2011年05月20日

■国会閉会?あってはならぬ!

 3月に奪還の会で支援物資を届け、行方不明者の捜索にも加わった南相馬市の議員、商工会議所の代表一行13名が霞ヶ関に陳情に来られ、現地を知っている我々にも実情を報告したいと党本部を訪問した。幸い旧知の先生方はお元気だったが、中々進まない復興政策に苛立ちは極限に達している。特に同市は福島第一原発から20km、30km圏内を抱え、経済活動は止まったままで、このままでは自治の崩壊も避けられない。皮肉な事に強制退去した4000世帯のうち多くが福島県内に避難暮らしをしているが、30km圏内では家賃補助が認められないとか、わざわざ避難した福島市街の方が放射線数値が高くなっているとの事。30km圏内の約21000世帯には義捐金等から40万円が一律に配られたのだが、30km外の2000世帯の方々も同様な状況が続いており、やむを得ず市財から同様の8億円を拠出したそうだ。今般この金を国が一時的に立て替えて欲しいと総務省に陳情したのだが「東電に直接言ってくれ」の一点張り。瓦礫の処理や仮設住宅等、地元でも国の支援を待つだけでなく、自助努力は最大限続けているが、税収も激減が予想される中、自由度の高いまとまった資金の供給は今こそ必要と思われるが…
 折角、津波の被害を免れたのに劣悪な避難所生活の中で、既に8名が命を落とされたという。そもそも20km、30kmの根拠も解からないまま、国のコンパスにひかれた円の中で、懸命に頑張る市議会の皆さんには本当に頭が下がる。
最後にまとめの挨拶に立った私は「浪人中の私達と真剣に話された皆さんの声を決して聞きっぱなしにしない。出来る事から一つずつ対応します。」と約束した。
 福島ナンバーというだけで放射線注意の落書きをされたり、クリーニング屋に制服を持って行った高校生は「放射線は大丈夫か?」と二本の指でつままれた等、風評被害は今や農業だけではない。政府は信じられない事に国会を閉会する姿勢を示しているが、必要な法改正、柔軟な予算執行が出来るよう会期の延期は当然の事だ。保身の為に本当に国会を閉じるというなら倒閣もやむを得ないだろう。

 嬉しいニュースで臨時市議会では議長に水野淳氏(自民)、副議長荻田米蔵氏(公明)が選出された。新しい議会での活躍を祈る。

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hagiuda1 at 17:46│この記事をクリップ!