さっき近くのスーパーにお菓子とアイス、買いに行ったんだ。

そしたらレジで、俺の前に並んでたおじさんがお会計の時に、「うお、あと1円足りないわ、くそー、しょうがねえ、大きいのでいい?」ってレジの子に聞きながら万札取り出そうとしてて。

1円足りなくて、そのせいで万札崩すってなった時特有のよくわからない悔しさってあるじゃん。

そこで1円足りて、きっちりジャストで会計できたって、また次の買い物の時に結局万札崩さなきゃいけないわけでさ、そう考えるとそこで1円足りようが足りまいがどうって事ないんだけど、なんか、なぜか「1円足りなくて万札崩す」って事がすごく悔しい。

1円に敗北した気持ちになる。

まあ、1円が足りなかったせいで、レジの人にもお釣りとか、手間とらせちゃうわけだし。

で、俺が横から「あ、一円ならあるよ、ほら」っつって出してあげたら、なんかすごい勢いで感謝されて「ええっ!ええのん!?ほんまええのけ!にいちゃん。。。いやあ、ほんまありがとね、にいちゃん、ありがとうね!」くらい言い出したから「いや、まあ小銭がかさばってしょうがなかったし、こっちとしても財布がスマートになってくれて助かったよ」なんて言ったら、「研修中」って胸にバッヂつけたレジの女の子も、そのやり取り見て、なんか笑っててさ。

おじさん、しつこく「いやあ、ありがとう!ほんとありがとうな!」って何度も言うもんだから「いや、たかが一円だしね、もういいから」って、俺もなんかニヤニヤしちゃって、レジの女の子もやっぱり笑ってて。


1円の潜在能力。


たかが1円だけど、3人の人間を笑顔にさせる事ができる。


確実に1円分以上の値打ちがある使い方だったと思う。


100万円積んでも「ああいう時のなんだか朗らかな気持ち」って、手に入るものじゃないからさ。


たった1円で3人分の嬉しさを買えて、得しちゃったなって思う。


1円、ほんと侮れないわ。


なんてこと、痛感した夏の夜でしたって話。


小悪魔ageha 武藤静香プロデュース rady(レディー) セットアップ最新情報!!