キハ28-2346形 + キハ52-125形(いすみ鉄道 譲渡車)
↑キハ28-2346形 + キハ52-125形(いすみ鉄道 譲渡車)

 今日はchimari_113さんに誘われて いすみ鉄道の撮影にご一緒させて頂くことになりました。私としてもキハ28の営業運転開始後 は一度も訪れていないので近々行きたかった場所なので正直ありがたかったです。
 キハ28は片運転台車なためキハ52の観光急行列車に連結される形で運転されています。キハ28というと流石に世代的に房総では馴染みが無いですが、山陰で国鉄特急色のキハ181が健在の頃は快速 砂丘などで走っている姿をちょくちょく見たり乗車したりしていたこともあり私も好きな車両ですね。気動車の国鉄色は独特の塗装も相まって田園風景によくなじむので私も好きですし、いすみ鉄道の沿線風景にもよく似合っていると思います。今回は久しぶりにそういった風景を見ることが出来てよかったです。
 今回キハ28を導入したということですが、元々電化前の 房総急行と言うと使用されていた車両の代表格はキハ28ですしキハ52以上に いすみ鉄道には合っているようにも思えます。電化前の房総急行は走行する区間が比較的平坦で、冷房化もまだ本格化していなかったということから車体・編成重量に対する機関出力にも余裕があったため多く配置されていたのは1エンジンのキハ28やキハ26が主体、2エンジンのキハ58は非常に少なく一時的な使用や夏場の多客時に他区所から貸し出されて使われた物が中心ということで、やはりそれらを見ていた世代にはキハ28が良いんだろうなと見ていて感じます。
 気動車の異形式混結列車というと最近はかなり見かける機会が少なくなってしまいましたが主に普通列車で全国各地のローカル線で見ることが出来ましたね。同じく混結列車が多く存在した旧型客車以上に車体の幅や塗装のバリエーションが多いため、各車両で窓や車幅・塗装などがバラバラな編成は見ていて面白い反面、編成に統一感が無く編成美が損なわれるため好き嫌いが分かれるところですが、私は異形式混結編成は結構好きです。ただ「気動車の混結列車をするにしても2両編成でキハ58系とキハ20系の組み合わせはちょっと・・・」と言う感じも正直見ていてありました。確かにキハ58系とキハ20系の2両編成というのは過去に存在しただろうと思いますし、キハ58系気動車も急行列車の廃止が進行するに連れて順次 普通列車へ転用され各地で他形式との混結列車をよく見ることが出来ましたが、キハ58系を含む2両編成で相方がキハ52というのは正直あまりイメージが沸きません。キハ58系とキハ20系の混結と言うと4両編成くらいで雑多に様々な形式が混結された編成の中に混ざっているイメージが私は強く、正直キハ52とキハ28を混結するなら何かしらもう1両くらい欲しいと思うところです。単なる個人的なイメージですが、キハ58系は2両編成ならキハ58・28・65のキハ58系列同士で2両を組んでいるか、あとは4〜6両編成比較的長い編成であればキハ35系、キハ40系あたりの形式を組み込んだ混結編成で走っているイメージが強いですね。ただ今回キハ28を1両だけ投入したということも背景には様々な理由があるようですし、実際 投入するにしても様々な登記や沢山のお金の問題も生じてくることになります。また投入後も保守管理の問題も生じてくることなので、あくまで個人の好みではありますが、実際にやるとなると様々な問題が絡みかなり大変なことなので好き勝手であまり安直な事は言えません。身近に田園風景の中を走るキハ28,キハ52を見たり乗ったりすることが出来る環境を用意してくれた いすみ鉄道には素直に感謝したいです。

いすみ鉄道 いすみ350形 351号車
↑いすみ鉄道 いすみ350形 351号車
セミクロスシートの いすみ300形に続き 最近いすみ鉄道が投入した現在 最新型車両のロングシート車 いすみ350形。足回りは新型気動車ですが外見はキハ20系を意識したデザインとなっています。今回初めて実物を見ましたが、意外に前面はふっくらしておらずに平面的なんだなと感じました。いすみ300形は最近の第三セクター・ローカル私鉄などでよく見かける軽快気動車に近いデザインながらアレンジが加えられていてなかなか良いですが、この いすみ350形はキハ20系を意識した外観で沿線の風景にもよく似合っていると思います。

キハ28-2346形 + キハ52-125形(いすみ鉄道 譲渡車)
↑キハ28-2346形 + キハ52-125形(いすみ鉄道 譲渡車)
急行1号に充当する車両の大多喜から大原への送り込みも兼ねて3月ダイヤ改正から設定された快速列車です。いすみ鉄道の観光急行列車は土日と雨の日はヘッドマークが付きそれ以外の運転日はヘッドマーク無しで運転されるのですが、今日は祝日ですが曜日は金曜日で平日ということでヘッドマーク無しでした。個人的にはキハ52 単行の場合もキハ28+キハ52の2両もヘッドマークは付かない方が好みです。

いすみ鉄道 いすみ350形 351号車
↑いすみ鉄道 いすみ350形 351号車

キハ28-2346形 + キハ52-125形(いすみ鉄道 譲渡車)
↑キハ28-2346形 + キハ52-125形(いすみ鉄道 譲渡車)

キハ52-125形 + キハ28-2346形(いすみ鉄道 譲渡車)
↑キハ52-125形 + キハ28-2346形(いすみ鉄道 譲渡車)
キハ52で いすみ鉄道の観光急行列車が運行開始された当初 急行列車は大原〜大多喜の運転が基本だったため大多喜〜上総中野は キハ52が入線する機会は比較的少なかったのですが、今年のダイヤ改正で大多喜への入庫を兼ねた下り最終急行の大多喜 行きを除き 急行が大原〜上総中野で運転(※大多喜〜上総中野は普通列車扱い)されるようになったため大多喜〜上総中野でも比較的頻繁に見かけられるようになりました。

キハ28-2346形 + キハ52-125形(いすみ鉄道 譲渡車)
↑キハ28-2346形 + キハ52-125形(いすみ鉄道 譲渡車)
※沿線私有地内から撮影
急行1号と急行2号の間合いで運転された大多喜〜上総中野の区間普通列車。敷地内で働いている人に声をかけ確認をしたところ撮影しても良いとの許可を頂いたので、撮影させて貰うことにしました。編成の後ろが木に隠れてしまいましたが、編成の後ろが見えないのでコレはコレでキハ52の後ろにも何か繋がっているようにも見えて面白いかなと思いました。

キハ52-125形 + キハ28-2346形(いすみ鉄道 譲渡車)
↑キハ52-125形 + キハ28-2346形(いすみ鉄道 譲渡車)

キハ28-2346形 + キハ52-125形(いすみ鉄道 譲渡車)
↑キハ28-2346形 + キハ52-125形(いすみ鉄道 譲渡車)

キハ28-2346形(いすみ鉄道 譲渡車)
↑キハ28-2346形(いすみ鉄道 譲渡車)
曇ってしまったので撮り方を変えようとしたとき こいのぼり が目に付いたので急遽からめてみようと思いましたが、距離が離れているためちょっとイマイチな感じになってしまいました。

キハ52-125形 + キハ58-2346形(いすみ鉄道 譲渡車)
↑キハ52-125形 + キハ58-2346形(いすみ鉄道 譲渡車)

キハ52-125形 + キハ28-2346形(いすみ鉄道 譲渡車)
↑キハ52-125形 + キハ28-2346形(いすみ鉄道 譲渡車)

いすみ鉄道 いすみ350形 351号車+いすみ300形 301号車
↑いすみ鉄道 いすみ350形 351号車+いすみ300形 301号車

いすみ鉄道 いすみ200型 206号車
↑いすみ鉄道 いすみ200型 206号車
木原線の第三セクター転向・いすみ鉄道発足時から使用され続けている いすみ100型の改造車 いすみ200型ですが、老朽化と置き換え用車両の増備に伴い現役稼動機は残り3両となってしまいました。

キハ52-125形 + キハ58-2346形(いすみ鉄道 譲渡車)
↑キハ52-125形 + キハ58-2346形(いすみ鉄道 譲渡車)
今年3月のダイヤ改正にて観光急行列車が午後にも増発されたため比較的遅い時間帯にも見ることが出来るようになりました。

いすみ鉄道 いすみ300形 302号車
↑いすみ鉄道 いすみ300形 302号車
この日 いすみ300形が先頭の列車を一度も撮影していなかったので国吉駅停車中の様子を撮影しました。

キハ30-62形(いすみ鉄道 譲渡車)
↑キハ30-62形(いすみ鉄道 譲渡車)
今年3月に久留里線を引退後 いすみ鉄道へと渡ったキハ30-62形。現在は国吉駅構内にて保存されています。直噴型エンジンへの換装車ではありますが今後再整備の上 運用に投入する構想はあるようです。ただまだ詳しい事は公式にはまだ明かされていません。

HIK_7063
HIK_7079
↑ファームリゾート鶏卵牧場が運営している観光施設「いすみ ポッポの丘」も途中で見学しに行ってきました。キハ38や元 営団丸ノ内線用の営団400形 454号、船の科学館 青函連絡船 羊蹄丸 内に保管されていたDE10 30号機などの鉄道車両が屋外に静態保存されています。なお場所はいすみ鉄道 上総中川駅から少し離れた場所にありますが、土日には いすみ鉄道 国吉駅から自動車による送迎も行っているそうです。