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拝金
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欲望はある。

出世したい,えらくなりたい,他人にスゴいと言われたい,好きなだけ遊べる金がほしい,美人を抱きたい,うまいものを食いたい。欲は満たすと,もっと,もっと,際限なくでてくる。

最近読んだこの二冊,金の生み出す「魔力」のような,強く馨しいけど中毒性のあるキケンな香りが満ちている。読みながらぼくの中のそういった欲望が膨れ上がってくるのを感じて怖くなった。

感情移入するほどに主人公の成功体験が自分のことのように感じられ,あたかも自分が強くなったように思えてくる。しかし本から目を離した瞬間,いつもの椅子に座って,いつもの姿勢で本を読んでいる自分に気づく。そのギャップの大きさがそのまま「自分も走らなくては」という脅迫観念に変わる。


いくつかの本で堀江さんは「突き抜けること」を進めているけど,自分の行くべき先はどこなのか,
それを本当にきちんと見据えて走らないと変なことになるんじゃないか,とも思えた。
ぼくも危うく持ってかれるとこだった。
突き抜けることはもちろんすごく大切だけど。

イケてるオトナになりたい,という友達は多いけど,その自分の思っている「イケてる」の姿は,
自分にとって本当にそれでいいのか。


堀江さんが本の中で描いているような姿だけが成功の姿ではないと思う。
もちろん彼のことは尊敬してて著書も何冊も読んだけど,少なくとも僕の成功の姿とは違うな,と。
突き抜けるための情熱だけこの本からもらって,自分のすきな方向に走りたい。



こないだ,古い友達に「あの純朴だった尚はもう居らん」と言われた。
うーん,そんなに変わったかなあ。

ぼくの可能性をできる限り膨らませるような考え方をするように,頭のなかを少しずつ変えてきた。
そうしないと潰れてしまってたし,なりたい自分になるため,自分の持っている装備で最大限の効果がでるように考えて努力するのは当たり前のこと。

少しずつでもそうやって進んできた結果だから,まあ仕方ないのかな。
別にいいよー,今の方がおもしろいし,間違ってないから,ぐふふ。



皆がそれぞれ自分のことしっかり考えて,このくらいの情熱をもって自分の方向に走ったら,
もっともっと面白くなるんじゃないかなあ。

そんな世界をつくる一員であれるよう,僕ももっと努力しなくちゃ。

毎度ながらほりえもん面白いなあ。