とある街の中に立つ白い教会。
修道女セシリアーヌは、美しく、かつ誰にもやさしく、市民たちに慕われていた。献身的に慈善事業にいそしみ、街の聖女として次第に多くの村々にも知られるようになった。
しかし、教会の反対派閥の政争に巻き込まれ、高名なゆえに陰謀により背教者として捕らえられた。
そして、邪悪な裁判が開催され、有罪の判決が下った。
「修道女セシリアーヌ 正統でない邪な教えに染まった罪により、死罪」
しかし恩情と称して罪一等が減じられ、全裸で丘の上の公開広場で磔にされることに…。
「あの修道女は聖女として評判だ。その聖女を背教者として裸にして十字架で晒せば、教会一派への良い見せしめになるだけでなく、面白い見世物になるだろう。」
反対派の高官はひそかに哄笑した。
処刑の日、セシリアーヌは獄から出され、全裸にされた上で縄で縛り上げられた。
「さあ、背教者め。これから裸のまま十字架に磔の刑になるのだ。覚悟しろ。」
「…いいえ、背教者はあなたたちよ。」
全裸で縛られながら、セシリアーヌは静かに言った。
「こんなことをしても、私に罪がないことは神様がわかっていらっしゃいます。どうか安心して。」
官吏に柔肌を縄で締め上げられながら、セシリアーヌは確固としたまなざしで、街の支持者たちにそう語り掛けた。
一糸まとわぬセシリアーヌをがっちりと縛り上げると、官吏が宣告した。
「偽聖女セシリアーヌ、邪教にふけり神を冒涜した罪により、これから素っ裸で市中引き回しのうえ、丘の上の十字架に全裸磔の刑に処す。」
「どうだ。覚悟はよいか。」
反対派の司教が、縛られたセシリアーヌの頬をつつく。
「よし、連れていけ。」
「さあ、来るんだ。」
セシリアーヌは全裸のまま官吏たちに連行され、表に出た。
市民たちの前に現れた捕らわれの街の聖女。
評判のやさしい聖女が、あられもない姿にされて刑場に連れていかれる姿に、市民たちはざわめき、憐憫のまなざしを送る。
いつもの質素な黒い修道服と、髪を覆う白いベールはすべて剥がれ、それどころか下着の着用も許されず、覆う布が一切ない柔肌には無情の縄が食い込み、豊かな黒髪を肩に垂らし、手は後ろ手に縛られている。
控えめな乳房と、股間の恥部もまた覆う布はなく、後ろから見ると、やや小柄なセシリアーヌの白く丸い尻が目立った。
そのみじめな姿のまま、セシリアーヌは丘の上の公開広場に向けて曳かれて行った。
官吏に柔肌を縄で締め上げられながら、セシリアーヌは確固としたまなざしで、街の支持者たちにそう語り掛けた。
一糸まとわぬセシリアーヌをがっちりと縛り上げると、官吏が宣告した。
「偽聖女セシリアーヌ、邪教にふけり神を冒涜した罪により、これから素っ裸で市中引き回しのうえ、丘の上の十字架に全裸磔の刑に処す。」
「どうだ。覚悟はよいか。」
反対派の司教が、縛られたセシリアーヌの頬をつつく。
「よし、連れていけ。」
「さあ、来るんだ。」
セシリアーヌは全裸のまま官吏たちに連行され、表に出た。
市民たちの前に現れた捕らわれの街の聖女。
評判のやさしい聖女が、あられもない姿にされて刑場に連れていかれる姿に、市民たちはざわめき、憐憫のまなざしを送る。
いつもの質素な黒い修道服と、髪を覆う白いベールはすべて剥がれ、それどころか下着の着用も許されず、覆う布が一切ない柔肌には無情の縄が食い込み、豊かな黒髪を肩に垂らし、手は後ろ手に縛られている。
控えめな乳房と、股間の恥部もまた覆う布はなく、後ろから見ると、やや小柄なセシリアーヌの白く丸い尻が目立った。
そのみじめな姿のまま、セシリアーヌは丘の上の公開広場に向けて曳かれて行った。
先導の官吏が「邪な教えに染まった元修道女」という看板を立てている。
居並ぶ市民たちの前で、縛られたまま市街地の中を歩いていく全裸のセシリアーヌ。
居並ぶ市民たちの前で、縛られたまま市街地の中を歩いていく全裸のセシリアーヌ。
セシリアーヌの縄尻を取った別の官吏が後ろから歩いていくが、街の聖女は官吏に促されるまでもなく、直立して堂々と裸を晒しながら、前へ進んでいった。
石の街道の上を裸足で歩かされていく素足、それに覆うものもない乳房と股間に風が当たる冷たい感覚。
人々の憐れみと好奇の視線。
それらに、セシリアーヌは耐えた。
セシリアーヌの濡れるような黒髪。
一糸もまとっていない美しい修道女の両手は背中に回されて十字に組まれ、胸の小さな乳房は縄で締め上げられ、股間には黒い陰毛がのぞいている。
小ぶりの丸い尻から伸びた白い素足が動いていく。
これから行われる評判の街の聖女の、公開の磔刑。
それに先立つ、哀れで理不尽な市中引き回しだった。
セシリアーヌは、極度の恥ずかしさに時々うつむきながらも、黒い瞳を上げ、しっかりとしたまっすぐな視線で、沿道の市民が見守る中を前を見つめながら歩いていく。
ゆるぎない信仰心の証だった。
勤めていた白い教会の前を通る。
街を連行されるセシリアーヌの胸には、修道生活の幾多の思い出が去来した。
かつて、買い物をした市場。
寄付金を募った市庁舎の前の人だかり。
そして施しや炊き出しをした中央広場。
その同じ場所で、今日は素っ裸にされ、縛り上げられ、人々の目の前で十字架に向けて引き回されている悲しみ。
さすがのセシリアーヌの目にも涙がにじんだ。
やがて市街地の中を抜けて、全裸のセシリアーヌは丘へ向かって歩かされていく。
丘の上には、処刑を見に集まっていた多くの市民の中央に、素っ裸の街の聖女セシリアーヌを、磔の羞恥刑にするための十字架が待ち構えていた。
人々のために尽くした修道女セシリアーヌは、偽聖女の烙印を押され、理不尽で残酷な見せしめの処刑にされるため、黒髪と、縛られて隠すすべもない白い裸身を揺らしながら、坂を一歩一歩登っていった。
(「磔にされる女 各種」末尾の創作物語を独立しました)
磔にされる女 各種 : H欲旺盛のblog (livedoor.jp)
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