当ブログはすっかり更新不精だが、仕事のほうはこのコロナ禍のなかにあってもあまり影響を受けることなく、割と順調である。本当に、ありがたい限りだ。
さて、日々の業務を積み重ねていくと、次第にその管理が大変になってきた。これまではExcelやWord、OneNoteで経過などを記録していたのだが、効率的にデータを扱うには、さすがに荷が重すぎる。
そこで、意を決してAccessを使ってデータベースを組むことにした。正確に言うと、元々、予定の管理などある程度の業務システムはAccessで組んでいたので、その業務データベースへの「機能の追加」である。
このAccessのデータ、見た目は1個のファイルに過ぎないのだが、やりたいことがあれば(そして、それを実現できるスキルがあれば)できるところまでとことん、と言っていいほど機能を追加できるため、まさにガウディのサグラダ・ファミリアのごとく、終わらない仕事になってしまう。サグラダ・ファミリアとの違いは、自分が死んでこの世から居なくなっても、このデータベース作りを継ぐ者はいないだろう・・・ということだが、まぁそんなことはどうでもいい。
とにかく、忙しさにかまけてここ数年はAccessのプログラム更新をしなかったことで、結果的にデータベースの内容が今の業務にそぐわないものになっていた。しかし、そろそろ手動でデータを扱うのは限界だから待ったなし、開発していた当時からすると、相当ブランクが開いているからスキルの低下が心配・・・だが、やるしかない。そう、思い立ったが吉日だッ!!
【ブログ内 関連記事】Accessほど面白いものはない http://blog.livedoor.jp/h806m/archives/1015122960.html |
・・・というわけで、数年ぶりにAccessいじりをすることになったのだが、これがやはり面白くってハマってしまった。もう、仕事そっちのけ。いや、仕事のためにやってんだけど。うん、わけが分からなくなってきた。
とにかく、直感的に操作できるWordやExcelなどと違い、Accessの場合は、ある程度のシステムを作ろうとすると、VBAという言語でプログラミングすることが、どうしても避けられない。で、このプログラミングがなかなかうまくいかずに、いざ動作させようとすると「〇〇〇〇が見つかりません」などとAccessに怒られる。
言いかたを変えると、私の「こうすりゃ、うまく表現できるんじゃないか」と、Accessからの「んな無茶なことできるわけねーだろ」のせめぎあいである。格好つけてそれっぼく言うと「エラーが出る」なのだが、つまるところ自分が使っている道具に文句を言われるという、なんともシュールな事態であることに変わりはない。
いずれ、Access様に嫌われると業務データベースがちっとも完成しないので、怒られないように・・・もとい、エラーが出ないようにプログラムを書き換えるわけなのだが、これがアツくて、リアルで時間を忘れるのだ。プログラムを書き換えてエラー。さらに直してもまたエラー。まさに、トライ&エラー。
気が付けば2時間経ってるなんて当たり前。朝からおもむろに始めて、カラスが泣いていたこともある。
完全に、時間感覚が異次元。そう、アインシュタインの一般相対性理論のように、まさに自分のデスク周りだけが光速度に限りなく近づいた結果、時間の流れが遅くなり、未来へタイムスリップしたかのような錯覚・・・いや、まぎれもなく、これは現実なのか?
つまり、自分の周りだけ時間の流れが遅くなった結果、パソコンの寿命も延びたハズだから、買替えもしばらくしなくて済む! ・・・んなわけない。
ともかく、先月末あたりから日々の業務をこなしつつ地道にAccess開発を続けており、年内には一定のメドが立ちそうな感覚。・・・なんだけど、開発はたぶんずっと続ける。
Accessの何が楽しいって、散々アクマをひねってプログラミングした末に、エラーが出なくなって思いどおりの表現ができ、何の問題もなく動作したときの「征服したぜ!ヒャッハー」感が、ハンパないのだ。
うまく動作した瞬間、脳内に快感物質のドーパミンが、よ~く振ってからフタを開けたコーラのごとくあふれ出し、某〇なっしーよろしく、まさに脳汁ブシャー!!である。 おっと、古い?
だから、Accessをよく知らない妻からは「『パソコンから怒られるのがいい』なんて、ちょっとヘンなんじゃないの?」なんて言われたが、フッ、ちょっとちがう・・・な。
私は「怒られた奴(Access)を、最終的に手なずけることが快感」なのだよw(あぶない思想)