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ブラシは最低3種類必要である。
1.靴底の汚れを落とす硬めのブラシ。これは1個でいい。
2.アッパーのホコリを落とす柔らかい馬毛のブラシである。
黒い靴用、茶色の靴用の2個で足りる。もしスウェードなどの起毛素材の靴を持っているならそれ用にもう1個あれば申し分ない。
3.アッパーにクリームやワックスを塗り込む時に必要なやや硬めの豚毛ブラシだ。黒い靴用、茶色の靴用の2個あれば充分である。この仕上げ用ブラシは馬毛でもいい。もっと柔らかい山羊毛のブラシが一番いいが高価だ。馬毛のブラシを仕上げ用に使うって人もいる。一番大事なのは、ホコリ落とし用ブラシと塗り込み・仕上げ用ブラシを分けることである。
 
オプションとしてコバに付いたホコリや汚れを掻き出すコバブラシも便利だ。2個あれば充分である。

それではオススメのブラシを紹介する。お金を出せば高級なブラシが手に入るが、自分はあくまで庶民なので、リーズナブルだけどカッコ良くて機能面でもいいものを紹介したい。
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コロニル社のクリーニングブラシ

靴底の汚れを落とす硬めのブラシだがドイツ、コロニル社のクリーニングブラシがオススメだ。毛はナイロン製で税込945円である。
通常のブラシと違い、片側が山型になっているのでほかのブラシと並べてもこのブラシとすぐわかる。
 

アッパーのホコリ落とし用馬毛ブラシはコロニル社の馬毛ポリッシングブラシが断然おすすめだ。
本体はラバーウッドでできており、仕上げが非常にいい。ロゴの入ったメタルプレートも付いておりさらに高級感を引き立てている。

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コロニル社の馬毛ポリッシングブラシ

見かけだけではない。馬毛が非常にソフトでいい。全長17cmと大きめでアールがついているので持ちやすくブラッシングもしっかりできる。価格は税込1,296 円だが2本セットで2,300円で購入した。お買い得である。
ユナイテッドアローズの馬毛ブラシと比べてみても仕上げ、質感ともに際立っている。 
 

最後はクリームをすり込むための豚毛ブラシだ。
英ダンケルマン&サン社が手掛けるシューケアブランド、DASCOのブリストルブラシ スモールである。
税込648円。
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DASCOのブリストルブラシ
 全長14mmとやや小ぶりだ。
 

コバブラシはウェルトとアッパーの隙間を磨くブラシである。2本のうち1本が隙間磨き用でもう一本は乳化性クリームを塗るのに使う。これは歯ブラシでもいいが全体の統一感を出すために竹ヨージを購入した。
これはLOFTで購入した。1本70円くらいだった。

タケヨージ-001

 ペネトレイトブラシという昔床屋さんがひげそりクリームの泡立て用に使ったような形のクリーム塗布用ブラシもあるが、自分は手で塗り込むので使わない。

今回はブラシの紹介だけで、使い方はまた後に紹介したいと思う。