HTスケートボードスクール 多田 ハジメ ブログ

HTスケートボードスクール理念「人々とスケートボーディングを繋ぐ架け橋である」 多田 肇(ただ はじめ)1973年11月神戸生まれのプロスケートボーダー。スケート歴26年。1987年14歳で始め入門3年目でプロ転向。10年目の1997年AJSA全日本スケートボード東京大会プロストリート部門で準優勝。日本で2位となる。現在HTスケートボード・スクール運営中。日本で常時きちんと開催されるスケボースクールを最初に開校させた第一人者の多田が、スクールの様子や役立つ情報を掲載します。「流行にとらわれず本質を見極める」といったスピリッツも伝えていきたいと思います。(こうやって皆さまと繋がっていられることに感謝しております)

スケートボーディングを人生のストックに

わたし(多田)は、スケートボーディングが「楽しかった!」で終わってしまう「それっきり」のものではなく、そこから得た教訓は、私たちの将来にずっと役立つべきだと思っています。

それっきりで終わるものをフローと言います。流れて消えてしまうということです。逆に一度やったことが、末永く役立つことをストックと言います。蓄積という意味です。フローとストック。HTスクールが大切にしているのは、スケートボーディングによる経験を、人生の「ストック」にすることです。半年で辞めてもいい。5年滑り続けてもいい。とにかくストックにして欲しいのです。

例えばスケートボードは「パワー」ではなく「バランス」と「反応の早さ」です。人と比較して勝ち負けを競うものではなく、完全に個人の世界であり、自分の感覚を磨くものです。それは「生物としての能力アップ」なのです。

上手くやろうと欲を出せば出すほど、精神が不安定になり上手く滑ることが出来ません。ボードは常にあなたの司令を反映します。それはボードがちゃんと動いてくれない時でさえ。いつもあなたの心の状態を映してくれているのスケートボードです。

このように一見、がんばらない、興奮しないという「抑える技術」が、むしろ「より大きな成果」を招く、という、人間社会にも通ずる教訓が、スケートボーディングにはあると感じています。

HTスクールは、スポーツの経験は、人生に役立つものであるべきだと思っています。

2017年4月のHTスクール

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今月もスケートボードを熱心に学ばれる方々にお越しいただき、HTスクールを運営させて頂いております。↑最初は奈良県からご参加の生徒さま!この日、ハイスピード・プッシュのコツを掴まれ、プッシュがとても速くなりました!これ以上の速さは、並行して強力なブレーキングを学ばないといけませんので、ぜひ慎重に頑張って行きましょう!プッシュで足払いした瞬間の写真ですが、蹴り上げたソールがまっすぐ向いており美しいです。この後、半分下げたぐらいでソールがハの字方向に45度になり、テールに戻る頃にはきっちり横向き90度となります。HTスクールではプッシュに最適な足の角度は?ボードに戻す時に一発で安定あるスタンスに戻し、次のアクションにロスなく構えられる足の向きはどうするのか?こうしたことを学んで行きます。この日も本当に頑張ってくださいました!



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↑大阪府からご参加の生徒さまのノーズアップ!このあとノーズを踏んで、合計4輪が無事にバーを通過することになりますが、写真の次の瞬間にノーズを踏むアクションが待っているのに、写真ではノーズを踏むための前足が、あえて完全にノーズを踏んでいないのはなぜでしょう?スケートボーディングでは、それぞれのアクションに最高のスタンスを選んでいたら、時間をロスして前後のアクションの妨げになってしまいます。ノーズを踏みたい!しかし安定感も失いたくない。そうした時に、何十年もスケートボーディングしてきた人だけが、自然にやってしまっている熟練の知恵というものが存在し、そうした秘密を、HTスクールでは入門後すぐに学んで頂いております☆



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↑奈良県からご参加の生徒さまです!本当に上手になって来て、他にも素晴らしいお写真がありますが、HTスクールだからこそ、あえて基礎的なプッシュのお写真を選ばせてもらいました。頭が前足より少しリードしており、これはプッシュ後のバランスの良い加速を証明しています。ここで頭がリードしすぎていたり、前足の方が前方にでていれば、体幹がしっかりしていないということになります。
また、全体重を前のひざ一本で支え、かつボードという不安定な乗り物の上で安定させ、しかも速度がついている。素晴らしいことです。全身の柱となる前ヒザがしっかり曲がっているので、体勢が低くなり安定、プッシュの後ろ足も、より後方まで届くので、深く蹴る(ストロークする)ことができます。
技を技ではなく、その人にとって「単なる動作」となったとき。この時こそ「本当に身に付いた」と言えるのではないでしょうか。

HTスクールへお越しくださっている生徒さまは、みなさまレッスンの後に「ずっと滑っていたい!」と仰られる方や、休憩中もニコニコ話してくださり、人と人という形でのふれあいを楽しんでくださったりと、本当にみなさまのお人柄に感謝しております。HTスクールの参加者さまは、だれひとりとして、技術的に他人との上下を比べるという感覚をもっておらず(これは本当なのです)、みなさんがご自身主体でスケートボーディングを愛されています。そして凄いなと感心することは、それでいて他の生徒さまへの配慮もちゃんとしてくださるということです。

本当に見た目はわたしが先生をさせて頂いているだけであって、わたしも生徒さまからいつも沢山の事を学ばせてもらっています。

いつもありがとうございます☆

2017年 春休み 復活スケートが新しい

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春休みになり、神戸市中央区にある みなとの森公園 にもスケーターが増えてきました。

つい最近までは、「新しい生まれたてのスポーツ」という印象のあったスケートボードですが、

ぼくも1987年にはじめてブランクなく30周年という年月が経ちました。

そしてその長さは、当時おなじ時期に始めた人たちにとっても、おなじ時間が経ったわけです。

「ひさしぶりにやってみようか」

ぼくが最近「これは新しいムーブメントだな」という光景は、

今までは、入門者さん、スケートボードの世界に身を捧げているバリバリスケーターさんやマニアさん、こうした3タイプの方だけだった(中間レベル層が非常に少なかった)のが、

新しく、過去にライフスタイルや趣味でやっておられた今30歳以上の方々が、ふたたび「思い出し組(私の造語です)」として、再びスケートボードをエンジョイされている層が多く現れ始めたことです。

先日も みなとの森公園 で、アメリカ人とオーストラリア人の2人の30代スケーターに話しかけてみると、「15年ぶりだよ!」「昔はフリップも出来てたんだけどね!」「日本に来たばかりでセッティングが気に入ってないんだけどね!(笑顔)」「ワンフット・オーリーどうやるの?」と、とてもポジティブな口調で、素直に「いまの自分」で滑りを楽しんでいました。

こうした「思い出しスケート」される方が一つのムーブメントとして世界に共通して現れはじめているは、とても良い現象だと思っています。

思い出しスケートの方々は、過去の自分のマックス・レベルの技が出来ないこともあるかも知れませんが、それにクヨクヨすることなく、「あの時の楽しかった空気感を、もう一度味わうには、絶対的な上手さじゃないんだ!」という年齢を重ねた悟りによって、ふつうの社会生活から再びスケートボード・フィールドに戻ってきて、より寛大な心で楽しまれています。

ですから皆さん、昔の自分ほど技ができない自分を恥ずかしいと思わずに、どんどんフィールドに出てきて頂くことが、新しいムーブメントになると思います。

HTスクールで、もういちどあの時の世界へ飛び込みたい!という方へ、またもちろん、これからスケートボードを始められるフレッシュな方へのサポートもさせて頂きます☆

いつもありがとうございます。 

多田 ハジメ
 

ベアリングのお話

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ベアリングのパーツは5種類。
・アウターレース(外筒)とインナーレース(内筒)
・7個のボール
・ボールの間隔を保つリテイナー(工業的にはボールケージ ”ボールのカゴ”と言います)
・側面のシールド

になります。

ベアリングを掃除する時に一番痛めやすいのがボールケージで、BONES社の場合は柔軟性のあるクリアーブラウンの樹脂でできているので、外す時にどこかの一点だけを引き上げると、樹脂が反ってしまいます。ですのでどこかの一点を引き上げ(外してしまわずに)軽く脱落させ、新たにその反対側を持ち上げて外してあげると、ボールケージをゆがませずに外すことができます。

考えてみると、アウターレースはウィールを通じて常に「地面の存在」に従います。

そして、ライダーの体重はシャフトを通じて→インナーレースに掛かり(荷重し)ます。

ボールが、アウターレースとインナーレースの板挟みにあうのです。

と、言うことはもしライダーの体重が60キロとすると、一つのインナーレースに15kgも荷重することになり、インナーレースの真下に位置するボールは1個しか(通り過ぎる時でも偶然2個ぐらいしか)ないので、現実的に体重の数倍の負荷が掛かる着地も含めると、この小さな鉄の玉たった1個に20〜30kgもの重量が掛かっていくわけです。(BONESは激しい使い方をするコンペティターが「2年ぐらい乗ってもビクともしないよね」と言われる事が多いのは、普通ではなく、実はとんでもないことなのです。これは正しいメンテナンスを続けた上での話であり、ぼくの個人的な経験ではREDSシリーズは乗り心地がBONESらしくない事と、シールドの脱落が多いので、避けたほうが良いかと思います。)

話をたった1個のボールに体重が掛かるということに戻し、そう考えると、オーリーを停まって練習するような「静止状態」ではなく、走りながら着地したほうが(衝撃を支えるボールが、立ち代わり入れ替わり交代させている方が)、ベアリングに優しいことが分かって来るでしょう。HTスクールが「目に見えることだけではなく心の視力も養いましょう!」と言うのはこうした理由もあります。

7個すべてのボールに同じだけ負荷を分散するにはどうすればいいのか?という発想は当然でてくるわけですが、それは理論的には、やはり真下の地球の中心に近いボールが一番負荷を担うことになりますので、頑張って半分より下にある3個ぐらいのボールに負荷をうけおわせるという事ができれば理想ですが、それにはそうとう各パーツを精密(隙間がない状態)に造り上げることが必要ですが、隙間が減れば減るほど、今度は「機械抵抗」というものが生じるので、ワンプッシュでの伸びが悪くなると考えられます。

そこでBONESを作るパウエル スケートボードの創始者でありスタンフォード工学博士のジョージ・パウエルの意見なのですが(ぼくもサンタバーバラで直接ジョージに会って話を聞いてきましたが)、BONESベアリングは、スケートボーディングに使われるベアリングの品質表示に「ABEC」で判断させることに反対しています。

詳しくはこちらに掲載されていますので、気になる方は翻訳してみてください。

ABEC VS. SKATE RATED

http://bonesbearings.com/support/maintenance/


ぼくは以前、BONES・POWELL日本総代理店でスケートボード部門の代表をさせて頂いていた時に、これを翻訳して日本版に作り直して、全国のスケートショップに配布させてもらいましたが、

簡単に言うと、「F1マシンをオフロードで走らせると、激しい衝撃や砂埃によって、すぐにダメになってしまう。工業製品(例えば衝撃ゼロの静止状態で回すエアコンなどへの用途)の精密基準であるABECを、→そのまま、人の体重の何倍もの負荷が掛かったり、あらゆる角度から強引に着地したり、砂埃がまいあがるスケートボーディングフィールドに、せかっくのABEC規格を持ち込んだとしても、本質的な意味は薄いし、その評価に高いコストを使うのも疑問である」というものです。

ぼくも実際過去にABECでとても高い基準のベアリングをテストしたことがありますが、着地がとにかく硬かった。例えば自動車の構成は極端に言うと「鉄」で作られていますが、それではカチカチです。それを和らげるためにアームというタイヤを上下させる「腕」がついていますが、各アームの支点(関節)を金属同士で触れさせるのではなく、かならず間にブッシュという硬質のゴムを挟ませています。こうしなければ高周波のロードノイズを消せないそうです。(スケートボードのトラックをクッションゴム無しで、金属100%で作ったらもの凄い振動ですよね)

ちょっと極端な比喩ですが、実質金属だけのベアリングも、BONESになると精度も強度も維持したまま「やわらかい」乗り心地なのです。

ABEC基準の高いベアリングは、そうした金属感の高い乗り心地に感じで、ヒザに悪い気もして一日でテストを辞めた記憶があります。

そしてジョージはABECではなく、SKATE RATED(スケートレイテッド)というスケートボーディングの為のふさわしい基準を考案し、その精密さと乱暴に使われることへのタフさ、またコンクリートや高周波振動を繰り返すアスファルトの不快さをできるだけ和らげて、かつ路面状況を的確に伝えるというバランスの優れたベアリングをBONESというブランドで提供し続けています。(ちなみにぼくはメインのボードにSWISSセラミックBONES。サブボードにSWISS BONESを使っています。)

もちろんぼくはこれを書くにあたりアメリカのパウエルからも、日本の代理店からも、何も頂いておりませんが、少なくてもHTスクールからご購入いただいたボードに乗られている生徒さまには、ぜひお使いの道具に誇りを感じて頂いて、プッシュ一つが非常に楽しくなってもらえたらと思います。そして、日本の多くのスケーターさんにも、趣味をフィーリングだけで楽しむのではなく「理論的」にも楽しんでもらえたらと思っています。

今まで目で見えなかった世界。「いまボールが必死で回って、文句も言わずに自分を支えてくれてるんだ」と心の視力が芽生えれば、「今夜、オイルでもさしてやろうか!」と思えるかもしれません。そして自分で手を汚してメンテナンスすることで、道具の異変(オイルの粘度、サビ・埃や砂利の混入・オイル切れ・ケージの割れ・シールドの凹み、アウターとインナーレースのガタなど)に気づくこともできます。

ベアリングに関しては、お話するとまだまだありますが(ウィールとの兼ね合いなど)、大きな点を書かせて頂きました☆

あと、側面のシールドは、BONESの場合、スケーターが外しやすいように金属の薄いプレート上にラバーコートしたものです。縫い針の先をかるく表面のラバーコートに引っ掛けることで、シールドを外しやすくなっています。これも非常に歪ませやすいので、シールドもデリケートに扱ってあげてください。

そしてこれを読んで下さったことで、あくまでも沢山の考えのなかの「一つの考え」として受け取って頂き、けしてABEC式のベアリングを扱われておられるお店さまなどが気を悪くされる質問や発言をされないようにしてください。世界には様々なポリシーが存在し、みんな違うから、選ぶ楽しみもあるし、誇りの数もあると思っています。また、あえて良いものを外すロック的なクールさがあるのもスケートボード界独特の文化です。

ただ「ベアリングスポンサーを裏切ってでも、実はみんな使いたいのはBONESだ」と言われるほどの理由は確かにあると思います。もっというと「この人が作ったウィールがいかに凄いか」ということも気になってくると思います。

多田 ハジメ


HTスクール2017年 春の会スタート☆

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いつもお世話になります☆
お陰さまで、今月からHTスクール2017年 春の会をスタートすることが出来きました。引き続き、みなさまご遠方に関わらずご参加いただき誠にありがとうございます!

今シーズンをスタートして一番驚いた事は、生徒さんのみなさんが「これまでに習った所を、忘れていなかった」ということです。これは、生徒さまの努力がすべての要因ですが、私の教え方も常にアップデートしておりますので、それが影響していれば嬉しいです。

スポーツを始めた直後は、だれもがハッピーです。それを「やっているだけ」で幸せになれるからです。しかしやがて、周りの人たちと自分との差(違い)が気になり始めて「楽しむ」という本質を忘れてしまいがちになります。逆に得意技であっても、周りのみんながやっていないという理由だけで「こんな技できても必要ないのかな?」と思ってしまうかも知れません。

その為に「何かを学ぼう」とされる人には、「基準となる人」「ひっぱってくれる人」 時には「守ってくれる人」が必要で、そうした存在があれば、悩まさることなく、いつまでも「楽しむ」という本質を忘れずに滑ることができると思います。(昔何かで楽しかった経験がある人は、そういう存在がいませんでしたか?)HTスクールがそうした存在に成れれば嬉しいなと思っています。

今週末、来週末もご予約をお受けしておりますので、引き続き今シーズンもスケートボーディングを楽しみましょう!


PS:お写真は奈良県からお越しくださっている生徒さまのフロントサイドターン!程よく余らせたテールスタンス、踏み込んだテールの乗せ場がちょうど路面(地球)と平行になっている安定感など、今回も素晴らしいバランスを学んで下さいました☆

 どんな方に対しても、HTスクールでは、もし目標が360度ターンだとして、回っただけで「できましたね」とは判断しておらず、それがなぜかと言いますと、将来壁にぶつからない様に、例えば「それを2〜3倍の時間を掛けてスローに出来ますか?」と言う様な、HTスクール独自の深い問いかけをさせて頂くからです。

もし素早い360ターンだけで「出来た!マスターしたぞ」と思われている方でも、「ゆっくり回ってみましょう!」となると、まずは傾いた身体によって散らばっている重心をもっと中心点におさめ、走らせてしまっている後輪を走らせず、それによる不要な横グリップとそれに依存したフォームの修正など、沢山の学ぶべきことに気づく事が出来ます。

そして「そうか!」と一気に目覚められ、「ウィールの接地理解など、最初から学び直そう」と思って頂けるかもしれません。そして、はじめからお越しくださる方は、最初からクセのないフォームを学べると思っています。

いつもありがとうございます☆ 

多田 ハジメ

おはようございます。

本日もHT Sk8 Schoolをさせていただきます。また先のご予約も頂いておりますので、お会いできますことを楽しみにしております。

まだまだ寒いので、練習中の手袋や、休憩用のジャンパーなどお持ちくださいませ☆

シーズンの最初は、冬の間休んでいた身体へいきなり強度な指令をだす動きをしてしまいがちで、その為に背筋や腰、ヒザを痛めやすくなります。上手く滑る必要はありませんので、ゆっくり再開して行きましょう。

この春スケートボーディングを始めれたいという方がおられましたら、お気軽にご参加くださいませ☆

HT Sk8 School

物事の流れ スポーツ

どんなスポーツも、


本質から→「ファッションと利害」


の道を辿ります。


純粋な個人的楽しみから→「業界といものが出来て、膨らんでゆく」ことになるからです。


そして、得点の入りやすい流行りの技、素人でもそれっぽく見えるという流行りの服というものは、


アメリカのほんの一部のスケーターがやっていること(ノリと書くのが適切だと思います)が、まるで「神様を見習いなさい」と言うように、業界を通じて発せられたものに過ぎません。


自分も長く業界の頂点にいましたので、業界全体を責めているのではありません。ごく自然な、ものごとの発展の流れを知っていて欲しいと思っているのです。


10代後半にイギリス、フランス、イタリアなどへも行く機会があり、ボード片手にひとりでメトロに乗ったり下町を歩いたりしましたし、業界に入ってからはアメリカにはいやになるぐらい行ってきましたが、


日本人の唯一の特徴は、とにかく他人のことを気にして、よく見ます。考え、表情、歩き方、服装などを自分で考えだすのではなく、ついつい他人からの統計で決めてしまうのです。


しかし海外のほとんどの人々は、人のことなど気にせず、ひたすらそれをやったり、自分の友人だけを見つめて真剣にはなします。いまやっていることに入り込むのです。本質的なのです。


ですので皆様には、「世界的」であって欲しい。いつまでもスポーツの本質を忘れずに、「それをやっていること」がそもそもの目的であり、その為の適切な道具さえあれば、どんな滑り方をするかは自分で考えて良いことだし、服装に至っては、スケートボードをしていない時の「普段のままの自分」で良いんだ、と思って欲しいのです。


HTスクールなどで教えている、最低限の基礎やルールは別として、競技として戦うというのは、「人が作ったルールに縛られて滑る」とも言い変えられます。


そうした極端な世界以外(一般の純粋なフィールド)では、「技は◯◯をするべき」「小さな挑戦しかできないことは恥ずかしく、上級者に迷惑をかけたりバカにされないか」という発想は、愚問なんだと感じて欲しいと思っています。


そのスポーツが生まれたばかりの頃は、みんなが本質的なので問題ありません。大切なことは、スポーツが20年、30年と発展を遂げるにつれ、アメリカの一部のスケーターと業界が組んで放つインパクトに支配され始めます。しかしそれに流されないことが大切です。


これに流されると、「これが自分の生き方なんだ!」と強く主張される人でも、実はぜんぶ流行のコピーだったというケースの人が沢山生まれてしまいます。


みなさんは何も心配しなくて大丈夫ですので、自分が気持ち良い滑り方を気の合う人とやってください。

ぼくも長年HTスクールで指導させていただいて感じるのですが、 どんな人も、必ず何か一つは得意な動きを持っています。それを「苦労していないから」と軽視せず、他の人からみれば羨ましいことなので、どんどんやり込んで磨いていってください。

楽しさが、一番才能を引き出します。


多田より

HTスクール 春の会 スタート

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いつもお世話になります。

HTスクール 2017春の会を開始させて頂きます。

今回2名様の生徒さまからも「そろそろ春の会ですよね!頑張りたいです!」と、告知前からご連絡を頂き、大変感謝しております。

今年もスケートボーディングを通じた、物理学の深い理解、(競争ではなく)純粋なスポーツの楽しみ、を味わって頂けるように頑張ります。

この春も頑張りましょう!

HTスクール


 

2017年はより良い年にしてください☆

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新年明けまして、おめでとうございます!

ぼくが昔から信条にしていることは、
「競争しないことが、トップになれるコツだ」と言うことです。
競争している時点で、支配的な何かと、被支配者の渦に巻き込まれているかも知れません。
そしてぼくが言っている「トップ」とは技術だけではなく心もです。

日常的な緊張感がとれない方は、HTスクールで軽く汗を流されて、
帰りに民間施設の温泉もありますので、あったまってお帰りになられると
長らく味わっていなかったリラックス感が戻ってくるかも知れません☆

今年もHTスクールにお越しくださる方のお力に成れればと思っておりますので、
どうぞ宜しくお願い致します。

(写真は熱心にスケートボードを頑張ってくださる生徒さま達です) 

多田 ハジメ 

2016年もありがとうございました☆

HTスクールへ起こし頂いている生徒さま、また、当ブログの読者さま、いつもありがとうございます。生徒さまには本当に真剣にスケートボードを学んでくださり、本当に感謝しております。今年もお疲れさまでした!

今年ならではの発見は、生徒さまの「苦手なこと」が「得意になってしまう」ということです。「苦手」と「得意」は直接的に結ばれているのではなく、実はその間に「好きになる」という心のプロセスが入っているように思えます。「苦手だと思っていたけど、好きになれるかもしれない!」これからもそのお手伝いができれば嬉しいです。

またわたしがいつも、お越しくださる生徒さま全員に対し「最初からみなさまは凄い方々なんですよ!」と真剣に思っていることは、上級者が待っているスクールに申し込むということは、「とても勇気を出してくださった」と言うことです。会ったことのないプロに連絡をとる。自分の滑り方を相手に見せる。毎回これほど勇敢なお姿はないと思うのです。

これからも皆様には、どんどん恥ずかしがらずに真のお姿を見せていただき、ご遠慮なく私の目の前で失敗して頂ければと思います。

私の存在意義は、皆様のカッコイイお姿を見ることではなく、ありのままのスケーティングを見せて頂き、一緒になって、どこに行ってもキレイな滑りができるスケートボーダーに成って頂くという機会だと思っています☆ですので私に対して緊張する必要はありませんので、ぜひリラックスしてご参加ください^^

2016年も沢山の参加者にお越しいただけましたが、その中から一部の方々のお写真をご紹介いたします☆



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↑奈良県からご参加の生徒さま!シンプルな写真ですが、実はもの凄く難しい動き(高速からの背中まわり。しかもテールではなくノーズ)で、一瞬行き先が見えなくなるので(これをブラインドを言います)、初めての人がいきなりキメに入るのは危険ですのでお勧めできません☆ HTスクールではこの練習より先に、何個もの基礎的な動きをマスター頂き、実力を確認させて頂いたうえで、初めてトライするようにしています☆お写真の技は、私に変わってお手本をして頂きたいぐらい、お上手にやって頂けました!今年は本当にお疲れ様でした☆



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↑同じく奈良県からご参加のホマレ君の身体を思い切り倒した走りながらの360ターン!静止ターンだけでも難しいのに、それを速度のある状態から360度以上。何が難しいのかと言いますと、走っていると、ターン90度時点で強烈な路面抵抗(スノーボードで言う逆エッジ)に襲われるからです。

また多くの方は「アールよりも、簡単では?」と思われるかもしれませんが、実は反対で、アールでは慣性の法則が途中からUターンするので、実はRはとても簡単なのです。ですので、写真の平面ターンがものすごく難しい。私たちベテランからすれば、こうした動きこそ、見せてもらっただけで「仲間だね!」と言いたくなるぐらい、「君は沢山のことを理解しているね」と言ってあげたくなる技なのです。スケートボードを頑張ってくださりながら、心身ともに立派な大人になってゆく姿にもとても感動しています☆今年も本当にお疲れ様でした!



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↑大阪府からご参加のハマカワさんのフェイキーからの180です☆停止マニュアルだけでも難しい。スウィッチでのスケーティングだけでも不安感が高まります。そんな状況での180は本当に大変です。特に90度時点での慣性の方向に逆らったグリップ感との戦い。こうした難しさをいかに見る人に感じさせないように、サラッと笑顔でできるか。ここがスケートボーディングの粋なところだと思います☆

明日の天候が怪しくても「雨でも集まります!」と言ってくださったり、休憩から再開ごとに「ありがとうございます!」と声を掛けてくださる。このことが、どれ程レッスンさせて頂く側の心にパワーを与えてくださっていることか。いつもブログでも書かせて頂いておりますが、レッスンは私が教えておりますが、人間性は逆に私のほうが生徒さま皆様から学ばせて頂いていると、いつも感じています。2005年のHTスクールからずっとお越し頂き、本当に感謝しております。今年も本当にお疲れ様でした☆

最後に当ブログにお越しくださっている皆様、いつもありがとうございます。
ブログは多少は「読める力=リテラシー」が必要な媒体です。流行がブログから→文字数の少ないTwitterに流れ、それでさえ読むのが面倒だという時代の空気が→写真だけで表現するInstagramに移る。そんな中、今もずっとHTスクールブログに来てくださっているということは、皆様はリテラシー(読み書き能力)に長けた方々だと感じております☆

私はスケートボードに限らず、スポーツは「他人の目から(見た目も印象も)気持ち良いものであること」が何よりも最優先だと思っています。よくどんな業界人も口にする「スケートボード人口を広げたい、広めたい」と言った商業的に勧誘する気持ちは私個人には無く、ただ私たちのそばを通り過ぎる人々に「なんかいいね」「きらいじゃないよ」と思って頂きたいのです。その為には私たちが「やりたい服装、やりたいノリ」は後回しどころか我慢でよいと思っています。それが品だと思うのです。普通の人の目に謙虚に映り、気持ちよく思って頂けて、初めてスポーツが完成する。そうすることで汗を流すだけではなく、心に「自尊心」が湧きます。

いま世間では、一生懸命に、多くの女性は豪華で珍しい体験をしようとしたり、多くの男性は高級な物質を得ようとしたり、得たりしています。私も大好きですしその気持ちは否定しません。しかし、そうした行動の中には、一瞬の良い気分や快楽があるだけで、持続的な自尊心は無いのです。そこに人生の教訓はなにも無いのです。

もし、あなたが自己重要性を感じたい、人から「すごいですね」と思ってもらいたいのでしたら、「エゴを叶え続ける」という間違いかもしれない解決法と別れを告げて、愛とサービス精神をもってください。

ほんの少しで十分です。まず趣味からなら、その日のスケートボーディングに、ちょっとだけ「我慢」を加えてください。「順番をゆずる」「悪路では、歩行者のそばではボードを降りて、プッシュの音で怖がらせない」「仲間内でカッコイ服を着るのを辞めて、一般の人が理解できる爽やかな服装をする」そうした最初は「我慢」だったことが、ひと(違う世代)の気持ちがわかるに連れて「喜び」に変わってきます。我慢から喜びに変わったとき、愛とサービス精神が本能に加わった時です。親との仲も、仕事も、ガラッと変わり、全部が新しい視力で見えるようになります。世間の親になるということです。わたしもまだまだですが、これからも皆様と一緒に学ばせて頂けたら嬉しいです☆

今年も本当にお疲れさまでした。
年末年始はどうぞ温かくお過ごしください。

来年も一緒に学んでゆきましょう。
どうぞ宜しくお願い致します!m(_ _)m
多田 ハジメ


(当ブログはパソコン画面の方が充実しておりますので、スマホ画面ではなく、ぜひPCサイトでご覧ください☆)
多田肇オーリーレッスン動画









ぼくの推奨アイテム↓


↑バーティカルランプやボールやプルーといったスケートスポットを鑑賞することで、「あれを何と呼ぶのですか?」という質問力が付く入門者に最適なDVD。この一本は技の宝庫!スケートボーディングの「渋さ」を存分に味わえます。プロでさえ、この作品を観なおすことで、良い滑りには「余裕」が必要なのだと目からウロコ状態になります。ここのお勧め欄に乗せることで現在完売になっておりますが、チャンスがあれば是非ご覧ください。多田肇

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↑いまHTスクールで一番オススメするスケートボードDVDです。スケートボードからファッションやカルチャーといった後から派生した価値観を切り離し、本質的にスケートボードの魅力を追及するドキュメント作品です。一作目からの視聴をオススメします。多くの方が当ブログの推奨DVDを続けてご覧頂いておりますので、Amazonでも関連商品表示されるようになっております☆多田肇

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↑マイクバレリーは僕が感じているようなことをこのDVDのなかで代弁してくれています。競争をするな、ファッションで仲間を差別するな、思ったら行動しろ、というところなど涙なしでは観れない作品。ぜひライブラリーに加えてください。多田肇
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多田肇プロフィール
神戸生まれ。プロ・スケートボーダー。1997年AJSA全日本プロストリート準優勝。日本のスケートボード・スクールのパイオニア的存在。14歳で始め17歳でプロ転向。21歳で大手国内メーカーHASCOに入社。トニー・ホーク、マイク・バレリー、スティーブ・キャバレロ等、全米TOPプロ達の日本案内役を果たす。 2000年限定で渋谷に事務所を移転しドラマ、メディア活動に集中する。2007年には1年限定でメーカーに戻り部長就任。落ち込む売り上げを160%に回復させる。現在HTスケートボード・スクール代表。 Eメール ht.sk8school@gmail.com ツイッター https://twitter.com/ProSkaterHajime
Twitter プロフィール
多田肇(タダハジメ)公式Twitter:スケートボード界の光と影を全部見てきました。対象読者:快適さやプライドよりも「成長」を優先するひとへ。
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多田肇イチオシです☆


かっちりした丈夫なTシャツが逆に素人っぽいと感じるときには、これがお勧めです。汗を書くことが心地よいTシャツ。その日からこなれたペラ感が出て、汗と転んだ泥をつけながらハードスケーティングするのが、かなりワイルドです!中でもブルーパッケージが型くずれせず適度なシャリ感がありお勧め。Mでも実際はLぐらいありますので1サイズ小さめがお勧めです。
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