2011年11月04日
■独りよがりの分権
衆参の代表質問では野田総理の棒読み答弁が続いている。四日間で閉めようとした前国会からもう一か月以上も経っているのに、同じ質問に対して「すみやかに」を連発している辺り、多分前回の答弁を覚えていないのだろう。役所の答弁書の丸読みで自身の想いや言葉で答えていない為、論戦を聞いていても伝わるものがない。どうやら「準備不足」は閣僚だけでなく総理もらしい。
自分の言葉といえば、行政のシステムも歴史的背景も学ぼうとせず、ただポピュリズムに走り、市民を煽ってごみ処理委託費を「ムダ遣い」と称して当選した小金井市長がわずか半年で辞意を表明した。
当選直後から三多摩の各種会合では心配をしていた事で、自区内に処理場を持たない小金井市は、市内から発生する可燃ごみ約1万3500トンを近隣の自治体や一部事務組合に委託をしてきたが、その費用を無駄と言われては各市が反発するのは当然だ。市長会でも先輩方が早くから修復へ向けアドバイスをしてきたが、あまりにも政治を知らずに市長になってしまうと自分が万能の王にでもなったつもりになるらしい。
昨今、分権や地方の時代花盛りで、私も地方政治家出身としてその目指す方向を否定するものではないが、それをいうなら、「地方自治体のスタンダードを底上げし、基礎的自治体課題は自己完結できる環境を前提にすべき」と在任中から訴えてきた。
都立八王子小児病院の移転問題が生じた時、私も含め市を挙げて反対を唱えたが、色々精査をすると都立病院がたまたま八王子市内に在ることに甘えて、本来、自治体が行うプライマリーケアもすべて依存している事が見えてきた。広域高度の二次小児医療を提供し、多摩の子供達を守る施設が、八王子市民だけの風邪や腹痛で占領され、機能が発揮できていない部分も多分にあった。その後は医師会の努力で、夕方からの準夜間の救急を夜間診療所に開設したり、東京医大・東海大の中核病院での小児救急24時間輪番制や、南多摩病院、小児病院跡地施設への小児科設置等、問題発生以前より質・量的にも充実を図る事ができた、もちろん都の継続的な支援も取り付け、NICUや医師派遣費を負担してもらっている。看板が無くなった事で不安を抱く市民はまだいるが、広い市域をカバーする小児医療のネットワークを作ったことは全国からも評価を頂いている事例だ。
医療も福祉も環境も他所の市の借り物で済ませ、奇をてらった独自の政策・パフォーマンスで注目だけを集める選挙目当ての行政手法を改める為にも、きちんとした基礎自治体の行政サービス・スタンダードを国が定める必要がある。
中央線の複々線化等、小金井市には近隣と足並みを揃えて取り組んでもらわなければ困る案件も数多くある。出直し選挙では三多摩の一員としての自覚ある市長が誕生する事を願う。
自分の言葉といえば、行政のシステムも歴史的背景も学ぼうとせず、ただポピュリズムに走り、市民を煽ってごみ処理委託費を「ムダ遣い」と称して当選した小金井市長がわずか半年で辞意を表明した。
当選直後から三多摩の各種会合では心配をしていた事で、自区内に処理場を持たない小金井市は、市内から発生する可燃ごみ約1万3500トンを近隣の自治体や一部事務組合に委託をしてきたが、その費用を無駄と言われては各市が反発するのは当然だ。市長会でも先輩方が早くから修復へ向けアドバイスをしてきたが、あまりにも政治を知らずに市長になってしまうと自分が万能の王にでもなったつもりになるらしい。
昨今、分権や地方の時代花盛りで、私も地方政治家出身としてその目指す方向を否定するものではないが、それをいうなら、「地方自治体のスタンダードを底上げし、基礎的自治体課題は自己完結できる環境を前提にすべき」と在任中から訴えてきた。
都立八王子小児病院の移転問題が生じた時、私も含め市を挙げて反対を唱えたが、色々精査をすると都立病院がたまたま八王子市内に在ることに甘えて、本来、自治体が行うプライマリーケアもすべて依存している事が見えてきた。広域高度の二次小児医療を提供し、多摩の子供達を守る施設が、八王子市民だけの風邪や腹痛で占領され、機能が発揮できていない部分も多分にあった。その後は医師会の努力で、夕方からの準夜間の救急を夜間診療所に開設したり、東京医大・東海大の中核病院での小児救急24時間輪番制や、南多摩病院、小児病院跡地施設への小児科設置等、問題発生以前より質・量的にも充実を図る事ができた、もちろん都の継続的な支援も取り付け、NICUや医師派遣費を負担してもらっている。看板が無くなった事で不安を抱く市民はまだいるが、広い市域をカバーする小児医療のネットワークを作ったことは全国からも評価を頂いている事例だ。
医療も福祉も環境も他所の市の借り物で済ませ、奇をてらった独自の政策・パフォーマンスで注目だけを集める選挙目当ての行政手法を改める為にも、きちんとした基礎自治体の行政サービス・スタンダードを国が定める必要がある。
中央線の複々線化等、小金井市には近隣と足並みを揃えて取り組んでもらわなければ困る案件も数多くある。出直し選挙では三多摩の一員としての自覚ある市長が誕生する事を願う。