H&S Racing

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2014年01月

AT/M 2,3用

100_1267 ようやくその気になった。製作する事にした。
 外そうとすると既にシール剤で組立られた様子のパーツが、ボロっと崩れた。
 ほぼ9割が割れてオイル漏れの原因になっているはずである。
 ファストンの♂端子を如何にシールするかが、かなりのハードルになっていた。改めて検討し直したが、オリジナルの形状に近い物にするには、6.5mmの幅がやはりネックになる。絶縁体の外枠はさて置き、伝導部の製作にはかなりの数の工程が必要になりそうである。丸削りからファストン端子ではなくギボシ端子に変更することで、リーク無しの形状に落ち着いた。
 コネクトピースである。

Sporter サーボ

100_1276 コンビニの駐車場で何処からか笛の音が響く。アクセルを入れると響きは消えたが、回転数がアイドリングに近くなると、またもや笛の音。この車だ!
 1年は経ってないかな。今回は早いな!
 突発的で予想が出来ないトラブルの代表格である。即座に頓挫という事はないが、どの様に亀裂が入っているのか想像すると不安である。笛を吹いている位ならばまず焦る事とは無いと解っているが、やはり不安は付きまとう。
 フードの中にもサーボ本体は入れてある。いつでも来いや!なのだが、いつも予想外なので困る。
 バラしてみると、‘やっぱり‘であった。この突起なんの意味が有るのか今更なのだが解かった。切ってみた時も有ったが、やはり切るべき物であった。型のエア抜きなのだ、これは。
 前回の物は側面に亀裂を発見したので見落とした。改めて保管してあった物を見てみると、有った。ここまではっきりとした亀裂ではないが、確かに切れている。これは忘れず切って使用すべきである。
 今後の課題はこの穴を修理出来ないかである。大き目のパッチは手に入れたが少し厚いのが気になっている。
  100_1277
 











 
  あと枠の使い道を考えねば。

sporter20年計画T/M 1.44 スポルト

100_1224 これが届いた。思った通りである。
 'フローティングハブ' と記載があったので、逆に不安が薄らいだ。どうも091のリプレイスである。 でも、これは有り難い。
 これらのギヤとハブ、オリジナルの形状ならば例え3tonでプレスしようが不安は拭えない。113に比べると091タイプの締め幅はどうにも少な過ぎる。溶接は必須である。
 5mm 程奥のコーナーを溶接しなければならない。ぐるっと一周やりたいところであるが、これはかなりハードである。溶接棒でそこそこの肉増しも必要であるが、半自動では肉が付き過ぎる。ならばTIGでやりたい所だが、熱の入り過ぎは否めない。どちらにしても後がやっかいだ。
 フローティングハブなる物、扱うのは初めてである。アイドラギヤ単体で組み付けてみると、アキシアルクリアランスは2.3mmも有る。シンクロハブと一緒に組み付けてみた。それでもクリアランスは1.5mm程有る。どうやらこのまま組み付ける物ではなさそうである。スライダーやフォークの磨耗にかなりの影響が出そうなので、やはりアイドラギヤ本体のクリアランスを先ず安定させる事にする。
 スペーサーを製作した。100_1231スライダーのハブとアイドラギヤとの大きな隙間を埋める物である。2.15mmの厚みで仕上げた。材料はSUS310を選択。耐熱鋼の代表格である。特に意味は無い。熱電導率の良さそうな物を物色してみたのだが、寸法が取れそうな材料が見当たらない。無垢のSSでは役不足か? 仕方なく選択と言ったところである。冷却効率は落ちるが熱には強い。寸法自体は安定していてくれるはずである。久々に加工してみるが、やはり難削である。
 内側に熱をこもらせたくないので、内径は少し大き目のオイルクリアランスにした。面にはオイルグローブを施した。1st ギヤで長時間走る事は先ずは無いので、この位の処置で問題は無いかと想像する。ただし、2ndアイドラギヤのスラストワッシャーへの転用はいただけない。
 アイドラギアのアキシアル圧力は1stも2nd共にハブなりベアリングなりに強く架かる。2ndは特に多くの時間密着され、熱も多く発っせられる厳しい箇所である。それなりにワッシャーには耐磨耗と打たれ強い靭性が求められる。熱電導率も条件に加えられたならば、ワッシャーの焼き付きやメインシャフトのピッチングも防げたのではないだろうか? 高価な非鉄金属なり、コストから全くその気にはならないが、それなりの効果が期待出来るかもしれない。(それよりも寸法の見直しが先かな)
 '75以降のベアリングの形状をわざわざコストの掛かる設計に変えたのは何故であろう? これはSUJ材が対策品として適しているとの判断か? そこそこ適して役立っているという訳なのではないだろうか? ならば、これで行こうか。
 ギヤの切り込みの話しになるが、上の写真にも見られる様にヘリカルギヤの研削となると、どうしてもアイドラギヤ単体で削り上げるしかない様である。スプラインは駒で切れるので気にする所ではないが、もともと純正のギヤにスプラインは無い。
 これはアフターマーケットの製品、1.44のアイドラである。このサイズになるとハブとの結合部まで切り込みが見られる。純正のギヤ1.26では、切り込み跡は見られ無かった。113では1.32のギヤが有るが、この091タイプのギヤには1.26以外他のギヤ比は存在しないのである。加工上での問題なのか?切り込みが残ると都合が悪い事でも有ったのか。ハブとの結合に、やはり問題が有ったのではないだろうか。
 これらのハブとギヤ、どの様にくっ着けたていたのか?これもまたVW7不思議の一つである。
 ばらけたギヤを良く見るとアイドラのはめ合い部には、一回り浅い溝が幅1mm程で切られている。この溝に潤滑剤を塗布し滑りを良くして圧接溶接? 絶縁材を塗布しスポット溶接なのか?残念だが、それ位しか想像が出来ない。
 アナログな時代なりの怪しくも素晴らしい技術なのだが、全くと言っていい程それらを知らない。どうにも悔しい。ジタバタしてもやはり想像と迷走でしかない。何かヒントがないか、あちこちにアンテナを張り巡らしている時がまた、楽しくもある。 しかし事実は、な~んだ!ってな事だったりするかも。
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