2010年11月12日

■尖閣ビデオ

 sengoku38は現役の海上保安官だった。捜査の途中で断定はできないが状況から間違いないようである。国家の安全保障に従事する国家公務員として政府が非公開を決めたビデオを流出させたことは規則に反したことでお咎めは否めない。しかし圧倒的多くの世論が彼の行動を擁護し、彼に怒りさえ感じず、賞賛の声が多いのはなぜか?それより国民の知る権利に目隠しをした事への批判のほうが大きいことを政府は考えなくてはならない。そもそも頑なに非公開にした理由があのビデオのどこにあるのだろうか?海保の職員が命懸けで国民の生命財産を守る気概こそ感じる一点の非も無い映像だ。事件直後に公開していれば国際世論も中国国民の反発も防ぐことができたのではないかと思う。そして国会では他人事のように責任転嫁が続いている。廃止したはずの事務次官会議を急きょ招集し、綱紀粛正を声高に叫ぶ総理をマスコミがオープンで映すあたり、国民を馬鹿にしたパフォーマンスでしかない。

 もし自民党政権だったらどうだろう?海保の長官やこの保安官を庇ってでも国交相が辞任をすると思う。もっともビデオの非公開などという愚策は採らなかっただろう。あれだけの事件を犯した中国人船長は処分保留で釈放をし、この保安官が起訴される事態となれば国民はどう思うのだろう?
最高裁の直近の判断は、守秘義務の対象は形式的な秘密指定ではなく「実質的に秘密として保護に値する」という判例を出している。このビデオが守秘義務に値するか否か?政府の対応が見ものだ。


hagiuda1 at 18:06│この記事をクリップ!