2010年1月14日

婦人科は,子供連れの妊婦さんもいて明るい雰囲気.
でも,もし自分が子供が生めない病気になってここで待つとしたら,
想像付かないほど辛い気持ちになるんだろうな,と感じた.
診察室に入ると30代半ばくらいの若い女医さんが座っていた.

まずは簡単に問診.
これまで人間ドックはおろか,婦人科にも行ったことがないこと,
生理痛はあるけど,自覚症状は特に無いことを伝えた.
とにかく一度見てみましょう,ということでまずは内診室へ.
診察台に座るとやっぱりカーテンが引かれていて,
すぐ横にはモニターがあった.

最初に触診.
やっぱり子宮は問題なさそう.
そして左側の卵巣へ.
痛いかも,と身構えていたら,触られた感じは分かったけど
痛いと叫ぶほどじゃない.
次は右側へ.右は触られたことも感じないくらい一瞬で終わり.

次はエコー.
子宮はきれいで筋腫もなさそう,とのこと.
問題の左側は,素人の私が見ても明らかにコレだと分かるような,
Lサイズ卵くらいの真っ黒いヤツがモニターの真ん中に映し出された.
先生はモニターに映ってるその黒いヤツの端と端をクリックして,
「5センチ×3.5センチですね」
と教えてくれる.
普通はどれくらいなのか質問したら,
今度は右側を映そうとグリグリ機械を動かした.
が,
「これですね」
と言われても,さっきと違って全然分からない.
かろうじて100円玉くらいの黒っぽいものがあるかも,くらい.
さっきと全然違いますね,と言うと,もう一度左側を映してくれて,
「そうですね,全然大きさが違うでしょう」と.
確かにもう全然違う.
ほんのちょっと,実は誤診だったりしてと期待してたのに打ち崩された.

内診を終えて再び診察室に.
まずは,子宮の絵を使って私の嚢腫について説明.
私の嚢腫は,『内膜症性卵巣腫瘍』.
つまり,子宮内膜症が卵巣に飛んじゃった病気らしい.
子宮内膜は赤ちゃんのベッドみたいなもので,
毎月生理となって体の外に出てくるアレのこと.
子宮内膜症は,その内膜が子宮以外にぽんと飛んでしまう病気らしい.
人によっては子宮の周りや,肺に飛んじゃうこともあるらしい.
そして,その飛び先が卵巣だった場合,内膜症性卵巣腫瘍と呼ぶらしい.

説明は,事前に調べていた内容通りだった.
そして,先生は,今後の治療の方針を決めるために,
私ののう腫にどんなリスクがあるのか説明した.

まず,内膜症性卵巣腫瘍の場合,生理の度に大きくなる可能性があること,
5センチを超えると茎捻転や破裂の可能性があることを説明された.
そして茎捻転の場合,子宮と卵巣を繋ぐ茎が捻れるので,
尋常じゃない痛みがあると共に最悪卵巣に血液が回らなくなって,
壊死する可能性があるため緊急手術になること,
破裂の場合も,嚢腫の中身がお腹の中に飛び散るので,
やっぱり緊急手術になって,しかも破裂した中身を掃除するので,
手術の傷が大きくなることを説明された.

そして,内膜症性の場合は,茎捻転や破裂が起こらなくても,
ほっておくと,腫瘍自体が悪性化する可能性もあるとのこと.
悪性化はつまりガンなので,放っておくことはできず,やっぱり手術になる.
今手術しなくても人生のどこかで一度は,手術が必要になると説明された.

私はとにかく結婚式に間に合わせたかったし,絶対に子どもが欲しいので,
今年10月に結婚する予定があって,若いうちに子どもが欲しい,
卵巣嚢腫がどう影響するのか質問した.

すると,手術は私の意思に任せる雰囲気で話してた先生の表情が変わった.
「それなら,もう早く切ってしまった方が良いと思います.
妊娠すると,子宮が大きくなるのでそれだけさっき説明した
茎捻転が起こる可能性があがります.
そして手術するとなると,赤ちゃんがいるので,
一度子宮をお腹から出すことになります.
そうなると赤ちゃんに負担がかかるので,
最悪切迫流産とか,リスクも出てきます.
妊娠してから卵巣嚢腫が分かったなら,そのリスクも仕方ないけど,
こうやって妊娠前に分かったのだから,
わざわざリスクを作る道を選択することは無いかと思います」

こうなったら,もう即決.
結婚式したい,赤ちゃんを途中で諦める可能性なんて考えられない,
なら,今しかない.
「分かりました,出来るだけ早く,最短で取ってください.」

「そうですね,それが良いと思います.
それに結婚式が10月なら,まだ時間もありますし,
今のうちに取ってしまって,何の不安も残さず結婚した方が良いと思いますよ」

先生によると,私の場合,腹腔鏡での手術で大丈夫そう,とのこと.
腹腔鏡手術は,傷が小さく,体への負担が少なく入院も短くてすむが,
手術に技術が必要になる.
一方,開腹手術の場合は,おなかを開けるので腹腔鏡よりも安全性高いが,
傷が大きいので体への負担が大きく,入院も長引く.という.

出来るだけ仕事を休みたくないし,これも腹腔鏡で即決.
手術後,どれくらいで会社に行けるようになるか聞くと,
人にもよって早い人だと退院翌日から行く人もいるが,
術後2週間は体を休めたほうがいい,と言う.

そして,最短,といっても,大きな病院.
すでに予約はいっぱいで,一番早くて3月8日.
つまり,前日3月7日に入院,12日退院,翌週は休むとして,
春分の日もあるから,最短で3月22日に仕事復帰,となる.

もう,何でもいいから最短で,と私の中では決まっていたけど,
3月の年度末,会社を半月以上も休まなければならない.
念のため,職場に確認を取ってから手術の予約をすることにした.

早速,診察室を出て上司に電話した.
人間ドックに行ったことも,そこで引っかかったことも,
今日精密検査のために病院に来ていることも,
何も報告していないので,いきなり,3月に手術するので休みます,
と言われて,相当驚いていた.
でも,何より体が第一なので,すんなり理解してくれた.

再び診察室に呼ばれ,改めて,3月8日に手術を予約した.
そして,今後の予定について,説明を受けた.

まず,MRIで腫瘍が悪性か検査する必要がある.
そして,どちらにしても手術するので,術前検査が必要になる.

もうそのときにはすっかり忘れていたが,
ちょうど,2月14日に眼科の視野検査のために来院する.
普通と順番は逆になるが,MRIの前に術前検査をすることになった.

予約でいっぱいのMRIは2月28日に.
そのときに,手術の説明を受けることになった.
説明は,家族も同伴で受けるとのこと.
血縁者じゃなくても,夫になる予定の人,でもOKらしい.

MRIを受ける同意書について説明を受け,
帰りに検査室で採血をしていくように指示されて,長い初診が終わった.


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1月14日 婦人科
初診,検査 3460円


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