2011年11月11日

■オリンパスホール

IMG_7363 市民文化祭の一環として八王子祭囃子連合会の発表会がいちょうホールで行われ、創設以来の名誉顧問としてご挨拶の機会をいただいた。今年は東日本大震災の影響で八王子祭りが中止され、各団体とも不完全燃焼の夏だった為、このステージへの思いも一入。本来なら全ての会員に舞台の機会を与えたいが、なにせ24団体と大所帯となり、ゲストを含む8団体が自慢の演奏、演舞で盛り上げた。
 通常はこの時期、いちょうホールの土日の利用競争率は高いのだが、今年から南口の新市民会館「オリンパスホール」が加わった事で行事が分散され、充実した文化祭が行われている。

 さて、ネーミングライツで向う10年間オリンパスホールと名付けられた市民会館だが、そのオリンパスが大変な事になっている。
 「1990年代の有価証券投資での巨額損失を穴埋めする為に不適切な処理があった」と、社長が記者会見で報告した。今後、証券取引等監視委員会が調査に乗り出す事となり、東京地検特捜部も重大な関心を寄せている。市内には関連企業も数多く、多くの従業員も生活しており、上場廃止ともなればホールを含めた本市へのダメージも否めなない。
レンズやカメラからスタートした同社だが内視鏡では世界シェアの7割を占める技術力を持ち、多くの人々の命を救い、健康を後押ししてきた企業だ。バブルに陶酔した一部の不道徳な経営者のつけを社全体が払うとすれば、真面目な従業員は気の毒だ。ましてや一流の監査法人が外部監査をしていながら20年以上も発覚しない、又指摘をしても契約を切られるなどが事実とすれば、国際社会における日本企業全体の信用を失墜する事にもなる。ここは一日も早く、事実関係を明らかにして、再出発する為にも日本らしいけじめの文化を世界へ示すべきだ。

 資源のない我国は今後も世界と伍していく為にも科学技術力で勝負をしていかなくてはならない。オリンパスは誇らしい成功例だったはずなのに製品の失敗ではなく投資の失敗、経営の失敗で失うものは大きすぎる。本市と深い縁のある企業として技術で前進する創業の原点に立ち返って再生を期待したい。


hagiuda1 at 17:45│この記事をクリップ!