1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 14:46:49.46 ID:8xys1wO10
喪黒「……私の名は、喪黒福造。人呼んで笑ゥせぇるすまん。
ただのセールスマンじゃございません。
私の取り扱う品物は『ココロ』。
人 間 の コ コ ロでございます…。」

喪黒「……この世は老いも若きも、男も女も、ココロの寂しい人ばかり、
そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。
いいえ、お金は一銭も戴きません。
お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます…。
さて、今日のお客様は………。

『暁美ほむら 中学生』

ホーーーーーーホッホッホッホ!!!!!!!!」

引用元: ほむら「ココロのスキマ、お埋めします?」 



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 14:51:47.17 ID:8xys1wO10
ピピピッピピピ
けたたましい目覚ましの音ともに
まどかは布団から勢いよく体を起こした。

まどか「ハッ!?夢…だよね?」

今朝、まどかは不思議な夢をみていた。
破壊された町で茫然と立ち尽くす少女と黒ずくめの男…
そして、まるでマスコットのような白い生物。

『僕と契約して魔法少女になってよ!』

その、白い生物の放った言葉が頭にこびりついて離れないまま
まどかは学校へと向かった。

まどか「さっきの夢はなんだったんだろう?」

さやか「おはよう!まどか。どうしたの?思いつめたような顔して」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 14:57:09.21 ID:8xys1wO10
まどか「あ、さやかちゃん。今朝、夢を見たんだけどそれが不思議な夢でさ…」

さやか「…そうか、そんな夢をね」

まどか「今でも、その夢の内容を鮮明に覚えてて。なんか気になるんだよね」

さやか「きっとゲームのやり過ぎかなにかだよ。気にしない方がいいって」

まどか「私、テレビゲームとかあまりやらないし」

さやか「ほら、早くしないと遅刻するよ」

まどか「まってよ、さやかちゃん!」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 15:03:33.00 ID:8xys1wO10
まどかの心の中でなにかの声が聞こえた。

『助けて…!』

まどか「こ、この声は…」

さやか「どうしたの?立ち止まったりして」

まどか「行かなきゃ私」

さやか「ちょっと!どこ行くんだよ!」

古びた建物へと入るまどか。
そこには、傷ついたキュゥべえの姿があった。

まどか「この子ケガしてるし!」

そういうとまどかはキュゥべえを抱きかかえた。

建物の奥の方から奇異な格好をした黒髪の少女が現れた。

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 15:10:51.83 ID:8xys1wO10
ほむら「それを私に渡して貰えるかしら?」

まどか「どうして?」

ほむら「あなたには関係のないことよ、いいからそれを私に渡して」

まどか「理由もないのにこの子を渡すことなんてできないよ!」

その時だった、後から入ってきたさやかによって消火器が投げ込まれた

プシュー!

勢いよく噴き出す消火器

ほむら「ゴホ、ゴホ」

さやか「今のうちに逃げよう!」

まどか「うん!」

キュゥべえを連れて、逃げるまどかとさやか。

ほむら「ま、待ちなさい!あなた達!ゴホ、ゲホ!」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 15:19:15.92 ID:8xys1wO10
ほむらが咳き込んでいると
建物の奥の方から不気味な笑い声が聞こえた。

??「ホーホッホッホ、大丈夫ですか?お嬢さん」

ほむら「だ、誰なの!出てきなさい!」

喪黒「驚かせてしまって、申し訳ありません。
   私、こういうものと申します。」

そういうと、その男はほむらに名刺を差し出した。

ほむら「ココロのスキマ、お埋めします?」

喪黒「はい、私セールスマンをやっておりまして
   あなたのようなココロにスキマがある方を救済して差し上げてるのです」

ほむら「悪いけど、あなたの助けなんていらないわ。他をあたってちょうだい。」

喪黒「暁美さんはそう言っていつも人の助けを拒んでいるのですね。
   人間一人では生きていけません。時には他人に頼ってみてはいかがですか?」

ほむら「大きなお世話よ、あなたに私のなにがわかるっていうの?」

喪黒「無理にとは申しません。もし、なにか悩みごとがありましたら
   遠慮なく私にご相談ください。きっと暁美さんのお悩みを解決できるはずです。
   連絡先は名刺の裏に記してありますので…それでは」

ほむら「なんなのよ、あのおっさん…」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 15:27:52.12 ID:8xys1wO10
翌日

早乙女「今日は、皆さんに転校生を紹介します」

早乙女がそういうと、教室のドアが開きほむらが入ったきた。

ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」

早乙女「じゃあ、空いてる席に座って貰えるかしら」

さやか「お前は、昨日の…!」

ほむら「…」

さやか「スルーかよ!おい」

まどか「あ、あの…」

ほむら「なにかしら?」

まどか「その…後でちょっとお話したいことが…」

ほむら「構わないわよ」

さやか「まどか、あの転校生と話したいことってなんなのさ?」

まどか「ちょっと、気になる事があってね」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 15:35:55.03 ID:8xys1wO10
放課後

ほむら「なに?話したいことって」

まどか「暁美さんって魔法少女なの?」

ほむら「えっ!?…どこでその情報を聞いたの?」

まどか「昨日、喪黒さんって人が家に来てあの白いぬいぐるみみたいな生き物
    を引き取りにきたんだけど。その時に暁美さんが魔法少女だっていう
    話になって…なんだかいろいろ知ってるみたいだったよ。
    あと、あの白い生き物キュゥべえって言うんだって」

ほむら「なぜ、あの男がそんなことを…」

まどか「暁美さんが今日うちの学校に転校してくることも知ってたし」

ほむら(あの男一体何者なの?)

まどか「あとね、私には魔法少女になる素質があるとも言ってて…」

ほむら「なんですって!? まさか、契約したんじゃないでしょうね?」

まどか「契約ってなんのこと?」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 15:44:39.25 ID:8xys1wO10
ほむら「知らないの?契約の話?」

まどか「私が喪黒さんに言われたのは素質があるってだけで契約とかそんな話は
    なかったけどな。詳しいことは、暁美さんに聞いてみてって言われて
    今、話してみたんだけど…」

ほむら「いい?まどか。その男とキュゥべえのは話は一切信じちゃだめよ
    なにか言われても断るのよ!」

まどか「なにか言われたらってどういうこと?」

ほむら「今の生活が大事だったら、自分を変えだようだなんて思わないことね」

まどか「意味がわからないよ…」

ほむら「とにかく契約の話がでたら即断る。それだけよ
    あと、私のことはほむらって呼んで貰って構わないわ」

まどか「呼び捨ても難だから、ほむらちゃんでいいかな?」

ほむら「構わないわ、私は急ぐから…」

まどか「ほむらちゃん、なにをあんなに慌ててるんだろう?」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 15:52:20.23 ID:8xys1wO10
ほむらは、BAR魔の巣へと急行した

ほむら「ここが、魔の巣…不気味ね」

カランコロン(ドアの開く音)

喪黒「ホーホッホッホ、お待ちしていましたよ」

キュゥべえ「やぁ、暁美ほむら」

ほむら「キュゥべえ!? なぜ、あなたがこんなところに?」

キュゥべえ「暁美ほむらこそ、なぜこんなところに来たんだい?」

喪黒「暁美さんは私の大事なお客様なのですよ」

キュゥべえ「ああ、なるほどね。今回の客は暁美ほむらってわけか
      おもしろくなりそうだね」

ほむら「ちょっと、なにを言ってるのあなた達」

喪黒「実は、私とキュゥべえさんは旧知の中でしてね。
   こうやってたまにここで会っているのですよ」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 16:01:35.15 ID:8xys1wO10
ほむら「そうなの…。それより、喪黒福造。
    あなた、まどかに私のことをいろいろ話したらしいわね」

喪黒「ええ、キュゥべえさんを助けて貰ったお礼にお伺いしたのですが
   いやいや話が飛躍してしまいましてね。」

ほむら「まぁ、その件はいいとしても、あなたたちにまどかと契約なんて
    絶対にさせないからそれだけは覚えといてちょうだい」

喪黒「確かに、魔法少女の件はお話しましたが私は鹿目さんに対して
   契約のけの字も出しておりませんし、私が鹿目さんを魔法少女に
   引きいれようとしたというのは大変な誤解です」

ほむら「なら、いいのだけど。キュゥべえ…あなたは違うわよね?」

キュゥべえ「僕も、まどかが嫌がるのなら無理強いはしないよ」

ほむら「その言葉そのまま信じていいのかしら?」

キュゥべえ「もちろんだよ、まどかが嫌がることは絶対にしない
      嫌がることはね…」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 16:12:15.78 ID:8xys1wO10
キュゥべえ「それじゃあ、僕は新たな魔法少女を探しに行ってくるよ」

喪黒「ええ、お気を付けて。さて、私もそろそろ…」

ほむら「ねぇ、あなた。なんでも相談していいって言ったわよね?」

喪黒「そうですが、なにか?」

ほむら「ちょっと、相談してもいいかしら」

喪黒「はいはい、もちろんです。どうぞ、なんなりとご相談下さい」

ほむら「あなたの力でキュゥべえを止めることはできないかしら?」

喪黒「キュゥべえさんを止めるといいますと?」

ほむら「まどかとキュゥべえが契約しないようにして欲しいのよ」

喪黒「それはできません。契約するかしないかはあくまでも
   鹿目さんとキュゥべえさんの問題です。それに私が干渉するわけには…」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 16:21:56.52 ID:8xys1wO10
ほむら「彼女たちはキュゥべえに騙されてるのよ。それを放っとくなんて
    私にはできない…かと言って私だけの力ではキュゥべえを止められそうにないし」

喪黒「それで、私の力を借りたいというわけですか…」

ほむら「昨日は、喪黒福造の助けなんていらないとか言ったけど
    このままじゃまどかがキュゥべえと契約するのも時間の問題だし
    喪黒福造…いえ、喪黒さんお願いします。まどかを助けて下さい。」

喪黒「仕方ありませんね、そこまでおっしゃるのならなんとかやってみましょう」

ほむら「本当ですか?」

喪黒「ええ。ただし、約束をして下さいどんなことがあっても
   時間操作の魔法を使わないと」

ほむら「そ、それは…」

喪黒「本来ならばタイムループはあまり好ましいことではありません
   へたをすれば時間軸が狂うことにもなりかねませんから。
   そこは私にまかせていただきたいのです」

ほむら「本当に信じていいのね」

喪黒「おまかせ下さい!」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 16:29:29.32 ID:8xys1wO10
マミ「ティロ・フィナーレ!」ズギャーン!

魔女「ギャアアアアアアアアア」

さやか「すごいよマミさん!」

まどか「私には真似できないよ」

マミ「今日は、こんなところかしら」

その時、やられたはずの魔女が分離して
マミに襲いかかった。

まどか「マ、マミさん!」

魔女「ガブッ!」

不意を突かれたマミは魔女に食われてしまった。

さやか「う、うそでしょ…」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 16:38:46.87 ID:8xys1wO10
マミの魔法によって拘束されていたほむら。

ほむら「拘束具が外れた…まさか!」

まどか「マミさぁーーーーーん!!」ウルウル

さやか「なんで…こんなことに」

その時、ほむらが現れ、ほむらはあっという間に魔女を倒していき
グリーフシードを手に入れた。

さやか「返せよ!それはマミさんのだ!」

ほむら「目に焼き付けておきなさい。魔法少女になるって、そういうことよ」

さやか「うぅ…ちくしょー!」メソメソ

まどか「さやかちゃん…」

その光景をじっと見ている喪黒。

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 16:47:41.64 ID:8xys1wO10
とぼとぼ道を歩いているまどか。

喪黒「どうも、お久しぶりです。鹿目さん」

まどか「も、喪黒さん!どうしたんですか?」

喪黒「いやー、巴さんの件は非常に残念でした…」

まどか「どうしてそのことを喪黒さんが!?」

喪黒「ちょっと、風の噂で聞いたものですから」

まどか「マミさん…本当に優しい人だった」

喪黒「実におしい人材を亡くしました。
   彼女はこのまま遺体がみつかることもなく
   あちらの世界で一人さびしく消えてゆくことでしょう。
   こちらの世界で彼女の死に気づくものは恐らく誰ひとりいないでしょうな」

まどか「そんなことない!少なくとも私は絶対マミさんのことを忘れないよ!」

喪黒「随分威勢がよろしいようで、いくら叫んだところでこれは紛れもない事実なのです
   その運命を受け入れてまであなたは魔法少女になるおつもりですか?」

まどか「そんなの言われなくてもわかってますから。失礼します。」


喪黒「それではどうぞ、お気を付けて」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 17:00:04.57 ID:8xys1wO10
病院

さやか「恭介、お見舞いに来てやったぞ!」

恭介「…」

さやか「どうしたんだよ?無愛想だな」

恭介「もう、放っておいてくれよ!」

さやか「なんだよ、いきなり」

恭介「バイオリンは諦めろって医者に言われた、
   奇跡か魔法でもない限りもう左手は動かないんだ…」

さやか「奇跡も魔法もあるんだよ」

キュゥべえ「やぁ、さやか。」

さやか「キュゥべえ…どんな願いでも叶えられるんだよね?」

キュゥべえ「もちろんだよ、さぁー君の願いはなんだい?」

さやか「恭介の指を直して!」

キュゥべえ「その願い聞き入れたよ」

こうして、さやかは魔法少女になったのだった。

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 17:10:37.09 ID:8xys1wO10
まどかは、ふらふらと道を歩いている仁美を目撃する。

まどか「あれは、仁美ちゃん…
    あの首元にあるマークってもしかして?」

仁美は倉庫に入っていった。後を付けるまどか。
そこには、魔女によって生気を奪われた大勢の人々が集まっていた。

まどか「一体なにをする気なの?」

魔女によって操られた人々は集団自殺をしようとしていた。

まどか「ちょ、仁美ちゃん!早く、助けないと…
    マミさんもほむらちゃんもいないし一体どうすれば」

「ホーホッホッホ」

まどか「この声は…」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 17:16:17.92 ID:8xys1wO10
喪黒「こんなこともあろうかと、助っ人をご用意しましたよ」

まどか「さ、さやかちゃん!その格好…」

さやか「いやぁー、心境の変化っていうかさ。契約しちゃった」

喪黒「美樹さんさえいれば怖い物なしです。さぁーあなたの魔法を使って
   この方達を助けあげて下さい」

さやか「まかせてよ!」

まどか「さ、さやかちゃん」

そういうと、さやかは剣を振るい魔女と戦い始めた。

さやか「そりゃーー」

魔女「ギャアアアアア」

喪黒「さすがです、魔女がどんどんやられて行きますな」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 17:24:39.32 ID:8xys1wO10
まどか「すごいよ、さやかちゃん!」

さやか「ざっとこんなところよ」

まどか「さやかちゃん!後ろ!」

さやか「うん?」

その時だった、魔女に洗脳された集団がさやかに襲いかかった。

さやか「なんだこれ、身動きが取れない…」

まどか「さ、さやかちゃん!」

杏子「このグリーフシードは、私がいただくよ!」

まどか「だれ!?」

杏子の攻撃によってあっという間に魔女は倒された。

杏子「いっちょあがりっと」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 17:30:50.24 ID:8xys1wO10
まどか「あなたは、いったい」

杏子「そんなのどうだっていいだろう
   この世界では強い物が勝つ。それだけの話だ。
   それより、大丈夫なのかそいつは?」

まどか「さ、さやかちゃん!」

喪黒「これは、結構な重症ですな」

まどか「早く病院へ運ばないと」

ほむら「もう、手遅れよ」

まどか「ほ、ほむらちゃん!」

ほむら「美樹さやかは死んだわ」

まどか「そ、そんな…さやかちゃんが」

ほむら「これでわかったでしょう?安易に魔法少女になんてなるものじゃないのよ」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 17:35:59.65 ID:8xys1wO10
まどか「キュゥべえ!いるんでしょう?キュゥべえ!」

ほむら「ちょっと、なにをする気?」

まどか「キュゥべえと契約してさやかちゃんを生き返らせて貰うんだよ」

ほむら「バカなことはやめなさい!今の惨状をみたでしょう?」

まどか「もう、友達が死ぬのなんて嫌なんだよ。
    なんで出てこないの?キュゥべえ!」

ほむら(あれほどまどかを勧誘してたキュゥべえがこのタイミングで
    出てこないなんておかしいわね)

喪黒「鹿目さん、美樹さんが亡くなって。さどかしショックでしょう」

まどか「さやかちゃんは、死んでなんかいないもん!」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 17:44:32.52 ID:8xys1wO10
喪黒「お気持ちはわかりますが、あなたはこのつらい現実を受け入れなくてはなりません」

まどか「そんなってないよ…あんまりだよ…」

喪黒「今日は、家に帰ってゆっくり静養したほうがよろしいかと。
   暁美さん、鹿目さんをご自宅までお送りしてもらえますか?」

ほむら「ええ、構わないわ」

喪黒「それじゃあ、よろしく頼みましたよ。
   さてと私はBARの方へ行きますか」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 17:49:16.60 ID:8xys1wO10
BAR魔の巣にて

カランコロン(ドアが開く音)

キュゥべえ「やぁ、喪黒。美樹さやかの活躍はどうだい?」

喪黒「いやー、今回も貴重な人材を亡くしてしまいました」

キュゥべえ「そうか…死んだのか」

喪黒「ええ、残念でなりません」

キュゥべえ「それが本心かどうかは聞かないほうがいいみたいだね」

喪黒「ホーホッホッホ、私がそんな人間に見えますか?」

キュゥべえ「ところで、鹿目まどかとの契約はいつ解禁されるんだい?
      もう、待ちくたびれたよ」

喪黒「今しばらくお待ちください。あの計画が成功すれば
   暁美さんもキュゥべえさんの邪魔をしなくなることでしょう」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 17:59:03.26 ID:8xys1wO10
キュゥべえ「やれやれ、君の計画とやらに付き合うほうの身にも
      なって欲しいものだね」

喪黒「お詫びと言っては難ですが、今日は私のおごりということでいかがでしょうか?」

キュゥべえ「おお、そうきたか」

数日後

喪黒「いよいよ、この日がきたようですね」

キュゥべえ「ああ、しっかり頼んだよ」

喪黒「すべては計画通りです」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 18:05:37.86 ID:8xys1wO10
ほむら「これが、ワルプルギスの夜…」

杏子「ちょっと、やばいんじゃないかこれ?
   あたしたちだけであんな魔女に勝てるのかよ!」

ほむら「仕方がないでしょう?もう、私たちしかいないんだから」

ほむら「覚悟はできてるわね?」

杏子「ああ、もちろんだ」

ワルプルギスの夜へと立ち向かうほむらと杏子

魔女「ギュアアアアアア」

杏子「なんだこりゃでかすぎて攻撃どころじゃないぞ」うわぁー

魔女へと吸収されていく杏子。

ほむら「きょ、杏子!」

魔女「グアアアアア!」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 18:07:39.24 ID:8xys1wO10
ほむら「なんて、魔女なのかしら。私まで吸収されたらもう後がない…
    って言ってるそばから魔女が…」 キャー

魔女に吸収されていくほむら。

喪黒「おやおや、これでこの街の魔法少女は全滅ですな…」

数時間後

ほむら「う、うぅんー」

目を覚ますほむら。

ほむら「こ、ここは一体…」

喪黒「ようやく、意識を取り戻されたようですね」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 18:13:52.57 ID:8xys1wO10
ほむらは、愕然とした。眼前には荒廃した街が広がっていた。

ほむら「こ、これは一体なんなの!」

喪黒「暁美さん、あなたとんでもないことをしましたね。」

ほむら「なぜ、喪黒福造がここにいるの!」

喪黒「ホーホッホッホ、そんなことよりどうするんですか?
   この後始末。あなたのせいで世界は崩壊してしまいましたよ」

ほむら「私のせいですって!?」

喪黒「そうです、あたなが鹿目さんとQBさんを契約させなかったせいで
   ワルプルギスの夜によって世界は破壊されてしまいました。」

ほむら「そ、そんな…じゃあ、もう一度時間移動をすれば…」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 18:22:20.04 ID:8xys1wO10
喪黒「ダメです。あなたは私と約束をしました。時間移動の魔法を使わないとね」

ほむら「確かに約束はしたけど、この状況じゃ時間移動の魔法を使う以外ないじゃないの!
    あなたがなんと言おうと使わせてもらうわよ」

喪黒「いけませんね、人との約束を無下にしては。
   暁美さんにはお灸を据える必要がありますね」

ほむら「ちょっと、なにをする気?」

喪黒「そこまで言うのでしたら、私が暁美さんを過去に送って差し上げましょう」

喪黒「ドーーーーーーーーーーーーン!」

ほむら「うぎゃあああああああああああああ!」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 18:26:45.56 ID:8xys1wO10
まどか「ほむらちゃん、ほむらちゃん」

ほむら「こ、ここは…?」

まどか「授業中に倒れたまま、ずっと寝てるんだもん。心配したよ」

ほむら「ま、まどか!」

さやか「まったく、人騒がせな転校生だな」

ほむら「美樹さやか、どうしてここに?」

さやか「はぁ?自分の学校に居ちゃ悪いかよ」

ほむら「…いえ、そんなことは」

まどか「試験の前にほむらちゃんが目を覚ましてくれてよかったよ」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 18:32:13.50 ID:8xys1wO10
ほむら「試験ですって!?」

まどか「今日は、魔法検定3級の試験日じゃん」

さやか「まさか、忘れてたのか?」

ほむら「魔法検定?!」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 18:39:52.79 ID:8xys1wO10
早乙女「さぁー、今から試験を始めますよ。
    あら?暁美さん体調はよくなったのね」

ほむら「ええ、まぁー」

早乙女「じゃあ、まずは暁美さんから」

ほむら「え?わたしですか?」

早乙女「名簿順だから、早くしてちょうだい!
    まずは、このステッキを使ってテレポートをしてもらおうかしら」

ほむら「テ、テレポートですか?」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 18:48:52.52 ID:8xys1wO10
早乙女「どうしたの?ウジウジして?
    こんな基本的なこともできないの?」

ほむら「テレポートとかできないし…」

早乙女「暁美さんあなた、今までなにを習ってきたの!」

ほむら「そんなこと言われても…」

まどか「どうしちゃったんだろう?ほむらちゃん」

さやか「スランプか?」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 18:57:58.76 ID:8xys1wO10
ほむら「なんとか試験が終わったわ、あれじゃあ0点確実ね…」

さやか「今度は、魔女退治の訓練だな」

まどか「私の得意分野だよ」ウィヒヒ

マミ「あら、さやかちゃんにまどかちゃん」

まどか「あ、マミさんだ」

さやか「どうでした?2級の試験は?」

マミ「なんとか合格できたわ。さやかちゃんとまどかちゃんはどうだったの?」

さやか「3級なんて簡単過ぎてなんだか物足りない感じでしたけどね」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 19:05:02.62 ID:8xys1wO10
まどか「もう、さやかちゃんったら」

マミ「ウフフ」

ほむら「話に付いていけないわ…」

放課後

まどか「ねぇーほむらちゃん。CDショップ行くんだけど、一緒に行かない?」

ほむら「構わないわよ」

さやか「それじゃあ、誰が一番うまくテレポートできるか競争しようよ」

マミ「おもしろそうねそれ」

まどか「やるやる!」

さやか「転校生もやるよね?」

ほむら「私、あまり得意じゃないから…」

さやか「そうか、転校生はスランプだもんね。じゃあ、転校生は歩きで来なよ
    私達は先に行って待ってるからさ」

ほむら「ええ、そうするわ」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 19:13:50.80 ID:8xys1wO10
CDショップ

さやか「カッコイイでしょう?これ」

まどか「そ、そうだね」

マミ(どんな、センスしてるのかしら)

キュゥべえ「大変だ、また魔女が出没したよ」

さやか「相変わらず、しつこい連中だな」

マミ「あんなやつら私たちでボコボコにしちゃいましょう!」

まどか「また、いつものようにね」

ほむら「え?まどかあなたキュゥべえと契約したの?」

まどか「当たり前じゃん!この国では誰かしらと契約して魔法が使えるように
    ならないと生きていけないよ。ほむらちゃんもわかってるくせに」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 19:33:23.15 ID:8xys1wO10
さやか「さぁー早く魔女退治にいくぞ」

まどか「待ってよ!」

さやか「スランプの転校生はそこで待ってな、あんな魔女私たちだけで倒せるから」

マミ「ごめんね、この埋め合わせは必ずするから」

ほむら「なんなのよこれ…」

さやか「いやー今回の魔女は弱小だったな」

マミ「私が出るまでもなかったわね」

キュゥべえ「まずいことになった」

まどか「どうしたのキュゥべえ?」

キュゥべえ「暁美ほむらのソウルジェムが穢れを溜めこんでいる」

まどか「まさか、そんな」

さやか「マジで?」

キュゥべえ「このままじゃ暁美ほむらが魔女になるのも時間の問題だ」

マミ「なんとかならないの?」

キュゥべえ「もう、手遅れだ」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 19:45:05.91 ID:8xys1wO10
ほむら魔女「ギュアアアアアア」

まどか「そんな…ほむらちゃんが魔女に!」

さやか「おいおいどうするんだよこれ」

マミ「弱ったわね…」

キュゥべえ「君たちの力で魔女を倒すんだ!」

まどか「で、でも…」

キュゥべえ「もはやこれは暁美ほむらではないただの魔女だ
      この魔女を倒さないと人々は破滅する」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/11(日) 19:51:33.99 ID:8xys1wO10
まどか「そ、そんなのって…」

マミ「どうやら、やるしかないみたいね」

さやか「そうだな、魔女になったからには転校生のためにも成仏させてやらないとな」

まどか「マミさん、さやかちゃん…」

さやか「すまない!転校生!」

マミ「行くわよ!暁美さん!」

ほむら魔女「ギャアアアアア」

さやかとマミの攻撃によって、ほむら魔女は消滅した。

まどか「ほ、ほむらちゃん…」

それを、見届ける喪黒。

喪黒「いやぁー、今回ばかりは手間取りました。
   世界を再構築することになるとはね…
   暁美さんもまさか自分が魔女になって魔法少女に倒されるなんて
   夢にも思ってなかったでしょうなぁ~」

ホーッホッホッホッホッ


~おわり~