《目的と計画》
 目的と計画ははっきりさせていなければなりません。
 当然、参加する(させる)者に周知徹底させておく必要があります。
 それを怠ると、進むべき方向(ベクトル)が不一致となり、経営はおぼつきません。


 私は4年前に、スキューバダイビングのインストラクターの資格を得ました。
 NPO法人中部日本潜水連盟がインストラクターを養成し、『海の美しさを知らせること、海の中を皆さんに安心して楽しんでもらえるように』という主旨で資格をとったのです。インストラクターは、参加者を安全にそして海の中を楽しませるのがミッションです。IMG_1577

 最近は講習を行なったり、皆さんを引率してダイビングをすることもしばしばあります。先日、数名のインストラクターとともに参加者12名で串本へダイビングに行きました。参加者はダイビングのスキルは持っている方々だったので、私も安心していました。ダイビング前には、通常‘ブリーフィング’という事前打ち合わせを行ない、本日の潜る場所の確認や誰と誰がバディ(二人でお互い行動を共にする相手)を組むかなどを説明します。
 今回は、その潜るポイントが初めての方もいたので、案内をする私の後についてくることと、集合場所をアンカーロープの下(海中)、ということを説明しました。
 さて、みなさんそれぞれ海に入り、アンカーロープの下(海中)で待っていてもらい全員がそろってから進む予定でした。ところが一人だけ、耳抜き(海に入り気圧が変わるのでそれに慣れるようにする行為)に時間のかかる人がおり、全員が揃うまで時間がかかりました。アンカーロープの下(海中)で待っている人は、その間ボンベのエアーを使用します。当然少なくなります。全員がそろい、案内開始して美しい海の中の地形や、珍しい魚・かわしい魚・おいしそう?な魚や海中生物を楽しみ進みます。
 そしてタンクのエアーの残量を気にしつつ進みますが、やはり最初の待ち時間でエアーの消費をしてしまった関係で、エアーの残量が少なくなる参加者がおり、早々に浮上しなくてはならない結果となってしまいました。

今回の案内の失敗は、事前に各参加者の力量と経験(耳抜き等)をしっかり把握しておくことと、集合場所を海中ではなく、海上にしておくべきであったことです。

 参加者を楽しませる目的を達成するのはよいのですが、全員で一つの目的に向かう場合の事前の計画が甘かったことで、通常の時間よりも短い時間しか楽しんでもらうことができませんでした。反省しきりです。


 事業を行なう場合でも、皆を導く目的は明確であっても、そこにいきつく計画をしっかりたてることが重要です。その計画の中には、誰が何をどうやって、ということと時間ということも踏まえて計画づくりをしないといけないと、つくづく感じました。