2011年10月14日

■中華民国100年

 中華民国建国100周年祝賀 自民党訪華団(麻生太郎団長)の一員として一年振りに台湾を訪問した。日中国交正常化と共に台湾との正式国交が途絶えて以来、自民党青年局が日台外交の窓口となり、歴代の党青年局長が外交責任者を務めてきた歴史があり、今回その歴代と現役との合同ミッションに招かれた。麻生元総理、塩谷総務会長、古屋、下村先輩や党は変わったとはいえ平沼赳夫日華懇会長らにまざり現職ではない私が国賓待遇をいただくのはビザなし交流や免許証の相互利用、高雄-八王子の姉妹都市締結等で飛躍的に日台友好関係を向上させた人物と評価をいただいているそうで、かけがえのない日台関係に人後に落ちない頑張りをしてきた事を改めて誇りに思うと共にいつまでも大切にしてくれる事を光栄に思う。
もっともそんな事を知っているのは一部の政府関係者やかつての議員仲間であり、もっぱら日台両国のマスコミの注目は第44代次期青年局長に内定した小泉進次郎議員だ。夜の懇親会では「私が41代局長になった時には記事にもならなかったが、“えー?萩生田さんて、進次郎もなった青年局長だったの”と話題になれば光栄。八王子へいつ来てくれるんだ?」と先輩風を吹かして爆笑をかった。

 私達一行は羽田での結団式の後、わずか3時間で台北松山空港へ到着。昨年10月から就航した羽田-松山チャーター便は1日8便が連日満席に近い状態で運行されている。国交のない国と毎日定期的にチャーター便が飛ぶというのも不思議な話でどこまで彼の国に気兼ねをするのだろうと改めて思う。
台湾新幹線に乗り換え、まずは台中の健民国民小学校へ東日本大震災義援金拠出お礼の式典へ向かった。東海道新幹線とそっくりな車両にびっくりする小泉新局長に日本の鉄輪を導入してもらった経過やその事で空いた松山空港の国内線枠を羽田と結んだ経緯等を私からレクチャーさせていただいた。
因みにこの小学校は1999年の台湾大地震で校舎が倒壊し日本からの義援金で再建したことから「今度は日本の友人を助けよう」と児童達が小遣いなどから190万円もの義援金を送ってくれた学校だ。この時「日本の恩義を将来まで忘れてはならない」と校庭には「感恩亭」と名づけた東屋も建てられた。
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「感謝」「加油日本」とプラカードを掲げた子供達の歌や踊りの大歓迎には私達一行もハンカチで目頭をおさえる感激をいただいた。
分刻みの日程で台北へ戻り記者会見や与野党議員との意見交流、夜には王金平立法院長主催の歓迎レセプションに出席した。
22:00からはホテルのラウンジを貸切っての麻生団長主催懇親会。日本関係者だけの気のおけない会ではあるが既にレセプションで紹興酒での「乾杯 乾杯」の洗礼を受けた一行は目をこすりながらの集合、この時間日本では23時。早朝から集まった全国の地方議員代表達は(私も)さすがに眠さに勝てず24:00(日本1:00)には中〆となったが元気に飲み直す猛者もいた。
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 翌日は総統府での記念式典に出席。各国代表と共に馬英九総統に拝謁し握手を、一言、二言言葉を交わして会場へ移動するのだが事前に渡されたカードを担当者に提出する。氏名、肩書き、一ポイントの紹介が書かれているようで総統からは「ありがとうございます。1年振りですね。」と声をかけられた。確かに1年振りでそういう配慮は見習わなくてはと感じ、旧知の外交部幹部へ伝えると「AKBの握手券のまねですよ。」と嘘とも本当ともとれるコメントに大笑い。こういうウィットも台湾の明るさの一つだ。待合室ではラムズフェルド元国防長官とも再会を果たし、ペンタゴン訪問時の思い出話に盛り上がる一幕も。
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 式典では子供達から大学生まで台湾を代表する民族芸能、素晴らしいパフォーマンスを披露いただき、国家の意思を誇示する軍事パレードも目の当たりにした。
来年1月の総統選挙を意識した国費を投じた運動だと批判する団体が会場近くで抗議をしていたがこういう自由が保証されているのが中国との最大の違いだろう。それにしても世界中政治家の話は長い(笑)
式典後には日本の代表団だけが招かれた昼食会が催され改めて真の友人国として我国が特別である事をアピールされた。
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 今回の震災では台湾の緊急援助隊が真先に成田に到着したが中国の到着を気遣う政府によって一時空港での待機を強いられた。救援物資は560トン、義援金は193億を越える最大の支援国でもあるにも関わらず菅政権では正式な感謝さえ伝えなかった。先日、野田総理の所信表明に対する我党古川禎久青年局長の代表質疑に答える形で始めて公の場で謝意を表明するに至ったが、それでも台湾は日本を最も信頼してくれている素晴らしい隣国だと思う。
 中国の軍事脅威が増す中での台湾海峡の重要性、安全保障上も経済上も年間120万人の相互往来のある観光面でも今まで培ってきた信頼関係を更に積み重ね自由・民主主義・法の支配といった共通の価値観を持ったアジアのパートナーとして日台両国の更なる友好を願う台湾訪問だった。外交の大切さは国の大小では無い。是非、市民の皆さんにも姉妹都市高雄へも一度訪問いただければと願う。
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hagiuda1 at 18:41│この記事をクリップ!