音楽産業に金が落ちれば、音楽作品制作技術が進歩し、医療産業に金が落ちれば、医療技術が進歩するのだろう。

ある技術の進歩は、金の落ち方に関係がある。

ただ、産業分野というのは、収益性が高いと、参入者も多くなる。それで、市場が細分化する傾向ができる。それで、すぐに面白みが欠けてしまう。

そして、事業というのは、時間が経つと成熟し、陳腐化する。儲かる商売は、いつか必ずたいして儲からない商売に様変わりする。

むかしは、こういうことがわからなかった。最初にこういうことに気がついたのは、なんと日本人らしい。満州国を建国した人たちは、こういうことに気がつけたみたいである。

戦後の日本の驚異の経済成長は、満州国でこういうことに気がついた人たちがたくさん日本に戻ってきたからだそうである。

なんでも、画期的な新発見というのは、からくりがみんなにわからないうちは、いい思いができるもののようである。

みんなで「新発見」に努力しましょう。