北海道サイクリングの記録(H20~H22)

以前mixiで書いた日記の引っ越しです。

海岸線プロジェクトを思いついたのが、昨年2008年の初夏だったと思う。

300kmチャレンジをして、1日で300kmを走れることが分かり、コースを考えはじめた。

基本は日帰り又は夜行日帰り。

ただ、汽車賃がバカにならないことに気づき、今年は、若い頃のように野宿をしながら走るのを取り入れることにする。

今年最初の道北チャレンジでは、欲張って3日間で900kmを走る計画を立てたが、さすがに無謀な計画で、計画の2日分しか走れなかった。

でも、この歳で野宿も十分耐えられることを学習できたのは収穫だった。

これ以降は、風に恵まれたこともあり、だいたい予定どおりのコースを走れたことには本当に満足している。

時には、ちょっとしたグルメも楽しんだが、一番よく食べたのは、あんパンかなぁ。


さて、区間ごとの日にち、コース、印象を書き留めておこう。

1 新川通り末端→小樽
峠三昧のかなりハードなコースで、良く完走できたもんだ。
DSCN1122


2 岩内→小樽
積丹ブルーの海が、ひたすらきれい。
DSCN1355


3 豊浦町→長万部
このときも300kmチャレンジだったが、100kmも走らないうちにヒザが痛み出し、コースを変更及び短縮する。
DSCN1487


4 黒松内→岩内
海の景色はきれいだったが、向かい風が強くて苦しめられた。
DSCN1507


5 豊浦町→苫小牧
室蘭港を跨ぐ白鳥大橋を自転車で走れなかったのは残念だったし、強い向かい風にも苦しめられた。
DSCN1584


6 新川通り末端→稚内→網走
サロベツ原野は、本当に壮大な光景だった。
DSCN2585

宗谷岬に立ったはいいが、その後雄武町までは不調で辛かった。DSCN2605

3日目は復調し、能取湖畔の気持ちのいいサイクリングロードを楽しむことができた。DSCN2682


7 釧路→苫小牧
戦車を見たり、ボトルが割れたり、ねぶたを見たり、サプライズが多かったサイクリング。
DSCN2902

徹夜走行の予定だったのに、夜中に雨に降られ、仕方なく野宿。
DSCN2941


8 網走→根室→釧路
知床峠から本別海まで、延々と国後島を見ることができた。
DSCN3151

納沙布岬の日の出、霧多布湿原は最高。DSCN3239


9 長万部→八雲
寝台特急北斗星を見たぐらいか。
DSCN3306


10  熊石→黒松内
黄金色の稲穂が本当に美しかったし、弁慶岬での日没も感動もの。
DSCN3356


11 函館→熊石
追分ソーランラインは、積丹半島は別格として、松前~江差の区間が一番気に入っている。
DSCN3427


12 八雲→森
駒ヶ岳と特急北斗を1枚の写真にゲット。
DSCN3472


13 森→函館
鰊みがき弁当、本当に美味しかった~
DSCN3501


このプロジェクトでは、海を間近に見ながら走れる時計回りを原則としていたが、豊浦→苫小牧と新川通末端→小樽だけは逆回りになった。

交通量が多いし、大して面白くもない区間なので、まあ良しとしよう。

さて次は、どういうコンセプトで計画を立てるかな。

やっぱり、峠三昧かなぁ・・・


にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ

先週金曜日に、人事異動の内示があり、東京に戻ることになりました。

そのため、北海道のサイクリングは今回が最後になります。

自転車による北海道の観光スポットの紹介もこれで最後です。また転勤で来られれば再開することもできるでしょうが、当分ないでしょう。

今回のコースは、北海道の屋根と呼ばれる大雪山系を突っ切る、ゴージャスなルートです。

峠好きには堪らないルートです。

天気にも恵まれ、北海道でのサイクリングの締めくくりとして、最高のものとなりました。

それでは、以下、日記です。

---------------------------------------------------------------------------

今回は往復輪行というリッチなサイクリング。

出発は自宅から約5kmにある札幌駅。
GEDC0304


午前7時3分発の特急スーパーおおぞら号に乗る。

下車したのは、新得駅。
GEDC0305

ここは、約20年前に1年間だけ住んでいた町なので、その意味でも良いコース選択となった。

今回のコースは、途中にコンビニがないので、セイコーマートでしっかりと補給食を買い込む。

懐かしい道をたどるので、標識ごとに写真を撮っていくことにるする。まず、R38から道道への分岐。
GEDC0307

次が、屈足(くったり)の街への分岐。交差点に交通安全協会のパトカーがあるのも懐かしい。
GEDC0309

屈足の街に入らず、トムラウシ温泉に向かう道道に左折する。
GEDC0310

しばらく道道を北上すると、小麦が実っている。もう収穫間近かな。
GEDC0319

次は、瓜幕に向かう道に右折する。ここで十勝川を渡るが、この辺りはラフティングが盛んなようだ。
GEDC0323

高台に上がる前で、名前は分からないが、印象的な山並み。
GEDC0324

一面のジャガイモ畑。
GEDC0328

遠くには、雪が残る十勝岳が見える。
GEDC0332

鹿追町の乳牛育成牧場。
GEDC0336

瓜幕に入る手前で左折する。
GEDC0339

然別湖に向かう道道に左折する。
GEDC0340

菅野温泉に向かう道と分かれる。
GEDC0342

少し上ったところで、真っ直ぐな道。以前は両側が白樺が印象的だったような気がするが、今は様子が変わっている。
GEDC0343

白樺峠までの登りは結構急で、斜度は10%近くあるのではないだろうか。

上り初めは、よどんだ空気の中だったが、上るにしたがいクリヤーになっていく。

ここで、トラブルが発生する。

登りでは上体をかぶせながら漕ぐが、そのため股の尿道部分を圧迫してしまい、それが続くと男の大事な部分に血が行かず、しびれたり冷たく感じたりするようになる。

骨盤が寝てるのかと、むりやり起こそうとするが、逆にペダルに力が入らなくなる。

サドルの角度が合っていないのかもしれない。

そして、9割り方上った地点にある扇が原展望台で休憩。200円するでかいおにぎりを1個食べて、1回目の昼食。
GEDC0345

白樺峠からは、然別湖に向けて、部分的に狭い道となる。
GEDC0348

下り始めてすぐの箇所に、神秘的な駒止湖。
GEDC0349

然別湖は、すごくきれい。こんなにきれいだったっけ。真夏の青い空の時に来たことがないからなぁ。
GEDC0356

然別湖畔には土産物屋などがあり、ドリンクを補給しようと自販機とゴミ箱を探すが、自販機はあれど、ゴミ箱はどこにも見あたらない。

どうも、ゴミは持ち帰りルールとなっているようだ。

とりあえず、ペットボトルを1本買い、新得で買った1本とともに、空気を抜いて平たくし、フロントバックにしまい込む。

然別湖湖畔は、ずっと木のトンネルの中。交通量も少ないし、1車線の道を湖を見ながらゆっくりと進む。
GEDC0358

湖畔沿いの道を過ぎると、沢沿いとなる。
GEDC0361

幌鹿峠の上りは、斜度、距離ともに大したことがなく、すんなりと到着する。これで、2つ目の峠をゲット。
GEDC0363

ここで、2回目の昼食。

昼食後には、サドルの前を若干下げる。

三国峠の登りでは大丈夫だったので、サドルの角度はこれで決まりかな。

幌鹿峠からの下りは、すごく爽快。麦草峠の茅野市側のように急カーブが連続するし、糠平湖が見えたりと景色も良い。
GEDC0367

下りきったところが、糠平温泉。ここで左折となるが、ドリンクがないので、直進して温泉街でドリンクを補給することにする。
GEDC0369

ここでも、自販機はあれど、ゴミ箱はない。コンビニもないし。

ペプシ・ネックスの500ccを一気飲みして、ミネラルウォーターをボトルに詰める。

おかげで、フロントバックの中には、からのペットボトルが4本となった。

重量はほとんどないので、まあいいか。

気を取り直して、最後の峠、三国峠に向かう。

糠平湖沿いの軽いアップダウンのある道を進む。景色は最高であるが、残念なのが1点。

アスファルトが暑さ寒さのため縮むのか、5~10m間隔で、道路を横断する格好で亀裂が入っている。

アスファルト流し込んで補修されているが全然十分でない。

チューブラーは乗り心地が良いとはいえ、ケツにもろに響く。

景色がよいが単調な道を黙々と進む。

この道の見所としては、糠平湖沿いには、旧国鉄士幌線の橋梁が何箇所か残っていることか。

しかし、この道路から少し歩かなけば見ることができることができない。

有名なタウシュベツ橋梁へも歩いていかなければならない。夏場は見れないはず、と思い、パスする。

しばらく行くと、ラッキーなことに、第5音更川橋梁というのが道沿いにあった。

すかさず、記念撮影。
GEDC0372

十勝三俣近くなると、景色がダイナミックになってくる。印象的な山があったので、写真を撮る。
GEDC0378

弱い追い風にここまで押されて順調に距離を稼いだ。写真の木の葉も風になびいている。

十勝三俣を過ぎると、峠への登りが始まる。そこで、3回目の昼食。

大きなカーブを終えると、ようやく松見大橋に着いた。ここまで来ると、峠は間近。
GEDC0380

ダイナミックな橋を1~2本過ぎ、三国峠に到着。
GEDC0389

標高1139m。前回は、20年前に逆側から越えた。これで両側から制覇したことになる。

三国峠からの下りは、カーブがほとんどなく、ペダルを止めていると55km/hぐらいで下っていける。

傾斜は基本的に緩く、ここからR39との分岐まで結構長く感じる。

途中の登り返しでは、パッドつきインナーショーツが尻と合わず、荷重がかかると肛門周辺がすごく痛むので、結構長かったが立ち漕ぎでクリアする。

脚全体にたまった乳酸もちょっとは散ったみたい。

R39に入ってからは路面状態も良くなり快調に下っていける。

まず、大函。
GEDC0393

大函の次は、流星、銀河の滝であるが、そこに至るトンネルが長い!

過去に落石事故がありトンネル化されたので、しょうがない。

流星の滝。
GEDC0395

銀河の滝
GEDC0398

滝見物の後、層雲峡温泉街のセブンイレブンに到着。

ようやく、空のペットボトルを処分することができた。

アイスを食べて、終着地、上川に向けてひた走る。

上川駅には、スタートして、ちょうど9時間後に到着した。
GEDC0399

近くのセイコーマートで豚丼とビールとサッポロポテトを買う。

旭川までは、2両編成の普通列車。
GEDC0400

豚丼は汽車の発車前にたいらげ、車中でサッポロポテトを食べながら、ビールを飲む。
GEDC0402

この日はたまたま上高祭で、上川高校?の学生で車中は賑やか。

窓を開けて、暮れゆく田園風景を見ながら、ビールを飲む。

学生の賑やかな声も重要なスパイス。

まさに、至福の一時。

旭川で特急スーパー宗谷号に乗り換え、無事帰宅となった。
GEDC0405

素晴らしい、締めくくりのサイクリングとなった。

走行距離:156.61km(+駅往復10km)、AVE:22.0km/h、MAX:59.5km/h


親ブログ自転車と、水泳と、マラソンと。

今週末は、天気が悪いはずだったので、遠出はしないつもりだった。

先週末は妻の実家に行き、ランニングしたらふくらはぎの痛みが再発してしまったので、ランニングも十分できない。

今日は雨が降りそうになかったので、気に入らなかったバーテープを新しいものに巻き替えて、手稲山に行くことにする。

フジ号には、やはり黄色のバーテープが似合う。

フィジークのバーテープは表面がつるっとした感じで、汚れが付いても拭けば取れる。

また、クッションが必要最小限で、お気に入りとなっている。


さて、昼過ぎに出発する。

途中、サドルの角度が気に入らなくて、3回修正し、やっと落ち着いた。

手稲山は、とりあえず、タイムトライアル。

ストップウォッチを使おうとしたら、電池切れ。

サイコンで代用する。

タイムは、39分53秒。前回よりも30秒ぐらい速い。

後半ダンシングをしてスピードアップしたのが、良かったみたい。

でも、ベストタイムよりも2分強及ばない。

ゴール地点の手稲山中腹は霧の中。
GEDC0293-2

GEDC0295-2

下りは、途中の橋で定番の記念撮影。

バーテープは、フィジークのレーシングイエロー。ペダルもルックの蛍光色で合わせた。
GEDC0297-2

途中の宮ヶ丘公園
GEDC0300-2

最近は、心拍が上がるような運動をしていなかったので、良い刺激となった。

あと、チューブラーの良さを改めて実感した。

クリンチャーではアスファルトの継ぎ目でコツコツ来る感じだったが、チューブラーは、かなり吸収してくれる感じ。

タイヤは安タイヤなので、やはりホイールが良いのだろう。

今後は、チューブラーの使用回数が多くなりそうだ。


親ブログ自転車と、水泳と、マラソンと。

↑このページのトップヘ