【稲盛和夫氏の“会計学”からの学び】

 各々に気づきがあり、仕事、業務に活かしていきます。
稲盛和夫氏の“会計学”は、京セラフィロソフィとともに、真摯に仕事や経営を行なった
中でまとめられた考え方です。

◎人間として何が正しいかを判断基準とする
 物事を判断するうえで、最も大切なことは、「人間として何が正しいか」ということをベー
スにして考えることです。私たちは往々にして「皆がそうしているから」という理由で行動
しがちです。また、周りのことを考えずに勝手な行動をとることもあります。
 私たちの判断基準というのは、思っている以上にあいまいであり、確固たる基準を持っ
ていないことが多いのです。
 一方、「人間として正しいこと」とは、正義・公平・博愛・勇気・勤勉・誠実・謙虚といった
言葉で表され、人間として持っていなければならない普遍的な価値基準であると言えます。
 「人間として何が正しいか」を追求していけば、自分自身がどうするべきかという判断基
準が見えてくるはずです。これは、会計の世界でも同じです。会計上の問題であっても、
常にその本質にまでさかのぼって判断することが“会計学”の原点となっています。

●数字の世界
 私の仕事は数字を扱う仕事です。この数字はどのようにしてできたのか。請求書や領収
書を見て確認し、正しい試算表や正しい決算書を作ります。その際、間違った内容で処理
していたら、この会社の今後の会社経営に大きな影響が出てきてしまいます。
 経営者はこれら正しい試算表、正しい決算書に基づき、この一年の経営を振り返り、次の
期における一手を検討し考えていきます。
 私達の仕事がその会社の経営の一部分に入っているのだということを肝に銘じ、正しい
仕事
を貫いていくことが重要だと考えています。