2011年5月10日

まだ家族もそろってないけど,11時前,看護婦さんが迎えに来ちゃった.
ON CALLで手術だと,前が終わり次第だから時間も読めない.

病室を出る直前に両親が到着.
なんとかぎりぎり間に合ったので,貴重品だけ持ってもらう.
彼は...間に合わなかった.
たぶん,まだ寝ていたんだと思う.しょうがない.
前回もそうだけど,今回も手術前はドタバタして,
ドラマみたいな,ああいうしんみりした感じが全くない.
ま,これでいいんだけどね.いってきまーすって元気に出発.

2回目ともなると,いろいろ観察できる.
手術室の入り口で,看護師さんたちが同意書などなどの書類チェック.
それから,昨日挨拶に来てくれた看護師さんが
頭にシャワーキャップみたいな帽子をかぶせてくれる.
私は,名前と生年月日を言うだけであとはおとなしく書類待ち.

チェックできたら,すぐに手術室へ入室.
体にタオルケットをかけてもらった後,着てた手術着を脱ぐ.
そのあと,手術台に自分で移動.
手術台は本当に狭くて,体の幅よりちょっと広いくらい.
移動した後は,両脚と両腕を台に軽く固定されて,
右腕には定期的に勝手に測ってくれる血圧計,
左腕は点滴,
それから体中にまたペタペタと心電図のシールとか貼られて
すっかり手術準備完了.

頭の上では,私のスペック?を報告する声が聞こえる.
身長体重や昨日飲んだ薬,最後に水を飲んだ時間.
あとは,アレルギーとか前の手術の話とか.
そんな声が聞こえながら,いつのまにか口に酸素マスクがあてがわれて,
深呼吸をするように指示される.
じゃあ,薬いれていきますからねー,
って声が聞こえたかと思うと,急に咳がでて苦しくなった.
咳,でますね,大丈夫ですからね,ゆっくり深呼吸してくださいね.
言われた通りに深呼吸をしていると,だんだん耳が聞こえにくくなっていって,
目もかすんできて,体もぼわっと何かに包まれているような感覚がしてくる.
でも,前回のように,意識が急にもっていかれる感じではなくて,
だんだん意識が落ちていくような感じ.
本当に,いつの間にか寝ちゃった.

今回は,あんまり夢を覚えてない.
起こされる直前,不思議なカードゲームを一人でやっているような変な夢を見たけど,
全然覚えてない.

ふと,肩をたたかれながら,はちこさん,わかりますか,手術終わりましたよ
って起こされたような気がした.
ような気がしたっていうのは,ぼーっとしていてあんまり覚えてないから.
体が言うこときかなくて,目を開けたいけど,瞼が重い.
手を握ってくださいって言われたけど,
それもなんか手が思い通りに動かなくて上手く力が入らない.
この時,口の管も抜かれていると思うんだけど,今回は覚えてないし痛くない.
今考えると,前回と全然違うと思う.
前回は,寝る時も起きるときも,まるでスイッチのようにオンオフがはっきりしてたからね.
今回は,だらだらっと,境目がない感じ.

そのまま,たぶん,回復室に移動.
前回は,わりと放置気味に寝かされていたけど,
今回は,しょっちゅう声かけされた気がする.
声をかけられれば目をあけられるけど,開けていると疲れてすぐ目を閉じちゃう.
眠いというか,だるいというか,とにかく体が言うことをきかない.

しばらくして,婦人科の病棟に移動.
きっと前回と一緒で,婦人科の看護婦さんが迎えに来てくれたに違いない.

部屋に戻ると,両親と彼がいた.
とはいえ,術後はどうせぐったりしているって分かっているので,
両親は早々に帰って行った.
彼だけが残ってくれて,しばらく,ベッド脇にいてくれた.
私は相変わらず,夢と現実を行き来している感じ.
ただ,とにかくおなかが痛い.

その後,どれくらいたったか,彼も帰って行った.
夕方,担当医が回ってきた.
まだ意識がもうろうとしているのを知っているようで,
詳しい話は明日しますが,とりあえず,手術は予定通り上手くいきましたよ,
と言ってくれて安心した.

そしてここから,長い夜が始まった.
おなかは痛いし,体はだるくて熱いし,
目をつぶっていても,しょっちゅう看護婦さんが様子を見に来て
ぐっすり眠れない.

途中で痛み止めを入れてもらったり,
口をゆすいでもらったりしたけど,
朝までの時間が果てしなく長く感じた.

今回は,手術前に頼んでおいたおかげか,
おしっこの管はちゃんと固定されていて痛くなくてそれだけは良かった.
ただ,おなかの痛みや体のだるさは,前回の比にならないほど辛かった.
やっぱり,手術2ヶ月後で,体調が万全じゃなかったのが悪かったのかな.
回復の早さも遅い気がする.

明け方,ようやく空が白んできて,今回もまた長い夜が終わった.
前回もそうだったけど,手術当日の夜が一番つらい.


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