2008年11月19日

甘さを捨てるための本




敗戦直後の東京を舞台に、ギャンブラーたちの生き様を描いた小説。登場人物の心理やセリフのやり取りが非常に小気味よい。九連宝鐙をあがりながらも、勝負の途中で死んでしまった出目徳を身ぐるみはいで捨てるシーンは、その異常な状況に反して、そんなこと覚悟の上でぶってんだろ、といわんばかりの潔さを感じる。主演真田広之で映画化もしている麻雀放浪記。出目徳役で助演男優賞を総なめにした高品格の演技がすばらしい。モノクロ描写で、音楽を使わない演出も秀逸。






最近アニメ化した野球漫画。プロ野球選手児島弘道が沖縄で出会った男渡久地東亜。130km/hに満たない直球しかなげられないものの、東亜はその一流の勝負勘から賭野球“ワンナウツ”で無敗を誇っていた。東亜にチーム優勝の可能性を見出した児島は東亜をチームに誘う。
野球漫画というよりは東亜の勝負師としての側面が強調されている。ストーリー自体はベタなサクセスストーリーなのだが、野球を知らなくても楽しめるのが良い。金のことしか考えていないオーナー彩川との戦いも見もの。スカッとしたい人は是非。アニメ版での萩原聖人の声もよい。

h_fukai at 16:09│Comments(2)TrackBack(0)一般 

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この記事へのコメント

1. Posted by お   2008年11月20日 14:12
総会屋錦城(城山三郎)マジオススメ
1回の時に読んで衝撃を受けた
2. Posted by h_fukai   2008年11月21日 18:56
またアウトローそうなのをどうもありがとう。戦後すぐぐらいの直木賞作家はまだまともなのが多いよね。

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