先日、Ciscoのエントリー資格CCENTを取得し、今はCCNA取得に向けてICND2の勉強をしています。
参考書を読んでいますが、やはり自分でコマンドを実行して設定したり、動作を確認することができると理解が深まるかと思っています。
試験でもコマンドを入力するシミュレーション問題もあることですし。

ただ、実際にCiscoのルータを自由にさわれる環境にある人は少ないかと思います。
ヤフオクなどで中古ルータを入手して、実際にテスト環境を作るのもいいかもしれませんが、問題によってはルータが3台以上必要だったりして、環境をそろえるだけで大変そうです。

ということで、Ciscoルータの実機ではなく、以下のシミュレータを使ってみたのでメモしておきます。
GNS3 | Graphical Network Simulator

実際のIOSイメージを使用してPC上でCiscoルータをエミュレートするDynamipsというツールがあります。
Cisco 7200 Simulator - IPFlow Netflow Collector
サポートしているハードウェアも多いようです。
Dynamips / Dynagen Tutorial - Hardware Currently Emulated

GNS3はDynamipsのフロントエンドとして、仮想ルータのシュミレータ設定や接続などをGUIで操作できます。
ちなみに、フロントエンドとしてDynagenというものもありますが、これは設定ファイルを直接編集する必要があるようです。今ならGNS3がおすすめかと思います。

私はGNS3のWindows版を試しました。
Dynamips等の必要なものが全て含まれているall-in-oneパッケージがあるので、インストールは簡単です。
ただし、IOSイメージは自分で用意する必要があります。(後述)

GNS3のインストール方法や基本的な使用方法については、以下のサイトが図入りでわかりやすくまとまっています。
GNS3研究所
以下のページにも詳しい情報があり、参考になります。
ネットワーク機器/Cisco/Dynagen/GNS3 - non sugar
英語でよければ、以下のフォーラムも活発で参考になりそうです。
7200emu.hacki.at :: Index

GNS3の使用例として、以下のスクリーンショットは徹底攻略 Cisco CCNA 教科書[640-802J][640-816J]対応 ICND2編に収録されているシミュレーション問題1をGNS3で再現してみたものです。
gns3

ここで、PC1,PC2は比較的使用メモリの少ないIOSの仮想ルータを割り当ててPCとしています。(疎通確認程度ならこの方法が手軽)
Symbol Mangerでアイコンを変更することも可能。詳しくは → ネットワーク機器/Cisco/Dynagen/GNS3 - non sugar
また、実際にLinuxが動作するQemuイメージを使用することも可能。詳しくは → Using Microcore Linux in GNS3

Sw1にはNM-16ESWモジュールを付けた仮想ルータを使用しています。(IOSのバージョンによっては使えない場合も)
Dynamipsは簡単なスイッチをエミュレートできますが、Catalystスイッチはエミュレートできないということです。

ブラウザでいくつかタブを開きながら、GNS3で仮想ルータを4つ起動しても特に問題なく使用できています。
Core2 Duo 1.2GHz, 3GBメモリ(内512MBをRAMディスク)でWindows XP使用。たまにCPU使用率が100%に張り付いたりしますが。

IOSの入手方法についてですが、Ciscoに接する機会の無い人の場合、ヤフオク等で本体を入手して、IOSイメージをtftpでネットワーク経由でコピーすることになるのでしょうか。
ヤフオクではshow versionの結果を載せているはずなので、例えば、c3640-i-mz.124-25b.binといったイメージ名から、以下のページで機能や必要メモリを確認することができます。
Cisco Feature Navigator - Cisco Systems
私は最近になって知ったぐらいなので、詳しいことはよくわかりませんが、IOSにはFeature Setの種類によって、使える機能に違いがあるようです。
CCNA向けであれば、IP, IP PLUS等の基本的なものでもいいかもしれませんが、CCNPも目指すようなら、ENTERPRISE PLUS等の上位のものが必要になるのかもしれません。
ヤフオク等で本体を入手するのであれば、自分が試したい機能が使えるバージョンかどうかを確認したほうがよさそうです。