2011年5月2日

またこの説明を受けに来ることになるとは.
今日は,母親と彼と3人で術前説明.
父親は仕事の都合で参加できず.

まずは,この間の外科,乳腺外来の結果を確認.
1年後に検診ですよね,きちんと受けてくださいね,と念押されたけど,
でも,取り急ぎ何かしなければいけない訳じゃないのでみんなで一安心.

さっそく本題に入る.
今回も,前回と同様に手術同意書を使いながら進める.
今回の病名.
左卵巣境界悪性腫瘍.

治療は,
手術による左付属器摘出.
左付属器とは,左の卵巣と卵管のこと.

手術の目的は
治療および病巣の広がりの診断.
境界悪性だった腫瘍を取り巻いていた卵巣,卵管を摘出して,
そっちにまで癌細胞が転移していないか確認するということ.
また摘出後に病理検査をして,癌細胞があったら進行期がアップする.
でも,根治手術(両卵巣・子宮の摘出)じゃないし,
癌細胞が「無いこと」を証明することは大変で,確定診断とはならないらしい.
まったく,やっかいな病気になっちゃった.

手術の方法は,
腹腔鏡下左付属器切除術,および大網生検.
腹腔鏡での手術は2回目.
前回の傷跡に沿ってまた切って,カメラでおなかの様子を見ながら,
卵巣,卵管を摘出するのと,
卵巣癌で転移が良く見られる大網の一部を摘出して転移が無いことを確認する.
卵巣,卵管は,子宮と骨盤からの血管でつながっているので,
その両方の血管を切って,卵巣,卵管を取り出す手術になる.
ついでに腹水も少し採ってこちらも転移が無いことを確認するという.
大網とは,胃袋の下に広がっているカーテンのようなもので,
おなかの中の救急車と呼ばれているという.
たとえば胃や腸に穴が空いたりしたときに,
大網が覆って応急処置をしてくれる役割をするらしい.
それで,大網がそういった働きをすると腹水がおなかに溜まるらしく,
だから末期のがん患者さんにおなかが膨れている人が多いらしい.
今回は,大網の下のほう5%くらいと,
念のためにこの腹水も少量採取して同じように病理検査にかけることに.
腹腔鏡で行うため,大網を全て切除するのは不可能らしく,
それに今後,胃腸などおなかに何かあったときにフォローしてくれる
機能がなくなってしまうから全部は摘出しない,ということになった.
あとは,右側の卵巣.
もし腫瘍が見られたら,念のため腫瘍部分だけ切除するけど,
卵巣は取らないと約束してくれた.

次に,今回の手術で起こりうる危険性の説明.
前回と同様,出血と他臓器の損傷がありえるという.
特に,今回は付属器摘出ということで,取り出すときに尿管を傷つける危険性が
前回の腫瘍だけ摘出した場合より上がるらしい.
そして,2回目の手術ということで,
前回手術の影響で内臓が癒着している可能性もあり,
内臓の癒着をはがすときに,
他臓器を傷つけてしまう危険性も上がってしまうらしい.
癒着は手術の回数を重ねるほど可能性が上がるらしいので,
それはもう仕方ない.
他臓器を傷つけてしまったり,出血が多いと,開腹手術へ移行するという.
ちなみに傷跡は,前回の跡に出来るだけ沿って開けてくれるらしいけど,
おへその下だけは,少しカーブを描いているらしく,
頑張ってみるけどもしかしたら端っこがちょっとずれちゃうかも,とのこと.
二重になったら嫌だけど,でもそうもワガママを言ってる場合じゃないし,
先生が頑張ってダメなら文句言わない.

それから,前回と同様に,傷口の感染,エコノミー症候群(肺塞栓),
腸閉塞の危険性があることが伝えられた.

さらに術後,残した右側卵巣はもちろん,他臓器への再発の可能性は残り,
しかも再発したときは,今回のような境界悪性であるとは限らず,
普通の「癌」として再発することもあるという.
再発する場合,1年以内に見つかることが多いらしいけど,
たまに,10年20年のスパンで再発したという報告もあり,
今回の手術が終わっても決して油断してはいけない,と念を押された.
やっぱり一生付き合っていく病気になってしまったらしい.
覚悟していたけど,なんだかやっぱり重いな...
そして,術後に検査結果が出た後,がん細胞が見つかったら再手術や
抗がん剤治療を進める可能性もあることを伝えられた.
次,手術をすることになれば,
妊孕性,妊娠の可能性は残すことができないかもしれない.
それに,抗がん剤は,残した卵巣にも影響するらしく,
本当に,今回取り出すものから癌細胞が見つからないことを祈るばかり.

次に,今回は腹腔鏡下での温存手術を選択したけど,
別の方法もある,ということを説明された.
ひとつは開腹手術.
でも私のように,Ia期の場合は予後を比較したときにそこまで差がないらしい.
おなかの中で腫瘍が破れていなくて中身が飛び散っていない状態なので,
おなかの中に腫瘍由来の癌細胞があると考えにくいから,という.
あとは,開腹だとリンパの肥大を触診することができるけど,
正直,事前に撮るCTでわからないくらいの肥大なら,触ってもわからないらしい.
ということで,手術前日に撮るCTの結果次第ではあるけれど,
とりあえずは腹腔鏡手術でお願いすることに.
うっかり股関節,足の付け根が痛いことを伝えるのを忘れちゃったけど,
結局はリンパ肥大が原因だとしても,どっちにしてもCTで撮るわけだから
やっぱり前日にならないとわからないし,今気を揉んでも仕方ない.

手術の説明は以上,
念のため,エコーを撮ったけど,
右側の卵巣は普通の大きさで安心した.
左側も,まだ平べったい状態みたいだけど,大きくはなってない様子.
これもほっと一安心.

本当はこのあと術前オリエンテーションだけど,
前回手術と同じ術式で,しかもまだ2ヶ月しか経ってないから省略された.
持ち物や同意書など書類だけを渡されて今日は終了.

いよいよ来週.
入院準備を進めないと.


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5月2日 婦人科
再診  210円


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