2011年3月8日

12時.
お見舞いに来てくれた彼と病室で談笑してたら看護婦さんがお迎えに.
今まで寝ていたベッドに柵がついて,
メガネをはずしたら一気に移動開始.

んじゃ,いってくるねーって余裕で手を振る私.
母親は,髪を結んでいないことに気付いたのか,
髪ゴムを持って走ってくる.
あんまり感動的な別れとかじゃなく,どたばたしている感じが我が家っぽい.

ベッド用(貨物用?)のエレベーターで手術室のあるフロアまで.
手術室前には,昨日手術室の看護婦です,といってあいさつしてくれた
あっかるいおねぇさんが,緑色の手術室用の白衣?でお出迎え.
頭に,手術用の帽子をかぶさせられる.

そのまま,手術室へGO.
モニターやらなんやらだらけで,スタッフが大量にいて,
大き目のバスタオルを体にかけられたら,
手術着を脱がされて,バスタオルをかけられたまま,手術台に自分で移動.

移動すると,胸にぺたぺたシールはられて,
足も固定されて,右腕には血圧の装置,左腕は点滴,口には酸素マスク.
他にも,数人が同時に体のあちこちで作業を始める.

そのうち,麻酔入りまーす,という声が聞こえて,
はちこさん,すぐ眠くなりますからね,深呼吸してくださいね,といわれると,
貧血で倒れるときみたいに,頭の後ろからすぅぅっと何かに引っ張られるかのように
意識が遠のいていって,
「あ,眠くなってきました,,,」
「いいですよ,深呼吸してくださいね,すーーはー・・・」
看護婦さんの声を聞きながら呼吸を意識したら,あっという間に夢の中へ.

夢は,4,5本見たかもしれない.
どれも,楽しい思い出の夢で,最後に起こされる前にみたのは,
学生時代に,大学の友達と彼と一緒に大学の教室で課題をやっている夢.
課題が難しくて,みんなで,こんなのできないよーと言いながらも,
教室でふざけながら,男の子たちがじゃれていて,
友達の一人が「ふざけんじゃねーよー」と口癖を言ったところで,

「はちこさん,はちこさん,手術終わりましたよ,分かりますか?」

と肩を叩かれて起こされた.
目を開けると,口にはまだ管が付いていて,うまく息ができない.
おなかもなんだかジンジンする.

起きて,息ができることを確認されると,口から管が抜かれた.
確かにこれはどおりでのどが痛くなるはず.
管がでこぼこしているから,抜かれるときにどうしてものどにあたる.
それに,口の中がすっかり乾いていて,唇もカピカピ.

すぐに酸素マスクをつけられて,一つ部屋を移動した.
たぶん,回復室っていうところだと思うけど,
同じタイミングで手術をしたらしい,他の人のベッドも隣にあった.

麻酔の影響か,なんだか眠くて目をつぶる.
少しして,頭の上で声がしたかと思うと,
婦人科の看護婦さんが迎えに来てくれたみたいで,婦人科の病棟に戻る.

「はちこさん,戻りましたー」と,ナースステーションに看護婦さんが報告.
部屋が変わっていて,今度は個室に入る.
部屋では,両親と彼が待っていた.

しゃべろうとすると,咳がでて,咳すると激痛でうまく話せない.
酸素マスクも邪魔だし.
でも,どうしても,でてきた腫瘍がどんなものだったのか見たくて,
父親に写真を見せてとせがんだ.
すると,ここで衝撃が.
写真に撮っておいてくれたのは,腫瘍を包んでいた皮で,
真っ白で,破裂した水風船のゴムみたいなもの.
(今度,写真データもらったら上げますが.)
親が言うには,なんと,中身は緑色の液体だった,という.

ええええ!
緑色ってそんなのエイリアンじゃんー!

元気な時なら,すぐにでもネットで調べるところだけど,
もう体がだるくて,言うこときかないし,
どっちにしても取っちゃったんだから,気にしないことにする.
とにかく,手術が予定通りにうまくいったと教えてもらって,
目をつぶって休む.

夕方,
先生が研修医を引き連れて,部屋に来た.
予定通り手術が終わって,癒着も,妊娠に関係する臓器には
ほとんどなかったことを教えてもらった.
なぜか,盲腸がくすぶった跡と,腸に癒着があったそうで,
腸閉そくに結びつきそうな癒着の仕方じゃなかったし,
ここではがしてもどうせまた癒着するだろうからそのままにした,とのこと.
私の記憶の限り,盲腸かも,と思うほどおなかが痛かったことはあるけど,
盲腸と診断されたことは無かったので,とても不思議.
それから,卵巣のう腫の中身も,黄色っぽいねばねばの液体で,
真っ黄色ではなくて,少し緑かかっていた,ということ.
病理の検査結果次第らしいけど,
もしかしたら子宮内膜症性ではないかもしれない,という.
本当に,卵巣のう腫は切ってみないと分からない病気なんだと実感.
今はとにかく休んで,明日から歩いていきましょう,ということで戻って行った.

そこからは,ご飯も食べられないし,
持ってきたストロー付きのコップでうがいをさせてもらって乾きをうるおしながら,
1時間に一度くらい,看護婦さんが来て,傷の様子や下からの出血を見て.
熱と血圧を測ったり,おしっこの量を確認したりで
目をつぶって眠りそうになると物音がして目が覚めて,の繰り返し.
熱はそんなに出なかったけど,7度ちょっとあって,体がほてってるかんじ.
アイスノンをもらって少し落ち着く.

おなかと,おしっこの管が痛くて,12時過ぎに座薬を入れてもらって,
管の向きも変えてもらった.
4時ごろには,おしっこの量が少ない,出ていない,と言われて
利尿の薬を点滴に入れてもらった.
7時半ごろに採血.おしっこの量も増えていて,やっと一息ついた感じ.

すっかり日も出て,外も明るくなっていた.
長い,長い一日がやっとやっと終わった.


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