【稲盛和夫氏の“会計学”からの学び】

 各々に気づきがあり、仕事、業務に活かしてい
きます。稲盛和夫氏の“会計学”は、京セラフィロ
ソフィとともに、真摯に仕事や経営を行なった中
でまとめられた考え方です。

経営を筋肉質にする
 会社は、そこで働く社員の生活を守り、また同
時に、株主の期待に応えるため、厳しい市場競
争を勝ち抜きながら、長期的に成長していく必
要があります。
 そのためには、会社の体質を、一流のスポー
ツ選手のように、「筋肉質」にしておく必要があ
るのです。「筋肉質」とは、必要な筋肉は発達
しているが、無駄なぜい肉は一切ない、引き締
まった体を指します。
 会社にとっての筋肉とは、モノ、金、設備など
といった、売上と利益を生み出す会社の資産
です。

 一方、売上や利益を生み出さない余分な資産
は、会社のぜい肉となります。売れない在庫や
過剰な設備を持っていることは、お金を寝かして
いるのと同じであり、体に余分なぜい肉がついて
いた状態です。無駄な資産を徹底してそぎ落とし、
今ある資産を最大限に有効活用することで、会
社は永遠に発展し続けられる「筋肉質」の経営
体質となる
のです。

キャッシュフローを確認する
 一事業年度を終了した際、決算書(貸借対照表、
損益計算書)とともに「キャッシュフロー計算書」
しっかり見ておきましょう。
 このキャッシュフローとは、会計年度内の資金
の動きを表したものです。内容は次の3つです。
‘営業活動によるキャッシュフロー’
 企業の本来の営業活動で発生した現金を表す
‘投資活動によるキャッシュフロー’
 企業が投資した資金とその回収を表す
‘財務活動によるキャッシュフロー’
 企業活動に必要な資金の調達、返済と株主の
 還元等を表す。

 この「キャシューフロー計算書」をしっかり読取り
自社のぜい肉はないか確認することが必要です。
 どの活動によって資金が廻っているのか、廻っ
ていないのか。廻っていればいいのですが、廻っ
ていなければ無駄なぜい肉を早めに処理してしま
うことも重要な経営のポイントです。
 決算書とともに必ず「キャッシュフロー計算書」
出し、経営者はじっくり眺めて、次に何をするかを
検討
する必要があるのです。
 しっかり寄り添い一緒に何をするべきかを考え
ていきます。