほむら「え?」

まどか「自転車」

ほむら「で、でも中学生が自転車の練習って恥ずかしくないかしら?」

まどか「そんなことないよ!それに、すぐ乗れるようになるって」

ほむら「……じゃあ、今度お願いするわ、頼りにしてるわよまどか」ニコ

まどか(その笑顔は反則だよほむらちゃん)ドキドキ

584: >>583 仮にまどかが魔法少女にならなくてもほむほむは町を去るっていう…… 2011/09/16(金) 03:22:19.19 ID:D/2pV44E0
まどか「あ、本屋さんだ」

ほむら「特に予定があるわけでもないなら行く?」

まどか「そうだね、いこっか」

ほむら「えぇ」

―本屋―

まどか「ほむらちゃんってどんな本を読むの?」

ほむら「漫画はあまり読まなかったわ」

まどか「じゃあ小説?恋愛小説とか、それとも推理小説とか?」

ほむら「本当にやることがなくてジャンルは関係なく読んでいたわね」

まどか「オススメの小説とかまた教えてほしいな!」

ほむら「えぇ、まどかの好みに合いそうなものを考えておくわね」

585: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 03:28:33.69 ID:D/2pV44E0
―ゲームセンター―

まどか「そういえば、ほむらちゃんってゲームセンターは来たことはあるの?」

ほむら「杏子にあうために来たことはあるわ、あとは最初の時間軸かしら」

まどか「最初の時間軸?」

ほむら「あの時はあなたに色々と連れていってもらっていたから」

ほむら「ふふっ今もあまり変わらないわね」

まどか「そうなの?」

ほむら「えぇ、いつも気にかけてくれて……知らないことをいつも教えてもらったわ」

まどか「そうなんだ……」

ほむら「といってもあなたにもワルプルギスの夜をこえてからは色々と教えてもらっているけどね」

まどか「そ、そうかな///」ドキドキ

まどか(自分で違う時間軸の自分に嫉妬しちゃった)

587: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 03:35:34.67 ID:D/2pV44E0
まどか「ねぇほむらちゃん!プリクラとろうよ!」

ほむら「プリクラ?」

まどか「えっと、プリントクラブの略だったかな?写真を取るの」

ほむら「写真?携帯のカメラじゃ駄目なのかしら?」

まどか「えっとね、写真を簡単に加工できて、とった写真がシールみたいになってて」

まどか「とにかくとったらわかるよ!」

ほむら「わかったわ」

―――――
―――

ほむら「これが……」

まどか「ティヒヒ」

ほむら「それにしてもハートで囲ったり、私達の名前を書いたり色々と出来るのね」

まどか「カップル専用の場所とかも多いからこういうのが多いんだよ」

ほむら「か、カップル!!?」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「なんでもないわ……」

590: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 03:52:44.92 ID:D/2pV44E0
―ほむホーム―

ほむら「楽しかったわね」

まどか「そうだねー」

ほむら「今お茶とか用意するから待っててね」

まどか「あ、そんなに気にしなくても……」

ほむら「私が気にするのよ」

……

まどか「あれ?ほむらちゃんの机に私が前に入れた匿名ラブレターが……」

まどか「……」カキカキ

まどか「ティヒヒ、私の名前書いちゃった」

まどか(ど、どうしよう……書いちゃえって感じで書いちゃったけど……ドキドキする……)

まどか(や、やっぱり消そうかな……ってボールペンで書いちゃったし……)

まどか「ど、どうしよう……」

597: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 04:09:14.81 ID:D/2pV44E0
ほむら「まどか?どうかしたの?」

まどか「な、なんでもないよ!ほむらちゃん!」

ほむら「あぁ、そのラブレター?」

ほむら「このラブレターは名前も待ってる場所も書いてなくて」

ほむら「いつもは断った後でその人がくれたラブレターとかは捨てるのだけど……」

ほむら「イタズラだとは思うのだけど、もしイタズラじゃなかったらって思うと捨てられなくて」

まどか「そ、そうなんだ」ドキドキ

ほむら「字や手紙を見る限り女の子だとは思うのだけど」

まどか「あ、だ、駄目だよほむらちゃん!」

ほむら「え?」

まどか「い、いまみちゃ駄目だよ!そういう手紙は一人の時にみないと!」

ほむら「そうね、ごめんなさい」

まどか(なんとか見られずに済んだよ……)

602: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 04:27:05.76 ID:D/2pV44E0
ほむら「そろそろ帰らなくても大丈夫なのかしら?」

まどか「そろそろ帰らないと……じゃあまた明日学校でね」

ほむら「まどか」

まどか「何?」

ほむら「これ……」

まどか「え?リボン?」

ほむら「昨日、小物ショップであなたが一人で店をみてまわっているときに買ったの」

ほむら「もしよかったらもらってもらえるかしら?」

まどか「あ、ありがとう!ほむらちゃん!」

まどか「そ、それじゃあまたね!」

ほむら「えぇ、またねまどか」

―――――
―――

まどか「ほむらちゃんからプレゼントもらっちゃった……」

まどか「ティヒヒ、すごくドキドキしてる……」ドキドキ

606: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 04:39:54.70 ID:D/2pV44E0
ほむら「はぁ……二日間ずっとドキドキしてたわ……」

ほむら「まさか泊まったり、カップルみたいなことしたりするなんて……」

ほむら「だいたいまどかと抱き合ってちゃんと眠れるわけないじゃない……」

ほむら「普通の友達を演じるって難しいわ……油断すると変に反応しちゃうし……」

ほむら「まどかとのプリクラ……どこに貼ったらいいのかな?とっておいたほうがいいのかな?」

ほむら「まどかが帰ってもまどかのことばかり考えてずっとドキドキしてる……」

ほむら「太陽みたいに暖かくて、いつも私を明るい世界につれていってくれる……」

ほむら「……そういえばこのラブレター……まどかは中を見たのかな?」パラ


ほむら「……あれ?」

ほむら「1文増えて、鹿目まどかよりって……」

ほむら「そっか、まどかがこのラブレターをくれたんだ」

ほむら「ふふっ明日返事しないとね」

ほむら「私も大好きですって」



終わり