アベノミクスの重要な解決課題は、デフレ脱却であった。
今、インフレが過剰になりそうで、多くの人が不安になっている。それでも、黒田日銀総裁は、円安政策もデフレ対策もやめない考えのようである。
いま、ひどいインフレが起きそうなのは、はたして、アベノミクスの時間差効果なのだろうか。
そういう側面もあるだろうが、たぶん、主たるインフレの原因は、ロシアとウクライナの戦役の長期化だろうと思われる。
長谷川慶太郎先生のインフレとデフレの定式は、戦争が起こればインフレ、戦争がなければデフレである。現代のグローバル経済の工業生産能力と一次産品生産能力は、平和が続けば恒久的なデフレが進行するというのが、長谷川先生のお考えである。この考えは、絶対そうだとは言い切れないかもしれないけれど、かなり正しい意見かもしれない。
経済学者のケインズは、社会にとっては、緩やかなインフレよりもデフレのほうが苦痛であると主張したそうである。我が国のエコノミストの増田悦佐先生は、インフレで得をするのは、政府とか大企業とか、借金をするのが容易な社会勢力だけで、庶民の生活はデフレの時代のほうが向上すると主張する。
そのへん、インフレとデフレの是非の判断がどういう決着になるのかはわからないけれど、ロシアのウクライナ侵略が失敗すると、世界経済は、たぶん、またデフレ基調に戻るのだろうと思う。
今、インフレが過剰になりそうで、多くの人が不安になっている。それでも、黒田日銀総裁は、円安政策もデフレ対策もやめない考えのようである。
いま、ひどいインフレが起きそうなのは、はたして、アベノミクスの時間差効果なのだろうか。
そういう側面もあるだろうが、たぶん、主たるインフレの原因は、ロシアとウクライナの戦役の長期化だろうと思われる。
長谷川慶太郎先生のインフレとデフレの定式は、戦争が起こればインフレ、戦争がなければデフレである。現代のグローバル経済の工業生産能力と一次産品生産能力は、平和が続けば恒久的なデフレが進行するというのが、長谷川先生のお考えである。この考えは、絶対そうだとは言い切れないかもしれないけれど、かなり正しい意見かもしれない。
経済学者のケインズは、社会にとっては、緩やかなインフレよりもデフレのほうが苦痛であると主張したそうである。我が国のエコノミストの増田悦佐先生は、インフレで得をするのは、政府とか大企業とか、借金をするのが容易な社会勢力だけで、庶民の生活はデフレの時代のほうが向上すると主張する。
そのへん、インフレとデフレの是非の判断がどういう決着になるのかはわからないけれど、ロシアのウクライナ侵略が失敗すると、世界経済は、たぶん、またデフレ基調に戻るのだろうと思う。