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あらゆる角度から生命、宇宙、そして万物についての「究極の疑問の答え」を探るブログ。


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 キリスト教も仏教も、ともに舶来の宗教ではあるが、日本においてはその浸透の仕方に大きな違いがあった。ご存じの通り、日本の宗教地図においては仏教が大勢を占めており、日本古来の神道はなりを潜めてしまっている。そしてキリスト教は、日本においては残念ながらメジャーな宗教とは言い難い。
 なぜ、かつて海を渡って日本に来た宣教師たちの熱心な布教活動にもかかわらず、日本においてキリスト教は大勢を占められなかったのであろうか?

  官兵衛って出家したんでしょ? 
  http://blog.livedoor.jp/h806m/archives/1023855252.html



 一般的な考察から出る解答とすれば、「豊臣秀吉、徳川幕府がキリスト教とその教徒を弾圧したから」ということになるだろう。確かに、豊臣秀吉は、一時は受け入れていたキリスト教を、手のひらを返したように徹底的に弾圧したし、天草四郎率いる島原の乱も、江戸幕府は力尽くでこれを制圧した。

 で、なぜ時の権力者がキリスト教を弾圧したのかという理由としては、「武士を頂点とする当時の社会身分制度と、人は皆平等と説くキリスト教の精神が相容れなかったから」と説明がされる。しかし、この理由はちょっとキレイ過ぎるだろう。

 実際のところは単純に、彼ら権力者はキリスト教徒が勢力を持って団結し、いずれ武士にとっての脅威となることを恐れたのだ。かつて織田信長が比叡山延暦寺に手を焼いたように、宗教の名のもとに団結したもの同士は強い。それは仏教徒である延暦寺に限らず、キリスト教も同様。だから、延暦寺レベルになる前、まだ芽が小さいうちに潰してしまう方がよいと考えたのだろう。

 その理由からすれば、「人はみな平等」などというキリスト教の教えなど、二の次とも言える。実際、武士の中にもキリスト教に奉ずる輩が出る始末だったし、そうなるとイザというとき、「武士でありながらキリスト教勢に荷担する」連中が現れないとも限らない。
 だとすれば、このまま放っておくと、武家社会は徐々に内部崩壊していく可能性がある。そんなわけで「キリスト教禁止」としたわけだ。

 キリスト教が日本でイマイチ普及しなかった一般的な説明は上記の通りだが、天の邪鬼な自分としてはもうちょっと「ひねった」理由を考えてみたい。
 果たして、禁止しただけで民衆がおとなしく従うか?おとなしく従ったのならば、「隠れキリシタン」なる言葉もないはずである。そもそも「禁止した=だから普及しなかった」という考察は、いささか短絡的過ぎる。例えば、1920~30年代のアメリカ禁酒法は成功したか?宗教史的に見ても、当初キリスト教を弾圧したローマ帝国は、結局キリスト教を受け入れることになったわけだし。

 ということで本題に入るが、キリスト教の宣教師が日本の民衆にキリスト教の布教活動を行う際、なかなか受け入れてもらえなかったという。それというのも、予想以上に日本の民衆が賢かったからだ。
 例えば宣教師が「神を信じない者は地獄へ落ちる。神を信じれば天国に行く。」と説いても、民衆たちは「では、キリスト教を知らない私たちの先祖は皆、地獄に行ったのか。」と、実に理論的に責めてくる。
 これに対しては、さすがの宣教師も反論できない。そうなると、「この新しい宗教は、信じるに足りぬ教えだ。」となってしまう。かくして、民衆をうまく説得できなかったキリスト教は、新しいもの好きの国民性にもかかわらず、古くからある仏教に替わってメジャーな宗教となることはできなかった。
 たとえどんなに立派な教えだろうと、国民の大多数を占める民衆を説得できなければ、それはマイナーな勢力でしかない。

 実は日本に、ある新しい文化を根付かせるのは、驚くはど単純な方法を使えばできる。 それは人々に「みんなやってますよ」と思い込ませることだ。

 つまり、宣教師たちは「キリストの行ったすばらしい奇跡」など語らず、単に「あの人もこの人も、みんなキリスト教を信じていますよ」と言えばよかったのだ。
 はるばる東の果ての島国まで派遣された宣教師たちは、おそらくは皆選び抜かれたエリートであっただろうけれども、「日本人の国民性を理解しつつキリスト教を普及させる」という意味では、彼らは少々真面目に取り組みすぎたのかもしれない。





日本キリスト教史

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North_Korea


 9月15日の朝、北朝鮮がまたもやミサイルを発射した。
 発射するタイミング、発射されたコースとも、当ブログの予想通りである。

  【北朝鮮】次のミサイルは、どこに発射されるのか? 
  http://blog.livedoor.jp/h806m/archives/1067594816.html

 そして、これまた予想通り、ミサイルの飛行距離も3,700kmと、グアムを射程距離に収めるには十分な拒離を飛ばしてきた。北朝鮮としては、「その気になれば、グアムを火の海にできるぞ」という、アメリカに対する十分なアピールができたというわけだ。

 さて、ここで次のミサイル発射はどうするか?である。
  今回のミサイル発射で、「グアムまで届く」というアピールができたわけだから、次はもっと飛ばしてくるだろう。コースは同じで、4,000km、5,000kmと飛ばしてくるかもしれない。

 そう、次の仮想目標は「ハワイ」である。
 北朝鮮からハワイまでの距離は、約7,500kmだ。
 とりあえずは、その距離を飛ばせるようになるまで、北朝鮮が日本を飛び越えるミサイルを撃ち続ける可能性は高い。

 北朝鮮のミサイル開発の終着点は、「アメリカ本土に届く核ミサイルの開発」だ。
 そして、ミサイルはアメリカと戦争をするためのものではない。「アメリカに手を出させないようにする」ための兵器なのである。
 何に対して手を出させないようにする?
 それはもちろん、北朝鮮が「南北統一」を掲げ、北緯38度線を越えて韓国に侵入することに対してだ。

 だから、日本はある意味「アメリカ・韓国・北朝鮮」の枠組みの中では直接関係はない。
 ミサイルに関しても、「アメリカに届くように撃つと、必ず日本列島を通過する」というだけだ。
 日本は単に、巻き込まれているだけである。
 もっとも、「朝鮮半島に有事が起きた場合は、沖縄をはじめとした日本各地の米軍基地が対応する」という可能性が極めて高いので、危険な巻き込まれ方だ。
 そして、以前このブログで書いたように、北朝鮮が日本各地の米軍基地を攻撃しない可能性はゼロではない。

 朝鮮半島の南北統一に関しては、アメリカは必ず首を突っ込んでくる。
 特に、北朝鮮が韓国を侵略するのならば、なおさらである。
 韓国を社会主義に染めさせるようなことは、アメリカ的には絶対見過ごしてはならないからだ。

 そして、そうなれば中国、ロシアも黙っちやいるまい。
 プーチン大統領は「(朝鮮半島の有事は)大規模紛争に発展する可能性が高い」と、さっそくアメリカ(トランプ大統領)に対して脅しを掛けた。
 アメリカ、中国、ロシアが係わってくると、これはもう東アジアの一地域の紛争では終わらなくなってくる。
 ついに、第3次世界大戦の幕開け…か?



金正恩の核ミサイル 暴発する北朝鮮に日本は必ず巻き込まれる

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North_Korea

 先日の記事で、「北朝鮮が次に撃つミサイルは、今回と同等、もしくはもっと過激な手段に打ってでるしかない。」…というようなことを書いたが、具体的にはどういう「今回と同様の手段」に出るか?

  「行く年来る年占い」は、やっぱり当たった? 
  http://blog.livedoor.jp/h806m/archives/1067516842.html


 まず考えられるのは、「今後もミサイル発射が繰り返されることが予想される」ということだ。今年に入ってから、毎月1度のペースでミサイルを発射してきたことを考えると、今月もミサイル発射が予定されている可能性は極めて高い。それでなくとも、今月は北朝鮮の建国記念日がある月である。「何もない」と考えるほうがおかしいだろう。

 さて、そうすると次は「どこに撃つのか?」ということになる。
 先月に日本上空を飛び越えるミサイルを発射した以上、「今月は日本海に落とす」というのでは、いかにもインパクトが弱い。建国記念日の月に行う行事としても、なんだかしょぼいものとなる。プライドの高い金正恩が、そんなことをしてくるとも思えない。
 したがって、やはり今月も、先月と同様に「日本上空を飛び越える」ミサイルを撃ってくる可能性が高いとみるべきだろう。

 で、問題は「ミサイルの飛翔コース」である。前回のミサイルは、北海道南部上空を通過した。なぜ、このコースに撃ったのか?ここは推測になるのだが、ミサイルの飛翔コースから察するに、北朝鮮側としては、「日本国土上空」を狙ったのではなくて、「津軽海峡上を通過させること」を狙ったのではないか?

 つまり、「いかにピンポイントでミサイルを発射させることができるか」という、技術力を見せつけたかったのではないか?しかしご存じの通り、ミサイルは北海道と本州の間ではなく、どちらかというと北海道寄りの上空を通過し、予定されていた飛距離を下回る3,000km弱で海に落下した。北朝鮮からグアムまでの距離は約3,300kmだから、今回の飛距離では「グアムまで射程範囲だぞ」という脅しにはならない。

 その意味では、今回のミサイルは「発射には成功、コースと飛行距離は失敗」と見ることができる。次こそは、3,300km程度の飛距離、津軽海峡を通過させるコースでミサイルを発射してくる可能性が高い。あるいは、当初の通告通り、島根県上空を通過させる可能性も否定できない。

 ただし、その場合は、その先のグアム周辺まで届かせるようなことをせず、アメリカを刺激しないために、もっと手前の海域に着弾させるはずだ。しかしそれでは「グアムまで届く」というアピールはできないから、やはり津軽海峡コースで発射することになるだろう。

 最後に「もっと過激な手段」とは何か?これはあくまで推測だが、アメリカに対してさらなる挑発をするために、発射したミサイルを、自衛隊基地上空を通過させる可能性は0ではない。あるいはもっと過激な手段に出るとすれば…そう、日本国内の「米軍基地上空を通過」だ。
 こうなるともう、集団的自衛権の問題にもなってくる。いずれ、「これで終わり」のわけがない。その先は、戦争しかないようにも思える。




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