2017年07月03日

ある日のワークショップ

猫


Skillコースも、先日また、一区切り。最終回を終えました。

2日目のセッション練習でのこと。

クライアント役をしていた私は、マインドフルネスになって、ただ自分の身体に起きることを感じていました。
セラピスト役の方がすぐそばにいるのを感じました。
すぐそばに座ってはいるのですが、何をしているでもなく、ただ私に注意を払ってくれているのを感じました。
私はそのことをとても嬉しく、ありがたく思い、そのことをセラピスト役の方に報告しました。
そうすると、セラピスト役の方は、そのまま、そのいい感じに留まるように言い、私は留まりました。
そうすると、そのいい感じはますます強くなりました。
それを告げると、セラピスト役の方から実験の提案がありました。
ゆっくり目を開けてセラピストを見てみるのはどうか、と。

聞いた瞬間、私の中には怖れが生まれました。
目を開けて、その時に見えるものが私が望んでいるようなものでなかったらどうしよう、という怖れでした。
それで、それを報告しました。
セラピスト役の方は、実験を拒否された事には動じずに、「怖いんですね」と言いました。
それを聞いて、私の中の、たぶんチャイルドだと思うのですが、少し幼い部分が喜ぶのを感じました。
「ああ、この人は、私の怖れをわかってくれている。そうして、それを否定しないでいてくれる!」
なので、私はそれも報告しました。「自分の中のチャイルドが喜んでいる」と。

ハコミを体験したことがある方ならおなじみの風景だと思います。
こうやって、小さな実験を繰り返しながら、セラピストと対話しながら、セラピーは進んでいきます。

丁寧に丁寧に、寄り添ってもらった結果、最終的に、私は目を開けてセラピスト役の方を眺めてみたくなりました。そうして、最初の提案の時には実現しなかった、「目を開けてセラピストを見る」という実験が開始されました。
その頃にはお互いの間の信頼関係は随分と深まっていて、目を開けて、がっかりするんじゃないか、という思いはかなり薄まっていました。そうして、目を開けて私が見たものは、愛情にあふれたセラピスト役の方の優しい顔でした。そこには何の見返りも期待しない、ただただ、私を慈しんでくれている人の表情がありました。

甘えるのが苦手で。
セッションの中では、人には「甘えてもいいですよ~」といくらでも言えるのに、自分にはなかなかそれを許せません。わかってはいるのです。上手に甘えながら、助けを受けながら物事を進めた方が十全に自分の能力を発揮できるし、楽だと。でも、それを自分に許さない自分がいます。

目を開けてセラピスト役の方の顔を見た時、しっかり私を見ていてくれている、何も言わなくても、私に寄り添っていてくれる、という確信が自分の中に流れ込んできました。その眼差しの中で、私はすっかり自分を預けることができました。責任も心配もその方に明け渡して、自分は安らぎと心地よさだけを感じていることができました。普段なら、そろそろ時間だ、とか、ここらへんで一区切りで終わろうか、とかそういった考えが起きてくるのですが、その時はそういう考えも一切浮かばず、とにかく自分の満足いくまでその体験を味わいました。

セッションが終わって、これが甘えるってことなのかなぁ、と思いました。
自分ではなにもしない。ただただ相手にゆだねる事。

週明けに仕事が始まりました。
なにか、今までの自分と違うんです。
少しくらい嫌なことがあっても、十分に保っていられる。
気持ちが乱されることなく、余裕がある、というか。
ぎゅうぎゅう詰め込んだごみ袋にさらにごみを入れると、パンとはじけてしまうように、
余裕のないところに嫌なことがあると、すぐに気持ちがはじけ飛んでしまいます。
でも今の私はぎゅうぎゅう詰めにはなっていない感じ。
容量にゆとりがあるのです。
だから少しくらい嫌なことがあっても、悠々とそれを持っていられます。

ハコミの体験の無い方は、えっ、なにそれ? と思われるかもしれません。
ハコミのセラピーってこんな感じです。
セラピストはクライアントに寄り添って、丁寧に1歩1歩あるいていく。
でも、それがクライアントへの変化をもたらすということ、あらためて実感しました。















jhen_wan at 09:00|PermalinkComments(0)

2017年05月29日

HPリニューアル奮闘中!

現行のホームページがアップされたのが2011年…あっという間に6年の月日が流れ、今やネットをスマホで見るのも当たり前の世の中になってきました。JHENのサイトについても、遅ればせながらスマホ対応をしつつ、改めてより分かりやすいものへと進化させるという意味でのリニューアル作業を年初から進めています。

マインドフルネスを基盤とした心理療法としてのハコミの特徴とその魅力を、いかに上手く伝えられるかという観点から、ひとつひとつの文面を見なおしているのですが、これがなかなかの難題で、未だに悪戦苦闘が続いています。 また、イメージ画像の選定も考えだすと、これもキリがないというか…。

思いのほか時間がかかっているので、「早く完成させてアップしたい!」と気が急く感じもありますが、なるべく焦らず丁寧な検討を続け、できるだけいいものに仕上げたいとい思いで皆で頑張っています。またしばらく先になりそうですが、完成を楽しみに待っていてください


fill99 at 15:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年04月25日

ワークショップで

 ワークショップのお昼は2日間とも、お寿司でした。私が日本からきたからということでもなく、皆、日本食が好きなようです。日本食のお店が、そんなに長い商店街でもないのに、3軒もあるということでした。一軒目は、中国人、二軒目は、韓国人のお店のようでした。食事中に、アースデイのパレードが雨のなか通り過ぎていきました。
 
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 ワークショップの二日目の解散間近にやっと思い出せて、写真を撮らせてもらいました。一日目はもう少し参加者が多かったのですが、二日目は少人数で、ゆったり、じっくり味わう時間の多いワークショップとなりました。会場は、ヨガスタジオを借りているとのことでした。 

 二人ともマインドフルになって、触れながら一方の体の動きについていくエクササイズをしたり、近づいてそのまま遠ざかる人をみてどんな印象を持つか、かけたい言葉が沸いてくるのを待ち、その言葉を実際にマインドフルになってもらってかけてみてワークになったり、子どもの頃の何か物語を話してもらって、始まるエクササイズもありました。
 
 簡単なエクササイズでも深い体験を一緒にすると、名前もまだ覚えられないし、その人のことはほとんど何も知らないのに、ものすごくいとしい人になるのは、どこで体験しても、すごいと思いました。特にアイコンタクトの威力は大きく、相手の目をずっと見ていたら、お互いの間にある、境界線がなくなり、私たちは、「ただ、人間だ」という考えが沸いてきました。何者かになる必要もなく、どちらが上でも下でもなく、ただの人間として、今を共にして、お互いがそこにいるだけで助けになる、そういう人間だなあと、しみじみ思いました。いい二日間でした。


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jhen_yumi at 05:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)