1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 10:44:24.28 ID:ObwytIFY0
校長「~であるので明日からは夏休みですが高校生として責任のある行動を~」

友「明日から夏休みか~男は何か予定ある?」

男「いいや何も。ただうんこを製造するぐらいしか・・・」

友「バイトでもしろよおい」

男「お金が欲しいというわけでもないしなぁ」

友「今日から徹マンするんだけど参加するか?」

男「お!いきたいけどもう少し考えておくわ」

友「いい返事待ってるぜ」



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 10:47:33.20 ID:ObwytIFY0
担任「私は堅苦しいことは言わん!」

担任「騒げ!はしゃげ!羽目を外せ!以上!解散!」

一同「yahoooooooooo!!!!!!!!!!」

男「流石うちの担任は何も語らないな」

幼「男くん一緒に帰ろ?」

男「そうだな帰るか」

男「おーい、友ー、一緒に帰るか?」

友「悪いすぐに帰って麻雀の準備をしないと・・・な!」

男「そうか、俺も行けそうだったら行くわ」

友「連絡待ってるぜ!じゃあな」

幼は幼馴染みです。幼女じゃありません!

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 10:50:22.78 ID:ObwytIFY0
下校中

幼「ねぇねぇ夏休みはどうするの?」

男「そだなー」

男「二度寝しないで何時まで寝れるか挑戦してみようかな」

幼「男くんだと本気でしそうだからやめて・・・」

男「はは、冗談だよ」

幼「もうーそうやってすぐ人をからかうんだから」

幼「それじゃあ予定無いんだったら私の田舎にくる?」

男「今年もいいのか?」

幼「毎年行ってるから来るかなーと思って」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 10:54:29.04 ID:ObwytIFY0
男「うん行かせてもらうわ」

幼「本当!?」

男「そ、そんなに驚く事ないだろ」

男「毎年行ってるんだから」

幼「え・・・えっと・・・///」

幼「予定がつき次第連絡するね」

男「おういつでもいいぜ」

幼「うんまた連絡するね」

男「と、それじゃ俺こっちだから」

幼「うんばいばーい」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 10:58:32.00 ID:ObwytIFY0
男「ただいまー」

母「おかえりなさい」

母「今日も幼ちゃんと一緒だったの?」

男「そうだけど?」

母「毎日飽きないわねー」

母「さっさとくっついちゃなさいよ」

男「ほっとけよ・・・!」

母「ごめんなさいね♪」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 11:02:23.93 ID:ObwytIFY0
母「ところで男ちゃん」

男「ちゃん付けはやめてくれって言ったろ」

男「何?」

母「夏休みはどうするの?」

男「幼の田舎に行ってくるわ」

母「いつも悪いわねー」

男「もう変なもの渡されても困るからな」

男「ドクロのスイカとか食えたもんじゃないっての」

母「いいじゃない、可愛いわよ」

男「可愛くねぇ!!!」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 11:09:36.37 ID:ObwytIFY0
幼「ただいまー」

幼「あ、今日からいないんだっけ」

幼「二人していい歳なのにまた旅行かー」

幼「(もし私が男くんと結婚して新婚旅行とか・・・)」

幼「(・・・・・・///)」

幼「(ないない!)」

幼「(来年から大学受験だしこういうことがもう無いかもしれない)」

幼「(気持ちを伝えるなら今回しかない)」

幼「(・・・がんばろう!)」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 11:15:57.01 ID:ObwytIFY0
それから数日後

幼「あ、きたきた」

男「おまたせ・・・っと」

男「まだ15分前だぜ?いつも早いよなー」

幼「そんな事無いよ」

幼「いつも余裕をもって行動しているだけだから」

男「しっかりしてるなー」

男「いつでも嫁いけるぞ?」

幼「お・・・お嫁さんだなんて・・・そんな///」

男「まぁいいや切符と弁当買おうぜ」

幼「う・・・うん そうだね」

男「また適当に見繕ってくれよ」

幼「もうーいつも他人任せなんだから」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 11:20:37.66 ID:ObwytIFY0
男「ふぁ~眠い・・・」

幼「乗ってからまだ5分も経ってないよ?」

男「眠たいものは眠たいもんだから眠たいもん」

幼「仕方ないなぁ・・・」

幼「着く前に起こすからね?」

男「いや30分ぐらい経ったら起こして」

幼「え?そんなに短くていいの?」

男「おう」

男「後の時間に宿題を当てるわ」

幼「珍しい事もあるんだね」

幼「どうしたの?」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 11:28:42.90 ID:ObwytIFY0
男「来年から受験だろ?」

男「もう来ること無いかと思ったからおもいっきり遊ぼうかと」

幼「(やっぱり男くんもそう思ってるんだ)」

男「だからこの数日間だってずっと宿題してたんだぜ」

男「あと3分の1程度残ってるけどな」

幼「わわ、いつもの男くんじゃないよ」

幼「私も負けてられないな」

男「幼だったら1日で終わるだろ?」

幼「そんな事ないよー」

幼「まだ大分残ってるもん」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 11:33:54.32 ID:ObwytIFY0
男「どれどれ」

男「って俺と同じぐらいじゃねぇかよ」

幼「それじゃあ私はやっておくから男くんは寝ててもいいよ?」

男「くそ!そんな事言われたら寝れねぇじゃん!」

男「俺もやる!」

男「早速だが幼ここ教えてくれ」

幼「はいはい、それはね・・・」

男「(そうこれが最後なんだ)」

男「(幼に気持ちを伝える最後のチャンス・・・・・・)」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 11:39:40.76 ID:ObwytIFY0
男「ふぃ~終わった~」

幼「お疲れ様」

幼「宿題全部終わったね」

男「おう!人間やればできるって事だな」

男「腹減ったし弁当食べようぜ」

幼「うん、そうしよ」

幼「はいこれが男くんのお弁当」

男「さて今年は何かな・・・」

男「!?」

男「まさかこれは・・・>>25



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 11:58:27.96 ID:ObwytIFY0
男「うな重ぅぅぅぅぅ!!!!」

幼「ちょっと!いきなりどうしたの男くん!」

男「いや、誰かにこれをやれと言われたような気がして」

幼「高かったんだから味わって食べてね」

男「いやはや冗談はさておき」

男「いただきます」

男「・・・・・・」モグモグ

男「・・・・・・」ゴクン

男「うめぇ!」

幼「よかったー私も食べよ」

幼「いただきまーす」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 12:18:43.38 ID:ObwytIFY0
男「幼は何を選んだ?」

幼「えっとね」

『健康田舎のおかず5品盛り合わせ』

男「よくそんなのでもつよな」

幼「私はこれが好きだからこれでいいんですよー」

男「ふーん」

男「あれ、もうすぐ着くんじゃね?」

幼「あ、本当だ!」

男「ヤバイ早く食べないと!」

幼「あぅそんなに早く食べれないよぉ・・・」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 12:21:47.48 ID:ObwytIFY0
男「うっぷ・・・気持ちわりぃ」

幼「私も・・・」

男「えっと次はバスだっけ?」

幼「うん・・・」

幼「でもちょっと休憩してから・・・」

男「そうだな休憩してから行くか・・・」

幼「そうだおばあちゃんに連絡してくるね」

男「おう待ってるわ」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 12:28:08.93 ID:ObwytIFY0
幼「うん、わかった駅で待ってるね」

幼「はいそれじゃあまたね」

ピッ

幼「男くん」

幼「おばあちゃんが車で迎えに来てくれるって」

男「お!そうなのか」

男「てかいつから車に乗れたんだ?」

幼「何でも去年取ったらしいよ」

男「元気なおばあさんだよな」

幼「本当にね」

幼「来るまでどうしよっか?」

男「って言っても何も無いしなぁ」

幼「待つしかないよね」

男「そうだな待つか」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 12:34:36.52 ID:ObwytIFY0
数十分後

幼「あ、あれじゃない?」

男「あぁあれかもな」

男「初心者マークとシルバーマークが貼ってあるぜ」

ブロロロロ

幼婆「いらっしゃい」

男「お世話になります!」

幼婆「あいさつは後でいいから乗りなさい」

男「うぃっす!」

幼「よろしくねおばあちゃん」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 12:41:30.55 ID:ObwytIFY0
幼婆「はい到着」

男「ふぁ~疲れたー」

幼「もうヘトヘトだよ~」

幼婆「二人ともどうするんだい」

幼婆「少し寝るのかい?」

男「俺はそうしたいけど・・・」

男「幼はどうする?」

幼「私も少しだけ寝たいかな」

幼婆「はいはいそれじゃあお布団敷いてくるからまってなさい」

男「俺も手伝いますよ!」

幼婆「そうかいそれじゃあお願いするよ」

男「はい!」

おばあちゃんキャラ書いた事ないんだけどこれでいいかな?

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 12:48:05.20 ID:ObwytIFY0
男「じゃあ後で一時間後に」

幼「私はいいけど男くんは大丈夫なの?」

男「う・・・」

男「頼めるか?」

幼「うん起こしに行くね」

男「すまん」

幼「いいっていつもの事だから」

幼「それじゃあおやすみー」

男「おうおやすみ」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 12:54:17.17 ID:ObwytIFY0
男「はー疲れたー」

男「眠たいけど今は幼にどうやって気持ちを伝えるか考えよう」

男「・・・・・・・・・」

男「・・・・・・・・・」

男「・・・・・・・・・」

男「だぁー!無理だ!」

男「なるようになるか」

男「まぁいいや寝よう・・・」

男「・・・・・・Zzz」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 13:00:58.19 ID:ObwytIFY0
幼「うーまだ気持ち悪いよ・・・」

幼「横になろう・・・」

幼「ふぅちょっとは楽になったかな」

幼「・・・・・・」

幼「これが最後・・・」

幼「男くんに気持ちを伝える最後のチャンス・・・」

幼「でも男くんがあの"約束"を覚えてるのかな」

幼「それを確かめるのもいいけど」

幼「今はそれ以上にす・・・好きに・・・なっちゃったし・・・///」

幼「うー寝れないよー!」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 13:11:59.96 ID:ObwytIFY0
小一時間後

幼「・・・くん!男くん!起きてー!時間だよ!」

男「ふぁ?」

幼「もう寝ぼけてないで目を覚ましてよ」

幼「一時間経ったよ?」

男「もうそんな時間か・・・」

幼「おばあちゃんがスイカ切ってくれてるからいくよ!」

男「待たせちゃ悪いな・・・」

男「・・・・・・」

男「幼、悪いが先に行っててくれ」

幼「どうして?」

男「いいから早く!」

幼「分かった先に行ってるからね」

トトトトト

男「息子よなぜお前は元気なんだ」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 13:18:04.61 ID:ObwytIFY0
幼「あ、男くん」

幼「どうしたの先に行っててくれなんて」

男「いやそんな大したことことじゃないよ」

幼婆「男ちゃん」

幼婆「まさかアレだったんじゃなかろうね?」

男「・・・!」

男「からかわないで下さいよ・・・」

幼「?」

幼「おばあちゃんアレってなに?」

幼婆「おばあちゃんの口からは言えないねぇ」

男「その事はもういいから!ほらスイカくれよ!」

幼婆「必死だねぇ」

幼「ねぇねぇアレってなんなのー!男くん!」

男「・・・・・・」ムシャムシャ

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 13:22:54.37 ID:ObwytIFY0
幼「アレが物凄く気になるよー・・・」

男「もういいから」

男「なぁこの後どうする?」

幼「男くんに任せるよ」

男「そだなー」

男「みかん畑にでも行ってみる?」

幼「小さい頃よく遊んだよねー」

幼「うん、行こうよ」

男「よーしスイカまだ残ってるし食ってから行くか」

幼「そうしよー」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 13:28:24.01 ID:ObwytIFY0
男「うわぁやっぱいつ来ても凄いな」

幼「ここだけが自慢できるところだからね」

男「よくここで遊んだよな」

幼「うんかくれんぼしたりね」

幼「男くん私が行けない場所に隠れるからあのときはうんざりだったなぁ」

男「やんちゃ坊主だったからな」

男「今はさすがに無理だろうけど」

男「そうだ」

男「確か一本だけ立派な木があったよな」

幼「確かあっちの方にあったと思うけどあるのかな」

男「よし行ってみようぜ」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 13:34:11.22 ID:ObwytIFY0
男「あ!あった!あれじゃないか」

幼「そうだよ!あれだよ!」

男「本当にこれはみかんの木かって思うぐらい太くて立派だよなぁ」

幼「何歳ぐらいだろうね」

男「全く見当もつかねえよ・・・」

男「なぁ幼」

幼「ん?どうしたの男くん」

男「ここで小さい頃約束したこと覚えてるか?」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 13:38:44.52 ID:ObwytIFY0
幼「え・・・約束・・・?」

男「そう」

男「俺たちが小さい頃にした約束」

幼「・・・・・・」グスッ

男「どうした?幼」

幼「うん・・・覚えてるよ」

男「そうか」

男「・・・・・・」

男「それじゃあ俺から言うぞ」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 13:48:52.87 ID:ObwytIFY0
男「10年経った今あなたに言います」

男「今まで変わらずあなたの事が大好きでした」

男「苦しいとき悲しいときにはあなたの事が頭から離れませんでした」

男「いつまでも僕のそばに居てくれませんか?」

男「僕のお嫁さんになってください」

幼「・・・・・・」

幼「はい・・・これからもよろしくお願いします」

幼「ねぇ男くん・・・」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 13:51:26.30 ID:ObwytIFY0
男「どうした?」

幼「抱きついていいかな?」

男「・・・いいぞ」

幼「あったかいね男くん」

男「うん」

幼「いつの間にかしっかりした体になっていたんだね」

男「うん」

幼「男くん知ってる?」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/03(火) 13:55:50.24 ID:ObwytIFY0
幼「ファーストキスって冷凍みかんの味がするんだって」

男「え?それを言うならレモンの・・・」

幼「細かいことはいいの!」

幼「だから私の冷凍みかんをあげるね」スー

男「・・・!」

男「いきなりはやめてくれよ」

男「心の準備ってもんがなぁ・・・」

幼「えへへ・・・///」

幼「これからもずっと一緒だよ」

幼「男くん」

fin

引用元: 幼「はい冷凍みかん」男「おう」