412 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:35:06 gucS4GNc
 ____ カレー屋GOGO壱 ____

 ____ 立ち話もなんなので近くのお店に入り

          『伝説の勇者と武闘家の代』ファイターの話を聞くことに

バトマス「ああ、ファイターと俺は親友だった・・・」

勇者「そのファイターは一体なんの能力を?」

バトマス「アイツは自分を従えられる。簡単にいえば完璧な自己暗示能力だ」

勇者「自分を従わせる・・・」

 ほわわーん


413 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:36:01 gucS4GNc
 (例)

男(うう・・・この女殺したいけど決心がつかないよ・・・)

              そんな時には!

男【アイツを殺せ!俺!】

女「ん?ぎゃっ、く・・・首が締ま・・・」

男「フーッフーッ!死ねッ死ね死ね死ね死ね死ね死ね」ググググッ

女「」チーン

男「や、やっちゃった・・・体が命令通りに・・・はっはは・・・あーっはっはっは!!」

          恥ずかしがり屋や、決心があまりつけられない貴方!  

    この超能力さえあれば体が勝手に行動してくれるぞ!脳にも命令できるので性格イメチェンも可能!


414 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:39:10 gucS4GNc
勇者(こんな感じかな)

バトマス「あ、ああ・・・」

バトマス「しかし3人も殺されたのか・・・残り3人のうち2人は俺とお前・・・」

召喚士「残りの1人はどこに居るんでしょうか」

バトマス「さあな。俺にもわからない」


415 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:40:31 gucS4GNc
召喚士「あ!そういえばさっき、能力者同士は効かないとか言ってましたけど」

バトマス「ああ・・・そのことか」

バトマス「俺の勝手な見解だがな。その昔、ファイターと喧嘩をしたときのことだった」

____________________________________

バトマス「てめえ・・・!」

ファイター「ハッハッハ。この私に勝てるアルかな?」

 ~~~ 親戚同士の付き合いもあってかよく会う仲でな。喧嘩もしょっちゅうだった

       俺は巨体で顔が怖いだろ。逆にアイツは男のくせに小さく可愛い顔をしていてな


416 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:42:00 gucS4GNc
バトマス「【固まれ!】」

ファイター「!」

 ~~~ 俺はカッとなってやつの体内の血をかたませようとした

        しかし効果はなかった

ファイター「私に能力を使うとはひどいアル・・・」ウルッ

バトマス「す、すまん」


417 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:43:04 gucS4GNc
____________________________________

バトマス「俺はあいつの体内のあらゆるものに命令したが効かなかった」

バトマス「また決闘を申し込んだが____」

バトマス「クッ!」ガンッ!

バトマス「勝手に殺されやがって・・・!」

 _____ 悲しみにひたるアイマスさん。きっと二人はいい恋人になれたであろう

勇者「・・・召喚士さん。いま最後おかしくなかった?」

召喚士「ん、なんのこと?」


418 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:44:28 gucS4GNc
勇者「ともかく貴方も気をつけて・・・犯人は金色幼女、瞳はグリーン」

召喚士「! そ、それって」

バトマス「ああ・・・わかった。襲ってきたら迷わず殺す」グッ...

 _____ そうして私達は店を後にして宿に戻ることに

召喚士「ちょっと!さっきのって!」タッタッタ

勇者「新聞に書いてあったことよ」スタスタ

勇者「別にまだ・・・・・まかおって決まったわけじゃないし」スタスタ

召喚士「いや、まおうだけど」


419 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:45:52 gucS4GNc
勇者(それより気になったのは能力者同士は効かないということ)

勇者(しょーかは邪念で気付かなかったみたいだけれど・・・もし超能力者同士が効かないのなら・・・)

勇者(私のサブミッシブが効かなかった3人はどうなる?)

            騎士    魔王    召喚士

勇者(考えられるのは1人、私の親戚であり・・・残りの2人は・・・人間では無いか何かの能力者・・・)

勇者「・・・・・わからない」ボソッ

召喚士「?」


420 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:48:32 gucS4GNc
 = 宿 =

召喚士「たっただいまー」ガチャッ

勇者「ただいま」


騎士・魔王「あーるぷーすいちまんじゃーくこーやぎのうーえで♪」パチンッパチンッパチンッグッグッ

騎士「あ。お帰り二人共」ニコーッ

魔王「おかえりーっ!」ニコーッ


召喚士「やっぱり二人共兄妹だよ・・・絶対・・・」

勇者「事案」


421 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:49:36 gucS4GNc
 = その日の夜 =

召喚士「うう・・・」

 『お前のせいで俺は死んだ!』 『悲鳴が聞こえなかったのか!?』 『ひどいよー・・・』

召喚士「うあ・・あ・・」

 『おかげで蜂の巣だ!見ろよこの無残な姿よお!』 『1人で逃げて・・・なんで・・・』 『最低だよ・・・最低・・・』

召喚士「ごめんな・・・さ・・・」

召喚士「うう・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」


騎士「うなされてる・・・・・やっぱりまだ・・・」


422 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:50:50 gucS4GNc
騎士「それにしても驚きました。勇者さんがしょーかを励まそうだなんて」

勇者「どういう意味?」ギロッ

騎士「い、意外だった・・・というか・・・」

勇者「ふん。私はうじうじされるのが嫌いなだけ」

勇者「この女はまだ謎がある・・・勝手にどっかに逃げられても困るもん・・・」チラリ

騎士「・・・」

 _____ 彼女のその言葉がツンデレなのか、それとも本意なのか

        俺にはわからない


423 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:51:38 gucS4GNc
~~~~~~~~~

召喚士「はあっ!・・・はあ・・・はあっ・・・」ダラダラ...

 ____ まだ夜.....さっきのは夢.....

召喚士「うわっ、パジャマがびっちょびちょ・・・」

召喚士「・・・」チ、チラ


騎士「zzZ」


召喚士「・・・」ホッ...

 ____ こんな姿、異性に見せられる訳にはいかない。着替えてロビーで涼もう


424 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:53:27 gucS4GNc
宿主「おや、お客さん。眠れないのですか?」

召喚士「・・・お恥ずかしながら」

宿主「ン?その法衣・・・魔術師の方ですかな・・・?」

召喚士「まあそんな感じです」

 ____ 答えると、宿主さんはふらっとどこかに

= 数分後 =

宿主「これをどうぞ。熟練の魔術師ならば、この魔法を使っていはいかがでしょうか」

召喚士「・・・・これは」


425 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:55:46 gucS4GNc
召喚士「ノート・・・?」

宿主「その昔。旅のお方がその魔法研究ノートを置いてかれたみたいでして」

 _____ ~~・~~ 冥界の先祖を呼び寄せる黒魔術 ~~・~~ _____

宿主「黒魔術といっても悪用しなければ優しい魔術でございます」

宿主「貴女はどうやらお悩みがあるみたいだ・・・それを使ってご先祖に悩み相談してなすっては」

召喚士「はあ・・・ありがとうございます」

 ____ 半信半疑で古びたA4ノートを片手に寝室に。いや、トイレでいいや

        魔術エリートの私から言わせてみればそんな魔法あるわけがないのだ


426 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:59:33 gucS4GNc
召喚士「先祖限定か・・・まあいいけど・・・」

 ____ 私は物心ついた時から孤児院で育ったので。親や祖父母、もちろん先祖のことなど無知

      ペラリ...ペラリ...

召喚士「一人だけ・・・ふむふむ・・・自分に適した性格の先祖が現れる・・・」

 ____ ノートにはよくわからない漢字や、イラストが多く....なんだか恥ずかしくなってしまう

召喚士「!」

 ____ しかしそれなりに研究文には目を見張るものがある

召喚士「た、試して見ようかな」


427 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 03:01:52 gucS4GNc
召喚士「我、汝の....なり....して...混沌の...刹那...輪廻を...///」

 ____ とある宿の女子トイレ・個室

       淡々と中二用語を発する美少女がそこに居た

召喚士「ってそれ私か・・・あは、あはは・・・なにしてんやろ・・・///」

              ブゥンッ

???「我を黄泉から目覚めさせる者は貴様か」

召喚士「ぎゃ、ぎゃああああああああ幽霊いいいいいいい!!」

???「ぎゃあああああああああああああ!?なになにどこ!!?」


428 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 03:05:13 gucS4GNc
???「そ、そんな驚かなくても・・・」ビクビク

 ____ 青い光に包まれ、少し薄く、そして宙に浮く幽霊少女

召喚士「貴女が・・・う、ウチのご先祖なんか・・・」

???「!?」

???「まさか貴様!わ、我の研究レポートを使ったのか!///」カアァァ

召喚士「は、はい」

???「つまり貴様・・・我の子孫か・・・若いな・・・」


429 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 03:07:49 gucS4GNc
???「なるほどな・・・だから我の精神年齢や風貌も貴様に合していると・・・ふむ」

召喚士「あの~お名前は?」

賢者「む、賢者だ」

召喚士「賢者・・・私の先祖は賢者だったんだ・・・」

賢者「貴様も見たところ賢者とは言わずとも魔術師のようだが?」フッ...

召喚士「あ、召喚士やってます」

賢者「召喚士!?・・・なにそれ・・・」


430 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 03:10:53 gucS4GNc
 ____ なんかお話が面白かったのでそのまま1時間くらい雑談して

召喚士「じゃあ私はこれで」

賢者「ああ。また会おう」ブゥン...ティウンティウン

召喚士「あ」

召喚士「お悩み相談してなかった・・・ま・・・いいか・・・」

 ____ 勇者といい、賢者といい、なんというかリフレッシュは出来たのだし

魔王「お姉ちゃん?」

召喚士「あ、まおちゃん」


431 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 03:12:06 gucS4GNc
召喚士「どうしたの?トイレ?1人で大丈夫?」

魔王「だいじょーぶだよー」

魔王(困ったなあ・・・やっとバトマスって人見つけたのに・・・)

魔王(勇者のお姉ちゃんにも見張られてるし・・・これじゃ殺せないよ・・・)

魔王「・・・・・・・そうだ」

魔王(召喚士のお姉ちゃんを使えばいいんだ・・・なんだ簡単じゃん・・・)

_______________________________

______________________



438 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:22:23 CoNnfh2k
 = 翌日 =

騎士「~~~♪」

勇者「騎士・・・最近の貴方、なんだかちょっとおかしいよ」

騎士「え?そ、そですかね」

騎士「実は俺に妹が出来たんですよ・・・まおちゃん・・・ああ、可愛いなあ・・・///」

勇者「・・・」ゾクッ...

勇者(あの騎士が初対面相手にこんなに心を開くなんて・・・やっぱりあの子はおかしい)

勇者(私ですらまだどもられるのに・・・・・)

                魔王>勇者

勇者「む」イラッ


439 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:23:45 CoNnfh2k
 ..... 勇者は飼い始めたペットが未だ自分に怯えているというのに

      幼女には心を開きつつあるというジェラシーに似た気分を覚えたのだった

勇者「騎士」

騎士「はい?」

勇者「逆立ち」パチッ

騎士「!?・・・よっ・・・は、お、お」

騎士(ヤバイ!いつもの俺虐めが急に始まってしまった)


440 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:25:35 CoNnfh2k
勇者「おすわり」

騎士「はい」シュタッ

勇者「お手」

           パチィンッ!

勇者「触らないで?」

騎士「っ・・・」ヒリヒリ

勇者「良し!」

騎士「何が良しなんですか!?」(痛い・・・けど勇者さんの手がこの手に・・・)ペロッ…


441 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:26:30 CoNnfh2k
 = 宿・娯楽室 =

召喚士「ふむ・・・うん・・・」

召喚士(勉強になるなあ。賢者様のノート・・・)

        「うう・・・うう・・・」シクシク

召喚士「!」

召喚士「まおちゃん?なんで泣いて____」

魔王「ママぁ~・・・うぅっ・・・ひっぐ・・・パパぁ~・・・」メソメソ

召喚士「!!!」ズキンッ


442 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:27:27 CoNnfh2k
魔王「あ、お、お姉ちゃん・・・ごめんね・・・」ゴシゴシ

魔王「ちょっと思い出しちゃっただけ!」ニコッ

 ____ 今まで無理してたんだ...一気に罪悪感に浸られ、辺りが真っ暗になる

召喚士「・・・・・ああ」

魔王「~~~~~~」ボソボソボソッ

 ____ まおちゃんが何かを唱えている・・・え?唱えている・・・?

 『お前のせいで俺は死んだんだ!』 『どうして助けられなかったの!?』  『ひどい、ひどいよ!屑!』

召喚士「ひっ・・・!」ビクッ


443 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:29:41 CoNnfh2k
 ____ 目の前であの時死んでいった人達が私を取り囲む

  『楽しそうだったな。昨日は・・・』  『すーぐ忘れちゃうんだ・・・この偽善者』  『自分は生きてていいんだ?』

召喚士「な、なんで・・・ちが・・・ごめ・・・」

   『誤って済むと思ってるの?』  『私達のこと忘れないでよ。自分だけ楽しんで忘れようとしないでよ』

 ____ 追い討ちをかけるがごとく娯楽室の扉からあの時のロボット達が押し寄せる

 ≪ 侵入者発見 ≫   ≪ コロセ コロセ ≫   ≪ 【 全 員 殺 せ 】≫  ウイーン...ガチャコン

召喚士「ひいっ!?・・・や、やだ・・・うあ・・・」ガクッ

魔王「お姉ちゃん、大丈夫?」


444 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:30:18 CoNnfh2k
召喚士「まおちゃん・・・に、逃げて・・・!」

魔王「えー?戦って守ってくれないの?」

召喚士「え・・・」

魔王「まおうがこのまま逃げてもそこにいるかもしれないじゃん」

召喚士「それ・・・は・・・」

魔王「怖いから?じゃあつよーい召喚獣をゲットすればいいんだ!夢だもんねー」

召喚士「・・・・あ」

魔王「さあ、その手に持ってる黄金のランプをなでなでしてあげて?」


445 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:30:59 CoNnfh2k
召喚士「これ・・・を・・・?」

魔王「うん!」

魔王「そしたらお姉ちゃんはもうスランプになったりしないよ!迷わないよ!」

 ____ いつの間にか手にしていた黄金のランプに視線を落とす

召喚士「・・・・・」

魔王「うん・・・それでお姉ちゃんはもう悲しむことなんてないんだ・・・」

魔王「永遠にね」

 ____ 言われるがまま、私は黄金のランプをこする。すると...


446 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:32:10 CoNnfh2k
       シュウウウウウウウウウンッ! シュポンッ

魔王「へえ~本当にランプの中に入っちゃうんだ」

魔王「お宝ってすごい・・・さてと、後は勇者のお姉ちゃんとお兄ちゃんを呼んでっと・・・」

=========================================

================= ランプの中 ======================

召喚士「嘘・・・入っちゃった・・・てかここ暗ッ」

      バサッ....バサッ....

ディアボロス「愚かな種族よ。またもや興味本位で我の眠りを妨げるか」

召喚士「え」


447 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:34:07 CoNnfh2k
  ドゴォーーーーーンッ!!

召喚士「はうわっ!?」

召喚士「あっぶな・・・ちょ、何やお前!誰やお前!?」

ディアボロス「ほう。我の名を知らずとしてやってきたか」

 _____ 赤と黒のコントラストなおっきな悪魔...魔物としては大きすぎる...

召喚士「えっ召喚獣かいな?」

ディアボロス「いかにも」


448 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:36:14 CoNnfh2k
召喚士「伝説の?」

ディアボロス「だろうな」

召喚士「あーじゃあ私と契約して私の召喚獣になってくれませんか?」ニッコー

ディアボロス「どうしてそうなる」

 ____ ここからは私のステージだ!負けじと交渉開始

召喚士「この空間ってお狭くありません?もし私の______

ディアボロス「人間などに従う気はない」

ディアボロス「我は闇の悪魔。闇に潜んでいたい」

召喚士(なーにいってんだこいつ)


449 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:38:08 CoNnfh2k
召喚士「じゃあ帰ってもよろしいでしょうか・・・」ニコッ

ディアボロス「無論」

ディアボロス「生きて返すと思うか?」スッ...キュイーーーーンッ.....

 ____ 指先を私に向け、波動を指先に集中させ....なにそれ霊丸?

召喚士「待て!待て待て!待ってくださいな!」

ディアボロス「我に命令するな。猿が」

召喚士「うぐっ・・・シウァ!アイスエイジ!」


450 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:40:31 CoNnfh2k
     パラパラ...パラパラ...

シウァ「もう・・・アタシの威力じゃ防ぎきれないって・・・」

 ____ 彼女は私の召喚獣の一人。シウァ、氷の魔法少女

ディアボロス「フハ、ハハハ、なんだその魔物は!?」

ディアボロス「召喚獣もどきではないか。今を生きる召喚士も落ちたものだな」

召喚士「う、うっさい!ケツァも出てきて!」

ケツァ「ピッ!」

 ____ やっぱり力尽くしかない.....勝って...勝たないと....


451 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:42:55 CoNnfh2k
         ぼふんっ        ぼふんっ

召喚士「!?」

召喚士「シウァ・・・?ケツァ・・・?消え、た」

ディアボロス「フン、あのような下級魔が我の圧に耐えきれるわけなかろう」

召喚士「う・・うそ・・・」

 ____ 絶望しかけたその時

勇者「悪魔・・・悪魔ねえ・・・私の想像してた悪魔と違って残念」

騎士「なんだここ・・・スマブラの終点みたいだ・・・」

召喚士「ふ、二人共!」


452 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:43:41 CoNnfh2k
騎士「妹に言われてきたんだ。しょーかが急にランプの中に入っちゃったって」

召喚士「い、妹?・・・とにかくありがと・・・」(なんだ、あれは幻覚だったんだ)

勇者「さっさと殺して帰るよ」シャキンッ

ディアボロス「舐められたものだな。潔く命を差し出せばいいものを」

勇者「すると思って?」

ディアボロス「所詮人間などその程度の価値だ。我に怯え、命を差し出すのは理と言える」

勇者「ごめんなさい。なに言ってるかわかんにゃい」


453 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:48:39 CoNnfh2k
ディアボロス「.....」

    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ

召喚士「あ、あれはグラビデ・・・みんな避けて!」

           ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!

騎士「勇者さん。今のもう一回お願いしますなんでもしますから!」

勇者「いやだ」

召喚士「避けろ言うとるやろが!」

???「お嬢様危ない!」


454 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:50:18 CoNnfh2k
召喚士「えっ」

伊布「お怪我はありませんか?皆様・・・」ボロッ

召喚士「い、伊布さんっ!まさか私達の盾に・・・」


ディアボロス「なんだあ奴は」

勇者「誰だっけ」

騎士「さあ」


455 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:51:29 CoNnfh2k
召喚士「そんな・・・嘘!やだ・・・いやだ・・・!」

伊布「ご安心を・・・お嬢様に拾っていただいた我が身・・・お嬢様に尽くすのは真っ当・・・」

召喚士「やだ、き、消えないで!」

 ----- あの日、お嬢様に拾っていただいた日から...


勇者「あ、なんか始まりそう」


456 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:52:06 CoNnfh2k
 = 3年前 =

----- 主にリストラされた私は職を失くし...家族に報告出来る事もできず人間界を彷徨っていました...

伊布「・・・」キーコ...キーコ...

     「おじさん、昼間からブランコですか?」

召喚士「えへへっ私、召喚士って言うんですけど」

----- こんな醜い中年に声をかけてくれた

召喚士「契約金1万G!私と契約して私の召喚獣になりませんか!?」ニコニコ

 == 現在 ==

勇者「 交みたいな出会いね」

騎士「しーっ!」


457 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:54:05 CoNnfh2k
召喚士「い、嫌だ・・・なんで・・・」

伊布「もう悔いはありません・・・息子の大学合格の通知も来たので・・・」

 ____ やめて

伊布「さようなら」

 ____ 伊布さんが死んだら.....私はまた....もっと....

賢者「召喚獣が死ぬか愚か者!」

召喚士「!?」


458 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:56:09 CoNnfh2k
召喚士「こ、ここは?私、さ、さっきまで」キョロキョロ

賢者「お前の精神世界だ。バトル漫画でこういう展開あるだろ察しろ」

召喚士「賢者様・・・」

賢者「先程から見ていれば貴様は我に似て臆病な娘だな」

召喚士「う・・・」

賢者「貴様が召喚士になったのは何故だ?ノリか?ノリでなったのか?」

賢者「違うだろう」

 ____ ここは孤児院の近くにあった病院....ああ...


459 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:58:12 CoNnfh2k
召喚士「いやだっ死んじゃいや」

 「しょーか・・・泣かないでよ・・・みんな我慢してるんだぜ?」

召喚士「ううっ・・・やだやだやだ!」

 「それに死ぬのはまだ先だよ・・・ケホッ、治らない病気だし・・・」

_______________

召喚士「あれは・・・私・・・」

 ____ そこにいたのは親友のベットにすがりつく幼き私の姿

賢者「不治の病だったらしいな」


460 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:59:02 CoNnfh2k
 「しょーか。僕が死んでもお前はS級・・・えっと召喚士になるんだよ?っていうかなれ」

召喚士「やだ!一緒になるって言うたやん!」

 「我儘な子だな・・・お前は魔物と仲良く慣れるんだ・・・簡単じゃないか・・・」

召喚士「だから一緒に!一緒がええもん!」

 「一緒は無理だ。だからこそなってほしい・・・なって悪い奴等を倒そうって」

召喚士「・・・・うう」

  「わかってくれたか?」

_______________

召喚士「・・・・・私、私は」


461 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:59:38 CoNnfh2k
賢者「・・・・・たかが鉄くずで出来たガラクタに怯んでどうするのだ」

賢者「救えなかったのは確かに貴様が臆病だから、しかし」

賢者「後悔してるのは貴様だけじゃない、騎士や勇者だって同じだ」

召喚士「・・・はい」

賢者「それでもあの二人は乗り越えて今を生きている」

賢者「怯むな・・・恐れるな・・・いつまで立ち止まっていると救える命も救えんぞ」

       「そうだぜ、しょーか」

召喚士「!」


462 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:00:34 CoNnfh2k
     「僕達はお前をいつでも見守ってるさ」

召喚士「・・・っ」ウルッ

      「見せてくれよな、S級になってる姿を」

召喚士「うん・・・!わかった・・・がんばる」ポロポロ

賢者「・・・フッ」

賢者「さて、行け!誇り高き我が夫、勇者とこの神聖なる我の血統よ!」

召喚士「はい!」

召喚士「ン?は・・・い・・・?!」


463 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:01:29 CoNnfh2k
=========================

召喚士「・・・」ユラリ

騎士「お、起きた!」タッタッタッタ

召喚士「ここは・・・なにここスマブラの終点みたい・・・」キョロキョロ

騎士「それさっき俺が言った!」タッタッタッ

騎士「ディアボロスとは勇者さんが戦ってる!いきなり気絶したから・・・いま逃げてて・・・!」タッタッタッタ

召喚士「ありがと。よっと」シュタッ

騎士「? な・・・なんか付き物が落ちた感じだけど・・・」

召喚士「せやろせやろ」フフン


464 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:02:38 CoNnfh2k
召喚士「もう迷わないから」

召喚士「私は伝説の召喚獣を手に入れてS級召喚士になる!」どんっ

騎士「!」ビクッ

 ____ 海賊王になる並の気迫を見せつける

伊布「よ、良かった・・・お嬢様・・・」

召喚士「息子さん、今度は就職活動を応援しなきゃね」

              ぼふんっ

召喚士「良しっ行こうか!」キッ


465 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:03:26 CoNnfh2k
ディアボロス「中々面白い人間も居たものだ・・・地上に出るのも悪くない・・・」

ディアボロス「滅びれば・・・いや、滅ぼしてしまうのもな・・・」

勇者「自己中心的な発言はやめてくれない?」

勇者「中心は私なんだから」ビシッ

         「勇者ーーーー!」

勇者「! ・・・しょーか」

召喚士「はあっ・・・はあっ・・・もうコイツと戦わなくて大丈夫・・・」ゼェゼェ

ディアボロス「なに?」


466 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:04:21 CoNnfh2k
召喚士「ここからは私が戦うから・・・大丈夫・・・」

勇者「? ・・・ふん、まあ疲れたしチェンジ」パシッ

ディアボロス「気が狂ったか小娘」

召喚士「ええ、狂ったかもしれません」

召喚士「最近スランプに陥ってましたからね。ランプだけに」ドヤア


勇者「つまんな」

騎士「しーっ、勇者さん!ドヤ顔の人にそんなこと言っちゃ駄目ですよ!」

 ____ 騎士君。君が一番人を傷つけているんだよ?


467 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:05:48 CoNnfh2k
ディアボロス「ほう・・・たった今、貴様の過去を閲覧したが・・・無様だな」

召喚士「便利な魔法ですね~教えてもらえませんか」

ディアボロス「親も居ず。そして愛しき男を失い。呪いとも言える夢のため、自らを隠し学園生活・・・

       そして目の前で救えぬ同族を見て激しい自己嫌悪に襲われる」

召喚士「・・・・・」

ディアボロス「貴様は生かしておくとするか。貴様の前でまた人間を殺めてやろう」ニヤッ

召喚士「そんな事させませんよ」ニコッ


468 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:07:31 CoNnfh2k
ディアボロス「させまいといくら努力しようと・・・無駄だ」

召喚士「無駄じゃないです」ニコニコ

ディアボロス「無駄だ。自分の力量もわからんのか」

召喚士「無駄じゃありませんってば~」ニコニコ

ディアボロス「無駄だと言っている。無駄無駄無駄」

召喚士「無駄でも無駄でも無駄でも無駄でもありませんって!もお~!」ニコニコ

ディアボロス「だからむ________

召喚士「うっとうしいわ!無駄ちゃう言うとるやろがこんっっんのクソカスがァッ!!!」クワッ

ディアボロス「!?」ビクッ


469 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:08:38 CoNnfh2k
召喚士「くどいねん。くどいねん。くっどいわ!無駄無駄言うてええんわジョルノだけや!」

ディアボロス「我にたてつくか・・・愚かな人間が・・・」

召喚士「閉じこもったままのヒッキーがえっらそうに・・・」

ディアボロス「黙れよ。一瞬で消し炭にするぞ・・・貴様とて偉そうに語るなよ・・・

        何がきっかけで吹っ切れたかは知らぬが、うざったいな・・・」

召喚士「うざったいのはおどれや」


騎士「・・・あ、会ったばかりの時のしょーかだ。いや、それ以上・・・・・」


470 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:09:41 CoNnfh2k
ディアボロス「貴様は吹っ切れたつもりでも、所詮人間など進化が止まった生物」

            「 変われはしない 」

召喚士「・・・確かに」

召喚士「この目で死んでもうた人達を引きずるし、夢にも出てきてまうやろな」

召喚士「けど人は変われますよ」

ディアボロス「ハッ.......もはや話す時間すら惜しい」キュイーーーーンッ....ジジジッ

召喚士「進化すら出来ないのはディアボロス・・・貴方だ・・・」スッ

召喚士「こんな暗い場所にいつまでも閉じこもったまま・・・何もわからないくせに他人を見下すんだから・・・」

召喚士「そんな貴方の一番の弱点は闇だ」

 ____ 私がディアボロスより先に放った魔法は『ブライン』

        敵を暗闇状態にし、錯乱させる魔法。こんな魔法は雑魚にしか効かないのが常識だが


471 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:12:39 CoNnfh2k
ディアボロス「ぐっ、見えぬ!何も見えぬぞ!」ブンッブンッ

ディアボロス「何故だ!何故こんな下級魔法が我に!!」

召喚士「暗いところに居て闇になれたつもりだった?」

召喚士「独りな自分には闇がお似合いだと思った?」

ディアボロス「ぐああああああっ見えない!何故だ!見えないウウッ、グアアアア!」

召喚士「これは人にも言えるけど・・・」

召喚士「そんな人間が一番恐れてるのは結局の所・・・闇なんだよ・・・」


騎士(俺もそうだった・・・)


472 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:13:13 CoNnfh2k
召喚士「私と一緒に来よう」スッ

ディアボロス「うぐっ・・・うああ・・・あ」

召喚士「外はイラつほど、むかつくほど光りに包まれてるけど・・・変われるよ」

ディアボロス「黙れ!女神にでもなったつ・・・うぐっ・・・出てこいデビル達!」

 ____ 彼は自らの闇で作った傀儡を無限に発生させる

召喚士「・・・・・」

ディアボロス「そこの人間共も只では済むまいっ・・・・ぐ・・・うう・・・」


473 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:15:21 CoNnfh2k
勇者「くっ・・・ギガデインッ」

     バチィンッ!  バババババババッ

騎士「ぎゃああああっ噛むッコイツ噛んでくる・・・このっ!」ドカッ バキッ

 キシャーッ  シネーッ  キエローッ  ニンゲンメーッ ニンゲンコロセーッ  ウキキキキッ  キエーッ

召喚士「すうぅーーーーっ!」

 ____ 出来ればこの力を使うと今までのシーンが調子乗ってるみたいに思われるから...

召喚士(あまり使いたくなかったんだけどね)


召喚士【静まれええええええええええええええええええええっ!!!】


            「「「 ! ? 」」」


474 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:17:22 CoNnfh2k
騎士「静まった・・・今の声圧・・・」

勇者「まさか・・・!」

召喚士「今のサブミッシブじゃダンブルドアみたいかな?あはは・・・」

 ____ 伝説の勇者と賢者の代.召喚士。能力は魔物を聴従させること

ディアボロス「・・・ばか、な」

召喚士「出来れば使いたくなかったよ。貴方とは話し合いで召喚獣にさせたかった・・・」

ディアボロス「クッ・・・従うしか選択肢が無いか」

ディアボロス「いいだろう。人間。サインはシャーペンでもいいか」

召喚士「出来ればペンで」


475 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:18:34 CoNnfh2k
______________________________

_______________________

魔王「あ!戻ってきた!」

召喚士「ただいまっ」

   勇者「・・・」   騎士「ただいま」

勇者「言っておくけど能力持ってるからって調子に乗らないこと。いい?」コソッ

召喚士「はいはい」

 ____ こうして.....私の目的に終止符がうたれた

       夢は叶い、悩みも消え.....私の物語は全て終わっていた....


476 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:20:03 CoNnfh2k
魔王「~~~♪」モグモグ

騎士「何を食べてるの?」

魔王「うんっお腹すいてたからサラダ食べてるの」

 ____ 彼女は真っ赤なレタスを頬張りながらキュートに微笑む

召喚士「・・・なんかトマト多すぎじゃない?」

騎士「トマトドレッシング使ったんじゃないかな」


勇者「!」


477 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:20:54 CoNnfh2k
 パカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッ

勇者「はあっ・・・はあっ・・・」

 『念の為に明日も会いましょう。場所はまたここ』

勇者「オマール!急いで!」クイッ

オマール「ヒン!」(シュバルゴ!)

  『わかった。もし俺が居なかったら死んだと思ってくれてもいい』

勇者(まさか・・・ますお・・・私達をランプを入れて時間稼ぎに・・・)


478 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:21:28 CoNnfh2k
 ___ カレー屋GOGO壱 ____

勇者「っはあ・・・【ここに巨漢な男は来た?】」

店員「はい」

勇者【何処に行った】

店員「外に居た子を見つけてどこかに。そこからはわかりません」

 ....... 街中でサブミッシブを乱用する

 「裏手に行くのを見ました」   「あちらです」

勇者「・・・・・ここにバトマスが」


479 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:22:53 CoNnfh2k
勇者「__________」

 ...... 彼女は考える。仮説として、もし、殺すことによって能力を奪えるのなら

勇者「きっと死体をバトマスの力によってバトマスの遺体を細胞から細かに消す筈・・・」

 ...... 能力者に能力は効かない。だが死んで奪われたのなら...それはもはやただの一般人...能力は効く

勇者「完全犯罪・・・いや、私の親戚なら何かしら残す筈・・・」

オマール「ヒ~ン?ブルルッ」チャリンッ(なんだこれは~証拠物件として押収するからな~)

勇者「オマール?何それ・・・あ・・・」

 ...... オマールは首の長さを利用しで木に引っかかった写真付きペンダントを取る

勇者「ありがとうオマール・・・私の身長じゃ気付かなかったよ・・・」ナデナデ

オマール「ヒーン」(いや、そんな・・・///)


480 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:23:30 CoNnfh2k
勇者「この写真・・・」

 ...... 写真には中華服を着た童顔な少年が写っていた

勇者「ファイター・・・ね。間違いない」ギュッ

勇者「バトマス・・・・・貴方は・・・・・」

 ..... 風が吹き、砂利が巻き上がる

     しかしそれは砂利だけでなく、バトマスの肉片も混ざっている

勇者「ごめんなさい・・・・・貴方を土に埋めるには時間がかかるどころじゃないから」

勇者「だけどかたきはうつよ」


481 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:24:06 CoNnfh2k
_____________________________________

_______________________________

パイロット「航空機の準備が出来ました!これで貴方達を西大陸に連れて行けるであります!」

勇者「・・・・・さようなら」

騎士「俺は・・・パートナー役だけどついてかなくていいの、かな」

魔王「ええーっお姉ちゃん行っちゃうの?」

 _____ 私が魔王討伐まで参加することはない。このまま飛行機で魔法学園まで行けば旅は終了

          無事に私はS級召喚士になり、夢を叶えられることになる

召喚士(それで終わりなんて嫌だ)

召喚士「わ、私も行くよ!」

召喚士「私も魔王討伐に参加する!」


482 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:24:42 CoNnfh2k
召喚士「私も勇者や騎士君の役に立ちたい!いい・・・かな」

勇者「もしかして帰ろうとしていたの?」

勇者「貴女は私の奴隷なんだからついてくるのは当たり前よ」

召喚士「な・・・なんやその言い方!ありがとくらい言えや!」

勇者「私に命令しないで」

召喚士「この~っ騎士君もなんとか言えや!」

騎士「あはは」

召喚士「何があははや!コミュ症!」


483 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:25:42 CoNnfh2k
勇者「まあ」

勇者「頼りにしてるから・・・奴隷達・・・」

 ____ そんなことを言われて私と騎士君は顔を合わせる

騎士「くっwwwあははwww」

召喚士「あはははっwww」

 ____ 思えば私達の運命が変わったのは勇者の存在であった

勇者「何がおかしいの?」イラッ


484 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:26:48 CoNnfh2k
勇者「もういい」

騎士「ああっ待ってくだ___ごっふっ!?」

召喚士「ちょっ危なっ___がはっ!?」

 ____ 私達は彼女の事を何も知らない

       それなのにいつの間にか...彼は恋をし...私は憧れ...

         私達にとって彼女は正義のヒロインであった

          それは皮肉な例えで...恋人にも友達にすらなれない架空のもの...

魔王「あははっ転んじゃったー!」ケラケラ


485 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:28:45 CoNnfh2k
勇者「・・・・・あの二人」

勇者「楽しそう・・・私も笑えるよね?・・・ね」

オマール「・・・ブルル」

 ____ それでも私達は追いかける

騎士「ま、待ってくだしあ!」

召喚士「あーっ勝手に行かないでってば!」

 _____ 彼女を知りたい。彼女の本当の笑顔が見たい。彼女の幸せの手助けがしたい

        たとえそれを阻む者が彼女自身であり、魔王であろうと.........

                                        EP2 完 _____



493 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:06:11 DNOQE82o
====== 10年前 =======

勇者「・・・えへへっ!パパママ見てみて~」

勇者父「すごいじゃないか!その年で魔法を使いこなせるなんて」ナデナデ

勇者母「ええ。習い事も塾も常に1位!血筋といえど努力のおかげよね」

勇者父「そうさ。お前は努力そのものなんだってできちゃうんだから」

勇者「うんっ!わたし頑張るよっ」

 _____ 私は恵まれていた

勇者「えへっ、えへへへっ」ニコニコ

 _____ 唯一の欲望は親から褒められることのみだった


494 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:07:17 DNOQE82o
___________________________________

__________________________

====== 5年前 ======

勇者「学園で頑張ってるよ・・・うんうん!・・・えへへっ///」

勇者「そっちに帰れないの寂しいし・・・・・頑張って飛び級を目指してみるよ!」

 「良かったね~勇ちゃんなら飛び級できるよ!」  「学年違っちゃうのは寂しいかもだけどね~」

勇者「そうだね~勉強しないと・・・頑張るしか無いよ!」グッ

 「気をつけて!隣のクラスの召喚士って子・・・勉強すごいらしいよ~」  「負けないでね勇ちゃん!」

 _____ 友人は居た。影で妬まれることすら無いほど関係も安定していた

        誰からも迫害されず、何もかも充実していて、顔もスタイルも良く、天才だった

勇者「あはははっ」

 _____ もうこれ以上の何かを望んだことなんて一度もない


495 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:08:29 DNOQE82o
====== 3年前 =======

側近「お嬢様はお凄いですね~・・・もうすることなんてないんじゃないかってくらい!」

勇者「そんなことないよ側近さん」

勇者「パパがね、私が18歳になったら・・・5年後だね。5年後にお婿さん探しするんだって」

側近「ふふっ、知ってます」

側近「5年後なのに見てください!このお嬢様とのお見合い予約の数!」

勇者「わ、わわっ・・・私まだ13歳なのに・・・///」カアァァ

側近「5年後にイケメン探ししましょうね~」

 _____ 今じゃ悪に堕ちた彼女との関係だってなんともなかった

        きっと私の過去こそが幸せだったのだろう.....ならそれをもう一度手に入れたい.......


496 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:10:18 DNOQE82o
= 現在 =

勇者「もう一度・・・」

召喚士「もう一度、なに?」ニマニマ

勇者「近い」

          ガンッ!

召喚士「も、もう西大陸なんやけど・・・」

 ____ 既に飛行機は上陸準備の体制に差し掛かっている

勇者「ふう」

 ____ 思わず寝ちゃってた。考え事のし過ぎなんだろうなあ


497 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:11:23 DNOQE82o
勇者「・・・」チラリ

  騎士「くうzzZ」ギュウウ 魔王「うーんzzZ」

 ____ 考え事はあの ポ犯罪者と危険な幼女のこと

_____________________________________

~ 能力者はこの6人のみ。どれも伝説の勇者の末裔 ~

・勇者(私) ・院長 ・曲芸師 ・召喚士 ・バトマス ・ファイター

= 能力は能力者には効かない   = 何故か殺人鬼に狙われている = 生き残りは私と召喚士のみ


○ なのに何故か 騎士と魔王に私のサブミッシブ(人を聴従させる)が効かない

○ 騎士と魔王は能力者なのか それとも人間ではないのか


498 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:12:22 DNOQE82o
騎士「なんですかそのノーtぼげたっ!?」ドゴォッ

勇者「騎士、随分と気安く私の懐に入るようになったのね」

騎士「ひどぎっ・・・ふふひっw」

 ____ 最近、暴力を振るうと彼は少し喜ぶ

勇者「笑わないでよきしょいなあ」

騎士「すみま、すみまへ・・・ひw」

 ____ 試しに悪口言ってみても喜ぶ


499 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:13:27 DNOQE82o
魔王「ねえねえ西大陸ってどんなのどんなの?」

パイロット「ど、どんなのかあ・・・」

パイロット「闘技場があったり、幻の召喚獣がわんさかいたり、いろいろ伝説の大陸なんだ」

パイロット「中でも最近HOTなのはエルフの伝説だね」

魔王「・・・」ピクッ...

召喚士「エルフの伝説・・・どういう伝説でしょうか」

パイロット「詳しくはわかりませんが、とある町にエルフが異世界から紛れ込んだとか」

パイロット「ハハッ都市伝説でありますがね」

パイロット「では貴方方の旅に幸あれ!」ビシッ


500 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:14:44 DNOQE82o
<ざっくり世界地図> 

                  北の大陸


    イマココ →西の大陸    中央の大陸   東の大陸


                  南の大陸


 ____ 西大陸は4つの大陸の中で最も国や町・村が多々多々ある大陸らしい。別にどうでもいいけど

       私達の目的は西大陸東部にある国で船を買い。最終目的地・中央大陸を目指すこと


501 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:16:33 DNOQE82o
          _______ 西大陸 ________

~ 中部 ~

    __ ○ 和風国 ● __

勇者「やっぱりこの格好が落ち着く・・・」

 ____ 南大陸では露出度が高くて落ち着かなかった

       私は肌を出さない格好が好き。ネックウォーマーに手袋、ケープにドレス

召喚士「この大陸は秋っぽいイメージだしシャツにブレザーでもいいかなあ」ピシッ

 ____ 彼女、召喚士はいまどき?のJKみたく髪型を毎回変えるので誰だかわからなくなるの

       ちなみに今は茶髪に三つ編みカチューシャ。肩に落ちた赤紅葉を手に取る姿は絵になっていると思う

勇者(さすが私の親戚)ムフッ


502 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:17:43 DNOQE82o
魔王「このお団子美味しいね~お兄ちゃん」

騎士「ハハハッ詰まらせないようにね」

騎士「もし詰まっても俺が口で吸い出してあげるけどね」ニコ

魔王「口で吸い出す・・・?うーんっお兄ちゃんは優しいね!」

 ____ 金髪兄妹にオシャレさは皆無

       兄は未だナイトパーカーにジーンズ

        妹は漆黒の法衣でガッシュベルみたいな格好をしている

召喚士「事案発生」ピーーーーツ

オマール「ヒン!」(警察だ!)


503 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:18:56 DNOQE82o
騎士「ど、どこが事案なんですか!肩車してるだけなのに・・・」

 ____ 挙動不審な彼が逆に落ち着いて幼女と会話していると怖いんだもん

騎士「頭で妹のぬくもりを感じる兄のどこがおかしいんですか!微笑ましいでしょう!」

勇者「むしろ不快」

魔王「でもお兄ちゃんって背が高い方だからすっごく見渡せるんだ~」ペチペチ

召喚士「176㎝だっけ?男子は180㎝超えてないとな~う~ん・・・年収も~」

勇者「さすがビ  」ボソッ

召喚士「耳元でボソッって言うても意味ないぞ!」


504 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:20:24 DNOQE82o
勇者「どうせ男子の近くでは『性格で決める』とか言うんだ」

騎士(俺も男子なんだけど・・・あれれ)

召喚士「なぜそれを・・・で、でも私に見合う男子なんて居ないと思うしぃ?///」

 ____ ディアボロスが言っていた 愛しき男を失くし を聞いた時は未亡人かと思ったけれど

       どうやら彼女は小さい頃好きだった男の子が死んじゃったみたい

勇者「その後・・・彼女は男ならだれでもいいと・・・●の欲望を・・・」

召喚士「だから私をビ  扱いするのやめてって!まだ手をつないだことすらないのに!」

召喚士「あっ・・・///」

騎士(やっはろー)


505 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:21:19 DNOQE82o
勇者「えー男子と手もつないだこと無いのー?ソレが許されるのは小学生までだよねー」

魔王「きゃははっ」

騎士「!!!?!?!?? ゆ、勇者さん・・・つないだことあるんですか・・・」

勇者「抱っこされたこともあるかな」

騎士「ぐはっ・・・あが・・・が・・・だ、誰に」

 _____ 何故かダメージをくらう騎士

勇者「貴方に」

騎士「あっ///」カアァァ

召喚士「うっうそー!騎士君もうそんなことしたの!?」キャー


506 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:22:27 DNOQE82o
騎士(思えば俺は・・・勇者さんと手を繋いだり、お姫様抱っこしたり、間接キスまでしたじゃないか!)

騎士(モスラタウンで・・・あ、ひぅw血も飲ませたんだっけ・・・俺の血が勇者の中に・・・ひひw)

勇者「されるなら本物のレオンがよかったな」

騎士「ひぎっいぎぅぎっ」ビクンビクンッ

        召喚士「アカン!騎士君が壊れる!」   魔王「お兄ちゃん!まおうも倒れちゃう!」

召喚士「ゆ、勇者も気付いてるならそういうのやめなよ!可哀想だよ!」

勇者「えっなんのこと?」キョトン

召喚士「ど・・・鈍感属性だと・・・」

 ____ 本当にわからない...騎士はどうして死にそうなんだろう...


507 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:22:59 DNOQE82o
騎士「ふわぁーあ・・・ここは・・・」

勇者「ホテル」

騎士「二人は・・・」

勇者「もう夕食のバイキング食べに行ってる」

騎士「じゃあ俺も・・・ってうあ!?」

勇者「ん?なに?何人の顔見て驚いてるの?」イラッ

 ____ 膝枕で寝かしていたのにびっくりしたのかな

       そんな驚くことないじゃん。まだ私の事が怖いのかな……


508 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:25:02 DNOQE82o
勇者「じゃあ出発。3分以内にバイキング会場に着かなかったら・・・」

勇者「ドリンクバー・日替わりシチュー全混ぜ飲ませるから」

騎士「・・・・・」

 ____ あれ、インパクトなかったかな....反応が薄い....

騎士「なんだか久しぶりですね」

騎士「四つん這いの俺の上に勇者さんがってフォルム」

勇者「んー・・・・・別にこの前しょーかでやったし。私は久しぶりじゃないな」

騎士「!? ・・・おのれ召喚士・・・」


509 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:26:19 DNOQE82o
騎士「・・・」

 ____ 彼はもしかすると人間ではない。それか私達を騙している超能力者なのかも

勇者「ううん」フルフル(そんなこと考えたくない)

      サブミッシブが効かないから信用出来ない.....最初はそう思って接してきた

勇者「騎士・・・貴方は何であろうといつまでも私の奴隷よ・・・」ペシッ

騎士「えっ、あ・・・・・はい!いつまでも!」ニコッ


             でも今は違う...........一番信頼してるよ、騎士


勇者(こんなこと言えないよね)クスッ




511 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:47:07 DNOQE82o
 _ バイキング会場 _

魔王(勇者のお姉ちゃん以外の残りの子孫・・・どこにいるんだろう)

魔王(今まで側近から情報が来るんだけどなー・・・・・)

召喚士「あーこのパスタ美味しそう」

魔王「えっ、あっ、ほんとだー!ねねっお姉ちゃんこのボンゴレってなんの意味?」

召喚士「んー・・・あー・・・マフィア?」

魔王「なにそれつよそー!」

 「おいおいなんだあの二人」   「新手のxxxか・・・?」  「嘘だろ。子供もいるってのに」

召喚士「ふふっあの二人やっと来たみたい」


512 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:49:00 DNOQE82o
勇者「3分30秒・・・罰ゲーム確定~」

騎士「うあああああああっ」(勇者さんのつばが入ってたら飲めんだけどな)

召喚士「~~~♪」(バイキングのサラダってどうお皿に盛り付けるかが楽しいんだよなー)

  「あ・・・」 「おっあれしょーかちゃんじゃね?」  「しょーかちゃんじゃん!」

召喚士「・・・うん?」


幻術士♀「しょーかちゃん!久しぶりアタシアタシ幻術士!」

剣士♂「いやあ、こんなところで会えるなんて嬉しいなあ」

銃士♂「はははっ・・・・・」ニコニコ...


513 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:50:05 DNOQE82o
召喚士「あーっ!本当ですね~嬉しいなあ~」

勇者「だれ」

召喚士「後で説明する」コソッ

 _____ 後での説明のところ...

幻術士「ふふっ」

 ____ 幻術士.....召喚士と同じ召喚科のライバル。優等生を妬むキャラ

 剣士「ねっパートナー見つかった?」  銃士「・・・・・」

 ____ 剣士.銃士.....共に召喚士にフラれた。銃士は結構根に持ってる感じ


514 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:50:58 DNOQE82o
召喚士「わたし~パートナーなら見つかりましたよ~」

召喚士「騎~士君っ」ガシッ

騎士「むぐっ!?・・・・・あ、ども」

幻術士「へえ~『やっと』見つかったんだ~しょーかちゃん『だけだった』もんね~」

召喚士「ははは」ピクッ

幻術士「みんなS級召喚士試験受けてるのに優等生な『筈の』しょーかちゃんだけは遅れてて」

召喚士「ははは」ピキピキ


515 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:52:21 DNOQE82o
銃士「そっか君が選ばれたのか」ペタペタ

騎士「わわわ」(俺・・・男の人に触られちゃった・・・)

剣士「マジかよ~俺等フラれたのにな~パートナー役もw恋もwww」

銃士「黙れ」ギロッ

剣士「わりわりっw」人 

騎士「・・・そ、そっななんだーw」

銃士「なに笑ってんだよ」

騎士「・・・すみません」ビクッ


516 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:55:20 DNOQE82o
勇者「あの5人楽しそうね」

魔王「勇者のお姉ちゃん。まおうすごい共通点を見つけちゃった」

勇者「言ってごらん」

魔王「全員『士』が名前の最後についてる」ドヤ

勇者「あらほんと」

 ____ 騎士.召喚士.幻術士.剣士.銃士.....士がゲシュタルト崩壊しちゃうね


517 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:56:42 DNOQE82o
幻術士「どうもどうも。アタシ、幻術士。よろしく~」

騎士「あっ、よろろふッ」ギクシャク

幻術士「よろろふ?うーんよろろふ~♪」

剣士「よろろふ~」

銃士「よろろふ」


召喚士「・・・」


518 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:57:22 DNOQE82o
騎士「あっ、お、俺!ジュース持ってくるよ」

銃士「5人分は持てないだろ。俺も行く」


幻術士「くすっwなーんか頼りがいありそー『パシリ的な意味で』ww」

召喚士「あー見えてかっこいいところあるんですよー」ニコニコ

剣士「まじ?最初金髪でヤンキーかと思ったけどけっこー陰キャラじゃね?」

召喚士「確かに~そうですけど~」ニコニコ

召喚士「銃士君や剣士君選ぶり数倍はマシかな」

 ____ 最後の台詞は真顔で言い放つ彼女


519 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:58:09 DNOQE82o
剣士「俺等そんなに信用度ない?かなし~」

幻術士「それってなにかなー」

幻術士「そんな二人を選んだアタシに言ってるのかな~」

召喚士「ううん。違いますよー」

幻術士「そうだよねー男二人女一人ってアレだしアタシ軽そうに見えちゃう?」

召喚士「そんなことありませんよー」

召喚士「騎士君は~二人より優しいし信用できるしぃ戦闘以外で色々有能だから?」

剣士「けっこうしょーかちゃんSじゃね・・・」

 ____ なにそれ私もSに含まれちゃうんだけど


520 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 18:59:07 DNOQE82o
_ ドリンクバー _

銃士「俺等より好かれてるみたいだな」

騎士「あは。聞こえちゃうなあ・・・///」テレテレ

銃士「あんま調子にのるなよ」ボソッ

騎士「え?」

銃士「どこのクラスだ。俺や剣士と同じ兵士科じゃなかった筈だ、見たこと無い」

騎士「えー・・・いや、スカウトされたみたいな・・・」

銃士「スカウトだと!?」


521 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:00:02 DNOQE82o
銃士「俺は彼女と14歳頃から同じクラスだった」

騎士「へ~」(学ぶ事は違くてもクラスは同じなんだっけ・・・)

銃士「彼女とは3年も会話を交わした。あだ名でも呼ばせてもらえた。消しゴムも5回拾った」

騎士(5回も拾ったのか!)

銃士「だがパートナー役も・・・恋人にも選んでもらえなかった!それなのにお前は!」グイッ

騎士「ひぎっ」

 ___ 騎士がやられてる....

            私以外が騎士に暴力ふるってるのはやっぱなんだか気に食わない


522 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:01:40 DNOQE82o
騎士「別に俺等はこっここ恋人ってわけでもないし・・・」

銃士「だがパートナーには選ばれた!」

銃士「兵士科の全員(67人)が彼女のパートナーを志願した!普通は逆に志願されるのにだ!」

騎士(マジかよ・・・近くにいすぎて美少女差がマヒしてた・・・)

銃士「何故だ。顔だって俺も悪くない。勉強も20位以内だ。銃の扱いじゃナンバーワンだ!」

銃士「何故お前が・・・スカウトされたんだ・・・!」


騎士(単に期限迫ってたから誰でも良かったんじゃないかな・・・)


523 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:02:50 DNOQE82o
幻術士「ここらへん伝説の召喚獣が出るって聞いたんだけど居なくてさー」

剣士「ほんっともう困っちゃうぜ~」

幻術士「S級なれないんじゃないかな~アタシもしょーかちゃんもー」

召喚士「・・・・・そんなわけ」ニッコォ~

剣士「てかアイツなにやってんだよ!ちょっと俺止めてくる!」


騎士「____」

銃士「___!」


524 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:05:28 DNOQE82o
騎士(男のヤンデレとかこわいなー・・・)

勇者「・・・」ジッ

騎士「! ・・・」ニッ...

 ___ 助けようか?とアイコンタクトを送ったがいらないみたい.....もういい知らない

騎士「ほっ」(カッコいいとこ見せてやる)

銃士「!? このっ」

騎士「ぶはっ」

 ___ 護身術で逃れようとするも失敗する騎士。ばーか


525 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:06:27 DNOQE82o
銃士「こんなんでパートナーを勤める気か・・・」


 召喚士「銃士君!」 剣士「やめろってマジで!」

銃士「! ・・・くっ」スタスタ

_____________________________

________________________

剣士「悪りい・・・アイツまだ根に持ってるみてえでさ・・・」

召喚士「・・・・・」

剣士「これ。なんつーか詫びにもなんねーけど・・・コーヒー牛乳無料券」


526 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:08:12 DNOQE82o
 = 温泉・女湯 =

召喚士「はあ~生き返るわぁ~」

勇者「ディアボロスを出せばあんな奴等逃げちゃってたのに」

召喚士「そうしようと思ってたけど・・・」

召喚士「それじゃあ銃士君も幻術士もこれから先なんにも変われないしさ」

召喚士「やっぱ話し合いじゃないと」ニコッ

 ____ わからない どういうこと? 話し合いで人は変われるの?

勇者(・・・わからない)


527 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:09:31 DNOQE82o
 = 娯楽部屋 =

騎士「ぷはぁっ」

勇者「騎士も魔法か何か使えば良かったのに」

騎士「へ?ああ・・・いや、使っても・・・なあ」

騎士「俺、あの人の考えとかよくわかるんで・・・同情?みたいな」

 ____ 言ってる意味がわからないけど.....きっとしょーかと同じ考えなんだ

勇者(考えが違うのは私だけ・・・)


528 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:10:25 DNOQE82o
  ワー ワー ホントー!?  スゴーイ スゲー

勇者「・・・?」

 ___ 耳障りに振り向くとマッサージ機に座った中年を囲んだ子供達が歓声を帯びていた

召喚士「誰だろあのおじさん。有名人なのかな」

騎士「さあ?」

 ___ 私達は部屋に戻ろうとするが

      中年の語る物語がその足を止めることとなる


529 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:12:27 DNOQE82o
中年「そうなんだ!当時俺はまだ15歳だったがこの目で見たんだよ!」

中年「この人間界に紛れ込んでしまったエルフをね!」

 ドンナカンジ? キレイ? カミは? メハ? イッテイッテー

中年「美しいと思ったね・・・近くによるのもためらったほどさ・・・!」


騎士「ははは、伝説のエルフの話か」スタスタ

召喚士「なんかここらへんじゃ最近のトレンドみたいだね」


中年「容姿は『髪は金髪』『目はグリーン』さ」


530 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:14:45 DNOQE82o
召喚士「今、た、確かに金髪とグリーンって」

勇者「まあ、そんな特徴の人間なんてそうそう居ないね」

騎士「・・・っ」スタスタ


中年「優しい人だったなあ。町の人間はみんな彼女に最善を尽くしたよ」

中年「元の世界に帰られるようにとかね。ああ、そう。最初に助けたのはある男だった」

中年「しばらくして彼は彼女に恋をして・・・また彼女も彼に恋をしたんだ・・・」

中年「人間とエルフのラブストーリーさ。町の人も俺もそれを祝福したよ」


531 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:15:55 DNOQE82o
中年「しかし・・・長くは続かなかった・・・」

中年「今から20年前に彼女がこっちに紛れ込んで・・・えーと19年前だっけな・・・」

中年「エルフの恋人の彼の兄は『魔王信者のリーダー』だったんだ」

中年「・・・・・エルフの噂を嗅ぎつけた兄は信者達を集めてエルフを奪った」

 エー!?  ウソー  カワイソウ・・・ ネトラレ・・・ タタカッタノ!?

中年「手も足も出なかったよ・・・奴らは人間を従わせる能力を研究してたみたいで・・・」

勇者「!!?」

 ___ 今、なんて......


532 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:16:26 DNOQE82o
騎士「いま、今その人は!エルフはどうしているんですか!?」

中年「? あ、ああ」

中年「恐らく魔王信者のリーダー・・・彼の兄によって・・・」

中年「俺は探ってみたんだが魔王信者はどうやら魔王を復活させるために」

中年「研究して作り上げた能力を一人の子供。全ての能力を持てるようにできる子供を作ろうとした」

中年「要するに・・・エルフは子供を作る道具にされた・・・と」

騎士「・・・!」


533 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:17:05 DNOQE82o
中年「君は・・・なんだかエルフさんに似ているな・・・」

 ___ ゆっくりと立ち上がり、騎士を間近で確認する

騎士「・・・・・」

中年「年はいくつだろうか・・・」

 ___ 18歳です。と答えた

       19年前に連れされたエルフ 金髪 緑の瞳 優しい風貌

中年「まさか・・・そんな・・・」

中年「君は・・・・・君が・・・・・」


534 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:18:48 DNOQE82o
勇者「・・・・・・」

 ____ 全ての能力.....つまり私達の能力? 人を従わせる...魔物、物質、自分、機械、動物

勇者「いや」

 ____ ならその魔王信者の作り上げた能力をどうして私達が持っている?

騎士「・・・俺が・・・そんな」

 ____ 騎士は拾い子だった...義父が川で拾い...義母...に預け今にあたるらしい

       今の話が本当だとすると騎士はエルフと魔王信者の子供...........?

召喚士「そ、そんなの絶対違うよ!」


535 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:20:19 DNOQE82o
召喚士「騎士君が魔王信者の子供な筈ないやんか!」

中年「彼は優しいのか」

召喚士「当たり前や!」

中年「・・・・・きっとエルフさんの遺伝子が勝ったんだろう」

騎士「・・・えっと」

 ____ 戸惑いを隠せない表情の騎士

       どうやらこれは彼だけの問題じゃない。私達、勇者の末裔にも関係するかもしれない


536 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:21:25 DNOQE82o
 ____ 中年をもっと問い詰めようとするが

剣士「あ、3人共!」

剣士「なあアイツ等知らね?なんつーか胸騒ぎすんだわ・・・あの後だし」

剣士「良かったら一緒に探してくんねーかな」

       ピコン!

剣士「ってあり?幻術士からメールだ」


               < 助けt >


537 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:22:45 DNOQE82o
 = ホテル・裏 =

魔王「・・・おかしいよ」

 『推測ですが・・・極めてこの考えが一番近いかと』

魔王「ま、まおう・・・・・いやだなあ・・・・」

 『おやおや』

 『また能力の効果が薄れてしまいましたか』

魔王「・・・」

 『また己自身に命令すればよいのです。さあ、召喚士を殺せ、と』

魔王「うう・・・ぐ・・・」


538 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:23:58 DNOQE82o
 _______ 魔王城 ________

側近「こちらの準備は整っているんです。あとは召喚士の命のみ」

側近「能力によって地獄から魔王を復活させ」

側近「そして集めた伝説の勇者の末裔の命と自分を生け贄に」

側近「黄泉から母を生き返らすのでしょう?」

           『・・・・・』

側近「黙っていてはいけませんよ・・・いつもの性格(キャラ)さえも薄れてしまいましたか?」

側近「そういえば魔王様。貴女は能力によって性格を明るくしていたんでしたっけ」


539 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:24:32 DNOQE82o
__ ホテル・裏 ___

魔王「うう・・・嫌だ・・・嫌だよお・・・」

 ..... ただひたすら彼女はうずくまり、嘆いていた

銃士「コイツ・・・確かしょーかの・・・」

幻術士「あっ良い事考えちゃった♪」

 ゴニョゴニョ

銃士「なるほど・・・はは、それならしょーかも俺のことを・・・」

幻術士「剣士に言っちゃダメだよ?アイツああ見えて常識人だから」


540 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:25:27 DNOQE82o
銃士「おい、そこのガ_________

魔王【触るな!】

         ピ  タ ッ

銃士「え・・・」

幻術士「な、何この子・・・?」

魔王【来い!】

 ...... 茂みの奥地から狼の唸り声が鳴り響く!

幻術士「!?」


541 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:27:29 DNOQE82o
幻術士「や、やばい・・・・け、剣士!剣士呼ぼう!」

魔王【壊れろ】スタスタ

幻術士「!? あ、あれスマホが動かない!」

魔王「わたしは大丈夫・・・わたしは大丈夫・・・」スタスタ

銃士「く、来るな!撃つぞ!!」チャキッ

魔王「わたしは・・・・まおうは・・・【まおうは明るい子】」

魔王「あはっ♪」ニッコーッ!


542 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:29:21 DNOQE82o
銃士「くっ・・・!」

    ッパン!  ッパン!

魔王【溶けろ】

       ジュウッ...  ジュウッ...

銃士「!!?」

魔王「まおうはママを生き返らせるためなら・・・召喚士のお姉ちゃんくらい・・・殺せるんだもん」

……そして遅れてきた狼達が襲いかかる

魔王「・・・は、はははっ」


543 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:34:35 DNOQE82o
魔王【散れ】

…… 狼達に食い殺された遺体を微粒子レベルで拡散させる

「遅かったみたい・・・」

魔王「!?」

魔王「・・・出てきて、そこにいるの」


544 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/05(金) 19:35:27 DNOQE82o
         「やっぱり貴女が犯人だったの」

 ドドドドドドドドドドドドドドド

勇者「・・・魔王」

       ドドドドドドドドドドドドドドド

魔王「・・・・・勇者」ギロッ...




549 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 22:58:03 V6JDXz8o
魔王【喰い殺せ!】

   ウゥン!  アォーンッ! ウォーン!

勇者「・・・イオラ」

     ボゴォンッ!

 ____ 狼を退けるために私が発動した爆発を利用して魔王が飛びかかってくる

勇者「!? ・・・しょーかッ!」

 ____ 魔王が狙ったのは私ではなく、後ろに居た召喚士だった


550 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 22:58:40 V6JDXz8o
召喚士「・・・ディ、ディアボロス!」

魔王「!」

            ブゥンッ!

魔王「うぶっ!?」ドスッ

                   ズササササ...

 ___ 召喚したディアボロスによって吹き飛ばされる魔王

魔王「けほっ・・・あは、・・・はははっ・・・・あー・・・」


551 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 22:59:14 V6JDXz8o
召喚士「ど、どういうこと!?なんなの・・・なんなのこれ・・・!」

勇者「貴女も見てたでしょ」

勇者「私達以外の伝説の勇者の末裔4人を殺し、機械の国での大量殺人黒幕。それが魔王だった」

召喚士「でも・・・え・・・いや・・・嘘や!あーウチを騙してるんやな!」

                 グイッ

勇者「あの女を殺せ・・・じゃなきゃ殺される・・・これは命令よ・・・」

召喚士「・・・ッ!!」


魔王【______】


552 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:00:25 V6JDXz8o
ディアボロス「全く。外に出ても闇だらけではないか」

召喚士「・・・ああっ!もう!確かめてやる!」ブンブン!

召喚士「ディアボロス、相手の過去を覗く魔法っちゅうのはこれでええんやろ?」スッ...


魔王【_______】


召喚士「・・・・・!」

騎士「あ、三人共いたいた!何やってんの?」ヒョコッ

召喚士「!」

 ___ 魔法の焦点が騎士にずれたことで騎士の過去も覗かれる


553 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:01:47 V6JDXz8o



 ======== 17年前 =========


554 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:02:21 V6JDXz8o
  ゴロゴロ.... ピシャァンッ!

魔王父「ハハハハッ!」

魔王父「見ろ・・・私とお前の子供はこれから魔王様の生贄としての施しを受けるのだ」

         ウワアアン    アアアアン

エルフ「やめて・・・どうして・・・」

魔王父「おやおや、私との子供だというのに同情をするのか」

エルフ「あの子は私の子です・・・!貴方のおも____

          バコォンッ!

エルフ「ぐぶっ・・・・」


555 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:02:59 V6JDXz8o
魔王父「しかし亜人種が手に入るのとはな・・・生贄の子供は人間じゃあ駄目だ・・・」

 ____ 人間は多くの能力を幾つも体内に宿すことが出来ない

エルフ「あの人は・・・あの人は今どうして・・・」

魔王父「弟のことか。ハッ、惨めな弟だ。兄に嫁を●まされるのだからな」

エルフ「・・・ッ」

魔王父「自殺だよ」

エルフ「!?」

魔王父「ハハハッハッ!魔王信者の隠し里など只の人間に見つけられまい!」

魔王父「後悔と悲しみに浸り、自殺したと聞いたな!」


556 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:03:56 V6JDXz8o
              「生贄に能力を授ける準備が整いました!」 

魔王父「ああ・・・これでこの子が育てば魔王様を・・・生き返らせられる・・・・」スリスリ

                 ウアアアアアン

魔王父「しかしよく喚く男だな」

エルフ「まだ赤子とも言えるんですよ!?それなのにこんな嵐のな______

                 ドカッ!

魔王父「黙れ!」

魔王父「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れッ!この 便器がよぉああ!?おい!」

           「教祖様!それ以上の暴力は・・・エルフが死んでしまいます・・・」

魔王父「いいんだよ!もう用済みなんだか・・・ら」


557 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:04:51 V6JDXz8o
             ドゴォォォォォォォォォンッ!!!

魔王父「!!?」

 ____ 生贄の赤子に光の雷撃が降り注いだ

           優しく、淡い光の稲妻だった

     「教祖様!能力が・・・能力が四方八方に・・・!」

魔王父「な、なんだと!」

 ____ 生贄の赤子に宿るはずの能力が上空で6つに別れ、飛び去った

        その能力はまだ胎児の子供に...少年に...老人に...赤子に...


558 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:05:40 V6JDXz8o
魔王父「チィッ!これは伝説の勇者の仕業だ!今の雷撃は自然のものじゃない!」


エルフ「ッ!」タッタッタ!

魔王父「なにしてる!」ガシッ

エルフ「きゃあっ」

          「うわああああああああああん」

魔王父「こんなのは失敗作だ・・・生贄にもならぬ失敗作・・・」

魔王父「川に捨てろ」


559 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:07:27 V6JDXz8o
___________________________________

_____________________________

冒険家「ん・・・泣き声?」

冒険家「この子は・・・まっ、まだ赤子じゃないか!」

 ____ 彼は即座に近隣の町で赤子の手当をした

冒険家「・・・・・金髪に緑の瞳。珍しい子だ」

 ____ 彼の腕の中で小さな男の子は微笑んだ

冒険家「・・・少し調査が必要だ・・・」

冒険家「いいかい?今日から僕が君のパパだ」

冒険家「君を妻に預ける。なあに心配はいらないさ、すぐに帰ってくる」


560 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:08:45 V6JDXz8o
________________________________________

___ しかし、彼は帰ってこなかった

      魔王信者を調査していたがために殺されてしまったのだ


___ 妻はそんな夫の死を悲しみ、子供に愛情を示さなくなった

      その子供。魔王の生贄の赤子であったその子供の名は騎士と言った


___ そして魔王信者はまた同じ過ちを繰り返していた

     幸いなことに能力の開発はたった一つだが.....魔王父はまたもエルフに少女を産ませた.....


561 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:11:01 V6JDXz8o




 === そして遡り・2年前 ===


562 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:21:02 V6JDXz8o
魔王「・・・」

 ____ 儀式に成功はしたものの、能力はたった一つ

            人を従わせること。しかし彼女はまだそのサブミッシブを完全に発動出来なかった

魔王父「魔王、私達が今まで教えた通りに人を殺すんだいいな?」

魔王「・・・」

魔王父「能力は殺し、食えば奪える。探せ・・・勇者の末裔は皆殺しだ・・・わかったか?」

魔王「・・・」

魔王父「・・・・・・なぜお前は喋らないんだ」


563 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:21:42 V6JDXz8o
 ____ 彼女の、私の唯一の楽しみは母に会うことだった

魔王「・・・」タッタッタ

 ____ 里の奥地。そびえ立つ塔の最上階に幽閉された母に会うために

魔王「・・・~♪」タッタッタ

           ガチャッ...ガチャガチャッ...ガチャコンッ

魔王「ママ!来たよ!まおうだよっ!」

エルフ「・・・・・」カシャン...

エルフ「・・・まお・・・う」


564 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:22:32 V6JDXz8o
 ____ 母は常に裸で腕を拘束され、精液まみれだった。アザや切り傷だってたくさん

         すべて魔王父や魔王信者の男達によってのものだった

魔王「あ・・・」

エルフ「まおう・・・ごめんなさい・・・」

 ____ 母はいつもわたしに謝る。必ず、こんな姿を見せてしまってと言わんばかりに

魔王「大丈夫だよ!まおうがまた回復させてあげるから」

              ヒュウウンッ

エルフ「ケホッ!・・・はあ・・・ありがとう、まおう」ニコッ...


565 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:23:21 V6JDXz8o
魔王「私が・・・人を聴従させる能力を言えればいいんだけど・・・」

魔王「まだ【あ】しか言えないんだ。疲れちゃって・・・・」

魔王「もし使えたらあんな人達・・・」ギリッ...

エルフ「だめよ」

エルフ「まおう、あなたは優しくなりなさい。名前とあなたの父親にとらわれてはだめ」

魔王「そ、そんなの・・・そんなの・・・おかしいよ・・・」

エルフ「まおう?私が生きようと思えるのはあなたのおかげなのよ?」

エルフ「あなたが・・・あなたが本当に闇に堕ちてしまったら・・・」


566 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:23:57 V6JDXz8o
魔王「な、泣かないで!まおうも悲しくなっちゃうよ・・・」

エルフ「ごめ・・・なさい・・・」

 ____ 母には本当に好きな人がいた

       私はその二人の子供になりたかった。今だってそう思う

エルフ「ぐすっ・・・だ、大丈夫。あなたはそんな子じゃない」

エルフ「まおうもっと顔をよく見せて」スッ

魔王「んんっ」

エルフ「・・・・・・ありがとう」


567 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:24:38 V6JDXz8o
魔王「あ!そうだっ・・・今日はね~今日のお話はね~」

____ 母に音読をする。彼女と自分の楽しみを分かち合いたかった

エルフ「ええ、聞かせて・・・。・・・ッ!?」

エルフ「まおう!隠れて!」

        「やはりここに居たか・・・魔王・・・」

魔王「! ・・・」ビクッ

魔王父「悪い子だなあ?ココに来ては行けないといったのに・・・何度も何度もなあ!」ゲシッ!

魔王「むぐっ!?・・・けほっ・・・うう・・・」

エルフ「や、やめて!」


568 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:25:25 V6JDXz8o
魔王父「躾だよ躾・・・お母さん・・・」グイッ

魔王「い、痛い・・・やめてよお・・・」

魔王父「フン」スッ

魔王「うぅ」

魔王父「こんな女がいるから人間を聴従さえも出来ないのだ」

        スタスタ....  スタスタ....

エルフ「・・・!」


569 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:26:15 V6JDXz8o
魔王「あ・・・あ・・・」

 ____ 部下によって私はまぶたを開かされ

         母が辱めに会うのをずっと見ていた

魔王父「ククッ!アーッハッハ!」

  「ははは・・・」     「うっ・・・ああっ」

 ____ 母が父と複数の男達に●されている

        母は唇が千切れるくらいに噛み、泣いていた

          精液にまみれた母の顔が取り押さえられた私の顔の間近に倒れる

            泣き叫びながらもその顔は私にこう告げていた

              人を憎むなと....


570 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:26:48 V6JDXz8o
_____________________________________

___________________________

___________________

魔王「・・・」

エルフ「・・・」

 ____ 彼奴等は最後に母を殴り、叩きながら●した

        美しかった母の顔は腫れ上がり、もう目も見えない

魔王「なんで・・・回復ができ・・・ない・・・」

 「できませんよ魔王様」      「私達が魔力を吸い取りましたから」

エルフ「・・・・ぁ・・・・う」

魔王「な、なに?」


571 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:27:42 V6JDXz8o
エルフ「・・・・え」

魔王「聞こえないよ・・・ママ・・・ママ!」

エルフ「・・・う・・あ・・」

 ____ 結局の所。私は母の遺言を聞けず、死を見送った

魔王「・・・・・・ママ」

 ____ 泣きもしなかった。もう涙や声は出尽くしてしまったのだ

魔王父「チッ、まだ闇が生まれないか・・・もういい。魔王も●してしまえ」

 「え・・・」     「いいんですか!?」  「しかしまだ子供・・・」

魔王父「かまわん。自分も母のようになれば闇も産まれる」


572 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:29:07 V6JDXz8o
 ____ 男達の手が私の服を掴む

魔王「・・・・・」

 ____ 私の服を破きかかる.....

魔王【・・・・・】

 ____ 男が私の顔元で性器を出しかかる


魔王【動くな】ギロッ!


573 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:30:18 V6JDXz8o
魔王【全員動くなよ・・・】

 「体が・・・」  「まさか・・・」 「聴従の能力・・・!?」

魔王父「魔王・・・やっと・・・!」パァッ

 ____ 少し服が破けてしまったが問題無い

       肌に触られてないのだ。こんな奴等に触られたくない

魔王父「ハハ、ハハハハハハ!」

 ____ 何より気に食わなかったのはコイツだ

       怯えてる奴等の中、コイツだけは喜んでいる

魔王「全員皆殺しだ・・・」


574 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:31:39 V6JDXz8o
魔王【_______】

 ____ 私は思いつく方法で父以外の人間を一人残らず殺していった

        全員の前で殺していくのだ....ゆっくりと....1周間かかった.....

魔王【_______】

 ____ 魔王信者には私と変わらない子供もいる。女も、赤子も、妊婦も、それこそ老若男女

魔王【_______】

 ____ まず親子を殺し合わせた。妊婦の腹を潰した。子供は目玉を抜いたり股をさいたりしてやった

       悲鳴なんて浴びさせるものか....喉は先に切り刻んでやる....


575 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:32:49 V6JDXz8o
魔王「______」

 _____ 親に赤子を殺す代わりに生かしてやるといった。まんまと承諾したので結局どっちも殺した

魔王【______】

 _____ 老人は骨を足から折っていった。歯も抜かせて舌も抜かせた。もっとも酷な方法で殺してやった

魔王【______】

 _____ いや、母を●した連中はもっと酷い方法だったかもしれない

        互いに食い合いをさせるのだ。最後に生き残った男は体中が欠けていた

         家族が居たので家族にソイツを食わせた。その家族は焼いた。また誰かに食わせた

魔王【______】

 _____ 最後の一人は自分と同い年の少女だった。たまに遊んでくれた、花で髪飾りを作ってくれた、笑ってくれた

        だから自分で首を絞めさせてあげた


576 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:33:26 V6JDXz8o
魔王「・・・・・・これで終わり」

 ____ 悪臭が立ち込めている

魔王「おえ」

 _____ 大半が血と糞尿だ。焦げ臭かったりもするが

魔王「あーあ・・・あー・・・」


魔王「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」


魔王「ああっ・・・ああぁ・・・・あああ・・・」

 ____ 全てが終わって気づく母の言葉

       私は守れなかった。憎み、殺してしまった。私は闇に堕ちてしまったんだ


577 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:34:15 V6JDXz8o
魔王父「ハハ・・・ハハハ!お前は結局俺の子供だったんだ!」

魔王【喋るなァッ!】

 ____ コイツだけは殺さなかった

       絶対に今までよりヒドイ殺し方をしてやるんだ

      「・・・・・・なにこれ」

側近「貴女がやったの・・・?もしかして・・・」スタスタ

 ____ 普通。この有り様を私みたいな少女が犯人だと思うだろうか

       恐らく彼女はずっと見ていたんだ。この1周間の私の殺人パーティを

魔王「・・・・・」スタスタ


578 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:35:02 V6JDXz8o
側近「その能力・・・」

魔王【ついてくるな】スタスタ

側近「・・・」タッタッタ

魔王「!?」バッ...

側近「あ。いまもしかして私に能力使ったの?意味ないよ」

 ____ 彼女は自分で鼓膜を破っていた

       後々知ったことだが、宿敵への対策らしい。私じゃないよ


579 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:36:38 V6JDXz8o
側近「・・・これが貴女のママどうしてこんな・・・」

魔王「・・・」コクリ

側近「別にジェスチャーじゃなくていいよ。唇の動きで大体わかるから」

魔王「この里のやつらにこうされた」

側近「・・・ねえ、なんであのおじさんは殺さなかったの?」

 ____ 私は彼女に全てを伝えた


580 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:38:21 V6JDXz8o
側近「・・・・・じゃあ燃やそうか。メラミ」スッ ボオッ!

魔王「!? な、なにするんだ!」

側近「自分の母親をこんな姿で放置する気?」

側近「土葬は虫に食われるし火葬のほうがいいのよ」

魔王「・・・・そう」

 ____ 母が骨になるまで半日かかった


581 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:39:15 V6JDXz8o
側近「これからどうするの?」

魔王「ママを生き返らせる」

側近「・・・・・・は?」

魔王「魔王を蘇らせられるんだもん。きっとママの方が簡単に」

側近「種族はエルフなんでしょう?貴女のその能力は禁術によって作られたもの」

魔王「蘇らせるのだって禁術だ」

側近「禁術は禁術でも黒魔術と白魔術の違いがあるもの」

魔王「・・・・・じゃ、じゃあどうすれば」


582 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/07(日) 23:42:03 V6JDXz8o
側近「魔王を生き返らせる。そして魔王に頼めばいいんじゃない?」

魔王「・・・え」

側近「かの魔王ならきっとできる・・・そう思わない?」

魔王「・・・で、でも」

側近「それ以外に思いつくことはあるの?諦める以外に」

 ____ なかった

魔王「・・・・・・うん」

側近「手伝うよ。貴女のその野望」




587 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:17:00 2cpyvqCE
 = 西大陸・中部 =

側近「・・・」ブルルルッ...ブウンブウン!

 ___ バイクで旅をしていたのだろうか...

魔王「どうしてここがわかったの・・・結界があったはずなのに・・・」

側近「解けてたのよ。きっと貴女が結界を張っていた人物を殺したから」

魔王「ああ、そっか」


588 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:17:39 2cpyvqCE
側近「しっかり掴まってて」

魔王「うん」ガシッ

       ブウンッ!ブウンッ! ブロロロ...

側近「この先に舞踏の町があるわ。そこで話しましょう」

魔王「・・・・・なんでそこまでするの?貴女は関係ないのに」

側近「見届けたいだけよ。なんとなく」

魔王「・・・なんとなく」


589 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:18:22 2cpyvqCE
 _ 舞踏の町 _

____________________________

____________________

側近「貴女は当分ここの宿屋で泊まってなさい」

側近「私は私で魔王信者の里にあった書物を漁ってみるから」

魔王「で、でもお金が・・・」

側近「そんなものなくてもこれがあるでしょ」

 ___ そう言って喉に指をさす。私の能力の事だ

魔王「でも・・・そんなことのために使いたくない」

側近「・・・・・あのねえ」


590 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:18:59 2cpyvqCE
ファイター「泊まるところがない?ならウチを使うネ」

 ____ 女の子みたいな顔をした彼の名はファイター

側近「随分気前がいいのね。その喋り方・・・あんま信用出来ないんだけど」

ファイター「別に信用されなくてもいいネ」

ファイター「ただその姿と匂い・・・子供のそんな顔を見たら・・・」

ファイター「ほっとくわけにはいかないアル」

 ____ どうやら私が何か事件に巻き込まれたと思っていたみたい

       取り敢えず家族を殺された私を旅人である側近が保護したという事にしておいた


591 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:19:35 2cpyvqCE
 _ 武道場 _

ファイター「ほれ」

魔王「わぶっ」バサッ

魔王「なにこれ・・・真っ黒・・・」

ファイター「黒色が好きなのかと思って」

 ____ そういって黒の道着を着せられた

ファイター「うん!ぴったし!」


592 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:20:15 2cpyvqCE
魔王「私・・・えっと」

ファイター「今日からお前は私の妹ネ」

魔王「!?」バッ!

ファイター「べ、別にそういう意味じゃないアル・・・えっと」

ファイター「今日から我が家族の一員ネ!」

魔王「家族・・・?」

 ____ 家族.....私には聞き慣れない言葉


593 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:20:56 2cpyvqCE
~~~~~~~~

 ____ そして、彼との生活が始まった

ファイター「前髪が長いし髪がボサボサすぎアルな」

           チョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキッ

魔王「・・・」ボケー

ファイター「これでよし。せっかく可愛いんだからもったいないヨ」

魔王「そうかなあ・・・」ボケー

ファイター「うんうん」


594 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:21:32 2cpyvqCE
~~~~~~~~

ファイター「魔術が得意でもスタミナがなくちゃ意味ないアル!」

魔王「はあっ・・・はあっ・・・うう」

ファイター「まだ1kmも走ってないのに・・・」

魔王「おなかへった・・・」オンブ

ファイター「しかも食いしん坊・・・まあ子供らしいヨ」ニコッ

魔王「・・・へへ」


595 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:22:10 2cpyvqCE
~~~~~~~~

ファイター「魔術を体中に巡らすネ。そうすれば攻撃力も防御力も上がるヨ」


門下生A「よおしこい!」

魔王「や!」

        ズドォーーーンッ!

門下生A「」ピクピク


門下生B「し、師範代・・・彼女は一体・・・」

ファイター「まおう。やっぱ魔法禁止」


596 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:22:52 2cpyvqCE
~~~~~~~~~

魔王「~~~♪」

ファイター「なに書いてるアルか?」ヒョコ

魔王「わっ!?天井から出ないでよ・・・これはお兄ちゃんでも見ちゃダメ・・・」

 ____ 今までの事を日記に書いていたのだ

ファイター「むう・・・。ん?」

ファイター「お兄ちゃんかあ・・・ふふふ・・・」

魔王「ち、ちが///」


597 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:24:01 2cpyvqCE
~~~~~~~~~

側近「久しぶり。何ヵ月ぶりかな」

魔王「ん・・・あれからなにかわかった?」

側近「魔王復活の儀式のひと通りは・・・・・後は生贄としての事がまだ」

魔王「わかった。ありがとう」

側近「!」

魔王「なに」

側近「なんか雰囲気変わった?」


598 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:24:40 2cpyvqCE
~~~~~~~~~

魔王(あ・・・)


バトマス「妹が出来たんだってな。見てもいいか?」

ファイター「ダメダメ、お前は顔が怖いからきっと泣いちゃうヨ」

バトマス「ハッ・・・だいぶ愛情注いでるみたいだな」

ファイター「・・・・・・ああ」


魔王「えへへ」(別に大丈夫なのに・・・)


599 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:25:21 2cpyvqCE
バトマス「両親の敵・・・うてなくなっちまったな」

バトマス「新聞見たか?魔王信者が全滅したらしい・・・誰が殺ったのかは知らんが・・・」


魔王「!」


ファイター「別に構わないアル。父さんも母さんもそんなこと望まないだろうし」

バトマス「そうか・・・じゃあ俺はもう行く」

ファイター「もう少しゆっくりしていっても構わないアルよ」

バトマス「こっちも本業があるからな」


600 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:25:56 2cpyvqCE
ファイター「? ああ、聞いていたのか」

魔王「・・・・・」

ファイター「お前まで悲しむことなんて一つもないアル」ナデナデ

 ___ 違うの

ファイター「私の今の心の支えはお前アルよ。まおう」ニコッ

 ___ 私は...お兄ちゃんの両親を殺した犯人の娘......

魔王「・・・うん」


601 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:26:31 2cpyvqCE
 = 翌日 =

側近「魔王を復活させるには貴女の超能力ともう5つ必要なの」

魔王「あ・・・アイツが言ってた。能力を喰い奪えって」

側近「ええ、そして復活させた魔王を本調子にさせるため自分の命を能力と共に捧げる」

魔王「・・・・・・でも能力は一体誰に」

 ____ ママが昔産んだ...要するに死んじゃった私のお兄さんに受け継ぐ筈の能力は...

側近「伝説の勇者の末裔に引き継がれてるわ」

魔王「!」


602 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:27:06 2cpyvqCE
側近「きっと儀式を失敗させた稲妻・・・

       その稲妻は初代勇者によるものだと言われてるの・・・」

側近「そして誰に受け渡ったか大体把握してたみたい」

魔王「・・・・・どこにいるの?」

 ____ ママを蘇らせるためだ。どんなことだって

側近「一人。初代勇者と武道家の代の末裔」

側近「貴女のすぐ側にいるファイターよ・・・」

魔王「え」


603 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:27:47 2cpyvqCE
______________________________

_______________________

ファイター「今日も体調悪いアルかー?」コンコン

ファイター「・・・朝ごはん。置いとくアル」カタリ


魔王「・・・」ブルブル

 ____ 出来ない、出来る訳がない

魔王「うう・・・ううあ・・・」

 ____ あれだけ覚悟を決めてたのに....どうして....よりによって....

魔王「お兄ちゃんなの・・・」


604 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:28:46 2cpyvqCE
側近「・・・まおう」コンコン

側近「どうしようと貴女の自由よ。私は興味本位で近寄っただけ」


魔王「・・・・・」


側近「死んだ母親を生き返らせるなんて馬鹿げてる」

側近「そのために心を許しつつある義兄を殺す?」


魔王「ああ・・・うう・・・」


605 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:29:21 2cpyvqCE
側近「正直、私は貴女に興味があった。どこまでのことをするのかと」

側近「けど・・・・・今の貴女は幸せそう。そう、それが幸せなんじゃない?」


魔王「幸せ・・・なんて・・・」

 ____ 違う。まおうにとってママのいる世界こそが......


側近「じゃあ、私はこれで」

 ____ どんなことだってできるんだ


606 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:30:37 2cpyvqCE
魔王「待って」

       ガチャッ

魔王「・・・・・私は」

側近「・・・」クルリ

魔王「私は・・・ママを選ぶ・・・」

 ____ 思えば私とお兄ちゃんは相容れない存在だったんだ……どうってことない……

側近「・・・ふっ」ニタァ


607 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:31:14 2cpyvqCE
_______________________________

_________________________

ファイター「スーパームーン・・・綺麗アル」

ファイター「ああ、女の子に月が綺麗なんて言っちゃいけないアルな」ニコリ

 ____ 私の気配を察して、振り向いてそう笑ってくれる

魔王「・・・」

ファイター「町の人が誰一人家から出ようとしないアル・・・まるで誰かに命令されたかのように・・・」

魔王「・・・」

ファイター「・・・・・・まおう。どうしてそんなことした」キッ


608 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:31:59 2cpyvqCE
魔王「そそれは・・・ね・・・あ・・わた・・・私が・・・」カタカタ

 ____ ナイフを持つ手が震える。もう隠しても意味ない

魔王「私が・・・お兄ちゃんを殺すから・・・だよ・・・」カタカタ

ファイター「・・・・・」

ファイター「ふうー」

ファイター「残念アル。あれだけ武術を教えたのに武器を使うなんて」ニコッ

魔王「!」

 ____ なんで笑うの...私に怒ってよ...もっと怒って...


609 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:32:47 2cpyvqCE
魔王「うっ、うあああああああっ!」バッ

    シュッ
            クイッ!

ファイター「・・・・・こんなことしてもどっちも虚しいだけアルよ」ググ...

魔王「・・・・うぐぐ」

魔王「私は・・・ま、ママのために・・・!ママのために!」

ファイター「・・・ッ!」

 ____ 彼の力が弱まった。今だ!え……今...だ...?

                    グ サ ッ

魔王「あっ」


610 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:33:37 2cpyvqCE
ファイター「ぐうっ!・・・ゲホッ、ぐあぁ・・・あ・・・」

魔王「ああっ・・・あ・・・ああ・・・」

ファイター「抜くな!お前の勝ちだ・・・まおう・・・」

魔王「私っ!な、なにして・・・違う!嫌だ!違うこれじゃないこんなんじゃないよ!」

ファイター「・・・フッ」

ファイター「はは・・・何が違うアルか・・・まおう・・・」ナデ...ナデ...

 ____ 私を撫でる右手。そして片方の左手で私の両手を掴み、わざとナイフを奥深くに差し込ませる

魔王「ああ・・・・いや・・・・」


611 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:34:23 2cpyvqCE
ファイター「日記・・・見ちゃったアルよ・・・」

魔王「えっ・・・」

ファイター「全部知ってたアル・・・魔王信者だってことも・・・殺人犯だってことも・・・」

ファイター「私の命を狙うことをためらってたことも・・・・・・」

 ____ じゃあ、今のは

ファイター「相談・・・乗れなくてごめんアル・・・色々考えたんだけど・・・迷いすぎちゃって・・・」

魔王「うわあ・・・ああ・・・ああ!嫌!違う違う違う!!」

ファイター「お母さん・・・・・・生き返らせるたいアルか・・・はは」


612 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:35:33 2cpyvqCE
ファイター「子供だから・・・仕方ない・・・ゲフッ!が・・・あ」

魔王「ああッ、は、離して!離してよ!まだ助かる!」

ファイター「・・・・・私が死ねば・・・お母さん生き返らせられるアルか?」

ファイター「そんなのダメだってわかってるのに・・・・・従っちゃう」ピク...ピク...

   グググ....ブシュンッ!

ファイター「大切な妹の我儘だから・・・」ニコリ

魔王「・・・うっ、あ、あっ」


613 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:36:15 2cpyvqCE
ファイター「・・・・_________

魔王「うわあああああああああああああああああああああああ!!!」

側近「・・・」スタスタ

魔王「ああっ!あああああッ!!」

側近「・・・」スッ...ゴキュ!グリリッ!...ズボッ....

魔王「ああああああガッ!?が、むがっ・・・」

側近「食べなさい・・・もう後なんて引けないんだから・・・」グリグリ

 ____ 私は無理やり彼の心臓を食わされた


614 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:36:53 2cpyvqCE
魔王「おえっ・・・おえええええ・・・!」

側近「・・・」

魔王「嫌だよ・・・こ、こんなの嫌だ!・・・嘘だッ・・・・」

魔王「・・・・・・うぅああ~・・・ああ・・・ああああああああああ」

 ____ もう後なんてひけない

魔王「ぐうっ!ああああああ!!」

側近「やめなさい!」

 ____ 自殺さえも許してくれない。もう、私は何もかも許されないんだ


615 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:37:29 2cpyvqCE
魔王「あ」

 ___ そうだ

魔王「ああ・・・あー・・・」

 ___ お兄ちゃんの能力を使えばいいんだ

魔王【・・・・・・】

 ___ これで全部楽になれるかもしれない。そうだそうだ

側近「・・・?」


616 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:38:03 2cpyvqCE
魔王【私は悪くない】

側近「・・・ほう」

魔王【殺しをためらうな】 【泣くな】 【明るくなれ】  【明るくなれ!】 

魔王「あははっ」

魔王【今起きた事を忘れろ】 【ファイターの事を忘れろ】 【ママを生き返らせろ】

魔王「・・・・・」

魔王「・・・ひひっ」


617 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/09(火) 23:38:39 2cpyvqCE
魔王「・・・ねえ、側近」ユラリ

側近「?」

魔王「私の言うこと従ってよ・・・これから中央大陸におーっきな魔王城建てるんだぁ・・・」

側近「・・・・・決めたのね」

魔王「うん!」ウルウル

魔王「まおうはねっ魔王を復活させてママを生き返らせてもらうの!」ツー...

魔王「それがね!まおうの幸せなんだ!」ポロポロ...



621 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:23:14 2yPLMt6w
==================================================

召喚士「・・・・・」ヘナッ...

騎士(ど、どうしたんだ?いきなり座り込んで)

召喚士「・・・こんなのイカれてる」

勇者「騎士!しょーかを連れて逃げて!」

騎士「え?」

勇者「いいから速く!」


622 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:24:03 2yPLMt6w
魔王「お姉ちゃん・・・まおうの昔話見ちゃったんだ・・・」スタスタ

勇者「ッ!」バッ

            「お久しぶりです」

側近「お嬢様・・・」

勇者「・・・・・側近?」カランッ...カランッ...

勇者「生きてたの・・・貴女・・・」

側近「おかげさまで」


623 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:25:35 2yPLMt6w
魔王「なにしにきたの」

側近「あまりにも遅いので来てしまいました」

魔王「・・・ふーん」ダ゙ッ

勇者「待て!」

         ガシッ

側近「待つのはお嬢様ですよぉ・・・」

勇者「・・・なっ」


624 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:27:23 2yPLMt6w
勇者「・・・【どけ】」

側近「嫌です」

勇者「・・・・・」

側近「どうしました?私をその剣で殺せばいいのに」

側近「お得意の自己中心的な考えはどこに?」

勇者「・・・」

側近「じゃなきゃお友達が殺されてしまいますよお」


625 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:29:33 2yPLMt6w
勇者「お願い・・・どいて・・・」

側近「だから嫌だって言ってるでしょ」

勇者「・・・・・お願い・・・大切な仲間なの・・・」

 ____ 彼女に....私は何も出来ない....

側近「私にとっても魔王様は大切な存在です。とても悲しい過去を持っていて・・・ああ、そうだ」

側近「貴女にはあります?」

勇者「・・・・・・」


626 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:31:35 2yPLMt6w
側近「みーんな思ってますよ。貴女がそんな性格なのは暗い過去があるからだって」

勇者「・・・」

側近「ないですよねえ?」

側近「あったとしてもそれは自業自得なのだから!」

 ____ その通りだった

側近「この最低のクズが・・・」

勇者「ううっ・・・・・」

側近「そうやってうずくまって逃げて・・・いいんですか?お友達」


627 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:33:51 2yPLMt6w
 = ホテル内 =

騎士「逃げろたって・・・だ、誰からだよ・・・!」タッタッタッ

魔王「・・・」フラッ...

騎士「あ、まおうちゃん!なんだかここあぶないみたいだから部屋に・・・」

              ガクッ!

 ____ ホテルの客達に抑えられる....って、え?

召喚士「・・・まおうちゃん」

魔王「みーつけた」


628 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:36:55 2yPLMt6w
騎士「離せッ!なんだこいつら!・・・・さ、サブミッシブか!?」

 ____ でも勇者さんは外に居るはずなのに...一体どうして...

召喚士「やめようよ・・・こんなことしてもエルフさんは喜ばないよ・・・」

魔王「んーと」

魔王「私に言っても無理なんだーごめんねー」キャハッ

 ____ えっと.....なに?何の話?

騎士「お・・・おい・・・」


629 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:38:59 2yPLMt6w
召喚士「・・・騎士君。今までありがとう、勇者にも言っておいて」タタッ

魔王「・・・」

 ____ 魔王に向かって走りだす召喚士

騎士「何言って・・・え」

 ____ 全ての召喚獣をホテルの壁を壊してまで出し、まおうちゃんに襲いかかる....は?

召喚士「________!」

魔王「______」

 ____ 殺し合いをする二人.....だからわけが.....意味が....

騎士「やめろ!やめろよ!!」


630 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:39:46 2yPLMt6w
ディアボロス「何者だこの小娘...」

召喚士【黙って集中して!】

召喚士「私は止める・・・!何がなんでも・・・!」

魔王「・・・ハッ!」スッ

          ゴキュッ!


召喚士「ッ・・・うぐ!?」

 ____ 彼女のウデが私の胸を突き抜けて心臓を掴む


631 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:42:28 2yPLMt6w
魔王「・・・」

召喚士「・・・あ・・・」

 ____ 死んでもいい......S級試験合格通知ができなくても....

召喚士「ああああああああああああああああッ!!」ギロッ!

              ガシッ!

魔王「~~~ッ!?」

 ____ 彼女の首を締める


632 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:43:24 2yPLMt6w
召喚士「私が終わらせてあげる」

魔王「が・・・あ・・・」ピクピク

 ____ 私は魔法で彼女の脳内に語りかける....心臓を握られてるのだ。これが精一杯

召喚士「これ以上絶望を味あう事のないように・・・私が・・・」

魔王「ぎ・・・はな・・・せ・・・」ピクピク

魔王「ま・・・ま・・・」ピクピク

召喚士「!」


633 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:47:17 2yPLMt6w
召喚士「・・・・・」

騎士「_________!!」

 ____ あ。騎士君が私に何か叫んでる....はは、泣いてるし...

勇者「____」

 ____ 絶望しきった表情で勇者が視界の奥片隅にふらりと現れる.....そんな顔見たくなかったなあ

召喚士「・・・・・」

 ____ あーあ。子供の我儘に従っちゃうなんて....

召喚士「・・・」ニコッ

 ____ でも今まで楽しかった....ありがとう....


634 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:49:14 2yPLMt6w
_________________________________

__________________________

騎士「今言ったこと・・・本当ですか・・・」

勇者「・・・」コクリ

 ____ あれから二日後。私達は彼女の孤児院の側に彼女の墓を建てた

騎士「・・・・・」

勇者「・・・」

騎士「もう・・・それしか方法はないんですか・・・・」

勇者「・・・・ええ」


635 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:49:46 2yPLMt6w
騎士「・・・・・・行きましょう」

勇者「・・・うん」

 ____ 彼には言えなかった

        全てをたどれば元凶はかの魔王だが

         まおうをそそのかした側近という悪を作り上げたのは私だった

勇者「・・・ふん」

 ____ だからなんだ


636 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/11(木) 22:50:19 2yPLMt6w
勇者「・・・ふふっ」

 ____ だからどうした

       誰が死のうと私のせいでもどうだっていい.....なんとでも言うがいい......私は正義じゃないんだ

勇者「ふふふっ」クスクス

 ____ 忘れてしまってた。私の本来の目的を

        死んで気づかせてくれてありがとう召喚士さん

騎士「・・・勇者さん?」

勇者「いえ、なんでもない。行きましょう。何もかも終わらせに」ニコッ




641 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/12(金) 23:55:36 uaJhSnNw
======== 魔王城 ========

  ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ...

魔王「・・・本当に出てくるの?」

側近「ええ、既に6つの能力を使いあげたのですから・・・さあ、言葉を・・・」

魔王≪(「{『【甦れ!魔王よ!】』}」)≫

 ...... 言葉に反応し...巨大な壺が暴れ始め....そして

          「ぷはぁっ!」

???「あー・・・なにここ・・・」ベトォッ

???「てか僕裸じゃん・・・幼女いるし・・・捕まっちゃうなあ・・・」ベトベト

魔王「! これが・・・・・魔王・・・」


642 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/12(金) 23:56:16 uaJhSnNw
魔王「どうも」

魔王「僕は魔王。まおさんって呼んでもいいよ」

 ...... 爽やかな青年だった

魔王「・・・えっと・・・」

魔王「ん?え・・・てか君と僕・・・同じ名前じゃないか」アワワ

          ぽわん

まおう「あ」

魔王「君の方は平仮名表記にしておくね?いいよね」


643 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/12(金) 23:58:33 uaJhSnNw
魔王「で、いきなりなんだけどここはどこだろう?」

側近「人間界の中央大陸です」

魔王「中央大陸・・・知らないなあ・・・僕が死んで何世紀も経ったのかな」

側近「いえ、100年後ですよ」

魔王「100年!100年かあ・・・・・僕を殺した勇者君はまだ生きてる?」

側近「既に他界。今や5代目が誕生しております」

魔王「はあ~・・・ふわあーあ」


644 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/12(金) 23:59:32 uaJhSnNw
魔王「おっ・・・・・・やっと体が構築されてきた」

魔王「魔法も使えるみたいだし・・・よっ・・・」

 ...... まおうや側近の過去の覗き、大体の目的を知る

魔王「うわあ・・・これはひどい。幼女にこんな目に合わせるなんてひどいよ」

魔王「人間は酷いねえ・・・ま、元凶は僕なんだけど」

まおう「・・・・・」

魔王「ささっ僕に頼みがあるんだろう?言ってみてよ」


645 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:00:22 BBiAGSQs
___________________________

_____________________

魔王「なるほどねえ・・・エルフを生き返らせるかあ・・・」

まおう「出来るの?」

魔王「最初に言っておくけど君がしたことは重罪なんだぜ」

魔王「僕を地獄から蘇らせるなんて・・・神がしったら天界の使者から狙われるよ~?」

側近「出来るか出来ないかを聞いているのですよ」

魔王「出来るよ。だが悪を蘇らせるのは容易くても生を蘇らせるのは難しくてね」

魔王「こんな闇の帝王を生き返らせられるのに・・・善良な一般市民を生き返らせるのはもっと酷なんだ」

まおう「・・・」


646 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:01:28 BBiAGSQs
魔王「で、君のその能力・・・それが必要なんだが・・・」

まおう「いいよ」

魔王「いやいや!さすがに幼女の心臓を食べるのは気が引けるよ~」

魔王「それに死んで母を蘇らせるなんて・・・自分の目で確認できないんだよ?いいのかい?」

まおう「いい・・・その結果さえあれば・・・」

まおう「それがまおうの幸せだから」

魔王「面白い子だなあ」


647 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:02:16 BBiAGSQs
魔王「だが準備が必要だ。見ての通り、僕はまだ完全体じゃあない」

 ...... 彼の体は一部一部欠品している

魔王「それに勇者くんとまおちゃんの子孫の彼女にも出会ってみたいんだぁ・・・」ツン...

まおう「・・・・・」

 ...... 彼が触る水晶には勇者と騎士の姿が

魔王「この騎士って青年は君の兄みたいだけれど・・・いいのかい?」

まおう「・・・いい」


648 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:03:39 BBiAGSQs
魔王「あれれっ一人足りないんじゃあないのかい?」

魔王「もう一人。召喚士という子はどうしたの?ああ、君が殺したのかあ・・・」

まおう「・・・」ピクッ

           ズキッ!...

まおう「ぐうっ・・・うう・・・」

側近「その首の締め痕・・・・・昨日回復したはずなのに・・・・・」

魔王「ハハハッ、彼女に呪われているんだろう」

魔王「君を止めようという呪いにね」


649 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:04:39 BBiAGSQs
___________________________

_____________________

== 海の町 ==

勇者「船も手に入れた事だし・・・まあ、今日は遅いし出発は明日ね」

騎士「はい・・・」

 ____ 彼が会話を持ちかけることはない

       それもそのはずだ.....仲間と妹を失ったのだから

勇者「・・・騎士、聞いてる?」

騎士「・・・はい」


650 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:06:00 BBiAGSQs
騎士「オマール。勇者さんのサブミッシブで戦いから帰ってくるまで

    村人が面倒見てくれることになったから・・・待っててくれな」

オマール「・・・」

騎士「きっと帰ってくるから、さ」

______________________________

______________________

________________


651 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:07:31 BBiAGSQs
勇者「・・・久しぶりね」

騎士「え?」

勇者「こうやって二人きりで部屋にいるのって」

騎士「ああ・・・そういえば・・・」

 ____ 男と二人で......なんて、こんな男だからこそ出来る事だった

勇者「騎士、私が何であっても従ってくれる?」

騎士「え?・・・・あ、はい・・・・もちろん・・・」

 ____ 最近、私は彼に疑問を投げかけるようになっている

       別に何も焦ってなどいない.....彼が私から居なくなることはない....奴隷なのだから....


652 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:08:35 BBiAGSQs
勇者「すう・・・すう・・・zzZ」

 ___ 俺は彼女の事があまりよくわからない

騎士「・・・」

 ___ 何を考えてるかわからないのだ

      いや、違う

       本当はわかっている。それを否定したいだけ

騎士「・・・寝よ」


653 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:10:26 BBiAGSQs
 ( 夢 )

騎士「あれ どこだここ」

オマール「ようこそ私の世界へ」

騎士「!」

 ___ 今まで会った中で一番の美人だ....

オマール「うふふっありがとう」

騎士「心を読まれた・・・?」


654 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:10:58 BBiAGSQs
騎士「えっと、ここはどこかな?」

 ___ さっきから今いる場所が様々な場所へチェンジされる

        旅館の一室、地下室、BAR、神社などなど......

オマール「気にしないで、私の趣味だから///」ポッ

騎士「へえ~・・・ってあれ」

 ___ なにかがおかしい

      俺の唯一の大事な設定が無視されている気がする

騎士「俺がどもってない・・・!」


655 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:12:46 BBiAGSQs
オマール「それはほら!私達は親しみある仲なんだから」

騎士「えっと・・・」(誰だ・・・)

オマール「私の体を枕代わりにしてるくせに・・・」

騎士「マジかよ・・・」

 ___ でも確かに彼女の左目が隠れた奇抜な髪型は....

騎士「もしかして・・・オマールなのか?」

オマール「そうだよ」


656 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:16:44 BBiAGSQs
騎士「なんで擬人化・・・」

オマール「この姿は・・・きっと騎士のイメージした私の姿だから・・・///」モジモジ

 ___ そういえば暇すぎて寝る前にオマール擬人化妄想してたような

      なんてたってオマールは俺のマイリトルポニーなのだから

オマール「・・・・・」

オマール「こうやって騎士の脳内に語りかけるのは・・・勇者のことなんだけど・・・」

騎士「勇者さんの?」

オマール「・・・・・」コクリ


657 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:18:33 BBiAGSQs
オマール「勇者は端から目的は世界を従える事だったの・・・」

騎士「えっ」

オマール「お願い!あの子を止めて!」ガシッ

騎士「・・・お、俺に止めるって言ったって」

オマール「私にはどうすることも出来ない・・・何度も勇者の意識に潜り込もうとしたけど・・・・」

オマール「もう勇者は何もかも閉ざしてしまった」

騎士「そんな・・・」


658 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:20:15 BBiAGSQs
オマール「私は産まれた頃から勇者を知ってるわ」

オマール「最初は無邪気な子だった・・・でも能力を頻繁に使い出すようになってから・・・」

オマール「・・・」

オマール「あの子、楽しそうだった・・・貴方達との旅を楽しんでたの・・・」

 ____ 確かに、旅立ちの日から比べるとだいぶ表情が豊かになった気がする

オマール「本当に世界を救ってあげてもいいかなあってレベルだった・・・」

 ____ どうなんだそれは


659 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/13(土) 00:21:42 BBiAGSQs
オマール「勇者は本当に世界を従わせようとしてる・・・」

オマール「きっとこのままじゃ最悪な結末になっちゃうの!」

騎士「・・・ッ」

 ____ もう.....これ以上の......何が待ってんだよ...!

オマール「勇者を救えるのは貴方しかいない!」

騎士「お、俺にそんなことでk_____

オマール「貴方は勇者の奴隷なだけじゃない!勇者のナイトでもあるんだから!」

騎士「・・・ッ!!」


665 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 16:56:40 Qg8kQQbI
 = 翌日 =

      ブウウウウウウウウウウウン...

勇者「・・・恨まないでね」

勇者「貴方の妹をどんな無残な殺し方をしても」

騎士「・・・・・」

勇者「無視・・・別にいいけど・・・」

騎士「・・・・・」

 _____ 今日で全てが決まる...


666 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 16:57:24 Qg8kQQbI
 __ 魔王城 __

魔王「蘇ってすぐ勇者到来かあ」

まおう「・・・はやくして」

魔王「・・・・・」

まおう「はやくまおうの心臓を食べて!じゃないと・・・」

魔王「恐れる必要なんて無いさ・・・それにまだ謎が一つある・・・」

側近「謎?」

魔王「騎士。彼についてね」


667 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 16:58:05 Qg8kQQbI
魔王「魔王信者は亜人種の生贄を僕に捧げようとしたんだろう?」

側近「ええ」

側近「書物には全ての能力を魔王様に...と」

魔王「うんうん」

魔王「しかし最初の儀式は失敗してしまった・・・果たして本当にそうなのかな・・・」

まおう「どういうこと・・・?」


668 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 16:58:39 Qg8kQQbI
魔王「きっと復活したての僕は弱いだろうから」

魔王「一刻も早くまた世界を崩壊させてほしいから・・・だろう?」

魔王「はあ~あ~悪役に信者なんていらないのにね。アンチで十分さ」

まおう「・・・」

魔王「君のお父さん・・・残念ながら復讐する事もなく死んじゃったみたいだね・・・」

魔王「でも大丈夫、僕の代わりに神々の地獄に落としたから」

まおう「・・・」

側近「話がズレ過ぎです。騎士のことは・・・」


669 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 16:59:16 Qg8kQQbI
魔王「いやだからだよ?」

魔王「超能力。人、動物、魔物、機械、物質、己...いずれを従える事ができる」

魔王「まだ従えるものがあると思わないかい?」

側近「この他に従えるもの・・・?」

まおう「・・・・・」

まおう「・・・あ」

まおう「時間?」


670 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 16:59:53 Qg8kQQbI
魔王「推測だけどね。もし、儀式が失敗に陥っていなかったのなら」

まおう「お兄ちゃんは・・・時を従えられる・・・?」

側近「そ、そんなまさか!」

側近「だとしても奴が気付く前に喉仏を切ってしまえば・・・」

               ドカァアアアアアアンッ!!

魔王「お出ましのようだ」

側近「・・・」

側近「私が参りましょう」


671 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:00:38 Qg8kQQbI
 = ロビー =

  カツカツカツカツ...カツカツカツカツ...

側近「随分・・・大きなノックですね。お嬢s____

          ッガッァンッ!

側近「!?」

 ___ 手元が狂って外してしまった.....次は殺す

勇者「・・・」スタスタ...

側近(な、なんで・・・私には頭が上がらない筈なのに・・・)


672 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:01:33 Qg8kQQbI
騎士「やめてください!」ガシッ!

勇者「! なっ・・・離して・・・」バタバタ

側近(た・・・助かった)

側近「ハッ!」

側近「アンタ!本当に堕ちたみたいね!人をためらいなく殺そうとするなんて!」

勇者「・・・ッ」ウデアシバタバタ


673 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:02:17 Qg8kQQbI
側近「ねえ、知ってる?その子が何をしたか?」

騎士「・・・!」

勇者「!!! だ、だめ」

側近「あら?」

側近「彼には知られたくないの?自分が何をしたか・・・」ニヤ

勇者「・・・やめ」

側近「その子はね!自分の両親や従者をサブミッシブで命令なしには動けないおもちゃにしちゃったのよ!」

騎士「・・・おもちゃ・・・?」


674 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:04:04 Qg8kQQbI
側近「私が研修中で屋敷を離れてた間だった・・・」

側近「その子・・・ソイツは・・・お嬢様としての習い事や勉学の不満が爆発」

側近「それでもって我儘言いたい放題よ。可愛いでしょ?只の我儘だったらいいけど・・・ソイツの場合は違う・・・」

騎士「・・・皆我儘に全て従ってしまう」

側近「知ってる?サブミッシブを同じ人間に何度も使うとどうなるか」

側近「命令なしには何も出来ないガラクタになっちゃうのよ」

騎士「!?」


勇者「・・・・・」


675 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:04:44 Qg8kQQbI
____________________________

______________________________

= 2年前 =

勇者「うあ・・あ・・・違う。側近、違うの」

側近「お母さん?お母さん!・・・・・なに・・・なにこれ」

 ...... 私が帰ってきた時には勇者の両親・私の母含む従者達は何も動かないロボットになってしまった

       睡眠、食事、排泄、なにやらなにまで命令なしには動けなくなってしまう...

勇者「違うの・・・違うの・・・」

勇者「こんなことになるなんて・・・私・・・」

側近「・・・・・」ギリッ

______________________________

______________


676 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:05:38 Qg8kQQbI
側近「今もなおあの人達は私達が作ったスケジュールの命令通りに毎日同じ動作を繰り返してる」

勇者「・・・」

側近「ソイツのせいで色んな人間の人生が破壊されてしまったのよ!」

側近「しかもソイツは!そのクズは!」

側近「その罪を開き直って世界を従えるなんて馬鹿な事を抜かしてるのよ!?」

騎士「・・・」

勇者「・・・・・」


677 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:06:37 Qg8kQQbI
側近「騎士君。今なら引き返せるわ、そこの船に乗って港に戻れば・・・」

側近「いつも通りの日常が待っている・・・それってかなり幸せなことなのよ?」

騎士「・・・・・」

側近「そうだ。貴方、勇者のこと好きでしょ?」

勇者「えっ」チラッ

騎士「・・・」

騎士「・・・・・///」タラー...

騎士「・・・・・・・//////」ダラダラダラダラ


678 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:07:27 Qg8kQQbI
側近「どう?今の聞いて幻滅したでしょう?」

騎士「・・・・・いや」

騎士「はは・・・そんなことある筈無いじゃないですか・・・むしろ嬉しいんです・・・」

騎士「だって大好きな人の過去を知れるんですから///」ゾクゾクゾクッ

側近「・・・う」ビクッ...

騎士「確かに勇者さんは屑です・・・悪口言ったり・・・暴力ふるったり・・・我儘傲慢・・・」

騎士「でも・・・俺はそんな彼女が大好きなんです」


勇者「・・・・き、騎士?」


679 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:08:15 Qg8kQQbI
側近「・・・は、ははっ、ははは!」

側近「大好きだから?大好きだから従っちゃうの!?」

騎士「・・・いや」

騎士「大好きだから・・・俺は勇者さんの野望を止める・・・」キッ!

 ____ あ。ぼ、ぼうっとしてた...顔が熱い...

          騎士が私を睨みつけてる...私を止めるって...?

勇者「フン」

勇者「奴隷如きがいきがらないで・・・」ギロッ!


680 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:08:55 Qg8kQQbI
騎士「俺は貴女の奴隷であり貴女の騎士でもあるんだ」

騎士「俺が守ってやる・・・」

勇者「守る・・・?はあ~~~っ?」

騎士「か、カッコつけたのにその反応は無いじゃないですか!」

勇者「私に騎士はいらない・・・いるのは従順な奴隷・・・」

勇者「むしろ騎士道精神に則って{忠誠・武勇・敬虔・謙譲・弱者保護}を守って欲しいんだけれど」

騎士「だから弱者保護を______

勇者「私は弱者じゃない!」


側近「・・・」


681 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:09:59 Qg8kQQbI
騎士「お・・・お前は弱いだろ!」

 ___ なっ......タメ....口....

騎士「メンタルは小学生並じゃないか!体だって只の女がだし」

勇者「ち、ちが」

騎士「開き直って世界征服なんて悪行をエスカレートしていく小学生と同じだ!」

 ___ このっ!

勇者「だまれ!」

              ドガアッ!

騎士「ぐふっ」


682 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:10:55 Qg8kQQbI
騎士「そうやってすぐ暴力をふるう・・・自分の意見にそぐわないと・・・ごはっ!」

勇者「だまれだまれ!」

騎士「この!」

            バシッ!

勇者「痛いっ・・・いい・・・」

騎士「じ、自分がやられてやなことを人にするなよ 」

勇者「私に命令しないで!」


683 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:12:02 Qg8kQQbI
勇者「私には・・・!もうこれしかない!こんな世界どうだっていいんだ!」

騎士「なんでそんなこというんだ!いつもいつも性格が矛盾してるんだよ!」

騎士「お前は過去なんて切り捨てて今を何事もなかったように生きれる性格な筈だ!」

勇者「そんなことできるはずないじゃん!」

勇者「っていうか貴方に・・・わ、私の何がわかるの・・・!」

騎士「わからない!だから知りたい!」

騎士「好きだから・・・もっと一緒にいて知りたいんだよ!だからこうやって言ってんだろうが!!」

勇者「・・・ッ!///」カアァァァ


684 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:12:32 Qg8kQQbI
勇者「う、うがあああっ///」ブンブンッ!

勇者「ギガデインッ!」

       バリバリッ....ッバシュウンッ!

騎士「ウォタラッ・・・!」

               キュウウンッ...

 ____ ううっ、ま、魔法の相性が....いつの間に....

騎士「俺だって色々成長出来た・・・しょーかも・・・」

騎士「今度は勇者さん・・・あなたの番だ・・・」


685 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:13:38 Qg8kQQbI
騎士「人は変われる・・・罪だって何かしら償える方法は必ずある・・・」

勇者「そんなの・・・・・あるわけ・・・・」

騎士「俺が一緒に探します」グッ...

騎士「そういうことだったらいつでもご命令を」

 ____ そう言って片膝をつく

勇者「・・・ふ、フン」


686 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:14:10 Qg8kQQbI
勇者「話なんかしてる暇ないの」

勇者「・・・・・貴方とは最後に決着をつける」

 ____ 大剣の切っ先を騎士に向ける

        騎士「・・・」  勇者「・・・」

騎士「ってあ。側近さん・・・」チラッ...

勇者「・・・・・」

 ____ 側近はのぼせていた

         きっと私達の論争に巻き込まれたのだろう...

騎士「さあ、行きましょうか」


687 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:18:18 Qg8kQQbI
 = 魔王の間 =

勇者「・・・居た」

騎士「まおうちゃん!」


まおう「・・・」

魔王「・・・あはっ」


勇者「! まさか、貴方が」(この魔力・・・異常過ぎる・・・)ゾクッ...

騎士「え?じゃ、じゃあもしかして」


魔王「どうもどうも!地獄から100年ぶりにこんにちわ。魔王だよー」


688 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:19:08 Qg8kQQbI
まおう「はやく・・・まおうの心臓を食べて・・・」

魔王「いや、まだだ」


騎士「!」

勇者「・・・」ギリッ...

魔王「まあまあそんな固くならないで」ヒュンッ

騎士「!? い、いつの間に」

魔王「やあ騎士君・・・突然だけど今から僕が言う事を復唱してくれないかな・・・」

魔王「時よ止まれ ってさ」


689 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:19:41 Qg8kQQbI
勇者「ッ!」シュバッ

魔王「おっと」スッ

          カキィンッ!

魔王「その武器の構え・・・目つき・・・話を削いで入ってくる感じ・・・」

魔王「勇者君にそっくりだなあ!」ニコニコ

 ____ 私のひいひいおじいちゃんのこと...

         思えばこの魔王と私はDIOと承太郎の関係...良し、私が勝つ...絶対に...

魔王「ってそれより」ヒュンッ...ガシッ

騎士「がっ!?・・・ぐ・・・」

魔王「はやく言ってくれよ・・・・じゃないとマミるぜ?」


690 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:20:14 Qg8kQQbI
騎士「時よ・・・止まれ・・・」

魔王「・・・」

魔王「なーんだ」スッ...

騎士「ケホッ!・・・ゲホッケホッ・・・」ドサッ

魔王「いやあ、僕の考えすぎか。もし持ってるなら欲しかったなあ・・・ザ・ワールド!みたいな?」

勇者「騎士は只のハーフエルフよ。そんな能力あるわけない」


魔王「そりゃ残念」スタスタ...


691 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:20:54 Qg8kQQbI
魔王「ふう」ストン

魔王「じゃあ僕座ってるからさ・・・まおうちゃんとイベント終わらせちゃってよ・・・」

魔王「やるでしょ?『そんなことしてもお母さんは喜ばない!』とか『今ならまだ引き返せる!』とかさ」


騎士「このッ!」

勇者「・・・」スッ...

勇者「まおう。もう、私や騎士の言う事に従う気は無いのね?」


まおう「・・・・・」コクリ


692 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:22:26 Qg8kQQbI
騎士「いいですよ。勇者さん・・・気を使わなくて・・・」

勇者「騎士・・・」

騎士「血の繋がった妹だからこそ・・・止めるんじゃなく、終わらせてあげたい・・・」

まおう「ううッ!」ズキッ!

           『私が終わらせてあげる』

まおう「お兄ちゃんでも・・・邪魔するなら・・・」


693 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:23:28 Qg8kQQbI
まおう「っぁああっ!」ギュウンッ!

           ガシッ

騎士「ぐッ・・・まだまだぁ!」

 騎士.____ 俺達は世界から望まれない子供だっただろう

まおう「グラビガッ」

           ズウウウゥゥゥンッ.....

騎士「ぐ・・・じゅ、重力操作魔法・・・」

 ____ でも、そんなに母を生き返らせたいってことは

       俺の母親はそれだけ優しい人だったんだろうな


694 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:23:58 Qg8kQQbI
騎士「・・・ホーリー!」キランッ

             シュパァアンッ....グオォオオオンッ!

まおう「_____ッ!」

 ____ 俺は何も叱ることが出来ない。せめて、終わらすことくらいは.....

______________________________


695 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:25:29 Qg8kQQbI
まおう「ぐあぁ・・・ううっ!・・・」

騎士「いま・・・終わらすから・・・ね・・・」

     ヒューーーーー...ッズガアアアアンッ!

 ____ 目の前を吹き飛ばされた勇者さんが横切り、壁にめり込む

勇者「げふっ・・・・ぐうううあ・・・」

魔王「やっぱり耐久は女の子だったか」

魔王「ごめんよ これでも紳士なんだけどなあ。手加減は難しいね」

魔王「さてっと」スタスタ...


696 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:26:24 Qg8kQQbI
騎士「や、やめr________ ズガアアアアンッ!


魔王「さあ、願いを叶えてあげようプリンス」ガシッ...グイ...

まおう「ま・・・ま・・・を・・・・ら・・・」

魔王「痛みなく・・・血を吹き出させる事無く心臓を摘出してあげよう・・・


697 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:28:09 Qg8kQQbI
勇者「!」

騎士「が・・・あ・・・めろ・・・・やめろおおおおおお!!」


              ギュウンッ

魔王「うん、実に健康的な幼女の心臓だなあ」

まおう「________」

____ 糸が切れた人形のようにたおれるまおう


698 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/18(木) 17:28:51 Qg8kQQbI
魔王「おっと・・・僕の先祖は元魔族でもカニバリズムじゃあないぜ?」

魔王「人間は食べない主義なんだ。太るからね・・・ま、今回は掟破りも仕方ない・・・あーん・・・」


騎士「ああ・・・あ・・・」

勇者「・・・」


魔王「ふうーっ・・・ごちそうさま・・・」

魔王「えっと?誰生きかえらせるんだっけ?ママ?」

魔王「また今度ででいいよね」ニヤッ




704 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 00:49:13 OBPSQhCU
魔王「なーんで僕が他人のマミーを生き返らせなきゃならないのさ」

 ____ 私にとってまおうという少女は憎き敵だ

  ____ 過去に何があろうと 自分自身を捨ててしまった彼女を許しはしない

勇者「・・・」チラリ

騎士「ああぁ・・・あああッ・・・」

 ____ 目の前で殺されてせいせいする筈だった

勇者「・・・・・」


705 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 00:50:23 OBPSQhCU
勇者「ふっ」シュンッ

       ッパアンッ!

魔王「女の子が大剣を投げるものじゃないよ」

勇者「それでも幸せを願っての事だった・・・大切な何かを取り戻したい気持ちは・・・」

勇者「私でもわかる!」ジジジッ...

魔王「!」

         ピシャアンッ

魔王「いってて・・・大剣に魔法を仕込んでたか・・・」


706 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 00:51:27 OBPSQhCU
魔王「悲しいなあ」

魔王「それもこれも全ての元凶は僕だという事実が何よりも」ピトッ

 ズズズズ.....ゴゴゴゴ....ドドドド....

  ____ 魔王が私のティアラに人差し指をそっと置く

勇者「あ」

 ブシャアアアアアアアアアアアアアアッ!

    ____ あ.....さ....っきからの変な音は.....私の後ろの壁が崩れる音.......

魔王「はいこのSS終了」

勇者「___」ドサッ


707 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 00:52:13 OBPSQhCU
魔王「あーあー僕も地獄でストレス溜まってたからなあ・・・すぐ壊しちゃったよ」

騎士「え」

 ____ 勇者さんの『肩から上が無い』.....

魔王「皆さんごめんなさい。僕の不注意によりくだらない終わり方になってしまいこの度は____

騎士「待てよ!な、なにしたんだよ・・・勇者さんは?」

魔王「だから何もかも終わったのさ」

魔王「反省として君は生かしておこう・・・・・ばあい」スタスタ...


708 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 00:52:50 OBPSQhCU
騎士「・・・なんだよ」ポツン

騎士「なんだよそれ・・・なんだよそれ・・・!」

騎士「俺はまだ何も言えてないんだよ!何も・・・・何も・・・・!】


魔王「!」ピクリ


騎士【戻ってくれよ・・・こんな未来誰も望んでない!戻ってくれよ!!】


魔王「おいおいまさか・・・」


709 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 00:53:26 OBPSQhCU
勇者「ふっ」シュンッ

       ッパアンッ!

魔王「女の子が大剣を投げるものじゃないよ」

勇者「それでも幸せを願っての事だった・・・大切な何かを取り戻したい気持ちは・・・」

勇者「私でもわかる!」ジジジッ...

魔王「!」

         ピシャアンッ

魔王「いってて・・・大剣に魔法を仕込んでたか・・・」


騎士「・・・・・お?」


710 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 00:54:15 OBPSQhCU
騎士(これは・・・さっきの・・・え?これはなんだ?)

魔王「悲しいなあ」

魔王「それもこれも全ての元凶は僕だという事実が何よりも」ピトッ

 ズズズズ.....ゴゴゴゴ....ドドドド....

騎士「!!?」

騎士「勇者さん離れろ!」

 ブシャアアアアアアアアアアアアアアッ

魔王「はいこのSS終了」

騎士(もしかして俺は・・・・・)


711 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 00:55:16 OBPSQhCU
魔王「あーあー僕も地獄でストレス溜まってたからなあ・・・すぐ壊しちゃったよ」

騎士「ぐうっ」ドサッ

騎士(もしかして・・・俺はサブミッシブを・・・体力が・・・・・)

魔王「? 随分落ち着いてるなあ ヒロインが死んだんだぜ?」

騎士「・・・・・あ」

騎士(コイツはさっき俺にサブミッシブがあると思い込んでいた・・・しかも時止系な奴!)

騎士【ま、まてゃ過去に戻れ!あ、噛んじゃった】

魔王「!?」


712 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 00:56:11 OBPSQhCU
勇者「ふっ」シュンッ

       ッパアンッ!

魔王「女の子が大剣を投げるものじゃないよ」

勇者「それでも幸せを願っての事だった・・・大切な何かを取り戻したい気持ちは・・・」

勇者「私でもわかる!」ジジジッ...

魔王「!」

         ピシャアンッ

魔王「いってて・・・大剣に魔法を仕込んでたか・・・」


騎士「!!」(や、やっぱり俺ってば)


713 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 00:56:59 OBPSQhCU
魔王「悲しいなあ」

魔王「それもこれも全ての元凶は僕だという事実が何よ______

            ガ  シ  ッ

勇者「!?」

騎士「はあーっ!はあーっ!」ゼェゼェ

 _____ 騎士がいきなり私を魔王から引き離す

騎士「やっと・・・やっと助けられた」ニコッ

勇者「いいから放して・・・」


魔王「・・・なにかおかしい」


714 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 00:57:33 OBPSQhCU
魔王「どうして君如きが僕の殺気を感じ取れた?」

騎士「・・・」ビクッ

魔王「さっきの台詞 『やっと助けられた』ってどういうことだい?」

騎士「・・・喋りかけるな」

魔王「どうして疲れてるのさ。息が切れて顔が真っ赤だぜ」


魔王「おかしいなあ・・・これはすごくおかしいなあ・・・」ニヤニヤ


715 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 00:58:13 OBPSQhCU
勇者「騎士・・・・・貴方一体何を?」

騎士「勇者さんはそこで待っててください」

騎士「俺が戦います」スッ...(一度でもサブミッシブを口に出したら気づかれてしまう)


魔王「~~~♪」ニコニコ


騎士(俺が時を止める・・・そして決着をつける・・・)

騎士【止まれ!】


716 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 00:59:10 OBPSQhCU
 .

騎士「・・・あっぶねえ・・・」

魔王「」

騎士(背後に回ってくるとか・・・DBじゃないんだから)

騎士「勇者さんの大剣で!」ブンッ!

             カキィンッ!

                  パキッ.....パキパキ

騎士「き、効かない・・・マジかよ・・・・」


717 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:00:00 OBPSQhCU
___________________________

_____________________

騎士「硬すぎる・・・」(もう何時間経ったんだ・・・魔法も攻撃も駄目だ・・・)

魔王「」

騎士(クソッ、体力が・・・こ、このままじゃ従いきれない・・・!)

騎士「せめて勇者さんを連れて遠くに逃げ_______

             ガ  シ ッ

騎士「! ?」

魔王「あ  は  は」

騎士「な なんで・・・なんで・・・」


718 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:00:35 OBPSQhCU
魔王「君は何かを従える器じゃなかったのさ」ポンッ

魔王「見てみなよ。時計の針が1分で1秒進んでるぜ」

騎士「!」(従いきれなかった・・・時間を・・・止めきれなかった・・・)

騎士「じゃ、じゃあお前は一体どうして!」

魔王「そりゃあかなりの速度で動いてるのさ!クロックアップというか高速移動?」ニコニコ

騎士「・・・・・・あ」ガクッ

騎士(駄目だ・・・足が震えて・・・こんなの勝てない・・・敗北しか感じない・・・)


魔王「さて、『それ』をもらおうかな」


719 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:01:56 OBPSQhCU
騎士「い、嫌だ・・・死にたくない・・・!」

騎士(俺はまだ戦わなきゃいけない人がいるんだ!)

魔王「ははは」グググッ

騎士「うぐっ!?あああああああ」(言いたいことも言えてないんだ!)

騎士「俺はまだ・・・まだ・・・【うああ・・・・・ああああああああ】」


勇者「!!? き、騎士!」バッ

騎士【止ま______れ】ガクンッ!


720 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:02:30 OBPSQhCU
 .

勇者「!」

騎士「・・・・・・」

勇者「時間が・・・と、止まった・・・騎士、貴方もしかして・・・」

勇者「ううん」フルフル

勇者「事情は後でいい。今は__________え?」

 _____ 騎士が動かない


721 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:03:07 OBPSQhCU
勇者「ねえ。ねえったら」ユサユサッ

騎士「_____」

騎士「_____」ドサッ...

勇者「・・・」

勇者「・・・・・・」ユサユサッ

騎士「_____」

 _____ どうして動かないんだろう


722 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:03:38 OBPSQhCU
騎士「_____」ドクドクドク....

勇者「怪我してる・・・ベホマ・・・」

       キュウンッ!

騎士「_____」ピタッ

 _____ 左胸から溢れ出てた血と何かを戻してあげた

騎士「_____」

勇者「なんで動かないの」


723 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:04:39 OBPSQhCU
勇者「動いて」

騎士「_____」

勇者「命令よ」

騎士「_____」

勇者「動いて 動いてったら」

騎士「_____」

勇者【動いて・・・・・・動いてよ!】

騎士「_____」


724 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:05:14 OBPSQhCU
勇者「何・・・何なの・・・何その目は・・・」

勇者「認めない」

勇者「貴方が・・・・・そ、そっそうなのだとしたら!どうして止まってるの!?」グイッ!

騎士「_____」

 _____ さっきから騎士の虚ろな瞳に映る少女が顔をくしゃくしゃになりながら怒っている

勇者「ああ・・・・あああああ・・・・あああああああああ!!!」ガシガシガシッ!

  _____ その少女のさらに後ろにいる魔王の手に持っている物を見た少女が頭をかき乱しながら発狂する

勇者「ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」ガシガシガシッ!

   _____ 魔王が持っているモノは心臓だった


725 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:05:51 OBPSQhCU
     (  勇者さん  )

勇者「騎士!?」ピタッ

       ( すいません。あれだけカッコつけたのにあっけなくて・・・ )

勇者「どこにいるの!?ねえ!」

         ( 最後にこうしてあなたに話せることが出来てよかった )

勇者「答えてよ!」

           ( もうどこにもいません )

勇者「・・・・・・は」


726 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:06:54 OBPSQhCU
             ( 最後に完全に時を止めたことによって変な事になっちゃって )

               ( 慣れって必要みたいですね )

 ____ さっきから徐々に彼の声が遠のいていく

勇者「待って・・・待って・・・待ってよ!」

                 ( もう時間がありません )

                   ( こうやって喋れるのも魔王の掌に残留した魔力を吸い取っての事でして )

勇者「解説なんてどうでもいい!待ってってばあ!」

 ____ 彼の心臓はまだ動いていた.....しかし魔王の掌で徐々に鼓動が小さくなっていく....


727 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:07:27 OBPSQhCU
勇者「そ、そうだ。貴方の体に戻せば・・・」

                     ( 魔王の手に渡ってしまったことでそれはもう無理でして・・・あはは )

                       ( ・・・・・・勇者さん。お願いがあるんです )

勇者「・・・・・・それはお願いじゃない」

 ____ わかっていた。次に彼が何を言うのかを

                         ( 俺の心臓をあなたが受け取ってください )

勇者「私に・・・命令しないで・・・」


728 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:07:59 OBPSQhCU
勇者「そんなことするんだったら・・・・・そのまま貴方の心臓を見殺しにして私も殺される!」

                             ( ・・・・・また性格が矛盾している )

勇者「か、仮に私がその力を手に入れても・・・私は只の人間だから・・・」
 
                               ( あなたは人を従える器がある。そして俺の血が混ざっています )

勇者「でも私は世界を壊す!貴方という邪魔者が消えた今!絶対に・・・!絶対にい・・・」ガクッ...

勇者「うううあああ・・・・・うわあああああん・・・・ううっ・・・・ううう・・・・」

 ____ おもちゃを買ってもらえない子供のように膝をついて泣き喚く


729 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:08:38 OBPSQhCU
勇者「だって、だって、だってだって!貴方が側にいてくれるって!止めてくれるって言ったのに!」

                                 ( ごめんなさい )
騎士「____・・・」ヨロ...

騎士「・・・・・・」プルプル...ヨロヨロ...

                                   ( 少しだけ・・・最期の力を振り絞って・・・よし・・・動ける・・・! )

勇者「やめて・・・!そ、そんなの・・・貴方がもっと遠くなっちゃう・・・!」


730 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:09:11 OBPSQhCU
騎士「・・・・・勇者さん」

                 ギュッ

勇者「!」

騎士「俺の最後の命令を、我儘を聞いてください」

騎士「お願いします・・・」

勇者「・・・・・っ」


731 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:10:16 OBPSQhCU
騎士「・・・」

騎士「人と目を合わすのも・・・会話するのも辛かった・・・」

騎士「コミュ症の騎士ですか・・・ら・・・でも、あなたのおかげで変われた・・・」

騎士「・・・・・・好きだから・・・あなたに従えた・・・」

勇者「行かないで・・・騎士・・・お願いだから・・・」

騎士「俺はいつでも見守っています・・・死んでからじゃ遅いけど・・・・奴隷として・・・・騎士として・・・・」

騎士「大好きですよ・・・勇者さん・・・これからも・・・ 」ニコリ!

勇者「わ、私は」


732 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:11:55 OBPSQhCU
騎士「______」フラッ...

             バタッ

勇者「私・・・は・・・」

勇者「・・・・・」

勇者「フン」

勇者「・・・」スタスタ...バシッ!

 ____ 騎士の心臓を奪い取る....彼の心臓はもう動いてないのも同然だった.....

       私は果実のように彼の心臓にかぶりついた  
 
        味なんかわからない。でも、食べていくうちに少しづつ....体の中に彼がいるという感覚におちいる


733 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:12:27 OBPSQhCU
 『お、俺ッ騎士言います。俺、あの、その、あの城の壁?壁のちり紙!あ、違う!張り紙見つけてここに来たんですが!』

 ___ 喉に通すと...彼の思い出が私の頭の中で弾ける

  『さてと。よくも私のどr・・・・騎士を・・・許せる・・・』

  『ありがとう!すっごいかっこよかったよ!』

 ___ これは盗賊と戦った時

   『少しマシになったね・・・』

   『いい人をみつけてください・・・あなたならそれができる・・・人を見極め、愛することができる・・・絶対・・・』

 ___ 彼の義理の母親との対峙の時


734 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:13:05 OBPSQhCU
    『今度は俺が助けます』

    『助かった・・・ありがとう・・・騎士・・・』

 ___ アロマセラピスト&キノコ戦の時

      『あ、申し遅れました。わたしは魔法学園189期生召喚科所属の7年生、召喚士です!』

 ___ 召喚士。しょーか.....あの子と初めて出会った時

  ___ 機械の国でロボットと戦った時のこと........私の事が好きだと確認出来たこと

   ___ 妹が出来たこと

    ___ ................


735 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:14:09 OBPSQhCU
===================================================

魔王「おや?おやおや」

勇者「・・・」グイ...

 ____ そっと口元を拭う...

魔王「いやー・・・これはもしかして・・・してやられたという奴かな・・・」

魔王「まさか・・・・・大事な人の心臓を食べるとはね」

勇者「・・・・・・」

魔王「人間に能力を二つ入れると体内から爆発してしまうという記述があると聞いたけど」

魔王「これはどういうことかな」


736 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:15:40 OBPSQhCU
勇者「私は騎士の血を飲んだ事がある・・・きっとあの時からもう・・・」

魔王「あははっまた血かあ・・・君のひいひいひいおじいさんも僕の血を奪ったっけ・・・」

魔王「さてっと。じゃあ・・・・・死のうか」ギュウンッ!

勇者【静止しろ】

  .

魔王「・・・・・え?」ズバババババッ

     ブシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ

魔王(あ・・・れ・・・僕、六体不満足になってる・・・?)


737 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:16:17 OBPSQhCU
魔王「腕も足もないや・・・のど・・・・・・・m________」

勇者「・・・・・・」チャキッ...

勇者「私が時を止めた」

 _____ その3行のうちに既に何億もずっと私のターンが続いたのだ

勇者「ずっと・・・ずっと・・・永遠に止まってる時間の中・・・貴方を斬り続けた・・・」

    _____ 時間が進行していたのなら、何十年かかったのだろう
 
            きっと今の私は老けてるのかな。わからない。ずっと斬ってたから。ずっとずっと

勇者「大変だった・・・爪楊枝でダイヤモンドを砕こうとするくらい・・・」

魔王「____________」


738 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:17:03 OBPSQhCU
勇者「そんな驚いた表情も出来るんだ。魔王さん」

魔王「___________」

勇者「残念ね。死後硬直によって死に顔はその情けない顔よ」

勇者「・・・・・・・地獄でまた会いましょう」スッ...

      ザクッ!     ザクッ!    ザクッ!

 ____ あっけないのかもしれないけど。これが真実

勇者「死んだら柔らかいのね。心臓はもらうね」

勇者「・・・・・・ふっ、ふふっ」


739 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:18:03 OBPSQhCU
  _____   勇者。聞こえていますか?   _______

勇者「・・・・・・」チラリ

  _____   その心臓を食べてしまったら.....貴女は人間ではなくなってしまいます..... _____

勇者「それがなに?というか誰?」

  _____   干渉はできませんでしたが...女神として、私はずっと貴女を見守っていました..... ____

勇者「ふふっ。嘘つき・・・」

勇者「死にたいの?」ニコッ

  _____   お願いです......貴女のしようとしていることが私にはわかります.....それだけは..... ____

                    ブチュウウッ!

勇者「・・・」もぎゅもぎゅ


740 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:18:45 OBPSQhCU
勇者「これが魔王の記憶・・・ふふ、あは・・・はははっ・・・・」

勇者「まおうも!しょーかも!バトマスも院長も曲芸師もファイターも!・・・・・騎士も」

勇者「全部私の中に!あはっ!あはははははは!!」ケタケタ

  _____   勇者!  ______


勇者「『{([《___ = 黙れ = ____》])}』」


勇者「もう・・・私は神でさえ従えるんだ・・・」

勇者「・・・・・・これで終わらせる」

勇者「この世界を・・・全て・・・」


741 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 01:19:19 OBPSQhCU
勇者【過去に】

 ____ 私はこの世界を無かった事にする

===============================================

=======================================

============================

勇者「・・・」

 ____ 人間に干渉する前に過去の魔王を殺す

勇者「・・・・・・」スタスタ



745 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 23:46:07 rJv8kTB2
 = 18年前 =

勇者「! ここは18年前・・・?」

 ____ 違う。いくらなんでも.....魔王が人間と干渉したのはせいぜい200年以上前の筈.....

    ( そんな簡単に上手く事が運ぶと思ったかい? )

勇者「魔王・・・貴方・・・ッ!」ギリッ...

    ( こんな屈辱初めてだよ )

    ( だから邪魔できる間だけとことん邪魔させてもらうよ )

勇者【】

勇者「!? サブミッシブが使えない・・・魔法も・・・」


746 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 23:46:41 rJv8kTB2
 _ とある町 _

勇者「・・・」トボトボ

 ____ 雪が降っている.....頭や肩に雪が降り積もる.....寒い....

狩人「今日は家から出るな。絶対にだぞ」

女性「は、はい。でもなんででひょう?」

狩人「どうしてお前は俺の前だけ滑舌が悪くなるんだ」

女性「そ、そ、それは・・・えっと・・・なんででしょ?///」キョロキョロ

狩人「全く・・・恋仲だというのに・・・」

 ____ 少し先の民家に若い男女が言葉を交わしていた

        あの二人.....合わせて誰かに似ている気がする....


747 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 23:49:35 rJv8kTB2
勇者「!」

 ____ 女性の方は綺羅びやかな金色の髪....緑の瞳....そして今の舌足らず....

  ____ 狩人の方は優しい風貌と厳しい口調だがどこか頼りない感じ...

勇者「き・・・し・・・?」バタリ


狩人「!」

女性「女の子?あ・・・た、倒れてます!」

狩人「おい大丈夫か!?」ダッ


748 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 23:51:40 rJv8kTB2
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__________________________

狩人「家は」

勇者「・・・ない」

女性「ないって・・・両親は・・・?」

勇者「いない」

女性「もしかして 私と同じ・・・」

狩人「お、おい」

女性「でもわかるんです。この子は人間じゃない・・・」


749 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 23:52:20 rJv8kTB2
女性「邪悪な魔力・・・だけど・・・奥はとっても優しい・・・」ピトッ...

 _____ ああ、そっか。私.....魔王の心臓の影響で見た目もあの頃の16歳になって魔力も闇に...

女性「私はエルフといいます」シュルルルル

 _____ そっと頭の変な帽子を脱ぐ彼女

勇者「変な帽子ね」

狩人「なんだと?俺が買ったんだぞ」

 _____ ダサい趣味は父親譲りみたい。そう、騎士は魔王父に子供なんかじゃなかったんだ...あ...

        私にはわかる。この時点で彼女のお腹の中には子供がいる...きっとこの子こそが...


750 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 23:53:57 rJv8kTB2
エルフ「あれ?驚かない・・・私の耳に・・・」ピョコピョコ

勇者「あっ・・・わーびっくりー・・・」

狩人「白々しいな。まあ、このエルフが人間を信じて自ら身を明かすんだ」

狩人「もう疑いはしないさ」

 _____ ああ.....安心する.....

        この二人の側にいるだけでこれまでの事を忘れられるような.....

勇者「!」

 _____ 何千km先から魔王信者達の気配を感じる....魔法が無くても身体はもう人間じゃないんだ....

勇者「・・・・・・そうだ」


751 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 23:54:38 rJv8kTB2
勇者「まだ私は世界を終わらせることが出来る」ガタッ

狩人「? な、何を言っているんだ・・・?」

エルフ「アナタ。えっと、その、彼女のためにお薬を買ってきてはくれませんか?脳の」

勇者「いえ もう大丈夫よ」パシパシ


勇者「・・・・・・助けてくれてありがとう」ニコリ


狩人「・・・・・」チラリ

エルフ「・・・・・?」


752 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 23:55:32 rJv8kTB2
狩人「待て!外は吹雪だぞ」

勇者「・・・」パサッ...

 ____ 私はいつもつけていたティアラを外す

勇者「助けてくれたお礼にこれをあげる」スッ

狩人「これは・・・?」

勇者「プラチナとオリハルコンとダイヤモンドとサファイアで作られたティアラよ」

狩人「!?」

勇者「嘘よ」


753 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 23:56:53 rJv8kTB2
勇者「あー・・・でもどれか6つは入ってるかも」

狩人「今言った奴より多く入ってるじゃないか!受け取れるか!」

勇者「駄目」グッ...

勇者「そんな彼女から離れてしまう仕事はやめてコレ売って個人経営の店を開いて」

勇者「酒場でもBARでも居酒屋でも喫茶店でもラーメン屋でもなんだっていい」

勇者「とにかく彼女の側に居てあげて・・・護ってあげて・・・」

狩人「・・・・・・!」

勇者「これはお願いよ」


754 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 23:57:26 rJv8kTB2
  ガチャッ.......バタン

勇者「まおう・・・きっと貴女が望んだのはこの二人の間に・・・」

 _____ もし、私がここで魔王信者を止めたらまおうは産まれてこないことに

勇者「・・・・・・」

    ( いいんだよ。お姉ちゃん )

勇者「!?」

    ( もう、十分だよ まおうはとっても幸せだよ )

勇者「ますお・・・」

    ( まおうだよ! )


755 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 23:58:01 rJv8kTB2
    ( 君の魔力も残留してたのか・・・しぶといなあ・・・ )

       ( お姉ちゃんの邪魔はさせない・・・もう、まおうにできることはこれしかない・・・ )

勇者「ありがとう!」ザッザッザッ!(魔力が戻った・・・・・これで!)

==========================================

魔王父「この先の町らしいな」

 「しかし教祖様・・・本当にエルフなんて・・・」  

魔王父「どっちにしてもあの町には訪れる予定だった。前々から弟は気に喰わないからな」

魔王父「エルフ・・・・・もしいるのならこれで私の計画は・・・・・」

 「な、なんだk_____   「ぎゃあ_____   「うわあああ_____

     ッガァアアアンッ!    ッッドオオオオオンッ!    ッバアアアアアアアアアアアンッ!

勇者「そんなことさせない」ザッザッザッ...

勇者「あの二人の幸せも、これからの誰かの幸せも・・・・・私が守る」


756 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/20(土) 23:59:02 rJv8kTB2
魔王父「な、何故我々の移動が貴様如きに見えるのだ」

魔王父「まだ里を離れて1分も経って・・・・」

勇者「・・・」スッ...キュイーンッ....ッッゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!

                 ぽ   ん っ

 ____ 神を超えた私に里の一つや二つくらい可愛らしい音で失くすのはかんたん

魔王父「えっ」

勇者「これで貴方を除いて魔王信者は根絶やしね・・・」

魔王父「な、何者だ!貴様は一体何者なんだ!」

勇者「通りすがりの勇者よ」スッ


757 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:01:12 7rhXmFBU
勇者「・・・」チャキッ...

勇者「・・・・・」ザッザッザッ...

魔王父「よ、寄るな!」

勇者「・・・・・」ザッザッザッ...

魔王父「う、うわあああああああああ!!」ブンッ

            グ      サ   ッ

勇者「・・・ッブフッ!?」ブシュッ!

魔王父「え?さ、刺さった・・・?」


758 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:02:16 7rhXmFBU
勇者「・・・・ガハッ」

 ____ か、体が動かない.....

魔王父「は、ハハハハッ!勇者だと!?害虫め!」

魔王父「見ていてください魔王様!串刺しにしてやります!」グググッ

勇者「っぐあ・・・・ううッ・・・」ブシュウウウッ

 ( アハハハハハハハッ!!! )

 ( 言っただろう?邪魔するってさ・・・まおうちゃん如きに僕を止められるわけ無いだろ・・・ )

勇者「魔おおおおおおおおおお!!」ギロッ!

魔王父「ヒッ!?こっこのおおおお!貴様がその名前を口にするなああああ!」グググッ

勇者「ぐうぐっ・・・ううっ!・・・うううああ!」ブシャアッ


759 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:02:49 7rhXmFBU
勇者「・・・・・ッ!」

 ____ 意識が朦朧とする.....敵の剣が私の腹部を貫いている....

勇者「くううああああああああああああああああああ!!!」ヨロリ...チャキン...

 ( ・・・・・また僕の邪魔が増えたな )

   ( 邪魔なのはお前ネ・・・勇者、私とオマエは初めましてアルが助けるアルよ! )

魔王父「そんな馬鹿でかい大剣ぶらさげて何が出来る!」

勇者【動け・・・動け・・・動けェ!】ヨロヨロ....

魔王父「!? その能力は・・・いつの間に・・・」


760 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:03:43 7rhXmFBU
勇者【さざ・・・めけ】

 ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ

魔王父「ぬうっ!?」(ゆ、雪が・・・)ヨロリ...

 ( 俺だバトマスだ。悪いがこんな妨害しか出来ない )

勇者【噛み殺せ】

 ウオオーーーーン!   グオオオオオ!   ピエエーッ!     ガルルウッ!

 ( 僕も動物を呼ぶことしか・・・魔王は食い止める!さあ! )

魔王父「ひっ・・・よ、寄るな獣共!イオラ!ヒャダルコ!ドルモーア!」


761 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:05:41 7rhXmFBU
魔王父「チッ・・・取り敢えず逃げるしか!」

馬車「......」

魔王父「な!? まさか動物を従えて・・・いやまだだく、車がある!」

勇者【壊れろ・・・】

 ( 逃すでない勇者!機械なぞ壊してしまえ! )

魔王父「う、動かない・・・何故だ・・・」

勇者「はあーっ・・・はあーっ・・・」ヨロリ...ヨロリ...

魔王父「う、うわあああああああああああああああ!」


762 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:06:17 7rhXmFBU
魔王父「わ・・・私にはまだ闇の召喚獣が居る・・・ディアボロス・・・」

魔王父「いでよ!」

            シーーーーーーーン...

   (  っばーか )

勇者【私にだけ・・・従・・え】

   ( 全ての魔物はウチの支配下や!・・・ふふっ、なーんてね )

勇者「・・・・しょう・・・・か」ヨロ...ヨロ...

   ( 勇者、最後までアンタに従うから )


763 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:07:37 7rhXmFBU
勇者「ぐっ、ッアアアッ!」ブシュウッ!

      ポタポタ.....ボトッ...カランカラン...

 ____ お腹に刺さった剣を抜き取り.....すくみあがった敵の前に立つ.....

勇者「はあっ・・・・はあっ・・・・」

魔王父「嫌だ!嫌だ死にたくない!」

勇者「くうっ・・・ぐ・・・!?」

 ____ 両手で剣を振りかざした所で体が動かなくなる....それでも....それでも!

魔王父「ハ、ハハハ!動けないのか?・・・ま、魔王様はまだ私に味方をしてくれるのだ!」


764 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:09:57 7rhXmFBU
____________________________

魔王「なんだよ・・・なんだよこれ・・・」

魔王「せっかく・・・・・・せっかく地獄から出てこれたんだ!なのに!」

召喚士「・・・・・・」

召喚士「ここから先は通さない。私達はあの子を守るんだ」

   ファイター「・・・」 曲芸師「・・・」  院長「・・・」 バトマス「・・・」

魔王「邪魔だあああああああああああああああああああ!!」

召喚士「邪魔なのは・・・」

召喚士「お前じゃああああああああああ!!」クワッ!


765 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:10:54 7rhXmFBU
召喚士「でも今は召喚獣出せないし何も出来ないからお願い出てきて賢者様!」サササッ...

              「呼ばれなくても我来たり!」

賢者「上で見守る事が出来ずにとうとう我々は天界の理を破壊してまで来てしまった」

武闘家「もっもう一回私達が相手です!」

盗賊「遅くなった・・・・・済まないな・・・」

僧侶「怪我は治すのも作るのも任せて!あ、でもこれって精神世界だから意味ない?」

奴隷「ボクは意味あると思うな・・・でもまあ、すぐに終わらせよう・・・」


766 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:11:25 7rhXmFBU
魔王「ッハ。伝説の勇者のお仲間登場か・・・」

???「おいおい随分余裕のなさそうな顔だな。俺の知ってる魔王は最後まで余裕たっぷりだったぜ」

???「地獄というのは魔王でも怖いようですね。勇者様もお気をつけて」

勇者(♂)「いやまほさん俺勇者だから 天国行きチケットもらえてるから 」

魔法使い「おっとこれは失礼●犯罪者様。失言ですね」

勇者(♂)「ってなにこの♂マーク!?全然カッコつかないし卑 !」

魔法使い「私達・・・どうやら年齢が勇者(♀)ちゃんに合わさってるみたいですね・・・」

魔法使い「精神年齢も」ウフフ


767 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:14:02 7rhXmFBU
魔王「もし、この勇者ちゃんの野望が叶わなかったら・・・」

魔王「君達は黄泉から追放されて存在すら消滅しちゃうんだぜ?なにもかもパアさ」


勇者(♂)「だからどうした」

賢者「それもまた勇者(♀)の望んだ世界なんだ。良かろう」

勇者(♂)「ああ、そんなことより俺はサブミッシブを使って強くてニューゲームがしたい」

召喚士「あ、あのそろそろ戦ってくれませんかね」

勇者(♂)「い、いや見ないで!俺の♂マーク見ないで!///」

魔法使い「角度は45度辺りでしょうか」フムフム

召喚士(・・・この二人から始まってどこでどうなって勇者が産まれたのだろう・・・)


768 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:16:07 7rhXmFBU
勇者(♂)「なあ、もういいだろ」

勇者(♂)「コイツの我儘は全部俺達が受け持つ。そうだろ?」

召喚士「は、はい!」


魔王「来なよ。もうさすがの僕も限界だ」


魔法使い(さあ、今のうちに・・・騎士さん。まおうさん)

召喚士(勇者・・・どうか・・・)

賢者(行け!貴様等もまた誇り高き子達だ!)

勇者(♂)(あークッソ。なんで俺達の最後の子孫は女の子二人だけなんだよ・・・っつーか召喚士ちゃんスカートめくれねーかな)


769 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:17:44 7rhXmFBU
__________________________________________________

勇者「・・・ッ」ピタッ...ググ...

魔王父「動けないのか?・・・う、うおおおおお・・・!!」シャキンッ

     ザクッ!  ザクッ!   ザクッ!

 _____ 隠し持っていた短剣で私の、肩、足、太もも、胸部、至る所を刺して刺して刺して

勇者「だから・・・どうしたの・・・!」ギンッ!

魔王父「ううっ・・・・ああああああああ死ねッ!死ねえ!!」

勇者「私に・・・・・命令するなあああああああああああああああああ!!!」

魔王父「ヒイッ!こ、このおおお!!」


770 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:19:33 7rhXmFBU
勇者「貴方をこのまま生かせば不幸になる人達が増える」

勇者「誰かの幸せを奪うのは何よりも罪深いの」

魔王父「なんでっ!なんで刺しても刺しても倒れないんだ!!」

 _____ 喉に全ての力が戻っていく

勇者【なにもするな】

魔王父「________!」ピタッ

勇者「・・・・・・さようなら」

  _____ 最後の一撃を振りかざす....途中で体制を崩さないように....

          左右に誰かが支えてくれた....その青年と少女は私に笑顔でいてくれた....


771 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:20:04 7rhXmFBU
魔 王 父 「あ__                       __あ」

 ____ 真っ二つに裂けた敵が吹っ飛んでいく

勇者「・・・・・・おわ・・・t」

 ____ 血に染まった雪はすでに赤黒いみぞれと化していた

勇者「・・・・・でも」

 ____ こんな所で死にたくない

勇者【元の・・・じだ・・・い゛・・・に戻れ・・・】


772 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:21:00 7rhXmFBU
         _____ 魔王城 _____

勇者「・・・」ズルズル...ズルズル...

騎士「_______」

勇者「・・・どうせなら・・・落ち着く貴方のそばで・・・」ズル...ズル...

 ____ 壁にもたれ座った彼の肩にそっと頭を置く

勇者「・・・・・騎士」ニコリ...

騎士「_______」

勇者「愛してる___________」

            勇者「______」騎士「______」

______________________________________

世界が崩壊していく...なんせ過去を壊したのだ...この世界の全てが消えていく...そして新しく....

_______________________________


773 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:22:34 7rhXmFBU
______

_____________

________________

________________________

________________

_____________

______


774 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:26:18 7rhXmFBU
勇者「!」バッ!

 ____ 大きなベッドで私は目を覚ます。ってここは私の部屋だ

     「もう!また夜更かししたんですかあ?」

側近「夜に大きな小説は読んではいけませんと言ったでしょう」

勇者「側近・・・?」

側近「なに寝ぼけてるんですかあ・・・って」

側近「ど、どうして泣いてるんですか!?」

勇者「あれ・・・どうしてだろ・・・」ポロポロ...


775 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:27:11 7rhXmFBU
勇者「なんだか凄く大切な事を忘れてる気がするの」

側近「そうですかそうですか」

勇者「うん・・・確か私は人を従える超能力を持っていて次に時を従える能力を」

側近「そんな妄想は14歳までにしておきましょうね~」

勇者「・・・・・」

勇者「私達、こんなに仲良かったっけ」

側近「え」


776 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:28:02 7rhXmFBU
側近「またまた・・・いくらこの前喧嘩したからって・・・」

勇者「喧嘩?」

側近「もう忘れたんですか!いきなりお嬢様が我儘言い出して屋敷中大変!」

勇者「ああ・・・そういえば・・・だって面倒臭かったんだもん・・・」

側近「いいんですよ。あんな数の習い事・・・私だったらすぐ投げ出してますからっ」

勇者「えへへ」

勇者(私・・・笑う子だったっけ?あれ?あれれ?)


777 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:30:26 7rhXmFBU
 _ 大広間 _

勇者「ごめんなさい」

勇者父「・・・いいんだ。勘違いしていた私達も悪かったよ」

勇者母「勇者、これからは自分がやりたいことをしなさい」

勇者「はい」


側近(良かった良かった)ニコニコ


778 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:33:46 7rhXmFBU
 __ 英雄の国 __

 ____ ここ、英雄の国は伝説の勇者が生まれ育った国

       私が住む屋敷はそこから少し離れた山のてっぺんにあるので買い物するには少し遠い

        私の愛馬・オマールに乗っていくのが日課

勇者「どうにもならない今日だけど~平坦な道じゃきっとつまらなーい♪」

側近(どうしたんだろうお嬢様・・・人が溢れる城下町は嫌いだったのに)

 ____ ここ、英雄の国は伝説の勇者が生まれ育った国

       私が住む屋敷はそこから少し離れた山のてっぺんにあるので買い物するには少し遠い

勇者「君と生きてく明日だから・・・・・這い上がるくらいが丁度いいー・・・♪」

 ____ 大好きな歌.....私には、この『君』が居たはず....


779 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:35:16 7rhXmFBU
召喚士「それでなーあははー」

            ドカッ

勇者「・・・わっ」

召喚士「あっごめんなさーい」ニコッ

召喚士「でね~ウチがこう言ったんよ~....」スタスタ

 ____ 軽く会釈し、彼女は連れの友人と歩き出す

側近「全く・・・これだからギャルはッ!恥を知りなさいビ  !」

側近「お怪我はありませんかお嬢様


780 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:36:00 7rhXmFBU
友人「? どうかした?しょーか」

召喚士「いや・・・今ぶつかった子・・・」チラ...


勇者「~~~♪」

側近「_____!」


友人「知り合い?」

召喚士「ううんっ!なんでもあらへん!」

友人「なんでもあらへんってことはないだろ・・・・泣いてるぞ」

召喚士「! ・・・・な、なんでやろ」


781 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:36:37 7rhXmFBU
 _ 花屋 _

側近「そうですねえ~ガーデニングならこのお花が~」

勇者「・・・・・」

 ____ 途中。花が大好きな側近に連れられて花屋に...

       とくに興味もないし暇なので玄関先で待っていることに

勇者「!」(綺麗な花・・・)スッ...

              ピ  ト ッ

???「・・・あっ」

勇者「あ・・・」


782 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:38:30 7rhXmFBU
勇者「ごめんなさい・・・綺麗な花だったものだから」

???「いえ!さ、触っていたでゃいて結構ですよ」

???「・・・・・」

 ____ 一瞬。挙動不審な店員が私の顔を見て驚いた顔をした

         彼のグリーンの瞳に映る私も驚いた顔をしていた

???「あっ!これは秋の七草・キキョウと言いまして____」

勇者「・・・・ふうん」

 ____ 私は熱心に語る彼の横顔をずっと見ていた

       私の視線に気付いた彼は少し顔が赤くなり喋るスピードが速くなる


783 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:40:11 7rhXmFBU
???「と、とにかく!キキョウ・・・・・いいですよねっ」ニコッ

勇者「!」

勇者「・・・う、うん////」フイッ...

???「花言葉は【誠実】【気品】【従順】【変わらぬ愛】」

            ピカッ

少女「わっ!?」

 ____ その時、急に少女のカバンが発光する

        正確にはカバンの中にある何かが発光しているのだ


784 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:42:14 7rhXmFBU
少女「きゅ、急にどうしちゃったんだろこのティアラ」

 ____ ティアラ....?

勇者「!!!」

 ____ ティアラから発せられた3つの光が私と店員に...そして遠くに

=================

召喚士「!」ガクッ...

友人「しょーか!? ど、どうしたんだ一体」

召喚士「ああ・・・そうか・・・私は・・・・」

召喚士「勇者と騎士君・・・・・行かなきゃ!」ダッ

友人「どこに!」


785 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:43:00 7rhXmFBU
勇者「騎士・・・それが貴方の名前」

騎士「勇者・・・さん・・・あれ?どうしてだろう」

騎士「俺はあなたをすごく知っている」スッ...

勇者「んんっ」スチャッ

 ____ ティアラを私に装着させる

騎士「これは父さんが・・・助けた少女にもらったものだと言っていました」

騎士「これを売って店を開けと言われたらしいです」

少女「あ・・・・ま、ママがそれはダメだって・・・いつか見つけて返すようにって」


786 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:43:58 7rhXmFBU
勇者「そっか・・・このティアラが・・・」

 ____ ティアラから以前の壊れてしまった世界の

        この世界を作った私の魔力が溢れ出てくる.....ああ

勇者「・・・・騎士!」

騎士「・・・・・勇者さんってうわあ!?」

  ____ 無理やり騎士を私の顔すれすれまで持っていく

勇者「馬鹿あ・・・よくも・・・よくも・・・」

騎士「勇者さん・・・良かった・・・」


787 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/21(日) 00:44:45 7rhXmFBU
勇者「もう・・・離したりしない」

騎士「どこにも行きませんよ・・・ずっと貴女の側に・・・」

勇者「貴方は私の奴隷であり騎士なんだから」

勇者「・・・・・守ってよね」

騎士「はい!」

 ____ これから、いや、既に始まっていた私達の幸せ

        世界をリセットしようと変わらないこの愛は永遠に...

                                   Fin