茂木さんの今朝の連続ツイートと関連して,考えてることをちょっとだけ。

@kenichiromogi
のこ(6)スティーヴ・ジョブズのプレゼンが凄いという人がいる。私もそう思う。しかし、そのプレゼン術を、ノウハウに落としたところで何の意味もない。自分のパッションを伝えること。人々を驚かせ、喜ばせること。そのような心の「かたち」が最初にあって、個々のプレゼンが生まれる。

togetterこちら


雑誌やら何やらで,「XXするためのノウハウ」とかよく見る。
見る度になんだかなあ,と思っているんだけど,とくに目に余るのが,人間関係に関するもの。

こないだ髪切ってるときに見た雑誌にあったのが,誠実さがどうとかいうやつ。
目を見て話すとか,相手より深くお辞儀するとか,まさに外形を整えることばかり書いてあった。
本当にげんなり。
そうやって外形を整えることがどうして誠実だと言えるんだろう。
きちんと心を整えて,相手のことを考えて接すれば自然とそういう行動になるのに。
雑誌で覚えた行動だけ示しても心が伴ってなかったら逆に失礼じゃんね。

理系男子を落とすとか,結婚する方法とか,見てるともう勘弁してよ,という気になってくる。
お皿にきれいに取り分けてあげたら気遣いあるように見えてポイントアップ!とかそういうやつ。
その行動に自然に到るための背景として心を整えられていなかったら意味がないよ。
自分を大事に思ってくれているかどうかなんて,ちょっとつき合えばすぐに分かってしまう。
そういうのに時間を割かせるようなこと,広めないでほしい。


自分の心と対話すること,自分はこの相手とどういう関係でありたいのか,を考えること。
そんなのは答えがないし,考えるのしんどいから(ハマると意外に楽しいのにね)雑誌に載せるには不向きなんだろうけど,本当に大事なのはそこだと思う。



「自分はどういう人間であるべきだと思っているのか」
そこのところを考える機会が,普通に日常を生きていると少なすぎる。

学校の授業だけで身に付くものでもないだろうけど,
修身学とか哲学を,小学校高学年くらいからは始めててもいいんじゃなかろうか。
哲学史でなく,アンパンマンを考えさせるような授業をね。


ああ,池田晶子さんの本が読みたくなってきたけど,脱線はこのくらいにしてさておしごと。