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気にしすぎなのである。

前からうすうす気づいてはいた。私はPSO2をやっているとき、
明らかにどうでもいいことや細かいことを、いちいち気にしすぎなのである。



元来、なにかと考えすぎたり、思いこんだりしがちなタイプの私である。
玄関のカギをちゃんと閉めたかどうか、一日3回は気にかけてしまう私である。
初冬、どのタイミングでコートを着始めるのが正解かわからなくて、
出かける前に窓を開け、道行く人たちの服装をチェックしてしまう私である。
ホントは季節限定のポテトチップスたらこバター味が食べたいのに、
「あ、こいつ季節限定に踊らされてるな」と思われるのがイヤで、
けっきょくうすしおかコンソメパンチしか買えない私である。

100人が聞いたら100人があきれるほどの、過剰な気にしすぎぶり。
明らかに異常である。全日本気にしすぎ大賞ノミネートも目前である。
もはや、気にしすぎ星からすべてを気にするためにやってきた
気にしすぎ星人だと思っていただいてなんら差しつかえない状態である。

そして、気にしすぎ星人の気にしすぎぶりは、
PSO2においてもログイン直後から遺憾なく発揮される。

私はログインするとまず、ビジフォンでマイショップの売上状況を確認したり
『コミュニケーション履歴』を見たりすることが多いのだけれど、
そのときふと『コメント付きグッジョブ』が届いているのに気づくことがある。

「今日は楽しかったです。またパーティー組みましょう!」

これはとてもありがたいことだし、すぐにでも
「いえいえ、こちらこそまたお願いします」と返信したいところなのだが、
問題は、そのグッジョブが送られてきているのが3日ほど前だったりするのである。
コメント付きグッジョブの履歴をこまめに確認する習慣がなかったり、
そもそもログイン頻度が低かったりするせいで、しばらく気づかないことが多いのだ。

ここでいま「いえいえ、こちらこそまたお願いします」と返信したところで、
もはや相手には何の話かサッパリわからないのではないだろうか?
とはいえ、なにも返事をしないのは失礼に思われるのではないだろうか?
よし、じゃあ「3日前にいただいた『またパーティー組みましょう!』という
グッジョブの件ですが、滅相もないです。こちらこそぜひまたお願いします」と書いて……
いやいや。そこまでやるのは、さすがに気持ち悪くないだろうか?
だいいち、明らかに文字数オーバーじゃないか。うーんうーん、どうしよう。

誰がどう見たって気にしすぎである。
「いいからさっさと送り返せよ」という声が全国から聞こえてきそうである。
この私、気にしすぎ星のなかでもかなり実力派の星人であると
思っていただいて間違いない次第である。


その後も、気にしすぎ星人の気にしすぎぶりは
とどまることを知らずに加速していく。

たとえば、このまえパーティーを組んでずいぶん話も弾んだ人が
たまたま同じロビーにいたとする。ぜひともパーティーに誘ってみたいところだ。
でも、ひょっとしたら、その人にはすでにチームメンバーや
フレンドと一緒に遊ぶ予定が入っているのではないだろうか?
仮に誘ってみてOKだったとしても、私のほうがレベルが低くて
装備も圧倒的に弱いわけだから、ヘンに気を使わせてしまうだけではないだろうか?
いや、待てよ。ヘタしたら、相手はそもそも私のことを覚えていないかもしれないぞ。
「あなた何者ですか?警察呼びますよ?」とか言われてしまうかもしれないぞ。
住宅街の十字路では子どもが急に飛びだしてくるかもしれないぞ。
じつは私を育ててくれたお父さんは本当のお父さんではないかもしれないぞ。

いくらなんでも気にしすぎである。
かもしれない運転もここまでくるとやりすぎである。


ほかにも、私の気にしすぎエピソードは枚挙にいとまがない。

パーティーのなかで、私だけマグがまだ第2形態なのはマズいのではないだろうか?
私はリーダーのくせにさっきから道を間違えすぎではないだろうか?
謝罪して余裕のある誰かに先導をお願いするべきではないだろうか?
パーティーメンバーのひとりがしばしばチームチャットをしているようだけれど、
あれはひょっとして私の仕切りが悪いことを愚痴っているのではないだろうか?
メンバーの「その服、かわいいですよねー」「うん。今回の新衣装はいい出来だよね」といった
ファッション談義にまったくついていけない私はかなりダサいのではないだろうか?
ブランド品だらけのセレブ集団に全身ユニクロで混ざっているようなものではないだろうか?
そんな私の醜態がいままさにFacebookにアップされ世界中に出回っているのではないだろうか?
峠など見通しの悪いカーブでは不意に対向車が現れるのではないだろうか?
猿が支配するこの惑星はじつは未来の地球なのではないだろうか?



といった具合に、なんでもかんでもつい気にしすぎちゃうんですよね、という話を
最近よくパーティーに誘ってくれるUさんという人に何気なくしてみたら、
「気を使うのはいいことだけど、気を使いすぎると
相手を怖がってるみたいで、逆に失礼になることもあるよ」とやさしく諭された。

なるほど、たしかにそりゃそうだ。
言われてみれば、私が気にしているような程度のことで怒る人なんて、
いままで見たことも出会ったこともない。これからも出会うとは思えない。
私が勝手に悪い方向に想像して、勝手に怖がっているだけなのだ。



「気を使いすぎると、逆に失礼になることもある」
全国の気にしすぎ星人のみなさん、いい言葉なので覚えておきましょう。
そして、できることなら、もう少しばかり自分に自信を持ちましょう。
世のなかはそんなに怖い人ばかりではないのです、きっと。