厚生労働省は新年度、第2次世界大戦の戦没者の遺児を対象にした慰霊事業として、海上7か所を船で巡る「洋上慰霊」を行う。

 戦艦大和が沈んだ東シナ海や特攻隊が出撃したレイテ沖など、約8000キロの航路を10日間ほどで回り、鎮魂の祈りをささげる。同省によると、これほど大規模な慰霊事業は初めてという。

 慰霊事業はこれまで、訪問のしやすさから陸上の戦地が中心だったが、海上で死亡した旧日本兵の遺児らから、父親が命を失った海を訪れたいという強い要望が同省に寄せられていた。今年は戦後65年の節目でもあり、同省は、限られた予算で多くの人に参加してもらおうと、複数海域を一度に回る事業を計画。新年度予算案に約1億5400万円を盛り込んだ。

 定員約300人で、4月以降に参加者を募る。来年1~3月に神戸港を出発し、1945年4月に戦艦大和が沖縄戦に向かう途中で撃沈された海域、多くの輸送船が沈んだバシー海峡、連合艦隊が大打撃を受けたレイテ沖(44年10月)やマリアナ沖(44年6月)などを回る。各海域で船上慰霊式を行い、花束を海に投げ入れることなどを計画している。

 慰霊事業は、訪問予定の7か所で戦没した人の遺児が対象だが、厚労省外事室では「別の海域で父親を亡くした人についても相談に応じたい」としている。

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