DVD REVEIWDie Unendliche Geschichte
15[DVD/購入/LD観賞歴あり]
ワーナー・ホーム・ビデオ

004 ネバーエンディング・ストーリー1984年イギリス・西ドイツ
八ちゃんの降水確率:60%
八ちゃんの満足度:★★★★★
八ちゃんの評価:★★★★★

ミヒャエル・エンデの世界的ベストセラーをイマジネーション豊かに映像化したファンタジックSFXアドベンチャー

独特のストーリー展開…満足度はかなり高いファンタジー映画の原点!

八ちゃんのDVDセレクション

ネバーエンディング・ストーリー
八ちゃんのレビュー
八ちゃんの一番好きなファンタジー映画

オズの魔法使い不思議の国のアリスのような御伽噺です。そして、その御伽噺を、現実社会の子供が読むという設定で、その話の内容を映像化した映画…そんな感じだと、最初は思っていました。
いじめられっ子の主人公バスチアンは本を読むのが大好き。本の世界が現実逃避につながっていたからです。そんな彼が古本屋で偶然手にした物語が、この「ネバーエンディング・ストーリー」だったのです。彼はすぐにもその世界にひきこまれていきます。
不思議の国「ファンタージェン」が無の侵略によって崩壊しかけているのを、一人の勇敢な少年、アトレイユが救うというのがこのお話。その方法とは女王を病から救う道を見つけることだったのです。
バスチアンが彼の冒険話を読むにつれ、当然、彼は感情移入していくのです。アトレイユに共感し、まるで一緒に冒険を体験するように。

ですが、話が進むにつれ、ちょっと趣きが変わってきます。いくら冒険を続けても女王を助ける方法など見つかりません。アトレイユがファンタージェンの果ての果てまで探しても何の手がかりも見つからないのです。それどころか「無」の侵攻はどんどん広がりついにファンタージェンは崩壊してしまいます。
女王のいる象牙の塔に戻った時、衝撃の真実が明らかになります。

実はファンタージェンは、人間の夢・希望が作り出している異世界で、人間が夢を失っていくことによって、「ファンタージェン」も崩壊し始めているという事だったのです。女王の「病」とは、世界の象徴であるが為に、人間によって力が弱められていく事に他ならないのでした。
ファンタージェンと女王を救う唯一の方法は、人間の子供を連れて来ることだったのです。
アトレイユはそれに失敗した事を女王に告げます。しかし、女王は、
「きちんと連れて来ている」と答えたのでした。
その人間の少年こそ、アトレイユに感情移入して一緒に冒険をしてきたバスチアンだったのです。
最後の最後、物語の中に、「本を読んでいる、その少年自身の事」が書かれているのです。彼同様、自分も、まさしくびっくり。単なる物語の映像化を、読んでいる少年の主観で描かれた映画だと思っていたのですが、その少年こそが、物語(中に出てくる本)の主人公だったのです!


八ちゃんの感想
ああ、日本じゃこんな作品、生まれないだろうなぁ〜。

昔ワンシーズンバイトしていた宿に、今で言うホームシアターシステム並みのAV機器が揃っていて、そこでこの映画を初めて観たのです。もちろんレーザーディスクですよ。今ではすっかり過去のメディアになってしまった…(笑)
最初に観たとき、「やられた〜」と思いましたね。
当時の自分としては、かなり衝撃的だったのを覚えています。
2006年にシャーロットのおくりものを観て、それがおそらく第2位につけるカナ〜。それでもこの作品は今でも、いや当分、八ちゃんにとってファンタジー映画の第1位に輝いているのです。
この映画、ドイツ映画だったのですねぇ〜。ちっとも知りませんでした…。(イギリス資本入っていて、ワーナーがワールドワイドの配給権持っていますからね)
80年代、日本でも大ブームになったブリティッシュ・ポップのリマールが主題歌を歌っていることから知った映画でした。MTVとかで観てましたからね。しかも音楽はフラッシュダンスで有名な(八ちゃん的にはドナ・サマー)ジョルジオ・モロダーだし。
ファンタジーとかおとぎ話の原作なんて知りませんからね…。
そう、ファンタジーものです。
ファンタージェンの女王「幼心の君」(タミー・ストロナッハ)は、めちゃくちゃ可愛い、と言うか容姿端麗。ほんとの王女さまみたいです。

今観ると、なんかちゃちいなぁ、という意見があちこちで観られますが、明らかにスターウォーズなどのクリーチャーものから進化しています。たくさんのおとぎの国の登場人物たちが表情豊かに描かれているし。当時としては凄いと思いますよ、ほんとに。今でも見劣りしないよね。
アトレイユの馬が「悲しみの沼」に捕まってしまうシーンは何度見ても涙がこぼれちゃいます。(アトレイユ自身がそれに悲しんでいるのに、なぜ捕まらない、などという突っ込みをしてはいけません)


データファイル
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
製作:ベルント・アイヒンガー、ディエテール・ガイスラー
脚本:ウォルフガング・ペーターゼン、ヘルマン・ヴァイゲル
音楽:クラウス・ドルディンガー
出演:ノア・ハサウェイ、バレット・オリヴァー、タミー・ストロナッハ、モーゼス・ガン、パトリシア・ヘイズ
配給:ワーナー・ブラザーズ
ネバーエンディングストーリー(ぽすれん)
W・ペーターゼン監督がM・エンデのファンタジー小説をSFXを駆使して映画化。いじめられっこの少年バスチアンが、古本屋にあった一冊の本“ネバーエンディング・ストーリー”の世界に迷い込み、あらゆる危機を乗り越え活躍する様子を描く。(詳細こちら