数年前の冬に家族で来たとき、この天橋立ビューランドは開店休業中みたいな雰囲気だった。が、今日は子供であふれかえっとる。以前はでっかいオブジェと化してたアトラクションもちゃんと動いとる。じゃ、ま、とりあえず乗っときますか、やたら小っさいジェットコースター。鉄柱がぐわんぐわん揺れてるのがちょっと不安だが…。一人乗りより二人乗りの方がチケットが100円安い。特に深く考えずに二人乗りチケットを買ったら、どうみてもキャパ一人のコースターに無理矢理二人乗り込む見事なまでのカップル仕様。に、おっさん二人。おお、恥ずかし、コレ。で、スタート。おお、頼んな、コレ。で、急降下。おお、けっこう速っ、コレ。で、肘強打。あらま、痛ったー、コレ。肘の電気走るポイントを激烈に強打、コレ。痛ったー、コレ、大丈夫か、コレ。帰りたい、コレ。もう帰りたい、コレ。京都どころか実家にまで帰りたい、コレーーー。

そんな感じだったのである、天橋立ビューランドは。一発目の乗り物の一発目のカーブにて、コースターで肘を強打。しかも触ったらびりっと電気が走るような感覚があるあのポイント、あれを強打。あまりに痛すぎてテンションが一気に地の底まで落ちてしまったのである。空中チャリンコに乗って橋立バックにE.T的写真を求める相方、やたらズバズバ切り込んでくる100円占い、そんなんも詳細は覚えていない。だって、ずっと肘痛かったもの。紫色の腫れが引くのに二週間くらいかかったもの。ビューランドでジェットコースターに乗る際は、要用心である。

ビューランドを後にし、橋立を歩く。けっこうな人である。酔っぱらいのおっさんなんかもちょいちょい。途中、変わった形の松やら由緒ある松やらなぜか旧日本軍の砲身やら、ここは見なさいよ的なスポットがいくつか。が、そんなんよりも、あきらかに地元の中学生っぽい子が自転車こいで橋立を生活道路として使ってたり、あきらかに地元のフリーターらしき子が渡しボートの客引きだったり、そういうのを見てる方が面白かったりする。つくづく、私は観光地に向いてない性格だと思う。いや、ま、ちゃんと見てますよ、夫婦松と知恵の松とかそんなんこんなん。でも正直、あんま覚えてない。記憶に残ってるのは前述の地元民たちの日常風景と、橋立横断中ずっとタマホームのCMソングが頭の中に流れていたことである。ディープパープルのBURNって歌をまんまパクったアレである。相方にそれ言ったら、彼の頭もたちまちタマホーム一色に染まってしまった。これ書いてるだけでも、もう私の頭の中はタマホーム一色。これ読んだあなたの頭の中もタマホーム一色。それほどインパクトのあるCMなのである。タマホーーーーーーーーーーーーム!! 橋立とは全く関係ないのだけどね。つくづく、私は観光地に向いてない人間だと思う。

walk
(橋立横断真っ最中の写真。タマホーーーーーーーム!!)

橋立を渡りきった先は、またリフト。股のぞきで有名な傘松公園へ。ジェットコースターなど見当たらない、ほのぼのとした雰囲気である。コーラやらキリンフリーやら飲み、ふらふら散歩したり写真撮ったり、お土産物を物色したり。なんてことない、普通の観光である。いざ天橋立に着いたら着いたで、あっちをうろうろ、こっちをふらふら、意外とさくさく。ま、そんなもんである。さらに奥にある由緒あるお寺には行かなかった。だって歩ける距離ではないもの。バス乗るお金もないもの。ま、そんなわけで、そろそろ帰りますか。帰りも橋立を歩くなんて根性も時間もないので、"あんなちんたら進むかもめボートより、こっちのボートの方が速いっすよ"と地元の若者にそそのかされて買ったチケットで、高速ボートに乗って対岸へ。口悪いぜ、若者よ。が、確かにボートは速かった。味気ないくらい速かった。ボートを降りてみんな同じ方向に歩いて行く様子は、なんかロックフェスのようだった。夏、帽子、首タオル、飲み物、リュック、そんなんが集えば日本中どこでもロックフェスである。フェスとかもう全然行ってないな…。ロックか、ロック………、タマホーーーーーーーム!!

hashidate2
(北側から見た天橋立。形は南側からの方が、景色は北側からの方が好きです)

ハイ、そんなわけで帰京しました。いやー、お疲れちゃんお疲れちゃん。え? 早い? だって帰り道は特に何もないもの。急いで帰って酒飲みたかったもの。木屋町で灯籠流しやってるっていう情報が入ったもの。そんなん眺めながら飲みたかったもの。国道をタマホーーームって歌いながら帰っただけです。京都まであと○kmっていう数字を減らすことに専念しただけです。信号で止まる度にバイクから降りてお尻を気遣ったり、和知町でまだここかってヘコんでみたり、亀岡あたりから明智光秀気分になったりしただけです。ラーメン食べて、ビール飲んで、ゆっくり寝たのです。いやー、ほんとお疲れちゃん、私と相方とベスパさん達。読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。おそらく来年開催されるであろう第3回もよろしくお願いいたします。

6
(27号線やら9号線。迷う余地全くなしの道を通って帰りました。)





なんでこんなに長くなったんでしょうね?
vol.1とか2とかで悪ノリしすぎた。
こんなに長々と書くもんじゃあないですね。
もう11月やないか、コレ。
明日からはいつもどうりの普通の感じに戻ります。
ま、そんなわけで…。
終わったーーー!! いやっほーーーーーーい!!
タマホーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーム!!!!!