1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 21:33:30.12 ID:Cc/thmxA0
俺 「あ、サングラスが落ちてる」
俺 「これブランド物じゃん」
俺 「誰も見ていなし、掛けてみよう」
俺 「これブランド物じゃん」
俺 「誰も見ていなし、掛けてみよう」
引用元: ・俺 「あ、サングラスが落ちてる
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 21:34:19.30 ID:Cc/thmxA0
1
俺 「あれ、景色が変だ」
友人 「おーい、そんなとこで何やってんだ?」
俺 「ん、誰だ」
友人 「よう、なんでサングラスなんてかけてんだ?」
俺 「なんだ友人か」
俺 「あれ、景色が変だ」
友人 「おーい、そんなとこで何やってんだ?」
俺 「ん、誰だ」
友人 「よう、なんでサングラスなんてかけてんだ?」
俺 「なんだ友人か」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 21:35:48.60 ID:Cc/thmxA0
俺 「なあ、友」
友 「どうした」
俺 「おまえ、いつお巡りさんになったんだ」
友 「へっ? 貴様頭大丈夫か?」
俺 「だって、その格好どう見ても警察官の制服だろ」
友 「いや、ごく普通のTシャツだけど」
俺 「おかしいな?」
友 「貴様、暑さでおかしくなったか?」
俺 「そんなこと無いよ」
友 「まあいいや、とっとと家帰って休め」
俺 「・・・・・・そうする」
友 「どうした」
俺 「おまえ、いつお巡りさんになったんだ」
友 「へっ? 貴様頭大丈夫か?」
俺 「だって、その格好どう見ても警察官の制服だろ」
友 「いや、ごく普通のTシャツだけど」
俺 「おかしいな?」
友 「貴様、暑さでおかしくなったか?」
俺 「そんなこと無いよ」
友 「まあいいや、とっとと家帰って休め」
俺 「・・・・・・そうする」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 21:40:08.59 ID:Cc/thmxA0
俺 「ただいま」
妹 「おかえりー」
俺 「あっ!」
妹 「んっ?」
俺 「妹さ、おまえ・・・・・・」
妹 「はい?」
俺 「いや、なんでもない」
妹 「兄ちゃん へんなの」
俺 「・・・・・・(いつの間に太ったんだ?)」
妹 「ん、私の顔に何か付いてる?」
俺 「妹さあ、最近体が重く感じたりしないか?」
妹 「え?」
俺 「いや、その、ふっくらしたような」
妹 「おかえりー」
俺 「あっ!」
妹 「んっ?」
俺 「妹さ、おまえ・・・・・・」
妹 「はい?」
俺 「いや、なんでもない」
妹 「兄ちゃん へんなの」
俺 「・・・・・・(いつの間に太ったんだ?)」
妹 「ん、私の顔に何か付いてる?」
俺 「妹さあ、最近体が重く感じたりしないか?」
妹 「え?」
俺 「いや、その、ふっくらしたような」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 21:44:17.44 ID:Cc/thmxA0
妹 「パチン!」
俺 「イテテテ サングラス落ちた」
妹 「失礼ね、体重変わって無いわよ」プンプン
俺 「いや、ごめんな」
俺 「あれ?」
俺 「妹の体型が元に戻ってる」
俺 「今のは何だったんだ」
俺 「イテテテ サングラス落ちた」
妹 「失礼ね、体重変わって無いわよ」プンプン
俺 「いや、ごめんな」
俺 「あれ?」
俺 「妹の体型が元に戻ってる」
俺 「今のは何だったんだ」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 21:48:43.41 ID:Cc/thmxA0
- 翌日
俺 「今日も暑いな、日差しが強い」
俺 「そうだサングラス掛けよう」ゴソゴソ
俺 「今日は予定も無いし暇だなあ」
俺 「そういや母校の試合だっけ、行ってみよう」
俺 「今日も暑いな、日差しが強い」
俺 「そうだサングラス掛けよう」ゴソゴソ
俺 「今日は予定も無いし暇だなあ」
俺 「そういや母校の試合だっけ、行ってみよう」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 21:52:55.73 ID:Cc/thmxA0
俺 「グランドに来たけど」
俺 「おかしいな、全然知らない学校同士が試合してる」
俺 「日付間違えたかな?」
友 「やあ、また会ったな」
俺 「こんちわー、今日は私服か」
友 「また訳分からない事言ってるな」
俺 「でも何でここに来たんだ?」
友 「そりゃ母校の試合見に来たに決まってんだろ」
俺 「えっ?」
友 「県大会決勝なんて10年ぶりだぞ、OBなんだから来るに決まってんじゃん」
俺 「はあ」
友 「何を気の抜けた返事してんだよ、新聞読め」バサッ
俺 「うん」
友 「10年ぶりだぞ全国紙に載るのは」
俺 「おかしいな、全然知らない学校同士が試合してる」
俺 「日付間違えたかな?」
友 「やあ、また会ったな」
俺 「こんちわー、今日は私服か」
友 「また訳分からない事言ってるな」
俺 「でも何でここに来たんだ?」
友 「そりゃ母校の試合見に来たに決まってんだろ」
俺 「えっ?」
友 「県大会決勝なんて10年ぶりだぞ、OBなんだから来るに決まってんじゃん」
俺 「はあ」
友 「何を気の抜けた返事してんだよ、新聞読め」バサッ
俺 「うん」
友 「10年ぶりだぞ全国紙に載るのは」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 21:55:39.46 ID:Cc/thmxA0
俺 「この新聞母校なんて載ってないけど」
友 「ちゃんと見ろよ、こんなにでかでかと書いてあるじゃん」
俺 「(あれ、発行日が未来だ)」
友 「そのサングラス格好いいな」
俺 「そう?」
友 「ちょっと貸して」
俺 「はいよ」
俺 「何か変なの見えない?」
友 「いや全然変じゃないが、お前も妙なこと言うな」
俺 「そうか」
俺 「(未来が見えるのは俺だけか)」
友 「ちゃんと見ろよ、こんなにでかでかと書いてあるじゃん」
俺 「(あれ、発行日が未来だ)」
友 「そのサングラス格好いいな」
俺 「そう?」
友 「ちょっと貸して」
俺 「はいよ」
俺 「何か変なの見えない?」
友 「いや全然変じゃないが、お前も妙なこと言うな」
俺 「そうか」
俺 「(未来が見えるのは俺だけか)」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 21:59:40.60 ID:Cc/thmxA0
俺 「ただいまー」
妹 「おかえりー」
俺 「今日は暑かった」
妹 「試合どうだった」
俺 「負けた」
妹 「それは残念ね」
俺 「テレビ、ニュース番組に変えるよ」
妹 「うん」
俺 「(ニュースも未来の事件だな)」
俺 「・・・・・・(あれ? テレビにこの街が映ってる)」
俺 「・・・・・・(エエエッッッ、妹が不明?)」
俺 「・・・・・・(戦車が来た!)」
妹 「おかえりー」
俺 「今日は暑かった」
妹 「試合どうだった」
俺 「負けた」
妹 「それは残念ね」
俺 「テレビ、ニュース番組に変えるよ」
妹 「うん」
俺 「(ニュースも未来の事件だな)」
俺 「・・・・・・(あれ? テレビにこの街が映ってる)」
俺 「・・・・・・(エエエッッッ、妹が不明?)」
俺 「・・・・・・(戦車が来た!)」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 22:04:49.92 ID:Cc/thmxA0
妹 「兄ちゃん」
俺 「・・・・・・あ、えっ?」
妹 「家の中ぐらい、サングラス外そうよ」
俺 「ああ、そうだな」カチャ
俺 「・・・・・・あ、えっ?」
妹 「家の中ぐらい、サングラス外そうよ」
俺 「ああ、そうだな」カチャ
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 22:08:18.04 ID:Cc/thmxA0
翌日
俺 「やあ友」
友 「おう」
俺 「そろそろ進路決めたか?」
友 「うーんまだ決まらない。親父が家の後を継げって言ってるから」
俺 「お前さ、このあいだ駅で痴漢を伸したよな」
友 「ああ、ああいうのは大嫌いだからな」
俺 「なら警察が良いよ、きっと向いてるぞ」
友 「そうかな」
俺 「うん、間違いない」
俺 「やあ友」
友 「おう」
俺 「そろそろ進路決めたか?」
友 「うーんまだ決まらない。親父が家の後を継げって言ってるから」
俺 「お前さ、このあいだ駅で痴漢を伸したよな」
友 「ああ、ああいうのは大嫌いだからな」
俺 「なら警察が良いよ、きっと向いてるぞ」
友 「そうかな」
俺 「うん、間違いない」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 22:12:53.80 ID:Cc/thmxA0
俺 「ただいまー」
妹 「おかえりー」
俺 「チーズケーキ買ってきた、牛乳もあるよ」
妹 「あらっ!・・・・・・ありがとう」
俺 「どうしたんだい? キョトンとして」
妹 「だって、兄ちゃんがおやつ買ってくるなんて珍しいから」
俺 「ニュースを見よう」
俺 「(おっ、不明者リストから妹が外れた)」ホッ
俺 「(ああ、でも結局戦車か)」ショボーン
妹 「兄ちゃん、またサングラスつけたままでテレビ観てるね」パクパク
俺 「・・・・・・うん、ああ(汗)」
妹 「お気に入りね、そのサングラス」
妹 「おかえりー」
俺 「チーズケーキ買ってきた、牛乳もあるよ」
妹 「あらっ!・・・・・・ありがとう」
俺 「どうしたんだい? キョトンとして」
妹 「だって、兄ちゃんがおやつ買ってくるなんて珍しいから」
俺 「ニュースを見よう」
俺 「(おっ、不明者リストから妹が外れた)」ホッ
俺 「(ああ、でも結局戦車か)」ショボーン
妹 「兄ちゃん、またサングラスつけたままでテレビ観てるね」パクパク
俺 「・・・・・・うん、ああ(汗)」
妹 「お気に入りね、そのサングラス」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 22:18:01.99 ID:Cc/thmxA0
俺 「学校の部活はどうしてる?」
妹 「うーん、もう受験だし止めようか悩んでる」モグモグ
俺 「止めたら髪伸ばすのか?」
妹 「うん」パクッ
俺 「そうか・・・・・・」
妹 「どしたの?」モグモグ
俺 「伸ばしたついでに髪を染めてさ、カラコンしたらどうだろ?」
妹 「え? 染めても良いの?」
俺 「いいよ」
妹 「カラコンもいいの?」
俺 「お金無いなら兄ちゃん買ってあげるよ」
妹 「いままで大反対していたのに、どういう風の吹き回し?」
妹 「うーん、もう受験だし止めようか悩んでる」モグモグ
俺 「止めたら髪伸ばすのか?」
妹 「うん」パクッ
俺 「そうか・・・・・・」
妹 「どしたの?」モグモグ
俺 「伸ばしたついでに髪を染めてさ、カラコンしたらどうだろ?」
妹 「え? 染めても良いの?」
俺 「いいよ」
妹 「カラコンもいいの?」
俺 「お金無いなら兄ちゃん買ってあげるよ」
妹 「いままで大反対していたのに、どういう風の吹き回し?」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 22:22:21.54 ID:Cc/thmxA0
俺 「ただいまー」
妹 「おかえりー、今日は何買ってきた?」
俺 「モンブランケーキと濃厚牛乳」
妹 「わーい、いつもありがとう」
俺 「どうも♪・・・・・・だいぶ変わってきたな」
妹 「おかえりー、今日は何買ってきた?」
俺 「モンブランケーキと濃厚牛乳」
妹 「わーい、いつもありがとう」
俺 「どうも♪・・・・・・だいぶ変わってきたな」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 22:25:53.55 ID:Cc/thmxA0
妹 「兄ちゃん」モグモグ
俺 「どうした?」
妹 「携帯壊れた」
俺 「あーこれは直らないな、機種変更して電話番号変えるしかないな」
妹 「そんなお金ないよ、しばらく我慢かなあ」パクッ
俺 「俺が金出してあげるよ」
妹 「え? いいの?」
俺 「いいよ」
妹 「有難う♪」
俺 「・・・・・・(ごめんな、携帯壊したの俺だ)」
俺 「(でも自分で機種変更すると言われなくて良かった)」ホッ
俺 「どうした?」
妹 「携帯壊れた」
俺 「あーこれは直らないな、機種変更して電話番号変えるしかないな」
妹 「そんなお金ないよ、しばらく我慢かなあ」パクッ
俺 「俺が金出してあげるよ」
妹 「え? いいの?」
俺 「いいよ」
妹 「有難う♪」
俺 「・・・・・・(ごめんな、携帯壊したの俺だ)」
俺 「(でも自分で機種変更すると言われなくて良かった)」ホッ
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 22:31:00.80 ID:Cc/thmxA0
-後日
友 「おう、久々に会うな」
俺 「お久しぶりー」
友 「貴様も勉強大変だな」
俺 「うん、でも自分で目指してるとこだから」
友 「なぜあんな難関校選んだんだ?」
俺 「あそこは物理と工学がいいからね」
友 「そうか、お互いがんばろう」
俺 「うん」
---
俺 「ただいまー」
妹 「おかえりー」
俺 「はい、アイス」
妹 「ありがと『いつも済まないねぇ ゲホゲホ』ってね」
俺 「時代劇かよ(笑)」
友 「おう、久々に会うな」
俺 「お久しぶりー」
友 「貴様も勉強大変だな」
俺 「うん、でも自分で目指してるとこだから」
友 「なぜあんな難関校選んだんだ?」
俺 「あそこは物理と工学がいいからね」
友 「そうか、お互いがんばろう」
俺 「うん」
---
俺 「ただいまー」
妹 「おかえりー」
俺 「はい、アイス」
妹 「ありがと『いつも済まないねぇ ゲホゲホ』ってね」
俺 「時代劇かよ(笑)」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 22:35:18.25 ID:Cc/thmxA0
俺 「新しい携帯電話、どう?」
妹 「気に入ったよ、有難う」 ペロ
俺 「なんか変わったことない?」
妹 「うーん、ストーカーっぽい電話がなくなったかな」 ペロ
俺 「そうか」
妹 「電話番号変えたからかなあ」
俺 「まあ、気にしないほうがいい」
妹 「気に入ったよ、有難う」 ペロ
俺 「なんか変わったことない?」
妹 「うーん、ストーカーっぽい電話がなくなったかな」 ペロ
俺 「そうか」
妹 「電話番号変えたからかなあ」
俺 「まあ、気にしないほうがいい」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 22:39:14.88 ID:Cc/thmxA0
俺 「ただいまー」
妹 「おかえりー」
妹 「うーん、私太ったかな プニ」
俺 「おやつ控えよっか?」
妹 「うんにゃ、買って来て」パクッ モグモグ
俺 「俺はお前の財布かよ(笑)。まあいいけど」
妹 「これからもおやつお願いね、お兄ちゃん♪」
俺 「うん、買って来てやるよ」
妹 「ありがと♪」ニコッ
俺 「・・・・・・(これで良いんだよな)」
妹 「おかえりー」
妹 「うーん、私太ったかな プニ」
俺 「おやつ控えよっか?」
妹 「うんにゃ、買って来て」パクッ モグモグ
俺 「俺はお前の財布かよ(笑)。まあいいけど」
妹 「これからもおやつお願いね、お兄ちゃん♪」
俺 「うん、買って来てやるよ」
妹 「ありがと♪」ニコッ
俺 「・・・・・・(これで良いんだよな)」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 22:44:30.53 ID:Cc/thmxA0
俺 「妹の奴、だいぶ体が・・・・・特に胸が丸くなってきたな、見た目が以前と全然違う」
俺 「髪も携帯も瞳の色も変えたし、これで万全か」
俺 「髪も携帯も瞳の色も変えたし、これで万全か」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 22:48:37.61 ID:Cc/thmxA0
2
しばらく後
しばらく後
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 22:54:23.82 ID:Cc/thmxA0
友 「よう、久しぶり」
俺 「お久しぶり」
友 「まさか貴様が本当にハカセになるとはなあ」
俺 「お前の制服も良く似合ってる」
友 「しかし黙って警察を勧めた事、恨むぞ」
俺 「ごめんよ、危険な話に巻き込んで」
俺 「お久しぶり」
友 「まさか貴様が本当にハカセになるとはなあ」
俺 「お前の制服も良く似合ってる」
友 「しかし黙って警察を勧めた事、恨むぞ」
俺 「ごめんよ、危険な話に巻き込んで」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 22:58:54.43 ID:Cc/thmxA0
俺 「ところで、拉致事件の方はどうなってる?」
友 「俺たち警察でも調べているが、奴らの出没点がつかめない」
俺 「そうか」
友 「そのサングラス、分析できたか」
俺 「うん、これは他の世界で作られたものだ」
友 「他の世界?」
友 「奴ら、何の目的でこんな物作ったのだろう」
俺 「良くわからないが、標的を区別するために使ってるらしい」
友 「俺たち警察でも調べているが、奴らの出没点がつかめない」
俺 「そうか」
友 「そのサングラス、分析できたか」
俺 「うん、これは他の世界で作られたものだ」
友 「他の世界?」
友 「奴ら、何の目的でこんな物作ったのだろう」
俺 「良くわからないが、標的を区別するために使ってるらしい」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:04:32.45 ID:Cc/thmxA0
友 「標的? 奴らもサングラスで未来が見えるのか」
俺 「いや、奴らに未来は見えていない」
友 「じゃあ、なぜ貴様だけ未来が見えるんだ?」
俺 「どうやら俺は特異点の近くで育ったから、特殊な体質らしい」
友 「特異点だと? 何所にあるんだ」
俺 「『何所』ではなくて『誰』だよ」
友 「えっ?」
俺 「いや、奴らに未来は見えていない」
友 「じゃあ、なぜ貴様だけ未来が見えるんだ?」
俺 「どうやら俺は特異点の近くで育ったから、特殊な体質らしい」
友 「特異点だと? 何所にあるんだ」
俺 「『何所』ではなくて『誰』だよ」
友 「えっ?」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:09:12.36 ID:Cc/thmxA0
俺 「奴らは特異点を狙ってるに違いない」
友 「なぜ断言できる?」
俺 「このサングラスはね、本来は特異点に反応するんだ」
友 「ふむ」
俺 「サングラス掛けてみて」
友 「貴様にしか効果ないんじゃないのか、これ」
俺 「いいから掛けてみて」
友 「これでいいのか、特に何も変わらないが」カチャ
俺 「ツルを左右に3回捻って、レンズを右回りにタッチしてみて」
友 「そんな事した所で変わる訳は・・・・・・・あっ!」
友 「なぜ断言できる?」
俺 「このサングラスはね、本来は特異点に反応するんだ」
友 「ふむ」
俺 「サングラス掛けてみて」
友 「貴様にしか効果ないんじゃないのか、これ」
俺 「いいから掛けてみて」
友 「これでいいのか、特に何も変わらないが」カチャ
俺 「ツルを左右に3回捻って、レンズを右回りにタッチしてみて」
友 「そんな事した所で変わる訳は・・・・・・・あっ!」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:13:28.15 ID:Cc/thmxA0
友 「なんだこれは! 拉致された人間の写真が光って見える」
俺 「このサングラスは人の姿に反応するんだ」
友 「これは特異点、つまり妹ちゃんの姿に反応してるのか」
俺 「そういうことだ、まあ選択性は良くないけどね」
友 「選択性? 似た子が片っ端から拉致されているのは選択性が悪いからなのか?」
俺 「うん、多分ね」
友 「妹ちゃんは大丈夫なのか?」
俺 「サングラスは以前の姿に反応してるから、今の妹は見つけられない筈だ。とりあえずはね」
友 「以前の姿?」
俺 「うん。以前の妹と今の妹は外観的な姿が違う」
友 「外観的な姿?」
俺 「俺はね、妹の髪と瞳・・・・・・それに体型(特に胸)まで変えてしまった。だから奴らには見つかるまい」
友 「そうか」
俺 「このサングラスは人の姿に反応するんだ」
友 「これは特異点、つまり妹ちゃんの姿に反応してるのか」
俺 「そういうことだ、まあ選択性は良くないけどね」
友 「選択性? 似た子が片っ端から拉致されているのは選択性が悪いからなのか?」
俺 「うん、多分ね」
友 「妹ちゃんは大丈夫なのか?」
俺 「サングラスは以前の姿に反応してるから、今の妹は見つけられない筈だ。とりあえずはね」
友 「以前の姿?」
俺 「うん。以前の妹と今の妹は外観的な姿が違う」
友 「外観的な姿?」
俺 「俺はね、妹の髪と瞳・・・・・・それに体型(特に胸)まで変えてしまった。だから奴らには見つかるまい」
友 「そうか」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:17:23.51 ID:Cc/thmxA0
友 「妹ちゃん本人は知ってるのか」
俺 「知らない」
友 「なぜ教えない」
俺 「もし知ったら、自分の身を奴らに差し出すに違いないから」
友 「そうか・・・・・・子供の頃からそうだったものな」
俺 「知らない」
友 「なぜ教えない」
俺 「もし知ったら、自分の身を奴らに差し出すに違いないから」
友 「そうか・・・・・・子供の頃からそうだったものな」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:21:25.32 ID:Cc/thmxA0
ピロロロ
友 「ん? 電話?」
俺 「どうした?」
友 「また事件だ」
俺 「何っ?」
友 「女の子が拉致された」
俺 「えっ!」
友 「悪りい、続きはまた後でな」
ブロロロ ファンファンファン
友 「ん? 電話?」
俺 「どうした?」
友 「また事件だ」
俺 「何っ?」
友 「女の子が拉致された」
俺 「えっ!」
友 「悪りい、続きはまた後でな」
ブロロロ ファンファンファン
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:25:11.49 ID:Cc/thmxA0
数日後
ピロロロ
俺 「はい俺です」
俺 「・・・・・・やあ、友さん」
俺 「・・・・・・えっ、現行犯で捕らえたって?」
俺 「・・・・・・奴らに会っても良いのか? 俺は民間人だぞ」
俺 「・・・・・・わかったすぐ行く」
ピロロロ
俺 「はい俺です」
俺 「・・・・・・やあ、友さん」
俺 「・・・・・・えっ、現行犯で捕らえたって?」
俺 「・・・・・・奴らに会っても良いのか? 俺は民間人だぞ」
俺 「・・・・・・わかったすぐ行く」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:28:43.08 ID:Cc/thmxA0
俺 「今日は私服刑事なんだね」
友 「こっちが本業だよ(笑)」
俺 「『奴ら』を捕らえたのか」
友 「捕まえた。でもその中では下っ端らしい」
俺 「見た目は人間と変わらないのか」
友 「変わらない。だから普段は人間社会に混れ込んでる」
友 「こっちが本業だよ(笑)」
俺 「『奴ら』を捕らえたのか」
友 「捕まえた。でもその中では下っ端らしい」
俺 「見た目は人間と変わらないのか」
友 「変わらない。だから普段は人間社会に混れ込んでる」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:31:17.59 ID:Cc/thmxA0
友 「まずは『奴』を撮ったビデオ見てくれ」
-- 奴 『畜生、煮るなり焼くなり好きにしやがれ』
友 「・・・・・・こんな感じだ、自暴自棄になっている」
俺 「状況はわかった。それで俺はどうすればいい?」
友 「会って説得してくれ」
-- 奴 『畜生、煮るなり焼くなり好きにしやがれ』
友 「・・・・・・こんな感じだ、自暴自棄になっている」
俺 「状況はわかった。それで俺はどうすればいい?」
友 「会って説得してくれ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:34:35.91 ID:Cc/thmxA0
ガチャッ
俺 「こんにちは」
奴 「あんたが『この世界』の学者さんか」
俺 「まあ、そうとも言える」
奴 「あんたなんかに話すことはねえよ」
俺 「何だか、君は他人に見えない」
奴 「うるさい!」
俺 「君、『特異点』を隠していない?」
奴 「え!」
俺 「君の妹さん、特異点だよね」
奴 「なっ、なぜ僕のイモウトを知ってるんだ?」
俺 「こんにちは」
奴 「あんたが『この世界』の学者さんか」
俺 「まあ、そうとも言える」
奴 「あんたなんかに話すことはねえよ」
俺 「何だか、君は他人に見えない」
奴 「うるさい!」
俺 「君、『特異点』を隠していない?」
奴 「え!」
俺 「君の妹さん、特異点だよね」
奴 「なっ、なぜ僕のイモウトを知ってるんだ?」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:39:59.34 ID:Cc/thmxA0
奴 「うそつけ! 聖王様だって理解しようとしなかったぞ」
俺 「聖王?」
奴 「ああ聖王様だ、未来を見つめ抗う者を罰し臣民を導くお方だ」
俺 「つまり神権政治の支配者か?」
奴 「支配者だとっ!・・・・・・まあ、こちらの世界の野蛮人はそう呼んでるらしいな」
俺 「俺は君たちの支配者の事は俺には分からない」
俺 「でも君のイモウトへの愛情は理解できる」
奴 「うそつけ! イモウトが特異点だった辛さが理解できるもんか!」
俺 「俺は理解できるよ、苦労したんだね」
奴 「うるさい!」
俺 「イモウトを隠し切れなくて、支配者に引き渡したんだよね」
奴 「・・・・・・ううっ」
俺 「聖王?」
奴 「ああ聖王様だ、未来を見つめ抗う者を罰し臣民を導くお方だ」
俺 「つまり神権政治の支配者か?」
奴 「支配者だとっ!・・・・・・まあ、こちらの世界の野蛮人はそう呼んでるらしいな」
俺 「俺は君たちの支配者の事は俺には分からない」
俺 「でも君のイモウトへの愛情は理解できる」
奴 「うそつけ! イモウトが特異点だった辛さが理解できるもんか!」
俺 「俺は理解できるよ、苦労したんだね」
奴 「うるさい!」
俺 「イモウトを隠し切れなくて、支配者に引き渡したんだよね」
奴 「・・・・・・ううっ」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:41:43.45 ID:Cc/thmxA0
------
友 「これから君はどうするつもりだ」
奴 「それは勿論・・・・・聖王様のご命令に従うだけだ」
友 「命令? 何だそれは」
奴 「イモウトがその命をもって貴様らの世界を壊滅させるんだ」
友 「壊滅?」
奴 「そうだ、それでお前達の世界を終わらせてやる」
友 「これから君はどうするつもりだ」
奴 「それは勿論・・・・・聖王様のご命令に従うだけだ」
友 「命令? 何だそれは」
奴 「イモウトがその命をもって貴様らの世界を壊滅させるんだ」
友 「壊滅?」
奴 「そうだ、それでお前達の世界を終わらせてやる」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:44:40.13 ID:Cc/thmxA0
俺 「命をもって滅ぼす? その話、君のイモウトさんは覚悟してるのかい?」
奴 「・・・・・・」
俺 「イモウトさんの命が引き換えなんでしょ?」
奴 「・・・・・・」
俺 「イモウトさんは、聖王の命令で死んじゃうんだよね」
奴 「・・・・・・」
俺 「イモウトさんにも真実を言ってるんだよね」
奴 「・・・・・・」
俺 「イモウトさんも死を覚悟してるんだよね」
奴 「・・・・・・ちくしょうっっっ」
奴 「覚悟なんて・・・・聖王様の命で死ぬ運命だなんて・・・・・そんな真実を言える訳ないだろっ!」
俺 「・・・・・・」
友 「・・・・・・」
奴 「・・・・・・」
俺 「イモウトさんの命が引き換えなんでしょ?」
奴 「・・・・・・」
俺 「イモウトさんは、聖王の命令で死んじゃうんだよね」
奴 「・・・・・・」
俺 「イモウトさんにも真実を言ってるんだよね」
奴 「・・・・・・」
俺 「イモウトさんも死を覚悟してるんだよね」
奴 「・・・・・・ちくしょうっっっ」
奴 「覚悟なんて・・・・聖王様の命で死ぬ運命だなんて・・・・・そんな真実を言える訳ないだろっ!」
俺 「・・・・・・」
友 「・・・・・・」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:48:09.36 ID:Cc/thmxA0
俺 「このサングラス、君のかな?」
奴 「なぜそれを持ってる」
俺 「君のだよね」
奴 「返せこのヤロー」
俺 「うん、返してあげる」ハイッ
奴 「へっ? いいのか?」
俺 「どうした、意外そうな顔して」
奴 「いや、あっさり返してくれた事に驚いただけだ」
俺 「サングラス掛けないのか」
奴 「うるさい、言われなくても掛けるさ」カチャ
俺 「何が見える?」
奴 「あっ!」
奴 「なぜそれを持ってる」
俺 「君のだよね」
奴 「返せこのヤロー」
俺 「うん、返してあげる」ハイッ
奴 「へっ? いいのか?」
俺 「どうした、意外そうな顔して」
奴 「いや、あっさり返してくれた事に驚いただけだ」
俺 「サングラス掛けないのか」
奴 「うるさい、言われなくても掛けるさ」カチャ
俺 「何が見える?」
奴 「あっ!」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:51:39.70 ID:Cc/thmxA0
奴 「あなたは聖王様!!」
俺 「・・・・・・」
奴 「聖王様!・・・・・申し訳ございません」
俺 「・・・・・・」
奴 「次こそ任務成功させます! どうかお許しください」
俺 「・・・・・・」
奴 「私はどうなっても構いません、イモウトだけは助けてください」
俺 「顔を上げてください」
奴 「・・・・・・?」
俺 「俺は聖王じゃありません」
奴 「え?」
俺 「俺は普通の人間です、あなたの世界の聖王ではありません」
奴 「しかし、その姿は聖王様」
俺 「・・・・・・」
奴 「聖王様!・・・・・申し訳ございません」
俺 「・・・・・・」
奴 「次こそ任務成功させます! どうかお許しください」
俺 「・・・・・・」
奴 「私はどうなっても構いません、イモウトだけは助けてください」
俺 「顔を上げてください」
奴 「・・・・・・?」
俺 「俺は聖王じゃありません」
奴 「え?」
俺 「俺は普通の人間です、あなたの世界の聖王ではありません」
奴 「しかし、その姿は聖王様」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:55:24.97 ID:Cc/thmxA0
俺 「サングラスを外してください」
奴 「はい」
俺 「あなたの事、イモウトさんの事、聞かせていただけませんか?」
奴 「はい・・・・・・」
------
友 「どういうことだ? さっぱりわからん」
俺 「どうも奴らの世界じゃ、俺は神権政治の支配者らしい」
友 「貴様が?」
俺 「うん。正確にはその世界にいる別人だけどね」
奴 「はい」
俺 「あなたの事、イモウトさんの事、聞かせていただけませんか?」
奴 「はい・・・・・・」
------
友 「どういうことだ? さっぱりわからん」
俺 「どうも奴らの世界じゃ、俺は神権政治の支配者らしい」
友 「貴様が?」
俺 「うん。正確にはその世界にいる別人だけどね」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/01(金) 23:58:10.97 ID:Cc/thmxA0
俺 「奴さん」
奴 「はい」
俺 「ここは俺に任せてくれませんか?」
奴 「はいっ?」
俺 「俺の妹と奴さんのイモウトを救う案がある」
奴 「本当ですか?」
俺 「うん、だから全部話してくれませんか?」
奴 「はい」
------
友 「奴は全部吐いたよ」
俺 「そうか」
友 「それに『奴』は我々の味方になってくれた。感謝するよ」
俺 「感謝はいらないよ、元凶はあっちの世界の『俺』らしいし」
友 「それで、どうするつもりだ」
俺 「ちょっと妹に電話してくる」
奴 「はい」
俺 「ここは俺に任せてくれませんか?」
奴 「はいっ?」
俺 「俺の妹と奴さんのイモウトを救う案がある」
奴 「本当ですか?」
俺 「うん、だから全部話してくれませんか?」
奴 「はい」
------
友 「奴は全部吐いたよ」
俺 「そうか」
友 「それに『奴』は我々の味方になってくれた。感謝するよ」
俺 「感謝はいらないよ、元凶はあっちの世界の『俺』らしいし」
友 「それで、どうするつもりだ」
俺 「ちょっと妹に電話してくる」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:01:31.35 ID:28PRAiOc0
俺 「ただいまー」
妹 「お帰りー」
俺 「髪切ってきたか」
妹 「うん」
俺 「黒髪も可愛いよ」
妹 「ほんと」ニコッ
俺 「急なお願いで悪かったな」
妹 「いいよ」
俺 「コンタクトは外した?」
妹 「うん」スチャッ
妹 「お帰りー」
俺 「髪切ってきたか」
妹 「うん」
俺 「黒髪も可愛いよ」
妹 「ほんと」ニコッ
俺 「急なお願いで悪かったな」
妹 「いいよ」
俺 「コンタクトは外した?」
妹 「うん」スチャッ
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:04:22.02 ID:28PRAiOc0
俺 「ところでさ」
妹 「なあに?」
俺 「お願いついでにさ、この巫女装束きてくれないかな」
妹 「うん、いいよ」
妹 「どうかな?」クルンッ
俺 「いやー似合ってる似合ってる」
妹 「えへへへっ♪ 可愛いかな?」
俺 「可愛いよ」
俺 「これ持ってみて」
妹 「神剣ね」
俺 「うん」
妹 「なあに?」
俺 「お願いついでにさ、この巫女装束きてくれないかな」
妹 「うん、いいよ」
妹 「どうかな?」クルンッ
俺 「いやー似合ってる似合ってる」
妹 「えへへへっ♪ 可愛いかな?」
俺 「可愛いよ」
俺 「これ持ってみて」
妹 「神剣ね」
俺 「うん」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:07:24.37 ID:28PRAiOc0
妹 「じゃあ、友さんの所に行きましょ」
俺 「えっ?」
妹 「友さんの居る○×警察に行くんでしょ?」
俺 「そのつもりだけど・・・・・俺、まだ行き先言ってないよね」
妹 「うん」
俺 「なぜ分かった?」
妹 「うふふふっ♪」
俺 「えっ?」
妹 「友さんの居る○×警察に行くんでしょ?」
俺 「そのつもりだけど・・・・・俺、まだ行き先言ってないよね」
妹 「うん」
俺 「なぜ分かった?」
妹 「うふふふっ♪」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:11:26.06 ID:28PRAiOc0
俺 「妹を連れてきたぞー」
妹 「友さん、お久しぶり」
友 「おっ、おひさしぶり」ドキッ
妹 「友さん、お久しぶり」
友 「おっ、おひさしぶり」ドキッ
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:15:27.29 ID:28PRAiOc0
俺 「じゃあ、計画を話すぞ」
友 「・・・・・・(巫女服の襟から見える が)」ジーッ
俺 「まずは奴くんに説明して」
友 「・・・・・・(しばらく見ない間に)」ジーッ
俺 「それで向こうの世界に行って」
友 「・・・・・・(すごい肉感的な だ)」ジーッ
俺 「それで向こうの」
俺 「友? ちゃんと聞いてる?」
友 「・・・・・・えっ? いやっ、そのっ、あははは。妹ちゃん成長したなぁって」アセッ
俺 「妹の胸を見てニヤつくなよ」
妹 「友さんの●●●ぃ」
友 「いやすまん」
妹 「・・・・・・(えへへ、胸は自慢なんだけどね)」
友 「・・・・・・(妹ちゃん、可愛くなったなあ)」
友 「・・・・・・(巫女服の襟から見える が)」ジーッ
俺 「まずは奴くんに説明して」
友 「・・・・・・(しばらく見ない間に)」ジーッ
俺 「それで向こうの世界に行って」
友 「・・・・・・(すごい肉感的な だ)」ジーッ
俺 「それで向こうの」
俺 「友? ちゃんと聞いてる?」
友 「・・・・・・えっ? いやっ、そのっ、あははは。妹ちゃん成長したなぁって」アセッ
俺 「妹の胸を見てニヤつくなよ」
妹 「友さんの●●●ぃ」
友 「いやすまん」
妹 「・・・・・・(えへへ、胸は自慢なんだけどね)」
友 「・・・・・・(妹ちゃん、可愛くなったなあ)」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:19:50.79 ID:28PRAiOc0
友 「奴を連れてきた」
妹 「奴さん、はじめまして」
奴 「イモウト! なんでここにっ!」
妹 「えっ?」
奴 「イモウトォォー、会いたかったよう」ダキッ
妹 「えっ、えええぇぇっ!」ハナシテ
奴 「無理やり『巫女様』なんかにさせられて、さぞかし辛かっただろ」ギュッ
友 「ミコサマ・・・・・?」
奴 「イモウトさえ救えない、弱い人間でごめんよぉぉぉ!」ギュギュッ
妹 「・・・・・・」ジタバタ
奴 「苦労させてごめんよ、●もこんなに腫れてしまって」
妹 「巨 で悪かったわね(怒)」バチーン!
奴 「痛たっ」
妹 「奴さん、はじめまして」
奴 「イモウト! なんでここにっ!」
妹 「えっ?」
奴 「イモウトォォー、会いたかったよう」ダキッ
妹 「えっ、えええぇぇっ!」ハナシテ
奴 「無理やり『巫女様』なんかにさせられて、さぞかし辛かっただろ」ギュッ
友 「ミコサマ・・・・・?」
奴 「イモウトさえ救えない、弱い人間でごめんよぉぉぉ!」ギュギュッ
妹 「・・・・・・」ジタバタ
奴 「苦労させてごめんよ、●もこんなに腫れてしまって」
妹 「巨 で悪かったわね(怒)」バチーン!
奴 「痛たっ」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:23:26.88 ID:28PRAiOc0
俺 「奴さん」
奴 「はい」
俺 「この子は俺の妹だ、君のイモウトではない」
奴 「そうか、こちらの世界の人か」ガッカリ
俺 「さっき言ったよね、イモウトさんを救う話を」
奴 「聞いた、だから俺さんに協力するよ」
俺 「ありがとう、よろしくね」
奴 「はい」
俺 「この子は俺の妹だ、君のイモウトではない」
奴 「そうか、こちらの世界の人か」ガッカリ
俺 「さっき言ったよね、イモウトさんを救う話を」
奴 「聞いた、だから俺さんに協力するよ」
俺 「ありがとう、よろしくね」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:26:15.52 ID:28PRAiOc0
俺 「じゃあ、計画を話すよ」
友 「ああ」
俺 「先ずは奴くんの車に妹、友、そして俺が乗る」
友・妹・奴 「うん」
俺 「そして、奴くんの車で向こうの世界に乗り込む」
友・妹・奴 「フムフム」
俺 「そして聖王、つまり向こうの『俺』を説得する」
俺 「俺と同じなら聖王はきっと・・・・・
バンバン タタタッッ!
俺・友・妹・奴 「えっ!」
友 「ああ」
俺 「先ずは奴くんの車に妹、友、そして俺が乗る」
友・妹・奴 「うん」
俺 「そして、奴くんの車で向こうの世界に乗り込む」
友・妹・奴 「フムフム」
俺 「そして聖王、つまり向こうの『俺』を説得する」
俺 「俺と同じなら聖王はきっと・・・・・
バンバン タタタッッ!
俺・友・妹・奴 「えっ!」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:28:30.70 ID:28PRAiOc0
ビーッビーッ
友 「街が攻撃された!」
俺 「えっ?」
友 「先を越されたらしい。一旦逃げて後で立直そう」
俺 「えっ?」
友 「とにかく急げ!」
友 「畜生、警察車両全てが破壊されてる」
俺 「どうする」
奴 「私の車で逃げましょう」
友 「街が攻撃された!」
俺 「えっ?」
友 「先を越されたらしい。一旦逃げて後で立直そう」
俺 「えっ?」
友 「とにかく急げ!」
友 「畜生、警察車両全てが破壊されてる」
俺 「どうする」
奴 「私の車で逃げましょう」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:32:48.47 ID:28PRAiOc0
妹 「なんとか家に着いたわね」
友 「ともかく情報だ」
俺 「テレビつけよう」
テレビ 『我々は異世界人だ、おまえたちの世界を征服する』
俺 「『異世界人』?」
友 「いよいよ正体を現しやがったな」
妹 「それが『奴ら』なの?」
友 「ところでテレビに映っているのは何者だ? これが聖王か?」
奴 「この方は我々の将軍様です」
友・俺 「将軍?」
奴 「はい、皆その命令で動いています」
俺 「奴君も将軍の命令で動いてたのか?」
奴 「はい」
俺 「それはおかしいな」
友 「ともかく情報だ」
俺 「テレビつけよう」
テレビ 『我々は異世界人だ、おまえたちの世界を征服する』
俺 「『異世界人』?」
友 「いよいよ正体を現しやがったな」
妹 「それが『奴ら』なの?」
友 「ところでテレビに映っているのは何者だ? これが聖王か?」
奴 「この方は我々の将軍様です」
友・俺 「将軍?」
奴 「はい、皆その命令で動いています」
俺 「奴君も将軍の命令で動いてたのか?」
奴 「はい」
俺 「それはおかしいな」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:37:29.69 ID:28PRAiOc0
俺 「奴さん、聖王からの直接命令はないのですか?」
奴 「ありません」
俺 「では聖王からの命令は誰から聞くのですか」
奴 「将軍様です。聖王様の御言葉は、常に将軍様が発表されます」
友 「・・・・・・」
------
俺 「聖王の顔を見たことありますか」
奴 「いいえ、聖王様にお会いになられるのは、巫女と将軍様しか許されていません」
俺 「巫女って君の妹さんですよね」
奴 「はい、イモウトは巫女にされて・・・・・・」
俺 「妹さんの顔は皆知ってるの?」
奴 「はい、いつもテレビに出・・・・・・・無理やり出されています。元々大人しい子なのに。可哀想に無理やり微笑んで」ウゥッ
俺 「そうですか」
奴 「ありません」
俺 「では聖王からの命令は誰から聞くのですか」
奴 「将軍様です。聖王様の御言葉は、常に将軍様が発表されます」
友 「・・・・・・」
------
俺 「聖王の顔を見たことありますか」
奴 「いいえ、聖王様にお会いになられるのは、巫女と将軍様しか許されていません」
俺 「巫女って君の妹さんですよね」
奴 「はい、イモウトは巫女にされて・・・・・・」
俺 「妹さんの顔は皆知ってるの?」
奴 「はい、いつもテレビに出・・・・・・・無理やり出されています。元々大人しい子なのに。可哀想に無理やり微笑んで」ウゥッ
俺 「そうですか」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:39:52.73 ID:28PRAiOc0
ピリリリ,ピリリリ
友 「クソっ、無線も携帯も遮断されている」
俺 「そうか」
友 「この家が異世界人に見つかるのも時間の問題だ。どうする?」
俺 「計画通りに行こう」
友 「え?」
俺 「将軍がこちらの世界に来ている間に、俺たちが異世界に行くんだよ」
友 「なるほど」
友 「クソっ、無線も携帯も遮断されている」
俺 「そうか」
友 「この家が異世界人に見つかるのも時間の問題だ。どうする?」
俺 「計画通りに行こう」
友 「え?」
俺 「将軍がこちらの世界に来ている間に、俺たちが異世界に行くんだよ」
友 「なるほど」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:42:54.96 ID:28PRAiOc0
俺 「友、武器はある?」
友 「拳銃がある」
俺 「妹、神剣持った?」
妹 「持ったわ」
俺 「奴さん、服着替えた?」
奴 「うーん、脚がスースーする」
友 「拳銃がある」
俺 「妹、神剣持った?」
妹 「持ったわ」
俺 「奴さん、服着替えた?」
奴 「うーん、脚がスースーする」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:47:08.57 ID:28PRAiOc0
俺 「元の服じゃバレるからね、妹のお古で我慢してください」
奴 「うーん」
友 「女の子はスカートじゃなきゃ駄目だろ」キリッ
奴 「でも僕、今まで男として育てられてきたから恥ずかしいよ」
奴 「それに僕、こんな牛みたいに でかくないよ」
妹 「誰が牛ですって!(怒) ちょっとこっちに来なさい」ガシッ ズルズル
奴 「助けてぇぇぇーーーっ」ズルズル
友 「妹さん強いな」
俺 「作戦会議続けよう」
友 「貴様も冷静だな」
奴 「うーん」
友 「女の子はスカートじゃなきゃ駄目だろ」キリッ
奴 「でも僕、今まで男として育てられてきたから恥ずかしいよ」
奴 「それに僕、こんな牛みたいに でかくないよ」
妹 「誰が牛ですって!(怒) ちょっとこっちに来なさい」ガシッ ズルズル
奴 「助けてぇぇぇーーーっ」ズルズル
友 「妹さん強いな」
俺 「作戦会議続けよう」
友 「貴様も冷静だな」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:50:12.92 ID:28PRAiOc0
妹 「ムカついたんで奴さんにゴス○リ着せてみました」キリッ
妹 「ついでにお気に入りのウィッグしてやりましたっ!」ムフーッ
奴 「ふぇぇぇぇん」
友 「奴くん、長髪も結構似合うよ」
奴 「そうかな」ポッ
妹 「ついでにお気に入りのウィッグしてやりましたっ!」ムフーッ
奴 「ふぇぇぇぇん」
友 「奴くん、長髪も結構似合うよ」
奴 「そうかな」ポッ
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:53:42.18 ID:28PRAiOc0
友 「どうやって異世界に行くんだ?」
俺 「奴君の車で行く」
友 「分かった」
俺 「奴君、車頼む」
奴 「うん、この服可愛いね♪」クルリン
友 「こいつ順応早いな」
俺 「じゃあ出ましょう」
俺 「奴君の車で行く」
友 「分かった」
俺 「奴君、車頼む」
奴 「うん、この服可愛いね♪」クルリン
友 「こいつ順応早いな」
俺 「じゃあ出ましょう」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 00:56:44.42 ID:28PRAiOc0
ブロロロロッッ
.
-
--
- -
- - -
- - - -
- - -< ・ >- - -
- - - - -< < ○ > >- - - - -
ピ カ ッ ! !
.
-
--
- -
- - -
- - - -
- - -< ・ >- - -
- - - - -< < ○ > >- - - - -
ピ カ ッ ! !
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 01:02:23.29 ID:28PRAiOc0
友 「ここが異世界か?」
俺 「俺たちの世界と変わらないな」
俺 「俺たちの世界と変わらないな」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 01:05:47.09 ID:28PRAiOc0
奴 「ここが聖王様の社よ」
俺 「守衛が立ってるぞ」
友 「入れるか?」
俺 「守衛が立ってるぞ」
友 「入れるか?」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 01:09:24.16 ID:28PRAiOc0
守衛 「何の用だ」
友 「ここを通させてもらう」
守衛 「将軍の許可がない人間は通せぬ」
友 「警察官でも駄目か」
守衛 「駄目だ」
妹 「守衛さん、『私の顔』をお忘れかしら?」
守衛 「はっ、これは巫女様!」
妹 「入っていいかしら」
守衛 「申し訳ありません!」
妹 「お顔を上げなさい」
守衛 「はっ!」
俺 「じゃあ入ろう」
友 「ここを通させてもらう」
守衛 「将軍の許可がない人間は通せぬ」
友 「警察官でも駄目か」
守衛 「駄目だ」
妹 「守衛さん、『私の顔』をお忘れかしら?」
守衛 「はっ、これは巫女様!」
妹 「入っていいかしら」
守衛 「申し訳ありません!」
妹 「お顔を上げなさい」
守衛 「はっ!」
俺 「じゃあ入ろう」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 01:15:59.12 ID:28PRAiOc0
俺 「うまく守衛を騙せたな」
友 「ふぅ、ばれるかと思った」
妹 「巫女装束着て良かったね」
友 「しかし広いな、何所に行くべきだろう」
俺 「とりあえず、一番大きな建物に入ってみよう」
友 「奥のあれか」
俺 「うん」
友 「ふぅ、ばれるかと思った」
妹 「巫女装束着て良かったね」
友 「しかし広いな、何所に行くべきだろう」
俺 「とりあえず、一番大きな建物に入ってみよう」
友 「奥のあれか」
俺 「うん」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 01:21:59.04 ID:28PRAiOc0
友 「建物は大きいが」
妹 「薄暗いね」
俺 「クモの巣が張ってる」
奴 「聖王様の社がこんなに荒れ果てていたなんて・・・・・・」
友 「これじゃあ社でも宮殿でもない、何と言うか」
俺 「幽閉されてるって感じだな」
奴 「聖王様・・・・・・」
妹 「薄暗いね」
俺 「クモの巣が張ってる」
奴 「聖王様の社がこんなに荒れ果てていたなんて・・・・・・」
友 「これじゃあ社でも宮殿でもない、何と言うか」
俺 「幽閉されてるって感じだな」
奴 「聖王様・・・・・・」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 01:26:11.59 ID:28PRAiOc0
友 「危ない!」
俺 「どうした? 只の扉じゃないか」
友 「逃げろ!」
俺 「え?」
友 「下がれ、それは扉じゃない!」
ゴゴゴッ
.__
ヽ|・∀・|ノ
|__|
| |
俺 「何だこれは」
俺 「どうした? 只の扉じゃないか」
友 「逃げろ!」
俺 「え?」
友 「下がれ、それは扉じゃない!」
ゴゴゴッ
.__
ヽ|・∀・|ノ
|__|
| |
俺 「何だこれは」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 01:31:13.73 ID:28PRAiOc0
友 「パンパンパン」
俺 「穴が開いただけじゃないか、全然効いてない」
ゴゴゴッ
.__
ヽ|・∀・|ノ
|・・ ・_|
| |
. 図図
友 「畜生、図に乗ってやがる」
俺 「こっちに来るぞ!」
俺 「穴が開いただけじゃないか、全然効いてない」
ゴゴゴッ
.__
ヽ|・∀・|ノ
|・・ ・_|
| |
. 図図
友 「畜生、図に乗ってやがる」
俺 「こっちに来るぞ!」
73: >>70 ごめん 2012/06/02(土) 01:34:12.02 ID:28PRAiOc0
友 「えーい」パンパンパン
i~'~~|
|__|
友 「ふう、危なかったぜ」
俺 「危うく押し潰される所だったな」
奴 「おや?」
i~'~~|
|__|
友 「ふう、危なかったぜ」
俺 「危うく押し潰される所だったな」
奴 「おや?」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 01:39:34.40 ID:28PRAiOc0
俺 「どうした?」
奴 「この扉、聖王様の印があります」
友 「大きい扉だな」
俺 「開けてみよう」ガチャガチャ
俺 「だめだ、鍵が掛かってる」
友 「体当たりするからちょっと下がって」
俺 「うん」
友 「せーのっ、ドカッッ!」
友 「よし、鍵が開いたぞ」
奴 「この扉、聖王様の印があります」
友 「大きい扉だな」
俺 「開けてみよう」ガチャガチャ
俺 「だめだ、鍵が掛かってる」
友 「体当たりするからちょっと下がって」
俺 「うん」
友 「せーのっ、ドカッッ!」
友 「よし、鍵が開いたぞ」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 01:44:15.26 ID:28PRAiOc0
ギギーッ
俺 「奥に”妹”が立ってる」
友 「妹さんによく似てるな。少々胸が足りないが」
妹 「あれが奴さんのイモウトかな」
奴 「イモウトーッ」
俺 「奥に”妹”が立ってる」
友 「妹さんによく似てるな。少々胸が足りないが」
妹 「あれが奴さんのイモウトかな」
奴 「イモウトーッ」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 01:48:12.47 ID:28PRAiOc0
奴 「イモウトーッ 会いたかったよー!」タッタッタッ
イ 「バシュッ!」
奴 「え? あっ」
イ 「バシュッ!バシュッ!」
奴 「うぁっ」バタッ
俺 「なんだ、今の稲妻は」
妹 「奴さん、大丈夫?」
奴 「ううっ・・・」ハァハァ
友 「ひどい怪我だ」
奴 「ううっ。イモウトうぅ、私はお姉ちゃ」ゴホッ
友 「喋るな!」
奴 「・・・・・・」
イ 「バシュッ!」
奴 「え? あっ」
イ 「バシュッ!バシュッ!」
奴 「うぁっ」バタッ
俺 「なんだ、今の稲妻は」
妹 「奴さん、大丈夫?」
奴 「ううっ・・・」ハァハァ
友 「ひどい怪我だ」
奴 「ううっ。イモウトうぅ、私はお姉ちゃ」ゴホッ
友 「喋るな!」
奴 「・・・・・・」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 01:50:56.85 ID:28PRAiOc0
妹 「イモウトさん、奴さんに何するの!」
イ 「イヒヒヒヒ」
妹 「奴さんはあなたのお姉さんでしょ」
イ 「だからどうした」
妹 「そんな、イモウトさん!」
イ 「イヒヒヒヒ」
妹 「奴さんはあなたのお姉さんでしょ」
イ 「だからどうした」
妹 「そんな、イモウトさん!」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 01:57:17.02 ID:28PRAiOc0
友 「妹ちゃん、そいつは危険だ。近づくな」
妹 「!」
友 「パンパン」
イ 「イヒヒヒヒ たかが拳銃で倒せると思うのか」
友 「くそ、全然効いてない」
イ 「バシュッ!バシュッ!」
友「うっ・・・・・・」
俺 「また稲妻かっ」
イ 「聖王様には誰も手を触れちゃ駄目なの」
イ 「聖王様は私が守るの」
イ 「イヒヒヒヒッ」
妹 「!」
友 「パンパン」
イ 「イヒヒヒヒ たかが拳銃で倒せると思うのか」
友 「くそ、全然効いてない」
イ 「バシュッ!バシュッ!」
友「うっ・・・・・・」
俺 「また稲妻かっ」
イ 「聖王様には誰も手を触れちゃ駄目なの」
イ 「聖王様は私が守るの」
イ 「イヒヒヒヒッ」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 02:01:51.91 ID:28PRAiOc0
妹 「友さん、しっかりして」
友 「ううっ・・・」
妹 「友さん!」
友 「妹ちゃん」ゼイゼイ
妹 「なあに」
友 「・・・妹ちゃんの前で」ゼイゼイ
妹 「私?」
友 「・・・・・・・活躍したかったな、もう少し格好良く」クテッ
妹 「友さぁぁん」
友 「ううっ・・・」
妹 「友さん!」
友 「妹ちゃん」ゼイゼイ
妹 「なあに」
友 「・・・妹ちゃんの前で」ゼイゼイ
妹 「私?」
友 「・・・・・・・活躍したかったな、もう少し格好良く」クテッ
妹 「友さぁぁん」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 02:07:37.06 ID:28PRAiOc0
妹 「イモウトさん、あなたって人は!」
妹 「畜生! やっつけてやる」
妹 「シャキーン」
俺 「おい、やめろ」
妹 「兄ちゃん止めないで」
俺 「無駄だ、その神剣には刃がない」
妹 「だってぇ」
俺 「物理力のない剣では勝てない」
妹 「・・・・・」ウワーン
イ 「イヒヒヒヒ 次はおまえか」
妹 「畜生! やっつけてやる」
妹 「シャキーン」
俺 「おい、やめろ」
妹 「兄ちゃん止めないで」
俺 「無駄だ、その神剣には刃がない」
妹 「だってぇ」
俺 「物理力のない剣では勝てない」
妹 「・・・・・」ウワーン
イ 「イヒヒヒヒ 次はおまえか」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 02:10:28.43 ID:28PRAiOc0
俺 「なんかおかしい」
俺 「イモウトはなぜ俺に攻撃しないのだ?」
俺 「もしかして」
俺 「試してみよう
俺 「イモウトはなぜ俺に攻撃しないのだ?」
俺 「もしかして」
俺 「試してみよう
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 02:15:56.78 ID:28PRAiOc0
俺 「おい、イモウト! 俺の声がわかるか!」
イ 「はっ!」
俺 「イモウト!」
イ 「聖王さま・・・・」
イ 「その声は聖王様ですね」
俺 「ああ聖王だ」
イ 「聖王さま、お慕い申していました」
俺 「ごめんよ、待たせたな」
イ 「聖王様」
イ 「はっ!」
俺 「イモウト!」
イ 「聖王さま・・・・」
イ 「その声は聖王様ですね」
俺 「ああ聖王だ」
イ 「聖王さま、お慕い申していました」
俺 「ごめんよ、待たせたな」
イ 「聖王様」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 02:20:02.84 ID:28PRAiOc0
俺 「ここは暗いな、外に出よう」
イ 「ここは暗いのですか?」
俺 「とても暗いよ。分からないか?」
イ 「申し訳ありません」
俺 「・・・・・・(やはり目が見えないのか)」
イ 「ここは暗いのですか?」
俺 「とても暗いよ。分からないか?」
イ 「申し訳ありません」
俺 「・・・・・・(やはり目が見えないのか)」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 02:26:06.67 ID:28PRAiOc0
俺 「イモウト、俺と一緒に外に出よう」
イ 「聖王様、外に出たら将軍に怒られます」
俺 「将軍に?」
イ 「はい」
俺 「将軍なんかどうでも良いじゃないか」
イ 「将軍は恩人ですから、命令に逆らうのはいけません」
俺 「恩人?」
イ 「私と聖王さまが病に倒れそうになったとき、この薬をくれたのは将軍ではありませんか」
俺 「この薬? なんだこのカプセルは!」
イ 「私たちはこの薬で助かったのですよ、聖王様はお忘れですか?」
俺 「・・・・・・(このカプセルは致死性の麻薬じゃないか、飲み続けたら失明してしまう)」
イ 「どうかされました?」
俺 「イモウト、ちょっとここで待っててくれないか」
イ 「はい」
イ 「聖王様、外に出たら将軍に怒られます」
俺 「将軍に?」
イ 「はい」
俺 「将軍なんかどうでも良いじゃないか」
イ 「将軍は恩人ですから、命令に逆らうのはいけません」
俺 「恩人?」
イ 「私と聖王さまが病に倒れそうになったとき、この薬をくれたのは将軍ではありませんか」
俺 「この薬? なんだこのカプセルは!」
イ 「私たちはこの薬で助かったのですよ、聖王様はお忘れですか?」
俺 「・・・・・・(このカプセルは致死性の麻薬じゃないか、飲み続けたら失明してしまう)」
イ 「どうかされました?」
俺 「イモウト、ちょっとここで待っててくれないか」
イ 「はい」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 02:29:58.17 ID:28PRAiOc0
妹 「・・・・・・兄ちゃん」
俺 「外で話そう」
妹 「うん」
----
俺 「謎が解けたよ」
妹 「どういう事?」
俺 「原因は俺たち兄妹だったんだ」
妹 「えっ?」
俺 「外で話そう」
妹 「うん」
----
俺 「謎が解けたよ」
妹 「どういう事?」
俺 「原因は俺たち兄妹だったんだ」
妹 「えっ?」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 02:34:33.82 ID:28PRAiOc0
俺 「俺さ、未来が見えるんだ」
妹 「・・・・・・」
俺 「その能力の源泉は妹、つまり君なんだ」
妹 「うん、知ってるよ」
俺 「えっ?」
妹 「ずーっと前から知ってるよ」
俺 「そうか」
妹 「・・・・・・」
俺 「その能力の源泉は妹、つまり君なんだ」
妹 「うん、知ってるよ」
俺 「えっ?」
妹 「ずーっと前から知ってるよ」
俺 「そうか」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 02:40:02.56 ID:28PRAiOc0
俺 「ここから先は想像だけど」
妹 「話して」
俺 「こっちの世界のイモウトは君よりも強力な特異点だったみたいだ」
妹 「そうね、私は稲妻なんで出せないし」
俺 「だから聖王とやらに目をつけられた」
妹 「うん」
俺 「聖王はイモウトの力を使って未来を透視し、予言者になった」
妹 「それが独裁者の始まりってこと?」
俺 「いや、真の独裁者は将軍さ」
妹 「どういうこと?」
俺 「将軍が聖王とイモウトを麻薬付けにして影から操った・・・・・そして薬で廃人同様にしてしまった」
妹 「という事は、私は・・・・・」
俺 「イモウトが駄目になったから、君を拉致して替わりにしようとしてる」
妹 「・・・・・・」
俺 「妙な力さえ俺達に無ければ、異世界の連中は来なかっただろうな。きっと」
妹 「話して」
俺 「こっちの世界のイモウトは君よりも強力な特異点だったみたいだ」
妹 「そうね、私は稲妻なんで出せないし」
俺 「だから聖王とやらに目をつけられた」
妹 「うん」
俺 「聖王はイモウトの力を使って未来を透視し、予言者になった」
妹 「それが独裁者の始まりってこと?」
俺 「いや、真の独裁者は将軍さ」
妹 「どういうこと?」
俺 「将軍が聖王とイモウトを麻薬付けにして影から操った・・・・・そして薬で廃人同様にしてしまった」
妹 「という事は、私は・・・・・」
俺 「イモウトが駄目になったから、君を拉致して替わりにしようとしてる」
妹 「・・・・・・」
俺 「妙な力さえ俺達に無ければ、異世界の連中は来なかっただろうな。きっと」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 02:45:26.85 ID:28PRAiOc0
俺 「あーあ、もう駄目だ。実権が将軍にあるんじゃイモウトを説得しても無駄だな」
妹 「・・・兄ちゃん」
妹 「そういえば聖王はどうなったのかしら?」
俺 「さあね。あのカプセルを飲まされてたから既に死んでんじゃないか?」
妹 「・・・兄ちゃん」
妹 「そういえば聖王はどうなったのかしら?」
俺 「さあね。あのカプセルを飲まされてたから既に死んでんじゃないか?」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 02:49:39.22 ID:28PRAiOc0
妹 「これからどうするの?」
俺 「どうするって?」
妹 「奴さんも友さんも居ないんじゃ、元の世界に帰れないし」
俺 「・・・・・・」
妹 「かといってここに居てもいずれ将軍に捕まる」
俺 「・・・・・・」
妹 「でも帰りたいよ」
俺 「どうするって?」
妹 「奴さんも友さんも居ないんじゃ、元の世界に帰れないし」
俺 「・・・・・・」
妹 「かといってここに居てもいずれ将軍に捕まる」
俺 「・・・・・・」
妹 「でも帰りたいよ」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 02:58:41.80 ID:28PRAiOc0
俺 「元の世界は諦めよう」
妹 「え?」
俺 「今頃は火の海さ、将軍が戦争はじめるから」
妹 「そんなっ!」
俺 「俺が >>11 >>14 で見たニュースがそれなんだ」
妹 「・・・・・・」
妹 「え?」
俺 「今頃は火の海さ、将軍が戦争はじめるから」
妹 「そんなっ!」
俺 「俺が >>11 >>14 で見たニュースがそれなんだ」
妹 「・・・・・・」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 03:03:51.03 ID:28PRAiOc0
俺 「結局失敗か」
妹 「・・・」
俺 「俺、頑張ったんだけどな」
妹 「・・・・・・」
俺 「未来を変えようなんて、所詮無理だったんだよな」
妹 「・・・・・・・・・」
妹 「・・・」
俺 「俺、頑張ったんだけどな」
妹 「・・・・・・」
俺 「未来を変えようなんて、所詮無理だったんだよな」
妹 「・・・・・・・・・」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 03:09:59.49 ID:28PRAiOc0
俺 「ごめんな、妹」
妹 「どうしたの、なぜ謝るの?」
俺 「実はな、お前の見た目を改造したんだ」
妹 「改造って?」
俺 「ほら、髪染めさせたりカラコンさせたり」
妹 「・・・・・・」
俺 「スリム体型を巨 にさせて」
妹 「なあんだ、そんなこと最初から分かってたよ」
俺 「えっ」
妹 「私を異世界人から隠すためにしたんでしょ」
俺 「分かってたのか」
妹 「うん」
妹 「どうしたの、なぜ謝るの?」
俺 「実はな、お前の見た目を改造したんだ」
妹 「改造って?」
俺 「ほら、髪染めさせたりカラコンさせたり」
妹 「・・・・・・」
俺 「スリム体型を巨 にさせて」
妹 「なあんだ、そんなこと最初から分かってたよ」
俺 「えっ」
妹 「私を異世界人から隠すためにしたんでしょ」
俺 「分かってたのか」
妹 「うん」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 03:15:52.60 ID:28PRAiOc0
俺 「あはははっ」
俺 「もうどうでもいいや」
俺 「さてと、諦めて守衛さんに捕まりに行きますか」テクテク
妹 「兄ちゃん待って!」
俺 「もうどうでもいいや」
俺 「さてと、諦めて守衛さんに捕まりに行きますか」テクテク
妹 「兄ちゃん待って!」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 03:21:13.08 ID:28PRAiOc0
妹 「お兄ちゃん」
俺 「なに?」
妹 「キスしよ♪」
俺 「そうだな」
妹 「最初で最後のキスね」ニッコリ
妹 「んー背が届かない」ピョンピョン
俺 「しょうがないなぁ、ちょっと屈むよ」
妹 「うん」
俺 「なに?」
妹 「キスしよ♪」
俺 「そうだな」
妹 「最初で最後のキスね」ニッコリ
妹 「んー背が届かない」ピョンピョン
俺 「しょうがないなぁ、ちょっと屈むよ」
妹 「うん」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 03:32:30.28 ID:28PRAiOc0
俺・妹 「チュッ」
.
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 03:36:08.64 ID:28PRAiOc0
ポロッ
俺 「あっ」
妹 「どうしたの」
俺 「屈んだらサングラス落とした」
俺 「そう言えば、このサングラスが事の始まりだったんだよなぁ(苦笑)」
妹 「掛けてみなよ、折角だから(笑)」
俺 「そうだな、この格好で捕まるのも悪くない」カチャッ
俺 「ん?」
妹 「どうしたの?」
俺 「あれっ、そうか!」
俺 「あっ」
妹 「どうしたの」
俺 「屈んだらサングラス落とした」
俺 「そう言えば、このサングラスが事の始まりだったんだよなぁ(苦笑)」
妹 「掛けてみなよ、折角だから(笑)」
俺 「そうだな、この格好で捕まるのも悪くない」カチャッ
俺 「ん?」
妹 「どうしたの?」
俺 「あれっ、そうか!」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 03:43:56.63 ID:28PRAiOc0
妹 「どうしたの? 急に黙り込んで」
俺 「神剣持ってる?」
妹 「うん」
俺 「イモウトの所に戻ろうっ!」
俺 「神剣持ってる?」
妹 「うん」
俺 「イモウトの所に戻ろうっ!」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 03:51:15.63 ID:28PRAiOc0
俺 <俺の能力、単に未来を見るだけでは無かったのか!>
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 03:56:26.21 ID:28PRAiOc0
俺 「皆を救う方法がある」
妹 「ほんと!」
俺 「本当だ」
---
俺 「イモウトさん」
イ 「はい」
俺 「俺に力を貸してくれないかな」
イ 「聖王さまの為なら、何でも」
妹 「ほんと!」
俺 「本当だ」
---
俺 「イモウトさん」
イ 「はい」
俺 「俺に力を貸してくれないかな」
イ 「聖王さまの為なら、何でも」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 03:59:13.17 ID:28PRAiOc0
俺 「神剣は準備できてる?」
妹 「うん」
俺 「イモウトさん、大分電撃使ったけどスタミナは残ってる?」
イ 「はい」
妹 「うん」
俺 「イモウトさん、大分電撃使ったけどスタミナは残ってる?」
イ 「はい」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 04:07:05.35 ID:28PRAiOc0
俺 「じゃあ、さっき話した計画をおさらいするね」
イ 「はい」
妹 「うん」
俺 「イモウトさんの力を使って、俺が時間を呼び寄せる」
イ 「はい」
俺 「妹は俺が合図したら、神剣を振り下ろせ」
妹 「うん」
俺 「そして時間の切断面に飛び込め、いいねっ!」
妹・イ 「はいっ!」
俺 「じゃあはじめよう!」カチッ
ゴゴゴゴ
イ 「はい」
妹 「うん」
俺 「イモウトさんの力を使って、俺が時間を呼び寄せる」
イ 「はい」
俺 「妹は俺が合図したら、神剣を振り下ろせ」
妹 「うん」
俺 「そして時間の切断面に飛び込め、いいねっ!」
妹・イ 「はいっ!」
俺 「じゃあはじめよう!」カチッ
ゴゴゴゴ
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 04:12:45.11 ID:28PRAiOc0
妹 「あっ、時間が渦を巻いてる!」
ゴゴゴーーー!
イ 「聖王様!」
妹 「竜巻みたい!」
俺 「来たぞっ!」
ゴゴゴーーー!
イ 「聖王様!」
妹 「竜巻みたい!」
俺 「来たぞっ!」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 04:17:52.58 ID:28PRAiOc0
-
---
-----
2012
2011
2010
2009
2008
20xx
20xx
20xxx
xxxx
xxxx
xxx
xx
x
x
x
・
○
俺 「3・2・1 今だっ!」
妹 「バシッ!」
---
-----
2012
2011
2010
2009
2008
20xx
20xx
20xxx
xxxx
xxxx
xxx
xx
x
x
x
・
○
俺 「3・2・1 今だっ!」
妹 「バシッ!」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 04:19:09.41 ID:28PRAiOc0
3
俺 「二つの特異点が融合したな」
俺 「綺麗だ、渦巻いてる」
俺 「まるで銀河みたいだ」
俺 「新しい世界だ」
俺 「そろそろ切断めんを閉じよう」
俺 「ぐぐぐっ、うーんかたい」ウンウン
俺 「ふう、とじた」
俺 「いもうとちゃん、おれも一緒に入るってうそついてごめんね」
俺 「でも、だれかがとじないといけなかったから」
俺 「あれ? からだがうすれていく」
お 「ぼく、なにしてるんだっけ?」
ぉ 「まあ、いいか」
・ 「みちたりたきぶんだ」
「ねむくなっ
俺 「二つの特異点が融合したな」
俺 「綺麗だ、渦巻いてる」
俺 「まるで銀河みたいだ」
俺 「新しい世界だ」
俺 「そろそろ切断めんを閉じよう」
俺 「ぐぐぐっ、うーんかたい」ウンウン
俺 「ふう、とじた」
俺 「いもうとちゃん、おれも一緒に入るってうそついてごめんね」
俺 「でも、だれかがとじないといけなかったから」
俺 「あれ? からだがうすれていく」
お 「ぼく、なにしてるんだっけ?」
ぉ 「まあ、いいか」
・ 「みちたりたきぶんだ」
「ねむくなっ
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 04:20:03.68 ID:28PRAiOc0
0
姉 「ただいまー」
妹 「おかえりー」
妹 「おかえりー」
妹 「お姉ちゃん、また友ちゃんとおまわりさんごっごしてたの?」
姉 「うん、友ちゃんとちからをあわせてわるいしょーぐんをたいほしたよ」
姉 「あしたはうんどうかいだね」
妹 「うん」
妹 「うん」
姉 「えーと さくらぐみはどっちだっけ」
妹 「お姉ちゃんひどーい 双子だからってまちがえないでよ~」ポカポカッ
妹 「そうだよー」ポカポカッ
姉 「いててて」
おしまい
姉 「ただいまー」
妹 「おかえりー」
妹 「おかえりー」
妹 「お姉ちゃん、また友ちゃんとおまわりさんごっごしてたの?」
姉 「うん、友ちゃんとちからをあわせてわるいしょーぐんをたいほしたよ」
姉 「あしたはうんどうかいだね」
妹 「うん」
妹 「うん」
姉 「えーと さくらぐみはどっちだっけ」
妹 「お姉ちゃんひどーい 双子だからってまちがえないでよ~」ポカポカッ
妹 「そうだよー」ポカポカッ
姉 「いててて」
おしまい
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