講座の実行委員、宮本洋子役、天野眞由美です。

「海の凹凸」のお芝居は1984年から1987年の東京、という設定です。

その頃、皆さんはどう暮らしていらっしゃいましたか?

1974年入団の私は、まだ若造なのに二人の子持ちで、子育てと生活苦と、芝居を辞めてなるものか、の意地だけを糧に過ごしていました。
公害も水俣も知ってはいても我が事ではありませんでした。

芝居の中で、志村さん演じる安元が瑞木さん演じる妻に言います。
「そんなに人並みが好きか」
「平凡でいいんです」

実際当時は、皆が人並みを追いかけ、平凡であることに安心しました。

今私は、自分のその頃に問いかけながらの日々です。
この芝居が、皆さんの自分への問いかけの「きっかけ」になれば嬉しいです。

追伸・今日稽古場に作者の詩森ろばさんが見えました。
通しをご覧になり、面白かったと、笑顔でお帰りになりました。