秀天

































    北栄町歴史民俗資料館では町にゆかりのある人物・歴史・自然などを取り上げ、企画展を開催していますが、今回は宗教家・井上秀天を取り上げ紹介します。
  秀天は明治13年(1880)、久米郡国坂村(東伯郡北栄町)に生まれ、米子中学、哲学館(東洋大学)などで学び、セイロン(スリランカ)のコロンボ大学およびスマンガラ大学で原始仏教を研究したのち台湾に在住し、布教や子弟教育に当たるとともに神科大学で東洋宗教学を教えました。
  明治37年、陸軍布教師兼通訳として日露戦争に従軍しましたが、肺結核のため神戸市・須磨で療養、以来終生コロンボのサンダレス新聞の特派員となり、その後、外国人のための日本語教師や翻訳事に従事し神戸女学院・神戸神学校・神戸女子神学校などの外国人の相談役をつとめました。大正6年(1917)神戸アメリカ領事館に勤務し移民事務を担当していたが、大正9年に神戸イギリス領事館の秘書官に転じた。太平洋戦争開戦の日まで勤務し、昭和20年3月17日、米軍機B29の神戸大空襲により兵庫区夢野の自宅で被弾し亡くなりました。
  今回の展示では、これまで地元ではあまり紹介されていなかった知られざる彼の姿を、遺族・井上晉氏から寄贈された資料をもとに紹介します。

会  期 : 平成29年2月18日(土)~4月9日(日)
開館時間 : 午前9時~午後5時(最終入館 午後4時45分)
休 館 日  : 会期中無休
入 館 料 : 無料