1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 21:36:55.25 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「ノリが悪いのねぇ」

引用元: 女幽霊「……あら貴方、私を怖がってくれないの?」 



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 21:45:01.32 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「塩?」
 
女幽霊「……しょっぱい」
 
女幽霊「え? それだけよ?」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 21:49:03.33 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「寒気がする、って?」
 
女幽霊「きっと風邪じゃない? あったかくして寝なきゃ駄目よ?」
 
女幽霊「おやすみなさい。ね」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 21:54:53.17 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「ポマードポマードポマード! って貴方ねぇ……」
 
女幽霊「私は口裂け女じゃないわよ?」
 
女幽霊「でも、べっこう飴は欲しいかも……」
 
女幽霊「ところで、ねぇ、私綺麗?」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 22:02:28.31 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「背後霊だからって、どこにでも付いて来るなって?」
 
女幽霊「いいじゃない。幽霊は寂しいと死んじゃうのよぉ?」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 22:07:13.07 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「シャンプーする時、視線を感じる事ってなぁい?」
 
女幽霊「もちろん、犯人は私よ」
 
女幽霊「びっくりした?」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 22:12:12.44 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「お札?」
 
女幽霊「……なんて書いてあるの? 読めないわぁ」
 
女幽霊「こういう、お金の無駄使いはやめたら?」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 22:27:04.34 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「ふわぁ……今日も朝日が気持ち良いわぁ」
 
女幽霊「……あら、おはよう」
 
女幽霊「日の光? 別に平気だけど……」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 22:34:48.01 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「ねぇ貴方、好きな女の子いる?」
 
女幽霊「幽霊の女の子もいいものよ?」
 
女幽霊「……守護霊として」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 22:40:23.57 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「せっかく霊能者に見て貰ったのに、無駄だったわねぇ」
 
女幽霊「私の姿が見えないなんて、インチキもいいところよ」
 
女幽霊「……あの人、私も本物だと思ってたのに」
 
女幽霊「世知辛い世の中だわぁ」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 22:46:09.73 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「私のお墓?」
 
女幽霊「……さあ。どうなってるのかしら」
 
女幽霊「なんにせよ、貴方が来てくれたら歓迎するわ」
 
女幽霊「もちろん、草むしりくらいはしてくれるんでしょ?」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 22:53:49.42 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「きっと私、貴方と一緒に心霊写真として写っちゃう事もあると思うのよ」
 
女幽霊「でも、写真写りは良い方だから心配しないでね」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 23:03:39.28 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「あら、お線香」
 
女幽霊「何だか辛気くさいわねぇ。何なの?」
 
女幽霊「……え、私のため?」
 
女幽霊「ああ私、そういえば幽霊だったわね」
 
女幽霊「ありがとう」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 23:08:35.17 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「さっきまで焼いてた秋刀魚が無い、って?」
 
女幽霊「猫が取っていったわよ」
 
女幽霊「可愛かったわぁ」
 
女幽霊「……ごめんなさい。だって、私は見てる事しか出来なかったし……」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 23:25:13.64 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「ねぇ貴方、映画館にデートしに行かない?」
 
女幽霊「面白そうな映画がいっぱいあるのよ」
 
女幽霊「ね、連れてって」
 
女幽霊「しかも相手が私なら、一人分は無料で観られるし、何にも食べないから……」
 
女幽霊「デートするにもすっごくお金がかからないのよぉ?」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 23:31:57.05 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「ねぇ、貴方を金縛りにしていい?」
 
女幽霊「暇なのよ」
 
女幽霊「私に金縛りされるの、怖い?」
 
女幽霊「……あら、怖くないなんて言っちゃっていいのぉ?」



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 23:48:33.57 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「誕生日と命日、貴方はどっちが重要だと思う?」
 
女幽霊「分からない? でも、決めて欲しいのよ」
 
女幽霊「だって、私にも一年に一度くらい、特別な日があったっていいじゃない……」
 
女幽霊「そういう日は、ケーキでも供えてくれると嬉しいわぁ」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/18(火) 23:54:08.43 ID:QhI6RXqeO
女幽霊「タンスの裏に千円札を発見したわぁ」
 
女幽霊「偉いでしょう? 山分けよぉ?」
 
女幽霊「でも、私には使い道が無いわね……」
 
女幽霊「このお金預けるから、干菓子でも買ってくれない?」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 00:03:08.98 ID:smcLXnQMO
女幽霊「今日は雷が凄いわねぇ。あ、また光った」
 
女幽霊「……きゃっ」
 
女幽霊「い、今のは音が近かったわね」
 
女幽霊「……何よ、物陰に隠れる幽霊がそんなにおかしい?」


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 00:18:18.68 ID:smcLXnQMO
女幽霊「夜の暗い道を歩くのって、怖いわぁ……」
 
女幽霊「貴方もそうよね?」
 
女幽霊「あら、私以外の幽霊が出たら怖いって言うの?」
 
女幽霊「じゃあ私、家に帰ったら本気で怖がらせてあげるけど……」
 
女幽霊「とりあえず今は、くっついて歩きましょう?」


62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 00:28:37.89 ID:smcLXnQMO
女幽霊「貴方が、この世でもっとも怖いものはなぁに?」
 
女幽霊「あら、お饅頭なの?」
 
女幽霊「じゃあ、お饅頭をたくさん抱えてる私はどう?」
 
女幽霊「面白い、ですって?」
 
女幽霊「……確かに、面白いわねぇ」


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 00:48:49.66 ID:smcLXnQMO
女幽霊「あら、お経なんて唱えてるの? 私、そんなので成仏なんてしないわぁ」
 
女幽霊「……さあ、神様や仏様なんて居ないんじゃない?」
 
女幽霊「貴方、そんなの見た事ないでしょう? 幽霊なら目の前に居るけどぉ」
 
女幽霊「貴方は幽霊だけ信じていればいいんじゃないの?」
 
女幽霊「……私もね」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 00:52:14.67 ID:cWU2sAVm0
思いついたから投下

女幽霊「あら?何をしてるの?」

女幽霊「へぇ。自炊するなんて、意外とマメねぇ」

女幽霊「私?もちろんできるわ。見せてあげられないのが残念だわぁ」

女幽霊「……ウソをついてるわけじゃないわよぉ?」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 01:01:00.03 ID:smcLXnQMO
女幽霊「未練? 生きてた頃の事なんて忘れちゃったわぁ」
 
女幽霊「貴方は生きてるけど、たくさん未練有りそうねぇ」
 
女幽霊「私に愚痴を聞かせてみない?」
 
女幽霊「ふふ、幽霊にはお酒に付き合う時間がたっぷりあるわよぉ?」


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 01:17:56.31 ID:cWU2sAVm0
女幽霊「私にプレゼント?服?」

女幽霊「何言ってるのぉ。服があっても私には・・・・・・」

女幽霊「・・・・・・そんな顔しないでぇ。幽霊なんだから仕方ないじゃない」

女幽霊「そうだ。今度私がアナタの服を選んであげるわぁ」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 01:27:47.10 ID:smcLXnQMO
女幽霊「急に私が居なくなったら、貴方はどう思う?」
 
女幽霊「天に昇ったんだな、って?」
 
女幽霊「なら良いけど、でも、ただ貴方に私を視る力が無くなっただけで」
 
女幽霊「私は変わらず、貴方の近くにいるのかもしれないわよ?」
 
女幽霊「……そうなるのかもしれない事が、嫌で、不安で……」
 
女幽霊「……そんな顔するくらいなら、普段からもっと私を見てくれなぁい?」


84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 01:37:51.02 ID:smcLXnQMO
女幽霊「朝、幽霊に起こされ目が覚めると、台所には朝食が用意されていた」
 
女幽霊「……なんて、夢の光景よねぇ」
 
女幽霊「私には起こすのも朝食も両方無理だったわぁ。時計を見てくれない?」
 
女幽霊「……間に合う?」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 01:47:36.36 ID:smcLXnQMO
女幽霊「天国や地獄に何かひとつ持っていけるなら、何を持つのがいいかしら?」
 
女幽霊「貴方を持って行けば、話し相手には困らなさそうねぇ」
 
女幽霊「……友達が少ないのがバレバレの考え方だわぁ」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 01:52:25.79 ID:cWU2sAVm0
女幽霊「あら、今日は遅かったのねぇ」

女幽霊「もしかして、彼女とか?」

女幽霊「彼女がいたらお前が呪いそう、ですって?」

女幽霊「そんなことしないわよぉ。貴方が悲しむ顔は見たくないもの」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 02:11:37.42 ID:smcLXnQMO
女幽霊「……あら、やっと来たのね。私、とっても待ったわぁ」
 
女幽霊「待ちすぎて私、自縛霊になるところだったわぁ」
 
女幽霊「……このジョーク、面白くないかしら?」
 
女幽霊「あら、一瞬本気にしたのぉ? なら、デートの時間を減らさないで欲しいわねぇ」
 
女幽霊「ふふ」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 02:24:29.16 ID:smcLXnQMO
女幽霊「幽霊の利点? 法に縛られない事ねぇ」
 
女幽霊「他人の秘密を覗き見るのは面白いわぁ」
 
女幽霊「でも、やっぱり貴方の秘密が一番……」
 
女幽霊「こういう事を仄めかすと、顔を赤くしてくれるから好きだわぁ」


100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 02:36:43.26 ID:smcLXnQMO
女幽霊「最近、貴方に女の子が近寄ってくれない、ですって?」
 
女幽霊「私は知ーらなぁい」
 
 
何故かみおさんでみおんの母親を思い出してしまった

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 04:44:43.26 ID:smcLXnQMO
女幽霊「幽霊の欠点?」
 
女幽霊「それは秘密にしておくわぁ」
 
女幽霊「……あら、どうしても知りたい?」
 
女幽霊「ふふ、私にちょっとでも触る事が出来たら、教えてあげてもいいわよぉ」


114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 04:48:05.95 ID:hEcX8vr5O
女幽霊「あら、ホラーゲーム?」

女幽霊「そんなのより、あたしが驚かせたほうが怖いわよぉ?」



女幽霊「きゃっ!!」

女幽霊「だ、だって急に出てくるなんてズルいじゃないっ」

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 05:12:59.26 ID:smcLXnQMO
女幽霊「何日も帰らないで、ごめんなさい……」
 
女幽霊「ずっと、何をしていたのか、って?」
 
女幽霊「貴方、笑うかもしれないから、言いたくないわぁ」
 
女幽霊「……美術館を見つけたの」
 
女幽霊「そこに一枚、とっても良い絵があって、それをずっと見ていたら」
 
女幽霊「いつの間にか、こんなに時間が経っていたの……」
 
女幽霊「私も、もっと生きて、ああいう絵のような何かを」
 
女幽霊「創りたかったわぁ……」
 
女幽霊「ふふ、何か、浦島太郎みたいよねぇ、私」
 
女幽霊「……おやすみなさい」



121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 07:39:55.72 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「……いい天気ねぇ」

女幽霊「………ヒマだわぁ」

女幽霊「…………早く帰ってこないかな」

女幽霊「!……あら、お帰りなさぁい。今日は随分早いわねぇ?」

女幽霊「……私に早く逢いたかった?…………ばぁか///」

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 08:02:10.85 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「………じゃぁ、いくわよぉ?」

女幽霊「じゃんけん……ぽんっ!」

女幽霊「ふふっ、私の勝ちねぇ?」

女幽霊「……約束通り抱き枕に俵依するから抱いて寝てねぇ?」

女幽霊「………………………暖かい」

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 08:13:48.68 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「あら、綺麗な花束ねぇ?」

女幽霊「部屋に飾るの?珍しいわねぇ?」

女幽霊「やけに夕食豪華ねぇ?」

女幽霊「誕生日会があるの……大丈夫よ、大人しくしてるから……」

女幽霊「……ぇ…私……に……?」

女幽霊「……ありがとう」

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 08:51:17.32 ID:Qhp0/4uL0
女幽霊「私も人間から生気奪ったりしてるのか、って?」

女幽霊「ふふ…どうかしらねぇ……」

女幽霊「……嘘よぉ。そんなに怖がらなくたって、いいじゃない……」

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 08:57:58.40 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「……あら、おはよう。今日も良い天気よぉ?」

女幽霊「こーら、いつまで寝てるのよぅ。もぉ~起きなさいってばぁ」

女幽霊「いつまで起きてるのよぅ。寝なくていいのかしらぁ?」

女幽霊「…………え?」

女幽霊「//////////」

女幽霊「ば、ばぁか!ばぁか!本当ぉにおばかさぁん!!!!」

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 09:13:54.10 ID:smcLXnQMO
女幽霊「生気、ですって?」
 
女幽霊「そういえば貴方、ちょっと美味しそうねぇ」
 
女幽霊「吸われたいの? ……ふふっ」
 
女幽霊「あははっ、冗談よぉ」

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 09:36:47.41 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「え?服の着替え?」

女幽霊「そう言われても、汗かかないし汚れることなんて………」

女幽霊「………まぁ夢の中なら好きに汚しても許してあげても……その…いい…けどぉ……」

女幽霊「あんまり酷い事しちゃ……や、だからね?」

153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 09:46:27.79 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「最近………あ、なんでも……ない…」

女幽霊「なんでも………」



女幽霊『もぉ~…美味しそうな物ばかり供えるからウエストがぁ………うぅ~』

161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 10:01:44.51 ID:IitV5KwI0
女幽霊「『何で起こしてくれなかった!』ですって?」

女幽霊「だって起こそうとしたら、あなた…私の事を寝言でつぶやいてたのよぉ?」

女幽霊「その顔が幸せそうだったから…ずっと見てたの……」

女幽霊「うふふ…ねぇ……どんな夢だったの?」

162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 10:01:47.74 ID:smcLXnQMO
女幽霊「♪おばけなんてないさ、おばけなんてうそさ」
 
女幽霊「ねぼけたひとが、みまちがえたのさ……♪」
 
女幽霊「ねぇ、ねぼすけさん」
 
女幽霊「いつまで私を見間違えていてくれるのぉ?」


163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 10:02:02.06 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「…あ、お帰りなさぁい。今日は遅かっ…た……」

女幽霊「………その娘…」

女幽霊「……………」

女幽霊「……安心しなさいよぉ、邪魔なんか……しない…わよぉ…」

女幽霊「…ふん………泣いてる訳……ないじゃ…ない」

女幽霊「………妹さん?え、私に会いに来た?」

女幽霊「…………でも私、貴方以外には見えな…」

女幽霊「し、紹介?……私を?」

女幽霊「………もぉ…ばか…なんだから」

175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 10:28:58.57 ID:48DSrZSGO
女幽霊「…?あら、あなたかわいいわね」

女幽霊「猫はやっぱり私が見えるのかしら…」

女幽霊「あら、匂い嗅いでも何もないわよぉ…」

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 10:33:13.65 ID:mW/oNK8W0
女幽霊「ちょっとお風呂借りるわ」

女幽霊「幽霊だってシャワーを浴びたいのよぉ?」

女幽霊「ふふっ…覗いちゃやぁよぉ」




女幽霊「まったく、何を期待していたのかしらぁ?」

187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 10:36:09.04 ID:HjGOZGurO
女幽霊 「私の生きてた頃の思い出?」


女幽霊 「そんなの覚えてないわぁ」


女幽霊 「いいじゃなぁい、別に。昔の事なんて気にしないでも」


女幽霊 「私は今、…あなたと居れて幸せだし。」

188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 10:36:47.74 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「じ~………」

女幽霊「じぃ~……」

女幽霊「な、なんでもっ…ない、わよぉ?」

女幽霊「あ、焦ってなんかないわよぉ?」

女幽霊「…………」

女幽霊「貴方が…私より料理が上手くなるのが……なんかやだなぁ、って思っただけですぅだ!ふんっ」

女幽霊「…………人の気も知らないで」

女幽霊「な、なに聞いてんのよ!!!」

199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 10:45:38.33 ID:8ocValbi0
女幽霊「……お前といると犬に吼えられるですってぇ?」
女幽霊「じゃあ一緒に外でるのやめるぅ……?」

女幽霊「あらぁ……別に謝らなくてもよかったのに、でもありがとうねぇ」

女幽霊「そんなあなたが好きよ」

200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 10:46:03.79 ID:HjGOZGurO
女幽霊 「…べ、別にあんたなんか好きじゃないんだからね(///)」


女幽霊 「その泣きそうな顔いいわぁ、ゾクゾクしてきちゃう」


女幽霊 「私が泣きそうな顔してた?」


女幽霊 「バ、バカ…、そんなことだけ気付かなくていいのよぉ(///)」

205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 10:50:09.56 ID:8KZnNDTy0
女幽霊「私ね、音を出せるようになったのよ」

  …コン… 

女幽霊「どう?凄いと思わない?」

     …パチッ…

女幽霊「こんなすごいことできるの私だけね…うふふ」

  …ピシ…




女幽霊「…ラップ音?変な名前つけないでよ」

209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 10:58:11.22 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「あら、お正月だからって甘酒供える?普通」

女幽霊「しかも大きなグラスにねぇ……いいけどぉ」

女幽霊「ふふっ……じゃ、乾~杯♪」

女幽霊「…?けほっ…っ…も、もぉ!!なんて顔するのっ!!…うぅ、なんかベトベトする気がするぅ…」

女幽霊「こ、こら!……何股間押さえてるのよ!バカッ!!!」

211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 11:01:36.12 ID:HjGOZGurO
女幽霊 「はぁ、なんか暇ねぇ」


女幽霊 「あら、なんか隠してるわねぇ」


女幽霊 「こ、こんな本を隠してるなんて(///)」


女幽霊 「私があの人に触れたら、こんな本捨てさせるのになぁ」

218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 11:06:43.53 ID:HKX0UaBsO
女幽霊「牛乳は奧のほうが長くもつわよ。」

女幽霊「あっ、キムチが安くなってるわ。あなた好きだし買っていっちゃう。」
女幽霊「バカっ、あげたまなんてあんまり使わないんだからこっちの小さいので十分よ。」

女幽霊「えっ?なんか新婚みたい?も、もうなに言ってるのよ!バカなこと言ってないで早くいくわよ(///)」

228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 11:18:01.90 ID:HjGOZGurO
女幽霊 「うふふ、もう少しかしらねぇ」


女幽霊 「あと2、3日で良くなるから我慢してねぇ」


女幽霊 「ほら、体調悪いんだから寝てなさぁい」


女幽霊 「ふふっ、これでもうすぐ私に触れるようになるし」


女幽霊 「…一生ふたりで過ごせるわよぉ、ふふふっ」


女幽霊 「だから、もう少しだけ、痛いのはガマンしてね」

230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 11:19:49.51 ID:smcLXnQMO
 
女幽霊「怪しからん幽霊ねぇ」
 
女幽霊「……え、これが私?」
 
女幽霊「私ならいいのよぉ。さすがに色っぽいわぁ」
 
女幽霊「ふふ、貴方、私に触れなくて残念でしょう?」
 
女幽霊「あははっ、やぁい」

234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 11:26:25.14 ID:8ocValbi0
女幽霊「白装束以外も着てみたいんだけどぉ、何が似合うからしらぁ……」

女幽霊「そんなことができるのか?ですってぇ……?」

女幽霊「幽霊だからって別にいつも同じ服でいなきゃいけないってことはないのよぉ」

258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 11:40:25.04 ID:hWvIy1tvO
 

女幽霊「雨…凄いわねぇ……」

女幽霊「……あ、電話…」

女幽霊「……留守電に…うん、なってるわねぇ」

女幽霊「……あ…そう、家に帰れないの……」

女幽霊「……聞こえてないと思うけど…気をつけて帰ってきなさいよぉ…」



女幽霊「………雨のばぁか」

 
273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 11:49:34.98 ID:mW/oNK8W0
女幽霊「あら、起きたのねぇ」

女幽霊「私がいつ寝ているかですって?」

女幽霊「幽霊は寝ないのよぉ」

女幽霊「大丈夫。今は長い夜も退屈せずにいられるから」

276: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 11:52:58.46 ID:HjGOZGurO
女幽霊? 「みて!あなたに触りたいと思ってたら生き返ったのよぉ!!」


女幽霊? 「…へっ?幽霊じゃないお前には興味無い??」


女幽霊? 「ちょ、ちょっと待ちなさいよぉ!幽霊の時より触れる今の方が…」


女幽霊? 「…触れるか触れないかがいい?…あっ、待って!」


女幽霊 「…なんだ、夢か。」


女幽霊 「死んでも夢って見るのねぇ、初めて知ったわぁ」


女幽霊 「…やっぱり、第一印象って大事なのねぇ…」


女幽霊 「…正夢になんかならないでね?」

 
293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 12:10:55.20 ID:ECipQjpRO
女幽霊「…暇ねぇ」

女幽霊「……」

女幽霊「…剥製」←壁から首だけ出してる

女幽霊「あっ」

女幽霊「……」

女幽霊「…おかえりなさい。今日は遅かったのねぇ」

女幽霊「…何にやけてるのよぉ」

297: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 12:13:37.72 ID:xZO9l5eu0
女幽霊「あら、もう寝ちゃったの?」

女幽霊「・・・・・よっこいしょ。」

女幽霊「ゆーたいりだつー」

女幽霊「・・・・起きてたんだ。」
 
304: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 12:23:34.32 ID:mW/oNK8W0
女幽霊「ところであなたには、私の姿はどう見えているのかしら?」

女幽霊「へぇ、なるほどね」

女幽霊「見る人によって見える姿が違うこともあるのかしらねぇ?」



女幽霊「ふふっ、ちなみにさっきあなたが言った容姿、正解よぉ」

314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 12:31:47.09 ID:mW/oNK8W0
女幽霊「人間は夜にどれだけ寝ても、お昼には眠くなるものらしいわよ」

女幽霊「お昼寝をするときは15分ぐらい寝るのがいいらしいわ」

女幽霊「ちょうどいい頃合なんだし、少し休むのもいいんじゃない?」

女幽霊「私? その間はあなたの寝顔を眺めさせてもらうわぁ」

315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 12:32:04.08 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「あ~る~晴れた~ひ~るさがり~い~ち~ばぁにつづぅく道~」

女幽霊「……歌うの止めろ?」

女幽霊「私がこうしてる理由…知ってるくせにぃ」

女幽霊「子猫可愛いぃんだもん!貴方が拾って来たのに元気になったから帰すのなんて…や、なんだもん!!」

女幽霊「……え、あ…飼い主が見つかったの………」

女幽霊「分かったわよぅ………元気でねぇ……」

女幽霊「グレートニャンダース三世……」

女幽霊「な、何笑ってるのよぅ…!!」

327: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 12:40:03.66 ID:vxAw8k/j0
女幽霊「曇りの日は肌寒くて嫌ねぇ」

女幽霊「え?」

女幽霊「わからないわ、無意識よぉ」

345: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 12:58:48.41 ID:vxAw8k/j0
男幽霊「ちょっと風呂入ってくるから」

男幽霊「気分だよ、気分」

男幽霊「じゃあ、今日は銭湯に行こうぜ」

374: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 13:14:49.89 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「…………なでなで」

女幽霊「……なでなで」

女幽霊「なで……あ、お、おはよう。……よく眠れたかしらぁ?」

女幽霊「……そう、よかったわぁ。私も可愛らしい寝顔が見れた……」

女幽霊「…な、頭なんて撫でて……第一私貴方に触れな……」

女幽霊「……………」

女幽霊「……起きてたんなら言いなさいよぉ……もぉ」

375: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 13:15:13.36 ID:8ocValbi0
女幽霊「思うんだけど私たちっていわゆるプラトニックな関係よねぇ」

女幽霊「あらぁ、残念がらないのねぇ」

女幽霊「プラトニックってもともと少年愛のことを指すの知ってたぁ?」

393: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 13:43:12.15 ID:eso3Yl8P0
女幽霊「私の年を知りたいって?」

女幽霊「いくら幽霊だからって一応女の子なんだからそんなこと聞いちゃダメよぉ」

女幽霊「それで?いくつに見えるぅ?」

397: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 13:57:04.73 ID:vxAw8k/j0
女幽霊「いい天気」

女幽霊「それにしても、よく食べるわねぇ」

女幽霊「気にしないで」

女幽霊「いっぱい食べて大きくなりなさぁい」

428: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 14:48:01.72 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「る~るるる~、る~るるる~♪」

女幽霊「る~る~る~♪」

女幽霊「……ひなたぼっこ日和のいい天気ねぇ」

女幽霊「…あら?お茶なんて二つも持って来てどうしたのよぅ」

女幽霊「気分だけでも?……ふふっ、ありがとう」

女幽霊「る~るるる~♪」

433: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 15:01:59.40 ID:vxAw8k/j0
女幽霊「ふぅん、誕生日なの」

女幽霊「ロウソクの火?ええ、できるけど」

女幽霊「おめでとう」

女幽霊「死んだときもお祝いしてあげるわぁ」

437: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 15:15:25.81 ID:mW/oNK8W0
女幽霊「死にたくなかったか、ですって?」

女幽霊「死後の生活もなかなか乙なものよぉ」

女幽霊「あなたに会えたんだもの」

438: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 15:16:12.14 ID:GpCKqFft0
女幽霊「おかえりなさい……今更、何驚いてるの?」

女幽霊「ああ…2、3日出かけるって言ってたからね」

女幽霊「予定が変わったの…なあに、その袋?TSUTAYA?」

女幽霊「DVD?何借りてきたの?」

女幽霊「…なあに?後ずさりなんかし……なるほど…ふふふ…言って御覧なさい」

女幽霊「言えないの?なら良いけどぉ…そのかわりぃ…見ようとした瞬間に現れるからね」

455: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 15:41:38.60 ID:mW/oNK8W0
女幽霊「ほんとうにあなたたちっておバカさんね」

女幽霊「しょうがない子たちだわぁ」

女幽霊「ゅっくり休めないわね、これじゃぁ」

 

457: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 15:47:43.90 ID:cWU2sAVm0
女幽霊「あら、学校行くの?」

女幽霊「私も連れて行ってくれない?」

女幽霊「寝てたら起こしてあげるわぁ」

女幽霊「金縛りでだけどねぇ・・・ふふふ・・・」

464: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 16:18:33.85 ID:CwFZe1iNQ
女幽霊「結婚?してないわよ。独りで死んじゃったのよねぇ。あ~ぁ。」

女幽霊「旦那っていうの?私にもいたらどんな生活してたのかなぁ。」

女幽霊「なぁに?さびしくなんかないわよぉ。今これでも充実してるんだから。」

女幽霊「…もし私がアナタのお嫁さんになったらどうする?ふふ、冗談よ。今の私じゃお味噌汁作れないもの。」

女幽霊「ほら、私の事はいいから。アナタは早いとこ毎朝ご飯作ってくれる子見つけなさぁい」

465: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 16:18:41.48 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「ねっこにゃんねっこにゃん出っておいで♪」

女幽霊「出っないとあったまを撫でちゃうぞ~♪」

女幽霊「……あ…出てきちゃった…」

女幽霊「……うぅ、にゃーは私に撫でられたくないのかにゃー?」

女幽霊「………!!!い、いつから見てたのかしらねぇ?」

女幽霊「な、み、見てたなら言いなさいよぉーっ!!!!」

467: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 16:22:13.24 ID:L2yHJvBq0
女幽霊「…おかえり……えっ?機嫌が悪い?…別にぃ……でも、そう見えるんなら、そうなんじゃなくて?」

女幽霊「…テレビ?どうぞご自由に~あなたの物なんだから好きにしたらぁ?」

女幽霊「小池栄子ね…最近、婚約したようね…いいわね~胸も大きくて」

女幽霊「あら?どうしたの?急にチャンネル変えて…ああ、これは格闘技ね…井上和香が出てるわね……
     まあ…この娘も大きな●●●●して………どうしたのぉ?急に、土下座なんかしちゃってぇ」

女幽霊「ぜ~んぜん!これっぽっちも怒ってなんかいなくってよ?…男の人が胸の大きい女が好きなのは
     仕方のな…ん~?うふふふふふふ…頭をあげて良いとは言ってなくってよ?」




475: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 16:40:36.21 ID:L2yHJvBq0
女幽霊「うふふ…もう良いってば……ごめんなさい、嫌な言い方しちゃったわね」

女幽霊「もう、顔をあげて…あれ?あれあれあれあれ~?額が綺麗なままね」

女幽霊「いえ…土下座って額が付くまでするもんだと思ってたから」

女幽霊「もう…冗談だってばぁ…えっ?自分の気が済まないから?」

女幽霊「…あなたの、そんな所……好きよhearts;可愛くって」

女幽霊「……でもぉ…違うでしょ?廊下に出てやって♥」

女幽霊「ハイハイ…ダ~ッシュ!!」

476: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 16:43:49.43 ID:mW/oNK8W0
女幽霊「幽霊じゃない私と一緒にいる夢を見たの?」

女幽霊「そう…」

女幽霊「『胡蝶の夢』って知ってるかしら?」

490: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 17:20:34.69 ID:eljjSUusO
「ねぇ……あなた、今日は外で何があったの?」

「仕方ないわよぉ……ずっとひとりなんだもの」

「やあねぇ……なんてかおしてるの?」

「謝らないで?そんなことより……ねぇ」

「おねがい……」

「……そう、それで?」

「へぇ……あなたらしいわねぇ」

「…………」

「……ぷふっ!」

「なんでもないわぁ?ねぇ……つづき……おねがい………」

498: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 17:31:13.57 ID:eljjSUusO
「きょうはあの子、帰りが遅いわねぇ……」

「クローゼットに隠れて驚かせてあげようかしら……?」

「ふふ……いいかんがえ」

「あの子ったら、どんな顔をするのかしらぁ?」

「ふふ……たのしみ」




「くー……くー……」

506: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 17:34:37.78 ID:8ocValbi0
女幽霊「なんだかこのごろ無性に眠いんだけどなぜかしらねえ」

女幽霊「……へえ、眠り病なんていうものがあるの、怖いわねえ」


女幽霊「あなた最近私が幽霊だって忘れてなぁい?」

508: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 17:35:53.05 ID:mW/oNK8W0
女幽霊「『今日こそは仕事に集中するつもりが、1日中粘着しちゃった』ですって?」

女幽霊「本当にバカねぇ。早く帰ってきなさい」

女幽霊「どうせ帰ってきてからも粘着するんでしょうけどねぇ」



ノシ

510: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 17:38:18.68 ID:8ocValbi0
女幽霊「ねえ、私いくつに見えるぅ?」

女幽霊「……あらぁ、素直に言えばいいのよ?」


女幽霊「正直すぎるのも考えものよねぇ……」

518: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 17:47:11.81 ID:vQAedSfy0
女幽霊「…………ゴソゴソ」

女幽霊「ゆーたいりだつー」

女幽霊「あらぁ?。なんで男の体が動くのよぉ」

女幽霊「…………わ、私憑依しちゃったのぉ?」

521: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 17:50:11.54 ID:8ocValbi0
女幽霊「なんだかいまいち話すことがさえないわ……」

女幽霊「疲れてるかしらぁ」

530: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 17:58:43.60 ID:8ocValbi0
女幽霊「なぁにぃ?夢枕に立ってほしいですって?」
女幽霊「いいけど……何するつもりなの?」

女幽霊「……私に抱きしめられたいなんて変わった人ねぇ……。
いいわぁ、朝が来るまでずっと抱きしめてあげるぅ」

536: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 18:03:03.80 ID:CXy2oZWTO
女幽霊「一緒にスーパーで買い物も良いものねぇ」


女幽霊「あ… 赤ちゃん… かわいいぃ」


女幽霊「……」


女幽霊「物欲しそうな目でこっちみるな、って…
別にそんな目してないわよぅ」



女幽霊「~♪」

549: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 18:10:23.77 ID:L2yHJvBq0
女幽霊「おかえりなさい、遅くまで大変ね…でも、明日は早く帰れるって言ってたわよね?」

女幽霊「んっ?アメトーーーーーークを一緒に見ようって約束したでしょ」

女幽霊「違うわよ~!ハゲとオカッパのファンじゃないわよ…ケンコバが好きなのぉ…意外?」

女幽霊「『47年生まれ芸人』のコーナーで出るのぉ…声も好きだけど…お子ちゃまには分かんないかなぁ?彼って
     決してスタイルは良くないけど、女からみたら凄いセクシーなのよ」

女幽霊「あなたの好きな芸人も『47年生まれ芸人』?えっ!?………サイアク…死ねば?」

女幽霊「あんなの…ダウンタウンにも、とんねるず、爆笑にも、紳助にも、さんまにも…全員に媚売って
     立ち回ってるだけじゃない!…あいつを好きな奴ってぇ~あいつと似てるって良く言うけどぉ……
     ショックだなあ…こんな近くにい……泣く事ないじゃない……悪かったわよぉ」


559: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 18:27:30.76 ID:8ocValbi0
女幽霊「ご飯おいしかったわぁ」

女幽霊「……でもあれはちょっと手抜きじゃあない?」

565: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 18:32:34.26 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「ふわ~ふ~わ~……」

女幽霊「前周り~」

女幽霊「後ろ周り~」

女幽霊「バックて~ん!!ってぇ!?」

女幽霊「……そういえば私…浮いてたわねぇ」

女幽霊「………恥ずか……し…」

女幽霊「うふふふふふふふふ、あらあらあらあらあらぁ?いつからいたのかしらぁ?」

女幽霊「何も見てない?…ホントに?って…あらぁ?私なんで慌ててたんだっけ?」

女幽霊「…………………うふふ……やっぱり………見~て~た~の~ねぇ~?」

女幽霊「………………恥ずかし過ぎるのよぅ……」

568: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 18:36:51.27 ID:smcLXnQMO
女幽霊「ざあざあと、酷い雨ね」
 
女幽霊「私、せっかく貴方を迎えに来たんだけど……」
 
女幽霊「でもこれじゃ、傘が無いから貴方だけ濡れちゃうわねぇ」
 
女幽霊「止んでくれれば、二人とも濡れずに帰れるのに」
 
女幽霊「……本当に、酷い雨ねぇ」


571: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 18:40:21.01 ID:tMef1DlZ0
女幽霊「あら、今日は遅かったわねぇ」

女幽霊「夕方のドラマ、もう終わっちゃったわよぉ」

女幽霊「…自力じゃあTV点けられないんだから、早く帰って来てくれないと困るわよぉ」

女幽霊「え?TSUTAYAのカード?えっとぉ…確かベッドの下にあったはずよぉ」

574: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 18:41:51.21 ID:L2yHJvBq0
女幽霊「ねえ、ピザって10回言ってみて………じゃあ、ココは?」

女幽霊「…正解……」

女幽霊「次、シカって10回言ってみて………サンタの乗り物は?」

女幽霊「…正解……」

女幽霊「じゃ、じゃあ…アルプスって10回言ってみて………世界一高い山は?」

女幽霊「…正解……グスッ…うっ、うっ、うっ……じゃあ…じゃあ……」

女幽霊「キ、キスって10…あっ!?」

女幽霊「……………正解♥…下手だけど」




仕事に戻る(`・ω・´)

575: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 18:42:00.66 ID:8ocValbi0
女幽霊「あらぁ、でかけるの……?」

女幽霊「今日は遠出なのね、あなたにしては珍しい……」

女幽霊「交通事故とかは気をつけなさいよぉ……」

女幽霊「……いってらっしゃぁい」


女幽霊「……本当に気をつけなさいよ」

577: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 18:43:48.70 ID:tMef1DlZ0
女幽霊「ねぇ、貴方はペットは飼わないのぉ?」

女幽霊「だって、ワンちゃんでも居れば貴方が居ないときでも退屈しないし…」

女幽霊「好きな犬種?…えぇっと、シーズーなんか好きよぉ」

591: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 18:58:01.91 ID:8ocValbi0
女幽霊「あらぁ、ノートに相合傘だなんて、かわいいわねぇ、見せてみなさいよ」

女幽霊「ほらほら抵抗しないの、どれどれぇ……」


女幽霊「……私の名前を書くなんて、あなたって本当に物好きねぇ」

595: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 19:01:55.21 ID:vQAedSfy0
女幽霊「仏壇って色々意味があるのねぇ」

女幽霊「ロウソクの炎で魂を呼び寄せて、線香の煙で天に返すんですってぇ」

女幽霊「男が料理してるとついつい寄って行っちゃうのはそのせいかしらぁ」



女幽霊「あらぁ?煙草やめたの?」

606: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 19:08:49.49 ID:kv9Y3OOt0
女幽霊「ねえ、今日暑いわね」

女幽霊「ねえ!ねえってばぁ!」

女幽霊「ついに見えなくなっちゃったのかしらぁ・・ぐす」

女幽霊「え?みんなには見えないから外では話せない? 
じゃあ家に帰ったら喋れなかった分付き合ってもらうわよぉ・・ぐす」

帰宅。

女幽霊「私って我慢強いでしょぉ? さぁ、今夜は寝られないわよぉ」

後悔はしていない

607: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 19:09:09.81 ID:8ocValbi0
女幽霊「最近ちょっと語尾が間延びしちゃってたから直してみたわ」

女幽霊「……どうかしら?自然かしら?」


女幽霊「物足りないって何よ……」

622: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 19:26:43.25 ID:LzTqYioHO
女幽霊「何か欲しいもの?そうねぇ…」

女幽霊「オーロラが見たいわ、寒いかもしれないけどあなたは我慢してくれるわよね?」

女幽霊「冗談よぉ、そんな顔しないで」

女幽霊「私はあなたが幸せならそれでいいの」

女幽霊「だからいつも、笑っていて…」

626: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 19:29:19.62 ID:G1roknVa0
女幽霊「カメラいいわね。カメラ」

女幽霊「ヨーロッパとか行って綺麗な風景写真とか。撮りたくならない?」

女幽霊「解ってると思うけど、私はアレだから」

女幽霊「魂が吸い取られるの、信じてるクチだから」

637: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 19:46:29.18 ID:L2yHJvBq0
女幽霊「ねえ…この漫画好きなの?ダンボールにテープぐるぐる巻きで、ベッドの下に…まるで隠すように置いてあったけどぉ」

女幽霊「照れる事ないわよ?男だって、お人形好きな人いるでしょ?」

女幽霊「ちなみに…あなたが好きなキャラってどれなの?」

女幽霊「んっ?翠…聞こえなかったわ…もう一度言って……蒼…ううん?聞こえな~い
     どうしたの?言ってみて…えっ?紅……あらあら、どうしたのぉ?うふふ…急に怯えだして」

女幽霊「もう…恥ずかしがらないで言ってみて……わたくしが笑ってる内にね?えっ?水…
     ふふふ…よ~く言えましたお馬鹿さん」

663: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 20:09:55.53 ID:eso3Yl8P0
女幽霊「あなたって私以外に幽霊見たことあるのぉ?」

女幽霊「私が初めてですって?」

女幽霊「きっと思いが通じ・・・・え?何でもないわよぉ」

669: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 20:14:33.75 ID:cWU2sAVm0
女幽霊「え?お酒を飲まないかって?」

女幽霊「いいわねぇ。お酒なんて久しく飲んでいないわ」

女幽霊「こう、お酌なんてしてみたりね。ふふふ♪」

女幽霊「でも・・・ごめんなさい・・・・・・私は、もう何も出来ないのよ・・・」

683: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 20:19:58.41 ID:9RzoFKKt0
女幽霊「風邪?情けないわね」

女幽霊「うつるから離れとけって?平気よ、私は幽霊だもの」

女幽霊「そう、幽霊だから……」

692: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 20:23:39.07 ID:8ocValbi0
女幽霊「昔のことを嘆いても取り返せないんだから意味がないと思わない?」

女幽霊「……こうしてあなたと一緒にいれるんだから幽霊も案外悪くないものよ」

女幽霊「こら、何であなたが泣くの、まったくもう……」

695: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 20:25:11.83 ID:5nE5WsVG0
女幽霊「そう…生きてるとつらいこともあるのね?」

女幽霊「大丈夫よ、生きている限りやり直せないことなんて無いんだから…」

女幽霊「私も居るから…ね?もうちょっと頑張ってみようよ」

696: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 20:26:32.84 ID:8ocValbi0
女幽霊「生きてることに文句言うなんて信じられなぁい……」

女幽霊「ごめん、なんでもないのよ」

698: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 20:26:50.75 ID:qDuHcKvg0
女幽霊「私を抱きしめられなくてごめんな、ですって?・・・」

女幽霊「謝る必要なんてないわ・・・」

女幽霊「・・・あなたといるだけで、こんなにも温かいんですもの」

707: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 20:32:25.11 ID:8ocValbi0
女幽霊「誕生日はわかったけど何年に生まれたか、ですってぇ?」

女幽霊「聞いてどうするつもりなのかしらぁ?怒らないからいってごらんなさぁい?」

女幽霊「……怒ってなんかないわよぉ?」

731: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 20:44:37.24 ID:8ocValbi0
女幽霊「秋といえば紅葉よねぇ……」

女幽霊「……なぁに、紅葉をあまり見たことがないですってぇ?」

女幽霊「今度一緒に行くわよ、拒否権はなぁし」


女幽霊「燃えるような紅葉がすてきよぉ」

743: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 20:54:37.75 ID:jFXAz3i60
女幽霊「懐かしー!ここってこんな風になったんだ!」

女幽霊「あー!あそこの駄菓子屋さんが無くなってる!?ショックDA!」

女幽霊「う、うるさい?あはは、ゴメンね?ずぅーっとあの交差点から離れられなくってさ」

女幽霊「何年・・かは覚えれないよ。数えるのも止めちゃったし・・」

女幽霊「最初はね、いろんな人に声をかけたり触ろうとしたんだけど、誰も気付いてくれなくて・・」

女幽霊「でもいいんだ!今日、キミと出会えたんだもん。ずっと憑いていくよ!」

女幽霊「 一 生 、 キ ミ の 後 ろ に ・ ・ ・ ね 」


女幽霊「ごめんなさい!玄関に塩撒かないで!改心するから許して!」

749: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 20:56:29.76 ID:eljjSUusO
「やあ、キミ……良い朝だね」

「確か今日は……、うん。学校休みで合ってるね?」

「だから折角だ、海まで車を出してみない?ボクの魅惑の水着姿をひろうするよ」

「そう、キミだけに」

「…………」

「あぁ……だめ……」

「たまには趣向を変えてみたかったんだけどねぇ……」

「気持ち悪いは酷いわよぅ……?
でもぉ……長いこと幽霊やってると根暗になっちゃうのねぇ……」


「……やぁねぇ……ほんとうに貴方ってば変な子」

754: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:01:23.36 ID:zDykuxQl0
女幽霊「あら、おはよう」

女幽霊「・・・ふふ、夕方って眠くなるものねぇ」

女幽霊「・・・」

女幽霊「ところで、○○ってどんな子なの?」

女幽霊「あなたが寝言で名前を呼ぶくらいなんだからさぞかし可愛い子なんでしょうねぇ」

女幽霊「取り憑いたり食べたりなんてしないから正直に言いなさいな」


女幽霊「・・・あ・・・そうなの・・・」

女幽霊「私といいその子といい・・・」

女幽霊「あなたって本当にさわれない子が好きねぇ・・・」

女幽霊「嬉しいけどお姉さんちょっと心配になってきちゃったわぁ」

756: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:02:02.70 ID:jFXAz3i60
女幽霊「幽霊って言ったら白装束が基本?」

女幽霊「基本かどうか解らないけど、ボクはこの格好の時に逝っちゃったからね」

女幽霊「夏のセーラー服!どう?かわいーでしょ?」

女幽霊「可愛いボクに、オトコノコの大好きなセーラー服!取り憑かれても悪い気分じゃないでしょう?」

女幽霊「・・・・・・・・・・・・・いや、ブレザー派って言われましても・・」

764: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:08:03.90 ID:jFXAz3i60
女幽霊「へ?足?」

女幽霊「んー、ボクにはあるね・・なんでだろ?」

女幽霊「でもほら、日本の幽霊って江戸時代前は足があったって言うでしょ?」

女幽霊「外国の幽霊なんかは足あるしさ」

女幽霊「イメージの問題なんだよ、うん!」

女幽霊「ハンパ者って言われると・・正直傷つくなぁ」

776: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:12:27.96 ID:tvrdbBiZ0
女幽霊「どうしたの、絵なんか描いて」

女幽霊「…そうよねぇ、私は写真に写らないもの」

女幽霊「それにしても下手ねぇ……」

女幽霊「消さなくてもいいのよ、それを飾っておきなさいな」

778: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:14:36.92 ID:q/FS+JTmO

女「それにしても男、よく私の尾行に気付いたね。でも玄関で気付いてももう遅ーい。じゃ、お邪魔しま~す♪」



女「何よーたまには家に遊びにきたっていいでしょ。」

(キョロキョロ)

女「なんだ、やっぱり誰もいないじゃない。つまんないのー」

女幽霊「ふふ、可愛らしいお嬢さんねぇ。貴方の彼女かしら?」

女「それにしたって久しぶりにきたらずいぶん部屋が綺麗になってるね。あ、もしかして…部屋片付けてくれる彼女がいるとか…?だから…」

男「か、彼女はいない!」


女幽霊「今の、私に言ったのかしら。それともお嬢さんに……?」

パリンッ!

女「キャッ!何…お皿が割れ…た」

780: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:14:57.94 ID:cWU2sAVm0
女幽霊「また、パソコンいじってばっかり」

女幽霊「もっと私の相手をしてほしいわぁ・・・」

女幽霊「あら、なぁに?え?画面・・・・・・コレ、私?」

女幽霊「・・・・・・ふふ、下手くそねぇ♪」

786: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:18:15.33 ID:jFXAz3i60
女幽霊「へ、へー!こここ、ここがキミの部屋なんだ!?」

女幽霊「いい部屋、だね!うん!」

女幽霊「えぇ!?き、緊張するなって、そ・・その、無理・・・だよ」

女幽霊「実はボク・・・男の人の部屋に入るの、は、初めてなんだ・・」

女幽霊「ちっくしょー!笑うな!!化けて出るぞ!?」

女幽霊「・・・・・・あ、今化けて出てるのか・・」

787: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:18:16.11 ID:eljjSUusO
「はー……うー…あぁぁ~…っん……」

「あら、あなた……いつからそこにいたのよぉ……」

「違うわよぉ……私が念仏なんて唱えるとおもう?」

「う……唄よぉ。その、なんだか気分が良かったのよぅ……」

「え……あぁ」


「リリンが産んだ文化の極みだねぇ……」

795: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:21:20.39 ID:zDykuxQl0
女幽霊「私と付き合うといろいろお得よぉ?」

女幽霊「食費も光熱費もかからないし」

女幽霊「『死が二人を別つまで』なんてこともないもの」

女幽霊「死んでからもずーっと一緒にいられるなんて少し素敵だと思わない?」


女幽霊「子供ができないのが少し残念よねぇ」

809: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:26:41.95 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「グレートニャンダース四世」

女幽霊「スーパーポチスター」

女幽霊「ザ・チュンチュン号」

女幽霊「え?何してるって…貴方がまた動物拾って来た時の為に名前考えてるのよぉ?」

女幽霊「一生懸命考えたの、可愛いでしょ」



女幽霊「………その間はなによぅ」


812: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:27:24.71 ID:EdcTxT+j0
女幽霊「この時間からコンビニへ?何しに行くの?」

女幽霊「漫画?暇なら私がいるじゃない」

女幽霊「マガジンは毎週欠かさない・・・意外とまめなのねあなた」

女幽霊「じゃあ、車に気をつけて行ってらっしゃいな」

女幽霊「今日はついていかないわよ」

女幽霊「いつでもどこでもいけるからこそ、大事な人を待つことの喜びもひとしおよぉ」

817: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:30:18.68 ID:AGx/Sy8aO
女幽霊「あん、ちょっとチャンネル変えないでよ。見てるんだから」

女幽霊「・・グス・・」

女幽霊「切ないわあ・・・叶わぬ恋かぁ・・」

女幽霊「・・・ちょっと、一人にしてくれない?・・」

818: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:30:58.52 ID:xZO9l5eu0
女幽霊「う~ら~め~ち~や~」

女幽霊「もっと怖がりやがれですぅ!」

女幽霊「寂しかったですぅ・・・・。」



女幽霊「・・・・ロリっ娘は無理があるわね。」

819: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:31:00.35 ID:tvrdbBiZ0
女幽霊「あらぁ……あなたもそんな本読むのねぇ~」

女幽霊「気にしなくてもいいのよぉ、私にはしてあげられないんだから」

女幽霊「私が体を持っていたら?」

女幽霊「そうねぇ……本の必要性を無くすわぁ」

821: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:32:11.20 ID:8ocValbi0
女幽霊「あらぁ、あなたは読書の秋なのかしらぁ」

女幽霊「あぁ、このお話知ってるわぁ、この子死んじゃうのよねぇ……」


女幽霊「怒らないのぉ、ちょっとしたおちゃめよぉ……」

822: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:32:17.88 ID:eljjSUusO
「ねぇ……」

「なぁに?」

「やぁねぇ……呼んでないわよぅ?」

「ちょいちょい」

「え?」

「●●●ねぇ……つっついてなんて、ないわよぅ」

「ふふ……がぶ…り」

「なんで急に振り向くのよぅ……恥ずかしいわぁ……」


「可愛い子ねぇ……」

833: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:38:48.42 ID:t/GgmQHkO
女幽霊「月が綺麗ねぇ」

女幽霊「散歩しましょうよぉ」

女幽霊「ふふ、涼しいわねぇ」

女幽霊「あの柳の木の下でやすみましょぉ」

835: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:39:17.09 ID:hWvIy1tvO
女幽霊「……………」

女幽霊「うふ…うふふふふふふふふふ………」

女幽霊「あらぁ?ボク…どぉしたのっかなぁ?」

女幽霊「べぇつにぃ?鞄からはみ出してるDVDなんてぇ…しぃらぁなぁいぃわぁよぉ??」

女幽霊「うふふふふ……だからボクってばどぉしたのかなぁ?」

女幽霊「土下座してるだけじゃぁ、分からないわぁ……うふふふふ」



女幽霊「…………巨 のばーか…私だってもう少し……うぅ、巨 のばーか…」

838: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:40:28.86 ID:8ocValbi0
女幽霊「そよ風が気持ちいいわねぇ……」

女幽霊「あらぁ?体で感じれなくてもわかるわよぉ?」

女幽霊「梢のささめきが聞こえるものぉ」

844: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:44:57.19 ID:tvrdbBiZ0
女幽霊「あらぁ、お帰りなさい」

女幽霊「……」

女幽霊「あなたも変な人ねぇ……」

女幽霊「料理も洗濯もできない女の子に迎えてもらうのが、そんなにうれしいのかしらぁ」

846: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:46:33.05 ID:MdFmRXbwO
女幽霊「あらぁ、カゼひいちゃったのぉ?」


女幽霊「もぅ、しっかりしなさいよぉ。」


女幽霊「ほら、少し頭上げて。」


女幽霊「私ができることって言ったらこれぐらいだからねぇ。早くよくなれぇ。」

膝枕&頭ナデナデ

851: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:48:53.65 ID:tMef1DlZ0
女幽霊「あ、そこよぉ」

女幽霊「んっ…あぁ、違うってばぁ」

女幽霊「もうちょっと左…そう、そこよぉ」





女幽霊「ふう、ユニットの移動場所を口で指示するのは難しいわぁ」

858: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:50:55.50 ID:xZO9l5eu0
女幽霊「何見てるのぉ?」

女幽霊「心霊特集?・・・ふ~ん。」

女幽霊「あ、これ多分私だわぁ」

859: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:52:01.81 ID:qDuHcKvg0
女幽霊「私はね、あなたのおじいちゃんから頼まれて来たの・・・」

女幽霊「あなたのおじいちゃんが死んだ日、あなたは一日中泣いたのよね・・・」

女幽霊「その時からずっと無気力で部屋にこもりきりのあなたを、どうか叱ってやってくれないかって・・・」

女幽霊「『わしのような老いぼれにかまっている暇があったら、さっさと立派な大人になって母さんを楽にさせてやれ』ですって」

女幽霊「おじいちゃんもその時、泣いてたわ・・・ふふ、おじいちゃんにとっても、あなたはかけがえのない孫だったのね」

女幽霊「あらあら、『大丈夫よ』って報告しようかと思ったけど・・・とんだ泣き虫さんね」

女幽霊「あなたがおじいちゃんを安心させられるぐらい立派になるまで、私が一緒にいてあげるわ」

860: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:52:01.82 ID:zvQcRtHjO
女幽霊「え?さっき風呂場で見てたか、ですって…?」

女幽霊「うふふ、さぁどうかしらぁ。でも水場には…集まるって言うわよねぇ?」



女幽霊「服は着てたか?…ご想像に任せるわぁ…?」

861: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:52:07.18 ID:eljjSUusO
「……あなた、今のままじゃだめよ」

「私のことが好きなのは嬉しいわ。……でもねぇ……」

「きいて。でもねぇ……あなたは生きてるのよぅ?」

「二人の間には、とっても深い川があるのよぅ……」

「あなたは、強い子」

「きっときっと、私がいなくても頑張れるわぁ……」

「だから、いつかまた逢えたときには貴方の人生をきかせてちょうだい……?」



「寝顔が可愛いわぁ……
強くならないと、この子のためにも……」

868: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:54:58.92 ID:tvrdbBiZ0
女幽霊「幽霊になって変わったこと?」

女幽霊「そうねぇ……」

女幽霊「あなたに会えた事かしらぁ?」

女幽霊「あらぁ、質問の趣旨がちがったかしらぁ? そんなに赤くならないでよ」

869: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:54:59.84 ID:8ocValbi0
女幽霊「こうすると壁に埋まってるように見えて面白くなぁい?」

女幽霊「……もう少し何とかならないのぉ?そのリアクション」

870: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:55:41.62 ID:e0CrP2n40
女幽霊「一発芸、していいかしらぁ?」

女幽霊「・・・・金持ちの家ぇ~~~」

・・
・・・・
・・・・・・

女幽霊「? ・・・『金持ちのは鹿の首だ!』ですって? 失礼ね、私は鹿じゃないわよぉ~」

873: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:56:56.69 ID:tMef1DlZ0
女幽霊「ねぇ、駅行くならついでにごまたまご買ってきてぇ」



女幽霊「ちょこづつみじゃないわよぉ…確かにこれもごま菓子だけどぉ…」

876: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 21:58:37.16 ID:cWU2sAVm0
女幽霊「一緒にお風呂に入ってほしい?」

女幽霊「私は別にいいけど、あなたはどうなのぉ?」

女幽霊「お風呂場に幽霊がいると、自然と・・・呼んでしまうのよ」

877: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:00:35.11 ID:eso3Yl8P0
女幽霊「今日は休みなのに目覚めが早いわね?どうしたのぉ?」

女幽霊「デートですって?」

女幽霊「・・そう、早く帰ってきなさいよぉ」

女幽霊「え?私と?・・・ふふっ、あなたも変わった人ねぇ」

878: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:01:12.05 ID:smcLXnQMO
女幽霊「さっき暗い道で、貴方かと思って違う人に抱き付いちゃったの」
 
女幽霊「顔を見てびっくりしたわぁ。霊感が無い人みたいで助かったけど……」
 
女幽霊「貴方も、私と間違えて枯れ尾花なんかに抱き付いちゃ駄目よぉ?」
 
女幽霊「……女の子にもね?」


879: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:01:19.97 ID:tMef1DlZ0
女幽霊「随分料理上手くなったわねぇ」

女幽霊「味噌汁に鯖の味噌煮…これも私の指導の賜物ねぇ」




女幽霊「でも、味噌煮に砂糖掛ける味覚はどうにかならないのかしらぁ」

880: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:01:30.04 ID:eljjSUusO
「優しい子ねぇ……」

「でもね、優しいだけじゃあダメなのよぅ……」

「勇気を出して……ねぇ、もっと強く握ってぇ……」

「ごきぶりの卵はね、しっかり潰さなきゃダメなのよぅ」

「ほらぁ……ふぁいとぅ」

881: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:01:35.97 ID:8ocValbi0
女幽霊「ねぇ、着物を藍染にしてみたのぉ、似合うかしらぁ?」

女幽霊「……お世辞でもありがと、うれしいわぁ」

882: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:01:59.49 ID:vQAedSfy0
女幽霊「背中流してあげるぅ?」

女幽霊「そんなに驚かなくてもいいじゃないのぉ。知らない仲じゃないんだしぃ」



女幽霊「ところで、だるまさんがころんだってしってるぅ?」

884: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:02:46.96 ID:8ocValbi0
女幽霊「ちょっとお酒をお供えしてくれないかしらぁ?」

女幽霊「……お酒に逃げたいときもあるのよぉ」

887: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:04:00.64 ID:8ocValbi0
女幽霊「あらぁ、あなたってクラシック聞くのねぇ」

女幽霊「……聖歌をかけるのは嫌がらせなのかしらぁ?」

891: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:05:49.16 ID:tMef1DlZ0
女幽霊「それにしても、掃除したばかりなのによくここまで汚せるわねぇ」

女幽霊「私に身体があれば、毎日掃除してあげるんだけどぉ…」




女幽霊「あら?しなくていいって?……ベッドの下の本のことかしらぁ?」

892: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:05:48.98 ID:iuT85/BR0
女幽霊 「はい お一つどうぞ」

女幽霊 「……たまに晩酌もいいものでしょ?」

女幽霊 「ふふ もう赤くなってるわよぉ」

女幽霊 「お酒のせい だけなのぉ?」

894: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:06:48.33 ID:eljjSUusO
「あと100でお別れねぇ……」

「なんでもないわぁ……?」


「ふふ」

900: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:09:18.32 ID:tMef1DlZ0
女幽霊「さて、少し出掛けてくるわぁ」

女幽霊「え?どこに行くのかって?」

女幽霊「野暮な事聞くもんじゃないわよぉ、それじゃ行ってくるわね」




女幽霊「少しずつ…私の居ない生活に慣れさせないと……ねぇ」

901: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:09:20.77 ID:iuT85/BR0
女幽霊 「ささ もう一献」

女幽霊 「あらぁ 意外と強いのねぇ」

女幽霊 「・・・・・・はい?」

女幽霊 「ふふ そんなに見つめてられると困るわぁ」


905: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:10:22.54 ID:vQAedSfy0
女幽霊「お別れぇ?あなた達何も知らないのぉ」

女幽霊「昔から言うじゃなぁい」

女幽霊「お化けはしなぁなぃって」

女幽霊「……音痴なのは分かってるわよぉ」

906: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:10:24.94 ID:xZO9l5eu0
女幽霊「え?いつ成仏するのかって?」

女幽霊「さぁねぇ~?・・ふふ、もう寝なさい。」

女幽霊「可愛い寝顔ねぇ・・・・。」





女幽霊「・・・・・・あなたに忘れられた時かなぁ・・・・・。」

909: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:12:10.06 ID:cWU2sAVm0
女幽霊「あぁ、やっぱりお酒はおいしいわぁ」

女幽霊「お酒はねぇ・・・色んな事を忘れさせてくれるのよ」


女幽霊「・・・・・・私の事は忘れちゃ駄目よぉ?」

911: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:12:41.47 ID:eljjSUusO
「ささやき、えいしょう、いのり、ねんじろ」

「ふふ……若い子にはわからないかしらぁ……?」

「寂しくなったときのおまじないよぅ」

「きっと寂しくなくなるわぁ……やくそく。」

914: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:13:21.99 ID:tvrdbBiZ0
女幽霊「名前を付けて保存……」

女幽霊「『あなたとの思い出.txt』」

女幽霊「私がいなくなったら気付いてくれるのかしらぁ……」

916: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:14:10.54 ID:tMef1DlZ0
女幽霊「貴方、笑うと可愛いのにいっつもしかめっ面ねぇ」

女幽霊「え? …やぁねぇ、そんなにからかわれるのが嫌だった?」

女幽霊「そんな事言うと、お姉さん寂しいわぁ」





女幽霊「作り笑いはちょっと気持ち悪いわねぇ」

923: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:15:21.05 ID:iuT85/BR0
女幽霊 「ねぇ そろそろ気づいてるかもしれないけど」

女幽霊 「もうすぐお別れなの」

女幽霊 「いきなり居ついた私をここに居させてくれてありがとう・・・」

女幽霊 「ごめんなさい でも いつまでもここのままじゃいられないから」

女幽霊 「いつかは終わるものだから・・・」

女幽霊 「ねぇ 私はあなたに触れられないけど でも 最後にお願いがあるの」

女幽霊 「形だけでも抱きしめてくれますか?」

女幽霊 「そうしたらきっと 笑って逝けると思うから」


930: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:16:46.59 ID:OJqUFcLY0
女幽霊「別れたくない?そうねぇ、毎晩寝る前に私のことを想って?」

女幽霊「気が向いた時に遊びに行ってあげるわぁ」

933: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:17:17.41 ID:tMef1DlZ0
女幽霊「ねぇ、今度の休日どこかに出掛けない?」

女幽霊「そうねぇ…貴方の行きたい所でいいわぁ」

女幽霊「水族館…? …ふふ、前に行きたいって言ってたの、覚えててくれたんだぁ」





女幽霊「今になって未練がましくなるなんて…私って嫌な女ねぇ」

936: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:19:06.44 ID:eso3Yl8P0
女幽霊「あら?もうそろそろね・・・」

女幽霊「・・・さよならは言わないわよぁ?」

937: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:19:10.49 ID:AdLzBB2XO
女幽霊「お帰りなさぁい、今日は遅いのねぇ」

女幽霊「いい加減に彼女でも作りなさいよぉ」

女幽霊「私?私はあなたを側で見てるだけで充分よぉ……」

女幽霊「今更他の女の子に魅力を感じないですってぇ?」

女幽霊「いいのよぉ?そんな気を使わなくて」

女幽霊「ちょっとぉ、何か言いなさいよぉ……」
女幽霊「まさか本気なのぉ?」

女幽霊「あなたにそんな事言ってもらえるなんてうれしいわぁ……」

女幽霊「本当に変わった人ねぇ……」

女幽霊「あらぁ、涙なんて私らしくないわぁ」

女幽霊「でも、うれしくて止まらないのよぉ……」


938: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:19:12.87 ID:cWU2sAVm0
女幽霊「もう少しでお別れね・・・・・・」

女幽霊「楽しかったわぁ。ふふふ、最初はここまで行くとは思わなかったもの・・・」

女幽霊「もし、ここから私が消えても、どこかでウロウロしてたりするかもね」



女幽霊「その時は、またたくさんお話してくれる?」

941: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:19:52.69 ID:eljjSUusO
「わたしねぇ……内緒にしていたことがあるのよぅ」

「しりたい……?」

「まだ内緒よぅ……」

「そうねぇ……100年後、こっそり教えてあげるわ」


「いい?ひゃくねんご、よぅ?」


「素直ねぇ……」

943: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:20:35.36 ID:tMef1DlZ0
女幽霊「随分とおめかしするのねぇ」

女幽霊「ふふ…女の人とお出かけするのは初めて?」

女幽霊「あら、本当に初めてなんだぁ …かーわいい」

女幽霊「でも、そんなに気負いしないでいいと思うわぁ 私は幽霊なんだしぃ」






女幽霊「普通の人から見れば、一人寂しく水族館を歩く青年にしか見えないだろうしぃ」

945: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:21:44.92 ID:smcLXnQMO
女幽霊の手作り弁当
 
女幽霊が同居人の男に指示して無理やり作らせた弁当
女幽霊の生前の料理を完全再現
同居人の男が食べる
同居人の男の手には無数の切り傷、火傷がある
ご飯の上のハートは、女幽霊が桜でんぶでかなり強引に描かせた
おいしい
これが完成した時、女幽霊は笑った
同居人の男も、照れくさそうに笑った


947: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:23:00.41 ID:8ocValbi0
女幽霊「最近寂しそうですってぇ?」

女幽霊「あなたの目は腐ってるのかしらぁ?あなたといて寂しいわけないじゃなぁい」


女幽霊「寂しいわけないじゃない……」

948: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:23:03.47 ID:cWU2sAVm0
女幽霊「・・・・・・アナタに死んでほしいわけじゃない」

女幽霊「でも・・・会えなくなるのは辛いの」

女幽霊「ごめんなさい。こんな事、言うべきじゃないわねぇ」

女幽霊「いつか、また・・・・・・会いましょう?」

950: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:23:24.93 ID:iuT85/BR0
女幽霊 「抱きしめてください」



女幽霊 「ああ ありがとう」

女幽霊 「私は幽霊だけど あなたの温もりは本当の意味では感じられないけど・・・」

女幽霊 「それでも暖かかった… 心が暖かかった」

女幽霊 「ねっ あなたはこんなにも暖かいんだから きっといい人が見つかるよ」

女幽霊 「あなたの本当のよさを判ってくれる人が・・・」

女幽霊 「じゃぁ もう行くね  おかしいね 笑って行けるって言ったのに」

女幽霊 「なんで 目から水なんてでるんだろう・・・」

女幽霊 「さよなら」

彼女がボクに残した最後の笑顔は 涙を流しながらも最高の笑顔だった

952: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:23:37.98 ID:tvrdbBiZ0
女幽霊「辛気臭いことを言うけれど……」

女幽霊「あなたとお別れするとは考えないわぁ」

女幽霊「短くっても、あなたとすごせたと思っておくわぁ……」

955: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:24:14.78 ID:8ocValbi0
女幽霊「綺麗な別れかたって難しいのよねぇ」

女幽霊「風流なのがいいわぁ」

959: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:25:13.82 ID:tMef1DlZ0
女幽霊「楽しかったわねぇ」

女幽霊「…イルカ、可愛かったわねぇ」

女幽霊「? …ちょっとぉ、何泣いてるのよぉ…」

女幽霊「……ああ、気付かれちゃってたんだ…」

女幽霊「うん、そろそろお別れみたいねぇ…」

女幽霊「ほら、泣き止みなさい  男の子でしょぉ?」

女幽霊「…しっかりしてくれないと、私も安心して逝けないわよぉ」

961: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:25:56.94 ID:8ocValbi0
女幽霊「あらぁ、時間がたつのは早いわねぇ」


女幽霊「だからまた私と会えるまでの時間もすぐよぉ」

962: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:26:05.79 ID:eso3Yl8P0
女幽霊「今日は金縛りに気をつけなさいよぉ」

女幽霊「ふふふ・・あなたに私を感じてもらえる唯一の手段なのだからぁ」

965: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:26:50.29 ID:xZO9l5eu0
女幽霊「もうっ!泣かないでよぉ・・・・。」

女幽霊「涙なんて死ぬときに散々見てきたんだからぁ・・・・。」

女幽霊「成仏するときぐらいは笑ってさよならしましょうよぉ?」

966: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:27:05.26 ID:vQAedSfy0
女幽霊「私はただ、あなたの思い出の中に残ればいい……」

女幽霊「パクりじゃないわよぉ……パロディよぉ」

978: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:28:21.86 ID:eljjSUusO
「想い出はねぇ……」

「そうよぅ……想い出」

「それは雪のようなものなのよぅ?」

「きりきら空から降ってきて……ゆっくり溶けていくのよぅ」

「やぁねぇ……違うわよぅ?」

「雪はいずれ雨になって大地を潤すの」

「そうやって私も、いつか貴方と一つになるわ」

「忘れた頃に……ねぇ?」


「おやすみなさい……私の可愛いあなた」

980: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:28:40.11 ID:8ocValbi0
女幽霊「何で一時の別れでそんなに寂しがるのかしらぁ」

女幽霊「私を信用しなさいよぉ」

981: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:28:50.63 ID:tMef1DlZ0
女幽霊「どうしたのぉ?皆してそんな暗い顔してぇ」



女幽霊「そんなんじゃぁ、もう一緒に居てあげないわよぉ?ホラ、いつもみたいに笑ってなさいよぉ…」

986: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:29:27.76 ID:0ZYga+oy0
女幽霊「あら、もうこんな時間じゃなぁい」

女幽霊「ほらぁ、もう寝る時間よ?」

女幽霊「・・・なぁに?いつもはこんな時間に寝ない?」

女幽霊「いいのよぉ。たまには健康に気を遣いなさいな」

女幽霊「今日は夜更かししちゃあいけないのよ?」

女幽霊「さぁ、もう寝ましょうよぉ。そんなの明日でもできるじゃなぁい」

女幽霊「ね、分かった?今日はもう寝るのよぉ」

女幽霊(・・・そうしないと、私が逝けないじゃないの・・・・・)

988: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:29:40.77 ID:cWU2sAVm0
女幽霊「幸せな死に方ってのはねぇ・・・・・・好きな人たちに看取ってもらえることよ」

女幽霊「そして、幸せな成仏の仕方ってのは・・・・・・好きな人に看取ってもらえることよ」

女幽霊「アナタに会えて、幸せだったわぁ」

993: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:30:03.07 ID:OJqUFcLY0
女幽霊「あら、涙が…」

女幽霊「大丈夫よ、一眠りしましょう?明日になれば収まるわ」

女幽霊「私も一緒に寝てあげるから、ね。……おやすみなさい」

999: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/09/19(水) 22:30:14.45 ID:8ocValbi0
女幽霊「もうお別れねぇ」

女幽霊「みんなお疲れさまぁ」
女幽霊「……私のことを忘れなければまた会えるわぁ」


女幽霊「またねぇ」



女幽霊「……好きよぉ」