更なる対策を準備しながら複合的に色々考えた結果、このスパイラルの原因を作ったマフラーを変えようと決心します。そこをクリアにすればまた新しいカスタムの扉が開けると考えました。マフラーの音量があまりにも大きく感じていた事もあり良いタイミングではないかと。これから少なくとも10年。もっと楽しく乗るために。それにはジェントルな音量ともう少しマシ足付き性と最低地上高が欲しい。LEFT TURN ONLYの呪縛を解き、新たなステージへ行くのです。
要約すると左曲がりのことだけを考えてデザインされたダートトラックマフラーを取り付けた結果、右回りもある公道で走るために必要なロードクリアランスを確保することに奔走しました。その呪縛を解きます。
マフラー交換をすると決め改めてたくさんのバージョンを構想しました。とりあえずロードクリアランスが確保できるのと、これまで左側の見た目が物足りなかったのでノーマルと同じように左右出しを一番に検討していました。左右出しダウンのショートマフラーでエクゾーストの取り回しを何か工夫しようかと検討していましたが、この写真を見つけた時にほぼ決まったっちゃったかな。カッコイイものはたくさんあるけど自分が選ぶ必然性と考えるとこれほどピッタリなものはありません。
これまでのフラットトラックスタイルと同じモチーフはケニーのXSレーサー。当時フラットトラックシリーズに含まれていたTTサーキット(右ターン、ジャンプセクションなどを含めたサーキット)を走る時にはフロントブレーキの装着とアップマフラーに換装するなど独自のセッティングをしていました。
構想が決まったらお店に相談。こんなマフラーは売ってませんからね。相談したのはロケットモーターサイクル。HRCS2023でアワードを受賞したのも記憶に新しいレースも得意にするオートバイ屋さん。昨年友人の付き合いでお店に伺った時に置いてある車両や雰囲気を見て、ここなら細かい指定をしなくても良い感じに仕上げてくれると思いました。
参考写真を共有して、今使っているマフラーのパーツ流用しつつ、消音性能を上げてワンメイクしてもらう事としました。その結果・・・