【稲盛和夫氏の“会計学”からの学び】

 各々に気づきがあり、仕事、業務に活かしてい
きます。稲盛和夫氏の“会計学”は、京セラフィロ
ソフィとともに、真摯に仕事や経営を行なった中
でまとめられた考え方です。

売れる見込みのない在庫は、
            早く処分
する
 在庫をよく調べてみると、売れる見込みのない
製品が倉庫の奥に残っていることがあります。
製品はお客様に買っていただいて初めて価値
がある
のです。買ってもらえない製品は、いくら
優れていると言ってみても、何の利益も生み出
しません。

 売れる見込みがなくなった製品や予定以上に
作りすぎた製品は不良在庫となってしまいます。
 製品は必要なものしかつくらないのが前提で
すが、やむを得ず不良在庫が生じてしまった場
合は、決して抱え込まないことです。会社を健全
な経営体質にしていくためには、売れる見込み
のない在庫は、一刻も早く処分する
ことが必要
なのです。

経営は常に健全な資産状態で行う
 不良在庫を発生させた場合、無駄な経費を使
うことになります。倉庫に数年残っている品物は、
売っても二束三文にしかなりません。従って、そ
のような不良在庫や不良資産等、不要なものは
早く落とす
ようにしなければなりません。
 これは、自分の都合によってするものではなく、
利益がどうであれ、常に健全な資産だけを残す
ようにしておくことが重要なのです。
 また、実際のお金の流れを正確に把握してお
くこと、つまり、キャッシュフロー経営を理解して
おくことが大事です。
 当座買いは、実に合理的な買い物の仕方です。
当座買いは必要な分だけしか買いません。必要
ギリギリの数しかないと思うとどんなものでも丁寧
に、大事に使うようになります。
 逆に倉庫に多くあると、どうしても粗末に扱いが
ちになります。数が多くあると無駄遣いをしてしま
います。必要な分しか買わなければ、倉庫も必要
なく、管理費も必要ありません。在庫がないから
在庫金利も発生しないことになります。
 これこそ健全な資産状態といえるのです。
 無駄な費用は極力なくし、必要最低限のものを
購入し利用することを徹底していれば、自ずと利
益がでてくるのではないかと思われます。