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140[DVD/懸賞品]
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

悪いことしましョ!2000年アメリカ
八ちゃんの降水確率:0%
八ちゃんの満足度:★★★★
八ちゃんの評価:★★★
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悪いことしましョ! (特別編) (ベストヒット・セレクション) by G-Tools

7つの願いをかなえてあげる。 じっくり考えて選ぶのよ。

エリザベス・ハーレーの魅力を前面に押し出した単なるおバカ映画。たまには何も考えずに楽しみたいものです。「バイ・ハード・キャンペーン」でいただいたDVD第1弾です。


あらすじ&八ちゃんのレビュー
エリザベス・ハーレイの魅力全開!
バカバカしいけど、楽しい!こういう映画だって必要です。観る価値ない、なんて言ったら映画ファン失格だぞっ!


職場でもみんなから煙たがられる、いわゆる「ウザい奴」エリオット(ブレンダン・フレイザー)は、やることすべて空回りするお調子者。だから余計相手にされなくなっちゃいます。同僚を誘ってみてもなんだかんだ理由をつけられて断られちゃう始末。惨めなのがわかっていながら、まだ振舞うんだから始末に終えない。結局一人で飲みに行ってみると、そこにはみんなが飲んでいました。そこへ現れたのが、入社の頃から目をつけていた憧れの女性、アリソン(フランシス・オコナー)。みんなにやめろ、と言われながら声をかける気になって奮起しますが、あっさりあしらわれちゃいます。エリオットは神に「どうか付き合えるようになりたい…」なんて願っちゃいます。
そこへ現れたセクシーで魅力的な謎の美女。彼女は何でも知っています。彼女は自分が悪魔だと名乗り耳元で「魂をくれるなら、あなたの願いを7つかなえてあげる」と甘く囁かれますが、当然エリオットは信じません。
さんざん振り回された挙句、アリソンとの夢のような現実(のみせかけ映像)を見せられたエリオットはついに契約書にサインします。

「願わくば、アリソンと結婚したい、大金持ちになりたい、権力者になりたい…」
なんて願い事を言ってみると…

そこは、まさしく豪邸!寝室にはアリソンが寝ている!使用人もいる!何とスペイン語しゃべってる!(笑)
狂喜狂乱です。
しかし…
理想とはちょっと違います。アリソンは何故か英語のインストラクターに夢中!金持ちで権力者みたいだけど、何とコロンビアの麻薬王。悪者じゃん。しかもロシアの組織とトラぶって、まさに命を狙われちゃいます。

「万が一、思い浮かべた願いと違っていたら、このポケベルで666と押して!」
と言われたことを思い出し、元に戻ってきます。
しかし、悪魔は「願い事はきちんとかなえてあげている、アリソンとも結婚しているし、大金持ちで権力を持っている」と突っぱねます。確かにその通り、間違ってはいないのです。そんなこんなで、結局は言い負かされては、何度願い事をかなえてもらっても思い通りの世界とは違った結末を迎えちゃうのです。
悪魔にもてあそばれてるだけで、残りの願い事はあとひとつ、エリオットが最後に願った事は…

エリザベス・ハーレイと言えばオースティン・パワーズがすぐ頭に浮かんでくるでしょうが、彼女の出演作品を観るのは実は始めてだったりします。悪いことしましョ!は1967年に映画化されていて、これはリメイクです。現代風にアレンジされているだけでなく、「もし、悪魔が女だったら面白くなるのでは…」というアイデアから、社会風刺の強いインディー系のイメージだったオリジナルから誰でも気軽に観れる喜劇に生まれ変わっています。
一般にはエリザベス・ハーレイの魅力をフューチャー下だけのフェロモン系映画と思われがちですが、さすがスタジオ制作の娯楽映画だけあってそう単純ではありません。何度観ても面白い発見もあるし、他の役者の演技も楽しめるものばかりです。カットごとに変わるエリザベス・ハーレイのさまざまな衣装は、さながらコスプレプレイのように観客を楽しませてくれますが、実はさえないエリオットのブレンダン・フレイザーのみるからに嫌悪感を誘うようなキャラクター作りも見事だったりします。元々は男からみても同情なんてしたくないようなエリオットですが、願い事をかなえてもらうたびに変わる設定ごとに、見事な変身振りをみせてくれます。メイクによる外見はもちろんですが、しゃべり方やリアクションまでしっかり変わって演じ分けています。
最初のラテン系のエリオットには、本当に違和感なくラテン系の役者そのもの。
もちろん、フランシス・オコナーの方もしっかり演じ分けています。この撮影中にスピルバーグと面談していて、A.I.への出演が決まったそうです。

悪魔という設定だけに、強大なパワーと権力を持っているわけですが、シーンに出てくるエリザベスの悪魔は、やっぱり小悪魔のイメージが強いんですよね。それはそれでいいんですが。エリオットが現実に戻ってくるたびに表現されている悪魔のコスチュームは、単なる観客サービスだけでなく、きちんと悪事の最中だったりするのが、改めて観た時に気づきます。


八ちゃんの感想
自分の価値観は自分で決めるものなのだよ!

願い事を無駄に浪費しているうちに主人公のエリオットは、段々と学んでいくようになります。自分の願望をかなえて貰うには、自分勝手な願いだけでは本当に思い通りにならない事に少しずつ気づきはじめます。半分以上使った時点で、人の役に立ちたいと思い大統領になりたいと願いますが、結局はまだ大統領になれば女にモテモテになるという根底の願望が見え隠れしていますが、ちょっとした進歩です。ついには、そんな願い事なんていらないなんて気づくのですね。そんなところは映画らしい、というか物語らしい話の展開です。コメディにもきちんと主題は見え隠れしているものです。
実は悪魔も神も、天国も地獄も、本当は現実の人間が決める価値観なんだと話は結ぶという解釈もいいですね。
フェロモンだけの娯楽作かと思って観るのをいつも避けていたけど、もらって正解だったね。ハズレじゃなかったよ。

意外と、ハーレイの笑顔は素敵だったなぁ

悪いことしましョ!
(c) 20th Century Fox


データファイル
シネスコサイズ(1:2.35)
監督:ハロルド・ライミス
製作:トレヴァー・アルバート、ハロルド・ライミス、スザンヌ・ヘリントン
製作総指揮:ニール・A・マクリス
脚本:ラリー・ゲルバート、ハロルド・ライミス、ピーター・トラン
音楽:デヴィッド・ニューマン
出演:ブレンダン・フレイザー、エリザベス・ハーレイ、フランシス・オコナー、オーランド・ジョーンズ、ミリアム・ショア、ポール・アデルスタイン、トビー・ハス、ガブリエル・カソーズ
配給:20世紀フォックス
悪いことしましょ(ぽすれん)
ピーター・クックが1967年に脚本・主演した同名映画を『アナライズ・ミー』のH・ライミスが現代風にアレンジしたコメディファンタジー。コンピュータ会社に勤めるダメ男エリオットは、悪魔と魂と引き換えに7つの願い事を叶えてもらう約束をした。

ぽすれん
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