2011年11月18日

■サッカー 日本対北朝鮮

 22年ぶり平壌で行われたサッカー日朝戦は0-1で日本が惜敗した。終始闘争心を切らさずに攻めに徹した北朝鮮選手の戦いぶりは明らかに日本より優勢であり、素直に賞賛したいが、開催国としてのマナーの悪さは一体何なんだろうか?前日の入国時には不当な審査で選手が4時間も空港に足止めされ、練習時間はわずか30分に短縮。日本からのサポーターも5万人収容のスタジアムで150人に制限され、国旗・幕・鳴り物禁止、席を立つ事も許されなかったそうだ。国歌斉唱ではスタンドの大ブーイングで君が代をかき消す非礼。そもそもFIFAの定める規範意識の高さは選手のみでなく、開催国やサポーターにまで及ぶものでこのような不公平開催をなぜ認めるのだろうか?政治情勢がどうあれ崇高なスポーツマンシップに裏づけされているはずの国際ルールやマナーが守れないとすれば、その仲間に入る資格はないはずで、今後FIFAが厳しい制裁を与えるのは当然だ。

 奇しくも34年前の昭和52年11月15日は13才の少女、横田めぐみさんが中学校でのバトミントン部の帰りに拉致をされ、新潟の海岸から北朝鮮に連れ去られた日でもある。めぐみさんも彼の国のどこかできっと日本選手を応援していたはずだ。政権交代以降、拉致問題を政府が真剣に対応しているとは思えない。厳格なスポーツの世界でもルールを守れない国に対して必要なのは対話ではなくまずは圧力だ。サポーター席の確保やマスコミの同行数、国旗の持ち込み等「言っても無駄」と最初から諦める政府の姿勢は拉致問題を含め、北朝鮮に間違ったメッセージを与える事になる。少なくとも私が文科省にいたら「ならば第3国での開催」をFIFAに対して徹底的に主張し、正式議案に上程してでも条件を変えたはずだ。審判がいるスポーツ外交でもまともな交渉が出来ない今の政府が審判不在のTPP交渉で国益を守り、伸ばす事ができるのだろうか?
ましてや、国賓として訪日中のブータン国王夫妻の宮中晩さん会を閣僚4人が欠席し、防衛大臣にいたっては政治資金パーティーで「宮中よりこちらの方が大切だ」とスピーチしたというから非難の言葉もない。こんなことではアジアの親日国からの信頼も失い、皇室を尊ぶ国柄も崩れていく。


hagiuda1 at 14:53│この記事をクリップ!